JP2014165274A - 基板搬送システム - Google Patents

基板搬送システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014165274A
JP2014165274A JP2013033553A JP2013033553A JP2014165274A JP 2014165274 A JP2014165274 A JP 2014165274A JP 2013033553 A JP2013033553 A JP 2013033553A JP 2013033553 A JP2013033553 A JP 2013033553A JP 2014165274 A JP2014165274 A JP 2014165274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
chamber
mounting table
cover
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013033553A
Other languages
English (en)
Inventor
Miho KITAMURA
村 美 穂 北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2013033553A priority Critical patent/JP2014165274A/ja
Publication of JP2014165274A publication Critical patent/JP2014165274A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】ベルトから発生し得る塵等の異物が基板に付着することを抑制できる基板搬送システムを提供する。
【解決手段】本発明による基板搬送システム1は、第1基板搬送ライン10と、第2基板搬送ライン20と、これらの間に設けられた基板昇降装置30と、を備えている。基板昇降装置30は、昇降空間32及び駆動空間33を形成するチャンバ31と、基板60を載置する昇降自在な基板載置台34と、基板載置台34を、ベルト37を介して昇降させる昇降駆動部40と、を有している。昇降空間32と駆動空間33とが、下方区画カバー50と上方区画カバー51とによって区画されている。下方区画カバー50は、チャンバ31と基板載置台34の下部とを連結し、上方区画カバー51は、チャンバ31と基板載置台34の上部とを連結している。下方区画カバー50及び上方区画カバー51は、それぞれ上下方向に伸縮自在に構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ベルト駆動方式で基板を昇降する基板昇降装置を有する基板搬送システムに係り、とりわけ、ベルトから発生し得る塵等の異物が基板に付着することを抑制できる基板搬送システムに関する。
カラーフィルタやプラズマディスプレイパネル等を製造する場合、基板は複数の処理ラインに搬送されて、基板に各種処理が施される。複数の処理ラインは、設備のレイアウトの都合により、高さ方向にずらして配置される場合がある。この場合、基板を鉛直方向へ移動させる(昇降させる)手段が必要となる。基板を昇降させる手段を有する基板搬送システムとして、例えば、特許文献1に示すような基板搬送システムが知られている。ここでは、第1基板搬送ラインと、第1基板搬送ラインより高い位置で基板を搬送する第2基板搬送ラインとの間に、基板昇降機が設けられている。この基板昇降機により基板が昇降し、第1基板搬送ラインと第2基板搬送ラインとの間で、基板を搬送するようになっている。
このような基板昇降機として、無端状のベルトをモータで巻き上げることにより基板を昇降するベルト駆動方式の基板昇降機が知られている。
特開2004−288823号公報
しかしながら、ベルト駆動方式の基板昇降機においては、基板をスムースに昇降させるために、ベルトの幅方向両側に金属製のガイド部材が設けられており、当該ガイド部材によってベルトが垂直方向に案内されるようになっている。このため、基板を昇降させる際、巻き上げられるベルトがガイド部材に擦れて、ベルトから塵等の異物が発生し、飛散するおそれがある。飛散した異物が基板に付着すると、当該基板を用いたカラーフィルタ等の製品の歩留まりを悪化させるという問題が生じる。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、ベルトから発生し得る塵等の異物が基板に付着することを抑制できる基板搬送システムを提供することを目的とする。
