JP2014166226A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収性物品の前後方向端から高吸収性ポリマー粒子が押し出されるのを防止する。
【解決手段】上記課題は、高吸収性ポリマー粒子が混合された吸収体56と、吸収体56の表側に位置する表側層30,40,62,70と、吸収体56の裏側に位置する液不透過性シート11とを備え、液不透過性シート11が、吸収体56の前後少なくとも一方側で折り返されるとともに、この折り返し部分11fが吸収体56の端部表面と表側層30,40,62,70との間まで延在されている構造により解決される。
【選択図】図5

Description

本発明は、吸収性物品(吸収性物品とは股間を覆って排泄物を受けるものを意味する。以下同じ。)に関するものである。
使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品は、排泄物を吸収する吸収体と、吸収体の表側に位置する表側層と、吸収体の裏側に位置する液不透過性シートとを備え、吸収体中に、高吸収性ポリマー(高吸水樹脂あるいはSAPとも呼ばれる)の粒子が混合されているものが一般的である(例えば特許文献1,2参照)。
そして、表側層は、液透過性のトップシート、トップシートと吸収体との間に介在される中間シート、立体ギャザーを構成するギャザーシート等から構成され、表側層及び液不透過性シートは吸収体を封じ込めるように延在され、ホットメルト接着剤により接着されているものが一般的である。
高吸収性ポリマーは、尿等の排泄液を吸収して膨張し、ゲル状になるものであり、非常に多くの液分を吸収し、保持できるものであり、一般的な吸収性物品では必須ともいえるものである。
しかしながら、従来の吸収性物品、特にテープタイプ使い捨ておむつや、パッドタイプ使い捨ておむつ、生理用ナプキン等のように、表側層及び液不透過性シートの前後端が物品の前後端で切り離されたままで露出している製品では、排泄液を吸収した後にある程度時間が経ってから装着者が座る、寝る、寝転がる等して、体重で吸収性物品が押し潰されると、表側層及び液不透過性シート間のホットメルト接着剤が湿潤により接着力が低下することも相まって、表側層及び液不透過性シート間が剥がれて、ゲル状の高吸収性ポリマー粒子が押し出されることがあった。このような事態が発生すると、押し出されたゲル状の高吸収性ポリマー粒子が、ばらばらになって装着者の肌や服に付着し、後始末が非常に大変になるため、防止することが望まれる。
特開2010−154928号公報 特開2004−181105号公報
そこで、本発明の主たる課題は、吸収性物品の前後方向端から高吸収性ポリマー粒子が押し出されるのを防止すること等にある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
高吸収性ポリマー粒子が混合された吸収体と、吸収体の表側に位置する表側層と、吸収体の裏側に位置する液不透過性シートとを備え、
前記液不透過性シートが、前記吸収体の前後少なくとも一方側で折り返されるとともに、この折り返し部分が前記吸収体の端部表面と前記表側層との間まで延在されている、
ことを特徴とする吸収性物品。
(作用効果)
このように、液不透過性シートの前後方向の端部を折り返して、その折り返し部分で吸収体の端部をカバーすることにより、吸収体における液不透過性シートの折り返し位置側は、液不透過性シートで塞がれることになる。よって、排泄液を吸収した後にある程度時間が経ってから装着者が座る、寝る、寝転がる等して吸収体の厚み方向に体重が加わり、吸収体におけるゲル状の高吸収性ポリマー粒子が前後方向に移動しても、液不透過性シートの折り返し位置で遮断されるため、吸収性物品の前後方向端から高吸収性ポリマー粒子が押し出される事態が防止される。
また、液不透過性シートの折り返しによって、排泄液の前後方向移動も封じられるため、表側層及び液不透過性シート間をホットメルト接着剤により接着している場合であっても、その接着部分が排泄液により湿潤し難くなり、もってその接着部分の低下も発生し難くなる。
<請求項2記載の発明>
前記液不透過性シートの折り返しを有する側における、前記吸収体の端縁と当該吸収性物品の端縁との離間距離が5〜50mmである、請求項1記載の吸収性物品。
(作用効果)
前述のとおり、本発明では、液不透過性シートの折り返しによって、排泄液の前後方向移動も封じられるため、吸収性物品の前後端又はその近傍まで吸収体の端部を近づけることができ、そうすることによって、吸収性物品の前後端部に存在するエンドフラップ部(吸収体を有しない)が内側又は外側に折れ曲がることによる漏れや装着感の悪化を効果的に防止することができる。そして、このように吸収性物品の前後方向端またはその近傍まで吸収体を延在させても、液不透過性シートの折り返しによって、排泄液や高吸収性ポリマー粒子の漏れは発生し難い。
<請求項3記載の発明>
前記液不透過性シートの前記折り返し部分の先端部が、表側隣接部材及び裏側隣接部材の少なくとも一方に溶着されている、請求項1又は2記載の吸収性物品。
(作用効果)
このように、液不透過性シートの折り返し部分の先端部を隣接部材に溶着することで、排泄液により液不透過性シートの折り返し部分の表や裏が湿潤しても、先端部は溶着により隣接部材に強固に固定されているため、折り返し部分の捲れや移動により、吸収体の端部のカバーが無くなる又は不十分になることが防止される。
<請求項4記載の発明>
前記溶着が、前記液不透過性シートの幅方向一端部から他端部まで、幅方向に間欠的になされている、請求項3記載の吸収性物品。
(作用効果)
液不透過性シートの折り返し部分の溶着は、幅方向に連続的に形成すると柔軟性の低下もたらすため、このように間欠的に溶着を行うことにより、柔軟性の低下を抑制することが望ましい。
<請求項5記載の発明>
前記液不透過性シートにおける幅方向両端部及びそれらの間の中間部のうち、中間部における前記溶着による溶着部分の面積が、両端部における前記溶着による溶着部分の面積よりも小さい、請求項4記載の吸収性物品。
(作用効果)
このように溶着部分の面積に大小差異をつけることにより、溶着部分による柔軟性の低下をより抑制しつつ、液不透過性シートを強固に固定することができる。
<請求項6記載の発明>
表面の幅方向両側から立ち上がる立体ギャザーをそれぞれ有し、
前記表側層の両側部は、前記立体ギャザーを形成するギャザーシートによりそれぞれ形成されており、
