JP2014168562A - ゲーム制御装置、ゲーム制御方法、プログラム、ゲームシステム - Google Patents

ゲーム制御装置、ゲーム制御方法、プログラム、ゲームシステム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに新たに付与されるゲーム上のオブジェクトの有益性をユーザに知らせること。
【解決手段】本発明のゲーム制御装置は、オブジェクトをユーザに付与する付与手段(52)、前記ユーザに付与されたオブジェクトを前記ユーザに対応付ける対応付け手段(53)、前記ユーザにオブジェクトが付与されるとき、既に前記ユーザに対応付けられている第1のオブジェクト、及び、前記ユーザに新たに付与される第2のオブジェクトが所定の関係を満たすか否かを判定する判定手段(54)、前記所定の関係を満たすか否かに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトを含むグループの対戦処理を行う対戦手段(55)、を備える。
【選択図】図14

Description

本発明は、複数のユーザの各々の操作に応じて、各ユーザによるゲームの進行を制御する技術に関する。
近年、特定のサービス提供者によるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)において、ゲーム用アプリケーションによって実行される、いわゆるソーシャルゲーム(Social Game)が普及している。ソーシャルゲームは、不特定多数のユーザ間でコミュニケーションをとりながらプレイするオンラインゲームの一種であると言える。ユーザは、インターネットに接続可能であって、かつウェブブラウザが搭載された通信端末を備えていれば、時間と場所を問わずソーシャルゲームを楽しむことができる。
上述したソーシャルゲームでは、従来のオンラインゲームよりも、ユーザ間の交流を図るためのコミュニケーション機能が充実している点が特徴の1つとなっている。ソーシャルゲームでは、例えば、他のユーザ(仲間)との協力プレイのほか、仲間との挨拶や連絡など仲間とコミュニケーションを取ることによる情報交換、仲間との間のゲーム上のアイテムのプレゼントあるいはアイテムの交換が行なわれている。このようなソーシャルゲームの一例として、下記の非特許文献1に記載されたデジタルカードゲーム(ドラゴンコレクション(登録商標))が知られている。
アプリSTYLE Vol.5(株式会社イースト・プレス、平成23年11月1日発行)、7-8頁
ところで、従来のゲームでは、対戦に用いるゲーム上のオブジェクト(例えばカード)をユーザに付与することが行われる。しかし、今まで保有したことがないカードがユーザに付与されたとき、その付与時点ではユーザはそのカードの効果を知らない場合が多いため、付与された後に直ちに処分する、又はそのカードの有益な用途を知らないまま保有し続ける等、有効に活用できないおそれがある。
本発明は上述した観点に鑑みてなされたもので、ユーザに新たに付与されるゲーム上のオブジェクトの有益性をユーザに知らせることができる、ゲーム制御装置、ゲーム制御方法、プログラム、ゲームシステムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点は、ゲーム制御装置である。
このゲーム制御装置は、
オブジェクトをユーザに付与する付与手段(52)、
前記ユーザに付与されたオブジェクトを前記ユーザに対応付ける対応付け手段(53)、
前記ユーザにオブジェクトが付与されるとき、既に前記ユーザに対応付けられている第1のオブジェクト、及び、前記ユーザに新たに付与される第2のオブジェクトが所定の関係を満たすか否かを判定する判定手段(54)、
前記所定の関係を満たすか否かに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトを含むグループの対戦処理を行う対戦手段(55)、
の各手段を備える。
本発明に係るゲーム制御装置は、ユーザが単独で使用するスタンドアローンのゲーム機であってもよいし、ユーザの通信端末上でゲームを表示するために当該通信端末との間で無線又は有線による通信を確立できるサーバ等の情報処理装置であってもよい。
本発明において「オブジェクト」とは、例えば、ゲーム上のキャラクタやアイテム等を含む。キャラクタは、例えばゲーム上の仮想的な人物や生物、若しくはモンスター等であり、それらがカードに表示されているものをも含む。
本発明において「所定の関係」は、付与されるオブジェクトとユーザが保有するオブジェクトが同一であることを含む。例えば、付与されたオブジェクトと保有するオブジェクトに対応付けられたオブジェクト情報、例えば、2つのカードの属性又はパラメータの一部又は全部が同一の場合に、所定の関係を満たすと判定してもよい。
このゲーム制御装置によれば、ユーザに新たに付与されたオブジェクトと、既にユーザに対応付けられている(保有している)オブジェクトが所定の関係を満たすか否かに応じて、保有するオブジェクトを含むグループ、又は、付与されたオブジェクトを含むグループによる対戦処理が行われるため、保有していたオブジェクトの対戦処理における有益性と、新たに付与されるゲーム上のオブジェクトの対戦処理における有益性をユーザに知らせることができる。
上記ゲーム制御装置において、前記対戦手段(55)は、前記所定の関係を満たす場合、第1オブジェクトを含むグループの対戦処理を行い、前記所定の関係を満たさない場合、第2オブジェクトを含むグループの対戦処理を行ってもよい。
このゲーム制御装置によれば、付与されたオブジェクトが既に保有済みのオブジェクトである場合は、既に保有済みのオブジェクト情報に基づくグループの対戦処理を行い、付与されたオブジェクトが新規のオブジェクトである場合は、当該新規オブジェクトを含むグループの対戦処理を行うことで、保有済みのカードのオブジェクトは保持したオブジェクト情報での対戦処理と、付与されたオブジェクトは新規付与されたオブジェクトの対戦処理における有益性を判断できる。
上記ゲーム制御装置において、前記対戦手段(55)は、前記所定の関係を満たす場合、第1オブジェクト又は第2オブジェクトのパラメータを変動させ、変動させた第1オブジェクト又は第2オブジェクトを含むグループの対戦処理を行ってもよい。
このゲーム制御装置によれば、パラメータの変動の理由は、所定の関係を満たす場合において、所定の関係を満たす付与されたオブジェクトのパラメータを反映した上で、所定の関係を満たす保有するオブジェクトを含むグループによる対戦処理を行うことができる。
上記ゲーム制御装置において、前記対戦手段(55)は、前記所定の関係を満たすと判定された第1のオブジェクトと第2のオブジェクトとの少なくともいずれか一方のオブジェクトの数に応じて、前記パラメータの変動量を決定してもよい。
このゲーム制御装置によれば、第1のオブジェクトと第2のオブジェクトとの少なくともいずれか一方のオブジェクトの数に応じて、パラメータが変動するため、所定の関係を満たすと判定されたオブジェクトの数に応じた対戦処理における有益性をユーザに知らせることができる。
上記ゲーム制御装置において、前記対戦手段(55)は、前記所定の関係を満たすと判定された第1のオブジェクト又は第2のオブジェクトの少なくともいずれか一方のパラメータに応じて、前記第1のオブジェクト又は第2のオブジェクトのパラメータを変動させてもよい。
このゲーム制御装置によれば、ユーザに対応付けられたオブジェクトと新たに付与されるオブジェクトのパラメータが影響して対戦処理における効果が提示されるため、保有しているオブジェクトの対戦処理における有益性に加えて、新たにオブジェクトが付与されることによる対戦処理における有益性をユーザに知らせることができる。
上記ゲーム制御装置において、前記判定手段(54)は、前記第1のオブジェクト及び前記第2のオブジェクトの所定の属性が同一である場合に所定の関係を満たすと判定してもよい。
ここで、所定の属性とは、例えば、オブジェクトの名称、識別コード等である。
このゲーム装置によれば、属性が同一と判定された場合の対戦処理における有益性をユーザに知らせることができる。
上記ゲーム制御装置において、前記第1のオブジェクトと前記第2のオブジェクトが所定の関係を満たすと判定された場合、前記ユーザによる対戦処理に利用されるグループに前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトを組み入れるための操作メニュー釦を提示する提示手段(57)を備えてもよい。
このゲーム制御装置によれば、所定の関係を満たす第1のオブジェクトと第2のオブジェクトを含むグループの対戦処理における効果を知ったユーザが、容易に第1のオブジェクト又は第2のオブジェクトをグループに組み入れることができる。
上記ゲーム制御装置において、前記第1のオブジェクトと前記第2のオブジェクトが所定の関係を満たすと判定された場合、前記第1のオブジェクト又は第2のオブジェクトの一方のパラメータを変動させると同時に他方の前記ユーザとの対応付けを解除するための操作メニューを提示する提示手段(57)を備えてもよい。
このゲーム制御装置によれば、所定の関係を満たす第1オブジェクトと第2オブジェクトの一方のパラメータを変動させる操作をユーザが容易に行うことができる。
本発明の第2の観点は、ゲーム制御装置である。
このゲーム制御装置は、
ゲーム上の条件を満たした場合にオブジェクトをユーザに付与する付与手段(52)、
前記ユーザに付与されたオブジェクトを前記ユーザに対応付ける対応付け手段(53)、
前記ユーザにオブジェクトが付与されるとき、既に前記ユーザに対応付けられている第1のオブジェクトに、前記ユーザに新たに付与される第2のオブジェクトと同一のオブジェクトがあるか否かを判定する判定手段(54)、
前記第2のオブジェクトと同一の第1のオブジェクトがあると判定されたときに、前記第1オブジェクト又は第2オブジェクトのパラメータを変動させ、変動させた第1オブジェクト又は第2オブジェクトを含むグループの対戦処理を行う対戦手段(55)、
対戦処理の結果に応じて報酬をユーザに付与する報酬付与手段(56)、
の各手段を備える。
本発明の第3の観点は、ゲーム制御装置である。
このゲーム制御装置は、
ゲーム上の条件を満たした場合に複数のオブジェクトをユーザに付与する付与手段(52)、
前記ユーザに付与された複数のオブジェクトを前記ユーザに対応付ける対応付け手段(53)、
前記ユーザに複数のオブジェクトが付与されるとき、前記ユーザに新たに付与される複数の第2オブジェクトのそれぞれが、既に前記ユーザに対応付けられている第1のオブジェクトが所定の関係を満たすか否かを判定する判定手段(54)、
前記所定の関係を満たす第1オブジェクトと第2オブジェクトのいずれか一方のパラメータを変動させ、変動させた第1オブジェクト又は第2オブジェクトと、前記所定の関係を満たさない第2オブジェクトとの少なくともいずれか一方を含むグループの対戦処理を行う対戦手段(55)、
対戦処理の結果に応じて報酬をユーザに付与する報酬付与手段(56)、
の各手段を備える。
本発明の第4の観点は、ゲーム制御方法である。
このゲーム制御方法は、
オブジェクトをユーザに付与するステップ、
前記ユーザに付与されたオブジェクトを前記ユーザに対応付けるステップ、
前記ユーザにオブジェクトが付与されるとき、既に前記ユーザに対応付けられている第1のオブジェクト、及び、前記ユーザに新たに付与される第2のオブジェクトが所定の関係を満たすか否かを判定するステップ、
前記所定の関係を満たすか否かに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトを含むグループの対戦処理を行うステップ、
を含む。
本発明の第5の観点は、コンピュータに、
オブジェクトをユーザに付与する機能、
前記ユーザに付与されたオブジェクトを前記ユーザに対応付ける機能、
前記ユーザにオブジェクトが付与されるとき、既に前記ユーザに対応付けられている第1のオブジェクト、及び、前記ユーザに新たに付与される第2のオブジェクトが所定の関係を満たすか否かを判定する機能、
前記所定の関係を満たすか否かに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトを含むグループの対戦処理を行う機能、
を実現するためのプログラムである。
コンピュータは、例えばネットワークサーバ、大型計算機等であってよい。また、このプログラムは、光ディスク(DVD−ROM、CD−ROM等)、フレキシブルディスク、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に格納されてもよい。
