JP2014168004A - 吸着ノズルおよび部品実装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を削減するとともに分解組立作業性を向上させることが可能な吸着ノズルおよびそのような吸着ノズルを提供する。
【解決手段】この吸着ノズル5は、外側に突出する軸方向係合部54を一体的に含む軸状のノズル本体50と、ノズル本体50が軸方向に挿入されて保持される筒状のホルダ部60と、ホルダ部60に対してノズル本体50を軸方向の先端側に付勢するバネ部材70とを備える。ホルダ部60は、ホルダ部60の内側に突出するとともに、ノズル本体50の軸方向係合部54の向きが軸回りの第1回転角度の場合には係合せず、ノズル本体50の軸方向係合部54の向きが第1回転角度とは異なる第2回転角度の場合に軸方向に係合する内側上面65aを一体的に含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、吸着ノズルおよび部品実装装置に関し、特に、ノズル本体がホルダ部によって保持される吸着ノズルおよびそのような吸着ノズルを装着した部品実装装置に関する。
従来、ノズル本体がホルダ部によって保持される吸着ノズルが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、外周面に凹状の係合部が形成されたノズル本体と、ノズル本体が挿入される筒状のホルダ部と、ホルダ部の内周面側でノズル本体の係合部と係合する係合ピンと、係合ピンの抜け止め用のクリップ部材と、ノズル本体をホルダ部に対して先端側に付勢するバネ部材とを備えた吸着ノズルが開示されている。係合ピンは、ホルダ部の円筒状の内周面を接線方向に貫通するように形成されたピン孔に挿入(嵌合)されており、係合ピンの外表面がホルダ部の内周面から僅かに露出する。組立時には、ノズル本体をホルダ部内に挿入し、凹状の係合部の位置を係合ピンの挿入位置に合わせた状態で、係合ピンを挿入することにより、ホルダ部の内周面側で係合部と係合ピンとが軸方向に係合する。また、ホルダ部の外表面には、ピン孔の外側を覆うようにクリップ部材が装着され、クリップ部材によって係合ピンが抜け止めされている。
特開2008−300598号公報
しかしながら、上記特許文献1による吸着ノズルは、ノズル本体と、ホルダ部と、係合ピンと、クリップ部材と、バネ部材との5部材から構成されており、部品点数の削減が望まれている。また、吸着ノズルは、使用に伴って定期的に清掃する必要があり、清掃には分解組立作業を伴う。そのため、上記特許文献1のように係合ピンを用いる構成では、分解組立の際に小さな係合ピンの抜き取りおよび挿入(嵌合)が必要となるため、分解組立作業の容易性の点でも改善の余地がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、部品点数を削減するとともに分解組立作業性を向上させることが可能な吸着ノズルおよびそのような吸着ノズルを装着した部品実装装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における吸着ノズルは、外側に突出する第1軸方向係合部を一体的に含む軸状のノズル本体と、ノズル本体が軸方向に挿入されて保持される筒状のホルダ部と、ホルダ部に対してノズル本体を軸方向の先端側に付勢するバネ部材とを備え、ホルダ部は、ホルダ部の内側に突出するとともに、ノズル本体の第1軸方向係合部の向きが軸回りの第1回転角度の場合には係合せず、ノズル本体の第1軸方向係合部の向きが第1回転角度とは異なる第2回転角度の場合に軸方向に係合する第2軸方向係合部を一体的に含む。
この発明の第1の局面による吸着ノズルでは、上記のように、外側に突出する第1軸方向係合部を一体的に含む軸状のノズル本体を設けるとともに、ノズル本体が軸方向に挿入されて保持されるホルダ部に、ノズル本体の第1軸方向係合部の向きが軸回りの第1回転角度の場合には係合せず、ノズル本体の第1軸方向係合部の向きが第1回転角度とは異なる第2回転角度の場合に軸方向に係合する第2軸方向係合部をホルダ部の内側に突出するように一体的に設ける。これにより、ノズル本体に一体形成された第1軸方向係合部と、ホルダ部に一体形成された第2軸方向係合部との係合によりノズル本体をホルダ部内に保持させることができる。すなわち、第1軸方向係合部の向きを第1回転角度に合わせて、バネ部材を圧縮させながらノズル本体をホルダ部内に挿入することにより、第1軸方向係合部が第2軸方向係合部と係合せずに第2軸方向係合部を通過することができる。その後、ノズル本体を回転させて第1軸方向係合部の向きを第2回転角度にした状態でバネ部材を復元させれば、ノズル本体が軸方向先端側に押し戻されるとともに、第1軸方向係合部と第2軸方向係合部とを軸方向に係合させることができる。また、分解の際にもノズル本体を第2回転角度から第1回転角度に回転させれば、軸方向の係合を解除してノズル本体を取り外すことができる。これにより、係合ピンやクリップ部材を設ける必要がないので、その分、部品点数を削減することができる。また、ノズル本体のホルダ部内への挿入(移動)およびノズル本体の回転によって分解組立が可能となるので、係合ピンの抜き取りおよび挿入(嵌合)が不要で、分解組立作業性を向上させることができる。
上記第1の局面による吸着ノズルにおいて、好ましくは、ノズル本体は、外表面に第1回転方向係合部をさらに含み、ホルダ部は、ホルダ部の内側に突出するとともに、ノズル本体の第1軸方向係合部と第2軸方向係合部とが第2回転角度で軸方向に係合した状態で、ノズル本体の第1回転方向係合部と軸回りの回転方向に係合する第2回転方向係合部をさらに含む。このように構成すれば、第2回転角度でノズル本体(第1軸方向係合部)をホルダ部(第2軸方向係合部)と係合させる際に、第1回転方向係合部と第2回転方向係合部とを回転方向にも係合させることができる。これにより、ノズル本体とホルダ部との第2回転角度での係合状態で回転方向にも係合させることができるので、意図せずにノズル本体が回転してホルダ部との係合が解除されるのを防ぐことができる。
