JP2014167220A - 高ナットの係止接続方法 - Google Patents

高ナットの係止接続方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014167220A
JP2014167220A JP2013039012A JP2013039012A JP2014167220A JP 2014167220 A JP2014167220 A JP 2014167220A JP 2013039012 A JP2013039012 A JP 2013039012A JP 2013039012 A JP2013039012 A JP 2013039012A JP 2014167220 A JP2014167220 A JP 2014167220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
high nut
male screw
locking
peripheral surface
fastening member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013039012A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5636607B2 (ja
Inventor
Katsuo Ito
勝夫 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iifas Co Ltd
Original Assignee
Iifas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iifas Co Ltd filed Critical Iifas Co Ltd
Priority to JP2013039012A priority Critical patent/JP5636607B2/ja
Publication of JP2014167220A publication Critical patent/JP2014167220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5636607B2 publication Critical patent/JP5636607B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

【課題】 一体型のような強度を保ちつつ使用後の取り外しの利便性も備えていながら容易かつ安価に製造できる高ナットの係止接続方法を提供する。
【解決手段】 接続用雄ねじ22を有する締結部材2に高ナット3を螺合させて係止接続する方法であって、前記接続用雄ねじ22が形成されている軸部外周面の先端側には前記接続用雄ねじ22が形成されていない係止用軸面4が形成されており、前記接続用雄ねじ22を前記高ナット3の一方端から挿入して螺合させるとともに、前記高ナット3の外周面31のうち前記係止用軸面4に対応する外周面31を軸中心に向けて二方向から押圧することにより前記高ナット3の内周面32を前記係止用軸面4に膨出させて係止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、接続用雄ねじを有する締結部材に高ナットを係止接続する高ナットの係止接続方法に関するものである。
従来、例えば建築物と足場とを接続する足場つなぎ用金具のように、後端に接続用の雌ねじ部を備えた金具がある。例えば、実開平3−80844号公報では、木ねじ部を先端に備え、頭部に足場連結用ボルトを取り付けるための雌ねじ部を備えた木造住宅の足場つなぎ用金具が提案されている(特許文献1)。
また、このような金具は、締結部材に高ナットを螺合させて形成するか、または、鍛造等によって一体型に形成されている。
例えば、実用新案登録第3116993号公報では、木ねじ部と雌ねじ部とを金属の鍛造品で一体形成された足場つなぎ用金具が提案されている(特許文献2)。
実開平3−80844号公報 実用新案登録第3116993号公報
しかしながら、従来の螺合により形成した金具は、使用後に建築物から取り外す際に雄ねじを有する締結部材から高ナットだけが外れてしまい、前記締結部材を一緒に取り外すことができないという問題がある。
この問題に対して、締結部材に高ナットを螺合させ後に、前記締結部材と前記高ナットとを溶接により一体化する方法がある。しかし、熟練した溶接技術や加工の手間、加工コストが高くなるという問題がある。
また、特許文献2に記載された発明のような一体形成により製造したものは、別途、高ナット部分に雌ねじ部を加工する必要があり、この雌ねじ部の形成に係る手間が増えるのと加工コストが高いという問題がある。また、鍛造では、高ナットの種類や雌ねじ部のサイズ毎に高価な金型が必要となるという問題もある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、一体型のような強度を保ちつつ使用後の取り外しの利便性も備えていながら容易かつ安価に製造できる高ナットの係止接続方法を提供することを目的としている。
本発明に係る高ナットの係止接続方法は、接続用雄ねじを有する締結部材に高ナットを螺合させて係止接続する方法であって、前記接続用雄ねじが形成されている軸部外周面の先端側には前記接続用雄ねじが形成されていない係止用軸面が形成されており、前記接続用雄ねじを前記高ナットの一方端から挿入して螺合させるとともに、前記高ナットの外周面のうち前記係止用軸面に対応する外周面を軸中心に向けて二方向から押圧することにより前記高ナットの内周面を前記係止用軸面に膨出させて係止する接続方法である。
本発明によれば、一体型のような強度を保ちつつ使用後の取り外しの利便性も備えていながら容易かつ安価に製造できる。