本発明は、基板を搬送する第1基板搬送ラインと、前記第1基板搬送ラインより高い位置で基板を搬送する第2基板搬送ラインと、前記第1基板搬送ラインと前記第2基板搬送ラインとの間に設けられ、当該第1基板搬送ライン及び当該第2基板搬送ラインのうちの一方から基板を受け取り、受け取った基板を上昇または下降させて他方に引き渡す基板昇降装置と、を備え、前記基板昇降装置は、昇降空間を形成するチャンバと、前記昇降空間内を昇降自在に設けられ、基板を載置する基板載置台と、前記基板載置台に連結され、金属製のガイド部材に案内される樹脂製のベルトと、前記基板載置台を、前記ベルトを介して昇降させる昇降駆動部と、を有し、前記ベルト及び前記昇降駆動部は、前記チャンバの内部において前記昇降空間とは異なる領域に形成された駆動空間内に配置され、前記昇降空間と前記駆動空間とが、前記基板載置台の下方に設けられた下方区画カバーと、当該基板載置台の上方に設けられた上方区画カバーとによって区画され、前記下方区画カバーは、前記チャンバと前記基板載置台の下部とを連結し、前記上方区画カバーは、前記チャンバと前記基板載置台の上部とを連結し、前記下方区画カバー及び前記上方区画カバーは、それぞれ上下方向に伸縮自在に構成されていることを特徴とする基板搬送システムを提供する。
なお、上述した基板搬送システムにおいては、前記下方区画カバー及び前記上方区画カバーは、上下方向に伸縮自在な蛇腹部をそれぞれ有している、ようにしてもよい。
また、上述した基板搬送システムにおいては、前記駆動空間内の気体を排出する排気部が設けられている、ようにしてもよい。
また、上述した基板搬送システムにおいては、前記下方区画カバーは、前記チャンバと前記基板載置台の下部に対して着脱自在に取り付けられ、前記上方区画カバーは、前記基板載置台の上部と前記チャンバに対して着脱自在に取り付けられている、ようにしてもよい。
本発明によれば、ベルトから発生し得る塵等の異物が基板に付着することを抑制できる。
図1は、本発明の実施の形態における基板搬送システムの概略構成を示す図であって、第1基板搬送ラインから第2基板搬送ラインに基板を上昇させる場合を示す図である。 図2は、図1の基板搬送システムにおいて、基板昇降装置の基板載置台を下降させる場合を示す図である。 図3は、図1の基板搬送システムにおける基板昇降装置を示す斜視図である。 図4は、図3の基板昇降装置を示す側面図である。 図5は、図4の基板昇降装置の変形例を示す側面図である。
図1乃至図4を用いて、本発明の実施の形態における基板搬送システムについて説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1及び図2に示すように、基板搬送システム1は、基板60を搬送する第1基板搬送ライン10と、第1基板搬送ライン10より高い位置で基板60を搬送する第2基板搬送ライン20と、第1基板搬送ライン10と第2基板搬送ライン20との間に設けられた基板昇降装置30と、を備えている。
このうち第1基板搬送ライン10は、基板60を搬送するための第1搬送コンベア11と、第1搬送コンベア11の周囲を覆うようにして設けられた外気遮断カバー12と、を有している。この外気遮断カバー12によって外気が遮断され、第1基板搬送ライン10は略密閉した構造を有している。外気遮断カバー12の搬送方向上流側端部には、外部から基板60を搬入するための第1ライン搬入口13が設けられ、搬送方向下流側端部には、基板60を基板昇降装置30に引き渡すための第1ライン搬出口14が設けられている。外気遮断カバー12には、外気を浄化して内部に吹き込むフィルタ装置(クリーン・エア噴出装置)15が取り付けられており、外気から異物を除去した清浄なエア(クリーン・エア)を内部に吹き込むようになっている。
同様にして、第2基板搬送ライン20は、基板60を搬送するための第2搬送コンベア21と、第2搬送コンベア21の周囲を覆うようにして設けられた外気遮断カバー22と、を有している。この外気遮断カバー22によって外気が遮断され、第2基板搬送ライン20は略密閉した構造を有している。外気遮断カバー22の搬送方向上流側端部には、基板昇降装置30から基板60を受け取るための第2ライン搬入口23が設けられ、搬送方向下流側端部には、基板60を外部に搬出するための第2ライン搬出口24が設けられている。外気遮断カバー22には、フィルタ装置25が取り付けられている。
本実施の形態においては、基板昇降装置30は、第1基板搬送ライン10から基板60を受け取り、受け取った基板60を上昇させて第2基板搬送ライン20に引き渡すようになっている。
