JP2012174105A - メモリアクセス制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】LUT処理に要するメモリアクセスの回数を減らしてLUT処理にかかる時間をより短縮することが可能なメモリアクセス制御回路を提供すること。
【解決手段】メモリアクセス制御回路100は、入力ベクトルデータ(V0)の要素データのそれぞれについてLUT処理が必要であるか否かを示す処理フラグ(F0)を保持するステータス保持部110と、入力ベクトルデータ(V0)の要素データの中から選択データ(RA)を選択するデータ選択部120と、選択データ(RA)に対応する変換データ(RD)を出力するメモリ130と、入力ベクトルデータ(V0)と選択データ(RA)との比較結果に応じた重複フラグ(F1)をステータス保持部110に出力する重複抽出部140と、入力ベクトルデータ(V0)の重複している要素データに対応する出力ベクトルデータ(V1)の要素位置に変換データ(RD)をセットするデータ出力部150と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル信号処理のためのルックアップテーブル処理に用いられるメモリアクセス制御回路に関し、特に、複数の要素データからなるベクトルデータを処理するためのメモリアクセス制御回路に関する。
デジタル信号処理では、データ演算の高速化のためにルックアップテーブル(LUT)を利用することがある。LUTを用いた演算(以下、LUT処理という)においては、所定の入力データに対応した演算後のデータ(演算結果)を予めメモリに格納しておく。実際のLUT処理は、入力データに対応した演算結果をメモリから取り出すことによって行われる。このようなLUT処理は、SIMD(Single Instruction Multiple Data)のようなベクトルデータプロセッサにおいても有効である。ベクトルデータプロセッサとは、複数の要素データを有するベクトルデータを一度に処理できる演算器を備えたプロセッサである。LUTを用いてベクトルデータに対する演算を行う場合には、要素データ毎にLUTを参照する必要がある。このため、1つのベクトルデータについて、複数回のメモリアクセスが生じる。1回のメモリアクセスにつき、数サイクルから数十サイクルの遅延がするため、ベクトルデータに対してLUTを用いて演算をすると実行時間が長くなり易い。
これに対し、特許文献1では、LUT処理において、1回のメモリアクセスに要するサイクルの遅延を短くするデータロード方式を提案している。この方式では、LUTのアドレスと主記憶装置から取得したデータとを履歴として残すアドレス履歴テーブルを備える。そして、ベクトルデータのそれぞれの要素データとアドレス履歴テーブルに保持したアドレスとを比較し、一致すればアドレス履歴テーブルから該当データを取り出す。アドレス履歴テーブルは、主記憶装置に比べてサイクルの遅延が少ないため、結果として特許文献1の方式では、LUT処理にかかる時間を短縮することが可能である。
特開平5−242135号公報
ここで、特許文献1では、アドレス遅延テーブルを用いた場合に1回のメモリアクセスに要するサイクルの遅延を短縮することが可能である。しかしながら、特許文献1であってもベクトルデータに含まれる要素の数の分のメモリアクセスが必要である。このため、LUT処理に要する時間の短縮効果は十分ではないと考えられる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、LUT処理に要するメモリアクセスの回数を減らしてLUT処理にかかる時間をより短縮することが可能なメモリアクセス制御回路を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一態様のメモリアクセス制御回路は、第1のベクトルデータを構成する要素データのそれぞれについて、ルックアップテーブル処理が必要であるか否かを示す処理ステータス情報を保持するステータス保持部と、前記ルックアップテーブル処理が必要であることを示す処理ステータス情報が保持されている前記要素データの中から処理対象の要素データを選択するデータ選択部と、前記選択された前記処理対象の要素データが入力され、前記入力された前記処理対象の要素データに対応する変換データを出力するメモリと、前記第1のベクトルデータを構成する前記要素データの中から前記処理対象の要素データと同一の要素データを抽出し、該同一の要素データに対する前記処理ステータス情報をルックアップテーブル処理が不要であることを示す情報に更新するための情報を前記ステータス保持部に出力する重複抽出部と、前記処理対象の要素データと前記同一の要素データに対応する第2のベクトルデータの要素位置に、前記変換データをセットするデータ出力部と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、LUT処理に要するメモリアクセスの回数を減らしてLUT処理にかかる時間をより短縮することが可能なメモリアクセス制御回路を提供することができる。
