JP2014168987A - 車両用電子制御ユニット - Google Patents

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Abstract


【課題】車両の挙動の回路基板への伝達精度を向上させると共に、回路基板への被水を確実に抑制し得るようにした車両用電子制御ユニットを提供する。
【解決手段】電子制御ユニットは、締結対象と締結する締結部111を有する基板部材11と車両挙動検出センサ12とを有する回路基板1と、締結部111を除いて回路基板1と接触し且つ回路基板1を被覆して締結部111を露出させる樹脂封止部材2と、車両に固定する固定部31、締結部111に当接する対基板締結部32、及び固定部31と対基板締結部32とを接続し車両の挙動を回路基板1に伝達する本体部30を有する伝達部材3と、締結部111に当接し回路基板1と伝達部材3とを締結する締結部材4と、を備える。伝達部材3は、樹脂封止部材2と対向する対向面30aから突出して樹脂封止部材2に圧接し、樹脂封止部材2の所定部位を囲むように設けられた防水リブ35を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される車両用電子制御ユニットに関する。
車両には、車両の挙動を検出し、当該検出結果に基づいて各種制御を実行する車両用電子制御ユニットが搭載されている。この車両用電子制御ユニットとしては、例えばエアバッグECUなどが挙げられる。車両用電子制御ユニットは、エアコンからの水滴の滴下や車内洗車時の水の飛散など、被水する可能性が高く、電子部品を備える回路基板を防水することが求められている。
ここで、特開2010−40992号公報には、回路基板が樹脂封止(樹脂モールド)により被覆された電子制御装置が開示されている。これによれば、回路基板を防水することができる。
特開2010−40992号公報
一方で、加速度センサなど車両の挙動を検出する車両挙動センサを搭載する車両用電子制御ユニットでは、車両の挙動が精度良く回路基板に伝達されることが求められる。しかしながら、上記電子制御装置では、樹脂により一体成形された金属板(ブラケット)により車両に固定されるが、金属板と回路基板とが実質樹脂のみを介して連結されているため、車両の挙動の回路基板への伝達精度の面で改善の余地がある。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、車両の挙動の回路基板への伝達精度を向上させると共に、回路基板への被水を確実に抑制し得るようにした車両用電子制御ユニットを提供することを解決すべき課題とするものである。
上記課題を解決するためになされた本発明は、締結対象と締結するための締結部(111)を有すると共に電子回路が形成される基板部材(11)と、前記基板部材に配置され車両の挙動を検出する挙動検出センサ(12)と、を有する回路基板(1)と、前記締結部を除いて前記回路基板と接触し且つ前記回路基板を被覆して前記締結部を露出させる樹脂封止部材(2)と、前記車両に固定される固定部(31)と、前記締結部に当接する対基板締結部(32)と、前記固定部と前記対基板締結部とを接続し前記車両の挙動を前記回路基板に伝達する本体部(30)と、を有する伝達部材(3)と、前記締結部に当接して前記回路基板と前記伝達部材とを締結する締結部材(4)と、を備え、前記伝達部材は、前記本体部の少なくとも一部が前記樹脂封止部材と対向して配置され、前記樹脂封止部材と対向する対向面(30a)から突出して前記樹脂封止部材に圧接し、前記樹脂封止部材の所定部位を囲むように設けられた防水リブ(35)を有することを特徴とする。
この構成によれば、挙動検出センサを備える回路基板に対して、伝達部材が当接し、車両の挙動が回路基板に直接的に伝達される。これにより、車両の挙動の回路基板への伝達精度が向上する。また、本構成では、締結部を除く回路基板が樹脂封止部材に接触・被覆(モールド)されていることから、回路基板の電子回路への被水を抑制することができる。さらに、本構成では、伝達部材は、本体部の樹脂封止部材と対向する対向面から突出して樹脂封止部材に圧接し、樹脂封止部材の所定部位を囲むように設けられた防水リブを有する。これにより、樹脂封止部材の所定部位から回路基板への水の侵入を確実に抑制することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
