JP2014165748A - 処理装置、及び処理装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プログラマブル論理回路12は、複数の処理ユニットE01〜E24を有している。処理ユニットE21〜E24はそれぞれ情報保持部RR1〜RR4を有している。CPU13は、メモリ100のプログラム領域102に、最初に実行する処理の回路構成情報CI1を格納する。また、CPU13は、次回以降に実行する処理の回路構成情報CI2を、処理ユニットE21〜E24の情報保持部RR1〜RR4に格納する。再構成制御回路11は、プログラマブル論理回路12から出力される終了フラグEFb1〜EFb4に応じて、処理を終了した処理ユニットE21〜E24を選択し、その選択した処理ユニットE21〜E24の情報保持部RR1〜RR4に格納された回路構成情報CI2を取得する。そして、再構成制御回路11は、回路構成情報CI2をプログラマブル論理回路12に設定する。
【選択図】図2
Description
図1に示すように、処理装置10は、再構成制御回路11、プログラマブル論理回路12、中央演算処理装置(以下、CPU)13、メモリインタフェース(「メモリI/F」と表記)14を有し、それらはバス15を介して互いに通信可能に接続されている。
再構成制御回路11は、再構成制御信号EC1に応答してプログラマブル論理回路12に対する最初の処理のための再構成処理を行う。この再構成処理において、再構成制御回路11は、先ずメモリ領域111〜114に格納された最初の処理のための回路構成情報CI1を各メモリ領域111〜114から読み出し、この回路構成情報CI1をプログラマブル論理回路12に出力する。プログラマブル論理回路12は、回路構成情報CI1に応じた論理回路を再構成する。
CPU13は、再構成制御回路11から出力される終了フラグEFaに応答して、プログラマブル論理回路12に実行制御信号EX1を出力する。
再構成制御回路11は、終了フラグEFb1〜EFb4を受け、処理を終了した論理回路を判定する。再構成制御回路11は、処理を終了した論理回路に含まれる処理ユニットの情報保持部RR1〜RR4から次に実行する処理のための回路構成情報CI2を読み出す。また、再構成制御回路11は、次に実行する処理のための動作パラメータEP2を対応するメモリ領域111〜114から読み出す。そして、再構成制御回路11は、情報保持部RR1〜RR4から読み出した回路構成情報CI2とメモリ領域から読み出した動作パラメータEP2をプログラマブル論理回路12に出力する。プログラマブル論理回路12は、回路構成情報CI2に応じた論理回路を再構成し、論理回路に含まれる処理ユニットに動作パラメータEP2を設定する。
プログラマブル論理回路12は、実行制御信号EX2に応答して、構築した各論理回路を起動する。各論理回路は、動作パラメータEP2に基づいて、メモリ100のデータ領域101の処理データを読み出し、その処理データに対して所定の処理(例えば、演算処理)を実施する。そして、実行中の論理回路に含まれる処理ユニットE21〜E24は、処理後のデータを、動作パラメータEP1に応じたメモリ100の領域に格納する。
第1のレジスタ31と第2のレジスタ32は、出力インタフェース部E21の動作パラメータを格納するために設けられている。例えば、第1のレジスタ31に格納される動作パラメータは出力サイズであり、第2のレジスタ32に格納される動作パラメータは出力アドレスである。出力サイズは、メモリ100に対して1回の転送より転送するデータの量であり、出力アドレスはデータを書き込む領域を指定するものである。第3のレジスタ33は、回路構成情報CI2を格納するために設けられている。レジスタ31〜33は、情報保持部RR1の一例である。尚、図示しないが、出力インタフェース部E22〜E24は同様にレジスタ31〜33をそれぞれ有し、これらのレジスタ31〜33は情報保持部RR2〜RR4の一例である。