この場合において、好ましくは、ホルダ部は、先端部にノズル本体が挿入される開口を有するとともに、先端部において、第2軸方向係合部および第2回転方向係合部がそれぞれ形成された係合片を含む。このように構成すれば、ホルダ部の第2軸方向係合部および第2回転方向係合部の両方を共通の係合片に設けることができるので、ホルダ部の構造を簡素化することができる。また、係合片を、開口が形成されるホルダ部の先端部に設けることができるので、ホルダ部内の奥側の位置に係合片を形成する場合と比較して、容易に係合片を形成することができる。
上記ホルダ部が係合片を含む構成において、好ましくは、係合片は、2つ1組で互いに対向するように設けられ、ノズル本体の第1回転方向係合部は、ノズル本体の一対の側面にそれぞれ設けられており、2つ1組の係合片の第2回転方向係合部とそれぞれの側面で係合するように構成されている。このように構成すれば、ノズル本体の両側面の第1回転方向係合部に対して、2つ1組の係合片(第2回転方向係合部)が両側から係合することにより、容易に、係合状態でのノズル本体の軸回りの両方向の回転を防止することができる。
この場合において、好ましくは、係合片は、ホルダ部の先端部において、開口の四隅にそれぞれ配置されており、ホルダ部の先端側から見て、ホルダ部の開口は、係合片によって、係合片間の第1間隔を有する第1溝部と、第1間隔よりも小さい第2間隔を有する第2溝部とが十字に交差する開口形状に区画されており、ノズル本体の第1軸方向係合部は、ノズル本体から両外側に突出して、第1間隔以下で、かつ、第2間隔よりも大きい幅を有し、ノズル本体の一対の側面にそれぞれ形成された第1回転方向係合部は、一対の側面間の幅が、第2間隔と略等しくなるように形成されている。このように構成すれば、第1軸方向係合部を第1回転角度で第1溝部から通過させて、第2回転角度で第2溝部における係合片の第2軸方向係合部と軸方向に係合させることができる。この際、第1回転方向係合部の形成された一対の側面間の幅が第2間隔と略等しくなるので、第2回転角度で第1回転方向係合部を第2溝部の間に配置して、係合片の第2回転方向係合部と回転方向に係合させることができる。これにより、ノズル本体のホルダ部への挿入と、ノズル本体の回転と、バネ部材による軸方向先端側への復帰との3つの動作だけで、容易に、軸方向および回転方向の両方でノズル本体とホルダ部とを係合させることができる。
上記ノズル本体が第1回転方向係合部を含み、ホルダ部が第2回転方向係合部を含む構成において、好ましくは、ホルダ部は、ノズル本体とは反対側の端部から部品実装装置のノズルシャフトを挿入させた状態で部品実装装置に装着可能なように構成され、ノズル本体は、ホルダ部にノズルシャフトが挿入された状態で、ノズルシャフトと当接するまでの第1距離だけ軸方向に移動可能に設けられ、第1回転方向係合部は、ノズルシャフトが挿入されない状態で、第1軸方向係合部と第2軸方向係合部とが軸方向に係合した状態から、ノズル本体が第1距離よりも大きい第2距離だけホルダ部に挿入されることにより、第2回転方向係合部との係合が解除されるように構成されている。このように構成すれば、ホルダ部にノズルシャフトが挿入された状態では、第1回転方向係合部と第2回転方向係合部との回転方向の係合を解除するための第2距離だけノズル本体を移動させることができなくなる。このため、吸着ノズルが部品実装装置に装着された状態では、ノズル本体を第2回転角度から第1回転角度に回転させることができず、吸着ノズルを分解することができなくなるので、意図せずにノズル本体とホルダ部との係合が解除されるのを確実に防止することができる。
この発明の第2の局面における部品実装装置は、電子部品を吸着して電子部品を基板に実装するための吸着ノズルを装着した部品実装ヘッドを備え、吸着ノズルは、外側に突出する第1軸方向係合部を一体的に含む軸状のノズル本体と、ノズル本体が軸方向に挿入されて保持される筒状のホルダ部と、ホルダ部に対してノズル本体を軸方向の先端側に付勢するバネ部材とを含み、ホルダ部は、ホルダ部の内側に突出するとともに、ノズル本体の第1軸方向係合部の向きが軸回りの第1回転角度の場合には係合せず、ノズル本体の第1軸方向係合部の向きが第1回転角度とは異なる第2回転角度の場合に軸方向に係合する第2軸方向係合部を一体的に有する。
この発明の第2の局面による部品実装装置では、上記のように、吸着ノズルに、外側に突出する第1軸方向係合部を一体的に含む軸状のノズル本体を設けるとともに、ノズル本体が軸方向に挿入されて保持されるホルダ部に、ノズル本体の第1軸方向係合部の向きが軸回りの第1回転角度の場合には係合せず、ノズル本体の第1軸方向係合部の向きが第1回転角度とは異なる第2回転角度の場合に軸方向に係合する第2軸方向係合部をホルダ部の内側に突出するように一体的に設ける。これにより、ノズル本体に一体形成された第1軸方向係合部と、ホルダ部に一体形成された第2軸方向係合部との係合によりノズル本体をホルダ部内に保持させることができる。すなわち、第1軸方向係合部の向きを第1回転角度に合わせて、バネ部材を圧縮させながらノズル本体をホルダ部内に挿入することにより、第1軸方向係合部が第2軸方向係合部と係合せずに第2軸方向係合部を通過することができる。その後、ノズル本体を回転させて第1軸方向係合部の向きを第2回転角度にした状態でバネ部材を復元させれば、ノズル本体が軸方向先端側に押し戻されるとともに、第1軸方向係合部と第2軸方向係合部とを軸方向に係合させることができる。また、吸着ノズルの分解の際にもノズル本体を第2回転角度から第1回転角度に回転させれば、軸方向の係合を解除してノズル本体を取り外すことができる。これにより、吸着ノズルに係合ピンやクリップ部材を設ける必要がないので、その分、吸着ノズルの部品点数を削減することができる。また、ノズル本体のホルダ部内への挿入(移動)およびノズル本体の回転によって分解組立が可能となるので、係合ピンの抜き取りおよび挿入(嵌合)が不要で、吸着ノズルの分解組立作業性を向上させることができる。
本発明によれば、上記のように、部品点数を削減するとともに分解組立作業性を向上させることが可能な吸着ノズルおよびそのような吸着ノズルを装着した部品実装装置を提供することができる。