前記吸収体の幅方向両側において、前記ギャザーシートと前記液不透過性シートの折り返し部分の先端部とが直接溶着されることにより、前記液不透過性シートの折り返し部分の溶着がなされており、かつこれら溶着部分の間では、前記液不透過性シートの折り返し部分が溶着されていない、
請求項3記載の吸収性物品。
(作用効果)
現在では、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品の殆ど多くは、表面の幅方向両側から立ち上がる立体ギャザーを備えており、表側層の両側部は立体ギャザーを形成するギャザーシートにより形成されている。よって、上述のように、表側層のうちギャザーシートにより構成される部分のみを液不透過性シートの溶着固定に用いると、吸収体を有しない部分での溶着が可能となるため、より確実かつ強固な溶着が可能となるとともに、吸収体を有する部分の柔軟性や液透過性が溶着により低下しないという利点がもたらされる。
<請求項7記載の発明>
前記液不透過性シートの折り返し位置が、前記液不透過性シートの折り返しを有する側における当該吸収性物品の端縁と同位置又はその近傍に位置している、請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
(作用効果)
液不透過性シートの折り返し位置と、液不透過性シートの折り返しを有する側における当該吸収性物品の端縁とが離間していると、吸収性物品の端部に液不透過性シートの存在しない部分が形成され、排泄物がおむつ表面を移動してこの部分に達すると裏側に漏れ出るおそれがある。よって、折り返し位置は上述のとおりとすることが望ましい。
<請求項8記載の発明>
前記液不透過性シートの折り返し位置と、前記液不透過性シートの折り返しを有する側における当該吸収性物品の端縁とが離間しており、少なくともこの離間部分に前記折り返し部分を有する液不透過性シートとは別の液不透過性シートが設けられている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
(作用効果)
液不透過性シートの折り返し位置と、液不透過性シートの折り返しを有する側における当該吸収性物品の端縁とが離間していると、吸収性物品の端部に液不透過性シートの存在しない部分が形成され、排泄物がおむつ表面を移動してこの部分に達すると裏側に漏れ出るおそれがある。よって、上述のとおり、折り返し部分を有する液不透過性シートとは別の液不透過性シートを追加して離間部分における漏れを防止することが望ましい。
<請求項9記載の発明>
前記吸収体における液不透過性シートの折り返し位置側の端部に、排泄液を吸収した高吸収性ポリマー粒子を逃がすための逃がしスペースが形成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の吸収性物品。
(作用効果)
このような逃がしスペースを形成しておくことにより、排泄液を吸収しゲル状となった高吸収性ポリマー粒子が体重により押し出される際、逃がしスペースにも入り込む結果、前後方向移動量が抑制される。その結果、前後方向に移動して液不透過性シートの折り返し位置に突き当たり難くなり、また突き当たったとしても液不透過性シートに加わる圧力は低下するため、液不透過性シートが破れるといった事態も発生し難くなる。
<請求項10記載の発明>
高吸収性ポリマー粒子が混合された吸収体と、吸収体の表側に位置する表側層と、吸収体の裏側に位置する第1液不透過性シートと、
前記吸収体の前後少なくとも一方側における第1液不透過性シートに溶着により接合され、かつこの接合位置から、前記吸収体の端部表面と前記表側層との間まで延在されることにより前記吸収体の端部表面を覆う第2液不透過性シートと、を備えている、
ことを特徴とする吸収性物品。
(作用効果)
このように、液不透過性シートを折り返すのではなく、吸収体の裏側に位置する第1液不透過性シートと、吸収体の表側の端部をカバーする第2液不透過性シートとを溶着接合する構造(つまり、溶着接合部分が前述の折り返し位置として機能する)とすると、前述の本発明の利点を有しつつ、既存の製造設備でも容易に製造できるようになる。なお、この構造においても、折り返しを前提としない構成、例えば請求項2〜7記載の形態の採用等が可能であることはいうまでのない。
以上のとおり、本発明によれば、吸収性物品の前後方向端から高吸収性ポリマー粒子が押し出されるのを防止できる等の利点がもたらされる。
テープタイプ使い捨ておむつの内面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 テープタイプ使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 図1の6−6線断面図である。 図1の7−7線断面図である。 図1の8−8線断面図である。 図1の9−9線断面図である。 図1の5−5線断面図である。 テープタイプ使い捨ておむつの内面の要部を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 吸収体の各部形状を示す平面図である。 他の形態のテープタイプ使い捨ておむつの内面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 液不透過性シートの切断工程を示す平面図である。 他の形態の、図1の9−9線位置における断面図である。 他の形態の、図1の9−9線位置における断面図である。 他の形態の、図1の9−9線位置における断面図である。 他の形態の、図1の6−6線位置における断面図である。 他の形態の、図8の4−4線断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
図1〜図7はテープタイプ使い捨ておむつの一例を示しており、図中の符号Xはファスニングテープを除いたおむつの全幅を示しており、符号Lはおむつの全長を示しており、図中の点模様部分はホットメルト接着剤の塗布部分を示している。
このテープタイプ使い捨ておむつは、幅方向中央に沿って下腹部から股間部を通り臀部までを覆うように延在する部分であって、且つ身体側表面を形成する透液性トップシートと、外面側に位置する液不透過性シートとの間に吸収要素50が介在する部分である吸収性本体部10と、この吸収性本体部10の前側及び後側にそれぞれ延出する部分であって、且つ吸収要素50を有しない部分である腹側エンドフラップ部EF及び背側エンドフラップ部EFとを有するものである。
