JP2014170037A - 光源装置及び投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】投射面に照射される励起光及び色光を用いて形成される投影画像に色ムラ生じないようにする。
【解決手段】光源装置1が、回転駆動器42と、回転駆動器42によって回転させられる光学板41と、励起光光源ユニット10と、励起光光源ユニット10から発した励起光を光学板面50bに収束する収束光学系59と、光学板41の透光部41cに収束された励起光のスポットを転写面60dに転写する転写光学系60と、光学板41の蛍光体層41dに形成された蛍光の光源像を投射面50cに投影する第一投射光学系50と、転写面60dに転写された励起光のスポットを投射面50cに投影する第二投射光学系70と、を備える。第一投射光学系50における光学板面50bから投射面50cまでの光路長と、第二投射光学系70における転写面60dから投射面50cまでの光路長とが互いに等しい。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源装置及び投影装置に関する。
投影装置は、光源から発した光をデジタル・マイクロミラー・デバイス等の反射型表示素子又は液晶シャッターアレイパネル等の透過型表示素子に照射し、表示素子によって形成された画像を投影レンズによってスクリーンに投影するものである。従来、高輝度の放電ランプを光源として利用するプロジェクターが主流であった。しかし、近年、発光ダイオード、レーザーダイオード、有機エレクトロルミネッセンス素子等といった発光素子を光源として利用し、光源から発した光を蛍光体によって別の色の蛍光に変換する投影装置の開発が多々なされている(例えば、特許文献1参照)。特に、特許文献1には、回転するカラーホイールに青色の励起光を照射することによって黄色の蛍光を発生させる技術が開示されている(特許文献1の図14参照)。このカラーホイールは円形のガラス板の一部に蛍光体を配置したものであり、青色の発光ダイオードにより発せられた励起光がカラーホイールの蛍光体に照射される時には、黄色の蛍光が発生する。一方、カラーホイールのうち透明な部分に励起光が照射される時には、青色励起光がカラーホイールを通過する。カラーホイールの蛍光体から発した黄色蛍光と、カラーホイールの透明部分を通過した青色励起光は同一光路を辿ってDMDに入射する。更に、特許文献1には、これら黄色蛍光及び青色励起光の光路と、緑色発光ダイオードによって発せられた緑色光の光路と、赤色発光ダイオードによって発せられた赤色光の光路とを合成する技術が開示されている
特開2007−218956号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、青色発光ダイオードからDMDまでの青色励起光の光路の長さ、カラーホイールからDMDまでの黄色蛍光の光路の長さ、緑色発光ダイオードからDMDまでの緑色光の光路の長さ、赤色発光ダイオードからDMDまでの赤色光の光路の長さは互いに異なる。そのため、DMDに入射される青色励起光、黄色蛍光、緑色光及び赤色光は光度分布(配光)が異なってしまう。
それゆえ、DMDに入射される青色励起光、黄色蛍光、緑色光及び赤色光を合成すると色ムラが生じてしまう。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、投射面に照射される励起光及び色光を用いて形成される投影画像に色ムラ生じないようにすることである。
以上の課題を解決するために、本発明に係る光源装置は、回転駆動器と、前記回転駆動器によって回転させられ、透光部及び蛍光体層を有した光学板と、励起光を発する励起光光源ユニットと、前記励起光光源ユニットから発した励起光を前記透光部及び前記蛍光体層に収束する収束光学系と、前記収束光学系によって前記透光部に収束された励起光のスポットを、前記光学板の前記透光部及び前記蛍光体層と同一の面である光学板面と異なる転写面に転写する転写光学系と、前記収束光学系により励起光が前記蛍光体層に収束されることによって前記蛍光体層に形成された蛍光の光源像を前記光学板面及び前記転写面と異なる共通投射面に投影する第一投射光学系と、前記転写光学系により前記転写面に転写された励起光のスポットを前記共通投射面に投影する第二投射光学系と、を備え、前記第一投射光学系における前記光学板面から前記共通投射面までの光路長と、前記第二投射光学系における前記転写面から前記共通投射面までの光路長とが互いに等しいことを特徴とする。
本発明によれば、共通投射面における蛍光の照射領域と励起光の照射領域がずれることを抑制することができる。共通投射面における蛍光の配光と励起光の配光を同じようにすることができる。よって、その共通投射面における励起光と蛍光とを用いて画像を投影した場合、その投影画像に色ムラが生じることを抑制することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る投影装置の平面図である。 同実施形態に係る光学板の平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る投影装置の平面図である。 変形例に係る光学板の平面図である。 変形例に係る光学板の平面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
〔第1の実施の形態〕
図1は、投影装置100の平面図である。
図1に示すように、投影装置100は、光源装置(時分割光発生装置、シーケンシャルカラー発生装置)1、光源側光学系2、表示素子3及び投影光学系4等を備える。
光源装置1は、出射光を複数色の光として時分割で出射するものである。具体的には、光源装置1は、赤色光、緑色光及び青色光を順次繰り返し出射するものである。
光源側光学系2は、光源装置1から出射された赤色光、緑色光及び青色光を表示素子3に投射する。光源側光学系2は、導光装置2a、レンズ2b、光軸変換ミラー2c、レンズ群2d、照射ミラー2e及びフィールドレンズ2fを有する。このうちフィールドレンズ2fは光源側光学系2と投影光学系4に兼用される。
導光装置2aはライトトンネル又はライトロッドである。導光装置2aの入射面(共通投射面)50cが赤色光、緑色光及び青色光に共通した投射面であり、赤色光、緑色光及び青色光が光源装置1によって入射面50cに投射される。導光装置2aは、光源装置1によって出射された赤色光、緑色光及び青色光を側面で複数回反射又は全反射させることで、赤色光、緑色光及び青色光を均一な強度分布の光束にする。レンズ2bは、導光装置2aによって導光された赤色光、緑色光及び青色光を光軸変換ミラー2cに向けて投射するとともに、集光する。光軸変換ミラー2cは、レンズ2bによって投射された赤色光、緑色光及び青色光をレンズ群2dに向けて反射させる。レンズ群2dは、光軸変換ミラー2cによって反射された赤色光、緑色光及び青色光を照射ミラー2eに向けて投射するとともに、集光する。照射ミラー2eは、レンズ群2dによって投射された光を表示素子3に向けて反射させる。フィールドレンズ2fは、照射ミラー2eによって反射された光を表示素子3へ投射する。