図3及び図4に示すように、基板昇降装置30は、昇降空間32を形成する直方体状のチャンバ31と、昇降空間32内を昇降自在に設けられ、基板60を載置する基板載置台34と、を有している。このうちチャンバ31は、外気を遮断し、略密閉した構造を有している。基板載置台34は、複数のコロ34aを有しており、基板載置台34に対して基板60の出し入れをスムースに行うことができるようになっている。
チャンバ31には、第1基板搬送ライン10から基板60を受け取るためのチャンバ搬入口35が設けられている。当該チャンバ搬入口35は、チャンバ31の下部に配置されるとともに、第1基板搬送ライン10の第1ライン搬出口14に連通している。また、チャンバ31には、第2基板搬送ライン20に基板60を引き渡すためのチャンバ搬出口36が設けられている。当該チャンバ搬出口36は、チャンバ31の上部に配置されるとともに、第2基板搬送ライン20の第2ライン搬入口23に連通している。
チャンバ31の内部には、昇降空間32とともに、当該昇降空間32とは異なる領域に駆動空間33が形成されている。昇降空間32は、基板60を昇降するための空間であり、駆動空間33は、基板載置台34を昇降させる駆動機構(後述するベルト37、昇降駆動部40、プーリ41、42等)を配置するための空間となっている。
基板載置台34には、樹脂製のベルト37が連結されている。このベルト37は、金属製のガイド部材38によって案内されるようになっている。すなわち、図3に示すように、ベルト37の幅方向両側にガイド部材38が設けられており、ベルト37を垂直方向に案内して、基板載置台34をスムースに昇降させている。なお、基板載置台34は、連結部材39を用いて、ベルト37を挟持するように当該ベルト37に連結されている。
基板昇降装置30は、基板載置台34を、ベルト37を介して昇降させる昇降駆動部40を更に有している。すなわち、上述した駆動空間33内の上部に、駆動プーリ41が設けられ、当該駆動空間33内の下部に、従動プーリ42が設けられている。駆動プーリ41に、昇降駆動部40としてのモータが連結されている。ベルト37は無端状に形成されて、駆動プーリ41及び従動プーリ42に掛け渡されている。このようにして、昇降駆動部40を駆動することにより、ベルト37が巻き上げられ、これにより、ベルト37に連結された基板載置台34が昇降するようになっている。
また、図1に示すように、チャンバ31の上部には、フィルタ装置43が取り付けられており、外気から異物を除去した清浄なエアが、チャンバ31の内部に吹き込まれるようになっている。
チャンバ31の内部の昇降空間32と駆動空間33とは、基板載置台34の下方に設けられた下方区画カバー50と、当該基板載置台34の上方に設けられた上方区画カバー51とによって区画されている。本実施の形態においては、下方区画カバー50は、図3及び図4に示すように、チャンバ31の底部31aと基板載置台34の下部とを連結し、上方区画カバー51は、基板載置台34の上部とチャンバ31の天井部31bとを連結している。このようにして、下方区画カバー50は、基板載置台34の下方において昇降空間32と駆動空間33とを区画し、上方区画カバー51は、基板載置台34の上方において昇降空間32と駆動空間33とを区画している。
なお、基板載置台34の側方領域(図3において、ベルト37側に向って見た場合の基板載置台34の左右の領域)においては、下方区画カバー50、上方区画カバー51、または別部品となる他のカバー部材を用いて、昇降空間32と駆動空間33とが区画されることが好ましい。
図4に示すように、下方区画カバー50及び上方区画カバー51は、それぞれ上下方向に伸縮自在に構成されている。本実施の形態においては、下方区画カバー50及び上方区画カバー51は、上下方向に伸縮自在な蛇腹部50b、51bをそれぞれ有している。このようにして、下方区画カバー50及び上方区画カバー51は、基板載置台34の昇降動作に追従するとともに、昇降空間32と駆動空間33とを区画するようになっている。
下方区画カバー50は、チャンバ31の底部31aに取り付けられた下方チャンバ側部分50aと、下方基板載置台34の下部に取り付けられた下方載置台側部分50cと、を有しており、下方チャンバ側部分50aと下方載置台側部分50cとが、上述した蛇腹部(下方蛇腹部50b)によって連結されている。なお、下方蛇腹部50bとチャンバ31の側壁31c(図3参照)との間には、下方蛇腹部50bを上下方向にスムースに伸縮させるために、隙間が形成されていることが好適である。
同様に、上方区画カバー51は、基板載置台34の上部に取り付けられた上方載置台側部分51aと、チャンバ31の天井部31bに取り付けられた上方チャンバ側部分51cと、を有しており、上方載置台側部分51aと上方チャンバ側部分51cとが上述した蛇腹部(上方蛇腹部51b)によって連結されている。上方蛇腹部51bとチャンバ31の側壁31c(図3参照)との間にも、上方蛇腹部51bを上下方向にスムースに伸縮させるために、隙間が形成されていることが好適である。
