JP5934144B2 - パレット及び荷物の運搬方法 - Google Patents

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Description

本発明は、パレット及び荷物の運搬方法に関する。更に詳しくは、簡易な構造でありながら、フォークリフトからそのまま荷物を下ろすことができる作業性の良いパレット、および、フォークリフトからそのまま荷物を下ろして行う作業性の良い荷物の運搬方法、に関する。
従来から、物的流通(以下、「物流」という)の現場では、運搬或いは保管する対象物を載置するものとして、パレットが使用されている。パレット上に対象物を載置してあれば、フォークリフト等でパレットごと対象物を運搬できて便利である。
一方、パレットに載置される前の対象物の移動は、パレット上面までは人力で対象物を運搬して載せるか、対象物の下に枕木を敷いて空間を作り、当該空間を利用してフォークリフト等で対象物をパレット上へ運ぶ必要がある。しかし、対象物が重量物であったり、対象物が大量であるときには、手作業で運搬することも、枕木を敷くことも、作業者に多大な負担が掛かる。
このような負担を解消又は軽減するため、例えばフォークリフトに対象物を積んで運搬し、直接パレット上へ下ろせることが好ましいが、一般的なパレットは耐荷重性を考慮して、上面板を含む全体が変形しないように剛性を有する素材で形成されており、このようなパレットへ対象物をフォークリフトから直接パレット上へ下ろすと、対象物とパレット上面の間に爪が挟まって抜けなくなる。
前記問題を解決すべく、対象物をフォークリフトから直接上面に下ろすことが可能な構造のパレットとして、下記特許文献1に記載されたものが提案されている。
特許文献1記載のパレットは、下板に固定されて、荷物を載置できる荷物載置平面を形成できる複数の支持材と、前記下板の側面方向からフォークリフトの爪が挿入できる爪挿入部とを備えてなるパレットにおいて、前記爪挿入部は、前記複数の支持材が前記フォークリフトの爪挿入方向と平行に配置されて区画された領域に、一方が回動自在に係合された端部となり他方が自由端となる可動部材を備えて形成され、前記回動自在に係合された端部は、前記支持材の前記荷物載置平面側上辺に固定された断面逆L字形アングル部材の内角部に支点を有して回動自在に係合されてなることを特徴とする。
特開2001−151236号公報
しかし、パレットはその性質上粗雑に取り扱われることが多く、特許文献1記載のパレットのようにフォークリフトの爪を受け入れる構造部が複雑であると、使用開始から比較的早い時期に当該構造部が破損する可能性が高い。更に、当該構造部が破損し、可動部材が開いたままになるか又は脱落等すると、パレットごと対象物を持ち上げるというパレット全般が有する本来の機能も失うことになる。また、構造の複雑化に伴い、通常のパレットと比較して製造コストも高くなる。
本発明は以上の点に鑑みて創案されたものであって、簡易な構造でありながら、フォークリフトからそのまま荷物を下ろすことができる作業性の良いパレットを提供することを目的とするものである。また、フォークリフトからそのまま荷物を下ろして行う作業性の良い荷物の運搬方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、剛性を有し、高さが略均一である桁体と、該桁体の下面に固着されるか、または、前記桁体の下面近傍の側面に固着された下面板と、可撓性または弾性を有し、前記桁体の上面に固着されるか、または、前記桁体の上面近傍の側面に固着された上面板とを備えるパレットである。
下面板がパレット全体の基部となり、桁体により、パレットの上方から加わる荷重が支持される。また、桁体の高さが均一で無く、載置する荷物を水平に支持できないパレットの場合、荷物の種類によっては形状に歪みが生じることがあるが、本発明では、桁体の高さが略均一であることにより、パレットに載置される荷物が略水平に支持されるため、前記の不具合が起きにくい。
上面板により、上方からの加圧に追従して少なくとも上面板の一部が下方に撓み、その後回復する。
桁体、上面板及び下面板により囲まれた領域が形成される。当該領域は、運搬手段の腕部または水平部等の差し入れ部となり、当該差し入れ部に腕部または水平部等を差し込んで上面板の裏面から持ち上げ、運搬手段でパレットごと荷物を運搬する。