表示素子3は、空間光変調器であり、光源側光学系2によって照射された赤色光、緑色光及び青色光を各画素で変調することによって画像を形成する。具体的には、表示素子3は、二次元アレイ状に配列された複数の可動マイクロミラー等を有するデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)である。表示素子3はドライバによって駆動される。つまり、赤色光が表示素子3に照射されている時に、表示素子3の各可動マイクロミラーが制御(例えば、PWM制御)されることで、赤色光が投影光学系4に向けて反射される時間比(デューティー比)が可動マイクロミラー毎に制御される。これにより、表示素子3によって赤色の画像が形成される。緑色光や青色光が表示素子3に照射されている際も、同様である。
なお、表示素子3が反射型の空間光変調器ではなく、透過型の空間光変調器(例えば、液晶シャッターアレイパネル:いわゆる液晶表示器)であってもよい。表示素子3が透過型の空間光変調器である場合、光源側光学系2の光学設計を変更し、光源側光学系2によって照射される赤色光、緑色光及び青色光の光軸が後述の投影光学系4の光軸に重なるようにして、投影光学系4と光源側光学系2との間に表示素子3を配置する。
投影光学系4は表示素子3に対向するように設けられ、投影光学系4の光軸が前後に延びて表示素子3に交差(具体的には、直交)する。投影光学系4は、表示素子3によって反射された光を前方に投射することによって、表示素子3によって形成された画像をスクリーンに投影する。この投影光学系4は可動レンズ群4a及び固定レンズ群4b等を備える。投影光学系4は、可動レンズ群4aの移動によって、焦点距離が変更可能であるとともに、フォーカシングが可能である。
光源装置1は、励起光光源ユニット10、縮小光学系20、拡散透過板33、励起光変換装置40、第一投射光学系50、転写光学系60、第二投射光学系70、第二光源80及び集光光学系90等を備える。
第二光源80は半導体発光素子であり、より具体的には発光ダイオードである。第二光源80が駆動回路によって駆動されると、第二光源80が点滅したり、調光されたりする。第二光源80の点滅周期は短く、第二光源80の点滅は肉眼で識別できないほど高速である。
集光光学系90はレンズ91,92からなるレンズ群である。集光光学系90が第二光源80に対向し、集光光学系90の光軸と第二光源80の光軸が一致する。
集光光学系90は、第二光源80によって発せられた光を集光して、その光を平行光に近づける。
励起光光源ユニット10は、略平行光である励起ビームを発する。励起光光源ユニット10によって発せられた励起ビームの光軸と第二光源80によって発せられた光の光軸は直交する。
励起光光源ユニット10によって発せられる励起ビームと第二光源80によって発せられる光とは色が異なる。具体的には、励起光光源ユニット10によって発せられる励起ビームは波長が短い高エネルギーの可視光(特に単色可視光)であり、好ましくは光の三原色のうち青色のビームである。一方、第二光源80によって発せられる光は波長が長い低エネルギーの可視光(特に単色可視光)であり、好ましくは光の三原色のうち赤色の光である。
励起光光源ユニット10によって発せられた励起ビームは、互いに平行に進行する複数のレーザー励起光の束である。具体的には、励起光光源ユニット10が複数の励起光光源11、複数のコリメートレンズ12及び複数の反射ミラー13を有する。これら励起光光源11は半導体発光素子であり、より具体的には青色レーザーダイオードである。これら励起光光源11が第二光源80と同じ向きに設けられ、これら励起光光源11の光軸と第二光源80の光軸が互いに平行である。これら励起光光源11が図1の紙面に対して垂直な面に沿って二次元アレイ状(格子状)に配列されている。複数のコリメートレンズ12が図1の紙面に対して垂直な面に沿って二次元アレイ状(格子状)に配列されている。コリメートレンズ12が励起光光源11にそれぞれ対向する。反射ミラー13が励起光光源11から発したレーザー光の光軸に対して斜めになるように励起光光源11及びコリメートレンズ12に相対し、コリメートレンズ12によってコリメートされたレーザー光の光軸が反射ミラー13によって90°変換される。これら反射ミラー13は階段状に配列されている。コリメートレンズ12によってコリメートされたレーザー光の光軸の間隔がこれら反射ミラー13によって狭められ、これら反射ミラー13によって反射されたレーザー光の束全体としてのビーム径は、反射ミラー13によって反射される前のレーザー光の束全体としてのビーム径よりも細くなる。これら反射ミラー13によって反射されたレーザー光は略平行に進行し、これらレーザー光の束は略平行光であり、これらレーザー光の束が励起光光源ユニット10によって発せられた励起ビーム(青色ビーム)である。
励起光光源11は駆動回路によって駆動されると、励起光光源11が点滅したり、調光されたりする。励起光光源11の点滅周期は短く、励起光光源11の点滅は肉眼で識別できないほど高速である。励起光光源11の点灯時には第二光源80が消灯し、第二光源80の点灯時には励起光光源11が消灯する。
縮小光学系20は、レンズ21,22からなるレンズ群である。縮小光学系20は、反射ミラー13によりレーザー光が反射される側に配置されている。また、縮小光学系20は、縮小光学系20の光軸が反射ミラー13によって反射されたレーザー光の束の光軸と一致するように配置されている。縮小光学系20の光軸は、第二光源80の光軸及び集光光学系90の光軸に対して直交する。
縮小光学系20は、励起光光源ユニット10によって発せられた励起ビームの径を縮小する。つまり、縮小光学系20は、複数の反射ミラー13によって反射されたレーザー光の束を集光させて、これらレーザー光の間隔を狭める。
第一投射光学系50は、レンズ群(第一レンズ群)51、第一ダイクロイックミラー52、レンズ(第一レンズ)53、第二ダイクロイックミラー54及びレンズ55からなる。
第一ダイクロイックミラー52は、縮小光学系20の光軸と集光光学系90の光軸との交差部に配置されている。第一ダイクロイックミラー52は、縮小光学系20の光軸に対して45°で斜交するとともに、集光光学系90の光軸に対して45°で斜交する。第一ダイクロイックミラー52は、所定帯域の光(緑色光)を反射させ、その所定帯域外の光(赤色光、青色光)を透過させる。具体的には、第一ダイクロイックミラー52は、縮小光学系20を通過した励起光ビーム(青色ビーム)を透過させ、集光光学系90を通過した赤色光を透過させ、後述の励起光変換装置40により励起ビームから変換された蛍光(緑色光)を反射させる。
レンズ群51はレンズ51a,51bからなる。レンズ群51と縮小光学系20がこれらの間に第一ダイクロイックミラー52を置いて相対向し、レンズ群51の光軸と縮小光学系20の光軸が一致する。
レンズ群51は、縮小光学系20によって縮径された励起ビームを収束して、励起光(青色光)のスポット(収束点)50aを形成する。そのスポット50aにおいてレンズ群51の光軸と直交する面50bを収束面50bといい、レンズ群51がその収束面50bに対向する。収束面50bと後述の透光部41c及び蛍光体層41dとが同一面にある。
縮小光学系20とレンズ群51と第一ダイクロイックミラー52の組み合わせが励起光光源ユニット10から発した励起ビームを収束する収束光学系59である。収束光学系59と第一投射光学系50が縮小光学系20、レンズ群51及び第一ダイクロイックミラー52を共有し、縮小光学系20、レンズ群51及び第一ダイクロイックミラー52が収束光学系59及び第一投射光学系50に兼用される。
レンズ53と集光光学系90がこれらの間に第一ダイクロイックミラー52を置いて相対向する。レンズ53の光軸と集光光学系90の光軸が一致する。
レンズ55が縮小光学系20の側方に配置され、レンズ55の光軸と縮小光学系20の光軸が互いに平行である。レンズ55は、レンズ55の光軸がレンズ53に関して集光光学系90の反対側においてレンズ53及び集光光学系90の光軸に対して直交するように配置されている。