なお、下方蛇腹部50b及び上方蛇腹部51bに用いる材料は、伸縮可能な材料であるとともに発塵し難い材料であれば、特に限定されることはない。
下方区画カバー50は、チャンバ31の底部31a及び基板載置台34の下部に対して着脱自在に取り付けられ、上方区画カバー51は、基板載置台34の上部及びチャンバ31の天井部31bに対して着脱自在に取り付けられていることが好適である。例えば、下方区画カバー50の下方チャンバ側部分50a及び下方載置台側部分50cは、ボルト等の締結手段によって、チャンバ31の底部31a及び基板載置台34の下部にそれぞれ取り付けられ、上方区画カバー51の上方載置台側部分51a及び上方チャンバ側部分51cも、ボルト等の締結手段によって、基板載置台34の上部及びチャンバ31の天井部31bにそれぞれ取り付けられていることが好ましい。
図4に示すように、基板昇降装置30のチャンバ31に、駆動空間33内の気体を外部に排出する排気部52が連結されていることが好適である。排気部52が駆動空間33内の気体を排出する際、上述した区画カバーとチャンバ31との間の隙間を介して昇降空間32内の気体が駆動空間33に吸引される。すなわち、昇降空間32には、フィルタ装置43によって清浄な空気が送り込まれていることから、この隙間を介して、駆動空間33内に清浄な空気が吸引される。
このような排気部52は、図4に示すように、チャンバ31の下部に連結されていることが好ましい。この場合、異物が空気より重たい場合であっても、異物を効率良く外部に排出することができる。
なお、第1基板搬送ライン10、第2基板搬送ライン20、基板昇降装置30を構成する各種機器は、図示しない制御装置によって適宜制御されており、第1基板搬送ライン10から基板昇降装置30を介して第2基板搬送ライン20に基板60を適切に搬送するようになっている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
第1基板搬送ライン10の第1ライン搬入口13に外部から基板60が搬入されると、搬入された基板60は、第1基板搬送ライン10の第1搬送コンベア11によって第1ライン搬出口14に搬送される。この間、第1基板搬送ライン10内の気体は、外気遮断カバー12によって外気と遮断されるとともに、フィルタ装置15によって外気遮断カバー12内に清浄なエアが吹き込まれる。このことにより、第1基板搬送ライン10において基板60に異物が付着することが抑制される。
第1ライン搬出口14に搬送された基板60は、当該第1ライン搬出口14及び基板昇降装置30のチャンバ搬入口35を通ってチャンバ31内に搬入され、チャンバ搬入口35に対応する位置に停止している基板載置台34に載置される。このことにより、第1基板搬送ライン10により搬送された基板60が、基板昇降装置30に受け取られる。
基板載置台34に基板60が載置されると、昇降駆動部40が駆動され、基板60が載置された基板載置台34が上昇する(図1参照)。この際、昇降駆動部40により、駆動プーリ41を介してベルト37が巻き上げられる。また、この際、チャンバ31の底部31aと基板載置台34の下部とを連結する下方区画カバー50の下方蛇腹部50bが伸び、基板載置台34の上部とチャンバ31の天井部31bとを連結する上方区画カバー51の上方蛇腹部51bが縮む。このことにより、下方区画カバー50及び上方区画カバー51は、昇降空間32と駆動空間33とを区画しながら、基板載置台34の上昇動作に追従することができる。
この間、チャンバ31内の気体は、チャンバ31によって外気と遮断されるとともに、フィルタ装置43によってチャンバ31内に清浄なエアが吹き込まれる。このことにより、チャンバ31内において基板60に異物が付着することが抑制される。
ここで、巻き上げられているベルト37は、基板載置台34をスムースに上昇させるために、ガイド部材38によって案内されている。このことにより、ベルト37がガイド部材38と擦れて、ベルト37から塵等の異物が発生するおそれがある。しかしながら、本実施の形態においては、基板載置台34が昇降する昇降空間32と、ベルト37が配置されている駆動空間33とは、下方区画カバー50及び上方区画カバー51によって区画されている。このことにより、ベルト37から異物が発生した場合においても、発生した異物が昇降空間32に移動することを抑制することができる。また、チャンバ31に設けられた排気部52が、駆動空間33内の気体を外部に排出している。このことにより、ベルト37から異物が発生した場合においても、発生した異物を外部に排出することができ、異物が昇降空間32に移動することを抑制できる。