また、このテープタイプ使い捨ておむつは、吸収体の側縁よりも側方に延出する一対のサイドフラップ部SF,SFを有しており、背側におけるサイドフラップ部SF,SFにはファスニングテープ13がそれぞれ設けられている。
より詳細には、吸収性本体部10ならびに各サイドフラップ部SF,SFの外面全体が外装シート12により形成されている。特に、吸収性本体部10においては、外装シート12の内面側に液不透過性シート11がホットメルト接着剤等の接着剤により固定され、さらにこの液不透過性シート11の内面側に吸収要素50、中間シート40、およびトップシート30がこの順に積層されている。トップシート30および液不透過性シート11は図示例では長方形であり、吸収要素50よりも前後方向および幅方向において若干大きい寸法を有しており、トップシート30における吸収要素50の側縁より食み出る周縁部と、液不透過性シート11における吸収要素50の側縁より食み出る周縁部とがホットメルト接着剤などにより固着されている。また液不透過性シート11は透湿性のポリエチレンフィルム等からなり、トップシート30よりも若干幅広に形成されている。
さらに、この吸収性本体部10の両側には、装着者の肌側に突出(起立)する側部立体ギャザー60,60が設けられており、この側部立体ギャザー60,60を形成するギャザーシート62,62が、トップシート30の両側部上から各サイドフラップ部SF,SFの内面までの範囲に固着されている。
以下、各部の素材および特徴部分について順に説明する。
(外装シート)
外装シート12は主に製品外面を形成する機能を担う部材である。外装シート12は、両側部の前後方向中央部が括れた砂時計形状とされており、ここが着用者の脚を囲む部位となる。
外装シート12の種類は特に限定されないが、疎水性又は撥水性の不織布が好適である。不織布の素材繊維は特に限定されず、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維、これらから二種以上が使用された混合繊維、バイコンポーネント(複合)繊維などを用いることができる。不織布の製法は特に限定されず、ウエブ形成方法としては、乾式法、湿式法、スパンボンド法、メルトブローン法、エアレイド法等を採用することができ、繊維結合方法も、特に限定されず、ケミカルボンド法(浸漬法、スプレー法)、サーマルボンド法(エアスルー法、加熱カレンダー法、超音波法)、ニードルパンチ法、スパンレース法(水流交絡法)等を採用することができる。
ただし、肌触り及び強度を両立できる点でスパンボンド不織布、やエアスルー不織布が好適である。不織布は一枚で使用する他、複数枚重ねて使用することもできる。後者の場合、不織布相互をホットメルト接着剤等により接着するのが好ましい。不織布を用いる場合、その繊維目付けは10〜50g/m2程度が好ましく、外装シート12にエンボス加工等により凹凸を形成する場合には20〜30g/m2程度が好ましい。
外装シート12に代えて不織布以外のシートを用いることもでき、また外装シート12を省略することもできる。
外装シート12には、その全体又は一部に、後述する側部立体ギャザー60と同様の柔軟化エンボス加工を施すことができる。
(液不透過性シート)
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に液不透過性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とで液不透過性シートが構成される。)などを例示することができる。もちろん、このほかにも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている液不透過性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この液不透過性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。さらに、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、防水フィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができる。
本発明では、液不透過性シート11を溶着するため、10〜30g/m2程度、特に25〜30g/m2程度の液不透過性シートが好ましい。
(トップシート)
トップシート30は液透過性を有するものであれば足り、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを用いることができる。不織布を用いる場合、その原料繊維が何であるかは特に限定されず、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、バイコンポーネント(複合)複合繊維などを用いることができる。不織布の製法は特に限定されず、ウエブ形成方法としては、乾式法、湿式法、スパンボンド法、メルトブローン法、エアレイド法等を採用することができ、繊維結合方法も、特に限定されず、ケミカルボンド法(浸漬法、スプレー法)、サーマルボンド法(エアスルー法、加熱カレンダー法、超音波法)、ニードルパンチ法、スパンレース法(水流交絡法)等を採用することができる。ただし、柔軟性、ドレープ性を求めるのであればスパンレース法が好ましく、嵩高性、ソフト性を求めるのであればサーマルボンド法、特にエアスルー法が、好ましい加工方法となる。
また、トップシート30は、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートを貼り合せて得た積層シートからなるものであってもよい。同様に、トップシート30は、平面方向に関して、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートからなるものであってもよい。
トップシート30を不織布とする場合、繊維目付は10〜50g/m2程度が好ましく、トップシート30にエンボス加工等により凹凸を形成する場合には20〜30g/m2程度が好ましい。
(中間シート)
トップシート30を透過した排泄物を吸収体へ移動させ、逆戻りを防ぐために、トップシート30と吸収要素50との間に中間シート(セカンドシートもいわれる)40を設けることができる。この中間シート40は、排泄物を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した排泄物の吸収体からの逆戻りを防止し、トップシート30表面を肌触りを良くするものである。中間シート40は省略することもできる。