第二ダイクロイックミラー54は、レンズ53の光軸とレンズ55の光軸の交差部に配置されている。第二ダイクロイックミラー54は、レンズ53の光軸に対して45°で斜交するとともに、レンズ55の光軸に対して45°で斜交する。また、第二ダイクロイックミラー54と第一ダイクロイックミラー52が互いに平行である。第二ダイクロイックミラー54は、所定帯域の光(緑色光、赤色光)を反射させ、その所定帯域外の光(青色光)を透過させる。具体的には、第二ダイクロイックミラー54は、レンズ53を通過した緑色光(蛍光)や赤色光を反射させ、後述の励起光変換装置40により励起ビームから変換された透過光(青色光)を反射させる。
第二光源80によって発せられ且つ集光光学系90によって集光された光は、レンズ53に向かって第一ダイクロイックミラー52を透過し、次いでレンズ53によって集光され、次いで第二ダイクロイックミラー54によってレンズ55に向かって反射され、次いでレンズ55によって集光される。これにより、第二光源80によって発せられた光のスポット(収束点)が導光装置2aの入射面(各色光共通投射面)50cに形成され、そのスポットが第二光源80よりも大きい。つまり、集光光学系90、第一ダイクロイックミラー52、レンズ53、第二ダイクロイックミラー54及びレンズ55からなる光学系は、第二光源80の像を導光装置2aの入射面50cに拡大投影(拡大結像)する。導光装置2aの入射面50cはレンズ55に正対するとともに、レンズ55の光軸に対して直交する。尚、本実施形態では、後述する励起光変換装置40から照射される各色の光が共通して投射される共通投射面として導光装置2aの入射面50cを用いて説明するが、この共通投射面は励起光変換装置40により照射された各色光が共通して通る光路中であればどの位置に設定してもよい。
励起光変換装置40は、レンズ群51によって収束された励起ビームを蛍光(緑色光)と拡散透過光(青色光)に交互に変換する。
励起光変換装置40は、光学板41及びスピンドルモーター(回転駆動器)42を有する。光学板41が円板状に設けられ、スピンドルモーター42が光学板41の中心において光学板41に連結されている。光学板41が励起光のスポット50aにおいてレンズ群51の光軸に対して直交し、その光学板41が収束面50bに沿っている。
図2は光学板41の平面図である。なお、図2を見る方向と図1を見る方向は垂直である。
光学板41はホイール板41a、蛍光体層41d及び拡散透過板41e等を有する。ホイール板41aの形状を大づかみに捉えた際のホイール板41aの骨格的形状は円板であり、ホイール板41aの中心には取付孔41bが形成され、スピンドルモーター42の出力軸が取付孔41bに嵌め込まれて固定されている。スピンドルモーター42の出力軸がレンズ群51及び縮小光学系20の光軸に対して平行であり、ホイール板41aがレンズ群51及び縮小光学系20の光軸に対して直交する。ホイール板41aの表側の面がレンズ群51側に向き、ホイール板41aの裏側の面が反対を向いている。
ホイール板41aの周縁には透光部41cが形成され、その透光部41cが周方向に延在している。なお、周方向とは、スピンドルモーター42の出力軸を中心とした円周方向をいい、軸方向とは、スピンドルモーター42の出力軸が延びる方向をいう。
蛍光体層41dがホイール板41aの表側の面に形成されている。蛍光体層41dとホイール板41aの接合界面が鏡面仕上げされ、蛍光体層41dから発した蛍光の利用効率が向上している。
軸方向に見て、蛍光体層41dは周方向に延びるように円弧帯状に形成されている。蛍光体層41dと透光部41cが周方向に並設され、蛍光体層41dと透光部41cが同一面上にある。つまり、軸方向に見て、蛍光体層41dと透光部41cとは、スピンドルモーター42の出力軸を中心とした同一円周上に配置されている。なお、蛍光体層41dが円弧帯状に形成されているのではなく、蛍光体層41dがホイール板41aの表側の面全体に形成されていてもよいし、蛍光体層41dがスピンドルモーター42の出力軸を中心とした扇形状に形作られてもよい。
円板状の拡散透過板41eがホイール板41aの透光部41cに設けられている。
光学板41の透光部41c及び蛍光体層41dと同一面である光学板面が収束面50bと一致する。ホイール板41aがスピンドルモーター42によって回転されると、蛍光体層41dと透光部41c(拡散透過板41e)が交互にレンズ群51の光軸を通過する。蛍光体層41dがレンズ群51の光軸を通過する時には、励起ビームが蛍光に変換される。つまり、励起光がスポット50aとして蛍光体層41dに照射されるので、その照射箇所が励起光によって励起されて、その照射箇所から蛍光が発せられる。蛍光体層41dから発する蛍光の色は励起光の色と異なるのであれば、その蛍光の波長帯域は特に限定するものではないが、単色の可視光であることが好ましい。例えば、蛍光体層41dから発する蛍光は緑色光である。蛍光体層41dに対する励起光の照射箇所(スポット50a)から蛍光が発するので、その照射箇所(スポット50a)が蛍光の光源像とみなせる。つまり、励起光のスポット50aが蛍光体層41dによって蛍光の光源像に変換され、その蛍光の光源像が蛍光体層41d(収束面50b)に形成される。
一方、透光部41c(拡散透過板41e)がレンズ群51の光軸を通過する時には、励起ビームが拡散透過光に変換される。つまり、励起光がスポット50aとして拡散透過板41eに照射されると、励起光の指向性が拡散透過板41eの拡散作用により低下し、その励起光が拡散透過板41eを通過する。拡散透過板41eを通過する透過光の波長帯域は励起光の波長帯域に等しく、その透過光と励起光が同じ色である。拡散透過板41eに対する励起光の照射箇所(スポット50a)から透過光が発するので、その照射箇所(スポット50a)が透過光の光源像とみなせる。つまり、励起光のスポット50aが拡散透過板41eによって透過光の光源像に変換され、その透過光の光源像が拡散透過板41e(収束面50b)に形成される。
拡散透過板41eの回転によって励起光の照射箇所が一定箇所にならないので、拡散透過板41eを透過する光にノイズ(スペックルノイズ)が発生することを低減することができる。
励起光光源11が点滅するが、透光部41c(拡散透過板41e)がレンズ群51の光軸を通過する期間の全体にわたって励起光光源11が消灯し続けることがないうえ、蛍光体層41dがレンズ群51の光軸を通過する期間の全体にわたって励起光光源11が消灯し続けることがない。例えば、蛍光体層41dの周方向に沿った一部の範囲(例えば、半分)Aがレンズ群51の光軸を通過する際には、励起光光源11が消灯し、蛍光体層41dの残りの範囲や透光部41cがレンズ群51の光軸を通過する際には、励起光が点灯する。
図1に示すように、蛍光体層41dによって発せられた蛍光は、レンズ群51によって集光され、次いで第一ダイクロイックミラー52によってレンズ53に向かって反射され、次いでレンズ53によって集光され、次いで第二ダイクロイックミラー54によってレンズ55に向かって反射され、次いでレンズ55によって集光される。これにより、蛍光体層41dによって発せられた蛍光のスポット(収束点)が導光装置2aの入射面50cに形成され、そのスポットが蛍光の光源像及びスポット50aよりも大きい。つまり、第一投射光学系50は、蛍光の光源像を導光装置2aの入射面50cに拡大投影(拡大結像)する。