本発明の一実施形態による部品実装装置の構成を示した平面図である。 本発明の一実施形態による部品実装装置を前後方向(Y方向)に沿って見た場合の側面図である。 本発明の一実施形態による吸着ノズルを示した斜視図である。 図3に示した吸着ノズルの縦断面を示した斜視図である。 図3に示した吸着ノズルの分解斜視図である。 図3に示した吸着ノズルの先端部近傍を示した拡大斜視図である。 (A)は、本発明の一実施形態による吸着ノズルのノズル本体の構造を説明するための正面図である。(B)は、(A)の側面図であり、(C)は、(A)の底面図である。 (A)は、(B)の500−500線に沿った断面図である。(B)は、本発明の一実施形態による吸着ノズルのホルダ部の構造を説明するためのホルダ部の底面図である。 (A)は、(B)の510−510線に沿った断面図である。(B)は、第1回転角度でホルダ部にノズル本体を挿入した状態の吸着ノズルの底面図である。 (A)は、(B)の520−520線に沿った断面図である。(B)は、図9(B)におけるノズル本体を第1回転角度から第2回転角度に回転させた状態の吸着ノズルの底面図である。 (A)は、(B)の530−530線に沿った断面図である。(B)は、図10(B)に示した状態から、ノズル本体をホルダ部に係合させた係合状態を示した吸着ノズルの底面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1〜図11を参照して、本発明の一実施形態による部品実装装置100の構造について説明する。
本実施形態による部品実装装置100は、図1および図2に示すように、基台1と、基台1上に配置されX方向に基板110を搬送する基板搬送部2と、基板搬送部2の両側(Y1側およびY2側)に配置された部品供給部3と、基板搬送部2の上方(Z1方向側)をX−Y平面に沿って移動可能なヘッドユニット4とを備えている。ヘッドユニット4には、図2に示すように、先端(下端)に吸着ノズル5が装着された複数(5つ)の部品実装ヘッド41がX方向に配列されている。また、基台1上には、部品実装ヘッド41の吸着ノズル5に吸着された状態の部品10を撮像して認識する部品撮像部1aが、基台1上の前方側(Y2方向側)および後方側(Y1方向側)にそれぞれ設けられている。なお、部品10は、本発明の「電子部品」の一例である。
基台1上に配置された基板搬送部2は、図1に示すように、基板110の搬送方向(X方向)に延びる一対のコンベア2aを有している。一対のコンベア2aは、一方側(X1側)から基板110を受け入れて所定の作業位置まで搬送するとともに、作業位置において基板110を保持する機能を有している。また、一対のコンベア2aは、部品10の実装完了後に、実装済みの基板110を他方側(X2側)に搬出する機能をさらに有している。
部品供給部3には、複数のテープフィーダ3aが横方向(X方向)に沿って並べて配置されている。テープフィーダ3aには、IC、トランジスタおよびコンデンサ等の部品10が収納されたテープ(図示せず)が装着されている。そして、テープフィーダ3aは、間欠的にテープを繰り出しながら部品10を基板搬送部2近傍の所定の部品供給位置に供給するように構成されている。
ヘッドユニット4は、図1および図2に示すように、部品供給部3から供給される部品10を吸着して基板110上の所定位置(実装位置)まで移送し、部品10を基板110に実装する機能を有している。ヘッドユニット4の各部品実装ヘッド41は、下方に延びるノズルシャフト42を含み、このノズルシャフト42の先端(下端)に部品吸着用の吸着ノズル5が装着されている。ノズルシャフト42の内部には、ヘッドユニット4に搭載された圧力発生機(図示せず)と接続された空気通路が形成されており、ノズルシャフト42を介して、吸着ノズル5の先端部(下端部)に負圧および正圧を発生させることが可能である。これにより、部品実装動作時には、吸着ノズル5の先端(下端)に発生させた負圧によって部品10が個々に吸着されるとともに、実装位置で吸着ノズル5に正圧を供給することにより、部品10を搭載するように構成されている。
また、ヘッドユニット4は、基台1上をX方向に延びる支持部6を介して移動可能に支持されている。ヘッドユニット4は、支持部6に設けられたサーボモータ7aによりボールねじ軸7bが回動されることによってX方向に移動される。また、基台1の上面には、Y方向に延びる一対の高架フレーム8が配置されており、高架フレーム8には、サーボモータ9aとボールねじ軸9bとが設けられている。ここで、支持部6は、一対の固定レール8aを介して高架フレーム8上をX方向に跨いでいる。そして、支持部6は、サーボモータ9aによりボールねじ軸9bが回動されることによって、高架フレーム8上を固定レール8aに沿ってY方向に移動される。このように、ヘッドユニット4は、ボールねじ軸7bおよび9bがそれぞれ回転されて、基台1上のX−Y平面内を任意の位置に移動することが可能に構成されている。
また、図2に示すように、各々の部品実装ヘッド41は、サーボモータおよび図示しない昇降機構によって、ノズルシャフト42(吸着ノズル5)を上下方向(Z方向)に昇降可能に構成されている。部品実装装置100は、ノズルシャフト42を下降位置まで下げた状態で、吸着ノズル5による部品10の吸着を行い、部品10を吸着した状態でノズルシャフト42を上昇位置に戻して基板110上の所定の実装位置の上方まで搬送する。そして、実装位置の上方で再びノズルシャフト42(吸着ノズル5)が下げられて部品10を基板110に実装する。また、各々の部品実装ヘッド41は、ノズルシャフト42(吸着ノズル5)を、サーボモータおよび図示しない回転機構によって、ノズルシャフト42(吸着ノズル5)の中心を通る鉛直軸線(Z方向)を回動中心として回動させることが可能なように構成されている。これにより、吸着ノズル5の先端部に保持された部品10の姿勢(X−Y平面での向き)がその部品の実装角度に一致するように調整される。
