JP4015141B2 - 重量物用パレット - Google Patents

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Description

この発明は、重量物用パレットに関し、特にコイル等の円筒形状の重量物を搭載するための重量物用パレットに関するものである。
図13は、従来のコイルの搭載状態を示したドライコンテナの外観図であり、図14は、図13で示したXIV−XIVラインの断面図である。
これらの図を参照して、例えば巻回された鋼板よりなるコイル2が、コイル用パレット51を用いてドライコンテナ50の底面58上に積載されている。
このコイル用パレット51は、主に第1水平部材52a及び52bと第2水平部材53とからなり、平面視においてほぼ井桁状となるように互いに溶接されている。尚、図14は、コイル用パレット51の正面を現したものであるので、第2水平部材53のみが示されているが、実際には紙面と直交する方向に、複数の第2水平部材53等が取付けられている。第1水平部材52a及び52bは、例えばI形鋼よりなり、互いに平行に配置されている。第2水平部材53は、例えばI形鋼よりなり、第1水平部材52a及び52bの各々と直交する方向に配置され、第1水平部材52a及び52bの上面同志を架け渡すように取付けられている。
更に、第2水平部材53の上面には、例えば山形鋼よりなり、第1水平部材52a及び52bと平行な方向に延びる一対のストッパー部材56a及び56bが取付けられている。このストッパー部材56a及び56bは、後述する木材55a及び55bをコイル用パレット51に固定するために取付けられているものである。
このように構成されたコイル用パレット51にコイル2を搭載する際には、まず、コイル用パレット51の上面に一対の直方体形状の木材55a及び55bを取付ける。木材55a及び55bは、断面における1つの角を切欠くことにより傾斜面59a及び59bが形成されており、これらの傾斜面59a及び59bの各々が中央に向かって下降する方向となるように木材55a及び55bを設置する。すると、木材55a及び55bの傾斜面59a及び59bの各々によって、いわゆる船底形状の一部を有する受け台が構成される。
次に、木材55a及び55bの傾斜面59a及び59bの各々でコイル2の外周側壁を支持するように、フォークリフトやクレーン等によってコイル2を設置する。
そして、コイル2の開口部分を通したベルト54によってコイル2を第2水平部材53等に結束すると共に、ワイヤーロープ57を用いてコイル2の外周側壁を周方向に囲うようにコイル2をコイル用パレット51に結束して、コイル2のコイル用パレット51への搭載が完了する。
上記のような従来のコイル用パレットでは、コイルの転がりを防止するために、木材等を用いて歯止めを行うことが必要である。しかし、このようにコイルを搭載すると、コイルと木材との接触部分にコイルの重量が集中するため、輸送中に振動が加わると、コイルの接触部分に擦り傷や凹み傷等の損傷が発生しやすいという問題があった。この点は、上記のような船底形状の受け台を構成する場合のみならず、断面が三角形や台形状を有する材料を用いてコイルの歯止めを行う場合でも同様である。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、コイル等の円筒形状重量物の転がりを容易に抑制することができ、且つ搭載した重量物の外周側壁に対する損傷を軽減することができる重量物用パレットを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、コイル等の円筒形状の重量物を、その軸中心を水平方向に維持した状態で搭載するための重量物用パレットであって、
平板形状の変形自在の材料よりなり、重量物の搭載時にその中央側の上面が重量物の外周側壁の下端からその周方向の所定範囲に沿った状態で重量物を支持することができるプレートと、プレートの両端側の各々を保持する保持手段とを備え、保持手段は、各々の軸方向が互いに平行となるように配置され、各々の上面にプレートの両端部の各々が取付けられる一対のフレーム部材よりなり、重量物の搭載時に、プレートの中央側の下面がフレーム部材の下端の水平レベルより上方に位置するようにプレートの移動を制御する移動制御手段を更に備え、プレートは矩形形状を有し、その長手方向が軸方向と直交する方向となるように配置され、移動制御手段は、プレートの両端側の各々にプレートの長手方向に延びるように形成された一対の長孔と、長孔の各々を貫通し、重量物の搭載前において長孔の内方端部側に位置するようにフレーム部材の各々に取付けられた一対のピンとからなるものである。
このように構成すると、重量物のプレート上への設置時には、プレートの中央側の上面が重量物の外周側壁に沿う。又、重量物の搭載時にも、プレートはその両端側でのみ支持される。更に、ピンは、重量物の搭載前にあっては、長孔の内方端部側に位置し、重量物の搭載時にあっては、プレートが変形して長孔の外方端部に当接する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、ピンは、その下方端部がフレーム部材に取付けられる軸部と、軸部の上方端部に取付けられ、軸部の外径より大きな外径を有するフランジ部とからなり、長孔は、プレートの外方側へと向かって先細り形状に形成され、平面視において内方端部側の寸法はフランジ部より大きく、外方端部側の寸法はフランジ部より小さく、且つ軸部より大きくなるように設定されるものである。