本発明の一実施形態におけるメモリアクセス制御回路の構成を示すブロック図ある。 図2(a)は入力ベクトルデータの例を示す図であり、図2(b)は出力ベクトルデータの例を示す図である。 ステータス保持部の一例としての構成を示す回路図である。 処理フラグの例を示す図である。 データ選択部の一例としての構成を示す回路図である。 データ選択部の選択論理を示す図である。 重複抽出部の一例としての構成を示す回路図である。 重複フラグの例を示す図である。 データ出力部の一例としての構成を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係るメモリアクセス制御回路の動作について示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態におけるメモリアクセス制御回路の構成を示すブロック図ある。図1に示すメモリアクセス制御回路100は、入力ベクトルデータ(V0)とメモリアクセス要求信号(REQ)とが入力され、出力ベクトルデータ(V1)とメモリアクセスビジー信号(BSY)とを出力する。
第1のベクトルデータとしての入力ベクトルデータ(V0)は、図2(a)に示すように、データ長がmビットであり、n個の要素データを有している。同様に、第2のベクトルデータとしての出力ベクトルデータ(V1)は、図2(b)に示すように、データ長がmビットであり、n個の要素データを有している。
メモリアクセス要求信号(REQ)は、入力ベクトルデータ(V0)についてのメモリアクセス要求を表わす1ビットの信号である。例えば、メモリアクセス要求(REQ)の値が0である場合は、入力ベクトルデータ(V0)について、メモリ130へのメモリアクセス要求がないことを示す。また、メモリアクセス要求(REQ)の値が1である場合は、入力ベクトルデータ(V0)について、メモリ130へのメモリアクセス要求があることを示す。メモリアクセスビジー信号(BSY)は、メモリアクセス制御回路100が、入力ベクトルデータ(V0)を出力ベクトルデータ(V1)に変換中であるか否かを表わす1ビットの信号である。例えば、メモリアクセスビジー信号(BSY)の値が0である場合は、変換が完了していることを示す。また、メモリアクセスビジー信号(BSY)の値が1である場合は、変換中であることを示す。
図1に示すメモリアクセス制御回路100は、ステータス保持部110と、データ選択部120と、メモリ130と、重複抽出部140と、データ出力部150と、を有している。
ステータス保持部110は、入力ベクトルデータ(V0)を構成するそれぞれの要素データに対してLUT処理が必要であるか否かを判別し、この判別結果を処理ステータス情報として保持する。この処理ステータス情報は、処理フラグ(F0)である。また、ステータス保持部110は、入力ベクトルデータ(V0)の処理ステータス情報としての処理フラグ(F0)に応じて、メモリアクセスビジー信号(BSY)を出力する。
図3は、ステータス保持部110の一例としての構成を示す回路図である。図3に示すステータス保持部110は、OR回路210と、AND回路220と、AND回路230と、フリップフロップ(FF)240と、AND回路250と、NOT回路260と、を有している。
OR回路210は、処理フラグ(F0)と重複フラグ(F1)との論理和を演算する。AND回路220は、メモリアクセス要求信号(REQ)とメモリアクセスビジー信号(BSY)との論理積を演算する。
AND回路230は、処理フラグ(F0)のビット長に対応したn個のAND回路を有している。AND回路230が有するそれぞれのAND回路は、処理フラグ(F0)のそれぞれのビットに対応しており、入力された処理フラグ(F0)のビットとAND回路220との論理積を演算する。
FF240は、AND回路230が有するそれぞれのAND回路からの出力を、新たな処理フラグ(F0)として保持する。