中間シート40としては、トップシート30と同様の素材から適宜選択して用いることができる。中間シート40はトップシート30に接合するのが好ましく、その接合にヒートエンボスや超音波溶着を用いる場合は、中間シート40の素材はトップシート30と同程度の融点をもつものが好ましい。
図示の形態の中間シート40は、吸収要素50の幅より短く中央に配置されているが、全幅にわたって設けてもよい。中間シート40の長手方向長さは、おむつの全長と同一でもよいし、吸収要素50の長さと同一でもよいし、液を受け入れる領域を中心にした短い長さ範囲内であってもよい。
(側部立体ギャザー)
トップシート30上を伝わって横方向に移動する尿や軟便を阻止し、横漏れを防止するために、製品の両側に、排泄物の遮断位置(図示形態の場合、吸収体の側縁又はその近傍)に沿って表面から立ち上がる側部立体ギャザー60が設けられている。
この側部立体ギャザー60は、ギャザーシート62と、このギャザーシート62に前後方向に沿って伸張状態で固定された細長状のギャザーギャザー弾性伸縮部材63とで構成されている。このギャザーギャザー弾性伸縮部材63としては糸ゴム等を用いることができ、固定時の伸長率(自然長を100%としたときの値を意味する。)は200〜260%程度とすることができる。ギャザー弾性伸縮部材62は、図1及び図2に示すように各複数本設ける他、各1本設けることができる。
ギャザーシート62の内面は、トップシート30の側部上に幅方向の固着始端を有し、この固着始端から幅方向外側の部分は、液不透過性シート11の側部およびその幅方向外側に位置する外装シート12の側部にホットメルト接着剤などにより固着された付け根部65とされている。
立体ギャザーにおける付け根部65より幅方向内側の本体部66は、製品前後方向両端部がトップシート30上に倒伏状態で固定された倒伏部67とされるとともに、その間の部分が非固定(自由)の立ち上がり部68とされている。また、この本体部66は、先端で折り返されてホットメルト接着剤により張り合わされて形成されており、その層間における立ち上がり部68に、ギャザー弾性伸縮部材63が前後方向に沿って延在されている。おむつの装着時には、おむつが横から見て略U字状になるとともに、ギャザー弾性伸縮部材63の収縮力が作用するので、側部立体ギャザー60の立ち上がり部68が立ち上がって脚周りに密着する。その結果、脚周りからのいわゆる横漏れが防止される。
立体ギャザー60の本体部の前後方向両端部を、幅方向外側の部分から幅方向内側に延在する基端側部分とこの基端側部分の幅方向中央側の端縁から身体側に折り返され幅方向外側に延在する先端側部分とを有する二つ折り状態で固定して倒伏部を形成すると、立ち上がり部が図12(b)に示すようになる。
ギャザーシート62の種類は特に限定されないが、通常の場合、液遮断性を確保するために撥水性の不織布が用いられる。不織布の素材繊維は特に限定されず、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維、これらから二種以上が使用された混合繊維、バイコンポーネント(複合)繊維などを用いることができる。不織布の製法は特に限定されず、ウエブ形成方法としては、乾式法、湿式法、スパンボンド法、メルトブローン法、エアレイド法等を採用することができ、繊維結合方法も、特に限定されず、ケミカルボンド法(浸漬法、スプレー法)、サーマルボンド法(エアスルー法、加熱カレンダー法、超音波法)、ニードルパンチ法、スパンレース法(水流交絡法)等を採用することができる。また、ギャザーシート62を撥水性とするために、おむつの組み立ての際又は組み立てに先立って、ギャザーシート62にシリコン系やパラフィン系等の撥水剤を塗布することができる。
(平面ギャザー)
各サイドフラップ部SF,SFには、ギャザーシート62の固着部分のうち固着始端近傍の幅方向外側において、ギャザーシート62と液不透過性シート11との間に、糸ゴム等からなる脚周り弾性伸縮部材64が前後方向に沿って伸長された状態で固定されており、これにより各サイドフラップ部SF,SFの脚周り部分が平面ギャザーとして構成されている。脚周り弾性伸縮部材64はサイドフラップ部SFにおける液不透過性シート11と外装シート12との間に配置することもできる。脚周り弾性伸縮部材64は、図示例のように各側で複数本設ける他、各側に1本のみ設けることもできる。
(吸収要素)
吸収要素50は、尿や軟便などの液を吸収保持する部分である。吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の少なくとも裏面及び側面を包む包装シート58とを有している。包装シート58は省略することもできる。吸収要素50は、その裏面においてホットメルト接着剤等の接着剤を介して液不透過性シート11の内面に接着することができる。
(吸収体)
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。
(高吸収性ポリマー粒子)
吸収体56は、高吸収性ポリマー粒子を含むのが好ましく、特に、少なくとも液受け入れ領域において、繊維の集合体に対して高吸収性ポリマー粒子(SAP粒子)が実質的に厚み方向全体に分散されているものが望ましい。
吸収体56の上部、下部、及び中間部にSAP粒子が無い、あるいはあってもごく僅かである場合には、「厚み方向全体に分散されている」とは言えない。したがって、「厚み方向全体に分散されている」とは、繊維の集合体に対し、厚み方向全体に「均一に」分散されている形態のほか、上部、下部及び又は中間部に「偏在している」が、依然として上部、下部及び中間部の各部分に分散している形態も含まれる。また、一部のSAP粒子が繊維の集合体中に侵入しないでその表面に残存している形態や、一部のSAP粒子が繊維の集合体を通り抜けて包装シート58上にある形態も排除されるものではない。
高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子の粒径は、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用でき、1000μm以下、特に150〜400μmのものが望ましい。高吸収性ポリマー粒子の材料としては、特に限定無く用いることができるが、吸水量が40g/g以上のものが好適である。高吸収性ポリマー粒子としては、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体などのものを用いることができる。高吸収性ポリマー粒子の形状としては、通常用いられる粉粒体状のものが好適であるが、他の形状のものも用いることができる。