本発明の第6の観点は、複数のユーザの通信端末(10)と、当該通信端末(10)からアクセスされるサーバ(20)とを含む、ゲームシステムである。
このゲームシステムは、
オブジェクトをユーザに付与する付与手段(52)、
前記ユーザに付与されたオブジェクトを前記ユーザに対応付ける対応付け手段(53)、
前記ユーザにオブジェクトが付与されるとき、既に前記ユーザに対応付けられている第1のオブジェクト、及び、前記ユーザに新たに付与される第2のオブジェクトが所定の関係を満たすか否かを判定する判定手段(54)、
前記所定の関係を満たすか否かに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトを含むグループの対戦処理を行う対戦手段(55)、
の各手段を、前記通信端末(10)または前記サーバ(20)のいずれか一方が備える。
なお、上記では、本発明の理解を容易にするため、適宜図面に記載された符号を括弧書きで記載しているが、これにより本発明に係るゲーム制御装置等が図示の態様に限定されるものではない。
本発明のゲーム制御装置、ゲーム制御方法、プログラム、ゲームシステムによれば、ユーザに新たに付与されるゲーム上のオブジェクトの有益性をユーザに知らせることができる。
実施形態のゲームシステムの基本構成を示す図。 通信端末の外観の例を示す図。 通信端末の外観の例を示す図。 通信端末の構成を示すブロック図。 ゲームサーバの構成を示すブロック図。 データベースサーバの構成を示すブロック図。 ユーザデータベースの構成例を示す図。 カード基本情報データベースの構成例を示す図。 カード登録データベースの構成例を示す図。 ユーザの通信端末に表示される一連のウェブページを例示する図。 ユーザの通信端末に表示される一連のウェブページを例示する図。 ユーザの通信端末に表示される一連のウェブページを例示する図。 ユーザの通信端末に表示される一連のウェブページを例示する図。 ユーザの通信端末に表示される一連のウェブページを例示する図。 ユーザの通信端末に表示される一連のウェブページを例示する図。 ユーザの通信端末に表示される一連のウェブページを例示する図。 実施形態のゲーム制御装置で主要な役割を果たす機能を説明するための機能ブロック図。 実施形態のゲーム制御装置の主要な処理の一例を示すフローチャート。 実施形態のゲーム制御装置の主要な処理の一例を示すフローチャート。 実施形態のゲーム制御装置の主要な処理の一例を示すフローチャート。 実施形態のゲーム制御装置の主要な処理の一例を示すフローチャート。 実施形態のゲーム制御装置の主要な処理の一例を示すフローチャート。 変形例1のゲーム制御装置でユーザの通信端末に表示されるウェブページを例示する図。 特技データベースの構成例を示す図。 変形例2のゲーム制御装置でユーザの通信端末に表示されるウェブページを例示する図。 変形例2のゲーム制御装置でユーザの通信端末に表示されるウェブページを例示する図。 ゲーム制御装置の各機能について、通信端末と、ゲームサーバ及びデータベースサーバとの間の分担例を示す図。 ゲーム制御装置の各機能について、通信端末と、ゲームサーバ及びデータベースサーバとの間の分担例を示す図。
以下、本発明のゲームシステムの一実施形態について説明する。
(1)ゲームシステムの構成
図1は、実施形態のゲームシステムのシステム構成例を示している。図1に示すように、このゲームシステムは、例えばインターネットなどの通信網NW(ネットワーク)に接続可能な通信端末10a,10b,10c,…と、通信網NWに接続されているゲームサーバ20と、データベースサーバ30とによって構成されている。各通信端末10a,10b,10c,…はそれぞれ、個々のユーザによって操作される端末であり、例えば、携帯端末、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、双方向の通信機能を備えたテレビジョン受像機(いわゆる多機能型のスマートテレビも含む。)などの通信端末である。なお、以下の説明において、各通信端末10a,10b,10c,…に共通して言及するときには、通信端末10と表記する。
このゲームシステムにおいて、ゲームサーバ20は、クライアントである通信端末10と通信可能に構成されており、通信端末10に対してゲーミングサービスを提供する。ゲームサーバ20には、ゲーム用アプリケーションとしてウェブブラウザ上で動作可能なアプリケーションが実装されている。データベースサーバ30は、ゲームを実行する上での後述する様々な情報を格納しており、それらの情報の読み書きのためにゲームサーバ20と有線又は無線で接続される。なお、ゲームサーバ20とデータベースサーバ30は、通信網NWを介して接続してもよい。
通信端末10は、ゲームサーバ20によって提供されるウェブページを表示可能なウェブブラウザを備えており、ユーザは、通信端末10上でウェブページに対する操作を行うことにより、ゲームを実行する。
また、図1には図示していないが、ゲームサーバ20とは別に各通信端末10のユーザを認証するための認証サーバを設けてもよい。また、多くの通信端末10からのアクセスを受け入れるために複数のゲームサーバ20を設ける場合は、その複数のゲームサーバ20間の負荷を調整するためのロードバランサを設けてもよい。また、ゲームサーバ20は単一のサーバ装置として構成してもよいが、機能を分散させた複数のサーバ装置として構成してもよい。
(2)通信端末の構成
図2A、図2B及び図3を参照して通信端末10について説明する。
図2は、通信端末10の外観の例を示す図である。図2Aは、例えば折り畳み式の携帯端末(携帯電話機)などの釦入力方式の通信端末を例示したものであり、図2Bは、例えばスマートフォンなどのタッチパネル入力方式の通信端末を例示したものである。図3は、通信端末10の内部構成を示すブロック図である。
図3に示すように、通信端末10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、画像処理部14、指示入力部15、表示部16、及び、信号送受信部としての通信インタフェース部17を備えており、各部間の制御信号あるいはデータ信号を伝送するためのバス18が設けられている。
CPU11は、ROM12内のウェブブラウザをRAM13にロードして実行する。そして、CPU11は、指示入力部15等によってユーザに入力されるURL(Uniform Resource Locator)の適切な指定に基づき、通信インタフェース部17を介して、ゲームサーバ20からウェブページを表示するためのデータ、すなわち、HTML(HyperText Markup Language)文書や当該文書と関連付けられた画像などのオブジェクトのデータ(以下、総称して適宜「HTMLデータ」と表記する。)を、通信インタフェース部17を介して取得し、そのHTMLデータを解釈する。なお、通信端末10には、ウェブブラウザのブラウザ機能を拡張するための様々なプラグインが実装されていてよい。そのようなプラグインの一例は、アドビシステムズ社(米国)によるフラッシュプレイヤである。あるいは、本実施形態でのHTMLデータを、動画及び音声の再生機能を備えたHTML5形式としてもよい。
なお、HTMLデータの取得に当たって、CPU11は、予め登録されたユーザID(ユーザ識別情報)、あるいは指示入力部15を介して入力されるユーザIDを含むアクセス要求メッセージを、通信インタフェース部17を介してゲームサーバ20へ通知する。
ウェブブラウザは、ゲームサーバ20とHTTP(HyperText Transfer Protocol)に従った通信を行う。ウェブブラウザは、ゲームサーバ20から取得したHTMLデータを解釈して、画像処理部14を介してウェブページを表示部16に表示する。また、ウェブブラウザは、ユーザが指示入力部15の操作によってウェブページ上のハイパーリンク(Hyperlink)またはメニューが選択されると、ウェブページの更新のために、その選択結果に応じたHTTPリクエストをゲームサーバ20に送信する。
画像処理部14は、HTMLデータの解析結果としてCPU11から与えられる表示用画像データに基づいて、表示部16にウェブページを表示する。表示部16は、例えば、マトリクス状に画素単位で配置された薄膜トランジスタを含むLCD(Liquid Cristal Display)モニタであり、表示用画像データに基づいて薄膜トランジスタを駆動することでウェブページの画像を表示画面16に表示する。
通信端末10が釦入力方式の通信端末(図2Aに示す)である場合、指示入力部15は、ユーザの操作入力を受け入れるための方向指示釦と決定釦などの複数の指示入力釦を含む釦群15a、及び、テンキーなどの複数の指示入力釦を含む釦群15bを備え、各釦の押下(操作)入力を認識してCPU11へ出力するためのインタフェース回路を含む。例えば、方向指示釦は、表示部16に表示されているウェブページをスクロールして表示することをCPU11へ指示するために設けられる。また、決定釦は、例えばウェブページ上で複数のハイパーリンクまたはメニューが表示されるときに、アクティブ表示(例えば強調表示)されている1つのハイパーリンクまたはメニューをユーザが選択することをCPU11へ指示するために設けられる。なお、通信端末10を小型の携帯端末によって構成する場合には、これらの釦は、ユーザが通信端末10を片手で保持したままその親指で操作(クリック)しやすいように、通信端末10の前面に配置されていることが好ましい。図2(a)に示す例では、釦群15bは、釦群15aの下方に配置され、「0」〜「9」、「*」、「#」(テンキー)が表記された複数の指示入力釦を含む。
通信端末10がタッチパネル入力方式の通信端末(図2Bに示す)である場合、指示入力部15は、主として表示画面16に指先あるいはペンで触れることによるタッチパネル方式の入力を受け付ける。タッチパネル入力方式は、静電容量方式などの公知の方式でよい。なお、図2(b)に示すように、通信端末10がタッチパネル入力方式の場合であっても釦群15aが設けられる場合もある。
通信端末10に表示されるウェブページ上のメニューの選択は、例えば通信端末10が携帯端末である場合には、方向指示釦の押下操作によってメニューを選択し、決定釦の押下操作によって、選択したメニューを確定することによって行われる。また、メニューの選択は、例えば通信端末10がタッチパネル入力方式の場合には、ウェブページが表示されている表示画面16上のメニューの位置を指あるいはペンで指示(タッチ操作)することによって行われる。
(3)ゲームサーバの構成
図4を参照してゲームサーバ20の構成について説明する。
ゲームサーバ20は、例えば階層構造の複数のウェブページからなるゲームのウェブサイトを管理しており、通信端末10に対してゲームのウェブサービスを提供する。図4に示すように、ゲームサーバ20は、CPU21、ROM22、RAM23、データベース(DB)アクセス部24、指示入力部25、及び、通信インタフェース部25を備えており、各部間の制御信号あるいはデータ信号を伝送するためのバス26が設けられている。なお、ゲームサーバ20は、ハードウエアに関しては汎用のウェブサーバと同一の構成をとることができる。
ROM22には、クライアントである通信端末10のウェブブラウザに対してHTML文書や画像などのオブジェクトの表示(ウェブページの表示)のサービスを提供するアプリケーションプログラムが格納されている。ROM22には、アプリケーションプログラム以外にもCPU21によって参照される各種データが格納されている。
CPU21は、ROM22内のゲームプログラムをRAM23にロードして実行し、通信インタフェース部25を介して、各種の処理を行う。
例えば、CPU21は、通信インタフェース部25を介して、ゲームサーバ20のウェブブラウザとの間でHTTPに従った通信を行う。例えば、CPU21は、通信インタフェース部25を介して、通信端末10から受信したHTTPリクエスト(例えば、ウェブページ上でのユーザのハイパーリンクまたはメニューの選択結果を含む。)に基づいて所定のデータ処理や、演算処理を行い、その処理結果を含むHTTPレスポンスをゲームサーバ20のウェブブラウザに返す。HTTPレスポンスには、ウェブページを更新するためのHTMLデータが含まれる。また、ゲームサーバ20が通信端末10のユーザの認証処理を行う場合には、CPU21はその認証処理を行う。
データベースアクセス部24は、CPU21がデータベースサーバ30に対してデータの読み書きを行うときのインタフェースである。
(4)データベースサーバの構成
データベースサーバ30(記憶装置)は、大容量のハードディスク装置やRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)等の形態の装置等、汎用ストレージで実現できる。データベースサーバ30内の各データベースは、ゲームサーバ20のデータベースアクセス部24を介してCPU21からのデータの読み書きが可能となるように構成されている。