AND回路250は、FF240から出力された新たな処理フラグ(F0)のそれぞれのビットの論理積を演算する。NOT回路260は、AND回路250の出力の否定を演算し、この演算結果をメモリアクセスビジー信号(BSY)として出力する。
図3に示すような構成においては、メモリアクセス要求信号(REQ)の値が0の場合又はメモリアクセスビジー信号(BSY)の値が0の場合には、AND回路230が有するそれぞれのAND回路の出力が全て0となる。したがって、ステータス保持部110から出力される処理フラグ(F0)も、全ビットの値が0となる。一方、メモリアクセス要求信号(REQ)の値とメモリアクセスビジー信号(BSY)の値の両方が1の場合には、ステータス保持部110から出力される処理フラグ(F0)のそれぞれのビットは、ステータス保持部110に帰還された処理フラグ(F0)のそれぞれのビットと重複抽出部140から出力される重複フラグ(F1)のそれぞれのビットとの論理和となる。
ここで、処理フラグ(F0)は、入力ベクトルデータ(V0)を構成するそれぞれの要素データに対してLUT処理が必要であるか否かを示すフラグである。この処理フラグ(F0)は、図4に示すように、データ長がnビットであり、それぞれのビット位置の値が入力ベクトルデータ(V0)のそれぞれの要素データの位置に対応している。例えば、処理フラグ(F0)の最下位ビット(F0[0])は、入力ベクトルデータ(V0)の要素データ(V0(0))に対応している。そして、処理フラグ(F0)は、ビットの値が0ならば対応する要素データに対するLUT処理が必要であることを示し、ビットの値が1ならば対応する要素データに対するLUT処理が不要であることを示す。また、メモリアクセスビジー信号(BSY)は、上述したように、処理フラグ(F0)の全ビットの論理積を反転した信号である。即ち、処理フラグ(F0)の全ビットの値が1の場合にメモリアクセスビジー信号(BSY)の値が0になる。この場合、入力ベクトルデータ(V0)から出力ベクトルデータ(V1)への変換が完了したことを表わす。処理フラグ(F1)については後述する。
データ選択部120は、ステータス保持部110から出力されるnビットの処理フラグ(F0)の値に応じて、入力ベクトルデータ(V0)から処理対象の要素データを選択する。
図5は、データ選択部120の一例としての構成を示す回路図である。図5に示すように、データ選択部120は、セレクタ310を有している。図6は、セレクタ310の選択論理を示している。セレクタ310は、図6に示す選択論理に従って入力ベクトルデータ(V0)の要素データ(RA)を選択する。そして、データ選択部120は、選択した要素データ(RA)は、入力ベクトルデータ(V0)とともに、メモリ130及び重複抽出部140に出力する。ここで、図6に示す論理では、処理フラグ(F0)の下位ビットから順に値が0のビットを抽出する。そして、値が0のビットが抽出された場合にそのビット位置に対応する位置の入力ベクトルデータ(V0)の要素データ(RA)を選択する。図6では、処理フラグ(F0)の下位ビットから順に値が0のビットを抽出している。しかしながら、セレクタ310の選択論理は図6に限るものではない。例えば、処理フラグ(F0)の上位ビットから順に抽出しても構わないし、任意の順序で抽出しても構わない。
メモリ130は、要素データ(RA)の値と、要素データ(RA)の値の変換結果としての変換データ(RD)とを対応付けて記憶しているLUT用のメモリである。このメモリ130は、データ選択部120によって選択した要素データ(RA)が入力され、この要素データ(RA)の値に対応したアドレスデータに対応した変換データ(RD)を出力する。図1の例では、メモリ130をメモリアクセス制御回路100の内部に設けている。これに対し、LUT用のメモリをメモリアクセス制御回路100の外部に設けられた主記憶装置内に設けるようにしても良い。
重複抽出部140は、データ選択部120にて選択された要素データ(RA)と入力ベクトルデータ(V0)の全ての要素データとの間での重複を抽出し、その抽出結果としてnビットの重複フラグ(F1)を出力する。
図7は、重複抽出部140の一例としての構成を示す回路図である。図7に示す重複抽出部140は、比較器410と、FF420と、を有している。