転写光学系60は、収束面50b(特に透光部41c)に形成された透過光の光源像(スポット50a)を転写面60dに転写する、即ち、収束面50bに投影された光源像を転写面60dに投影する。好ましくは、転写光学系60は、収束面50bに形成された透過光の光源像(スポット50a)を等倍で転写面60dに投影する。ここで、転写面60dは収束面50bに交差する面であり、具体的には転写面60dは収束面50bに直交する。その転写面60dはレンズ55の光軸とレンズ群51の光軸との間に配置されている。その転写面60dはレンズ55の光軸及びレンズ群51の光軸に対して平行である。
転写光学系60は楕円面型の凹面鏡60cであり、凹面鏡60cによって第一焦点(第一収束点)60a及び第二焦点(第二収束点)60bが設定される。第一焦点60aが励起光光源ユニット10、縮小光学系20及びレンズ群51の光軸上に設定されるとともに、収束面50b上に設定される。つまり、第一焦点60aが、励起光光源ユニット10、縮小光学系20及びレンズ群51の光軸と収束面50bの交点に重なる。よって、透過光の光源像(スポット50a)が第一焦点60aに形成される。
第二焦点60bが第二投射光学系70のレンズ群71の光軸上に設定されるとともに、転写面60d上に設定される。つまり、第二焦点60bが、レンズ群71の光軸と転写面60dの交点に重なる。更に、第二焦点60bと第一焦点60aは、第二ダイクロイックミラー54を通って第二ダイクロイックミラー54に沿った平面に関して面対称である。
凹面鏡60cは、第一焦点60aと第二焦点60bとを有した楕円曲線を、第一焦点60aと第二焦点60bを結ぶ軸の回りに回転することで得られた回転楕円面鏡である。第一焦点60aと第二焦点60bを結ぶ回転対称軸は、第二ダイクロイックミラー54を通って第二ダイクロイックミラー54に沿った平面に対して直交する。凹面鏡60cは、収束面50bに関してレンズ群51の反対側に配置されるとともに、転写面60dに関してレンズ群71の反対側に配置されている。
拡散透過板41eを通過した透過光は凹面鏡60cによって第二焦点60bに向けて反射されて、その反射光が第二焦点60bにおいて収束される。つまり、拡散透過板41eを通過した透過光のスポットが凹面鏡60cによって第二焦点60bに形成され、第一焦点60aに形成された透過光の光源像が凹面鏡60cによって第二焦点60bに転写される。なお、収束面50bに形成される透過光のスポット(光源像)の径と、転写面60dに形成される透過光のスポット(光源像)の径は等しいことが好ましい。
転写面60dには拡散透過板33が配置されている。拡散透過板33が転写面60dに沿っており、第二焦点60bが拡散透過板33に設定されている。拡散透過板33は固定されていてもよいし、転写面60dに沿って移動可能(例えば、回転可能、揺動可能、振動可能)に設けられてもよい。拡散透過板33が移動可能に設けられている場合、スピンドルモーター42又は他の駆動源によって拡散透過板33が駆動される。
第二投射光学系70は、レンズ群(第二レンズ群)71、平面ミラー72、レンズ(第二レンズ)73、第二ダイクロイックミラー54及びレンズ(第三レンズ)55からなる。第二投射光学系70と第一投射光学系50は第二ダイクロイックミラー54及びレンズ55を共有し、第二ダイクロイックミラー54及びレンズ55が第二投射光学系70と第一投射光学系50に兼用される。
レンズ群71はレンズ71a,71bからなる。レンズ群71は、拡散透過板33及び転写面60dに関し凹面鏡60cの反対側に配置されているとともに、レンズ群51の光軸とレンズ55の光軸との間に配置されている。レンズ群71が拡散透過板33及び転写面60dに対向し、レンズ群71の光軸が拡散透過板33及び転写面60dに直交する。レンズ群71の光軸は、レンズ群51の光軸に直交するとともに、レンズ55の光軸に直交する。平面ミラー72は、レンズ群71の光軸とレンズ55の光軸の交差部に配置されている。平面ミラー72は、レンズ群71の光軸に対して45°で斜交するとともに、レンズ55の光軸に対して45°で斜交する。また、平面ミラー72と第二ダイクロイックミラー54と第一ダイクロイックミラー52が互いに平行である。平面ミラー72が第一ダイクロイックミラー52に対向する。第二ダイクロイックミラー54を通って第二ダイクロイックミラー54に沿った平面から平面ミラー72までの距離と、第二ダイクロイックミラー54を通って第二ダイクロイックミラー54に沿った平面から第一ダイクロイックミラー52までの距離とが互いに等しい。レンズ73は平面ミラー72と第二ダイクロイックミラー54の間に配置されている。レンズ73がレンズ55に対向し、レンズ73の光軸がレンズ55の光軸に一致する。
レンズ群71とレンズ群51が、第二ダイクロイックミラー54を通って第二ダイクロイックミラー54に沿った平面に関して面対称である。レンズ73とレンズ53が、第二ダイクロイックミラー54を通って第二ダイクロイックミラー54に沿った平面に関して面対称である。
凹面鏡60cによって第二焦点60bに収束された光(励起光)は、レンズ群71によって集光され、次いで平面ミラー72によってレンズ73に向かって反射され、次いでレンズ73によって集光され、次いで第二ダイクロイックミラー54をレンズ55に向かって透過し、次いでレンズ55によって集光される。これにより、転写面60dを通過した光のスポット(収束点)が導光装置2aの入射面50cに形成され、そのスポットが転写面60dにおけるスポットよりも大きい。つまり、第二投射光学系70は、転写面60dに転写された透過光の光源像を導光装置2aの入射面50cに拡大投影(拡大結像)する。
レンズ群71とレンズ群51は同じものであり、レンズ73とレンズ53は同じものである。以上述べたことから転写面60dからレンズ群71、平面ミラー72、レンズ73、第二ダイクロイックミラー54及びレンズ55を経由して導光装置2aの入射面50cまでの光路長(光路長とは光軸に沿った距離をいう。)は、収束面50bからレンズ群51,第一ダイクロイックミラー52、レンズ53、第二ダイクロイックミラー54及びレンズ55を経由して導光装置2aの入射面50cまでの光路長に等しい。また、第一投射光学系50の光学的特性と第二投射光学系70の光学的特性を同じにすることができ、例えば第一投射光学系50の屈折力と第二投射光学系70の屈折力が互いに等しい。
従って、導光装置2aの入射面50cにおける蛍光(緑色光)の配光(光度分布)と、導光装置2aの入射面50cにおける励起光(青色光)の配光が同じようになる。また、導光装置2aの入射面50cに入射される蛍光の領域と励起光の領域がずれてしまうことを防止することができる。そのため、仮に蛍光(緑色光)と励起光(青色光)が同時に導光装置2aの入射面50cに照射されたものとしたら、その合成光に色ムラが殆ど発生しない。
また、レンズ群71とレンズ群51やレンズ73とレンズ53に関して部品の共通化を図ることができ、生産コストの削減を図ることができる。
収束面50bに形成された透過光(励起光)の光源像が転写光学系60によって転写面60dに転写されたからこそ、光学板41から透過光(励起光)が進行する向きと光学板41から蛍光が進行する向きとが逆であっても、転写面60dから導光装置2aの入射面50cまでの透過光の光路長と収束面50bから導光装置2aの入射面50cまでの蛍光の光路長とを等しくすることができる。しかも、収束面50bに投射される励起光の光軸と導光装置2aの入射面50cに投射される光の光軸を平行にすることができ、図1の左右方向(レンズ53の光軸に平行な方向)に沿う装置の大きさをコンパクトにすることができる。