図5に、データベースサーバ30の構成の一例を示す。図5に示すように、データベースサーバ30は、ユーザデータベース(ユーザDB)31と、ゲームデータベース(ゲームDB)32を備える。
本実施形態のゲームは、オブジェクトのグループによる対戦処理が含まれていれば特に限定されるものではないが、以下では、実施形態のゲームの一例として、モンスターカード(以下適宜、単に「カード」という。)を用いたデジタルカードゲーム(以下適宜、単に「ゲーム」あるいは「本実施形態のゲーム」という。)を採り上げる。このゲームは、ユーザが、モンスターが描かれたデジタルカード(モンスターカード)を入手することによって自らのチーム(カードデッキ)を作り上げ、コンピュータ又は他のユーザのチームとバトルを行うように構成されている。なお、カードデッキは、一般的に複数のカードによって構成されている。
このゲームは、例えば、以下の処理を含む。
・クエスト処理:
少なくとも一枚のカードからなる自らのチームを作り上げていくために、ゲーム上で設定されているエリアを探索してカードを得る処理である。このゲームでは、クエスト処理を実行することで一定量の体力ポイント(後述する)を消費し、一定量の強化ポイント(後述する)を獲得する。
・対戦処理:
ユーザのチームと、コンピュータ又は他のユーザのチームとの間で対戦を行う処理である。ここで、ユーザのチームとは、ユーザの保有するカードからなるグループである。例えば、ユーザが保有するカードからチームを構成するカード(チームカード)を任意に選択してもよい。また、対戦処理においてユーザが保有するカードから所定の条件に沿って任意にチームカードを選択してもよい。例えば、カードのパラメータが大きい順にチームカードを選択してもよいし、ユーザが指定した優先度順にチームカードを選択してもよい。また、チームカードの数に上限があってもよい。また、カード毎にユーザが対戦処理で使用するのに必要なコスト(ポイント等)を設定するとともに、ユーザ毎にカードを使用するために保有するポイントの上限値を設定し、ユーザが保有するポイントの範囲内でカードを使用できるように設定してもよい。コンピュータのチームとは、例えばCPU21によって任意に抽出された複数のカードからなるチームである。対戦処理では、ユーザの入力に基づき、ユーザのチームとコンピュータのチームとの間で対戦を行うイベント(以下、COM対戦という。)、あるいはユーザのチームと他のユーザのチームとの間で対戦を行うイベント(以下、ユーザ間対戦という。)のいずれかが発生するようになっている。対戦処理において勝利したユーザは対戦相手に応じた強化ポイントを獲得し、敗北したユーザは自身の保有する強化ポイントの一部を失う。
・合成処理:
対戦を有利にするために、素材となるカード(素材カード)を用いて、ベースとなるカード(ベースカード)を強化する処理である。なお、合成処理では、所定量の強化ポイントを消費する。
・強化処理
ユーザがゲーム上保有するカードのうち1枚の対戦処理におけるパラメータ(成長度、攻撃力、防御力等)を高める(カードを強化する)処理である。本実施形態のゲームでは、1枚のカードを強化するために、ユーザが保有する1又は複数のカードと、所定量の強化ポイントを消費する。なお、以下の説明では、強化されるカードをベースカードといい、ベースカードを強化するために消費されるカードを素材カードという。強化処理後、ユーザは素材カードを失う。
・抽選処理:
後述する抽選ポイントを消費して、抽選によってカードをユーザに付与する処理である。なお、抽選処理において、カードを抽選箱の中から1枚を取り出す(引く)ような演出を実行してもよい。抽選によってユーザに付与されるカードは基本的にランダムであるが、レア度の高いカード(いわゆるレアカード)が抽選で付与される確率は非常に低く設定されている。なお、複数回の抽選処理を連続して行ってもよい。
・編成処理:
ユーザがゲーム上保有するカードから、対戦処理に用いられるチームに含まれるカードを選択する処理である。
図6に、本実施形態のゲームにおいて適用されるユーザデータベース31の一例を示す。この例では、ユーザデータベース31は、ユーザID(ユーザ識別情報)ごとに、ユーザ名/表示画像、進行レベル、体力ポイント、強化ポイント、抽選ポイント、仲間のユーザIDの各項目についての情報を含む。ユーザデータベース31に含まれる情報は、ゲームサーバ20によって逐次更新されうる。
以下の説明では、ユーザデータベース31に含まれるユーザIDごとのデータを総称してユーザデータという。ユーザデータを構成する各項目のデータは、以下のとおりである。
・ユーザ名/表示画像
ゲームの実行時に通信端末10のユーザを特定するために表示されるユーザ名及び表示画像である。ユーザ名はユーザによって予め指定される所定長以下のテキストであり、表示画像は例えばユーザによって予め選択されるアバタ画像である。ユーザ名は、ゲームサーバ20によって提供されるネットワーク環境(あるいはゲームコミュニティ)上でユーザを特定する名称である。
・進行レベル
ゲーム上のユーザの進行レベルを示すデータである。例えばLv1(レベル1)からLv100(レベル100)までの範囲のレベル値であり、例えば、クエスト処理が継続的に実行されることで、順次進行レベルが上がるように構成される。
・体力ポイント
体力ポイントは、ユーザがクエスト処理を行う際に消費するコストを示すパラメータであり、ユーザがクエスト処理を行うことで、体力ポイントは減少する。ユーザ毎に体力ポイントの上限値を定めてもよく、体力ポイントの上限値は、進行レベルが増加するにつれて増加するように設定されていてもよい。体力ポイントは、時間の経過によって上限値まで増加(回復)するように設定してもよい。
・強化ポイント
ユーザが、クエスト処理や対戦処理においてシステム又は他のユーザより取得したポイントである。このゲームでは、ユーザがカードを強化する強化処理を行う際に所定量の強化ポイントが消費される。
・抽選ポイント
仲間のユーザへメッセージを送信することでユーザが取得するポイントである。このゲームでは、ユーザの抽選ポイントと引き換えに、当該ユーザに対してゲーム上のカードが付与されるようになっている。
・仲間のユーザID
例えば仲間になるための申請などを契機として、ユーザと関連付けられた他のユーザ(仲間)のユーザIDのリストである。
なお、ユーザ毎に、保有可能なカードの上限枚数を設定し、ユーザデータベースに上限枚数を記憶させてもよい。
図5に戻り、ゲームデータベース32は、ゲームサーバ20からのアクセスに基づき、ゲームサーバ20によって実行されたゲームの進行に関する情報を記憶、更新する。ゲームの進行に関する情報は、ゲームの性質によって多様な情報を含みうる。本実施形態のゲームの場合を例に挙げれば、ゲームの進行に関する情報は、例えば対戦結果についての情報(例えば勝敗等)などを含む。
また、ゲームデータベース32は、上述した各種処理に関連して、カード基本情報データベース、カード登録データベースを記憶する。
カード基本情報データベースは、本実施形態のゲームで用意される全てのカードの基本情報が記述されているデータベースである。また、カード登録データベースは、本実施形態のゲームにおいて、ユーザ毎にカードを登録し、カードの状態を管理するデータベースである。
図7Aは、カード基本情報データベースのデータ構成の一例を示す図であり、図7Bはカード登録データベースのデータ構成の一例を示す図である。図7Aに例示するカード種類データベースは、カードの識別コード(図の例では、MC001,MC002,…)毎に、対象となるカードの画像データ(画像)、対象となるモンスターの名称(カード名)、対象となるカードのレア度、及び初期パラメータ(図7Aの例では、モンスターの能力を示す攻撃力及び防御力)の各項目のデータを含む。また、図7Bに例示するカード登録データベースは、ユーザのユーザIDごとに、カードのシリアル番号、対象となるカードの識別コード、対象となるカードの現在のパラメータ(図の例では、モンスターの能力を示す成長度、攻撃力、防御力)、及びカードのステイタスの各項目のデータを含む。
識別コードはカードの種類を示すものであり、識別コードが同一であれば画像及びカード名は同一である。なお、異なるシリアル番号に同一の識別コードが設定されていてもよい。例えば、図7Bに示すように、ユーザID:000002のユーザが同一の識別コード:MC004のカードを2枚保有している場合でも、異なる識別番号によりカードの状態が管理される。以下、識別コードが同一のカードを「同一のカード」とする。
レア度は、カードの希少価値の度合を示す値であり、例えば、その値が高い(つまり、希少価値が高い)ほど、ゲーム内で出現する確率が低く設定されてもよい。例えば、レア度を1〜5の5段階で表した場合、能力の際立ったモンスターや人気のあるモンスターに対応するカードのレア度が高く(例えば、4あるいは5など)設定されてもよい。
カードのパラメータは、後述するように強化処理によって変動し得る。例えば、強化処理によって成長度が高まり、成長度が高いほど攻撃力や防御力などのパラメータが大きく、
攻撃力や防御力などのパラメータが大きいほど、カードに対応するモンスターの対戦処理等における能力が高くなるよう設定されてもよい。
ステイタスは、カードの保有状態を示すものである。例えばユーザに対してカードが付与されたがユーザが受け取っていない場合、ステイタスを「未受領」として記録される。ユーザが付与されたカードを受領した場合、ステイタスを「保有」として記録される。ユーザが保有するカードを、対戦処理におけるチームカードとして登録している場合、当該カードのステイタスを「チームカード」として記録される。ユーザが保有していたカードを売却した場合や、強化処理において後述する素材カードとして使用した場合等、カードがユーザに保有される状態でなくなった場合、ステイタスを「消滅」として記録される。
なお、カード以外のアイテムについても、同様に保有状態を管理してもよい。また、ユーザID毎に、保有可能なカード数に上限を設けてもよい。
(5)本実施形態のゲーム
以下、本実施形態のゲームについて、図8〜図12を参照しながら説明する。
なお、以下の説明において、通信端末10に表示されるウェブページ上で表示されるメニュー、マーク等はウェブページ上で所望の位置に配置されるものであって、通信端末10で視認されるメニュー、マーク等の表示画面上の位置は、ユーザの方向指示釦あるいはタッチパネル操作によるウェブページのスクロール操作によって変化しうる。
図8のトップページP1は、モンスター画像表示領域101、ユーザデータ表示領域102及びメニュー表示領域103を含む。トップページP1は処理対象のユーザ毎に構成されるが、図8のトップページP1は、処理対象のユーザが「A」というユーザ(以下、「ユーザ:A」と表記する。)である場合の例である。
モンスター画像表示領域101は、処理対象となるユーザのユーザデータベースに記録された画像が表示される領域である。ユーザデータ表示領域102は、処理対象となるユーザのユーザデータベースに記録された、進行レベル、体力ポイント等の各項目のデータ(図6参照)が表示される領域である。メニュー表示領域103には、本実施形態のゲームに設けられるイベント処理(クエスト処理、対戦処理、強化処理、抽選処理、編成処理)にそれぞれ対応するメニューm1(「クエスト」)、メニューm2(「対戦」)、メニューm3(「強化」)、メニューm4(「抽選」)、メニューm5(「編成」)が含まれる。なお、メニュー表示領域103には、その他のメニューが含まれてもよい。
このトップページP1上で、メニューm1〜m5が選択されることで、ゲームの実行が開始される。
〔クエスト処理〕
先ず、クエスト処理の一例を説明する。図8のトップページP1上でユーザ:Aがメニューm1を選択すると、クエスト処理が開始され、P2に示すようにウェブページが更新される。ウェブページP2には、探索の対象となるエリアの進行度合いを示す達成率のゲージと、探索の対象となるエリアの探索処理を実行するための「クエスト実行」と表記されたメニューm10と、1回の探索に要する体力ポイントの値、1回の探索で得られる強化ポイントなどが含まれる。
ユーザ:Aがメニューm10を選択する度に、所定の条件に沿った、あるいはランダムな増加量で達成率の値が増加する。そして、達成率が100%に達すると、エリアの探索が終了して次のエリアに進むことができる。メニューm10が選択される度に、ユーザ:Aの体力ポイントが所定量(図8の例では、8)だけ消費される。探索対象のエリアは、複数設けられてもよい。