実施形態1に係る車両用電子制御ユニットの構成を示す断面図であって図2のI−I線矢視断面図である。 実施形態1に係る車両用電子制御ユニットを示す斜視図である。 実施形態1に係る車両用電子制御ユニットの伝達部材を組み付ける前の状態を示す分解斜視図である。 実施形態1に係る車両用電子制御ユニットの伝達部材を組み付ける前の樹脂封止部材を底面側から見た状態を示す斜視図である。 実施形態1に係る回路基板を説明するための分解斜視図である。 実施形態1に係る回路基板の平面図である。 実施形態2に係る車両用電子制御ユニットの構成を示す断面図である。 実施形態2に係る車両用電子制御ユニットの伝達部材を組み付ける前の状態を示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。また、説明に用いる各図は概念図であり、各部の形状・寸法は必ずしも厳密なものではない場合がある。例えばねじ止め構造(雄ねじと雌ねじ)は、概念的に表している。以下の実施形態では、車両用電子制御ユニットとしてエアバッグECUを例に本発明を説明する。
〔実施形態1〕
本実施形態の車両用電子制御ユニットは、図1〜図6に示すように、回路基板1と、樹脂封止部材2と、伝達部材3と、締結部材4と、コネクタ5と、を備えている。回路基板1は、基板部材11と、加速度センサ(「挙動検出センサ」に相当する)12と、を有している。基板部材11は、表面及び裏面の少なくとも一方に電子回路が形成された板状部材であって、本実施形態ではプリント配線基板である。電子回路は、配線と各種電子部品Zによって構成されている。
基板部材11には、図1、図5及び図6に示すように、締結対象である伝達部材3と締結するための締結部111が形成されている。締結部111は、基板部材11の一部であって、基板部材11の2箇所に設けられている。締結部111は、それぞれリング状に形成されている。リング状の締結部111の中央には、締結部材(ねじ部材)4の軸部が挿通される挿通孔11Aが設けられている。
締結部111は、基板部材11の表面(一方面)の一部である第一面111aと、基板部材11の裏面(他方面)の一部である第二面111bと、を備えている。本実施形態において、第一面111aは、車両に設置した際に第二面111bの上方に配置される。少なくとも一方の第一面111aには、車両接地端子(GND端子)11Bが形成されている。車両接地端子11Bは、電子回路に接続されており、配線形状に形成されている。車両接地端子11Bは、表面に金属が接触することで当該金属と電子回路とを導通させる。
加速度センサ12は、車両の挙動の1つである車両の加速度を検出するセンサ(いわゆるGセンサ)である。加速度センサ12は、基板部材11の電子回路上に配置されている。本実施形態の回路基板1は、車両の加速度を検出し、当該検出結果に基づいてエアバッグの展開制御を実行するエアバッグECUの基板である。
樹脂封止部材2は、図1に示すように、締結部111を除いて回路基板1を樹脂封止(樹脂モールド)して形成されたものの当該樹脂部分である。つまり、樹脂封止部材2は、締結部111を除いて回路基板1に接触すると共に、締結部111を除いて回路基板1を被覆する樹脂部材である。樹脂封止部材2は、回路基板1のうち締結部111を露出させ、その他の部位を被覆している。回路基板1を包含する樹脂封止部材2は、外形が直方体をなしている(図1図4参照)。
樹脂封止部材2は、締結部111の第一面111aの周囲を囲んでいる。換言すると、締結部111の第一面111aは、基板部材11に平行な平面方向における周囲を樹脂封止部材2によって囲まれている。つまり、樹脂封止部材2は、図1及び図2に示すように、締結部111の第一面111a側を露出させる締結用貫通孔2Aを有している。樹脂封止部材2は、締結用貫通孔2Aを形成する筒状の貫通孔形成部21を有しているともいえる。樹脂封止部材2は、基板部材11において、外部に露出した締結部111を区画している。樹脂封止部材2は、樹脂で形成されている。なお、樹脂封止部材2は、防水の観点から第二面111bの周囲も囲むように形成されている。
伝達部材3は、図1〜図3及び図5に示すように、車両フロア(図示せず)に固定される固定部31と、回路基板1の締結部111に当接する対基板締結部32と、固定部31と対基板締結部32とを接続する本体部30とを有し、金属材料で一体的に形成されている。この伝達部材3は、車両に固定されて車両の挙動を回路基板1に伝達する。即ち、伝達部材3は、車両及び回路基板1に対して取り付け可能であって、車両の挙動を回路基板1に伝達可能な剛性を有している。