このように構成すると、フランジ部が長孔の内方端部側に位置するときには、ピンは長孔を挿通自在となり、外方端部側に位置するときには長孔に固定状態となる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成において、ピンは、軸方向にプレートの幅以上の間隔で連なるようにフレーム部材の各々に複数取付けられるものである。
このように構成すると、フレーム部材に対するプレートの取付け数や取付け位置が変更自在となる。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の構成において、フレーム部材の各々を架け渡すように取付けられる連結部材を更に備えるものである。
このように構成すると、フレーム部材同志が一体化する。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の構成において、連結部材は、フレーム部材の各々の上部側における内方面同志を架け渡すように取付けられており、フレーム部材の各々は、連結部材に対して下方端縁に沿う位置に移動自在となるように取付けられるものである。
このように構成すると、フレーム部材が連結部材に対して下方端縁に沿う位置に移動することにより、重量物用パレットは折り畳まれた状態となる。
請求項6記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明の構成において、軸方向と平行に延びると共に、断面が円形を有する棒状の材料よりなり、フレーム部材の上面の内方端縁に沿う位置において、その上端がフレーム部材の上面とほぼ同一面内に含まれるようにフレーム部材の各々に取付けられる一対の緩衝バーを更に備えるものである。
このように構成すると、プレートは緩衝バーに沿って変形する。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、重量物の搭載時に、プレートの中央側の上面が重量物の外周側壁に沿うため、重量物を設置するだけで転がりが抑制される。また、重量物の重量の少なくとも一部がプレートへと分散するため、重量物の外周側壁の損傷が軽減される。更に、プレートはその両端側でのみ支持されるため、重量物の重量の全てがプレートに分散し、重量物の外周側壁の損傷がより軽減される。更に、ピンは、重量物の搭載前にあっては、長孔の内方端部側に位置し、重量物の搭載時にあっては、プレートが変形して長孔の外方端部に当接するため、重量物の大きさに応じて、プレートの移動範囲を長孔の長さによって容易に設定することが可能となる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、フランジ部が長孔の内方端部側に位置するときには、ピンは長孔を挿通自在となるため、プレートを取り外して交換することが可能となる。また、ピンが外方端部側に位置するときには長孔に固定状態となるため、プレートのフレーム部材からの脱落が抑制される。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加えて、フレーム部材に対するプレートの取付け数や取付け位置を変更自在となるため、フレーム部材に対する重量物の搭載個数や搭載位置を容易に設定でき、使い勝手が良い。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、フレーム部材の各々が一体化するため、重量物の搭載時の信頼性が向上する。また、連結部材をフレーム部材の上方に設置すれば、重量物の軸方向の移動を阻止することも可能となる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の効果に加えて、重量物用パレットは折り畳み自在となるため、重量物用パレット全体の厚みを小さくすることができ、重量物用パレット自体の輸送や保管等が効率的となる。
請求項6記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、プレートの変形が緩やかになるため応力集中が生じず、プレートの耐久性が向上する。
図1は、この発明の第1の実施の形態による重量物用パレットの概略構成を示した平面図であり、図2は、図1のII−IIラインから見た正面図であり、図3は、図1のIII−IIIラインから見た側面図である。更に、図4は、図1で示したIV−IVラインの拡大断面図である。
これらの図を参照して、重量物用パレット1は、例えばH形鋼よりなり、各々のウェブ面同志が平行となるように水平方向に延びる一対のフレーム部材6a及び6bと、例えばH形鋼よりなり、フレーム部材6a及び6bの各々の両端の内面の上方部分同志を架け渡すようにフレーム部材6a及び6bに溶接された一対の連結部材7a及び7bと、フレーム部材6a及び6bの上面同志を架け渡し、フレーム部材6a及び6bの軸方向に整列するように取付けられたハンガープレート8a〜8dとから主に構成されている。この実施の形態における重量物用パレット1は、鋼板コイル等の円筒形重量物を1つ搭載するためのものであり、連結部材7a及び7b同志の間隔は、搭載する重量物1つ分の軸方向の長さよりも大きく設定されている。