高吸収性ポリマー粒子としては、吸水速度が40秒以下のものが好適に用いられる。吸水速度が40秒を超えると、吸収体56内に供給された液が吸収体56外に戻り出てしまう所謂逆戻りを発生し易くなる。
高吸収性ポリマー粒子の目付け量は、当該吸収体56の用途で要求される吸収量に応じて適宜定めることができる。したがって一概には言えないが、50〜350g/m2とすることができる。ポリマーの目付け量が50g/m2未満では、吸収量を確保し難くなる。350g/m2を超えると、効果が飽和するばかりでなく、高吸収性ポリマー粒子の過剰によりジャリジャリした違和感を与えるようになる。
(包装シート)
包装シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパのようなクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。繊維目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
この包装シート58は、図3に示すように、吸収体56の全体を包む形態のほか、その層の裏面及び側面のみを包装するものでもよい。また図示しないが、吸収体56の上面及び側面のみをクレープ紙や不織布で覆い、下面をポリエチレンなどの液不透過性シートで覆う形態、吸収体56の上面をクレープ紙や不織布で覆い、側面及び下面をポリエチレンなどの液不透過性シートで覆う形態などでもよい(これらの各素材が包装シートの構成要素となる)。必要ならば、吸収体56を、上下2層のシートで挟む形態や下面のみに配置する形態でもよいが、高吸収性ポリマー粒子の移動を防止でき難いので望ましい形態ではない。
(ファスニングテープ)
図1、図2及び図5に示されるように、ファスニングテープ13は、おむつの側部に固定されたテープ取付部13C、及びこのテープ取付部13Cから突出するテープ本体部13Bをなすシート基材と、このシート基材におけるテープ本体部13Bの幅方向中間部に設けられた、腹側に対する係止部13Aとを有し、この係止部13Aより先端側が摘み部とされたものである。ファスニングテープ13のテープ取付部13Cは、サイドフラップ部における内側層をなすギャザーシート62及び外側層をなす外装シート12間に挟まれ、かつホットメルト接着剤により両シート62,12に接着されている。また、係止部13Aはシート基材に接着剤により剥離不能に接合されている。
乳幼児用おむつにおいては、テープ取付部13Cの寸法のうち、おむつの幅方向の長さX1は10〜50mm、特に20〜40mmであるのが好ましく、前後方向長さY1は、20〜100mm、特に40〜80mmであるのが好ましい。また、テープ本体部13Bの寸法のうち、おむつの幅方向の長さは30〜80mm、特に40〜60mmであるのが好ましく、前後方向の長さ(高さ)は20〜70mm、特に25〜50mmであるのが好ましい。なお、ファスニングテープ13の一部または全部が例えば略テーパ形状をなし、前後方向長さや幅方向長さが一定でない場合は、上記数値範囲は平均値にて定める。ファスニングテープ13の形状は、矩形形状などの左右対称形状でもよいが、幅広の取り付け部分と細長状の先端側部分からなる凸型形状であると、先端側部分の摘み部が摘みやすく、かつ左右の基部間の張力が広範囲に作用するため、好ましい。
係止部13Aとしては、メカニカルファスナー(面ファスナー)のフック材(雄材)が好適である。フック材は、その外面側に多数の係合突起を有する。係合突起の形状としては、(A)レ字状、(B)J字状、(C)マッシュルーム状、(D)T字状、(E)ダブルJ字状(J字状のものを背合わせに結合した形状のもの)等が存在するが、いずれの形状であっても良い。もちろん、ファスニングテープ13の係止部として粘着材層を設けることもできる。
また、テープ取付部からテープ本体部までを形成するシート基材としては、不織布、プラスチックフィルム、ポリラミ不織布、紙やこれらの複合素材を用いることができるが、繊度1.0〜3.5dtex、目付け20〜100g/m2、厚み1mm以下のスパンボンド不織布、エアスルー不織布、又はスパンレース不織布が好ましい。
おむつの装着に際しては、背側のサイドフラップ部SFを腹側のサイドフラップ部SFの外側に重ねた状態で、ファスニングテープを腹側F外面の適所に係止する。ファスニングテープ13の係止箇所の位置及び寸法は任意に定めることができる。乳幼児用おむつにおいては、係止箇所は、前後方向20〜80mm、幅方向150〜300mmの矩形範囲とし、その上端縁と腹側上縁との高さ方向離間距離を0〜60mm、特に20〜50mmとし、かつ製品の幅方向中央とするのが好ましい。
ファスニングテープ13は、背側のエンドフラップ部EFと吸収要素50の境界線上にファスニングテープ13のテープ取付部13Cが重なるように取り付けられていると、おむつ装着時に左右のファスニングテープ13の取り付け部分間に働く張力により、吸収要素50の背側端部がしっかりと体に押し当てられるため、好ましい。また、ファスニングテープ13の取り付け部分が、おむつの背側端部(後端部)と離れすぎていると、おむつ装着時に左右のファスニングテープ13のテープ取付部13C間に働く張力がおむつの背側端部にまで及ばないため、おむつの背側端部と身体表面との間に隙間が生じやすい。従って、背側のエンドフラップ部EFの前後方向長さは、ファスニングテープ13のテープ取付部13Cの前後方向長さと同じか又は短いことが好ましい。
(ターゲットシート)
腹側Fにおけるファスニングテープ13の係止箇所には、係止を容易にするためのターゲット有するターゲットシート12Tを設けるのが好ましい。ターゲットシート12Tは、係止部がフック材13Aの場合、フック材の係合突起が絡まるようなループ糸がプラスチックフィルムや不織布からなるシート基材の表面に多数設けられたものを用いることができ、また粘着材層の場合には粘着性に富むような表面が平滑なプラスチックフィルムからなるシート基材の表面に剥離処理を施したものを用いることができる。 また、腹側Fにおけるファスニングテープ13の係止箇所が不織布からなる場合、例えば図示形態の外装シート12が不織布からなる場合であって、ファスニングテープ13の係止部がフック材13Aの場合には、ターゲットシート12Tを省略し、フック材13Aを外装シート12の不織布に絡ませて係止することもできる。この場合、ターゲットシート12Tを外装シート12と液不透過性シート11との間に設けてもよい。
(エンドフラップ部)
