JP2007268222A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエスト側端部のフィット性を向上させ、もって装着感の向上および前後漏れの防止を図る。
【解決手段】腹側及び背側のウエスト側端部における不透液性シート1及び透液性トップシート2間に、シート状の弾性材料を折り畳み且つ対向面相互を非固定として形成した緩衝部材10を層状に介在させる。緩衝部材10は、股間側からウエスト側に延在しウエスト側端部で股間側に折り返された二つ折り構造を有しており、緩衝部材10における対向面間10sに、吸収体3のウエスト側の端部3Uが挿入される。
【選択図】図2

Description

本発明は、紙おむつ等の吸収性物品に関し、特にウエスト側端部のフィット性に優れる吸収性物品に関する。
近年、市場に提供されている使い捨ておむつ等は、種々の改良が加えられ漏れ防止が図られている。特に、テープ止着式のおむつの腰回りでは、おむつの腰回りを着用者にフィットさせて、その腰回り部分からの漏れ(いわゆる前後漏れ)を防止するために、発泡ウレタン等からなる厚みのある帯状弾性部材をウエスト側端部に幅方向に沿って設け、腰周り方向の伸縮性とともに、厚みの圧縮復元によりフィット性を改善する工夫が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、装着者の体形は千差万別であり、また装着の熟練度合いもあって、依然として、ウエスト側端部におけるフィット性が不十分となることがあった。
特公平6−22511号公報
そこで、本発明の主たる課題は、ウエスト側端部のフィット性を向上させ、もって装着感に優れるとともに前後漏れの発生し難い吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
腹側及び背側のうち少なくとも一方のウエスト側端部に、内面側シートと外面側シートとを積層固定してなる部分を有し、
これら内面側シートと外面側シートとの間に、少なくとも一部が離間可能な複数の弾性材料層を有する緩衝部材を層状に介在させた、
ことを特徴とする吸収性物品。
(作用効果)
本発明によれば、ウエスト側端部におけるフィット性を向上させる緩衝部材として、少なくとも一部が離間可能な複数の弾性材料層を有する緩衝部材を用いることによって、圧縮復元量を従来よりも増加させることができ、ウエスト側端部のフィット性を向上させることができる。
<請求項2記載の発明>
前記緩衝部材が、シート状の弾性材料を折り畳み且つ対向面相互を非固定として形成したものである、請求項1記載の吸収性物品。
(作用効果)
本項記載のように、弾性材料を折り畳み且つ対向面相互を非固定として形成した緩衝部材が層状に介在されていると、単に素材を積層する場合と比べて、素材自体の圧縮復元だけでなく、折り曲げに対する復元力も発揮される。その結果、圧縮復元量を著しく増加させることができ、ウエスト側端部のフィット性を著しく向上させることができる。
なお、本発明のシート状の弾性材料とは、弾性材料で形成されたシートを意味し、不織布等の非弾性材料に糸ゴム等の細長状弾性ゴムを伸張状態で固定した伸縮シートを含まないものである。
<請求項3記載の発明>
透液性トップシートと不透液性シートとの間に吸収体が介在された物品であって、前記内面側シートが透液性トップシートであり、前記外面側シートが不透液性シートである、請求項1または2記載の吸収性物品。
(作用効果)
本発明の内面側シートと外面側シートは特に限定されるものではないが、殆ど多くの吸収性物品は、透液性トップシートと不透液性シートとの間に吸収体が介在された構造を基本とし、ウエスト側端部に透液性トップシートおよび不透液性シートを有している。よって、本発明の内面側シートおよび外面側シートを、それぞれ透液性トップシートおよび不透液性シートとすることにより、多くの吸収性物品に対して適用することができる。
<請求項4記載の発明>
透液性トップシートと不透液性シートとの間に吸収体が介在された物品であって、前記緩衝部材は、股間側からウエスト側に延在しウエスト側端部で股間側に折り返された二つ折り構造である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