2つの焦点60a,60bを有する凹面鏡60cが転写光学系60に採用されたから、転写光学系60を必要最小限の構成とすることができる。しかも、その凹面鏡60cが回転楕円面鏡であるからこそ、凹面鏡60cの設置スペースを小さくしつつ焦点60a,60bを近づけることができ、第二ダイクロイックミラー54を通って第二ダイクロイックミラー54に沿った平面に関して面対称の位置に焦点60a,60bを配置することができる。それゆえ、転写面60dから第二ダイクロイックミラー54までの励起光の経路と、収束面50bから第二ダイクロイックミラー54までの蛍光の経路と、第二ダイクロイックミラー54に沿った平面に関して面対称にすることができる。つまり、レンズ群71、平面ミラー72及びレンズ73の設置スペースがレンズ群51、第一ダイクロイックミラー52及びレンズ53の設置スペースよりも大きくならず、レンズ群71、平面ミラー72及びレンズ73の設置スペースを必要最小限に抑えることができる。
しかも、凹面鏡60cが収束面50bと転写面60dとによって挟まれる領域に設置されている。また、凹面鏡60cはスピンドルモーター42とレンズ群71との間の領域に設置されている。そのため、その領域を有効利用して凹面鏡60cを設置することができる。
よって、レンズ群51、レンズ53、ダイクロイックミラー52,54、凹面鏡60c、レンズ群71、平面ミラー72及びレンズ73を狭いスペース内に配置することができ、装置全体としてのコンパクト化を図ることができる。
〔第2の実施の形態〕
図3は、投影装置100Aの平面図である。第2実施形態の投影装置100Aと第1実施形態の投影装置100との間で互いに対応する部分には同一の符号を付す。
投影装置100Aと投影装置100の間で相違する点は拡散透過板33、転写光学系60及び第二投射光学系70にある。以下、投影装置100Aと投影装置100の相違する点について主に説明する。以下に説明することを除いて、投影装置100Aと投影装置100の互いに対応する部分は同一に設けられている。
第二投射光学系70はレンズ群71、レンズ73及びレンズ55を有するが、平面ミラー72(図1参照)を有さない。レンズ群71の光軸はレンズ73及びレンズ55の光軸と一致するとともに、レンズ群51の光軸に対して平行である。
拡散透過板33がレンズ群71に対向し、レンズ群71、レンズ73及びレンズ55の光軸が拡散透過板33に直交する。
なお、第1の実施の形態の場合と同様に、レンズ群71とレンズ群51は同じものであり、レンズ73とレンズ53は同じものである。また、転写面60dからレンズ群71、レンズ73、第二ダイクロイックミラー54及びレンズ55を経由して導光装置2aの入射面50cまでの光路長は、収束面50bからレンズ群51、第一ダイクロイックミラー52、レンズ53、第二ダイクロイックミラー54及びレンズ55を経由して導光装置2aの入射面50cまでの光路長に等しい。
転写光学系60は、収束面50bに形成された透過光の光源像(スポット50a)を転写面60dに等倍で結像する結像光学系60eである。収束面50bが結像光学系60eにおける物体面に相当し、転写面60dが結像光学系60eの結像面に相当する。転写面60dが収束面50bに対して平行であり、その転写面60dがレンズ群71、レンズ73及びレンズ55の光軸に直交する。拡散透過板33が転写面60dに沿うように設けられている。
結像光学系60eはレンズ60f,60g,60h、平面ミラー60i、レンズ60j及び平面ミラー60kを有し、これらレンズ60f,60g,60h、平面ミラー60i、レンズ60j及び平面ミラー60kによって第一収束点60m及び第二収束点60nが設定される。第一収束点60mは、励起光光源ユニット10、縮小光学系20及びレンズ群51の光軸と収束面50bの交点に重なり、透過光の光源像(スポット50a)にも重なる。第二収束点60nが、レンズ群71の光軸と転写面60dの交点に重なる。
レンズ60f,60g,60hがレンズ群51との間に光学板41を置いてレンズ群71に対向し、レンズ60f,60g,60hの光軸がレンズ群51の光軸に一致する。
レンズ60jがレンズ群71の光軸とレンズ群51の光軸との間に配置され、レンズ60jの光軸がレンズ群71の光軸及びレンズ群51の光軸に直交する。
平面ミラー60iは、レンズ60f,60g,60hの光軸とレンズ60jの光軸との交差部に配置されている。平面ミラー60iは、レンズ60f,60g,60hの光軸に対して45°で斜交するとともに、レンズ60jの光軸に対して45°で斜交する。また、平面ミラー60iはダイクロイックミラー52,54に対して垂直である。
平面ミラー60kは、レンズ60jの光軸とレンズ群71の光軸との交差部に配置されている。平面ミラー60kは、レンズ60jの光軸に対して45°で斜交するとともに、レンズ群71の光軸に対して45°で斜交する。また、平面ミラー60kはダイクロイックミラー52,54に対して平行である。
これらレンズ60f,60g,60h,60j全体としての光軸が平面ミラー60k,60iによって屈曲されることにより、転写面60dが導光装置2aの入射面50c及び収束面50bに対して平行であるとともに導光装置2aの入射面50cに対して対向する
光学板41の拡散透過板41eを通過した透過光(スポット50aを通過した励起光)はレンズ60f,60g,60hによって集光され、次いで平面ミラー60iによってレンズ60j及び平面ミラー60kに向けて反射され、次いでレンズ60jによって集光され、次いで平面ミラー60kによって拡散透過板33に向けて反射される。これにより、光学板41の拡散透過板41eの透過光が第二収束点60nに収束され、その光のスポット(収束点)が拡散透過板33及び転写面60dに形成される。結像光学系60eが等倍投影光学系であるから、転写面60d及び拡散透過板33に形成されたスポットの径は収束面50bに形成されたスポット50aの径に等しい。
拡散透過板33及び転写面60dに形成されたスポット(透過光の光源像)は、第1実施形態の場合と同様に、第二投射光学系70によって導光装置2aの入射面50cに拡大投影される。
〔変形例〕
本発明を適用可能な実施形態は上述した各実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、幾つかの変形例について説明する。以下に説明する変形例は、変更個所を除いて上述した第1又は第2の実施の形態と同様である。また、以下に説明する各変形例を可能な限り組み合わせてもよい。
(1) 転写光学系60が、2つの放物面型凹面鏡を有するとともに、必要に応じて一枚又は複数枚の平面ミラーを有するものでもよい。一方の放物面型凹面鏡は、上述の第一焦点60a又は第一収束点60mの位置に焦点を有した放物線を回転することで得られる回転放物面鏡である。他方の放物面型凹面鏡は、第二焦点60b又は第二収束点60nの位置に焦点を有した放物線を回転することで得られる回転放物面鏡である。そして、拡散透過板41eを通過した透過光は一方の放物面型凹面鏡によって略平行光として反射される。そして、その略平行光が必要に応じて平面ミラーによって反射された上で、他方の放物面型凹面鏡によって焦点(第二焦点60b又は第二収束点60n)の位置に収束される。
(2) 上記第1及び第2の実施の形態では、励起光光源ユニット10によって発せられる励起光の色が青、第二光源80によって発せられる光の色が赤、蛍光体層41dによって発せられる蛍光の色が緑であった。これらの光の色を別の色にしてもよい。その場合、ダイクロイックミラー52,54の反射可能な波長帯域や透過可能な波長帯域を適切に変更する。なお、励起光光源ユニット10によって発せられる励起光の色、第二光源80によって発せられる光の色、蛍光体層41dによって発せられる蛍光の色は光の三原色であって、互いに異なることが好ましい。