エンドフラップ部は、吸収性本体部10の前側及び後側にそれぞれ延出する部分であって、且つ吸収要素50を有しない部分であり、前側の延出部分が腹側エンドフラップ部EFであり、後側の延出部分が背側エンドフラップ部EFである。
背側エンドフラップEFの前後方向長さは、前述の理由によりファスニングテープ13の取り付け部分の前後方向長さと同じか短い寸法とすることが好ましく、また、おむつ背側端部と吸収要素50とが近接しすぎると、吸収要素50の厚みとコシによりおむつ背側端部と身体表面との間に隙間が生じやすいため、10mm以上とすることが好ましい。
腹側エンドフラップ部EF及び背側エンドフラップ部EFの前後方向長さは、おむつ全体の前後方向長さLの5〜20%程度とするのが好ましく、乳幼児用おむつにおいては、10〜60mm、特に20〜50mmとするのが適当である。
(背側伸縮シート)
図示形態では、両ファスニングテープ13間に、幅方向に弾性伸縮する帯状の背側伸縮シート70が設けられ、おむつ背側部におけるフィット性を向上させている。背側伸縮シート70の両端部は両ファスニングテープ13の取り付け部分と重なる部位まで延在されているのが好ましいが、幅方向中央側に離間していても良い。背側伸縮シート70の前後方向寸法は、ファスニングテープ13の取り付け部分の前後方向寸法と概ね同じにするのが適当であるが、±20%程度の寸法差はあってもよい。また、図示のように背側伸縮シート70が背側エンドフラップ部EFと吸収要素50の境界線と重なるように配置されていると、吸収要素50の背側端部がしっかりと体に押し当てられるため、好ましい。背側伸縮シート70は、ゴムシート等のシート状弾性伸縮部材を用いても良いが、通気性の観点から不織布や紙を用いるのが好ましい。この場合、伸縮不織布のような通気性を有するシート状弾性伸縮部材を用いることもできるが、図5に示すように、二枚の不織布等のシート基材71をホットメルト接着剤等の接着剤により張り合わせるとともに、両シート基材71間に有孔のシート状、網状、細長状(糸状又は紐状等)等の弾性伸縮部材72を幅方向に沿って伸張した状態で固定したものが好適に用いられる。この場合におけるシート基材71としては、外装シート12と同様のものを用いることができる。弾性伸縮部材72の伸張率は150〜250%程度であるのが好ましい。また、弾性伸縮部材72として細長状(糸状又は紐状等)のものを用いる場合、太さ420〜1120dtexのものを3〜10mmの間隔72dで5〜15本程度設けるのが好ましい。
また、図示のように弾性伸縮部材72の一部が吸収要素50を横断するように配置すると、吸収要素50のフィット性が向上するため好ましいが、この場合は、弾性伸縮部材72が吸収要素50と重なる部分の一部又は全部を、切断等の手段により収縮力が働かないようにすると、吸収要素50の背側端部が幅方向に縮まないため、フィット性がさらに向上する。
なお、弾性伸縮部材72は、シートの長手方向(おむつの幅方向)にシート基材71の全長にわたって固定されていてもよいが、おむつ本体への取り付け時の縮みやめくれ防止のため、シートの前後方向(おむつの幅方向)端部の5〜20mm程度の範囲においては、収縮力が働かないように、または弾性伸縮部材72が存在しないようにするとよい。
背側伸縮シート70は、図5(a)に示すように、トップシート30と吸収要素50との間とする他、図5(b)に示すように、液不透過性シート11の幅方向両側ではギャザーシート62と外装シート12との間に挟まれ、且つ液不透過性シート11と重なる部位では、液不透過性シート11と吸収要素50との間に挟まれる構造としたり、図示しないが、液不透過性シート11と外装シート12との間に設けたり、外装シート12の外面に設けたり、トップシート30の上に設けたりしても良い。また、外装シート12を複数枚のシート基材を重ねて形成する場合には、背側伸縮シート70全体を、外装シート12のシート基材間に設けても良い。
(高吸収性ポリマー粒子の漏れ防止構造)
特徴的には、図5(a)及び図6(a)に詳細に示すように、液不透過性シート11が吸収体56の前後両側で折り返され、その折り返し部分11fが吸収体56の端部表面と表側層30,40,62,70との間まで延在されている。
図示形態では、表側層は吸収体56の表側に位置する部材、つまりトップシート30、中間シート40、ギャザーシート62、背側伸縮シート70により構成されているが、トップシート30のみ、あるいはトップシート30及び中間シート40のみから構成されていても良いし、これら以外の他の部材を構成要素として含んでも良い。
また図示形態では、液不透過性シート11の折り返しを吸収体56の前後両側で行っているが、いずれか一方側とすると製造が容易となるため好ましい。特にその場合、図10に示すように、液不透過性シート11の前後いずれか一端部(図示例は後端部)に折り返し部分11fとなる台形状や弧状等の適宜形状の突出部分を有するとともに、他端部にその突出形状と同じ形状の切欠き11cを有する形状とすると、図11に示すように連続帯状の液不透過性シート110を連続方向に所定の間隔で切断するだけで、トリム(廃材)を発生せず、かつ製造時の取付位置の変更も無く、折り返し部分11fを含む液不透過性シート11を形成できる。なお、吸収体56の後側で折り返しをしない場合の背側の断面構造が図5(b)に、吸収体56の前側で折り返しをしない場合の腹側の断面構造が図6(b)にそれぞれ示されている。
折り返し部分11fの折り返し長さFL(部分11fの前後方向長さ)は適宜定めることができるが、通常の場合、5〜30mm程度、特に10〜20mm程度が好ましい。
このように、液不透過性シート11の前後方向の端部を折り返して、その折り返し部分11fにより吸収体56の前後方向外側の端部をカバーすることにより、吸収体56における液不透過性シート11の折り返し部位側は、液不透過性シート11で塞がれることになる。よって、排泄液を吸収した後にある程度時間が経ってから装着者が座る、寝る、寝転がる等して吸収体56の厚み方向に体重が加わり、吸収体56におけるゲル状の高吸収性ポリマー粒子が前後方向に移動しても、液不透過性シート11の折り返し部位で遮断されるため、おむつの前後方向端から高吸収性ポリマー粒子が押し出される事態が防止される。また、液不透過性シート11の折り返しによって、排泄液の前後方向移動も封じられるため、図示形態のように、吸収体56の周囲において表側層30,40,62及び液不透過性シート11間をホットメルト接着剤により接着する基本構造の場合であっても、その接着部分が排泄液により湿潤し難くなり、もってその接着部分の低下も発生し難くなる。