また、ヘッドユニット4には、基板110に付されたフィデューシャルマーク(図示せず)を認識するための基板撮像部43が取り付けられている。部品実装装置100は、基板110のフィデューシャルマーク(図示せず)を上方から撮像して基板110の位置および姿勢を認識するように構成されている。これにより、基板110の任意の実装位置の上方に部品実装ヘッド41の吸着ノズル5を位置付け、部品実装を行うことが可能である。
また、基台1上の部品撮像部1aは、ヘッドユニット4(図2参照)の部品実装ヘッド41(吸着ノズル5)により吸着された実装直前の部品10を、下面側(Z2側)から撮像する機能を有している。これにより、実装直前の部品10の吸着ノズル5に対する保持(吸着)状態が部品実装装置100に認識され、認識結果に基づいて適切な実装位置および実装角度で部品を搭載することが可能である。
次に、図3〜図11を参照して、本実施形態による吸着ノズル5の構成について説明する。
本実施形態では、図3〜図5に示すように、吸着ノズル5は、軸状のノズル本体50と、ノズル本体50が軸方向(Z方向)に挿入されて保持される筒状のホルダ部60と、ホルダ部60に対してノズル本体50を軸方向の先端側(Z2方向)に付勢するバネ部材70(図5参照)との3部品から構成されている。なお、吸着ノズル5が部品実装ヘッド41に装着された状態で、吸着ノズル5の軸方向と上下方向(Z方向)とが一致するので、以下の説明では、軸方向を上下方向(Z方向)として説明する。
吸着ノズル5は、分解および組立が可能であり、ノズル本体50は、ホルダ部60の先端(下端)側(Z2方向側)から挿入され、軸方向(Z方向)に摺動可能な状態でホルダ部60に保持されている。ノズル本体50は、図4および図6に示す組立状態で、後述するように、ノズル本体50の軸方向係合部54がホルダ部60の先端の係合片65と軸方向に係合することによって、ホルダ部60内に保持(抜け止め)されている。また、ノズル本体50の回転方向係合部57が係合片65と回転方向に係合することによって、組立状態(係合状態)でのノズル本体50の中心軸回りの回転方向の移動が規制されている。なお、軸方向係合部54および回転方向係合部57は、それぞれ、本発明の「第1軸方向係合部」および「第1回転方向係合部」の一例である。
ノズル本体50は、工具鋼などの金属材料からなり、内部に空気通路51(図4参照)が形成された中空軸状の先端部材である。空気通路51は、先端(下端)の吸引口52a(図9(A)参照)から上端まで連通している。図7(A)〜図7(C)に示すように、ノズル本体50は、先端の先細り形状のノズル部52と、ノズル部52の上方の中間部53と、中間部53の上端で外側に突出する軸方向係合部54と、軸方向係合部54の上方の円環状のフランジ部55と、フランジ部55よりも上側の軸状部56とを一体的に含んでいる。
ノズル部52には、図7(C)に示すように、先端面に2つの円形の吸引口52aが並んで形成されており、空気通路51を介してこの吸引口52aに負圧が供給されることにより、部品10を吸着することが可能となっている。
中間部53は、図7(A)および図7(B)に示すように、ノズル部52からA方向外側に拡がるように形成された部分である。中間部53は、A方向の最大幅W1、B方向の幅W2(図7(C)参照)、および、長さLを有する。中間部53は、B方向の両側面53aにそれぞれ配置された、平坦面(側面53a)からなる一対の回転方向係合部57を有している。中間部53のA方向の両端部は、円弧状に形成されている。一対の回転方向係合部57は、当接領域57a(図7(B)参照)でホルダ部60の係合片65の側端面65b(図8(A)参照)と中心軸回りの回転方向に係合することにより、ノズル本体50の回り止めとして機能する。なお、側端面65bは、本発明の「第2回転方向係合部」の一例である。
軸方向係合部54は、図7(A)に示すように、中間部53の上端からB方向の両外側に突出するように形成されている。また、軸方向係合部54は、中間部53の回転方向係合部57と平行なA方向に直線状に延びるように形成されている。軸方向係合部54は、B方向の幅W3(図7(C)参照)を有する。また、軸方向係合部54は、平坦面からなる下面54aを有する。軸方向係合部54は、図7(C)に示すように、この下面54a(当接領域54b)で、ホルダ部60の係合片65の内側上面65a(図8(A)参照)と軸方向に係合するように構成されている。軸方向係合部54のA方向の両端部は、中間部53の稜線と連続する円弧状に形成されている。なお、内側上面65aは、本発明の「第2軸方向係合部」の一例である。
フランジ部55は、軸方向係合部54の上側で、半径方向に円環状に張り出すように形成されている。フランジ部55は、上面側で、軸状部56に装着されたバネ部材70の下端部が当接するバネ受部として機能する。
軸状部56は、フランジ部55から上方に延びるように外径d1の円筒形状に形成されている。軸状部56は、ホルダ部60の軸受部63(図8(A)参照)に嵌め込まれるように構成されている。また、軸状部56は、軸受部63に沿って上下方向に摺動可能となっている。
図4に示すように、ホルダ部60は、ステンレス鋼などの金属材料からなり、内部にノズル本体50およびバネ部材70を保持する筒状部材である。ホルダ部60は、図8(A)および図8(B)に示すように、開口61aおよび係合片65が形成された先端部61と、バネ部材70およびノズル本体50の軸状部56よりも先端側の部分を収容可能な収容部62と、上記した軸受部63と、通路部分64aが形成された上側筒部64とを一体的に含んでいる。
先端部61は、ホルダ部60の下端部である。先端部61に形成された開口61aは、収容部62の内部空間(収容空間62a)と連続した円形状を有し、ノズル本体50およびバネ部材70が挿入される入口部分である。開口61aは、ノズル本体50を挿入可能なように、ノズル本体50の最大幅(中間部53の幅W1)よりも僅かに大きい内径を有する。