上昇した基板載置台34は、チャンバ搬出口36に対応する位置で停止し、当該チャンバ搬出口36及び第2基板搬送ライン20の第2ライン搬入口23を通って、第2基板搬送ライン20に搬入される。このようにして、基板昇降装置30から第2基板搬送ライン20に基板60が引き渡される。
一方、基板昇降装置30から第2基板搬送ライン20に基板60が引き渡された後、図2に示すように、基板載置台34は下降し、チャンバ搬入口35に対応する位置で停止する。このようにして、第1基板搬送ライン10から新たに搬送されてくる基板60を受け入れる準備が行われる。
第2ライン搬入口23に基板60が搬入されると、搬入された基板60は、第2基板搬送ライン20の第2搬送コンベア21によって第2ライン搬出口24に搬送される。この間、第2基板搬送ライン20内の気体は、外気遮断カバー22によって外気と遮断されるとともに、フィルタ装置25によって外気遮断カバー22内に清浄なエアが吹き込まれる。このことにより、第2基板搬送ライン20において基板60に異物が付着することが抑制される。
第2ライン搬出口24に搬送された基板60は、外部に搬出される。
このように本実施の形態によれば、昇降空間32と駆動空間33とが、チャンバ31の底部31aと基板載置台34の下部とを連結する下方区画カバー50と、基板載置台34の上部とチャンバ31の天井部31bとを連結する上方区画カバー51とによって区画され、下方区画カバー50及び上方区画カバー51が、それぞれ上下方向に伸縮自在に構成されている。このことにより、下方区画カバー50及び上方区画カバー51は、基板載置台34の昇降動作に追従するとともに、昇降空間32と駆動空間33とを区画することができる。このため、ベルト37から塵等の異物が発生した場合においても、異物が昇降空間32に移動することを抑制することができる。この結果、ベルト37から発生し得る異物が基板60に付着することを抑制することができる。この場合、当該基板60を用いて形成されるカラーフィルタ等の最終製品の歩留まりを向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、下方区画カバー50及び上方区画カバー51は、蛇腹部を有している。このことにより、下方区画カバー50及び上方区画カバー51は、昇降空間32と駆動空間33とを区画しながら、上下方向にスムースに伸縮することができる。
また、本実施の形態によれば、基板昇降装置30のチャンバ31に、駆動空間33内の気体を排出する排気部52が設けられている。このことにより、ベルト37から異物が発生した場合においても、発生した異物を外部に排出することができ、異物が昇降空間32に移動することを抑制することができる。このため、ベルト37から発生し得る異物が基板60に付着することをより一層抑制することができる。
さらに、本実施の形態によれば、下方区画カバー50は、チャンバ31の底部31a及び基板載置台34の下部に対して着脱自在に取り付けられ、上方区画カバー51は、基板載置台34の上部及びチャンバ31の天井部31bに対して着脱自在に取り付けられている。このことにより、各区画カバー50、51を容易に取り外すことができる。取り外した区画カバー50、51を洗浄することもできる。このため、基板60に異物が付着することをより一層抑制し、歩留まりを向上させることができる。また、この場合、メンテナンス作業時間を短縮させることもできる。
なお、上述した本実施の形態においては、第1基板搬送ライン10から基板昇降装置30を介して第2基板搬送ライン20に基板を搬送する例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、第2基板搬送ライン20から基板昇降装置30を介して第1基板搬送ライン10に基板60を搬送するようにしてもよい。この場合、上述した各搬入口13、23、35は、搬出口として機能し、上述した各搬出口14、24、36は、搬入口として機能する。
また、上述した本実施の形態においては、排気部52が、チャンバ31の下部に連結されている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはない。例えば、排気部52は、チャンバ31の上部に連結されていてもよい。この場合においても、駆動空間33内の気体を排出することができる。