(作用効果)
このような二つ折り構造を採用すると、構造が簡素であり、製造が容易であるのはもちろんのこと、ウエスト側に向かって拡散する排泄液が折り畳み部分間に浸入させ、折り曲げ部分で堰き止めることができるため好ましい。また、ウエスト側の端縁まで緩衝部材を配置しても、端縁に緩衝部材の折り曲げ面が露出するだけで、素材間の隙間が開口することがない点も好ましい。
<請求項5記載の発明>
前記緩衝部材における対向面間に、前記吸収体のウエスト側の端部が挿入されている、請求項4記載の吸収性物品。
(作用効果)
このように構成されていると、より確実に、ウエスト側に向かって拡散する排泄液を折り畳み部分間に浸入させて堰き止めることができ、非常に好ましい。
<請求項6記載の発明>
前記緩衝部材が透液性を有するシート状の弾性材料で形成されており、かつ少なくとも一部に防水コートが施されている、請求項4または5記載の吸収性物品。
(作用効果)
本発明では構造により圧縮復元性を向上させるとはいえ、素材自体の圧縮復元性が高い方が好ましく、このような圧縮復元性が高い素材としては発泡度の高い連続気泡型の発泡樹脂が好適である。しかし、このような発泡樹脂は排泄液の堰き止め機能を発揮しないわけではないが、透液性を有するものであるため、堰き止め性能に優れるものとはいい難い。よって、このような透液性を有する弾性材料で緩衝部材を形成する場合、排泄液の堰き止め性能を高めるために、少なくとも一部に防水コート(後述するように撥水コートを含む)を施すのが好ましい。
<請求項7記載の発明>
背側または腹側の両側部にファスニングテープをそれぞれ有し、このファスニングテープを介して背側および腹側の両側部を連結することによって身体に装着するように構成されている、テープ止着式の使い捨て紙おむつである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
(作用効果)
前述のとおり、本項記載のようなテープ式紙おむつでは腰周りにおけるフィット性が低下し易い。よって、本発明は本項記載のようなテープ式紙おむつに好適である。
以上のとおり、本発明によれば、ウエスト側端部のフィット性が向上し、装着感に優れるとともに前後漏れの発生し難い吸収性物品となる。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しながら詳説する。
(第1の形態)
図1は紙おむつの展開状態外面側を示す図であり、図2は内面側を示す一部破断図である。この紙おむつは、不透液性シート1と、不織布などからなる透液性トップシート2との間に、綿状パルプやフィラメント集合体等に必要に応じて高吸収性ポリマーを含有させてなる、たとえば砂時計形状若しくは長方形の吸収体3が介在されているものである。吸収体3は、その形状保持のためにクレープ紙等からなる包被シート5により包み込むことができる。
不透液性シート1としては、ポリエチレンフィルム等の他、近年では、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いられている。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートである。一方、透液性トップシート2としては、有孔または無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができる。
不透液性シート1により物品外面が形成されていても良いが、肌触り性を向上する等の目的から、不透液性シート1の外面に外装シートとしての不織布シート9等を貼り合わせるのも好ましい。なお、不織布を張り合わせない場合には、不透液性シート1が外装シートとなる。
不透液性シート1は、吸収体3の周囲より外方に延在して略砂時計形状を成しており、その側方延在部はバリヤシート4の側部と重なり、吸収体3の存在しないサイドフラップ部SFを構成しており、前後方向両側の延在部は透液性トップシート2の前後端部と重なり、吸収体3の存在しないエンドフラップ部EFを構成している。