比較器410は、入力ベクトルデータ(V0)を構成する要素データの数に対応したn個の比較器を有する。それぞれの比較器には、入力ベクトルデータ(V0)を構成する要素データのうちの対応する要素データと選択データ(RA)とが入力される。そして、それぞれの比較器は、入力された要素データ(RA)と入力ベクトルデータ(V0)の要素データとを比較し、両者が一致する場合には1を出力し、一致しない場合には0を出力する。また、それぞれの比較器による比較の結果、一致する要素データが全く無い場合は、比較器410は、データ選択部120にて選択された要素データ(RA)の位置に対応する対応する比較器からのみ1を出力させる。
FF420は、比較器410が有するそれぞれの比較器からの出力を、次回の重複フラグ(F1)として保持する。
重複フラグ(F1)は、図8に示すように、データ長がnビットであり、それぞれのビット位置の値が入力ベクトルデータ(V0)の要素データが選択データ(RA)と重複しているか否かを示している。そして、重複フラグ(F1)は、ビットの値が0ならば入力ベクトルデータ(V0)の対応する要素データが選択データ(RA)と重複していないことを示し、ビットの値が1ならば入力ベクトルデータ(V0)の対応する要素データが選択データ(RA)と重複していることを示す。例えば、重複フラグ(F1)の最下位ビット(F1[0])の値が1の場合には、入力ベクトルデータ(V0)の要素データ(V0(0))が選択データ(RA)と重複していることを示す。
データ出力部150は、重複抽出部140から出力される重複フラグ(F1)の値に応じて、メモリ130から出力される変換データ(RD)を出力ベクトルデータ(V1)にセットする。
図9は、データ出力部150の一例としての構成を示す回路図である。図9に示すデータ出力部150は、セレクタ510と、FF520と、を有する。
セレクタ510は、n個のセレクタを有している。それぞれのセレクタには、メモリ130から出力される変換データ(RD)と、1サイクル前の出力ベクトルデータ(VOLD)の対応する要素データとが入力される。また、それぞれのセレクタには、nビットの重複フラグ(F1)のうち、出力ベクトルデータ(V1)のそれぞれの要素データ位置に対応するビットの値が入力される。このような構成において、それぞれのセレクタは、重複フラグ(F1)のビットの値が0の場合には1サイクル前の出力ベクトルデータ(VOLD)の対応する要素データを出力し、値が1の場合には変換データ(RD)を出力する。
FF520は、それぞれのセレクタの出力を新たな出力ベクトルデータ(VOLD)として保持する。
このように、データ出力部150は、出力ベクトルデータ(V1)のうち、データ選択部120から出力された要素データ(RA)に対応する位置の要素データだけではなく、重複抽出部140から出力された重複フラグ(F1)の値が1のビットに対応する位置の要素データの全てに、メモリ130から出力される変換データ(RD)をセットする。
以上のような構成を有するメモリアクセス制御回路100の動作について図10のタイミングチャートを参照しながら説明する。ここで、図10では、入力ベクトルデータ(V0)が、データ長が32ビットで要素データの数が4個(それぞれの要素データのデータ長は8ビットである)の例を示している。また、それぞれの要素データが、V0(3)=A1、V0(2)=A0、V0(1)=A1、V0(0)=A0となっている。また、初期状態では、メモリアクセス要求信号(REQ)が0、メモリアクセスビジー信号(BSY)が1であるとする。さらに、初期状態では、処理フラグ(F0)の全てのビットの値が0であり、重複フラグ(F1)も全てのビットの値が0であるとする。
LUT処理の開始に伴って、ステータス保持部110に入力されているメモリアクセス要求信号(REQ)が1となる。また、このときに、入力ベクトルデータ(V0)がデータ選択部120に入力される。さらに、ステータス保持部110のFF240は処理フラグ(F0)を保持するとともに、重複抽出部140のFF420は処理フラグ(F1)を保持する。上述したように、1サイクル目で保持される処理フラグ(F0)は全てのビットの値が0(処理要)であり、重複フラグ(F1)も全てのビットの値が0(重複なし)である。また、FF240に処理フラグ(F0)が保持されることにより、メモリアクセスビジー信号(BSY)の値が演算される。1サイクル目においてはメモリアクセスビジー信号(BSY)の値は1のままである。
入力ベクトルデータ(V0)と処理フラグ(F0)との入力を受けて、データ選択部120は、図6で示した選択論理に従って選択データ(RA)を選択する。1サイクル目では、処理フラグ(F0)の全ビットの値が0(処理要)である。このため、データ選択部120は、選択データ(RA)として要素データ(V0(0))であるA0を選択する。