前記発明は、前記桁体が、上面板との固着部分において、上面の全部または一部が露出しており、上面板の表面と桁体の上面が面一であるものであってもよい。
上面板の表面と桁体の上面が面一であることにより、桁体の上面及び上面板に荷物が載置された際に、上面板へ直接加わる荷重が桁体へ分散されて低減し、荷物底面と上面板との接触面が減少する。
前記発明は、前記桁体が、上面板との固着部分において、上面の全部または一部が露出しており、上面板の表面よりも桁体の上面の方が高いものであってもよい。
上面板の表面よりも桁体の上面の方が高いことにより、桁体の上面及び上面板に荷物が載置された際に、上面板へ直接加わる荷重が無くなるか又は低減し、荷物底面と上面板との接触面が無くなるか又は減少する。
前記発明は、桁体が、対向する一対の端部全域に配置されているものであってもよい。
各桁体により、パレットの上方から加わる荷重が分散して支持される。
前記発明は、桁体が、対向する一対の端部全域、及び、該対向する一対の端部の間の領域に配置されているものであってもよい。
各桁体により、パレットの上方から加わる荷重がより分散して支持される。
前記発明は、下面板が可撓性又は弾性を有するものであってもよい。
下面板が可撓性又は弾性を有していることにより、下面板についても上面板と同様の作用を奏し、上面及び下面を入れ替えて両面使用が可能となる。
前記発明は、下面板が剛性を有するものであってもよい。
下面板が剛性を有することにより、桁体の剛性と相まって、パレット全体の剛性が向上する。
本発明は、剛性を有し、高さが略均一である桁体と、可撓性または弾性を有し、前記桁体の上面に固着されるか、または、前記桁体の上面近傍の側面に固着された上面板とを備えるパレットである。
桁体により、パレットの上方から加わる荷重が支持される。また、桁体の高さが略均一であることにより、パレットに載置される荷物が略水平に支持される。
上面板により、上方からの加圧に追従して少なくとも上面板の一部が下方に撓み、その後回復する。
桁体及び上面板により囲まれた領域が形成される。当該領域は、運搬手段の腕部または水平部等の差し入れ部となり、当該差し入れ部に腕部または水平部等を差し込んで上面板の裏面から持ち上げ、運搬手段でパレットごと荷物を運搬する。
本発明は、運搬手段の腕部または水平部を下方に移動し、パレットの上面板を下方へ撓ませることで、前記上面板にその上面が固着されると共に、剛性を有し、高さが略均一であるパレットの桁体に前記上面板を介して前記腕部または水平部に載置されている荷物を載置せしめる工程と、前記桁体の上に前記上面板を介して前記荷物を載置した状態で、前記腕部または水平部を水平方向に移動する工程とを備える荷物の運搬方法である。
運搬手段の腕部または水平部でパレットの上面板を下方へ撓ませ、荷物をパレット上へそのまま下ろす。桁体は下ろした荷物を略水平に支持する。桁体上に荷物を載置した状態で、腕部または水平部を水平方向に移動すると、パレットから腕部または水平部が引き抜かれる。このように、荷物の運搬からパレットへの載置までの作業が一連の動作でなされる。
本発明は、運搬手段の腕部または水平部を下方に移動し、パレットの上面板を下方へ撓ませることで、前記上面板にその上面近傍の側面が固着されると共に、剛性を有し、高さが略均一であるパレットの桁体に前記腕部または水平部に載置されている荷物を載置せしめる工程と、前記桁体の上に前記荷物を載置した状態で、前記腕部または水平部を水平方向に移動する工程とを備える荷物の運搬方法である。
運搬手段の腕部または水平部でパレットの上面板を下方へ撓ませ、荷物をパレット上へそのまま下ろす。桁体は下ろした荷物を略水平に支持する。桁体上に荷物を載置した状態で、腕部または水平部を水平方向に移動すると、パレットから腕部または水平部が引き抜かれる。このように、荷物の運搬からパレットへの載置までの作業が一連の動作でなされる。
前記発明は、前記運搬手段の腕部または水平部を前記上面板の下方から上方に移動し、前記運搬手段の腕部または水平部に、荷物が載置した状態のパレットを載置せしめる工程を備えるものであってもよい。
前記の工程後、荷物が載置した状態のパレットを運搬手段の腕部または水平部に載置し、運搬手段によりパレットごと荷物を所望の場所へ移動する。
本発明によれば、フォークリフトからそのまま荷物を下ろすことができる作業性の良いパレットを提供できる。また、本発明によれば、フォークリフトからそのまま荷物を下ろして行う作業性の良い荷物の運搬方法を提供できる。
第1実施形態に係るパレットの斜視説明図である。 図1に示すパレットの上面板がフォークリフトの爪により下方に撓んだ状態を表した使用状態説明図である。 図1に示すパレットの上面板の撓みが回復した状態を表した使用状態説明図である。 図1に示すパレットごと荷物を運搬する状態を表した使用状態説明図である。 第2実施形態に係るパレットの斜視説明図である。 第3実施形態に係るパレットの斜視説明図である。
図1乃至図6を参照して、本発明の実施の形態を更に詳細に説明する。なお、各図における符号は、煩雑さを軽減し理解を容易にする範囲内で付している。
〔第1実施形態〕
本発明の一の実施の形態(第1実施形態)を、図1乃至図3に基づいて説明する。
図1に示すパレット1は、長方形の平板である下面板11と、下面板11と長辺及び短辺が同じ寸法の上面板14と、下面板11と上面板14の間に配置された同じ高さの側方桁体12及び中央桁体13とを備えている。当該下面板11、側方桁体12及び中央桁体13は、所定の剛性を有する素材で形成されている。
下面板11は、各短辺部の両角近傍部分と中央部分を残す形で、合計2箇所に切欠が形成されており、切欠により突出した両角近傍部分と中央部分はそれぞれ3つの係止片となる。
側方桁体12は、全ての面が長方形で構成された横長の直方体であり、その横方向の長さがパレット1の短手方向の長さと同じであって、当該パレット1の短手方向の両方の縁部にそれぞれ固着されている。
側方桁体12の上面及び下面には、短辺方向に亘る切欠(本実施形態では、長手方向両端とその中間の3箇所)が形成されている。
中央桁体13は、全ての面が長方形で構成された横長の直方体であり、その横方向の長さはパレット1の短手方向の長さと同じである。中央桁体13の上面には、短辺方向に亘る切欠(本実施形態では、長手方向両端とその中間の3箇所)が形成されている。
上面板14は、可撓性又は弾性を有する平板であり、各短辺部の両角近傍部分と中央部分を残す形で合計2箇所に切欠が形成されており、切欠により突出した両角近傍部分と中央部分はそれぞれ3つの係止片となる。更に、上面板14には、長手方向へ長い長方形の開口部が短手方向に2つ並設されており、同各開口部は上面板の各長辺部と中央部を残す形で形成されている。
下面板11は、各側方桁体12と、いわゆる組継ぎ(前記下面板11の係止片と、側方桁体12下面の切欠が嵌着する構造)により固着されている。中央桁体13は、下面板11の長手方向中央かつ各側方桁体12と平行となるように配置され、その下面が下面板11上面に固着されている。
上面板14は、中央桁体13上面を介し、各側方桁体12上面の間に架け渡して固着されている。更に詳しくは、上面板14は、各側方桁体12及び中央桁体13と、組継ぎ(前記上面板14短辺部の係止片と各側方桁体12上面の切欠が嵌着し、上面板14の各開口部に挟まれた部分と中央桁体13上面の切欠が嵌着する構造)により固着されている。
パレット1上面において、上面板14表面と側方桁体12及び中央桁体13上面が面一となっており、各側方桁体12及び中央桁体13の上面の一部がパレット1上面に露出している。
パレット1長辺側の側部は開口しており、当該開口部から奥の領域(上面板14及び下面板11の間で、かつ、側方桁体12と中央桁体13の間に形成された空間。中央桁体13を挟んで2つ形成される。)が、フォークリフトの爪の差込部15となる。
(作 用)
図2乃至図4を参照して、パレット1の作用を説明する。符号4は運搬手段の一例であるフォークリフト、符号41は運搬手段の腕部または水平部の一例であるフォークリフトの爪、符号5はパレット1への載置対象物となる荷物の一例である石膏ボードである。
複数枚の石膏ボード5を、運搬してきたトラック等から直接フォークリフト4に積み、パレット1のある場所まで運んで、パレット1上に直接下ろす。
パレット1上に石膏ボード5を直接下ろすと、上面板14は、フォークリフト4の爪41が上面板14表面に当接した後、上方から押し下げる爪41の動きに追従して下方に撓む(図2参照)。
石膏ボード5の載置後、石膏ボード5とパレット1上面に挟まれたフォークリフト4の爪41を抜き取ると、上面板14が元の状態に回復する(図3参照)。