透液性トップシート2は、吸収体3より若干大きめの砂時計形状とされ、吸収体3側縁より若干外方に延在する部分がバリヤシート4と不透液性シート1との間に介在され不透液性シート1側にホットメルト接着剤により固着されている。バリヤシート4の形成材料としては、プラスチックシートやメルトブローン不織布を使用することもできるが、肌への感触性の点で、不織布にシリコンなどにより撥水処理をしたものが好適に使用される。
そして、腹側のウエスト側端部および背側のウエスト側端部のそれぞれにおいて、トップシート2と不透液性シート1との間に、シート状の弾性材料が折り畳まれ且つ対向面相互が非固定とされた緩衝部材10が層状に介在されている。
緩衝部材10は、厚み方向に層状をなしている限り、形状や、折り畳み数、折目の向きは適宜定めれば良いが、図示のように、幅方向に沿って延在する帯状をなしているのが好ましく、また二つ折り構造が好ましく、また折目が幅方向に沿うように配置されているのが好ましい。そして、特に図示のように、股間側からウエスト側に延在しウエスト側端部で股間側に折り返された二つ折り構造であると好ましい。
緩衝部材10の配置範囲についても適宜定めることができる。通常の場合、幅方向では中央両側の所定範囲、例えば幅方向に70〜300mm程度、特に100〜250mm程度の範囲Wに設けるのが好ましく、丈方向ではウエスト端縁またはその下側に離間した位置から、吸収体3若しくはクレープ紙5の上端まで、またはその上側に離間した位置まで(図3参照)、あるいは吸収体3若しくはクレープ紙5の上端部と重なる位置までの範囲Hに設けることができる。
特に図示形態では、二つ折り構造の緩衝部材10がウエスト端縁8から吸収体3の丈方向上端部3Uと重なる高さ範囲にわたり延在しており、緩衝部材10における対向面間10sに、吸収体3の丈方向上端部3Uが挿入されており、吸収体3を通じてウエスト側端部に向かう液が緩衝部材10の対向面間10sに導かれ、緩衝部材10の折り曲げ部10bで堰き止められるようになっている。また、このように緩衝部材10の対向面間10sに吸収体3の上端部3Uが挿入されていると、吸収体3中に高吸収性ポリマー粒子を含む場合に、高吸収性ポリマー粒子のこぼれ落ちが防止される。
緩衝部材10は、折り畳み構造が維持される限り、隣接部材1,2に対して固定されていても、非固定であっても良い。図1及び図2に示す形態では、内面側シート及び外面側シート、すなわち図示形態の場合にはトップシート2及び不透液性シート1に対してホットメルト接着剤等の接着剤により接合するのが好ましい。
緩衝部材10に用いられる弾性材料としては、装着時の圧力により圧縮復元性が発現するものであれば特に限定無く用いることができ、例えばポリエチレン、ポリウレタン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル、塩化ビニル、ネオプレンゴム等の各種の発泡樹脂、あるいは非発泡の天然または合成ゴムを好適に用いることができ、これらのうち、厚みが0.5ミリ以上2ミリ以下で、装着時の一般的な圧力である、10g/m2に於いて、90〜100%の圧縮復元率を示し、比重0.02g/cm3以上0.1g/cm3以下の発泡ポリウレタンまたは発泡ポリエチレンが特に好適である。
緩衝部材10は弾性材料で形成されるため、幅方向に伸張した状態で隣接シート1,2に固定することにより腰周り方向の締め付けのための伸縮性を付与することもできるが、非伸張状態で固定することもできる。後者の場合等、必要に応じて、エンドフラップ部EFにおける幅方向に沿って丈方向に間隔を空けて複数本の細長状弾性部材7,7…を伸張状態で固定することもでき、この場合、図4に示すように最下端の弾性部材7の下側に緩衝部材10を配置することができる。この細長状弾性部材7としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム等を用いることができる。また、緩衝部材10や細長状弾性部材7により伸縮性を付与する場合、これらは110〜250%、特に150〜200%の伸張率をもって隣接シートに固定するのが望ましい。
また、緩衝部材10が透液性を有する場合等、より一層の排泄液堰き止め作用を発揮させるために、緩衝部材10の少なくとも一部に防水コートを施すのが好ましい。防水コートとしては、各種塗料による防水コート、シリコンなどによる撥水コートも用いることができるが、水不溶性ホットメルト接着剤を好適に用いることができる。