また、先端部61には、4つの係合片65(図8(B)参照)が先端部61に一体的に形成されている。それぞれの係合片65は、図8(A)に示すように、先端部61の下端面から先端側(Z2方向)に突出した後、内側に向けて突出するように形成されている。これにより、各係合片65は、図8(B)に示すように軸方向先端側(Z2方向側)から見て、先端部61の周縁から内側に張り出して、円形状の開口61aと軸方向に部分的に重なっている。これらの係合片65は、ノズル本体50と係合してホルダ部60にノズル本体50を保持する機能を有する。すなわち、各係合片65は、ノズル本体50の軸方向係合部54と軸方向(Z方向)に係合する内側上面65a(図8(A)参照)と、回転方向係合部57と係合する側端面65bとを一体的に含んでいる。内側上面65aは、図8(B)に示す当接領域65cで軸方向係合部54と当接する。なお、図8(B)および図11(B)において、説明のために当接領域65cを係合片65の下面側に図示しているが、実際には当接領域65cは係合片65の反対面(内側上面65a)側である。
図8(B)に示すように、4つの係合片65は、軸方向先端側(Z2方向側)から見て、開口61aの四隅にそれぞれ配置されており、E方向の2つ1組(合計2組)で、側端面65b同士がE方向に互いに対向するように設けられている。ホルダ部60の開口61aは、4つの係合片65によって、係合片65間の第1間隔D1を有しE方向に延びる第1溝部61bと、第1間隔D1よりも小さい第2間隔D2を有しF方向に延びる第2溝部61cとが十字に交差する開口形状に区画されている。すなわち、E方向の第1溝部61bとF方向の第2溝部61cとが直交している。
図8(A)および図8(B)に示すように、収容部62は、先端部61から上方に延びるとともに、内部が開口61aから内径一定で連続するように形成された筒状部分である。この収容部62の内部がノズル本体50およびバネ部材70の収容空間62aとなっている。収容空間62aの内側上端部には、収容空間62aの内径が絞られることにより、支持面62bが形成されている。この支持面62bは、軸状部56に装着されたバネ部材70(図4参照)の上端部が当接するバネ受部として機能する。
軸受部63は、収容部62の上部から連続して上方に延びるように設けられている。軸受部63は、ノズル本体50の軸状部56の外径に略一致する内径d1を有する円筒状に形成されている。軸受部63に軸状部56が嵌合されることにより、軸受部63の上側の通路部分64a(空気通路の一部)と下側の収容部62の内部との間が非連通状態となり、空気の流通が遮断される。このため、図4に示すように、軸状部56と軸受部63との嵌合によって、ホルダ部60の上側の通路部分64aとノズル本体50の空気通路51とが連通して、吸着ノズル5全体を上下に延びる空気通路が構成される。また、軸受部63は、ノズル本体50の軸状部56との嵌合によって、ノズル本体50の軸方向(Z方向)への摺動および中心軸回りの回転をガイドする機能を有する。
図8(A)に示すように、上側筒部64は、軸受部63から上方に連続する筒状部分である。上側筒部64の内部には、ノズル本体50の空気通路51と連通する内径一定の円形断面の通路部分64aが設けられている。また、この通路部分64aは、吸着ノズル5が部品実装ヘッド41に装着される際に、部品実装ヘッド41のノズルシャフト42の先端が挿入されるように構成されている。これにより、上述したヘッドユニット4の圧力発生機(図示せず)からの圧力が、ノズルシャフト42、通路部分64aおよびノズル本体50の空気通路51を介してノズル部52の吸引口52aに供給(図11(A)参照)される。なお、上側筒部64の外周側には、一対の係合凸部64bが形成されており、一対の係合凸部64bが部品実装ヘッド41の図示しないクランプ部材と係合することにより、吸着ノズル5が部品実装ヘッド41に装着される。
なお、ノズル本体50は、上側筒部64の通路部分64aにノズルシャフト42が挿入された状態では、ノズル本体50を第1距離D3だけ上方に移動させるとノズルシャフト42の先端部と当接して、上方への移動が係止されるように構成されている。このため、吸着ノズル5が部品実装ヘッド41に取り付けられた状態では、ノズル本体50は第1距離D3の範囲内で移動可能となる。
バネ部材70は、図4および図9(A)に示すように、圧縮コイルバネであり、ノズル本体50の軸状部56が挿入されることにより軸状部56に装着される。バネ部材70は、ノズル本体50の軸状部56の外周側で、かつ、ホルダ部60の収容部62の内周側(収容空間62a内)に配置されている。バネ部材70は、ノズル本体50(フランジ部55)を先端側(Z2方向)に付勢して、軸方向係合部54を係合片65の内側上面65aに押圧し、係合状態を保持させる機能を有する。また、実装作業時に、ノズル本体50の先端が部品10などと接触する際には、ノズル本体50がバネ部材70を圧縮させながら、ホルダ部60の先端部61側から第1距離D3(図11(A)参照)の範囲内で上方(Z1方向)に移動可能である。これにより、バネ部材70は、吸着ノズル5の接触時の衝撃を緩和する緩衝機能(いわゆるバフィング機能)を有する。
次に、ノズル本体50とホルダ部60との係合構造について詳細に説明する。
図9(A)および図9(B)に示すように、ノズル本体50は、軸方向係合部54のB方向の幅W3が、ホルダ部60の開口61aのうち、E方向に延びる第1溝部61bの第1間隔D1以下で、かつ、F方向に延びる第2溝部61cの第2間隔D2よりも大きくなる(図10(B)参照)ように構成されている。このため、軸方向係合部54のA方向を、第1溝部61bの延びるE方向に一致させた第1回転角度でノズル本体50をホルダ部60に挿入すると、幅W3の軸方向係合部54が係合片65とは係合せずに第1間隔D1の第1溝部61bを通過することが可能である。
また、軸方向係合部54がホルダ部60の内部に配置された状態で、軸方向係合部54のA方向を、第2溝部61cの延びるF方向に一致させた第2回転角度にした場合には、図10(A)および図10(B)に示すように、幅W3の軸方向係合部54が第2間隔D2の第2溝部61cを通過できず、第2溝部61cの両側の係合片65と係合する(図11(A)参照)。このとき、図11(A)および図11(B)に示すように、軸方向係合部54の下面54aと、係合片65の内側上面65aとが当接(当接領域54bおよび65c)して、軸方向係合部54と係合片65とが軸方向に係合する。この結果、ノズル本体50がホルダ部60に軸方向に保持される。