パレット1に載置された石膏ボード5からの荷重は、主に各側部桁体12及び中央桁体13により支持される。また、パレット1は、下面板11の剛性と、各側方桁体12及び中央桁体13の剛性とが相まって、パレット1全体の剛性を高める。
石膏ボード5をパレット1ごとフォークリフト4で移動させる際には、差込部15に爪41を差し込み、当該爪41上部と上面板14の裏面を当接させて持ち上げ、支持した状態で運搬する(図4参照)。
このように、フォークリフトの爪41が石膏ボード5とパレット1の間に挟まることなく、石膏ボード5をパレット1へ直接下ろすことができるので、作業者の負担が解消又は軽減され、作業効率も向上する。また、フォークリフトの稼働時間が短縮されるので、ひいては省エネルギー及びCO削減に寄与する。
上面板14の表面と側方桁体12及び中央桁体13の上面が面一に構成された結果、
(1)パレット1上に石膏ボード5を載置した際に、上面板14へ加わる荷重の大部分が各桁体へ分散されて低減し、石膏ボード5底面による摩擦による上面板14の摩耗が緩和され、
(2)最も荷重が加わる箇所である石膏ボード5底面と各桁体の間に、上面板14が挟まれないので、当該部分における上面板14の摩耗又は破断がなくなり、
載置物を原因とするパレット1の破損が防止又は抑制される。
〔第2実施形態〕
本発明の他の実施の形態(第2実施形態)を図5に基づいて説明する。 なお、本実施形態において説明するパレット2は、パレット1と構造及び作用が概ね共通しているため、重複する部分の説明を省略し、相違する部分についてのみ説明する。
図5に示すパレット2は、下面板21と、下面板21と同一形状及び同一寸法の上面板24と、下面板21と上面板24の間に配置された同一形状及び同一寸法の側方桁体22及び中央桁体23と、を備えている。なお、パレット2の上面板24と側方桁体22は、パレット1の上面板14と側方桁体12と同じ構造であるため、説明を省略する。
下面板21は、可撓性又は弾性を有する平板であり、各短辺部の両角近傍部分と中央部分を残す形で合計2箇所に切欠が形成されており、切欠により突出した両角近傍部分と中央部分はそれぞれ3つの係止片となる。更に、下面板21には、長手方向へ長い長方形の開口部が短手方向に2つ並設されており、同各開口部は上面板の各長辺部と中央部を残す形で形成されている。
中央桁体23は、全ての面が長方形で構成された横長の直方体であり、横方向の長さがパレット2の短手方向と同じである。中央桁体23の上面及び下面には、短辺方向に亘る切欠(本実施形態では、長手方向両端とその中間の3箇所)が形成されている。
下面板21は、中央桁体23下面を介し、各側方桁体22下面の間に架け渡して固着されている。更に詳しくは、下面板21は、各側方桁体22及び中央桁体23と、組継ぎ(前記下面板21短辺部の係止片と各側方桁体22下面の切欠が嵌着し、下面板21の各開口部に挟まれた部分と中央桁体23下面の切欠が嵌着する構造)により固着されている。
パレット2下面において、下面板21表面と側方桁体22及び中央桁体23下面が面一となっており、各側方桁体22及び中央桁体23の下面の一部がパレット2下面に露出している。
前記パレット2長辺側の側部は開口しており、当該開口部から奥の領域(上面板24及び下面板21の間で、かつ、側方桁体22と中央桁体23の間に形成された空間。中央桁体23を挟んで2つ形成される。)が、フォークリフトの爪の差込部25となる。
(作 用)
図5を参照して、パレット2の作用を説明する。
パレット2は、下面板21が可撓性又は弾性を有しているので、下面板21についても上面板24(パレット1の上面板11の作用と同じ)と同様の作用を奏することとなり、上面及び下面を入れ替えることで、両面とも同じように使用することができる。
なお、他の作用については、パレット1と同様であるため、説明を省略する。
〔第3実施形態〕
本発明の他の実施の形態(第3実施形態)を図6に基づいて説明する。 なお、本実施形態において説明するパレット3は、パレット1と作用が共通するため、説明を省略する。
図6に示すパレット3は、側方桁体32と、当該各側方桁体32と等間隔に配置された中央桁体33と、各側方桁体32と中央桁体33の間の2つの領域に各々固着された下面板31及び上面板34と、を備えている。なお、下面板31及び上面板34は長辺及び短辺が同じ寸法であり、下面板31、側方桁体32及び中央桁体33は、所定の剛性を有する素材で形成されている。