また、液不透過性シート11の折り返しによって排泄液の前後方向移動も封じられるため、図示形態のように、おむつの前後方向端又はその近傍まで吸収体56の端部を近づけることができる。どの程度近づけるかは適宜定めることができるが、液不透過性シート11の折り返しを有する側における、吸収体56の端縁とおむつの端縁(おむつの後縁)との離間距離LLを5〜50mm程度とするのが好ましい。これによって、おむつの前後端部に存在するエンドフラップ部EF(吸収体56を有しない)が内側又は外側に折れ曲がることによる漏れや装着感の悪化を効果的に防止することができる。そして、このようにおむつの前後方向端またはその近傍まで吸収体56を延在させても、液不透過性シート11の折り返しによって、排泄液や高吸収性ポリマー粒子の漏れは発生し難い。
液不透過性シート11における折り返し部分11fは、ホットメルト接着剤により表側隣接部材及び裏側隣接部材に接着するだけでも良いが、ホットメルト接着剤は排泄液が浸透して接着力が低下するため、液不透過性シート11の折り返し部分11fの先端部を、表側隣接部材(図示形態の場合、トップシート30、中間シート40、ギャザーシート62、背側伸縮シート70)及び裏側隣接部材(図示形態の意場合、包装シート58)の少なくとも一方に溶着することが望ましい。図中の符号11wが溶着部分を示している。
このように、液不透過性シート11の折り返し部分11fの先端部を隣接部材に溶着することで、排泄液により液不透過性シート11の折り返し部分11fの表や裏が湿潤しても、先端部は溶着により隣接部材に強固に固定されているため、折り返し部分11fの捲れや移動により、吸収体56の端部のカバーが無くなる又は不十分になることが防止される。
液不透過性シート11の折り返し部分11fの溶着は、ヒートシールや超音波シールにより行うことができ、溶着対象部材が溶けすぎない温度(通常の場合80〜130度)で溶着することが望まれる。液不透過性シート11の折り返し部分11fを表側隣接部材及び裏側隣接部材の少なくとも一方に溶着しうる限り、さらに他の部材をもまとめて溶着することができる。例えば図示例は、表側層を構成する部材(トップシート30、中間シート40、ギャザーシート62、背側伸縮シート70)全体と、液不透過性シート11の折り返し部分11f及び包装シート58を一体的に溶着した状態を想定している。また、図示例では、溶着部分11wがおむつ表面に露出しているが、溶着部分11wが肌に接するおそれがあるため、液不透過性シート11の折り返し部分11fを、背側伸縮シート70や中間シート40のようにおむつ表面に露出しないシートのみに溶着するのは一つの好ましい形態である(図14参照)。
溶着パターンは適宜定めることができ、液不透過性シート11の幅方向の略全体にわたり溶着されていると、固定の確実性の面では好ましいが、その場合に図8(a)に示すように幅方向一端部から他端部まで連続的に溶着すると、柔軟性が低下するおそれがあるため、図8(b)に示すように間欠的に溶着し、柔軟性の低下を抑制することが望ましい。なお、間欠的な溶着には、溶着部分11wの幅方向長さが溶着部分11w間の間隔よりも長いものの他、短いもの(点状の溶着部が間隔を空けて幅方向に連なる形態等)も含む。また、図8(c)に示すように、液不透過性シート11における幅方向両端部及びそれらの間の中間部のうち、中間部における溶着による溶着部分11wの面積を、両端部における溶着による溶着部分11wの面積よりも小さくするのも好ましい形態である。このように溶着部分11wの面積に大小差異をつけることにより、溶着部分11wによる柔軟性の低下をより抑制しつつ、液不透過性シート11を強固に固定することができる。
また、図8(d)及び図16に示すように、吸収体56の幅方向両側において、ギャザーシート62と液不透過性シート11の折り返し部分11fの先端部とを直接溶着することにより、液不透過性シート11の折り返し部分11fの溶着を行い、かつこれら溶着部分11wの間では、液不透過性シート11の折り返し部分11fを溶着しないのも一つの好ましい形態である。このように、表側層のうちギャザーシート62により構成される部分のみを液不透過性シート11の溶着固定に用いると、吸収体56を有しない部分での溶着が可能となるため、より確実かつ強固な溶着が可能となるとともに、吸収体56を有する部分の柔軟性や液透過性が溶着により低下しないという利点がもたらされる。
液不透過性シート11の折り返し部分11fを設ける場合、図1〜6に示す形態のように、一枚の液不透過性シート11で吸収体56の裏側をカバーしつつ、吸収体56の端部で折り返しすると、おむつの端部に液不透過性シート11の存在しない部分が形成され、排泄物がおむつ表面を移動してこの部分に達すると裏側に漏れ出るおそれがある。よって、これを解決するために、図12に示すように、おむつの前後方向全体にわたる第1の液不透過性シート111を設けるとともに、その表側に第2の液不透過性シート112を設け、第2の液不透過性シート112により折り返し部分11fを形成することも提案する。図12(a)に示す形態は、第2の液不透過性シート112が少なくとも吸収体56の前後方向全体にわたるように設ける形態を想定しているが、この場合、液不透過性シート111,112の使用量が不必要に増加するために、図12(b)示すように、第2の液不透過性シート112を吸収体56の端部にのみ設けることが望ましい。
また、図13(a)に示すように、第2の液不透過性シート112を折り返すのではなく、吸収体56の端部よりも前後方向外側における第1の液不透過性シート111に溶着により接合し、かつこの接合位置から、吸収体56の端部表面と表側層との間まで延在させることにより、第2の液不透過性シート112により吸収体56の端部表面を覆う構造としても良い。これにより、折り返しが不要となり、既存の製造設備でも容易に製造できるようになる。
さらに、図13(b)に示すように、1枚の液不透過性シート11で折り返し部分11fを作るにしても、折り返し位置をおむつの前後方向外側の端縁又はその近傍に位置させることで、おむつの端部に液不透過性シート11を存在させつつ折り返し部分11fを形成することができる。