データ選択部120からの選択データ(RA)の入力を受けて、メモリ130は、選択データ(RA)に対応した変換データ(RD)の読み出しを開始する。
重複抽出部140は、入力ベクトルデータ(V0)と選択データ(RA)とを比較する。選択データ(RA)がA0であるので、重複フラグ(F1)は、入力ベクトルデータ(V0)の要素データ(V0(2))に対応した第2位のビットの値と入力ベクトルデータ(V0)の要素データ(V0(0))に対応した最下位ビットの値とが1(重複あり)となる。
データ出力部150は、重複フラグ(F1)のビットの値に応じて変換データ(RD)と1サイクル前の出力ベクトルデータ(VOLD)の何れかを選択する。1サイクル目では、重複フラグ(F1)の全てのビットの値が0であるので、それぞれのセレクタは1サイクル前の出力ベクトルデータ(VOLD)を選択する。ただし、1サイクル前には出力ベクトルデータ(V1)が存在しないので、この選択は無効である。
次のサイクルにおいて、ステータス保持部110のFF240は新たな処理フラグ(F0)を保持するとともに、重複抽出部140のFF420は新たな処理フラグ(F1)を保持する。2サイクル目で保持される新たな重複フラグ(F1)は、1サイクル目で演算された重複フラグ(F1)である。即ち、新たな重複フラグ(F1)は、第2位のビットの値と最下位ビットの値とが1(重複あり)である。そして、2サイクル目で保持される新たな処理フラグ(F0)は、1サイクル目で保持された処理フラグ(F0)と2サイクル目で保持された重複フラグ(F1)との論理和である。このため、2サイクル目で保持される新たな処理フラグ(F0)も、第2位のビットの値と最下位ビットの値とが1(処理不要)となる。また、FF240に新たな処理フラグ(F0)が保持されることにより、メモリアクセスビジー信号(BSY)の値が演算される。2サイクル目においてもメモリアクセスビジー信号(BSY)の値は1のままである。
入力ベクトルデータ(V0)と処理フラグ(F0)との入力を受けて、データ選択部120は、図6で示した選択論理に従って選択データ(RA)を選択する。2サイクル目では、処理フラグ(F0)の第2位のビットの値と最下位ビットの値とが1(処理不要)である。このため、データ選択部120は、選択データ(RA)として要素データ(V0(1))の値であるA1を選択する。
2サイクル目において、メモリ130は、1サイクル目で選択された選択データ(RA)に対応した変換データ(RD)の読み出しを完了する。ここで、図10では、選択データ(RA)=A0に対応した変換データ(RD)がD0であるとしている。変換データ(RD)の読み出し後、メモリ130は、次の選択データに対応した変換データ(RD)の読み出しを開始する。
重複抽出部140は、入力ベクトルデータ(V0)と選択データ(RA)とを比較する。選択データ(RA)がA1であるので、重複フラグ(F1)は、入力ベクトルデータ(V0)の要素データ(V0(3))に対応した最上位のビットの値と入力ベクトルデータ(V0)の要素データ(V0(1))に対応した第3位のビットの値とが1(重複あり)となる。
データ出力部150は、重複フラグ(F1)のビットの値に応じて変換データ(RD)と1サイクル前の出力ベクトルデータ(VOLD)の何れかを選択する。2サイクル目では、重複フラグ(F1)の第2位のビットの値と最下位ビットの値とが1(重複あり)である。したがって、出力ベクトルデータ(V1)の要素データ(V1(2))に対応したセレクタと要素データ(V1(0))に対応したセレクタのみがメモリ130から出力された変換データ(RD)=D0を選択し、選択した変換データ(RD)=D0を出力ベクトルデータの要素データ(V1(2))、(V1(0))として出力する。残りのセレクタは、出力ベクトルデータ(VOLD)を選択する。ただし、この出力ベクトルデータ(VOLD)は無効データである。
次のサイクルにおいて、ステータス保持部110のFF240は新たな処理フラグ(F0)を保持するとともに、重複抽出部140のFF420は新たな処理フラグ(F1)を保持する。3サイクル目で保持される新たな重複フラグ(F1)は、2サイクル目で演算された重複フラグ(F1)である。即ち、新たな重複フラグ(F1)は、最上位のビットの値と第3位のビットの値とが1(重複あり)である。そして、3サイクル目で保持される新たな処理フラグ(F0)は、2サイクル目で保持された処理フラグ(F0)と3サイクル目で保持された重複フラグ(F1)との論理和である。このため、3サイクル目で保持される新たな処理フラグ(F0)は、全てのビットの値が1(処理不要)となる。また、FF240に新たな処理フラグ(F0)が保持されることにより、メモリアクセスビジー信号(BSY)の値が演算される。3サイクル目においてメモリアクセスビジー信号(BSY)の値が0となる。