また、図10(A)および図10(B)に示すように、ノズル本体50の一対の回転方向係合部57(中間部53)は、中間部53のB方向の両側面間の幅W2がF方向に延びる第2溝部61cの第2間隔D2と略等しくなるように形成されている。これにより、中間部53は、A方向を第2溝部61cの延びるF方向に一致させた第2回転角度で、幅W2の中間部53が第2間隔D2の第2溝部61cに軸方向に摺動可能に嵌り込むように構成されている。その結果、図11(A)および図11(B)に示すように、第2回転角度で軸方向係合部54と係合片65とが軸方向に係合した係合状態で、第2溝部61cの両側の係合片65の側端面65bが、一対の回転方向係合部57とそれぞれ当接(当接領域57a、65d)して、回転方向係合部57と係合片65とが回転方向に係合する。
なお、回転方向係合部57が形成された中間部53は、軸方向の長さLを有する。このため、ノズル本体50は、第2回転角度の係合状態では、回転方向係合部57が係合片65よりも上方の位置に配置されるまでの第2距離D4(図10(A)参照)だけホルダ部60内に挿入されなければ、回転方向係合部57と係合片65(側端面65b)との係合が解除されないように構成されている。すなわち、ホルダ部60を第2回転角度から第1回転角度に回転させるためには、係合状態からノズル本体50を第2距離D4だけホルダ部60内に挿入する必要がある。
ここで、上述の通り、ノズル本体50は、上側筒部64の通路部分64aにノズルシャフト42が挿入された状態では、ノズルシャフト42の先端部と当接するまでの第1距離D3の範囲内で上方に移動可能である。本実施形態では、回転方向係合部57と係合片65(側端面65b)との回転方向の係合を解除するための第2距離D4は、この第1距離D3よりも大きくなるように設定されている。したがって、吸着ノズル5が部品実装ヘッド41に取り付けられた状態では、ノズル本体50が上方に移動上限(第1距離D3)まで移動されても、回転方向係合部57と係合片65(側端面65b)との係合が解除されないため、ノズル本体50を回転させることができないようになっている。
なお、ノズル本体50を第2距離D4だけホルダ部60内に挿入することにより回転方向係合部57と係合片65との係合が解除されるので、係合解除状態(第1回転角度)から係合状態(第2回転角度)にする場合(組立時)にも、ノズル本体50を第1回転角度から第2回転角度に回転させるためには、ノズルシャフト42が挿入されていない状態でノズル本体50を第2距離D4だけホルダ部60内に挿入する必要がある。
次に、図9〜図11を参照して、本実施形態による吸着ノズル5の組立および分解方法について説明する。
吸着ノズル5を組み立てる際には、まず、図9(A)および図9(B)に示すように、軸状部56にバネ部材70が装着された状態で、ノズル本体50のA方向を第1溝部61bの延びるE方向に一致させた第1回転角度でノズル本体50をホルダ部60に挿入する。これにより、軸方向係合部54が開口61aの第1溝部61bを通過して収容部62の内部(収容空間62a内)に進入する。この際、バネ部材70の上端部が支持面62bに当接するので、バネ部材70の反発力に打ち勝つようにノズル本体50を上方に押し込む。
第1回転角度のままノズル本体50が第2距離D4だけホルダ部内に挿入されると、回転方向係合部57が係合片65の位置を通過して上方に配置される。この状態で、図10(A)および図10(B)に示すように、ノズル本体50を第1回転角度から、A方向を第2溝部61cの延びるF方向に一致させた第2回転角度まで90度回転させる。
最後に、第2回転角度の状態でノズル本体50の上方への押し込み力を開放してバネ部材70の圧縮を復元させる。その結果、ノズル本体50は第2距離D4分だけ先端側に押し戻される(下方移動する)。このとき、ノズル本体50の中間部53が第2溝部61c内に嵌合し、一対の回転方向係合部57がそれぞれ係合片65と回転方向に係合する。図11(A)および図11(B)に示すように、バネ部材70の付勢力によってノズル本体50が第2距離D4分だけ先端側に移動すると、ノズル本体50の軸方向係合部54が係合片65と当接して、軸方向に係合される。また、一対の回転方向係合部57と係合片65との回転方向の係合もそのまま維持される。この結果、ノズル本体50がホルダ部60と軸方向および回転方向に係合した状態で、ノズル本体50がホルダ部60に保持される。これにより、図11(A)および図11(B)のように吸着ノズル5をノズルシャフト42に挿入して、吸着ノズル5を部品実装ヘッド41に装着することが可能となる。
吸着ノズル5の清掃時などに吸着ノズル5を分解する場合、まず、吸着ノズル5を部品実装ヘッド41から取り外しておく。その後、組立時とは逆の手順で、図11(A)および図11(B)に示す係合状態から、ノズル本体50を第2距離D4だけ上方に押し込み、図11(A)に示すように回転方向の係合を解除する。次に、ノズル本体50を第2回転角度から図9(A)に示すように第1回転角度に90度回転させる。そして、ノズル本体50を第1回転角度の状態でホルダ部60から引き抜く。
以上のように、本実施形態では、ノズル本体50の押し込み(上方移動)、ノズル本体50の回転、および、ノズル本体50の引き出し(下方移動)の3動作だけで、吸着ノズルの分解組立が可能となっている。