フレーム部材6a及び6bの上面には、上方に突出する複数のピン12a等が、ハンガープレート8aの幅以上の間隔で、フレーム部材6a及び6bの軸方向に連なるように取付けられている。ピン12aは、図4に示すように、例えば溶接によってその下端がフレーム部材6aの上面に固定された軸部17と、軸部17の上端に接続され、軸部17の外径より大きな外径を有するフランジ部16とから構成されている。尚、他のピン12b等の各々についてもピン12aと同様に構成されている。
ハンガープレート8aは、例えば鋼板のような平板形状の変形自在の材料により矩形形状に形成され、その長手方向がフレーム部材6a及び6bの軸方向と直交する向方向となるように配置されている。一例として、ハンガープレート8aを、SS材の厚さ6mmの平板により構成することができる。
このハンガープレート8aの両端部側の位置には、ハンガープレート8aの長手方向に延び、ハンガープレート8aの外方側に向かって先細り形状となる長孔9a及び9bが形成されている。長孔9aの大きさは、平面視において、内方端部10側の寸法が、ピン12aのフランジ部16より大きくなるように設定されると共に、外方端部11側の寸法が、ピン12aのフランジ部16より小さく、且つ軸部17より大きくなるように設定されている。したがって、ピン12aは、内方端部10側に位置するときには、長孔9aの内部を挿通自在となり、外方端部11側に位置するときには、長孔9aに対して抜け止め状態となる。
このように構成されたハンガープレート8aは、その両端部側の長孔9a及び9bの内部を、ピン12a及び12bがそれぞれ貫通した状態で、フレーム部材6a及び6bに取り付けられている。この重量物の搭載前においては、ピン12a及びピン12bの各々は長孔9a及び9bの各々の内方端部側に位置するように設定されているため、図2に示すように、ハンガープレート8aはフレーム部材6a及び6bに対して脱着自在となる。
尚、他のハンガープレート8b〜8dについてもハンガープレート8aと同様に構成されており、両端部側の長孔の各々をピンの各々が貫通した状態で取付けられている。したがって、重量物を搭載するとその重量で、ハンガープレート8a〜8dの各々は、その中央側部分が下方へと撓むように移動することが可能である。
更に、フレーム部材6aの内方側の部分には、平板状の複数のリブ板14a〜14dが取付けられている。リブ板14aは、フレーム部材6aの軸方向と直交する平面と平行となるように配置され、図4に示すように、H形鋼よりなるフレーム部材6aの一対のフランジの内方面と、ウェブの内方面とにその外縁が接した状態でフレーム部材6aに溶接されている。リブ板14aの幅方向の寸法(図4における水平方向の寸法)は、リブ板14aの上端部分においては、フレーム部材6aのウェブからフランジの先端までの水平距離より大きくなるように設定されている。そして、リブ板14aの内方端縁の上端の角が矩形形状に切欠かれて、切欠15が形成されている。この切欠は、後述する緩衝バー13aを取付けるために形成されているものである。
また、リブ板14aのフレーム部材6aの軸方向における取付け位置は、図3に示すように、リブ板14aとピン12aとがほぼ同一面内に含まれるように設定されている。リブ板14aをこのように取付ける代わりに、後述する図4の緩衝バー13aを安定的に支持するためにも、ハンガープレート8aの一対の長辺の各々の下方に一対のリブ板を配置して補強することも考えられる。これらにより、重量物の搭載時にハンガープレート8aからピン12aを介してフレーム部材6aに加わる荷重に対して、フレーム部材6aが効果的に補強される。
尚、他のリブ板14b〜14dについても、リブ板14aと同様に形成され、図3に示すように、各々がフレーム部材6aの他のピンの各々と同一面内に含まれるように取付けられている。更に、フレーム部材6bの内方側にも、リブ板14a〜14dと左右対称となるように、複数のリブ板14e等が取付けられている。
フレーム部材6a及び6bには更に、その上面の内方端縁に沿ってフレーム部材6a及び6bの軸方向と平行な方向に延びるように、一対の緩衝バー13a及び13bが取付けられている。緩衝バー13aは、例えば断面が円形の棒状の鋼材により構成されており、図4に示すように、その下端がリブ14aの内方端縁の上端に形成された切欠15に当接した状態でリブ板14aに溶接されている。この状態において、緩衝バー13aの上端がフレーム部材6aの上面とほぼ同一面内に含まれるように、緩衝バー13aや切欠15の寸法が設定されている。尚、他方の緩衝バー13bについても、緩衝バー13aと左右対称となるように複数のリブ板14e等を介してフレーム部材6bに取付けられている。
これらの緩衝バー13a及び13bは、重量物を搭載したときに、ハンガープレート8a〜8dの屈曲部に対する応力集中を緩和するために取付けられているものである。
図5は、この発明の第1の実施の形態による重量物用パレットにコイルを搭載する過程を示した概略図であり、図6は、図5の各過程に対応して、プレートの長孔とこれに係合するピンとの位置関係を示した図である。尚、図5においては、説明上、手前側の連結部材の記載を省略している。また、重量物用パレットは左右対称に構成されているため、長孔とピンとの関係については、一方側についてのみ詳細に説明する。