下面板31は、平面部分の対向する一対の辺に、立ち上がり部311がそれぞれ形成されている。立ち上がり部311の高さは各桁体の半分の高さである。
側方桁体32及び中央桁体33は、同一形状(全ての面が長方形で構成された横長の直方体)であり、高さを含む各部が同一寸法である。各桁体の横方向の長さはパレット3の短手方向の長さと同じである。
上面板34は、対向する一対の辺に垂下部341がそれぞれ形成されており、垂下部341を除く平面部分は可撓性又は弾性を有する。垂下部341の高さは各桁体の半分の高さである。上面板34は、平面部分に4箇所の開口部を有し、方形枠内に十字枠が収まった形状(換言すると、平面部が格子状)に形成されている。
各下面板31は、平行に配置された側方桁体32及び中央桁体33の間に挟まれる形で固着されている。更に詳しくは、各下面板31は、一の立ち上がり部311の外側の面が、側方桁体32の長手方向の側面に固着されており、他の立ち上がり部311の外側の面が、中央桁体33の長手方向の側面に固着されている。
各上面板34は、平行に配置された側方桁体32及び中央桁体33の間に挟まれる形で固着されている。更に詳しくは、各上面板34は、一の垂下部341の外側の面が、側方桁体32の長手方向の側面に固着されており、他の垂下部341の外側の面が、中央桁体33の長手方向の側面に固着されている。
パレット3上面において、上面板34表面と側方桁体32及び中央桁体33上面が面一となっており、各側方桁体32及び中央桁体33の上面全部がパレット3上面に露出している。
前記パレット3において長手側の側部は開口しており、当該開口部から奥の領域(上面板34及び下面板31の間で、かつ、側方桁体32と中央桁体33の間に形成された空間。中央桁体33を挟んで2つ形成される。)が、フォークリフトの爪の差込部35となる。
本実施の形態において、パレット3の上面板34及び下面板31は別体であるが、これに限定するものではなく、例えば、上面板の垂下部及び下面板の立ち上がり部を含んで同上面板及び下面板が一体となった構造(換言すると、対向する一対の側部を除き、上面板及び下面板、桁体に固着される側の一対の側壁が一体となった構造)であってもよい。
本実施の形態では、可撓性又は弾性を有する上面板及び可撓性又は弾性を有する下面板は、ポリウレタン製であるが、これに限定するものではなく、例えば、天然又は合成ゴム、ウレタンゴム等の各種樹脂、発泡プラスチック、板バネ等の公知素材で形成したものであってもよい。また、前記可撓性又は弾性を有する樹脂と、金属プレート等の剛性を有する素材を組み合わせて補強された上面板等を使用してもよく、この場合、桁体の上面(第1実施形態の場合。第2実施形態の場合は下面板も含む。)と当接する部分や、上面板の垂下部及び下面板の立ち上がり部(第3実施形態の場合)に金属プレートを組み合わせることで当該部分の曲げ強度及び剥離耐性が向上し、パレット全体としての剛性が向上する。
本実施の形態では、可撓性又は弾性を有する上面板及び可撓性又は弾性を有する下面板は、その全面が可撓性又は弾性を有するものであるが、これに限定するものではなく、例えば、フォークリフトの爪が当接する部分及びその近傍のみが可撓性又は弾性を有し、それ以外の部分は硬質であるような構造であってもよい。
本実施の形態では、中央桁体は、一つであるが、二以上であってもよい。また、中央桁体は、載置する対象物によっては設けない場合もある(この場合、桁体は側方桁体のみとなる)。
本実施の形態では、中央及び側方の各桁体は、プラスチック製であるが、これに限定するものではなく、例えば、木製、金属製等その他の公知素材又はこれらを組み合わせたものであってもよく、載置対象物の荷重に耐えうる程度の所定の剛性を有していればよい。
本実施の形態では、下面板(可撓性又は弾性を有する下面板を除く)は、プラスチック製であるが、これに限定するものではなく、例えば、木製、金属製等その他の公知素材又はこれらを組み合わせたものであってもよい。
本実施の形態では、3つの桁体(2箇所の側方桁体と中央桁体)が平行に並んで設けられているが、これに限定するものではなく、例えば、パレットの三方に側方桁体が設けられ、当該側方桁体の一つと中央桁体の一端が固着した(桁体が平面視E字状)態様等であってもよく、上面板が下方に撓むことができるスペース及びパレット側部の差込部を有していれば各種形状に設計変更が可能である。