ウェブページP2においてメニューm10の選択を繰り返し行うと、上述したように体力ポイントが低下していくが、体力ポイントが1回の探索に要する体力ポイント(例えば8)よりも少なくなると、それ以上探索の実行ができない状態となる。その場合、ユーザが再び探索を実行できるようになるには、時間の経過によって体力ポイントが回復(増加)するまで待機することが必要となる。
なお、クエスト処理では、メニューm10が選択される度に、所定の、あるいはランダムな確率で、ゲーム上で用意されているカードあるいはアイテムなどのオブジェクトをユーザが入手できるように構成されている。メニューm10が選択されたときにユーザがカードを入手したときは、例えばP3に示すように、入手したカードの情報を含むウェブページに更新される。
〔対戦処理〕
次に、対戦処理の一例を説明する。図8のトップページP1上でメニューm2が選択されると、対戦処理が開始され、図9のP4に示すようにウェブページが更新される。ウェブページP4には、ユーザ:Aの対戦相手:Eの画像とともに、対戦の実行を指示するための「対戦開始」と表記されたメニューm20などが含まれる。なお、CPU21によって所定の条件、又はランダムに対戦相手が決定されてもよいし、所定の条件、又はランダムに選出された複数の対戦相手からなるリストを表示し、ユーザがその中から対戦相手を選択できてもよい。また、対戦相手はコンピュータであってもよいし(COM対戦)、他のユーザであってもよい(ユーザ間対戦)。他のユーザはユーザ:Aと関連付けられている仲間であってもよいし、ユーザと関連付けられていないユーザであってもよい。
ウェブページP4上でユーザ:Aがメニューm20(「対戦開始」)の選択を行うと、P5に示すようにウェブページが更新され、ユーザ:Aのチームと対戦相手:Eのチームとの間で対戦が行われる。なお、P4では、1チームが5枚のカードからなるが、対戦処理におけるチームは5枚に限らず任意の枚数でもよく、1枚のカードのみを含んでいてもよい。
対戦処理は、例えば、攻撃側のチームのカード情報、および、防御側のチームのカード情報に基づいて実施される。例えば、攻撃側のチームのカードの攻撃力の総和と、防御側のチームのカードの防御力の総和とを比較し、数字が大きい側を勝利、小さい側を敗北と決定することで、対戦結果を決定することができる。
なお、対戦処理は攻撃力・防御力等のパラメータの総和の比較によるものに限らず、チームに設定されたカードの攻撃力・防御力を所定の計算式により変動させた上で比較し勝敗を決定してもよいし、パラメータの数値の大小に応じて勝つ確率を変動させた上で抽選処理を行い、勝敗を決定してもよい。
対戦が終了すると、対戦の結果を通知するウェブページ(P6に例示するウェブページ)がユーザ:Aの通信端末10上に表示される。なお、ウェブページP6は、ユーザ:Aが対戦に勝利した場合に通信端末10の表示部16に表示されるウェブページの一例を示している。このゲームでは、ユーザ:Aが対戦相手:Eに勝利すると、所定量の強化ポイント(図9の例では1000)が特典としてユーザ:Aに付与される。
〔強化処理〕
次に、強化処理の一例を説明する。図8のトップページP1上でメニューm3が選択されると、強化処理が開始され、図10のP7に示すようにウェブページが更新される。ウェブページP7は、ユーザ:Aが保有するカードのリスト(ベース候補のリスト)とともに、当該カードをベースカードとして設定するためのメニューm31−1、m31−2、…(「設定」)を含む。なお、識別コードが同一かつシリアル番号が異なるカード:jklをユーザ:Aが複数保有している場合、複数のカード:jklがベース候補のリストに含まれる。
ウェブページP7においてユーザ:Aが例えばメニューm31−2を選択すると、図10のP8に示すようにウェブページが更新される。ウェブページP8は、ベースカードとして設定されたカード(jkl)の情報とともに、ベースカードを当該カードからユーザ:Aが保有する他のカードへ変更するためのメニューm32(「変更」)を含む。また、ウェブページP8は、ベースカード以外のユーザ:Aが保有するカードのリスト(素材候補のリスト)とともに、当該カードを素材カードとして設定するためのメニューm33−1、m33−2、…(「設定」)を含む。
なお、識別コードが同一かつシリアル番号が異なるカード:jklをユーザ:Aが複数保有している場合、ウェブページP8に示すように、ベースカードとして選択されたカード:jklとは別のシリアル番号のカード:jklが素材候補のリストに含まれる。
ウェブページP8においてユーザ:Aが例えばメニューm33−2を選択すると、図10のP9に示すようにウェブページが更新される。ウェブページP9は、ベースカードとして設定されたカード(jkl)の情報とともに、ベースカードを当該カードからユーザ:Aが保有する他のカードへ変更するためのメニューm34(「変更」)を含む。また、ウェブページP9は、素材カードとして設定されたカード(jkl)の情報とともに、素材カードを当該カードからユーザ:Aが保有する他のカードへ変更するためのメニューm35(「変更」)を含む。また、ウェブページP9は、素材カードとともに消費してベースカードを強化するのに必要な強化ポイントに関する情報(「100強化ポイント消費」)、強化を実行するためのメニューm36(「強化する」)を含む。
ウェブページP9においてユーザ:Aがメニューm36を選択すると、図10のP10に示すようにウェブページが更新される。ウェブページP10は、強化後のベースカードの情報を含む。以下、強化処理前のベースカード:jklに対して、強化処理後のベースカードを、カード:jkl+1として表す。
なお、上記説明では、識別コードが同一かつシリアル番号が異なるカードをベースカード及び素材カードとした場合について説明したが、ベースカードと素材カードで識別コードが異なっていても、同様に強化処理を行うことができる。
〔抽選処理〕
次に、抽選処理の一例を説明する。図8のトップページP1上でメニューm4が選択されると、抽選処理が開始され、図11AのP11に示すようにウェブページが更新される。ウェブページP11は、ユーザ:Aが保有する抽選ポイント(「50」)、1回の抽選に必要な抽選ポイント数(「10」)、抽選を行うためのメニューm40(「抽選する」)を含む。なお、ウェブページP11は、複数回の抽選処理を連続して行うためのメニューを含んでもよい。
ウェブページP11においてユーザ:Aがメニューm40を選択すると、例えば図11AのP12A又は図11BのP12Bに示すようにウェブページが更新される。ウェブページP12Aは、抽選処理の結果、ユーザ:Aに付与されるカード(抽選カード:jkl)と識別コードが同一かつシリアル番号が異なるカードをユーザ:Aが既に保有している場合に更新されるウェブページである。ウェブページP12Aは、抽選処理後のユーザ:Aが保有する抽選ポイント(「40」)、抽選カード:jkl、及び、抽選カード:jklと識別コードが同一かつシリアル番号が異なるカードであって、ユーザ:Aが保有するカード(保有カード:jkl)の情報を含む。
また、ウェブページP12Aは、抽選カード:jkl又は保有カード:jklを強化した強化カード:jkl+1をユーザ:Aのチームに入れて対戦処理を行うためのメニューm41A(「強化してチームに入れて対戦する」)を含む。
ウェブページP12Aにおいてユーザ:Aがメニューm41Aを選択すると、対戦処理が行われる。例えば、図11AのP13Aに示すように、ユーザ:Aのチームと対戦相手:XYZとの間でCOM対戦が行われる。この対戦は、強化カード:jkl+1を含むチームの対戦処理における効果を提示するための処理(対戦効果の提示)である。このとき、ユーザ:Aのチームは、強化カード:jkl+1と、既にユーザ:Aが保有しているカード:abc、def、ghi、lkjを含む。
一方、ウェブページP12Bは、抽選カード:jklと識別コードが同一のカードをユーザ:Aが保有していない場合に更新されるウェブページである。ウェブページP12Bは、抽選処理後のユーザ:Aが保有する抽選ポイント(「40」)、抽選カード:jklの情報を含む。
また、ウェブページP12Bは、抽選カード:jklをユーザ:Aのチームに入れて対戦処理を行うためのメニューm41B(「チームに入れて対戦する」)を含む。
ウェブページP12Bにおいてユーザ:Aがメニューm41Bを選択すると、対戦処理が行われる。例えば、図11BのP13Bに示すように、ユーザ:Aのチームと対戦相手:XYZとの間でCOM対戦が行われる。この対戦は、抽選カード:jklを含むチームの対戦処理における効果を提示するための処理(対戦効果の提示)である。このとき、ユーザ:Aのチームは、抽選カード:jklと、既にユーザ:Aが保有しているカード:abc、def、ghi、lkjを含む。
なお、他のユーザのデータを任意に選択して対戦相手としてもよいし、ユーザ:Aが過去に敗北したことがあるユーザのデータからランダムに選択して対戦相手としてもよいし、ユーザ:Aが直近で敗北したユーザのデータを選択して対戦相手としてもよい。また、ユーザの進行レベル等に応じて、パラメータを変動させた対戦相手のチームを設定してもよい。
対戦が終了すると、対戦の結果を通知するウェブページ(図12のP14に例示するウェブページ)がユーザ:Aの通信端末10上に表示される。なお、ウェブページP14は、ユーザ:Aが対戦に勝利した場合に通信端末10の表示部16に表示されるウェブページの一例を示している。ウェブページP14は、ユーザ:Aが対戦相手:XYZに勝利したときに得られる、所定量の強化ポイント(図12の例では1000)の情報とともに、編成処理用のウェブページへ遷移するためのメニューm42(「編成」)を含む。
〔編成処理〕
図8のウェブページP1でメニューm5が選択された場合、又は、図12のウェブページP14でメニューm42が選択された場合、編成処理が開始され、図12のウェブページP15に示すようにウェブページが更新される。ウェブページP15は、ユーザ:Aのチームを構成するカード(チームカード)の情報が表示される枠とともに、各枠にカードを設定するためのメニューm51−1〜m51−5(「設定」)、編成処理を終了してトップページP1へ戻るためのメニューm50(「戻る」)を含む。チームカードに上限数がある場合、チームカードの枠数はチームカードの上限数と同じである。例えば、チームカードの上限数が5枚であれば、チームカードの枠数は5である。なお、チームカードの枠が複数セットあってもよい。ユーザ:Aがメニューm51−1〜m51−5のいずれかを選択すると、ユーザ:Aが保有するカードを選択するためのウェブページに更新される。例えば、ユーザ:Aがメニューm51−2を選択すると、図13のP16に示すようにウェブページが更新される。ウェブページP16には、現在のチームカードのうち、ユーザ:Aが変更することを選択したカード(変更カード:lkj)の情報が含まれる。また、変更カード:lkjの代わりにユーザ:Aのチームを構成し得る、ユーザ:Aが保有するカード(代替カード)の候補のリストとともに、代替カードを変更カード:lkjの代わりにチームに組み入れるためのメニューm52−1、m52−2、…(「変更」)等が含まれる。例えば、ウェブページP16においてユーザ:Aがメニューm52−2を選択すると、図13のP17に示すウェブページに更新される。ウェブページP17は、図12のウェブページP15のカード:lkjの代わりに代替カードとして選択されたカード(選択カード:jkl+1)の情報を含む。
なお、プルダウンメニューにより、ユーザ:Aの保有するカードをユーザ:Aのチームカードとして選択可能にしてもよい。
ユーザ:Aがメニューm50(「戻る」)を選択すると、編成処理は終了し、トップページP1に更新される。
なお、抽選カード又は強化カードを含むチームにおける対戦処理の効果を提示後の編成処理において、当該チームに含まれる抽選カード又は強化カードを、対戦処理に使用するチームとして設定することが簡易な編成手段を備えてもよい。例えば、図12のウェブページP14でメニューm42が選択された後に更新される編成処理用のウェブページでは、図13のウェブページP17に示すように、抽選処理において対戦処理における効果が提示されたカード、つまり、ユーザ:Aに新たに付与された抽選カード:jkl又は強化カード:jkl+1があらかじめチームカードの枠に設定されてもよい。この場合、ユーザ:Aは、抽選カード:jkl又は強化カード:jkl+1を含むチームの対戦処理における効果を見た上で、容易に対戦処理で使用するチームに組み入れることができる。
(6)ゲーム制御装置における各機能の概要