まず、図5の(1)の実線部分を参照して、底面3上に設置された重量物用パレット1に、重量物であるコイル2を搭載する前にあっては、ハンガープレート8aは平坦な状態である。
ここで、図6の(1)を併せて参照して、上述したように、長孔9aはハンガープレート8aの長手方向と平行な方向に延び、ハンガープレート8aの外方側に向かって先細り形状となるように形成されている。この長孔9aの大きさは、平面視において、内方端部10側の寸法が、ピン12aのフランジ部16より大きくなるように設定されると共に、外方端部11側の寸法が、ピン12aのフランジ部16より小さく、且つ軸部17より大きくなるように設定されている。
コイル2を搭載する際には、クレーンやフォークリフト等を用いて、コイル2の軸中心がフレーム部材6a及び6bの軸方向と平行となるようにコイル2を持ち上げ、ハンガープレート8aの上面へと徐々に降下させる。コイル2の下端がハンガープレートの上面に当接した状態を経て、更にコイル2を図5の(1)の二点鎖線の位置まで降下させるのに伴って、ハンガープレート8aの全体は、図5の(1)の二点鎖線で示すように、その中央側の部分が下方へと撓んだ状態に変形しようとする。このとき、ハンガープレート8aの両端は拘束されていないため、長孔9aは、図6の(1)の二点鎖線で示した中央側の位置へと移動する。
コイル2を更に降下させると、長孔9aは更に中央側へと移動すると共に、ハンガープレート8aの中央側の部分は更に下方へと撓むように変形する。そして、図6の(2)に示すように、長孔9aの外方端部11がピン12aの軸部17に当接すると、ハンガープレート8aの移動、すなわち変形は停止する。尚、他方のピン12bとこれに係合するハンガープレート8aの他方の長孔9bとの位置関係の変化についても、ピン12a及び長孔9aと同様である。
このとき、ハンガープレート8aは、図5の(2)に示すように、中央側の上面がコイル2の外周側壁の下端からその周方向の所定範囲に沿った状態となる。よって、ハンガープレート8a上にコイル2を設置するだけでその転がりを抑制することが可能となると共に、コイル2の外周側壁の損傷を軽減することが可能となる。
以上のように、ハンガープレート8aに形成された一対の長孔9a及び9bと、フレーム部材6a及び6bに取付けられた一対のピン12a及び12bとからなる移動制御手段によって、ハンガープレート8aの変形時における中央側の下面が、フレーム部材6a及び6bの下端の水平レベルより上方に位置するように制御されている。その結果、図5の(2)に示すように、ハンガープレート8aはその両端部側でのみフレーム部材6a及び6bに支持されることになる。したがって、コイル2の搭載時には、コイル2の重量はすべてハンガープレート8aに分散し、コイル2の搭載状態が安定する。
特に、この実施の形態では、コイル2の搭載時にコイル2の外周側壁と緩衝バー13a及び13bの部分とが当接しない範囲において、ハンガーパレット8aの中央側部分が下方へと移動することができるように、長孔9a及び9bの長さが設定されている。よって、コイル2の搭載時に、緩衝バー13a及び13bの部分、すなわち屈曲部にコイル2の荷重が集中することによってコイル2に損傷が発生する虞もない。
このように、移動制御手段をピン12a及び12bと長孔9a及び9bとで構成すれば、コイル2等の重量物の大きさ等に応じて、ハンガープレート8aの移動範囲、すなわち、撓むことができる範囲を長孔の長さによって容易に設定することが可能となる。
更に、図6の(2)を参照して、上述したように、長孔9aの外方端部11側の寸法は、ピン12aのフランジ部16より小さく、且つ軸部17より大きく設定されている。これにより、コイル2の搭載時に、重量物用パレット1全体が上下に揺動したとしても、ピン12aのフランジ部16の下面が長孔9aの外方端部11の上面に当接するため、ハンガープレート8aがフレーム部材6a及び6bから脱落する虞はない。
更に、この実施の形態による重量物用パレット1には、一対の緩衝バー13a及び13bが取付けられている。先の図4で示したように、緩衝バー13a及び13bの上端位置は、フレーム部材6a及び6bの上面とほぼ同一面内に含まれるように設定されている。コイル2の搭載時には、ハンガープレート8aは、図5の(2)に示したように、緩衝バー13a及び13bの外周側壁に沿って変形するため、曲げ部分の曲率が大きくなり、ハンガープレート8aの変形は緩やかになる。よって、ハンガープレート8aに応力集中が生じず、ハンガープレート8aの耐久性が向上する。
図7は、この発明の第1の実施の形態による重量物用パレットの使用状態の一例を示した図である。
図を参照して、コイル2は、重量物用パレット1に搭載された状態で、コンテナ50の内部に積載されている。このような重量物用パレット1を用いれば、コイル2を搭載するだけで歯止め作業を行う必要がなくなるため、コンテナ50へのコイル2の積載を容易に行うことが可能となる。また、仮にコンテナ50が揺動してコイル2が転動したとしても、ハンガープレート8aは常にコイル2の外周側壁に沿った状態が維持されるため、コイル2の外周側壁の損傷が減少する。
また、一対のフレーム部材6a及び6bは、一対の連結部材7a及び7bによって一体化しているため、コイル2等の重量物の搭載時の信頼性が向上する。この実施の形態のように、連結部材7a及び7bを、フレーム部材6a及び6bの上方に取付けておけば、円筒形重量物の軸方向への移動を阻止することも可能となる。