具体的に、本実施形態の伝達部材3は、金属製のブラケットである。本体部30は、樹脂封止部材2の裏面(基板部材11の第二面111b側の面)と同じ大きさの金属板で長方形に形成され、樹脂封止部材2の裏面と所定距離を隔てて対向するように配置されている。この本体部30の樹脂封止部材2と対向する対向面30aには、対向面30aから突出して樹脂封止部材2に圧接する防水リブ35が設けられている。この防水リブ35は、本体部30の裏面側からプレス加工を施すことにより形成されている。
本実施形態の防水リブ35は、断面が半円形状をなし対向面30aの外周端部に沿って一周するように連続して設けられている。防水リブ35の突出先端部は、樹脂封止部材2の裏面の外周端部に沿った部位に圧接しており、樹脂封止部材2の所定部位(対向面30aの中央部(防水リブ35の内側)全域)を囲むようにされている。本実施形態では、樹脂封止部材2が発泡性樹脂で形成されており、容易に弾性変形可能であることから、防水リブ35の突出先端部が樹脂封止部材2に食い込む状態となっている。これにより、樹脂封止部材2の裏面と本体部30の対向面30aとの間からの水の侵入がより確実に抑制される。
固定部31は、長方形の本体部30の短辺側端部からそれぞれ外方に突出するようにして、本体部30の両側に1個ずつ設けられている。一対の固定部31は、本体部30と同じ金属板で一体に形成されている。各固定部31の中央部には、取付ボルト(図示せず)が挿通される挿通孔31aが設けられている。
対基板締結部32は、図1、図3及び図5に示すように、本体部30の対向面30aから突出するようにして、対向面30aの2箇所に1個ずつ一体的に設けられている。両対基板締結部32は、対向面30aの外周端部に沿って設けられた防水リブ35の内側に設けられている。即ち、防水リブ35は、結果的に、対向面30aに設けられた2個の対基板締結部32の両方を囲むように設けられている。各対基板締結部32は、有底筒状に形成されており、その内周面には雌ねじ部が形成されている。各対基板締結部32は、各締結用貫通孔2Aにそれぞれ嵌入されて、その突出先端面が締結部111の第二面111bに当接している。
締結部材4は、回路基板1と伝達部材3とを締結させる金属製の部材である。本実施形態では、締結部材4としてねじ部材(雄ねじ)が採用されている。締結部材4は、頭部が締結部111の第一面111aに当接し、基板部材11の挿通孔11Aに挿通された軸部の先端部が対基板締結部32の雌ねじ部に螺合されている。即ち、回路基板1と伝達部材3は、露出した締結部111を介して、締結部材4と対基板締結部32がねじ止めされることにより締結されている。
締結部材4は、第一面111aに形成された車両接地端子11Bに接触している。したがって、回路基板1の電子回路は、車両接地端子11B、締結部材4、及び伝達部材3を介して車両(フロア)と接続され、ボディアースされる。
コネクタ5は、回路基板1に配置されると共に、一端部が樹脂封止部材2に覆われて固定され、他端部が樹脂封止部材2から突出して露出している。コネクタ5には、例えば車両ハーネス等の車両内配線が接続される。
以上のように構成された本実施形態の車両用電子制御ユニットによれば、締結部111を除く回路基板1が樹脂封止部材2により被覆されているため、回路基板1の被水は抑制される。締結部111には、車両接地端子11Bを除いて電子回路がほとんど形成されておらず、且つ締結部材4により大部分が被覆されているため、電子回路が被水することは抑制される。本実施形態では、締結部111の第一面111a及び第二面111bの両方が樹脂封止部材2により囲まれているため、より被水を抑制することが可能となる。
さらに、本実施形態では、伝達部材3は、本体部30の対向面30aから突出して樹脂封止部材2に圧接し、樹脂封止部材2の所定部位(締結用貫通孔2A)を囲むように設けられた防水リブ35を有する。これにより、樹脂封止部材2の所定部位から回路基板1への水の侵入を確実に抑制することができる。特に、本実施形態では、樹脂封止部材2は、発泡性樹脂で形成されており、容易に弾性変形可能であることから、防水リブ35の突出先端部が樹脂封止部材2に食い込む状態にすることができる。そのため、防水リブ35によって、樹脂封止部材2の裏面と本体部30の対向面30aとの間からの水の侵入をよき確実に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、回路基板1が樹脂等を介さず直接金属製の伝達部材3に当接し、且つ当該伝達部材3が車両に固定されているため、車両の挙動を精度良く回路基板1に伝達することができる。即ち、加速度センサの検出精度は向上する。エアバッグECUにおいて加速度センサの検出精度は重要であり、車両の挙動を精度良く伝達する本構成はエアバッグECUにおいて特に有効である。