本実施の形態では、パレット上面(第2実施形態では下面も含む)において、上面板表面と側方桁体及び中央桁体上面が面一となっているが、上面板表面よりも桁体上面の方が高くなるように構成してもよい。
本実施の形態では、パレットの運搬手段としてフォークリフトを使用しているが、ハンドリフト等の他の運搬手段であってもよい。また、差込部へ差し込む対象としてフォークリフトの爪を挙げているが、これに限定するものではなく、例えば、運搬手段としてクレーンやデリック等を使用する場合は、鉤部或いは吊下ロープ等の差し入れ部となる場合もある。
本明細書及び特許請求の範囲で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書及び特許請求の範囲に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
1 パレット
11 下面板
12 側方桁体
13 中央桁体
14 上面板
15 差込部
2 パレット
21 下面板
22 側方桁体
23 中央桁体
24 上面板
25 差込部
3 パレット
31 下面板
311 立ち上がり部
32 側方桁体
33 中央桁体
34 上面板
341 垂下部
35 差込部
4 フォークリフト
41 爪
5 石膏ボード

Claims (7)

  1. 剛性を有し、高さが略均一である桁体と、
    該桁体の下面に固着されるか、または、前記桁体の下面近傍の側面に固着された下面板と、
    素材がポリウレタン、天然又は合成ゴム、ウレタンゴム、発泡プラスチックのいずれか一つであるか、あるいは、ポリウレタン、天然又は合成ゴム、ウレタンゴム、発泡プラスチックのいずれか一つと金属プレートを組み合わせて補強されたものであって、上方からの加圧によって少なくとも一部が下方に撓み、その後に元の状態に回復する可撓性または弾性を有し、前記桁体の上部に同桁体の上面の一部が露出するように固着され、その上面よりも同桁体の上面の方が高くなるようにしてあるか、または、前記桁体の上部近傍の側面に同桁体の上面の全部が露出するように固着され、その上面よりも同桁体の上面の方が高くなるようにしてある上面板とを備える
    パレット。
  2. 前記桁体が、前記下面板の対向する一対の端部全域に配置されている
    請求項1記載のパレット。
  3. 前記桁体が、前記下面板の対向する一対の端部全域および該対向する一対の端部の間の領域に配置されている
    請求項1記載のパレット。
  4. 前記下面板が、素材がポリウレタン、天然又は合成ゴム、ウレタンゴム、発泡プラスチックのいずれか一つであるか、あるいは、ポリウレタン、天然又は合成ゴム、ウレタンゴム、発泡プラスチックのいずれか一つと金属プレートを組み合わせて補強されたものであって、加圧によって少なくとも一部が前記上面板の方向に撓み、その後に元の状態に回復する可撓性または弾性を有する
    請求項1記載のパレット。
  5. 前記下面板が剛性を有する
    請求項1記載のパレット。
  6. 荷物を載せた運搬手段の腕部または水平部を下方にあるパレットの方向に移動させて、ポリウレタン、天然または合成ゴム、ウレタンゴム、発泡プラスチックのいずれか一つで形成されているか、あるいは、ポリウレタン、天然または合成ゴム、ウレタンゴム、発泡プラスチックのいずれか一つと金属プレートを組み合わせて補強して形成されており、上方からの加圧によって少なくとも一部が下方に撓み、その後に元の状態に回復する上面板を下方へ撓ませ、高さが略均一で剛性を有すると共に前記上面板の上面よりもその上面が高くなるようにしてある桁体へ前記荷物を載置する工程と、
    前記桁体の上に前記荷物を載置した状態で、前記腕部または前記水平部を水平方向へ引き抜く工程とを備える
    荷物の運搬方法。
  7. 前記腕部または前記水平部を前記上面板の下方に差し込み、同腕部または同水平部と同上面板の裏面を当接させて持ち上げて支持した状態で、前記パレットごと前記荷物を運搬する工程を備える
    請求項6記載の荷物の運搬方法。
JP2013124670A 2013-06-13 2013-06-13 パレット及び荷物の運搬方法 Active JP5934144B2 (ja)

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