防水コートは外面および内面の少なくとも一方に設ければ良いが、ホットメルト接着剤の場合、対向面間10sが接合するおそれがあるため外面に塗工するのが好ましい。後者の場合、防水コートとしてのホットメルト接着剤と、緩衝部材10および隣接シート1,2間の接着固定のためのホットメルト接着剤とを共通的に設けることができる。
防水コートの付与範囲は適宜定めることができるが、図5及び図6に示すように少なくとも折り曲げ部10bには防水コート11設けるのが好ましく、特に図5に示すように緩衝部材10の全体10a,10b,10cにわたり設けるのが好ましいが、図6に示すように表面側層10aには設けずに折り曲げ部10bおよび裏面側層10cの全体に設けることもできる。また、これらと異なり、図7に示すように折り曲げ部10bには設けずに表面側層10a及び裏面側層10bの全体に設けることもできる。
なお、図2には代表的に背側の緩衝部材10部分の構造を示したが、腹側についても背側と同様の構成を採用できるため敢えて説明は省略する。
(第2の形態)
上記第1の形態では、緩衝部材10は内面側シート及び外面側シートに固定したが、前述したように非固定とすることもでき、その場合の好ましい形態が、内面側シート及び外面側シート間に形成された袋状間隙に緩衝部材10を移動・変形自由に配置した第2の形態である。
図8は、この具体例を示しており、トップシート2と不透液性シート1とを丈方向上端部でホットメルト接着剤等により接合するとともに、外装シート9の丈方向上端をウエスト端縁8で内面側に折り返し、折り返し部分9rの先端部をトップシート2表面にホットメルト接着剤等により接合し、折り返し部分9rの対向面間を接合せず且つ両対向面に接着剤等の摩擦抵抗を発生する材料を塗布せずに袋状の隙間9sを形成し、この隙間9s内に、緩衝部材10を外装シート9内面に対して固定せずに移動変形自由な状態で配置した形態である。この場合、製造に際して、外装シート9上にシート状の弾性材料を重ねた状態で一体的に折り返すことで、隙間9sの形成と同時に緩衝部材10の形成を行うことができる。
図8に示す形態は外装シート9を利用して袋状の隙間9sを形成したが、図9に示すように、別途専用のシートを用いて形成することもできる。すなわち、図9に示す例では、トップシート2および不透液性シート1をともにウエスト端縁まで延在させるとともに、これらシート1,2間において、隙間形成シート20の一端を吸収体3の丈方向上端部の裏面にホットメルト接着剤等により接合し、他端側をウエスト端縁8側に延在させた後に内面側に折り返し、折り返し部分21の先端部を吸収体3の丈方向上端部の表面にホットメルト接着剤等により接合し、折り返し部分21の対向面間を接合せず且つ両対向面に接着剤等の摩擦抵抗を発生する材料を塗布せずに袋状の隙間22を形成し、この隙間22内に前述の形態同様に緩衝部材10を配置している。この場合、製造に際して、隙間形成シート9上にシート状の弾性材料を重ねた状態で一体的に折り返すことで、隙間22の形成と同時に緩衝部材の形成を行うことができる。
そして、これらの構造を有するウエスト側端部においては、袋状の隙間9s,22内で緩衝部材10が自由に移動変形でき、より優れた圧縮復元性が発揮される。他の点は、第1の形態と基本的に同様であるので説明を省略する。
<第3の形態>
図10に示すように、本発明の緩衝部材10A,10Bは複数設けることもでき、この場合、図示のように帯状の緩衝部材10A,10Bを幅方向に沿って且つ丈方向に間隔を空けて又は間隔を空けずに平行に配置するのが好ましい。また、この場合、図示の緩衝部材10A,10Bのように幅等の寸法を異ならしめることも、また同寸法とすることもできる。
<その他>
(イ)上記実施形態の紙おむつはいわゆるテープ止着式のものであり、背側のエンドフラップ部EFにおける両側部のそれぞれに、ファスニングテープ6,6が側方に突出するように設けられている。背側の両側部にファスニングテープ6,6がそれぞれ突出されており、紙おむつを装着者にあてがった状態で、背側両側部のファスニングテープ6,6の先端部を腹側外面自体あるいは腹側外面に設けられたターゲットテープ7に接合することにより、ファスニングテープ6,6を介して背側および腹側の両側部が連結され、身体に装着されるように構成されている。本発明は、このようなテープ止着式の使い捨て紙おむつに好適であるが、予め背側および腹側の両側部が接合されたパンツ型使い捨て紙おむつにも適用できるものである。