本実施形態では、上記のように、ノズル本体50に、B方向の外側に突出する軸方向係合部54を一体的に設ける。そして、ホルダ部60に、軸方向係合部54の向きが第1回転角度の場合には係合せず、軸方向係合部54の向きが第2回転角度の場合に軸方向に係合する係合片65(内側上面65a)をホルダ部60の内側に突出するように一体的に設ける。これにより、ノズル本体50に一体形成された軸方向係合部54と、ホルダ部60に一体形成された係合片65(内側上面65a)との係合によりノズル本体50をホルダ部60内に保持させることができる。すなわち、第1回転角度でノズル本体50をホルダ部60内に挿入し、ノズル本体50を回転させて軸方向係合部54の向きを第2回転角度にした状態でバネ部材70を復元させれば、軸方向係合部54と係合片65(内側上面65a)とを軸方向に係合させることができる。また、分解の際にもノズル本体50を第2回転角度から第1回転角度に回転させれば、軸方向の係合を解除してノズル本体50を取り外すことができる。これにより、係合ピンやクリップ部材を設ける必要がないので、その分、部品点数を削減することができる。また、ノズル本体50のホルダ部60内への挿入(移動)およびノズル本体50の回転によって分解組立が可能となるので、係合ピンの抜き取りおよび挿入(嵌合)が不要で、分解組立作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、ノズル本体50の外表面に回転方向係合部57を設ける。そして、軸方向係合部54と係合片65(内側上面65a)とが第2回転角度で軸方向に係合した係合状態で、ノズル本体50の回転方向係合部57と軸回りの回転方向に係合する係合片65(側端面65b)をホルダ部60に設ける。これにより、ノズル本体50とホルダ部60との第2回転角度での係合状態で回転方向にも係合させることができるので、意図せずにノズル本体50が回転してホルダ部60との係合が解除されるのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、ホルダ部60の先端部61に、内側上面65aおよび側端面65bがそれぞれ形成された係合片65を設ける。これにより、軸方向係合部54と係合する内側上面65aと、回転方向係合部57と係合する側端面65bとの両方を、共通の係合片65に設けることができるので、ホルダ部60の構造を簡素化することができる。また、係合片を、開口61aが形成されるホルダ部60の先端部61に設けることができるので、ホルダ部60内の奥側の位置に係合片65を形成する場合と比較して、容易に係合片65を形成することができる。
また、本実施形態では、係合片65を、2つ1組でE方向に互いに対向するように設ける。そして、ノズル本体50の回転方向係合部57を、2つ1組の係合片65の側端面65bとそれぞれの側面53aで係合するように一対設ける。これにより、ノズル本体50の両側面53aの回転方向係合部57に対して、2つ1組の係合片65(側端面65b)が両側から係合することにより、容易に、係合状態でのノズル本体50の軸回りの両方向の回転を防止することができる。
また、本実施形態では、ホルダ部60の開口61aを、4つの係合片65によって、第1間隔D1を有する第1溝部61bと、第1間隔D1よりも小さい第2間隔D2を有する第2溝部61cとに区画する。そして、ノズル本体50の軸方向係合部54のB方向の幅W3を、第1間隔D1以下で、かつ、第2間隔D2よりも大きくする。そして、回転方向係合部57が形成された一対の側面53a間の幅W2を、第2間隔D2と略等しくなるように回転方向係合部57を形成する。これにより、軸方向係合部54を第1回転角度で第1溝部61bから通過させて、第2回転角度で第2溝部61cにおける係合片65の内側上面65aと軸方向に係合させることができる。この際、第2回転角度で回転方向係合部57を第2溝部61cの間に配置して、係合片65の側端面65bと回転方向に係合させることができる。これにより、ノズル本体50のホルダ部60への挿入と、ノズル本体50の回転と、バネ部材70による軸方向先端側への復帰との3つの動作だけで、容易に、軸方向および回転方向の両方でノズル本体50とホルダ部60とを係合させることができる。
また、本実施形態では、ノズル本体50を、ホルダ部60にノズルシャフト42が挿入された状態で、ノズルシャフト42と当接するまでの第1距離D3だけ軸方向に移動可能に設ける。そして、回転方向係合部57を、ノズルシャフト42が挿入されない状態で、係合状態(図11(A)参照)から、ノズル本体50が第1距離D3よりも大きい第2距離D4だけホルダ部60に挿入されることにより、係合片65(側端面65b)との係合が解除されるように構成する。これにより、ホルダ部60にノズルシャフト42が挿入された状態では、回転方向の係合を解除するための第2距離D4だけノズル本体50を移動させることができなくなる。このため、吸着ノズル5が部品実装装置100に装着された状態では、ノズル本体50を第2回転角度から第1回転角度に回転させることができず、吸着ノズル5を分解することができなくなるので、意図せずにノズル本体50とホルダ部60との係合が解除されるのを確実に防止することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、ノズル本体のA方向とホルダ部のE方向とを一致させた第1回転角度と、ノズル本体のA方向とホルダ部のF方向とを一致させた第2回転角度とを直交させた例について示したが、本発明はこれに限られない。第1回転角度と第2回転角度とが直交しなくともよい。第2回転角度は、第1回転角度とは異なる角度であればよい。
また、上記実施形態では、軸方向係合部54と係合する内側上面65aと、回転方向係合部57と係合する側端面65bとの両方を、共通の係合片65に設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、軸方向係合部54と係合する係合片と、回転方向係合部57と係合する係合片とを別々に設けてもよい。
また、上記実施形態では、軸方向係合部54と係合片65の内側上面65aとを係合させるように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ホルダ部の内周面に内側に突出する凸部を一体形成して、凸部とノズル本体の軸方向係合部とが係合するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、回転方向係合部57と係合片65の側端面65bとを係合させるように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、係合片65の内側上面65a側に、上方に延びる凸部を設けて、軸方向係合部54の下面54aと内側上面65aとを係合させた時に、軸方向係合部54の側端面が凸部と回転方向に係合するようにしてもよい。この場合、中間部53を第2溝部61cの間に配置させる必要がなくなるので、中間部53のA方向の幅W1を第1間隔D1まで小さくして、第2溝部61cを設けなくともよい(係合片65をE方向に連続するようにしてもよい)。