他方、図9(a)にも示すように、吸収体56の端部が幅方向に沿う直線状で、液不透過性シート11の折り返し位置に近いと、排泄液を吸収しゲル状となった高吸収性ポリマー粒子が体重により押し出されたとき、二点鎖線で示すように、それが前後方向に移動して液不透過性シート11の折り返し位置に突き当たり、液不透過性シート11が破れたり、折り返し部分11fが開いたりするおそれがある。よって、図9(b)〜(f)に示すように、吸収体56における液不透過性シート11の折り返し位置側の端部に、排泄液を吸収した高吸収性ポリマー粒子を逃がすための逃がしスペース56eを形成することも提案される。このような逃がしスペース56eを形成しておくことにより、排泄液を吸収しゲル状となった高吸収性ポリマー粒子が体重により押し出される際、二点鎖線で示すように、逃がしスペース56eにも入り込む結果、前後方向移動量が抑制される。その結果、前後方向に移動して液不透過性シート11の折り返し位置に突き当たり難くなり、また突き当たったとしても液不透過性シート11に加わる圧力は低下するため、液不透過性シート11が破れるといった事態も発生し難くなる。
逃がしスペース56eは、吸収体56の無い部分や薄肉部分により形成することができ、図示形態のように、吸収体56の前後方向外側に通じていることが望ましいが、通じていなくても良い。なお、図9(b)に示す形態では、吸収体56の角部が逃がしスペース56eとして切り欠かれた凸形状とされており、図9(c)に示す形態では、吸収体56の端部の幅方向中間部が逃がしスペース56eとして切り欠かれた凹形状とされており、図9(d)に示す形態では、図9(a)に示す形態の凸形状の角部を面取りした形状とされており、図9(e)に示す形態では、図9(b)に示す形態の凹形状の角部を面取りした形状とされており、図9(f)に示す形態では、吸収体56の端部に幅方向に間隔を空けて複数の逃がしスペース56eが切り欠かれた櫛形形状とされている。
(その他)
図14に示すように、液不透過性シート11の折り返し部分11fと同じ側において、包装シート58の端部58fを吸収体56の端部上に折り返すと、高吸収性ポリマー粒子の移動が包装シート58によっても阻止されるため、より好ましい。
また、図15に示すように、液不透過性シート11の前後方向の端部だけでなく、側部も折り返して吸収体56と表側層との間に延在させて側部折り返し部分11sを形成すると、高吸収性ポリマー粒子の側方への移動も阻止できるため好ましい。この場合にも、隣接部材に対する溶着(溶着部分は符号11wで示されている)等、液不透過性シート11の前後方向の端部と同様の構成を採用することができる。
本発明は、股間を覆って排泄物を受けるものであれば、上記例のようなテープタイプ使い捨ておむつの他、パッドタイプやパンツタイプの使い捨ておむつはもちろん、生理用ナプキン等の他の吸収性物品にも利用可能なものである。
11…液不透過性シート、12…外装シート、13…ファスニングテープ、13A…係止部、13B…テープ本体部、13C…テープ取付部、30…トップシート、40…中間シート、50…吸収要素、56…吸収体、58…包装シート、60…側部立体ギャザー、62…ギャザーシート、70…背側伸縮シート、12T…ターゲットシート、65…付け根部、66…本体部、67…倒伏部、68…立ち上がり部、11f…折り返し部分、56e…逃がしスペース、111…第1の液不透過性シート、112…第2の液不透過性シート。

Claims (10)

  1. 高吸収性ポリマー粒子が混合された吸収体と、吸収体の表側に位置する表側層と、吸収体の裏側に位置する液不透過性シートとを備え、
    前記液不透過性シートが、前記吸収体の前後少なくとも一方側で折り返されるとともに、この折り返し部分が前記吸収体の端部表面と前記表側層との間まで延在されている、
    ことを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記液不透過性シートの折り返しを有する側における、前記吸収体の端縁と当該吸収性物品の端縁との離間距離が5〜50mmである、請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記液不透過性シートの前記折り返し部分の先端部が、表側隣接部材及び裏側隣接部材の少なくとも一方に溶着されている、請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記溶着が、前記液不透過性シートの幅方向一端部から他端部まで、幅方向に間欠的になされている、請求項3記載の吸収性物品。
  5. 前記液不透過性シートにおける幅方向両端部及びそれらの間の中間部のうち、中間部における前記溶着による溶着部分の面積が、両端部における前記溶着による溶着部分の面積よりも小さい、請求項4記載の吸収性物品。
  6. 表面の幅方向両側から立ち上がる立体ギャザーをそれぞれ有し、
    前記表側層の両側部は、前記立体ギャザーを形成するギャザーシートによりそれぞれ形成されており、
    前記吸収体の幅方向両側において、前記ギャザーシートと前記液不透過性シートの折り返し部分の先端部とが直接溶着されることにより、前記液不透過性シートの折り返し部分の溶着がなされており、かつこれら溶着部分の間では、前記液不透過性シートの折り返し部分が溶着されていない、
    請求項3記載の吸収性物品。
  7. 前記液不透過性シートの折り返し位置が、前記液不透過性シートの折り返しを有する側における当該吸収性物品の端縁と同位置又はその近傍に位置している、請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記液不透過性シートの折り返し位置と、前記液不透過性シートの折り返しを有する側における当該吸収性物品の端縁とが離間しており、少なくともこの離間部分に前記折り返し部分を有する液不透過性シートとは別の液不透過性シートが設けられている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  9. 前記吸収体における液不透過性シートの折り返し位置側の端部に、排泄液を吸収した高吸収性ポリマー粒子を逃がすための逃がしスペースが形成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  10. 高吸収性ポリマー粒子が混合された吸収体と、吸収体の表側に位置する表側層と、吸収体の裏側に位置する第1液不透過性シートと、
    前記吸収体の前後少なくとも一方側における第1液不透過性シートに溶着により接合され、かつこの接合位置から、前記吸収体の端部表面と前記表側層との間まで延在されることにより前記吸収体の端部表面を覆う第2液不透過性シートと、を備えている、
    ことを特徴とする吸収性物品。
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