(ロ)本発明の折り畳み構造の緩衝部材10は背側、腹側の少なくとも一方に設けられれば良いが、背側の幅方向中央に背骨に沿う窪みが位置し、隙間を生じ易いため、少なくとも背側に設けるのが好ましい。腹側に本発明の折り畳み構造の緩衝部材10を設けない場合、腹側に従来の非折り畳み構造の緩衝部材や糸ゴムを設けるか、あるいは弾性や伸縮性を付与するものを一切設けない構造とすることができる。
(ハ)上記例では折り畳み構造の緩衝部材を例示したが、本発明では、少なくとも一部が離間可能な複数の弾性材料層を有する限り、折り畳み構造に限られるものではなく、複数のシート状弾性材料を張り合わせて内部に空洞(シートの離間部分)を形成したもの、より具体的には二枚のシート状弾性材料の両側部のみ接着して筒状に形成したもの等も用いることができる。また、この2枚のシ−トは、同一伸長率に於いて、異なるパワーを発生する素材、例えば、密度の異なる発砲ウレタンを重ね、肌側の素材の伸縮パワーを高めることで、腰部の肌に対し自然に湾曲し、より好適なフィット性を得ることができる。
本発明は、紙おむつ、生理用ナプキン、失禁パッド、おむつカバーと併用する吸収パッド等の吸収性物品に好適なものである。
第1の形態の展開状態内面側を示す一部破断平面図である。 図1のA−A断面概略図である。 他の例の断面概略図である。 別の例の断面概略図である。 緩衝部材の断面概略図である。 他の緩衝部材の断面概略図である。 別の緩衝部材の断面概略図である。 第2の形態の展開状態内面側を示す一部破断平面図である。 第2の形態の展開状態内面側を示す一部破断平面図である。 第3の形態の展開状態内面側を示す一部破断平面図である。
符号の説明
1…不透液性シート、2…透液性トップシート、3…吸収体、4…バリヤシート、5…包被シート、6…ファスニングテープ、7…ターゲットテープ、8 …ウエスト端縁、9…外装シート、10…緩衝部材、SF…サイドフラップ、EF…エンドフラップ。

Claims (7)

  1. 腹側及び背側のうち少なくとも一方のウエスト側端部に、内面側シートと外面側シートとを積層固定してなる部分を有し、
    これら内面側シートと外面側シートとの間に、少なくとも一部が離間可能な複数の弾性材料層を有する緩衝部材を層状に介在させた、
    ことを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記緩衝部材が、シート状の弾性材料を折り畳み且つ対向面相互を非固定として形成したものである、請求項1記載の吸収性物品。
  3. 透液性トップシートと不透液性シートとの間に吸収体が介在された物品であって、前記内面側シートが透液性トップシートであり、前記外面側シートが不透液性シートである、請求項1または2記載の吸収性物品。
  4. 透液性トップシートと不透液性シートとの間に吸収体が介在された物品であって、前記緩衝部材は、股間側からウエスト側に延在しウエスト側端部で股間側に折り返された二つ折り構造である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記緩衝部材における対向面間に、前記吸収体のウエスト側の端部が挿入されている、請求項4記載の吸収性物品。
  6. 前記緩衝部材が透液性を有するシート状の弾性材料で形成されており、かつ少なくとも一部に防水コートが施されている、請求項4または5記載の吸収性物品。
  7. 背側または腹側の両側部にファスニングテープをそれぞれ有し、このファスニングテープを介して背側および腹側の両側部を連結することによって身体に装着するように構成されている、テープ止着式の使い捨て紙おむつである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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