また、本実施形態によれば、締結部111が樹脂封止部材2から露出し、締結部111と締結部材4によって樹脂封止部材2の外部で回路基板1と伝達部材3とが締結される構成である。このため、樹脂封止部材2を破壊することなく、防水構造を保ったまま、回路基板1から伝達部材3を取り外すことができる。したがって、車両の取り付け箇所(例えばフロア)の形状に合わせて伝達部材3を取り替えることができる。伝達部材3を取り替えることで多種の車両に取り付け可能となるため、製品の汎用性は向上する。
また、本実施形態によれば、伝達部材3と締結部材4が回路基板1の車両接地端子11Bと車両のフロアとを接続するため、別途ボディアース用の配線等を準備する必要がなく、部品点数の削減及び製造コストの低減が可能となる。
また、伝達部材3としてブラケットを用いていること、又は締結部材4としてねじを用いていることから、部品に汎用品を用いることができ、製造コストの低減が可能となる。さらに、回路基板1の締結部111は、基板部材11に挿通孔11Aを設けてリング状に形成されているため、例えば基板部材11に雄ねじを設けるよりも製造が容易となる。また、回路基板1と伝達部材3とがねじ止めされているため、密着性及び締結力が高く、より精度良く回路基板1に車両の挙動が伝達される。
また、伝達部材3の対基板締結部32は、本体部30の対向面30aから回路基板1側に突出しており、本体部30の対向面30a全体が回路基板1に当接することがないため、基板部材11の第二面111b側にも電子回路を形成することができる。また、対基板締結部32により回路基板1の第二面111b側も樹脂封止部材2で接触・被覆(モールド)することができ、防水性能を向上させることができる。
また、本実施形態では、図1に示すように、締結部材4(雄ねじ)の頭部が締結部111の第一面111aの大部分を覆っている。つまり、締結部材4(雄ねじ)の頭部の最大径が締結用貫通孔2Aの内径(締結部111の径)と概ね等しくなっている。これにより、基板部材11の露出面積が小さくなり、基板部材11の被水が抑制される。
〔実施形態2〕
実施形態2の車両用電子制御ユニットについて図7及び図8を参照して説明する。実施形態2の車両用電子制御ユニットは、実施形態1のものと基本的構成が同じであり、伝達部材3の本体部30に設けられる防水リブ36の構成が実施形態1の防水リブ35と異なる。よって、実施形態1の車両用電子制御ユニットと共通する部材や構成については詳しい説明は省略し、異なる点及び重要な点について説明する。なお、実施形態2と共通する部材は同じ符号を用いる。
実施形態2の伝達部材3は、本体部30と、本体部30の両側に設けられた一対の固定部31と、本体部30の樹脂封止部材2と対向する対向面30aに設けられた2個の対基板締結部32と、対向面30aから突出して樹脂封止部材2に圧接し、樹脂封止部材2の所定部位を囲むように設けられた2個の防水リブ36とを有する。
実施形態2では、2個の防水リブ36は、対向面30aに設けられた2個の対基板締結部32をそれぞれ囲むように設けられており、この点で、2個の対基板締結部32の両方を1個の防水リブ35で囲むように設けられている実施形態1と異なる。各防水リブ36の突出先端部は、樹脂封止部材2に設けられた各締結用貫通孔2Aの周囲の部位に圧接しており、各防水リブ36で各締結用貫通孔2A(所定部位)を囲むようにされている。
実施形態2の場合にも、樹脂封止部材2が発泡性樹脂で形成されており、容易に弾性変形可能であることから、防水リブ36の突出先端部が樹脂封止部材2に食い込む状態となっている。これにより、樹脂封止部材2の裏面と本体部30の対向面30aとの間からの水の侵入がより確実に抑制される。
以上のように構成された本実施形態の車両用電子制御ユニットによれば、車両の挙動の回路基板1への伝達精度を向上させると共に、回路基板1への被水をより確実に抑制することができるなど、実施形態1と同様の作用及び効果を奏する。
〔その他の変形態様〕
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することが可能である。例えば、上記実施形態では、伝達部材3の本体部30が長方形の金属板で形成され、本体部30の全面が樹脂封止部材2と対向する対向面30aとなるようにされていたが、例えば本体部30が断面コの字状に形成されている場合には、本体部30の一部(中央部)が対向面30aとなる。即ち、伝達部材3は、本体部30の少なくとも一部が樹脂封止部材2と対向するように配置される。