入力ベクトルデータ(V0)と処理フラグ(F0)との入力を受けて、データ選択部120は、図6で示した選択論理に従って選択データ(RA)を選択する。3サイクル目では、処理フラグ(F0)の全てのビットの値が1であるので、データ選択部120は、選択データ(RA)の選択を行わない。
3サイクル目において、メモリ130は、2サイクル目で選択された選択データ(RA)に対応した変換データ(RD)の読み出しを完了する。ここで、図10では、選択データ(RA)=A1に対応した変換データ(RD)がD1であるとしている。次の変換データ(RD)が入力されないので、メモリ130は待機状態となる。また、重複抽出部140も待機状態となる。
データ出力部150は、重複フラグ(F1)のビットの値に応じて変換データ(RD)と1サイクル前の出力ベクトルデータ(VOLD)の何れかを選択する。3サイクル目では、重複フラグ(F1)の最上位のビットの値と第3位のビットの値とが1(重複あり)である。したがって、出力ベクトルデータ(V1)の要素データ(V1(3))に対応したセレクタと要素データ(V1(1))に対応したセレクタのみがメモリ130から出力された変換データ(RD)=D1を選択し、選択した変換データ(RD)=D1を出力ベクトルデータの要素データ(V1(3))、(V1(1))として出力する。残りのセレクタは、出力ベクトルデータ(VOLD)を選択する。即ち、出力ベクトルデータ(V1)の要素データ(V1(2))に対応したセレクタと要素データ(V1(0))に対応したセレクタはそれぞれD0を出力する。
以上の処理により、メモリアクセスビジー信号(BSY)の値が0となったため、LUT処理が完了する。
以上説明したように、本実施形態では、重複フラグ(F1)の値が1のビットに対応する位置の要素データについては、データ出力部150から同時に出力させるようにしている。これにより、重複フラグ(F1)の値が1のビットに対応する位置の要素データについては、以降のメモリアクセスを不要とすることができる。このように、本実施形態では、入力ベクトルデータ(V0)の重複する要素データによる同一内容のメモリアクセスを回避する効率的なメモリアクセス制御を行うことにより、メモリアクセス期間を短縮することができる。例えば、図10では、4個の要素データをLUT処理するのにメモリアクセスサイクルを2サイクルとして処理を完了させることが可能である。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
100…メモリアクセス制御回路、110…ステータス保持部、120…データ選択部、130…メモリ、140…重複抽出部、150…データ出力部

Claims (1)

  1. 第1のベクトルデータを構成する要素データのそれぞれについて、ルックアップテーブル処理が必要であるか否かを示す処理ステータス情報を保持するステータス保持部と、
    前記ルックアップテーブル処理が必要であることを示す処理ステータス情報が保持されている前記要素データの中から処理対象の要素データを選択するデータ選択部と、
    前記選択された前記処理対象の要素データが入力され、前記入力された前記処理対象の要素データに対応する変換データを出力するメモリと、
    前記第1のベクトルデータを構成する前記要素データの中から前記処理対象の要素データと同一の要素データを抽出し、該同一の要素データに対する前記処理ステータス情報をルックアップテーブル処理が不要であることを示す情報に更新するための情報を前記ステータス保持部に出力する重複抽出部と、
    前記処理対象の要素データと前記同一の要素データに対応する第2のベクトルデータの要素位置に、前記変換データをセットするデータ出力部と、
    を具備することを特徴とするメモリアクセス制御回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI761992B (zh) * 2020-10-16 2022-04-21 創鑫智慧股份有限公司 資料計算裝置及其操作方法

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