本発明に係る高ナットの係止接続方法において、接続用雄ねじを有する締結部材を高ナットに螺合させる工程の一実施形態を示す正面状態図である。 本実施形態の高ナットの外周面を軸中心に向けて二方向から押圧することにより前記高ナットの内周面を係止用軸面に膨出させて係止する工程を示す縦断面状態図である。 本実施形態の高ナットの係止接続方法を用いて製造された高ナット付き金具を示す斜視図である。 本実施形態における高ナット付き金具を示す縦断面図である。 本発明に係る高ナットの係止接続方法を用いて係止接続された締結部材および高ナットの他の実施形態であって、(a)締結部材の形状が木ねじ形状を備える金具、(b)締結部材の形状がコンクリート用タップねじ形状を備える金具、(c)締結部材の形状がボルト形状である金具を示す正面図である。 他の実施形態の高ナットの外周面を軸中心に向けて三方向から押圧することにより前記高ナットの内周面を係止用軸面に膨出させて係止する工程を示す縦断面状態図である。
以下、本発明に係る高ナットの係止接続方法の一実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態では、高ナットの係止接続方法の一例として高ナット付き金具1の製造に適用する場合を例にして説明する。
なお、本発明は高ナット付き金具1の製造に用いられるものに限定されるものではなく、その他の様々な接続用雄ねじ22を有する締結部材2に高ナット3を係止接続する方法に応用できる。
本実施形態の高ナットの係止接続方法は、図1および図2に示すように、接続用雄ねじ22を有する締結部材2を高ナット3に螺合させた後、当該高ナット3の外周面31を二方向から軸中心に向けてプレス加工して内周面32を膨出させることにより、前記締結部材2に前記高ナット3を係止接続する方法である。この方法により製造された高ナット付き金具1の一例を図3の斜視図および図4の断面図に示す。図1および図4に示すように、本実施形態における締結部材2は、先端側に被締結物と締結するための締結用雄ねじ21が形成されたドリルねじであり、後端側には高ナット3と接続するための接続用雄ねじ22が形成されている。
また、前記締結部材2における前記締結用雄ねじ21と前記接続用雄ねじ22との間には、高ナット3の螺合深さを位置決めするためのフランジ23が設けられている。このフランジ23は高ナット3の直径と同程度の外径を備えているが、これに限定されるものではなく、大きくても小さくてもよい。
さらに、接続用雄ねじ22の先端側のフランジ23に接する軸部外周面には、高ナット3の膨出される内周面32が当接して係止される係止用軸面4が形成されている。この係止用軸面4の外径は、図1および図4に示すように、接続用雄ねじ22のねじ山高さよりも小さく形成されており、高ナット3の膨出部分が接続用雄ねじ22のねじ山に引っ掛かるように構成されている。
また、前記締結部材2は、使用目的別に応じて締結用雄ねじ21が形成された先端形状を適宜選択できる。例えば、木柱等の締結に用いられる場合の締結部材2aは、図5(a)に示すように、木ねじ形状であってよい。また、コンクリートの締結に用いられる場合の締結部材2bは、図5(b)に示すように、コンクリート用タップねじ形状であってもよい。さらに、高ナット付き金具1と足場とを連結する連結金具として用いられる場合の締結部材2cは、図5(c)に示すように、ボルト形状であってもよい。
また、締結部材2にフランジ23を形成しているが、これを形成することなく締結用雄ねじ21と接続用雄ねじ22との間に係止用軸面4を形成してもよい。この場合には、高ナット2の螺合深さをその都度機械的ないし確認しながら決定するか、他の目印を設ければよい。
一方、本実施形態に使用される高ナット3は、市販のものが適用できる。図4に示すように、回転軸に沿って軸方向に長い雌ねじが形成されており、長ナットとも呼ばれる。また、前記高ナット3は、スパナやソケットレンチ等の回転工具に嵌合されるようになっており、締結部材2のヘッド部として機能する。なお、本実施形態では六角ナットを例示しているが、これに限定されるものではなく、回転工具等により回転させられれば他の外形形状のナットでよい。
以上のような構成を備えた締結部材2と高ナット3において、本実施形態の高ナットの係止接続方法は、図1に示すように、前記締結部材2の接続用雄ねじ22を高ナット3の一方端から挿入し、前記高ナット3がフランジ23に当接する位置まで螺合させる。そして、図2に示すように、一般的なプレス機Pを用いて高ナット3の外周面31を対向する二方向から軸心方向に押圧する。この際、プレスする位置としては、高ナット3の外周面31のうち、締結部材2の係止用軸面4に対応する外周面31をプレスする。これにより図4に示すように、前記プレス加工により高ナット3の内周面32が膨出して係止用軸面4に当接するとともに、接続用雄ねじ22の先端側部分に引っ掛かる状態で係合するため係止力が高められる。このため一体型の高ナット付き接続金具のように強固に接続することが可能である。なお、プレスの位置を係止用軸面4に対応する位置とするのは、接続用雄ねじ22の部分は一般に硬化処理されているため変形しにくく、この位置をプレス加工しても膨出部分が係止し難いからである。
また、本実施形態におけるプレス加工では、対向する二方向から軸心方向に押圧することにより締結部材2の軸中心と、高ナット3との軸中心とを一致させており、さらに押圧に用いられる金型の制作費や加工時の調整等にかかるメンテナンスコスト等の面から二方向からの押圧を行っているところ、図6に示すように、三方向から押圧するようにしてもよいし、それ以上の方向や全周方向から押圧するようにしてもよい。
以上のような本実施形態の高ナットの係止接続方法によれば、以下の効果を得ることができる。
1.締結部材2と高ナット3とは市販の高ナット3や市販のプレス機Pを使用すればよく、溶接加工などもする必要がないため、容易かつ低コストで製造することができる。
2.締結部材2と高ナット3とは、一体型のような高い係止力により接続されているため、足場金具等として使用された後にも締結部材2と一緒に取り外すことができる。
3.プレス加工により膨出させる位置が係止用軸面4の位置である得ため、接続用雄ねじ22を潰すほどの高い押圧力を必要としない。
4.高ナット3の内周面32を係止用軸面4に当接するまで膨出させ、接続用雄ねじ22の先端側のねじ山とも係合させられるため高い摩擦力をもって係止接続することができるし、抜け落ち防止にもなる。
なお、本発明に係る高ナットの係止接続方法は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
1 高ナット付き金具
2 締結部材
3 高ナット
4 係止用軸面
21 締結用雄ねじ
22 接続用雄ねじ
23 フランジ
31 外周面
32 内周面
P プレス機