(3) 上記第1及び第2の実施の形態では、励起光光源ユニット10が、指向性の高い複数の励起光光源11を有するものであった。それに対して、励起光光源ユニット10が、指向性の低い単一の励起光光源を有するものでもよい。その場合、縮小光学系20の屈折力や位置を変更し、励起光光源ユニット10の単一の励起光光源から発した励起光が縮小光学系20及びレンズ群51によって収束面50bに収束され、第一焦点60a又は第一収束点60mの位置にスポットが形成される。つまり、励起光光源の像が縮小光学系20及びレンズ群51によって第一焦点60a又は第一収束点60mの位置に投影(結像)される。
(4) 上記第1及び第2の実施の形態では、蛍光体層41dが形成されている周方向の範囲は、透光部41cが形成されている周方向の範囲以外の範囲の全体である。それに対して、図4に示すように、蛍光体層41dが形成されている周方向の範囲は、透光部41cが形成されている周方向の範囲以外の範囲の一部(例えば、半分)であってもよい。透光部41cが形成されている周方向の範囲以外の範囲のうち、蛍光体層41dが形成されていない範囲には反射防止層41fが形成されていることが好ましい。蛍光体層41dが形成されていない範囲(反射防止層41f)がレンズ群51の光軸を通過する際には、励起光光源11が消灯することが好ましい。
(5) 図5に示すように、蛍光体層41dが周方向に二つに分けられ、二つに分けられた蛍光体層41d1,41d2のうち第一蛍光体層41d1の蛍光色と第二蛍光体層41d2の蛍光色が異なっていてもよい。軸方向に見て、第一蛍光体層41d1と第二蛍光体層41d2は、同一円周上に配置されているとともに、互いに周方向にずれて配置されている。蛍光体層41d1,41d2から発する蛍光の色は励起光の色と異なるのであれば、それらの蛍光の波長帯域は特に限定するものではないが、単色の可視光であることが好ましい。具体的には、励起光の色、第一蛍光体層41d1から発する蛍光の色、第二蛍光体層41d2から発する蛍光の色は、光の三原色であって、互いに異なる。例えば、励起光は青色の波長帯域の光であり、第一蛍光体層41d1から発する蛍光は緑色の波長帯域の光であり、第二蛍光体層41d2から発する蛍光は赤色の波長帯域の光である。この場合、励起光光源11は常時点灯し、第二光源80及び集光光学系90が省略されている。また、第一ダイクロイックミラー52は、第一蛍光体層41d1から発する蛍光をレンズ53に向けて反射させる上、第二蛍光体層41d2から発する蛍光をレンズ53に向けて反射させる。
(6) 拡散透過板41eを省略してもよい。この場合、拡散透過板33が転写面60dに沿って駆動され、励起光が拡散透過板33上の1箇所に収束されないようにすることが好ましい。例えば拡散透過板33がレンズ群71の光軸に平行な回転軸(但し、その回転軸は第二焦点20bからずれている)を中心に回転運動すれば、拡散透過板33に入射する励起光のスポット(光源像)が拡散透過板33上に円形状の軌跡を描くから、励起光が拡散透過板33上の特定の点に収束されない。
(7) 拡散透過板33を省略してもよい。
このように、本実施形態によれば、異なる光を共通投射面で発生させるような構成、例えば蛍光体層と拡散透過板とが同一平面上に配置されているホイール板から、励起光と、蛍光光という2種類の光が照射されるような構成において、これら2つの光の光路長を同じにして、共通投射面における蛍光の照射領域と励起光の照射領域がずれることを抑制し、且つ共通投射面における蛍光の配光と励起光の配光を同じようにすることができる。
尚、本実施形態では、転写面60dは拡散透過板33に形成されるが、それに限らず、拡散透過板33ではなくて、転写面60dを硝子などからなる透過板に設けてもよいことは勿論である。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
回転駆動器と、
前記回転駆動器によって回転させられ、透光部及び蛍光体層を有した光学板と、
励起光を発する励起光光源ユニットと、
前記励起光光源ユニットから発した励起光を前記透光部及び前記蛍光体層に収束する収束光学系と、
前記収束光学系によって前記透光部に収束された励起光のスポットを、前記光学板の前記透光部及び前記蛍光体層と同一の面である光学板面と異なる転写面に転写する転写光学系と、
前記収束光学系により励起光が前記蛍光体層に収束されることによって前記蛍光体層に形成された蛍光の光源像を前記光学板面及び前記転写面と異なる共通投射面に投影する第一投射光学系と、
前記転写光学系により前記転写面に転写された励起光のスポットを前記共通投射面に投影する第二投射光学系と、を備え、
前記第一投射光学系における前記光学板面から前記共通投射面までの光路長と、前記第二投射光学系における前記転写面から前記共通投射面までの光路長とが互いに等しい、
ことを特徴とする光源装置。
<請求項2>
前記第一投射光学系の屈折力と前記第二投射光学系の屈折力とが互いに等しい、
ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
<請求項3>
前記転写光学系が楕円面型凹面鏡であり、前記楕円面型凹面鏡の第一焦点が前記収束光学系によって前記光学板面に収束した励起光のスポットの位置に設定され、前記楕円面型凹面鏡の第二焦点が前記転写面上に設定されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光源装置。
<請求項4>
前記転写面が前記光学板面及び前記共通投射面に対して垂直であり、
前記第一投射光学系が、
前記光学板面に対向し、前記第一焦点において前記光学板面に直交する光軸を有した第一レンズ群と、
前記第一レンズ群と直交する光軸を有した第一レンズと、
前記第一レンズ群の光軸と前記第一レンズの光軸との交差部に配置され、前記励起光光源ユニットによって発せられた励起光を前記第一レンズ群に向けて透過させ、前記蛍光体層から発して前記第一レンズ群を通過した蛍光を前記第一レンズに向けて反射させる第一ダイクロイックミラーと、を有し、
前記第二投射光学系が、
前記転写面に対向し、前記第二焦点において前記転写面に直交する光軸を有した第二レンズ群と、
前記第二レンズ群と直交する光軸を有した第二レンズと、
前記第二レンズ群の光軸と前記第二レンズの光軸との交差部に配置され、前記第二焦点及び前記第二レンズ群を通過した励起光を前記第二レンズに向けて反射させるミラーと、を有し、
前記第一投射光学系及び前記第二投射光学系が、
前記第二レンズと前記共通投射面との間に配置され、前記第二レンズ及び前記共通投射面に対向し、前記第二レンズの光軸と一致する光軸を有した第三レンズと、
前記第二レンズと前記第三レンズとの間において前記第一レンズの光軸と前記第二レンズの光軸との交差部に配置され、前記第二レンズを通過した励起光を前記第三レンズに向けて透過させ、前記第一レンズを通過した蛍光を前記第三レンズに向けて反射させる第二ダイクロイックミラーと、を有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
<請求項5>
前記第一レンズ群と前記第二レンズ群とは、屈折力が同じになるように形成されており、
前記第一レンズと前記第二レンズとは、屈折力が同じになるように形成されている
ことを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
<請求項6>
前記光学板面から前記第一レンズ群、前記第一ダイクロイックミラー、前記第一レンズ、前記第二ダイクロイックミラー及び前記第三レンズを経由して前記共通投射面までの光路長が、前記転写面から前記第二レンズ群、前記ミラー、前記第二レンズ、前記第二ダイクロイックミラー及び前記第三レンズを経由して前記共通投射面までの光路長と等しい、
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の光源装置。
<請求項7>
前記転写光学系が、前記収束光学系によって前記透光部に収束された励起光のスポットを前記転写面に結像する結像光学系である、
ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
<請求項8>
前記結像光学系が、前記収束光学系によって前記透光部に収束された励起光のスポットを等倍で前記転写面に結像する、
ことを特徴とする請求項7に記載の光源装置。
<請求項9>
前記結像光学系が複数枚のレンズ及び二枚のミラーを有し、
前記二枚のミラーで前記複数のレンズの光軸が屈曲されることによって、前記転写面が前記共通投射面及び前記光学板面に対して平行であるとともに前記共通投射面に対して対向する、
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の光源装置。
<請求項10>
前記第一投射光学系が、
前記光学板面に対向し、前記収束光学系によって前記光学板面に収束された励起光の収束点において前記光学板面に直交する光軸を有した第一レンズ群と、
前記第一レンズ群と直交する光軸を有した第一レンズと、
前記第一レンズ群の光軸と前記第一レンズの光軸との交差部に配置され、前記励起光光源ユニットによって発せられた励起光を前記第一レンズ群に向けて透過させ、前記蛍光体層から発して前記第一レンズ群を通過した蛍光を前記第一レンズに向けて反射させる第一ダイクロイックミラーと、を有し、
前記第二投射光学系が、
前記転写面に対向し、前記結像光学系によって前記転写面に収束された励起光の収束点において前記転写面に直交する光軸を有した第二レンズ群と、
前記第二レンズ群と一致する光軸を有した第二レンズと、を有し、
前記第一投射光学系及び前記第二投射光学系が、
前記第二レンズと前記共通投射面との間に配置され、前記第二レンズ及び前記共通投射面に対向し、前記第二レンズの光軸と一致する光軸を有した第三レンズと、
前記第二レンズと前記第三レンズとの間において前記第一レンズの光軸と前記第二レンズの光軸との交差部に配置され、前記第二レンズを通過した励起光を前記第三レンズに向けて透過させ、前記第一レンズを通過した蛍光を前記第三レンズに向けて反射させる第二ダイクロイックミラーと、を有する、
ことを特徴とする請求項9に記載の光源装置。
<請求項11>
前記第一レンズ群と前記第二レンズ群とは、屈折力が同じになるように形成されており、
前記第一レンズと前記第二レンズとは、屈折力が同じになるように形成されている
ことを特徴とする請求項10に記載の光源装置。
<請求項12>
前記光学板面から前記第一レンズ群、前記第一ダイクロイックミラー、前記第一レンズ、前記第二ダイクロイックミラー及び前記第三レンズを経由して前記共通投射面までの光路長が、前記転写面から前記第二レンズ群、前記第二レンズ、前記第二ダイクロイックミラー及び前記第三レンズを経由して前記共通投射面までの光路長と等しい、
ことを特徴とする請求項10又は11に記載の光源装置。
<請求項13>
前記転写面に沿って設けられた拡散透過板を更に備える、
ことを特徴とする請求項1から12の何れか一項に記載の光源装置。
<請求項14>
前記透光部には、光を拡散透過する拡散透過部が設けられている、
ことを特徴とする請求項1から13の何れか一項に記載の光源装置。
<請求項15>
前記励起光光源ユニットが、互いに平行に進行する複数のレーザー励起光の束を励起ビームとして発し、
前記収束光学系が、前記第一レンズ群との間に前記第一ダイクロイックミラーを置いて前記第一レンズ群に対向し、前記第一ダイクロイックミラーと前記励起光光源ユニットとの間に配置され、前記前記第一レンズ群の光軸に一致する光軸を有し、前記励起光光源ユニットから発せられた励起ビームを縮径する縮小光学系を有し、
前記第一レンズ群が、前記縮小光学系によって縮径された励起ビームを前記透光部及び前記蛍光体層の光学板面に収束する、
ことを特徴とする請求項4、5、6、10、11又は12に記載の光源装置。
<請求項16>
請求項1から15の何れか一項に記載の光源装置と、
前記光源装置により前記共通投射面に投射された励起光及び蛍光を投射する光源側光学系と、
前記光源側光学系によって投射された光を各画素毎に変調することで、画像を形成する表示素子と、
前記表示素子によって形成された画像を投影する投影光学系と、
を備える、
ことを特徴とする投影装置。
1 光源装置
2 光源側光学系
3 表示素子
4 投影光学系
20 収束光学系
33 拡散透過板
41 光学板
41c 透光部
41d 蛍光体層
41e 拡散透過板
42 スピンドルモーター(回転駆動器)
10 励起光光源ユニット
50 第一投射光学系
50a 励起光のスポット
50b 収束面(光学板面)
50c 入射面(共通投射面)
51 レンズ群(第一レンズ群)
52 第一ダイクロイックミラー
53 レンズ(第一レンズ)
54 第二ダイクロイックミラー
55 レンズ(第三レンズ)
59 収束光学系
60 転写光学系
60a 第一焦点
60b 第二焦点
60c 楕円面型凹面鏡
60d 転写面
60e 結像光学系
60i,60k 平面ミラー
70 第二投射光学系
71 第二レンズ群
72 平面ミラー
100、100A 投影装置

Claims (16)

  1. 回転駆動器と、
    前記回転駆動器によって回転させられ、透光部及び蛍光体層を有した光学板と、
    励起光を発する励起光光源ユニットと、
    前記励起光光源ユニットから発した励起光を前記透光部及び前記蛍光体層に収束する収束光学系と、
    前記収束光学系によって前記透光部に収束された励起光のスポットを、前記光学板の前記透光部及び前記蛍光体層と同一の面である光学板面と異なる転写面に転写する転写光学系と、
    前記収束光学系により励起光が前記蛍光体層に収束されることによって前記蛍光体層に形成された蛍光の光源像を前記光学板面及び前記転写面と異なる共通投射面に投影する第一投射光学系と、
    前記転写光学系により前記転写面に転写された励起光のスポットを前記共通投射面に投影する第二投射光学系と、を備え、
    前記第一投射光学系における前記光学板面から前記共通投射面までの光路長と、前記第二投射光学系における前記転写面から前記共通投射面までの光路長とが互いに等しい、
    ことを特徴とする光源装置。
  2. 前記第一投射光学系の屈折力と前記第二投射光学系の屈折力とが互いに等しい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記転写光学系が楕円面型凹面鏡であり、前記楕円面型凹面鏡の第一焦点が前記収束光学系によって前記光学板面に収束した励起光のスポットの位置に設定され、前記楕円面型凹面鏡の第二焦点が前記転写面上に設定されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光源装置。