本実施形態では、ゲームサーバ20及びデータベースサーバ30によってゲーム制御装置が構成されている。以下では、上述したゲームが適用される場合を例として、本実施形態のゲーム制御装置で実現される機能について、図14を参照して説明する。図14は、本実施形態のゲーム制御装置で主要な役割を果たす機能を説明するための機能ブロック図である。
なお、図14の機能ブロック図において、付与手段52、対応付け手段53、判定手段54、及び対戦手段55が本発明の主要な構成に対応している。その他の手段(つまり、実行手段51、報酬付与手段56、提示手段57)は必ずしも必須の構成ではないが、本発明をさらに好ましくするための構成要素である。
実行手段51は、通信端末10に対するユーザのウェブページ上の選択に応じてHTTPリクエストを受信し、通信端末10に表示されるウェブページを逐次更新するためのHTMLデータ(つまり、HTTPレスポンス)を送信することで、ウェブサービスにより本実施形態のゲームを実行する機能を備える。
実行手段51は、ゲームで実行される複数の処理が各々割り当てられた複数のメニューを通信端末10に表示させる。具体的には、CPU21は、複数のメニューを含むウェブページを表示するためのHTMLデータを生成して通信端末10宛に送信する。そして、CPU21は、通信端末10においてウェブページ上のメニューが選択されたときに、選択されたメニューについての情報を通信端末10から受信し、受信した情報に基づいて、選択されたメニューに割り当てられた処理を実行する。
実行手段51がクエスト処理を実行する機能は、例えば以下のようにして実現される。
ゲームサーバ20のCPU21は、トップページ(図8のP1に例示するウェブページ)上でメニューm1が選択されると、クエスト処理用のウェブページ(図8のP2に例示するウェブページ)を表示するためのHTMLデータを生成して、ユーザの通信端末10宛に送信する。次に、CPU21は、メニューm10(「クエスト実行」)の選択結果を含むHTTPリクエストを受信すると、以下の一連の処理を行う。すなわち、CPU21は、ユーザデータベースにアクセスし、対象となるユーザIDの体力ポイントの値を更新する(減少させる)。次に、CPU21は、ユーザの達成率の値を所定量だけ増加させる。さらに、CPU21は、例えば、増加した達成率の値を含むHTMLデータを生成して、ユーザの通信端末10へ送信する。このとき、CPU21は、達成率の値が100%に達したと判断した場合には、探索対象を次のエリアに移行するように、HTMLデータを生成する。
クエスト処理では、探索対象となるエリアごとに、1回の探索に要する体力ポイントが異なってもよい。つまり、探索対象となるエリアごとに、1回の探索で減少する(消費される)体力ポイントの量が異なってもよい。例えば、ユーザの進行レベルが上がるごとに、消費される体力ポイントの量を多くしてもよい。
実行手段51が強化処理を実行する機能は、例えば以下のようにして実現される。
CPU21は、ウェブページP7上でユーザ:Aにより選択されたメニューm31−1、m31−2、…が選択されたことを認識すると、選択されたメニューに対応するカードを「ベースカード」に設定する。次に、CPU21は、ウェブページP8上でユーザ:Aにより選択されたメニューm33−1、m33−2、…が選択されたことを認識すると、選択されたメニューに対応するカードを「素材カード」に設定する。次に、CPU21は、ウェブページP9上でユーザ:Aによりメニューm36が選択されたことを認識すると、カード登録データベースにアクセスし、ベースカードのパラメータ(成長度、攻撃力、防御力、レア度等)と、素材カードのパラメータを基にして、所定の規則にしたがって、強化処理後のベースカードの新たなパラメータを算出し、新たなパラメータをカード登録データベースに書き込む。同時に、CPU21は、素材カードの当該ユーザとの対応付けを解除する。具体的には、CPU21は、カード登録データベースにアクセスし、素材カードに対応するシリアル番号の「ステイタス」を「消滅」に書き換える。
その後、CPU21は、強化処理後のベースカードの新たなパラメータの情報及びベースカードの画像を含むウェブページP10のHTMLデータを生成して、ユーザの通信端末10へ送信する。
実行手段51が編成処理を実行する機能は、例えば以下のようにして実現される。
CPU21は、トップページP1でユーザ:Aによりメニューm5が選択されたことを認識した場合、又は、ウェブページP14でユーザ:Aによりメニューm42が選択されたことを認識した場合、CPU21は、カード登録データベースにアクセスし、ユーザ:AのユーザIDに対応付けられたカードのうち、「ステイタス」が「チームカード」であるシリアル番号のカード情報を取得する。その後、CPU21は、P15に例示するチーム編成用のウェブページのHTMLデータを生成して通信端末10宛に送信する。
ウェブページP15上でメニューm51−1〜m51−5のいずれかが選択されたことを認識すると、CPU21は、選択されたメニューに対応するカード(変更カード:lkj)の情報、ユーザ:Aが保有するカードであって、チームカードとして設定されていないカード(代替カード):ihg、jkl+1等のリスト、代替カードをチームに組み入れるためのメニューm52−1、m52−2を含むウェブページP16のHTMLデータを生成して、ユーザの通信端末10へ送信する。
ウェブページP16上でメニューm52−1、52−2、…のいずれかが選択されたことを認識すると、CPU21は、カード登録データベースにアクセスし、変更カード:lkjに対応するシリアル番号の「ステイタス」に「保有」と書き込むと同時に、選択された代替カード(選択カード)に対応するシリアル番号の「ステイタス」に「チームカード」と書き込む。
その後、CPU21は、P17に例示するチーム編成用のウェブページのHTMLデータを生成して通信端末10宛に送信する。
付与手段52は、例えばクエスト処理や抽選処理等において、カードをユーザに付与する機能を備える。カードはゲーム上のオブジェクトの一例であり、カード以外の所定のアイテムをユーザに付与してもよい。付与手段52の機能は、例えば以下のようにして実現される。
クエスト処理において、CPU21は、メニューm10に対する選択を認識すると、カード基本情報データベースにアクセスし、ユーザ:Aに付与するカードの識別コードを、所定の、あるいはランダムな確率で決定する。
また、抽選処理において、CPU21は、メニューm40に対する選択を認識すると、カード基本情報データベースにアクセスし、ユーザ:Aに付与するカードの識別コードを、所定の、あるいはランダムな確率で決定する。
なお、ユーザ毎の保有可能なカード数に上限があり、ユーザが上限数までカードを保有しているときは、ユーザにカードを付与しなくてもよい。
対応付け手段53は、ユーザに付与されたカードをユーザに対応付ける機能を有する。対応付け手段53の機能は、例えば以下のとおり実現される。
CPU21は、ユーザにカードを付与するとき、カード登録データベースにアクセスし、ユーザ:AのユーザIDに対し、新たなシリアル番号を書き込むとともに、ユーザ:Aに付与することを決定したカードの識別コードを書き込む。また、カードの成長度、攻撃力、防御力の初期値を書き込むとともに、「ステイタス」に「保有」と書き込む。
その後、CPU21は、カードを入手したことを通知するウェブページP3又はP8を表示するためのHTMLデータを生成して、ユーザの通信端末10宛に送信する。
なお、ユーザ毎の保有可能なカード数に上限があり、ユーザ:Aの保有するカードの枚数がユーザ:Aのカード保有可能枚数の上限値であれば、CPU21は、ユーザ:Aに対応付けられるカードのシリアル番号の「ステイタス」に「未受領」と書き込んでもよい。
なお、CPU21は、抽選処理において対戦効果の提示を行う場合、対戦効果の提示後にユーザ:Aに対応付けられるカードのシリアル番号の「ステイタス」に「保有」と書き込んでもよいし、対戦効果の提示前にユーザ:Aに対応付けられるカードのシリアル番号の「ステイタス」に「新規」と書き込み、対戦効果の提示後にユーザ:Aに対応付けられるカードのシリアル番号の「ステイタス」に「保有」と書き込んでもよい。
判定手段54は、ユーザにカードが付与されるとき、既にユーザに対応付けられているカードの中に、ユーザに新たに付与されるカード(第2のカード)と所定の関係を満たすカードがあるか否かを判定する。なお、本実施形態においては、2つのカードの識別コードが同一の場合に、所定の関係を満たすと判定する。判定手段54の機能は、例えば以下のようにして実現される。
ユーザに付与するカード(第2のカード)の識別コードを決定すると、CPU21は、カード登録データベースにアクセスし、付与対象のユーザ:AのユーザIDに対応付けられたカードのうち、「ステイタス」が「保有」又は「チームカード」であるカードの識別コードを取得する。なお、「ステイタス」が「チームカード」であるカードの識別コードのみを取得してもよい。
次に、CPU21は、取得した識別コードの中に、第2のカードと同一の識別コードがあるか否かを判定する。第2のカードと同一の識別コードがある場合、CPU21は、当該カードが第2のカードと所定の関係を満たすカードであると判定する。なお、複数のカード(第2のカード)が同時にユーザに付与される場合、各第2のカード毎に、既にユーザに対応付けられているカードの中に、第2のカードと所定の関係を満たすカードがあるか否かを判定する。
第2のカードと同一の識別コードがある場合、CPU21は、P12Aに例示するように、メニューm41Aを含むウェブページP12Aを表示するためのHTMLデータを生成して、ユーザの通信端末10宛に送信する。
一方、第2のカードと同一の識別コードがない場合、CPU21は、P12Bに例示するように、メニューm41Bを含むウェブページP12Bを表示するためのHTMLデータを生成して、ユーザの通信端末10宛に送信する。
対戦手段55は、対戦処理を実行する機能を備える。対戦手段55により対戦処理を実行する機能は、例えば以下のようにして実現される。
ゲームサーバ20のCPU21は、ウェブページP4上でメニューm20(「対戦開始」)が選択されたことを認識した場合、ウェブページP12A上でメニューm41A(「強化してチームに入れて対戦する」)が選択されたことを認識した場合、又は、ウェブページP12B上でメニューm41B(「チームに入れて対戦する」)が選択されたことを認識した場合、処理対象のユーザのチームと、対戦相手(他のユーザ又はコンピュータ)のチームとの対戦結果を決定する処理を行う。
対戦結果の決定方法は、各チームに含まれるカードのパラメータの値がその勝敗に影響を与える方法である限り如何なる方法を採ることができる。例えば、対戦を行う2つのチームの各々に含まれる複数のカードのパラメータの値の合計を比較し、合計が大きな方のチームが高い確率(例えば、60〜90%の範囲内の所定の確率)をもって勝利するように設定してもよい。この勝率は、パラメータの値の合計の差が大きいほど高い確率としてもよい。このとき、図7に示したように、パラメータの値を示す項目が複数(図7の例では、攻撃力と防御力の2つ)存在する場合には、各カードのパラメータの値を代表する値として、各項目の値に対して所定の重み付け(例えば、図7の例では、「攻撃力」を0.4、「防御力」を0.2の重み付けにする等)を行うことにより、総合的なパラメータの値を設定してもよい。
また、CPU21は、ウェブページP12B上でメニューm41B(「チームに入れて対戦する」)が選択されたことを認識した場合、第1のカード又は第2のカードのパラメータを変動させ、第1のカード又は第2のカードを含むグループの対戦処理を行う機能を備える。この機能は、例えば以下のようにして実現される。
CPU21は、ウェブページP12上でメニューm41(「強化してチームに入れて対戦する」)が選択されたことを認識した場合、カード登録データベースにアクセスし、所定の関係を満たす第1のカード及び第2のカードのパラメータを取得する。次に、CPU21は、第1のカード及び第2のカードの一方のパラメータを変動させ、RAM23に書き込む。
このとき、パラメータの変動量は、第1のカード及び第2のカードの他方のパラメータに基づいて決定してもよい。例えば、第1のカードのパラメータの所定の割合(例えば1/C、Cは2以上の自然数からなる定数)を第2のカードのパラメータに加算することでパラメータを変動させてもよい。また、第1のカード又は第2のカードが複数ある場合、各カードのパラメータの中で最大のパラメータ、パラメータの平均値、パラメータの合計値に基づいて、パラメータの変動量を決定してもよい。
あるいは、所定の関係を満たすと判定された第1のカード及び第2のカードの数に応じてパラメータの変動量を決定してもよい。例えば、第2のカードと所定の関係を満たすと判定された第1のカードがn枚あった場合に、第1のカードのパラメータにn/Cを乗じた値を第2のカードのパラメータに加算することでパラメータを変動させてもよい。