アドレス制御部24は、終了フラグEFb1〜EFb4に基づいて、処理を終了した出力インタフェース部E21〜E24に対応するメモリ領域111〜114をアクセスするためのアドレスを決定する。プログラマブル論理回路12にて実行する処理にて利用される出力インタフェース部E21〜E24と処理の順番は予め決定されている。例えば、プログラマブル論理回路12が実行する処理に従ってポインタを変更し、そのポインタと終了フラグEFb1〜EFb4にしたがってアドレスを決定する。そして、アドレス制御部24は、決定したアドレスをメモリ100に出力する。メモリ100は、アドレス制御部24から供給されるアドレスに基づいて、対応するメモリ領域111〜114の動作パラメータを出力する。
図8に示すように、先ず、ステップ201において、CPU13は、プログラマブル論理回路12と図1に示すメモリ100に対して、回路構成情報及び動作パラメータを設定する。そして、CPU13は、再構成制御信号EC1を出力する。
図4(a)に示すように、処理A0は、処理A1と処理A2と処理A3を含む。例えば、処理A1は、図1に示すメモリ100のデータ領域101から読み出したデータを処理し、処理後のデータをデータ領域101に格納する。処理A2は、処理A1によってデータ領域101に格納されたデータを読み出し、そのデータを処理してデータ領域101に格納する。処理A3は、処理A1によってデータ領域101に格納されたデータを読み出し、そのデータを処理してデータ領域101に格納する。したがって、これらの処理A1〜A3の実行順序は矢印で示すように、先ず処理A1を実行し、次に処理A2を実行し、最後に処理A3を実行する。
例えば、図2に示すプログラマブル論理回路12において、図4(a)〜図4(c)に示す各処理を実行するための論理回路を構築する。
図9に示すステップ221〜223は、図8に示すステップ201のサブステップである。
先ず、ステップ231において、次に構築する論理回路のための回路構成情報を図3に示すレジスタ33から取得する。そして、ステップ232において、実行無しが設定されているか否かを判定する。レジスタ33に実行無しが設定されている場合、この処理を終了する。一方、レジスタ33に次の回路構成情報が設定されている場合、次のステップ233へ移行する。
次に、ステップ234において、図3に示すメモリ領域111から動作パラメータを取得し、ステップ235において、構築した論理回路に含まれる処理ユニットに対して動作パラメータを設定する。
次に、処理装置10の作用を説明する。
次に、処理B1が終了すると、再構成制御回路11は、次の処理B2の再構成情報をプログラマブル論理回路12に設定する。プログラマブル論理回路12は、設定された再構成情報に応じた論理回路を構築する。そして、再構成制御回路11は、実行制御信号EX2を出力する。プログラマブル論理回路12に構築された論理回路は、処理B2を実行する。
先ず、処理A2が終了すると、再構成制御回路11は、次の処理A3の再構成情報をプログラマブル論理回路12に設定する。プログラマブル論理回路12は、設定された再構成情報に応じた論理回路を構築する。そして、再構成制御回路11は、実行制御信号EX2を出力する。プログラマブル論理回路12に構築された論理回路は、処理A3を実行する。
次に、処理A3が終了すると、再構成制御回路11は、処理A3について次に実行する処理が無いため、処理A0に係る処理を終了する。
このように、図11(a)に示す本実施形態は、図11(b)に示す比較例と比べ、処理A0,B0の処理に要する時間が短い。したがって、本実施形態は、処理時間を短縮することができる。
(1)プログラマブル論理回路12は、複数の処理ユニットE01〜E24を有している。処理ユニットE01〜E20は例えば演算器であり、処理ユニットE21〜E24は出力インタフェース部である。処理ユニットE21〜E24はそれぞれ情報保持部RR1〜RR4を有している。
・上記実施形態のプログラマブル論理回路12にて実行する処理A0〜C0は、メモリ100から読み出したデータを処理したが、外部装置から供給されるデータを処理するようにしてもよい。
・上記実施形態に対し、同じ処理を複数回繰り返し実行するようにしてもよい。例えば、図11(a)において、処理A1を複数回繰り返し実行した後、処理A2を実行するようにしてもよい。
11 再構成制御回路
12 プログラマブル論理回路
13 CPU
E01〜E24 処理ユニット