  4. 前記転写面が前記光学板面及び前記共通投射面に対して垂直であり、
    前記第一投射光学系が、
    前記光学板面に対向し、前記第一焦点において前記光学板面に直交する光軸を有した第一レンズ群と、
    前記第一レンズ群と直交する光軸を有した第一レンズと、
    前記第一レンズ群の光軸と前記第一レンズの光軸との交差部に配置され、前記励起光光源ユニットによって発せられた励起光を前記第一レンズ群に向けて透過させ、前記蛍光体層から発して前記第一レンズ群を通過した蛍光を前記第一レンズに向けて反射させる第一ダイクロイックミラーと、を有し、
    前記第二投射光学系が、
    前記転写面に対向し、前記第二焦点において前記転写面に直交する光軸を有した第二レンズ群と、
    前記第二レンズ群と直交する光軸を有した第二レンズと、
    前記第二レンズ群の光軸と前記第二レンズの光軸との交差部に配置され、前記第二焦点及び前記第二レンズ群を通過した励起光を前記第二レンズに向けて反射させるミラーと、を有し、
    前記第一投射光学系及び前記第二投射光学系が、
    前記第二レンズと前記共通投射面との間に配置され、前記第二レンズ及び前記共通投射面に対向し、前記第二レンズの光軸と一致する光軸を有した第三レンズと、
    前記第二レンズと前記第三レンズとの間において前記第一レンズの光軸と前記第二レンズの光軸との交差部に配置され、前記第二レンズを通過した励起光を前記第三レンズに向けて透過させ、前記第一レンズを通過した蛍光を前記第三レンズに向けて反射させる第二ダイクロイックミラーと、を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記第一レンズ群と前記第二レンズ群とは、屈折力が同じになるように形成されており、
    前記第一レンズと前記第二レンズとは、屈折力が同じになるように形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
  6. 前記光学板面から前記第一レンズ群、前記第一ダイクロイックミラー、前記第一レンズ、前記第二ダイクロイックミラー及び前記第三レンズを経由して前記共通投射面までの光路長が、前記転写面から前記第二レンズ群、前記ミラー、前記第二レンズ、前記第二ダイクロイックミラー及び前記第三レンズを経由して前記共通投射面までの光路長と等しい、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の光源装置。
  7. 前記転写光学系が、前記収束光学系によって前記透光部に収束された励起光のスポットを前記転写面に結像する結像光学系である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  8. 前記結像光学系が、前記収束光学系によって前記透光部に収束された励起光のスポットを等倍で前記転写面に結像する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の光源装置。
  9. 前記結像光学系が複数枚のレンズ及び二枚のミラーを有し、
    前記二枚のミラーで前記複数のレンズの光軸が屈曲されることによって、前記転写面が前記共通投射面及び前記光学板面に対して平行であるとともに前記共通投射面に対して対向する、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の光源装置。
  10. 前記第一投射光学系が、
    前記光学板面に対向し、前記収束光学系によって前記光学板面に収束された励起光の収束点において前記光学板面に直交する光軸を有した第一レンズ群と、
    前記第一レンズ群と直交する光軸を有した第一レンズと、
    前記第一レンズ群の光軸と前記第一レンズの光軸との交差部に配置され、前記励起光光源ユニットによって発せられた励起光を前記第一レンズ群に向けて透過させ、前記蛍光体層から発して前記第一レンズ群を通過した蛍光を前記第一レンズに向けて反射させる第一ダイクロイックミラーと、を有し、
    前記第二投射光学系が、
    前記転写面に対向し、前記結像光学系によって前記転写面に収束された励起光の収束点において前記転写面に直交する光軸を有した第二レンズ群と、
    前記第二レンズ群と一致する光軸を有した第二レンズと、を有し、
    前記第一投射光学系及び前記第二投射光学系が、
    前記第二レンズと前記共通投射面との間に配置され、前記第二レンズ及び前記共通投射面に対向し、前記第二レンズの光軸と一致する光軸を有した第三レンズと、
    前記第二レンズと前記第三レンズとの間において前記第一レンズの光軸と前記第二レンズの光軸との交差部に配置され、前記第二レンズを通過した励起光を前記第三レンズに向けて透過させ、前記第一レンズを通過した蛍光を前記第三レンズに向けて反射させる第二ダイクロイックミラーと、を有する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の光源装置。
  11. 前記第一レンズ群と前記第二レンズ群とは、屈折力が同じになるように形成されており、
    前記第一レンズと前記第二レンズとは、屈折力が同じになるように形成されている
    ことを特徴とする請求項10に記載の光源装置。
  12. 前記光学板面から前記第一レンズ群、前記第一ダイクロイックミラー、前記第一レンズ、前記第二ダイクロイックミラー及び前記第三レンズを経由して前記共通投射面までの光路長が、前記転写面から前記第二レンズ群、前記第二レンズ、前記第二ダイクロイックミラー及び前記第三レンズを経由して前記共通投射面までの光路長と等しい、
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の光源装置。
  13. 前記転写面に沿って設けられた拡散透過板を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1から12の何れか一項に記載の光源装置。
  14. 前記透光部には、光を拡散透過する拡散透過部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から13の何れか一項に記載の光源装置。
  15. 前記励起光光源ユニットが、互いに平行に進行する複数のレーザー励起光の束を励起ビームとして発し、
    前記収束光学系が、前記第一レンズ群との間に前記第一ダイクロイックミラーを置いて前記第一レンズ群に対向し、前記第一ダイクロイックミラーと前記励起光光源ユニットとの間に配置され、前記前記第一レンズ群の光軸に一致する光軸を有し、前記励起光光源ユニットから発せられた励起ビームを縮径する縮小光学系を有し、
    前記第一レンズ群が、前記縮小光学系によって縮径された励起ビームを前記透光部及び前記蛍光体層の光学板面に収束する、
    ことを特徴とする請求項4、5、6、10、11又は12に記載の光源装置。
  16. 請求項1から15の何れか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置により前記共通投射面に投射された励起光及び蛍光を投射する光源側光学系と、
    前記光源側光学系によって投射された光を各画素毎に変調することで、画像を形成する表示素子と、
    前記表示素子によって形成された画像を投影する投影光学系と、
    を備える、
    ことを特徴とする投影装置。
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