尚、重量物用パレット1に一旦コイル2を搭載した後は、コイル2を取り除いても、ハンガープレート8aはコイル2の外周側壁に対応する形状に変形したままの状態となる。このようにハンガープレート8aが変形した状態となっても、そのまま別のコイル等の重量物を再度搭載して、重量物用パレット1を再利用することが可能である。この場合でも、直径がほぼ等しい円筒形重量物を搭載すれば、同様に歯止め作業が不要となり、且つ、外周側壁に対する損傷が減少するという効果が発揮される。また、コイル2とは直径が異なる円筒形重量物を次に搭載しても、ハンガープレート8aは再度変形して重量物の外周側壁に沿う状態となる。
また、ハンガープレート8aに損傷等が発生したときには、ハンガープレート8aのみを交換して重量物用パレット1を再利用することが可能である。すなわち、ハンガープレート8aを元の平坦状態に戻しながら、ピン12a及びピン12bが長孔の内方端部側に位置するようにすると、ピン12a及び12bは各々の長孔を挿通自在となるため、ハンガープレート8aを取り外すことが可能となる。その後、新たに平坦なハンガープレートを取付ければ、重量物用パレット1は再度図1〜図4に示したものと同様の状態に復帰する。
更に、ハンガープレート8aを変形させたままの状態で再利用する場合には、その両端部側の長孔の各々と、フレーム部材6a及び6bとを例えば溶接によって完全に固定してしまっても良い。このようにすると、ハンガープレート8a及び8bとフレーム部材6a及び6bとの接続部分の強度が向上するため、重量物の搭載時の信頼性が向上する。
図8は、この発明の第2の実施の形態による重量物用パレットの概略構成を示した平面図である。
図を参照して、この実施の形態による重量物用パレット1は、コンテナシャーシに搭載することができる構造と大きさに構成されている。ただし、各部の基本的な構成については、先の第1の実施の形態によるものと同様であるので、以下では相違点を中心に説明する。
重量物用パレット1は、例えばH形鋼よりなる一対のフレーム部材6a及び6bと、例えば角鋼管よりなり、フレーム部材6a及び6bの両端部の下面に配置された一対のスキッド19a及び19bとを井桁状に溶接接合することにより、全体として矩形形状に形成されている。この実施の形態においては、フレーム部材6a及び6bの軸方向の寸法は、第1の実施の形態によるものとは異なり、4つのコイル等の円筒形重量物を並べて搭載することができる長さに設定されている。また、スキッド19a及び19bには、図示しない締結手段が取付けられており、コンテナシャーシの締結装置に固定することが可能である。
そして、フレーム部材6a及び6bの内方面の上端側同志を架け渡すように、連結部材7a〜7cが取付けられている。これらの連結部材7a〜7cは、フレーム部材6a及び6bで構成される間隔を、フレーム部材6a及び6bの軸方向に4つの区画21a〜21dに区切るように配置されている。
更に、フレーム部材6a及び6bの各々の上面には、ハンガープレート8aの幅以上の間隔でフレーム部材6a及び6bの軸方向に連なるように、複数のピン12a、12b等が取付けられている。これらの複数のピンは、区画21a〜21dの各々に、4本ずつ対向して配置されており、区画21a〜21dのそれぞれにハンガープレートを4枚ずつ取付けることが可能である。例えば、図においては、区画21bにハンガープレート8a〜8dが取付けられると共に、区画21cにハンガープレート8e〜8hが取付けられており、これらの区画21b及び21cにそれぞれ、コイル2a及び2bを搭載することができる。
図9は、この発明の第2の実施の形態による重量物用パレットの使用状態の概略を示した図であって、その(1)は正面図であり、その(2)は右側面図である。
図を参照して、重量物用パレット1がコンテナシャーシ20上に設置されている。尚、重量物用パレット1は、スキッド19a及び19bに構成された図示しない締結手段等を用いて、コンテナシャーシ20に固定されている。
クレーンやフォークリフト等を用いてコイル2aをハンガープレート8a上に設置すると、図9の(2)に示すように、ハンガープレート8aの中央側の上面がコイル2aの外周側壁に沿った状態となり、第1の実施の形態と同様の効果が発揮される。
このような重量物用パレット1を使用すれば、既存のコンテナシャーシ20等にコイル2を搭載する際に、効率よく搭載作業を行うことができる。そして、区画21a〜21dのいずれの位置にもハンガープレートを取付けて重量物を搭載することができるため、重量物の数や重量等に応じて、搭載時の配置を容易に変更することが可能となる。
図10は、この発明の第3の実施の形態による重量物用パレットの概略構成を示した図であって、折り畳み前後の状態を示した図であり、図11は、図10で示したXI−XIラインの断面図である。
まず、この実施の形態による重量物用パレット1の構成について説明する。
図10の(1)及び図11を参照して、この実施の形態による重量物用パレット1の基本的な構成は、先の第1の実施の形態によるものと同様であるが、一対のフレーム部材6a及び6bの各々と連結部材7aとが、それぞれヒンジ22a及び22bの各々を介して接続されている点が、第1の実施の形態とは大きく異なっている。重量物用パレット1は左右対称に構成されているので、ここでは、左側部分の構成を中心に説明する。