次に、CPU21は、所定の関係を満たすと判定された第1のカード及び第2のカードの一方であって、パラメータを変動させたカードと、ユーザ:Aが保有するその他の任意のカード(所定の関係を満たすと判定された第1のカード以外のカード)を含むチームを編成し、対戦処理を行う。この対戦処理の対戦相手はコンピュータのチームとしてもよいし、他のユーザのチームとしてもよい。
報酬付与手段56は、対戦処理の結果に応じて報酬をユーザに付与する機能を備える。報酬付与手段56の機能は、例えば以下のようにして実現される。
CPU21は、対戦処理においてユーザが勝利したと判定すると、ユーザデータベースにアクセスし、所定の規則に従って報酬を決定し、ユーザに付与する。例えば、決定した報酬が強化ポイントであれば、CPU21は、ユーザデータベースにアクセスし、ユーザの強化ポイントに報酬分の強化ポイントを加算する。なお、報酬をカードとしてもよい。この場合、CPU21は、カード登録データベースにアクセスし、報酬として付与するカードのシリアル番号に対応する「所持ユーザID」の欄にユーザ:AのユーザIDを書き込む。同様に、報酬をアイテムとしてもよい。
提示手段57は、第1のカードと第2のカードが所定の関係を満たすと判定された場合、ユーザ:Aによる対戦処理に利用されるグループに第1のカード又は第2のカードを組み入れるための操作メニューを提示する機能を備える。提示手段57の機能は、例えば以下のようにして実現される。
第1のカードと第2のカードが所定の関係を満たすと判定された場合、CPU21は、例えば、図12のP14に示すように、編成処理用のウェブページP15へのショートカットメニューであるメニューm42(「編成」)を含むウェブページを表示するためのHTMLデータを生成して、ユーザの通信端末10宛に送信する。
(7)本実施形態のゲーム制御装置の主要な処理のフロー
次に、本実施形態のゲーム制御装置により行われる主要な処理のフローの一例について、図15〜図19のフローチャートを参照して説明する。図15は、本実施形態のゲームにおいてクエスト処理を行うときのフローチャートである。図16は、本実施形態のゲームにおいて、対戦処理を行うときのフローチャートである。図17は、本実施形態のゲームにおいて、強化処理を行うときのフローチャートである。図18は、本実施形態のゲームにおいて、抽選処理を行うときのフローチャートである。図19は、本実施形態のゲームにおいて、編成処理を行うときのフローチャートである。
なお、図15〜図19のフローチャートにおける各処理の実行に伴って適宜、P1〜P17の各ウェブページを表示するためのHTMLデータがゲームサーバ20から通信端末10宛に送信されるが、煩雑とならないようにHTMLデータの送信処理をフローチャートには記載しない場合もある。フローチャート上で、ウェブページP1〜P11の各々が表示されるタイミングは、P1〜P17の符号で示してある。
なお、図15〜図19のフローチャートでは、ユーザ:Aがゲームを実行する場合を一例として説明する。
〔クエスト処理〕
先ず図15のフローチャートにおいて、CPU21は、ウェブページP2のメニューm10(「クエスト実行」)が選択されたことを認識すると(ステップS100:YES)、CPU21は、複数のカードの中から選択されたカードをユーザ:Aに付与するか否かについて、所定の、あるいはランダムな確率で決定する(ステップS102)。ステップS102において、カードをユーザ:Aに付与することを決定すると(ステップS102:YES)、CPU21は、ユーザ:Aにカードを付与する(ステップS104)。すなわち、CPU21は、カード登録データベースにアクセスして、ユーザ:AのユーザIDに対し、新たなシリアル番号を書き込むとともに、ユーザ:Aに付与することを決定したカードの識別コードを書き込む。また、カードの成長度、攻撃力、防御力の初期値を書き込むとともに、「ステイタス」に「保有」と書き込む。その後、CPU21は、ユーザデータベースにアクセスしてユーザ:Aの達成率、体力ポイント、経験値等を更新し(ステップS106)、クエスト処理を終了する。
ステップS104において、カードをユーザ:Aに付与しないことを決定すると(ステップS104:NO)、CPU21は、ユーザデータベースにアクセスしてユーザ:Aの達成率、体力ポイント、経験値等を更新し(ステップS106)、クエスト処理を終了する。
なお、メニューm10以外が選択された場合(ステップS100:NO)、CPU21は、クエスト処理を終了する。
〔対戦処理〕
次に、図16を参照して、対戦処理を行うときのフローチャートの一例を説明する。
CPU21は、ウェブページP4上でメニューm20(「対戦開始」)が選択されたことを認識すると(ステップS200:YES)、対戦相手の選択を行う(ステップS202)。なお、COM対戦の場合は所定のモンスターが選択される。あるいはランダムにモンスターを選択してもよい。また、他のユーザからランダムに対戦相手を選択してもよいし、ユーザにより対戦相手を選択可能としてもよい。次に、CPU21は、対戦結果を決定する(ステップS204)。
ユーザ:Aが対戦に勝利した場合(ステップS204:YES)、CPU21は、ユーザ:Aに対して報酬を付与する処理、具体的には強化ポイントを加算する処理を行う(ステップS206)。ここで、CPU21は、COM対戦においてユーザ:Aが勝利した場合、ユーザデータベースにアクセスして、ユーザ:AのユーザIDに対応する強化ポイントの値を所定値(例えば1000)だけ増加させる。なお、CPU21は、ユーザ間対戦においてユーザ:Aが勝利した場合、ユーザデータベースにアクセスして、ユーザ:AのユーザIDに対応する強化ポイントの値を所定値(例えば1000)だけ増加させると同時に、対戦相手のユーザ:EのユーザIDに対応する強化ポイントの値を所定値(例えば1000)だけ減少させる。
ユーザ:Aが対戦に敗北した場合(ステップS204:NO)、CPU21は、ユーザ:Aに対して強化ポイントを減算する処理を行い(ステップS208)、対戦処理を終了する。ここで、CPU21は、COM対戦においてユーザ:Aが敗北した場合、ユーザデータベースにアクセスして、ユーザ:AのユーザIDに対応する強化ポイントの値を所定値(例えば1000)だけ減少させる。なお、CPU21は、ユーザ間対戦においてユーザ:Aが敗北した場合、ユーザデータベースにアクセスして、ユーザ:AのユーザIDに対応する強化ポイントの値を所定値(例えば1000)だけ減少させると同時に、対戦相手のユーザ:EのユーザIDに対応する強化ポイントの値を所定値(例えば1000)だけ増加させる。
その後、CPU21は、対戦処理を終了する。
なお、CPU21は、ウェブページP5上でメニューm20(「対戦開始」)が選択されない状態で所定時間経過した場合や、メニューm20以外が選択された場合、対戦処理を終了してもよい(ステップS200:NO)。
〔強化処理〕
次に、図17を参照して、強化処理を行うときのフローチャートの一例を説明する。
CPU21は、トップページP1上でメニューm3(「強化」)が選択されたことを認識すると強化処理を開始する。
次に、CPU21は、ウェブページP7上でユーザ:Aがベースカードとなるカードを選択したか否かを判定する(ステップS300)。ユーザ:Aがベースカードとなるカードを選択したことを認識すると(ステップS300:YES)、CPU21は、選択されたカードをベースカードに設定する(ステップS302)。
次に、CPU21は、ウェブページP8上でユーザ:Aがベースカードの変更又は素材カードとなるカードの選択をしたか否かを判定する(ステップS304)。ベースカードの変更指示を認識すると(ステップS304:ベースカード変更)、CPU21は、ベースカードの設定を解除し(ステップS306)、ステップS300の処理へ戻る。素材カードの選択を認識すると(ステップS304:素材カード選択)、CPU21は、選択されたカードを素材カードに設定する(ステップS308)。
次に、CPU21は、ウェブページP9上でユーザ:Aがベースカード又は素材カードの変更指示をしたか否かを判定する(ステップS310)。ベースカードの変更指示を認識すると(ステップS310:ベースカード変更)、CPU21は、ベースカードの設定を解除し(ステップS306)、ステップS300の処理へ戻る。素材カードの変更を認識すると(ステップS310:素材カード変更)、CPU21は、素材カードの設定を解除し(ステップS312)、ステップS304の処理へ戻る。ユーザ:Aがベースカード又は素材カードの変更をせずに強化の実行を指示したことを認識すると(ステップS310:NO)、CPU21は、所定の規則にしたがって、素材カードのパラメータに基づきベースカードのパラメータを変動させる(ステップS314)。その後、CPU21は、素材カードのユーザ:Aとの対応付けを解除し(ステップS316)、強化処理を終了する。
なお、ベースカード又は素材カードの選択がされない場合(S300:No)や、ベースカード及び素材カードの設定後、強化の実行が指示されない場合、CPU21は、強化処理を終了してもよい。
また、素材カードを設定した後、ベースカードを変更する場合、素材カードの設定を解除しなくてもよい。この場合、ベースカードを再度設定した後、素材カードの設定を省略してもよい。また、素材カードを先に設定し、その後、ベースカードを設定してもよい。
〔抽選処理〕
次に、図18を参照して、抽選処理を行うときのフローチャートの一例を説明する。
CPU21は、ウェブページP11上でメニューm40(「抽選する」)が選択されたことを認識すると(ステップS400:YES)、ユーザデータベースにアクセスしてユーザ:Aの抽選ポイントを更新する(ステップS402)。次に、CPU21は、複数のカードの中からユーザ:Aに付与するカード(抽選カード)を、所定の、あるいはランダムな確率で決定する(ステップS404)。
次に、CPU21は、ユーザ:Aが既に保有しているカードに、抽選カードと所定の関係を満たすカードがあるか否かを判定する(ステップS406)。具体的には、抽選カードを決定すると、CPU21は、カード登録データベースにアクセスし、「所持ユーザID」がユーザ:AのユーザIDであり、かつ、「ステイタス」が「保有」又は「チームカード」であるシリアル番号の識別コードを取得する。次に、CPU21は、取得した識別コードの中に、抽選カードと同一の識別コードがあるか否かを判定する。取得した識別コードの中に、抽選カードと同一の識別コードがある場合、CPU21は、当該カード(第1のカード)と抽選カード(第2のカード)が所定の関係を満たすと判定する。ユーザ:Aが既に保有しているカードの中に、抽選カードと所定の関係にあるカードがない場合(ステップS406:NO)、CPU21はステップS418へ移行する。
ユーザ:Aが既に保有しているカードと抽選カードが所定の関係を満たす場合(ステップS406:YES)、CPU21は、所定の規則にしたがって、第1のカード及び第2のカードの一方のパラメータに基づき他方(強化カード)のパラメータを変動させる(ステップS408)。次に、CPU21は、強化カードを含む対戦用のチームの決定を行う(ステップS410)。
一方、ユーザ:Aが既に保有しているカードと抽選カードが所定の関係を満たさない場合(ステップS406:NO)、CPU21は、抽選カードを含む対戦用のチームの決定を行う(ステップS412)。
なお、この他に、ユーザ:Aのチームには、ユーザ:Aが保有する他のカードが含まれてもよい。ユーザ:Aの対戦相手のチームは任意に決定することができる。例えば、対戦効果の提示用の敵キャラクタを設定してもよい。また、ユーザ:Aが敗北したことがあるユーザのチームを対戦相手として選択してもよいし、直前に抽選処理を行った他のユーザのチームを対戦相手として選択してもよい。
次に、CPU21は、変動させたパラメータを用いて対戦結果を決定する(ステップS414)。
ユーザ:Aが対戦に勝利した場合(ステップS414:YES)、CPU21は、ユーザ:Aに対して報酬を付与する処理を行い(ステップS416)、ステップS416へ移行する。ユーザ:Aが対戦に敗北した場合(ステップS414:NO)、CPU21は、ステップS418へ移行する。なお、ユーザ:Aに対して強化ポイントを減算する処理を行ってもよい。
その後、CPU21は、抽選カードのユーザ:Aへの対応付けを行う(ステップS418)。具体的には、CPU21は、カード登録データベースにアクセスし、抽選カードの「ステイタス」に「保有」と書き込む。その後、CPU21は、抽選処理を終了する。編成処理用のウェブページへ遷移するためのメニューm42を含むウェブページP14をユーザ:Aに提示してもよい。