また、上述した本実施の形態においては、下方区画カバー50が、基板昇降装置30のチャンバ31の底部31aと基板載置台34の下部とを連結し、上方区画カバー51が、基板載置台34の上部とチャンバ31の天井部31bとを連結している例について説明した。しかしながら、このことに限られることはない。例えば、図5に示すように、駆動空間33を形成する下方駆動空間形成部材53及び上方駆動空間形成部材54が、チャンバ31の後壁31dから延びるように形成されている場合には、下方区画カバー50が、下方駆動空間形成部材53と基板載置台34の下部とを連結し、上方区画カバー51が、基板載置台34の上部と上方駆動空間形成部材54とを連結するようにしてもよい。この場合、下方区画カバー50の下方チャンバ側部分50aが、下方駆動空間形成部材53に連結され、上方区画カバー51の上方チャンバ側部分51cが、上方駆動空間形成部材54に連結される。このことにより、下方駆動空間形成部材53と、下方区画カバー50と、上方区画カバー51と、上方駆動空間形成部材54とにより、駆動空間33を形成することができる。すなわち、下方区画カバー50及び上方区画カバー51は、昇降空間32と駆動空間33とを区画することができる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明してきたが、本発明による基板搬送システムは、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 基板搬送システム
10 第1基板搬送ライン
11 第1搬送コンベア
12 外気遮断カバー
13 第1ライン搬入口
14 第1ライン搬出口
15 フィルタ装置
20 第2基板搬送ライン
21 搬送コンベア
22 外気遮断カバー
23 上方ライン搬入口
24 上方ライン搬出口
25 フィルタ装置
30 基板昇降装置
31 チャンバ
31a 底部
31b 天井部
31c 側壁
31d 後壁
32 昇降空間
33 駆動空間
34 基板載置台
34a コロ
35 チャンバ搬入口
36 チャンバ搬出口
37 ベルト
38 ガイド部材
39 連結部材
40 昇降駆動部
41 駆動プーリ
42 従動プーリ
43 フィルタ装置
50 下方区画カバー
50a 下方チャンバ側部分
50b 下方蛇腹部
50c 下方載置台側部分
51 上方区画カバー
51a 上方載置台側部分
51b 上方蛇腹部
51c 上方チャンバ側部分
52 排気部
53 下方駆動空間形成部材
54 上方駆動空間形成部材
60 基板

Claims (4)

  1. 基板を搬送する第1基板搬送ラインと、
    前記第1基板搬送ラインより高い位置で基板を搬送する第2基板搬送ラインと、
    前記第1基板搬送ラインと前記第2基板搬送ラインとの間に設けられ、当該第1基板搬送ライン及び当該第2基板搬送ラインのうちの一方から基板を受け取り、受け取った基板を上昇または下降させて他方に引き渡す基板昇降装置と、を備え、
    前記基板昇降装置は、昇降空間を形成するチャンバと、前記昇降空間内を昇降自在に設けられ、基板を載置する基板載置台と、前記基板載置台に連結され、金属製のガイド部材に案内される樹脂製のベルトと、前記基板載置台を、前記ベルトを介して昇降させる昇降駆動部と、を有し、
    前記ベルト及び前記昇降駆動部は、前記チャンバの内部において前記昇降空間とは異なる領域に形成された駆動空間内に配置され、
    前記昇降空間と前記駆動空間とが、前記基板載置台の下方に設けられた下方区画カバーと、当該基板載置台の上方に設けられた上方区画カバーとによって区画され、
    前記下方区画カバーは、前記チャンバと前記基板載置台の下部とを連結し、前記上方区画カバーは、前記チャンバと前記基板載置台の上部とを連結し、
    前記下方区画カバー及び前記上方区画カバーは、それぞれ上下方向に伸縮自在に構成されていることを特徴とする基板搬送システム。
  2. 前記下方区画カバー及び前記上方区画カバーは、上下方向に伸縮自在な蛇腹部をそれぞれ有していることを特徴とする請求項1に記載の基板搬送システム。
  3. 前記駆動空間内の気体を排出する排気部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板搬送システム。
  4. 前記下方区画カバーは、前記チャンバと前記基板載置台の下部に対して着脱自在に取り付けられ、
    前記上方区画カバーは、前記基板載置台の上部と前記チャンバに対して着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の基板搬送システム。