連結部材7aは、例えばH形鋼よりなり、ウェブ28の面が垂直となる向きに配置され、一対のフレーム部材6a及び6bの各々の上部側における内方面同志を架け渡すように取付けられている。連結部材7aの左側の端部29は、フレーム部材6aの上方側のフランジ30の断面形状と対応する形状に切欠かれており、端部29がウェブ25の内面とフランジ30の下面に当接した状態で、連結部材7aとフレーム部材6aとが組み合わされている。
更に、連結部材7aの端部29における外方側の下端には、矩形形状の切欠35が形成されている。そして、この切欠35を構成するウェブ28の部分に、フレーム部材6aのウェブ25の内方面と対向するように配置されたプレート23aが溶接等により取付けられている。プレート23aの背面には、プレート23aとウェブ28の両方面の各々とに当接した状態で、平板状のリブ板24a及び24bが溶接等により取付けられ、プレート23aの連結部材7aへの取付けが補強されている。
このように取付けられたプレート23aと、フレーム部材6aのウェブ25の内方側の面とを架け渡すようにヒンジ22aが取付けられ、フレーム部材6aと連結部材7aとが接続されている。
尚、図11に示すように、フレーム部材6aの下方側のフランジ26aの内方側部分には、矩形形状の切欠27aが形成されている。フレーム部材6aの軸方向における切欠27aの寸法は、連結部材7aの同方向の幅より僅かに大きく設定されている。また、連結部材7aの軸方向における切欠27aの寸法は、フランジ26aの内方側の先端からウェブ25までの垂直距離とほぼ等しくなるように設定されている。
また、連結部材7aと対向する他方の連結部材についても、同様にしてフレーム部材6a及び6bに接続されている。
次に、このように構成された重量物用パレット1の使用状態について説明する。
重量物用パレット1にコイル等の円筒形重量物を搭載する際には、図10の(1)の状態で、ピン12a及び12bを介して図示しないハンガープレートを取付ければ、重量物用パレット1は、先の図1と対応したものとなる。その後、先の図5と同様の手順によりコイル等の重量物を搭載することが可能であり、また、第1の実施の形態と同様の効果が発揮される。
一方、重量物を搭載しない場合であって、ハンガープレートが取付けられていない状態にあっては、フレーム部材6a及び6bの各々を、図10の(1)の状態から、ヒンジを22a及び22bを中心として、それぞれの内方面が連結部材7aの下面に近づく方向へと移動させることが可能である。すなわち、一方のフレーム部材6aをヒンジ22aを中心として図における反時計回りに移動させ、他方のフレーム部材6bをヒンジ22bを中心として図における時計回りに移動させることができる。このとき、図11で示したように、フレーム部材6a及び6bの下方側のフランジ26a及び26bには、切欠27a及び27bが形成されているため、フレーム部材6a及び6bを移動させても、フランジ26a及び26bが連結部材7aと干渉することはない。よって、図10の(2)に示すように、フレーム部材6a及び6bの各々の内方面が連結部材7aの下面に沿う位置まで、完全にフレーム部材6a及び6bを折り畳むことが可能となる。
このように構成すれば、重量物用パレット1に重量物を搭載しないときには、フレーム部材6a及び6bを折り畳むことにより、重量物用パレット1の全体の厚みを小さくすることができるため、重量物用パレット1自体の輸送や保管等を効率的に行うことが可能となる。
図12は、この発明の第4の実施の形態による重量物用パレットの概略構成を示した図である。
まず、図12の(1)を参照して、この実施の形態による重量物用パレット1は、ピン12a及び12bの各々がフレーム部材6a及び6bには取付けられず、フレーム部材6a及び6bの各々から脱着自在となるように構成された枠部材32に取付けられている点が、上記の各実施の形態とは大きく異なっている。
枠部材32は、例えば山形鋼よりなり、軸方向が互いに平行となるように配置された一対の取付部材31a及び31bと、取付部材31a及び31bの両端の内方面同志を架け渡すように取付けられた連結部材7bとを主に備えている。尚、この図においては、説明上、手前側の連結部材の記載を省略しているが、実際には、先の図1と同様に連結部材は互いに平行となるように一対設けられている。
取付部材31aは、垂直方向に配置された垂直部34aと、垂直部34aの上端に接続され、外方側へと水平方向に延びる水平部33aとから構成されている。他方の取付部材31bも同様に垂直部34bと水平部33bとから構成され、取付部材31aとは左右対称に配置されている。これらの垂直部34a及び34bの各々の外方面同志の間隔は、フレーム部材6a及び6bの各々の内方面同志の間隔より僅かに小さく設定されている。
取付部材31a及び31bの水平部33a及び33bの上面には、それぞれピン12a及び12bが取付けられている。そして、これらのピン12a及び12bを介して、上記の各実施の形態におけるものと同様のハンガープレート8aを取付けることが可能である。
また、取付部材31a及び31bの垂直部34a及び34bの内方面には、上記の各実施の形態と同様の緩衝バー13a及び13bがそれぞれ取付けられている。これらの緩衝バー13a及び13bの垂直方向の取付け位置は、各々の上端が水平部33a及び33bとほぼ同一面内に含まれるように設定されている。