なお、CPU21は、ウェブページP11上でメニューm40が選択されない状態で所定時間経過した場合や、メニューm40以外が選択された場合、対戦処理を終了してもよい(ステップS400:NO)。
〔編成処理〕
次に、図19を参照して、編成処理を行うときのフローチャートの一例を説明する。
CPU21は、図8のトップページP1上でメニューm5が選択されたこと、又は、図12のウェブページP14でメニューm42が選択されたことを認識すると、チーム編成用画面を提示する(ステップS500)。具体的には、CPU21は、カード登録データベースにアクセスし、「所持ユーザID」がユーザ:AのユーザIDであり、かつ、「ステイタス」が「チームカード」であるシリアル番号に対応するカードの情報を取得する。次に、CPU21は、取得したカードの情報を用いて、図12のウェブページP15に示すように、ユーザ:Aのチームカードとして設定されているカードのリストを提示する(ステップS500)。なお、図12のウェブページP14でメニューm42が選択された場合、図13のウェブページP17に示すように、その前の対戦処理に用いられたチーム(図11のウェブページP13に示されたチーム)を構成するカードのリストをユーザ:Aの新たなチームカードとして提示してもよい。
次に、CPU21は、ウェブページP15又はP17上でチームカードの変更指示がされたか否かを判定する(ステップS502)。変更指示がされない場合(ステップS502:NO)、CPU21は、編成処理を終了する。
チームカードの変更指示を認識すると(ステップS502:YES)、CPU21は、図13のウェブページP16に例示するように、ユーザ:Aが保有するカードであって、チームカードとして設定されていないカード(代替カード)のリストをユーザ:Aに提示する(ステップS504)。具体的には、CPU21は、カード登録データベースにアクセスし、「所持ユーザID」がユーザ:AのユーザIDであり、かつ、「ステイタス」が「保有」であるシリアル番号に対応するカードの情報を取得する。次に、CPU21は、取得したカードの情報を用いて、代替カードのリストを提示する。
次に、CPU21は、ウェブページP16上で代替カードの中からチームカードに設定するカード(選択カード)の選択指示がされたか否かを判定する(ステップS506)。
選択指示がされたことを認識すると(ステップS506:YES)、CPU21は、選択カードをチームカードとして登録する(ステップS508)。具体的には、CPU21は、カード登録データベースにアクセスし、ステップS502で選択された変更カードに対応するシリアル番号の「ステイタス」に「保有」と書き込むと同時に、選択カードに対応するシリアル番号の「ステイタス」に「チームカード」と書き込む。その後、CPU21はステップS500の処理へ移行する。
一方、選択指示がされない場合(ステップS506:NO)、CPU21は、編成処理を終了する。
以上説明したように、このゲーム制御装置では、ユーザに新たに付与されるカードと、既にユーザが保有しているカードが所定の関係を満たす場合に、その一方のパラメータを変動させて、そのカードを含むグループの対戦処理を行うことで、新たに付与されるゲーム上のオブジェクトの対戦処理における有益性をユーザに知らせることができる。
なお、以上の実施形態においては、抽選処理においてユーザにカードが付与された場合に、付与されたカードを含むチームによる対戦処理を実行する例について説明したが、本発明はこれに限らない。例えばクエスト処理においてユーザにカードが付与された場合に、付与されたカードを含むチームによる対戦処理を実行してもよい。あるいは、ユーザがプレゼントとして受領したカードを受け取るときに、受け取ったカードを含むチームによる対戦処理を実行してもよい。
なお、上記実施形態においては、抽選カードと所定の関係を満たすカードをユーザが保有している場合に、当該カード又は抽選カードのパラメータを変動させて対戦効果の提示を行ったが、本発明はこれに限らず、パラメータを変動させないで抽選カードと所定の関係を満たすユーザが保有しているカードを含むチームによる対戦効果の提示をおこなってもよい。
また、上記実施形態においては、2つのカードの識別コードが同一の場合に、所定の関係を満たすと判定したが、本発明はこれに限らない。例えば、2つのカードの属性、レア度、パラメータ等が一致する場合に所定の関係を満たすと判定してもよい。
また、所定の関係を満たすカードが複数ある場合に、複数のカードのうち最大のパラメータを有するカードのみ、パラメータを変動させてもよい。その際、複数のカードのパラメータの平均値又は合計値に基づいて、パラメータの変動量を決定してもよい。
なお、ユーザに新たに付与される第2のカードと、既にユーザが保有している第1のカードが所定の関係を満たす場合に限って、第1のカード及び第2のカードを含むチームによる対戦の結果を通知するウェブページがメニューm42(「編成」)を含んでいてもよい。第1のカード及び第2のカードを含むチームの対戦処理における有益性を知ったユーザが、これらのカードの使用方法を変更する可能性があるためである。
(8)変形例
以下、上述した実施形態の変形例について説明する。
(8−1)変形例1
図20のP18は本変形例に係る抽選処理において、ユーザにカードが付与された後に実行される対戦の結果を通知するウェブページの一例である。なお、ウェブページP18は、ユーザ:Aが対戦に勝利した場合に通信端末10の表示部16に表示されるウェブページの一例を示している。ウェブページP18は、ユーザ:Aが対戦相手に勝利したときに得られる、所定量の強化ポイントの情報とともに、強化処理用のウェブページへ遷移するためのメニューm43(「強化」)を含む。なお、ユーザ:Aが対戦に敗北した場合に通信端末10の表示部16に表示されるウェブページも、強化処理用のウェブページへ遷移するためのメニューm43(「強化」)を含んでもよい。
図20のウェブページP18でメニューm43が選択された場合、強化処理が開始され、図10のP7に示すようにウェブページが更新される。以後、上記実施形態と同様にして強化処理が実行される。
本変形例によれば、カード付与後に実行される対戦の結果を通知するウェブページP18が強化処理用のウェブページへのショートカットメニュー(メニューm43)を含むため、新たに付与されたカードを用いた強化処理後のカードの効果を知ったユーザが強化処理を容易に行うことができる。
なお、ユーザに新たに付与される第2のカードと、既にユーザが保有している第1のカードが所定の関係を満たす場合に限って、第1のカード及び第2のカードを含むチームによる対戦の結果を通知するウェブページがメニューm43(「強化」)を含んでいてもよい。第1のカード及び第2のカードを含むチームの対戦処理における有益性を知ったユーザが、これらのカードの使用方法を変更する可能性があるためである。
(8−2)変形例2
図21は本変形例に係るゲームにおいて、ゲームデータベース32に記憶される特技データベースの一例である。特技データベースは、本変形例のゲームにおける全ての特技の情報が記述されているデータベースである。ここで、「特技」とは、所定のカードがチームカードとして登録されている場合に、対戦処理において、当該カードやチームの他のカードの攻撃力、防御力等のパラメータを増加させる効果や、対戦相手のチームのカードの攻撃力、防御力等のパラメータを低減させる効果を規定したものである。例えば、当該カードが含まれるチーム内の所定の属性のカードの攻撃力または防御力を上昇させる特技や、対戦相手のチーム内の所定の属性のカードの攻撃力または防御力を低下させる特技、特定のカードの組み合わせがチームに含まれている場合に、当該特定のカードの攻撃力または防御力を上昇させる特技等がある。
図21に示すように、特技データベースには、特技IDごとに、特技名、必要カードの識別コード、効果対象(チーム及び識別コード)、効果が対応付けられている。ここで、「必要カードの識別コード」は、特技が効果を発揮するためにチームカードとして登録されている必要があるカードの識別コードである。例えば、特技ID:CB001の特技が効果を発揮する場合には、識別コード:MC001、MC002、…のうち2枚のカードがチームカードとして登録されている必要がある。効果対象(チーム及び識別コード)は、特技の効果が及ぶ対象となるチーム及びカードの識別コードである。なお、効果対象の識別コードは必要カードの識別コードと同一であってもよいし、異なっていてもよい。
以下、本変形例のゲームについて、図22〜図23を参照しながら説明する。
図8のトップページP1上でメニューm4が選択されると、抽選処理が開始され、図22のP19に示すようにウェブページが更新される。ウェブページP19は、ユーザ:Aが保有する抽選ポイント(「50」)、1回の抽選に必要な抽選ポイント数(「10」)とともに、複数回の抽選処理を連続して行うためのメニューm45(「5回抽選する」)、複数回の抽選に必要な抽選ポイント数(「50」)を含む。
ウェブページP19においてユーザ:Aがメニューm45を選択すると、例えば図22のP20に示すようにウェブページが更新される。ウェブページP20は、抽選処理後のユーザ:Aが保有する抽選ポイント(「0」)、抽選カード:abc、jkl、ghi、lkj、fedのリストと、対戦を行うためのメニューm46(「対戦」)を含む。
ユーザ:Aがメニューm46を選択すると、図23のウェブページP21に示すように、抽選カードと識別コードが同一のカードを含むチームによる対戦が行われる。ここで、ユーザ:Aが抽選カード:abc及びjklと識別コードが同一のカード:abc+1、jkl+1を既に保有している場合、図23のウェブページP21に示すように、ユーザ:Aが保有するカード(保有カード)から抽選カード:abc、jklと同一の識別コードを有するカード:abc+1、jkl+1がチームカードに選択される。ここで、ユーザ:Aの保有カードabc+1、jkl+1は、カード:abc、jklのパラメータを、例えば強化処理により変動させたものである。
なお、ユーザ:Aが抽選カード:abc及びjklと識別コードが同一のカードを保有していない場合、抽選カード:abc、jkl、ghi、lkj、fedのみを含むチームによる対戦が行われる。
この対戦処理において、ユーザ:Aの保有カード:jkl+1と、新たに付与されるカード:ghiの組み合わせにより特技:stuが効果を発揮する場合は、ウェブページP21に示すように、カード:jkl+1及びカード:ghiが他のカード(abc+1、fed、lkj)よりも強調して表示されるとともに、効果を発揮する特技名:stu及び特技の効果(「攻撃力+246」)が表示される。なお、抽選カードのみのチームによる対戦においても、特技が効果を発揮する場合には、同様の表示がされる。
また、カード:jkl+1及びカード:ghiの組み合わせにより、特技:uvwが効果を発揮し、カード:jkl+1、ghi以外のカード:lkjにその効果が及ぶ場合には、図23のP22に示すように、特技:uvwが効果を発揮するのに必要なカード:jkl+1、ghi、及び、効果が及ぶカード:lkjがそれぞれ強調して表示される。例えば、特技:uvwが効果を発揮するのに必要なカード:jkl+1、ghiが他のカード(abc+1、fed、lkj)よりも画面の上方へシフトして表示されるとともに、効果が及ぶカード:lkjの表示を他のカードよりも明るく表示する等により、特技:uvwが効果を発揮するのに必要なカード、特技の効果が及ぶカードをユーザが認識できるように提示する。なお、特技が効果を発揮するのに必要なカードの強調画面と、特技の効果が及ぶカードの強調画面を別の画面にし、連続的に表示するか、又は、切替表示してもよい。
対戦が終了すると、図12のP14又は図20のP18と同様に、対戦の結果を通知するウェブページがユーザ:Aの通信端末10上に表示される。
本変形例における対戦手段55は、ユーザに付与されるカードを対戦処理用のチームに組み入れて対戦処理を行う機能を備える。また、対戦手段55は、ユーザに付与されるカードの中に、ユーザが既に保有しているカードと所定の関係を有すると判定されたカード(第2のカード)が含まれている場合には、第2のカードの代わりに、当該カードと所定の関係を有するカードであってユーザが既に保有しているカード(第1のカード)を対戦処理用のチームに組み入れて対戦処理を行う機能を備える。この機能は、例えば、以下のようにして実現される。
CPU21は、カード登録データベースにアクセスし、処理対象のユーザ(ユーザ:Aとする)のユーザIDに対応付けられたカードの中から、ユーザに付与されるカードと同一の識別コードを有するカードのカード情報を取得する。