また、上記実施形態では、軸方向係合部54をA方向に直線状に延びるように形成し、ホルダ部60側には係合片65によって直線状の第1溝部61bおよび第2溝部61cを形成した例を示したが、本発明はこれに限られない。軸方向係合部54は、第1回転角度でホルダ部側の係合部(係合片65)と係合せずに通過可能で、第2回転角度ではホルダ部側の係合部(係合片65)と係合する形状であればよい。このため、ホルダ部側も、第1および第2溝部を形成する必要はない。したがって、たとえば鍵と鍵穴のように、ホルダ部の開口がノズル本体の軸方向係合部に対応する形状となっており、第1回転角度でノズル本体の軸方向係合部を開口から通過させた後、第1回転角度以外の角度ではノズル本体が抜けなくなるような構造となるように、ホルダ部とノズル本体とを構成してもよい。
また、上記実施形態では、回転方向係合部57と係合片65(側端面65b)との回転方向の係合を解除するための第2距離D4を、ノズル本体50がノズルシャフト42の先端部と当接するまでの第1距離D3よりも大きくなるように設定した例を示したが、本発明はこれに限られない。第2距離D4が第1距離D3よりも小さくともよい。
また、上記実施形態では、5つの部品実装ヘッド41を備えた部品実装装置100の例を示したが、本発明はこれに限られない。部品実装ヘッドは、1〜4つまたは6つ以上設けてもよい。
5 吸着ノズル
10 部品(電子部品)
41 部品実装ヘッド
42 ノズルシャフト
50 ノズル本体
53a 側面
54 軸方向係合部(第1軸方向係合部)
57 回転方向係合部(第1回転方向係合部)
60 ホルダ部
65 係合片
61 先端部
61a 開口
61b 第1溝部
61c 第2溝部
65a 内側上面(第2軸方向係合部)
65b 側端面(第2回転方向係合部)
70 バネ部材
100 部品実装装置
110 基板
D1 第1間隔
D2 第2間隔
D3 第1距離
D4 第2距離

Claims (7)

  1. 外側に突出する第1軸方向係合部を一体的に含む軸状のノズル本体と、
    前記ノズル本体が軸方向に挿入されて保持される筒状のホルダ部と、
    前記ホルダ部に対して前記ノズル本体を軸方向の先端側に付勢するバネ部材とを備え、
    前記ホルダ部は、前記ホルダ部の内側に突出するとともに、前記ノズル本体の前記第1軸方向係合部の向きが軸回りの第1回転角度の場合には係合せず、前記ノズル本体の前記第1軸方向係合部の向きが前記第1回転角度とは異なる第2回転角度の場合に軸方向に係合する第2軸方向係合部を一体的に含む、吸着ノズル。
  2. 前記ノズル本体は、外表面に第1回転方向係合部をさらに含み、
    前記ホルダ部は、前記ホルダ部の内側に突出するとともに、前記ノズル本体の前記第1軸方向係合部と前記第2軸方向係合部とが前記第2回転角度で軸方向に係合した状態で、前記ノズル本体の前記第1回転方向係合部と軸回りの回転方向に係合する第2回転方向係合部をさらに含む、請求項1に記載の吸着ノズル。
  3. 前記ホルダ部は、先端部に前記ノズル本体が挿入される開口を有するとともに、前記先端部において、前記第2軸方向係合部および前記第2回転方向係合部がそれぞれ形成された係合片を含む、請求項2に記載の吸着ノズル。
  4. 前記係合片は、2つ1組で互いに対向するように設けられ、
    前記ノズル本体の前記第1回転方向係合部は、前記ノズル本体の一対の側面にそれぞれ設けられており、2つ1組の前記係合片の前記第2回転方向係合部とそれぞれの側面で係合するように構成されている、請求項3に記載の吸着ノズル。
  5. 前記係合片は、前記ホルダ部の先端部において、前記開口の四隅にそれぞれ配置されており、
    前記ホルダ部の先端側から見て、前記ホルダ部の前記開口は、前記係合片によって、前記係合片間の第1間隔を有する第1溝部と、前記第1間隔よりも小さい第2間隔を有する第2溝部とが十字に交差する開口形状に区画されており、
    前記ノズル本体の前記第1軸方向係合部は、前記ノズル本体から両外側に突出して、前記第1間隔以下で、かつ、前記第2間隔よりも大きい幅を有し、
    前記ノズル本体の一対の側面にそれぞれ形成された前記第1回転方向係合部は、前記一対の側面間の幅が、前記第2間隔と略等しくなるように形成されている、請求項4に記載の吸着ノズル。
  6. 前記ホルダ部は、前記ノズル本体とは反対側の端部から部品実装装置のノズルシャフトを挿入させた状態で前記部品実装装置に装着可能なように構成され、
    前記ノズル本体は、前記ホルダ部に前記ノズルシャフトが挿入された状態で、前記ノズルシャフトと当接するまでの第1距離だけ軸方向に移動可能に設けられ、
    前記第1回転方向係合部は、前記ノズルシャフトが挿入されない状態で、前記第1軸方向係合部と前記第2軸方向係合部とが軸方向に係合した状態から、前記ノズル本体が前記第1距離よりも大きい第2距離だけ前記ホルダ部に挿入されることにより、前記第2回転方向係合部との係合が解除されるように構成されている、請求項2〜5のいずれか1項に記載の吸着ノズル。
  7. 電子部品を吸着して前記電子部品を基板に実装するための吸着ノズルを装着した部品実装ヘッドを備え、
    前記吸着ノズルは、外側に突出する第1軸方向係合部を一体的に含む軸状のノズル本体と、ノズル本体が軸方向に挿入されて保持される筒状のホルダ部と、前記ホルダ部に対して前記ノズル本体を軸方向の先端側に付勢するバネ部材とを含み、
    前記ホルダ部は、前記ホルダ部の内側に突出するとともに、前記ノズル本体の前記第1軸方向係合部の向きが軸回りの第1回転角度の場合には係合せず、前記ノズル本体の前記第1軸方向係合部の向きが前記第1回転角度とは異なる第2回転角度の場合に軸方向に係合する第2軸方向係合部を一体的に有する、部品実装装置。
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