一対のフレーム部材6a及び6bの各々は、先の図8で示したものと同様に、その下面がスキッド19aに固定されている。フレーム部材6a及び6bの内方面にリブ板14a及び14bが取付けられている点については、上記の各実施の形態と同様である。
枠部材32とフレーム部材6a及び6bとは、上記のように構成されているため、図12の(1)の実線で示すように、枠部材32をフレーム部材6a及び6bで構成される間隔に嵌め込むようにして取付けることが可能である。そして、ピン12a及び12bを、ハンガープレート8aの両端側の長孔の内部を挿通させるようにして、ハンガープレート8aを取付けると、実線で示した状態となる。
使用時には、図12の(2)に示すように、他の実施の形態と同様にコイル2をハンガープレート8aの上面に設置するだけで、ハンガープレート8aがコイル2の外周側壁に沿った状態となり、コイル2の転がりが抑制されている。また、コイル2の外周側壁の損傷の抑制効果も同様に発揮される。
これに加えて、この実施の形態による重量物用パレット1では、ハンガープレート8aをピン12a及び12bから取り外す必要がなく、ハンガープレート8aが取付けられた枠部材32のまま移動することが可能となる。
また、脱着部材の枠部材32を介してハンガープレート8aを取付けているため、コイル2の重量はすべて取付部材31a及び31bの水平部33a及び33bの下面を介してのみ、フレーム部材6a及び6bの各々に伝達されている。すると、枠部材32の転倒の支点となり得る位置、すなわち、水平部33aまたは33bの下面位置と、コイル2の重心位置との垂直距離が小さくなるため、枠部材32自体の転倒が起こりにくくなる。
尚、上記の各実施の形態では、重量物として鋼板コイルを搭載する場合について説明したが、必ずしも鋼板コイルに限られるものではなく、円筒形状の重量物であれば同様に搭載することが可能である。
また、上記の各実施の形態では、ハンガープレートは一対のフレーム部材により下方から支持されているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、プレートを上方から吊下げるように構成しても良い。
更に、上記の各実施の形態では、同一形状の4枚のハンガープレートを用いて1つの重量物の外周側壁を支持するように構成されているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、プレートの取付数は、重量物の軸方向の寸法や重量に応じて適宜調整すれば良い。また、プレートの幅を変更して、1つの重量物に対する取付数を変更しても良い。
更に、上記の各実施の形態では、ハンガープレートの移動を制御するための移動制御手段を、フレーム部材のピンとプレートの長孔とで構成しているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、プレートの移動を阻止することができれば、他のストッパー手段を設けても良い。
更に、上記の各実施の形態では、ハンガープレートの一方端部側は、1つの長孔と一本のピンとで係合しているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、長孔及びピンの数は、プレートの大きさに応じて適宜設定することが可能である。
更に、上記の各実施の形態では、ピンは溶接でフレーム部材に取付けられているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、例えばピンの少なくとも下端部をボルト状に形成しておいて、フレーム部材に螺合させて取付けても良い。
更に、上記の各実施の形態では、ハンガープレートの両方側に移動制御手段を備えているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、プレートの一方側にのみ移動制御手段を備えた構成としても良い。
更に、上記の各実施の形態では、ハンガープレートの長孔を外方側へと先細り形状となるように形成しているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、直線状に形成しても良い。
更に、上記の各実施の形態では、一対の緩衝バーを備えているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、緩衝バーはなくても良い。
更に、上記の各実施の形態では、フレーム部材及び連結部材は、H形鋼を用いて形成されているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、他の鋼材等を使用しても良い。
更に、上記の各実施の形態では、鋼板を用いてハンガープレートを形成しているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、他の材料を用いてプレートを構成しても良い。この場合、搭載された重量物を除去した後に平坦状に復帰する弾性のある材料を用いれば、繰り返し使用してもプレートの着脱がより容易となる。
更に、上記の各実施の形態では、平坦状なハンガープレート上に重量物を搭載して、重量物の重量によりプレートを変形させているが、必ずしもこのようにする必要はなく、平坦なプレートに予め重量物の外形に合わせたプレス加工を施してから、重量物を搭載しても良い。