RR1〜RR4 情報保持部
CI1,CI2 回路構成情報
100 メモリ
102 プログラム領域
111〜114 メモリ領域
Claims (6)
- 複数の処理ユニットを含み回路構成情報に応じた前記処理ユニットにより論理回路を再構成するプログラマブル論理回路を有する処理装置であって、
第1の処理に応じた第1の回路構成情報により構築される論理回路に含まれる前記処理ユニット内の情報保持部に、前記第1の処理に関連し前記第1の処理の次に実施される第2の処理に応じた第2の回路構成情報を格納し、前記第1の処理の実行制御信号を出力する第1の制御回路と、
前記第1の処理の終了に応じて、前記情報保持部から取得した前記第2の回路構成情報により前記プログラマブル論理回路の再構成を制御する第2の制御回路と、
を有することを特徴とする処理装置。 - 前記第1の制御回路は、前記第2の回路構成情報を格納する前記情報保持部に、前記第2の処理に関連し前記第2の処理の次に実施する第3の処理に応じた第3の回路構成情報を格納し、
前記第2の制御回路は、前記情報保持部から取得した前記第2の回路構成情報により前記第2の処理を実施する論理回路に含まれる前記処理ユニット内の前記情報保持部に前記第3の回路構成情報を設定し、前記第2の処理を実施する前記処理ユニットに処理の実行を指示すること、
を特徴とする請求項1に記載の処理装置。 - 前記第1の制御回路は、前記第1の回路構成情報をメモリに格納し、再構成制御信号を出力し、
前記第2の制御回路は、前記再構成制御信号に応じて、前記メモリから取得した前記第1の回路構成情報により前記プログラマブル論理回路の再構成を制御して前記第1の処理に応じた論理回路を構築させること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の処理装置。 - 前記第1の制御回路は、前記プログラマブル論理回路において再構成される論理回路に応じた実行パラメータを、前記メモリの複数のメモリ領域のうち前記第2の回路情報を取得する前記処理ユニットに応じたメモリ領域に格納し、
前記第2の制御回路は、前記第2の回路構成情報を取得する前記情報保持部を含む前記処理ユニットに応じた前記メモリ領域に格納された動作パラメータを取得して再構成された論理回路の処理ユニットに設定すること、
を特徴とする請求項3に記載の処理装置。 - 複数の処理ユニットを含み回路構成情報に応じた前記処理ユニットにより論理回路を再構成するプログラマブル論理回路によって第1の演算処理と第2の演算処理を実施する処理装置であって、
前記第1の演算処理は連続的に実施される第1の処理及び第2の処理を含み、
前記第1の処理に応じた回路構成情報と前記第2の演算処理に応じた回路構成情報をメモリに格納し、前記第1の処理に応じた第1の回路構成情報により構築される論理回路に含まれる前記処理ユニット内の情報保持部に、前記第2の処理に応じた第2の回路構成情報を格納し、前記第1の処理の実行制御信号を出力する第1の制御回路と、
前記実行制御信号に応じて、前記メモリから前記回路構成情報を読み出して前記プログラマブル論理回路に前記第1の処理に応じた論理回路と前記第2の演算処理に応じた論理回路を構築する再構成を制御し、前記第1の処理の終了に応じて、前記情報保持部から取得した前記第2の回路構成情報により前記プログラマブル論理回路の再構成を制御する第2の制御回路と、
を有することを特徴とする処理装置。 - 複数の処理ユニットを含み回路構成情報に応じた前記処理ユニットによりプログラマブル論理回路を再構成する処理装置の制御方法であって、
第1の処理に応じた第1の回路構成情報により構築される論理回路に含まれる前記処理ユニット内の情報保持部に、前記第1の処理に関連し前記第1の処理の次に実施される第2の処理に応じた第2の回路構成情報を格納して前記第1の処理を実行させ、
前記第1の処理の終了に応じて、前記情報保持部から取得した前記第2の回路構成情報により前記プログラマブル論理回路を再構成して前記第2の処理に応じた論理回路を構築すること、
を特徴とする処理装置の制御方法。
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