また、上記実施形態では、防水リブ35,36の断面形状が半円形状とされていたが、この他に、例えば台形や三角形にすることができる。さらに、上記実施形態の防水リブ35,36は、本体部30にプレス加工を施すことにより一体に形成されたものであるが、
防水リブ35,36を本体部30と別体に形成して、例えば溶接や接着剤などで本体部30に固定するようにしてもよい。
樹脂封止部材2の材料は、一般に樹脂モールド成形が可能な樹脂材料であればよい。なお、樹脂材料として、上記実施形態のように、発泡性樹脂を用いることが好ましい。このようにすれば、樹脂封止部材2の裏面と本体部30の対向面30aとの間からの水の侵入をより確実に抑制することが可能となる。
また、車両接地端子11Bは、第二面111bに形成されていてもよい。この場合、第二面111bに当接する伝達部材3を介してボディアースが為される。また、車両用電子制御ユニットに搭載されるセンサとしては、加速度センサ12に限らず、例えばヨーレートセンサやロールセンサやジャイロセンサのように車両の挙動を検出するセンサであればよい。ただし、本発明は、例えばエアバッグECUのように、検出精度の必要性から加速度センサ12が設けられた回路基板1に対して特に有効である。
1:回路基板、 11:基板部材、 12:加速度センサ(挙動検出センサ)、 111:締結部、 111a:第一面、 111b:第二面、 11A:挿通孔、 11B:車両接地端子、 2:樹脂封止部材、 2A:締結用貫通孔、 21:貫通孔形成部、 3:伝達部材、 30:本体部、 30a:対向面、 31:固定部、 32:対基板締結部、 35,36:防水リブ、 4:締結部材、 5:コネクタ。

Claims (9)

  1. 締結対象と締結するための締結部(111)を有すると共に電子回路が形成される基板部材(11)と、前記基板部材に配置され車両の挙動を検出する挙動検出センサ(12)と、を有する回路基板(1)と、
    前記締結部を除いて前記回路基板と接触し且つ前記回路基板を被覆して前記締結部を露出させる樹脂封止部材(2)と、
    前記車両に固定される固定部(31)と、前記締結部に当接する対基板締結部(32)と、前記固定部と前記対基板締結部とを接続し前記車両の挙動を前記回路基板に伝達する本体部(30)と、を有する伝達部材(3)と、
    前記締結部に当接して前記回路基板と前記伝達部材とを締結する締結部材(4)と、を備え、
    前記伝達部材は、前記本体部の少なくとも一部が前記樹脂封止部材と対向して配置され、前記樹脂封止部材と対向する対向面(30a)から突出して前記樹脂封止部材に圧接し、前記樹脂封止部材の所定部位を囲むように設けられた防水リブ(35)を有することを特徴とする車両用電子制御ユニット。
  2. 前記対基板締結部は、前記本体部の前記対向面に設けられ、
    前記防水リブは、前記対基板締結部を囲むようにして前記本体部に設けられている請求項1に記載の車両用電子制御ユニット。
  3. 前記樹脂封止部材は、発泡性樹脂で形成されている請求項1又は2に記載の車両用電子制御ユニット。
  4. 前記締結部は、前記基板部材の一方面の一部である第一面(111a)と、前記基板部材の他方面の一部である第二面(111b)と、を備え、
    前記第二面は、前記伝達部材に当接し、
    前記第一面は、前記締結部材に当接している請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用電子制御ユニット。
  5. 前記挙動検出センサは、加速度センサである請求項1〜4の何れか一項に記載の車両用電子制御ユニット。
  6. 前記締結部材は、前記回路基板と前記伝達部材とをねじ止めするねじ部材である請求項1〜5の何れか一項に記載の車両用電子制御ユニット。
  7. 前記締結部は、前記電子回路における車両接地端子(11B)を備え、
    前記伝達部材又は前記締結部材は、前記車両のボディアースと電気的に導通している請求項1〜6の何れか一項に記載の車両用電子制御ユニット。
  8. 前記伝達部材は、ブラケットである請求項1〜7の何れか一項に記載の車両用電子制御ユニット。
  9. 前記締結部には、前記ねじ部材の軸部が挿通される挿通孔(11A)が設けられている請求項6に記載の車両用電子制御ユニット。
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