更に、上記の各実施の形態では、ハンガープレートの中央側の下面の位置は、移動制御手段によりフレーム部材の下面の水平レベルより上方に位置するように制御されているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、プレートの中央側の下端が接地した状態で使用しても良い。
更に、上記の各実施の形態において、ハンガープレートを使用する代わりに、ワイヤー等によりハンモック形の部分を構成して、このハンモック形の部分で重量物の外周側壁を支持するように構成しても良い。
更に、上記の第3の実施の形態では、フレーム部材と連結部材とが一対のヒンジを介して接続されているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、軸体等の他の手段を用いてフレーム部材を移動自在に取付けても良い。
更に、上記の第3の実施の形態において、フレーム部材が移動自在となるように構成する代わりに、フレーム部材と連結部材とが脱着自在となるように構成しても良い。
この発明の第1の実施の形態による重量物用パレットの概略構成を示した平面図である。 図1のII−IIラインから見た正面図である。 図1のIII−IIIラインから見た側面図である。 図1で示したIV−IVラインの拡大断面図である。 この発明の第1の実施の形態による重量物用パレットにコイルを搭載する過程を示した概略図である。 図5の各過程に対応して、プレートの長孔とこれに係合するピンとの位置関係を示した図である。 この発明の第1の実施の形態による重量物用パレットの使用状態の一例を示した図である。 この発明の第2の実施の形態による重量物用パレットの概略構成を示した平面図である。 この発明の第2の実施の形態による重量物用パレットの使用状態の概略を示した図であって、その(1)は正面図であり、その(2)は右側面図である。 この発明の第3の実施の形態による重量物用パレットの概略構成を示した図であって、折り畳み前後の状態を示した図である。 図10で示したXI−XIラインの断面図である。 この発明の第4の実施の形態による重量物用パレットの概略構成を示した図である。 従来のコイルの搭載状態を示したドライコンテナの外観図である。 図13で示したXIV−XIVラインの断面図である。
符号の説明
1…重量物用パレット
2…コイル
6…フレーム部材
7…連結部材
8…ハンガープレート
9…長孔
10…内方端部
11…外方端部
12…ピン
13…緩衝バー
16…フランジ部
17…軸部
22…ヒンジ
尚、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (6)

  1. コイル等の円筒形状の重量物を、その軸中心を水平方向に維持した状態で搭載するための重量物用パレットであって、
    平板形状の変形自在の材料よりなり、前記重量物の搭載時にその中央側の上面が前記重量物の外周側壁の下端からその周方向の所定範囲に沿った状態で前記重量物を支持することができるプレートと、
    前記プレートの両端側の各々を保持する保持手段とを備え、
    前記保持手段は、各々の軸方向が互いに平行となるように配置され、各々の上面に前記プレートの両端部の各々が取付けられる一対のフレーム部材よりなり、
    前記重量物の搭載時に、前記プレートの前記中央側の下面が前記フレーム部材の下端の水平レベルより上方に位置するように前記プレートの移動を制御する移動制御手段を更に備え、
    前記プレートは矩形形状を有し、その長手方向が前記軸方向と直交する方向となるように配置され、
    前記移動制御手段は、前記プレートの前記両端側の各々に前記プレートの長手方向に延びるように形成された一対の長孔と、前記長孔の各々を貫通し、前記重量物の搭載前において前記長孔の内方端部側に位置するように前記フレーム部材の各々に取付けられた一対のピンとからなる、重量物用パレット。
  2. 前記ピンは、その下方端部が前記フレーム部材に取付けられる軸部と、前記軸部の上方端部に取付けられ、前記軸部の外径より大きな外径を有するフランジ部とからなり、
    前記長孔は、前記プレートの外方側へと向かって先細り形状に形成され、平面視において内方端部側の寸法は前記フランジ部より大きく、外方端部側の寸法は前記フランジ部より小さく、且つ前記軸部より大きくなるように設定される、請求項1記載の重量物用パレット。
  3. 前記ピンは、前記軸方向に前記プレートの幅以上の間隔で連なるように前記フレーム部材の各々に複数取付けられる、請求項2記載の重量物用パレット。
  4. 前記フレーム部材の各々を架け渡すように取付けられる連結部材を更に備える、請求項1から請求項3のいずれかに記載の重量物用パレット。
  5. 前記連結部材は、前記フレーム部材の各々の上部側における内方面同志を架け渡すように取付けられており、
    前記フレーム部材の各々は、前記連結部材に対して下方端縁に沿う位置に移動自在となるように取付けられる、請求項4記載の重量物用パレット。
  6. 前記軸方向と平行に延びると共に、断面が円形を有する棒状の材料よりなり、前記フレーム部材の上面の内方端縁に沿う位置において、その上端が前記フレーム部材の上面とほぼ同一面内に含まれるように前記フレーム部材の各々に取付けられる一対の緩衝バーを更に備える、請求項1から請求項5のいずれかに記載の重量物用パレット。
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