また、CPU21は、カード基本情報データベースにアクセスし、ユーザに付与されるカードのうち、ユーザ:AのユーザIDに対応付けられたカードの中に同一の識別コードがないカードのカード情報を取得する。
その後、CPU21は、取得したカード情報に基づいて、ユーザ:Aのチームのパラメータを決定し、対戦相手(他のユーザ又はコンピュータ)のチームとの対戦結果を決定する処理を行う。
また、対戦手段55は、特技が効果を発揮するカードの組み合わせが、チームカードの中に含まれる場合に、効果対象のカードのパラメータを変動させて対戦結果を決定する機能をさらに有する。この機能は、例えば以下のようにして実現される。
CPU21は、特技データベースにアクセスし、対戦処理においてチームを構成するカードの識別コードの中に、特技が効果を発揮する識別コードの組み合わせがあるか否かを判定する。特技が効果を発揮する識別コードの組み合わせがある場合、特技が効果を発揮する組み合わせが含まれると判定した場合、CPU21は、図21に例示する特技データベースを参照し、対戦結果の決定に用いる攻撃力、防御力等のパラメータを、特技の効果に応じて変動させる。その後、CPU21は、変動させたパラメータに基づいて、対戦相手のチームとの対戦結果を決定する処理を行う。
本変形例においても、図18と同様に抽選処理を行うことができる。図18において、抽選カードがユーザ:Aの保有カードのいずれかと所定の関係を満たすカード(第2のカード)を含む場合(ステップS406:YES)、CPU21は、第2のカード以外の抽選カード、及び、第2のカードと所定の関係を満たす保有カード(第1のカード)を対戦用のチームに組み入れた対戦用のチームの決定を行う。
一方、抽選カードが第2のカードを含まない場合(ステップS406:NO)、CPU21は、抽選カードのみを含む対戦用のチームの決定を行う。
その後、CPU21は、ユーザ:Aの対戦用チームと、対戦相手のチームとの対戦結果を決定する(ステップS414)
以後、図18と同様の処理が行われる。
本変形例によれば、ユーザに新たにカードが付与されたときに、既に保有するカードと新たに付与されるカードとの組み合わせによって対戦処理において生じる新たな効果をユーザに提示することができる。なお、特技等によるパラメータの変動は必須ではない。
なお、複数の特技が効果を発揮する場合、全ての特技の効果をユーザに提示してもよいし、一部の特技のみ効果をユーザに提示してもよい。例えば、対象ユーザにおいて効果を発揮したことがない特技を優先して効果をユーザに提示してもよい。
なお、対戦処理において効果を発揮することができる特技の数に上限を設定してもよい。この場合でも、対戦処理における効果を提示する際には、全ての特技の効果をユーザに提示してもよいし、一部の特技のみ効果をユーザに提示してもよい。
なお、既に保有するカードと新たに付与されるカードとの組み合わせによって対戦処理において特技が効果を発揮する場合に限って、第1のカード及び第2のカードを含むチームによる対戦の結果を通知するウェブページがメニューm42(「編成」)及び/又はメニューm43(「強化」)を含んでいてもよい。第1のカード及び第2のカードを含むチームの対戦処理における有益性を知ったユーザが、これらのカードの使用方法を変更する可能性があるためである。また、今までに効果を発揮したことがない特技が効果を発揮した場合に限って、対戦の結果を通知するウェブページがメニューm42(「編成」)及び/又はメニューm43(「強化」)を含んでいてもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。また、実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのは勿論である。上記実施形態及び各変形例に記載された技術的事項は適宜組合せて適用してもよい。
本発明に係るゲーム制御装置は、ユーザが単独で使用するスタンドアローンのゲーム機であってもよいし、ユーザの通信端末上でゲームを表示するために当該通信端末との間で無線又は有線による通信を確立できるサーバ等の情報処理装置であってもよい。
上述した各実施形態では、ネットワーク上のゲームサーバ20及びデータベースサーバ30によって、実行手段、付与手段52、対応付け手段53、判定手段54、対戦手段55、報酬付与手段56、提示手段57等の各機能を実現する構成としたが、この構成に限られない。これらの少なくとも一部の手段を通信端末10によって実現する構成としてもよい。通信端末10とゲームサーバ20とでは実質的に同一のハードウエア構成を採ることができるため、上記各実施形態に記載したようにして通信端末10によっても一部の機能を実現できる。例えば、図24A、図24Bに、図14に示した機能ブロック図の各機能について、通信端末10と、ゲームサーバ20及びデータベースサーバ30との機能分担の例を示す。また、上述した各実施形態では、各種データ(例えば、ユーザデータベース、カード基本情報データベース、カード登録データベースなど)をデータベースサーバ30が記憶している構成としたが、その一部を通信端末10内の記憶装置に記憶させてもよい。その場合には、記憶装置は、通信端末10内のRAM13や図示しないHDD(Hard Disk Drive)などの大容量記憶装置であってよい。
10…通信端末
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…画像処理部
15…指示入力部
16…表示部
17…通信インタフェース部
18…バス
20…ゲームサーバ
21…CPU
22…ROM
23…RAM
24…データベースアクセス部
25…通信インタフェース部
26…バス
30…データベースサーバ
31…ユーザデータベース
32…ゲームデータベース
51…実行手段
52…付与手段
53…対応付け手段
54…判定手段
55…対戦手段
56…報酬付与手段
57…提示手段

Claims (13)

  1. オブジェクトをユーザに付与する付与手段、
    前記ユーザに付与されたオブジェクトを前記ユーザに対応付ける対応付け手段、
    前記ユーザにオブジェクトが付与されるとき、既に前記ユーザに対応付けられている第1のオブジェクト、及び、前記ユーザに新たに付与される第2のオブジェクトが所定の関係を満たすか否かを判定する判定手段、
    前記所定の関係を満たすか否かに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトを含むグループの対戦処理を行う対戦手段、
    を備える、ゲーム制御装置。
  2. 前記対戦手段は、前記所定の関係を満たす場合、第1オブジェクトを含むグループの対戦処理を行い、前記所定の関係を満たさない場合、第2オブジェクトを含むグループの対戦処理を行う、
    請求項1に記載のゲーム制御装置。
  3. 前記対戦手段は、前記所定の関係を満たす場合、第1オブジェクト又は第2オブジェクトのパラメータを変動させ、変動させた第1オブジェクト又は第2オブジェクトを含むグループの対戦処理を行う
    請求項1に記載のゲーム制御装置。
  4. 前記対戦手段は、前記所定の関係を満たすと判定された第1のオブジェクトと第2のオブジェクトの少なくともいずれか一方のオブジェクトの数に応じて、前記パラメータの変動量を決定する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のゲーム制御装置。
  5. 前記対戦手段は、前記所定の関係を満たすと判定された第1のオブジェクト又は第2のオブジェクトの少なくともいずれか一方のパラメータに応じて、前記第1のオブジェクト又は第2のオブジェクトのパラメータを変動させる、請求項1〜4のいずれか一項に記載のゲーム制御装置。
  6. 前記判定手段は、前記第1のオブジェクト及び前記第2のオブジェクトの所定の属性が同一である場合に所定の関係を満たすと判定する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のゲーム制御装置。
  7. 前記第1のオブジェクトと前記第2のオブジェクトが所定の関係を満たすと判定された場合、前記ユーザによる対戦処理に利用されるグループに前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトを組み入れるための操作メニューを提示する提示手段を備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載のゲーム制御装置。
  8. 前記第1のオブジェクトと前記第2のオブジェクトが所定の関係を満たすと判定された場合、前記第1のオブジェクト又は第2のオブジェクトの一方のパラメータを変動させると同時に他方の前記ユーザとの対応付けを解除するための操作メニューを提示する提示手段を備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載のゲーム制御装置。
  9. ゲーム上の条件を満たした場合にオブジェクトをユーザに付与する付与手段、
    前記ユーザに付与されたオブジェクトを前記ユーザに対応付ける対応付け手段、
    前記ユーザにオブジェクトが付与されるとき、既に前記ユーザに対応付けられている第1のオブジェクトに、前記ユーザに新たに付与される第2のオブジェクトと同一のオブジェクトがあるか否かを判定する判定手段、
    前記第2のオブジェクトと同一の第1のオブジェクトがあると判定されたときに、前記第1オブジェクト又は第2オブジェクトのパラメータを変動させ、変動させた第1オブジェクト又は第2オブジェクトを含むグループの対戦処理を行う対戦手段、
    対戦処理の結果に応じて報酬をユーザに付与する報酬付与手段、
    を備える、ゲーム制御装置。
  10. ゲーム上の条件を満たした場合に複数のオブジェクトをユーザに付与する付与手段、
    前記ユーザに付与された複数のオブジェクトを前記ユーザに対応付ける対応付け手段、
    前記ユーザに複数のオブジェクトが付与されるとき、前記ユーザに新たに付与される複数の第2オブジェクトのそれぞれが、既に前記ユーザに対応付けられている第1のオブジェクトと所定の関係を満たすか否かを判定する判定手段、
    前記所定の関係を満たす第1オブジェクトと第2オブジェクトのいずれか一方のパラメータを変動させ、変動させた第1オブジェクト又は第2オブジェクトと、前記所定の関係を満たさない第2オブジェクトとの少なくともいずれか一方を含むグループの対戦処理を行う対戦手段、
    を備える、ゲーム制御装置。
  11. オブジェクトをユーザに付与するステップ、
    前記ユーザに付与されたオブジェクトを前記ユーザに対応付けるステップ、
    前記ユーザにオブジェクトが付与されるとき、既に前記ユーザに対応付けられている第1のオブジェクト、及び、前記ユーザに新たに付与される第2のオブジェクトが所定の関係を満たすか否かを判定するステップ、
    前記所定の関係を満たすか否かに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトを含むグループの対戦処理を行うステップ、
    を含む、ゲーム制御方法。
  12. コンピュータに、
    オブジェクトをユーザに付与する機能、
    前記ユーザに付与されたオブジェクトを前記ユーザに対応付ける機能、
    前記ユーザにオブジェクトが付与されるとき、既に前記ユーザに対応付けられている第1のオブジェクト、及び、前記ユーザに新たに付与される第2のオブジェクトが所定の関係を満たすか否かを判定する機能、
    前記所定の関係を満たすか否かに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトを含むグループの対戦処理を行う機能、
    を実現するためのプログラム。
  13. 複数のユーザの通信端末と、当該通信端末からアクセスされるサーバとを含む、ゲームシステムであって、
    オブジェクトをユーザに付与する付与手段、
    前記ユーザに付与されたオブジェクトを前記ユーザに対応付ける対応付け手段、
    前記ユーザにオブジェクトが付与されるとき、既に前記ユーザに対応付けられている第1のオブジェクト、及び、前記ユーザに新たに付与される第2のオブジェクトが所定の関係を満たすか否かを判定する判定手段、
    前記所定の関係を満たすか否かに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトを含むグループの対戦処理を行う対戦手段、
    の各手段を、前記通信端末または前記サーバのいずれか一方が備えた、ゲームシステム。
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