JP2013033553A 2013-02-22 2013-02-22 基板搬送システム Pending JP2014165274A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013033553A JP2014165274A (ja) 2013-02-22 2013-02-22 基板搬送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013033553A JP2014165274A (ja) 2013-02-22 2013-02-22 基板搬送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014165274A true JP2014165274A (ja) 2014-09-08

Family

ID=51615635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013033553A Pending JP2014165274A (ja) 2013-02-22 2013-02-22 基板搬送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014165274A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0952607A (ja) * 1995-08-15 1997-02-25 Yatsu Kobo Kk クリーンローラコンベア
JP2003174071A (ja) * 2001-12-06 2003-06-20 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置
JP2005347614A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板搬送装置および基板処理装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0952607A (ja) * 1995-08-15 1997-02-25 Yatsu Kobo Kk クリーンローラコンベア
JP2003174071A (ja) * 2001-12-06 2003-06-20 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置
JP2005347614A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板搬送装置および基板処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102424035B1 (ko) 반도체 용기 보관 설비
TWI430932B (zh) The workpiece is moved into the system and the handling device
KR100290152B1 (ko) 제품생산시스템
KR100957615B1 (ko) 가공대상물 수납장치
JP5152469B2 (ja) 基板搬送装置
KR102181281B1 (ko) 물품이송장치
KR20030022688A (ko) 클린 룸용의 물품 보관 설비
CN110548658B (zh) 减压干燥装置及减压干燥方法
JP2017193438A (ja) 昇降装置及び仕分け装置
KR102198675B1 (ko) 성막 장치
KR101891349B1 (ko) 도포 처리 장치
JP2006176255A (ja) 搬送システム
JP5058899B2 (ja) 生産システム用の設備及びこの設備を備えた生産工場
JP2007106528A (ja) 階層入出庫式ストッカ装置
JP2014165274A (ja) 基板搬送システム
TW201422507A (zh) 基板搬送設備
JP2008168983A (ja) 浄化空気通風式の物品保管設備
JP5606507B2 (ja) 複合搬送装置及びそれを用いた方法
TWI594935B (zh) 物品搬送設備
KR20100089770A (ko) 기판 버퍼 유닛
KR100580379B1 (ko) 판유리 이송장치
KR100711005B1 (ko) 버퍼 컨베이어가 구비된 물류의 상하 운반 시스템
JP2004193194A (ja) 基板処理装置
KR101198239B1 (ko) 대면적 기판의 처리장치
JPS5974825A (ja) 供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161118

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170328