Claims (1)

  1. 接続用雄ねじを有する締結部材に高ナットを螺合させて係止接続する方法であって、前記接続用雄ねじが形成されている軸部外周面の先端側には前記接続用雄ねじが形成されていない係止用軸面が形成されており、前記接続用雄ねじを前記高ナットの一方端から挿入して螺合させるとともに、前記高ナットの外周面のうち前記係止用軸面に対応する外周面を軸中心に向けて二方向から押圧することにより前記高ナットの内周面を前記係止用軸面に膨出させて係止する、高ナットの係止接続方法。
JP2013039012A 2013-02-28 2013-02-28 高ナットの係止接続方法 Expired - Fee Related JP5636607B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013039012A JP5636607B2 (ja) 2013-02-28 2013-02-28 高ナットの係止接続方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013039012A JP5636607B2 (ja) 2013-02-28 2013-02-28 高ナットの係止接続方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014167220A true JP2014167220A (ja) 2014-09-11
JP5636607B2 JP5636607B2 (ja) 2014-12-10

Family

ID=51617034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013039012A Expired - Fee Related JP5636607B2 (ja) 2013-02-28 2013-02-28 高ナットの係止接続方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5636607B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200129364A (ko) * 2019-05-08 2020-11-18 이우열 스터드 슈퍼볼트

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05332337A (ja) * 1992-05-29 1993-12-14 Furukawa Electric Co Ltd:The 接続具およびその接続方法
JP3031996U (ja) * 1996-06-03 1996-12-13 株式会社ヨシノ 足場連結金具
JP2585196B2 (ja) * 1994-08-29 1997-02-26 日東精工株式会社 弾性リング組込み緩み止め用ナット
JP3031996B2 (ja) * 1990-11-22 2000-04-10 三信工業株式会社 分離潤滑式2サイクルエンジン
JP3527013B2 (ja) * 1996-05-14 2004-05-17 日本特殊陶業株式会社 グロープラグへのナット加締め装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3031996B2 (ja) * 1990-11-22 2000-04-10 三信工業株式会社 分離潤滑式2サイクルエンジン
JPH05332337A (ja) * 1992-05-29 1993-12-14 Furukawa Electric Co Ltd:The 接続具およびその接続方法
JP2585196B2 (ja) * 1994-08-29 1997-02-26 日東精工株式会社 弾性リング組込み緩み止め用ナット
JP3527013B2 (ja) * 1996-05-14 2004-05-17 日本特殊陶業株式会社 グロープラグへのナット加締め装置
JP3031996U (ja) * 1996-06-03 1996-12-13 株式会社ヨシノ 足場連結金具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200129364A (ko) * 2019-05-08 2020-11-18 이우열 스터드 슈퍼볼트
KR102231375B1 (ko) * 2019-05-08 2021-03-23 이우열 스터드 슈퍼볼트

Also Published As

Publication number Publication date
JP5636607B2 (ja) 2014-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100795706B1 (ko) 헐거움 방지 너트
JP2015121234A5 (ja)
JP3187298U (ja) ダブルロックナット
KR20120017693A (ko) 렌치볼트 및 그 제조방법
EP2014934A2 (en) Lock nut
JP5235237B1 (ja) 二重ナット
US20080131229A1 (en) Method of forming an expansion mounting sleeve and the product thereof
JP5636607B2 (ja) 高ナットの係止接続方法
JP2009279743A (ja) 多機能作業用具及び柄。
JP3155204U (ja) 偏心ロックナット
CN211414945U (zh) 扳手
KR101605422B1 (ko) 단조가공에 의한 로크 너트 제조방법 및 이에 의해 제조된 로크 너트
KR100643879B1 (ko) 리프트 플러그
JP3185628U (ja) 締結部品及びその締結治具
CN106884844A (zh) 一种协助定位的螺钉结构
CN106122228A (zh) 一种圆螺母及其锁紧工装
KR100963641B1 (ko) 자키작동수단을 구비한 렌치와 자키작동봉 구조
CN106089950B (zh) 一种海工装备紧固件
JP2015129556A (ja) クランプ金具及びその製造方法
JP2016017527A (ja) アンカーボルト
CN204196091U (zh) 一种安全压制橡胶的结构
JP3189612U (ja) クランプ金具
JP2013221616A (ja) ロックナット
CN210025086U (zh) 一种方便组装的内六角螺丝批
CN210550774U (zh) 一种拧紧和拆卸塑料油堵的套筒头

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20140609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140611

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5636607

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees