JP2014165182A - プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送キャリアをプラズマから遮蔽するためのカバーを備えるプラズマ処理装置の構成を、高コスト化を招くことなく簡素化する。
【解決手段】搬送キャリア3は基板2を保持した保持シート4と保持シート4用のフレーム5を備える。搬送キャリア3が載置されるステージ13の上方にフレーム5と保持シート4を保護するためのカバー18が配置されている。カバー18は突上げロッド24により昇降駆動される。搬送キャリア3を昇降させる突上げピン22の基端と突上げロッド24の基端は、共通のベース27に連接されている。ベース27がアクチュエータ28により昇降駆動されることにより、突上げピン22と突上げロッド24がステージ13に対して昇降する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法に関する。
特許文献1のプラズマ処理装置は、ダイシング、クリーニング等のプラズマ処理の対象物(例えばウエハ等の基板)を貼着した粘着シートと、この粘着シートが取り付けられたフレームとを備える搬送キャリアを備える。粘着シートを介して対象物を保持した搬送キャリアが、処理室内のステージ上に載置され、対象物がプラズマ処理される。また、このプラズマ処理装置は、プラズマ処理中にフレーム及び粘着シート(対象物とフレームの間の領域)を覆うカバーを備える。フレームと粘着シートをカバーによりプラズマから遮蔽することで、フレームへのプラズマ集中、粘着シートの熱変形、ガス化した粘着成分の再付着による対象物の汚染等が低減ないし緩和される。
特許文献1に開示されたカバーは、プラズマ処理部に常時配置され、昇降機構によってステージに対して昇降する。詳細には、カバーは、搬送キャリアの搬入出時には、搬送キャリアの移動経路から退避するようにステージから離れた上昇位置に位置し、プラズマ処理時にフレームと粘着シートを覆うように降下位置に位置する。しかし、搬送キャリアをステージに対して昇降させる昇降機構を設ける場合、カバー用の昇降機構とは別に設け必要があるので、プラズマ処理装置の構造の複雑化は避けられない。
特許文献2には、搬送キャリアをさらに別のカバー型キャリアに保持して搬送可能としたプラズマ処理装置が開示されている。フレーム及び粘着シート(対象物とフレームの間の領域)はカバー型キャリアで覆われるため、プラズマから遮蔽される。個々の搬送キャリアにカバー型キャリア(特許文献1のカバーに相当する部材)が取り付けられているので、プラズマ処理部内にカバーを常時配置する必要はなく、突き上げピンとは別にカバー用の昇降装置を設ける必要はない。しかし、個々の搬送キャリア毎にカバー型キャリアを設けるので、搬送キャリアと同数の多数のカバー型キャリアが必要であり、高コスト化を招く。
特開2009−94436号公報 特開2006−66602号公報
本発明は、搬送キャリアのフレームと保持シートをプラズマから遮蔽するためのカバーを備えるプラズマ処理装置において、高コスト化を招くことなく、構成を簡素化することを課題とする。
本発明の第1の態様は、対象物に対してプラズマ処理を行うプラズマ処理部と、前記対象物を保持した保持シートと、前記保持シートが取り付けられたフレームとを備え、前記プラズマ処理部に搬入出可能な搬送キャリアと、前記プラズマ処理部内に設けられ、前記搬送キャリアが載置され、前記対象物が前記保持シートを介して載置されて静電吸着される対象物載置部と、前記フレームが載置されるフレーム載置部とを備えるステージと、前記ステージの上方に配置され、前記フレーム載置部に載置された前記フレームと前記保持シートを覆うための本体と、前記本体に厚み方向に貫通するように形成された、前記対象物載置部に載置された前記対象物を露出させるための窓部とを備えるカバーと、前記ステージを貫通するように配置され、先端部が前記フレーム載置部から突出して前記フレームを支持し、それによって前記搬送キャリアを昇降させる第1の昇降部材と、前記ステージを貫通するように配置され、前記フレーム載置部より外側の領域で前記カバーを支持し、それによって前記カバーを昇降させる第2の昇降部材と、前記第1及び第2の昇降部材の基端側が直接又は間接的に連結されたベースと、前記ベースを昇降駆動して前記第1及び第2の昇降部材を一体的に昇降させる昇降駆動部とを備える、プラズマ処理装置を提供する。
搬送キャリアを昇降させる第1の昇降部材と、カバーを昇降させる第2の昇降部材は基端側が共通のベースに直接又は間接的に連結されている。ベースが昇降駆動部により昇降駆動されることで、第1及び第2の昇降部材は一体的に昇降駆動される。つまり、搬送キャリアを昇降させる第1の昇降部材とカバーを昇降させる第2の昇降部材とは、単一ないし共通の昇降駆動部によって昇降駆動される。そのため、搬送キャリアを昇降させる第1の昇降部材のための昇降駆動部とは別に、カバーを昇降させる第2の昇降部材のために昇降駆動部をさらに設ける必要がなく、プラズマ処理装置の構造を簡略化できる。また、単一のカバーがプラズマ処理部内に配置されるので、個々の搬送キャリア毎にカバーを設ける必要がなく、高コスト化を回避できる。
例えば、前記第2の昇降部材に支持された前記カバーの下面は、前記搬送キャリアを支持する前記第1の昇降部材の先端部よりも、予め設定された高さ差だけ前記ベースからさらに離れた位置にある。
さらに具体的には、プラズマ処理装置は、前記搬送キャリアを保持して搬送する搬送高さ位置で前記プラズマ処理部に対して進入及び退出する搬送装置をさらに備え、前記高さ差は、前記搬送キャリアを昇降させる前記第1の昇降部材の前記先端部が前記搬送高さ位置より下方に位置し、前記カバーを支持して昇降させる前記第2の昇降部材の先端部が前記搬送高さ位置よりも上方に位置するときに、前記搬送装置が前記第2の昇降部材に支持された前記カバーに干渉することなく、前記搬送高さ位置で前記プラズマ処理部に対して進入及び退出可能となるように設定されている。あるいは、前記高さ差は、前記搬送キャリアを昇降させる前記第1の昇降部材の前記先端部が前記搬送高さ位置より下方に位置し、前記カバーを昇降させる前記第2の昇降部材で支持された前記カバーの下面が前記搬送高さ位置よりも上方に位置するときに、前記第1の昇降部材の先端部と前記カバーの下面との間を前記搬送装置が前記搬送高さ位置で前記プラズマ処理部に対して進入及び退出可能となるように設定されている。
前記第2の昇降部材の先端は前記カバーに連結されていてもよいし、前記カバーに対して係脱可能であってもよい。
本発明の第2の態様は、第1の態様のプラズマ処理装置を用い、前記昇降駆動装置が前記ベースを昇降駆動して前記第1及び第2の昇降部材を一体的に昇降させることで、前記搬送装置と前記第2の昇降部材との間の前記搬送キャリアの受け渡しと、前記搬送キャリアと前記ステージとの間の前記搬送キャリアの受け渡しとを実行する、プラズマ処理方法を提供する。
本発明のプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法では、搬送キャリアを昇降させる第1の昇降部材とカバーを昇降させる第2の昇降部材は共通のベースに連結され、このベースを昇降駆動部によって昇降することで、第1及び第2の昇降部材が昇降駆動される。昇降駆動部を第1及び第2の昇降駆動部で共通化することにより、高コスト化を回避しつつ、プラズマ処理装置の構成の簡素化を実現できる。
本発明の第1実施形態に係るプラズマ処理装置の模式的な縦断面図。 図1の部分拡大図。 カバーリング、搬送キャリア、及び搬送ロボットを示す平面図。 本発明の第1実施形態に係るプラズマ処理装置の模式的な縦断面図(高さ位置H2)。 本発明の第1実施形態に係るプラズマ処理装置の模式的な縦断面図(高さ位置H3)。 本発明の第1実施形態に係るプラズマ処理装置の模式的な縦断面図(高さ位置H1)。 本発明の第2実施形態に係るプラズマ処理装置の一部の模式的な縦断面図。 本発明の第3実施形態に係るプラズマ処理装置の一部の模式的な縦断面図。 本発明の第4実施形態に係るプラズマ処理装置の模式的な縦断面図。 本発明の第5実施形態に係るプラズマ処理装置の模式的な縦断面図。
次に、添付図面を参照して本発明の本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図3は、本発明の第1実施形態に係るプラズマ処理装置の一例である平行平板電極型のドライエッチング装置1を示す。
このドライエッチング装置1は、プラズマ処理の対象物である基板2を保持シート4を介して搬送キャリア3に保持した状態でプラズマ処理を実行する。搬送キャリア3は平面視で概ね円形であり、基板2(本実施形態では円形)を着脱可能に保持する保持シート4を備える。保持シート4としては、例えば、弾性的に伸展可能であって粘着力により基板2を保持するが、紫外線の照射によって化学的特性が変化して粘着力が大幅に減少する粘着テープ(いわゆるUVテープ)を使用できる。保持シート4は柔軟でそれ自体のみでは容易に撓んで一定形状を保持できない。そのため、搬送キャリア5は保持シートを有する。本実施形態では、保持シート4の外周縁に、環状で厚みの薄いフレーム5が貼着されている。フレーム5は例えば金属、セラミック、樹脂等からなり、保持シート4の形状を保持できる剛性を有する。
ドライエッチング装置1は、対象物の一例である基板2に対するドライエッチングを実行するプラズマ処理部7を備える。基板2を保持シート4により保持した搬送キャリア3をプラズマ処理部7に対して搬入出するための図示しない搬送ロボット(搬送装置)が設けられている。本実施形態における搬送ロボットは、シングルアーム型であり、搬送キャリア3を載置して支持可能な1個の支持フォーク(支持部)9を備える。支持フォーク9は基部9aとこの基部9aから間隔をあけて概ね平行に延びた一対のフィンガー部9bとを備える。支持フォーク9は図示しないリンク移動機構に連結され、一定高さ、すなわち搬送キャリア3が搬送される搬送高さHh(第1の高さ位置)の水平面内での水平移動と旋回とが可能である。プラズマ処理部7の搬入出口7aにはゲートバルブ10が設けられ、このゲートバルブ10を通して、基板2が保持されている搬送キャリア3が搬送高さHhでプラズマ処理部7に対して搬入出される。
プラズマ処理部7は頂壁側に上部電極11を備える。上部電極11はアース接続されている。また、上部電極11にはプロセスガス供給口11aが設けられている。プロセスガス供給部12から供給されるプロセスガスは、プロセスガス供給口11aからプラズマ処理部7内に噴出される。
プラズマ処理部7の底壁側には、本実施形態では平面視で円形であるステージ13が設けられている。ステージ13は下部電極14とその周囲の外周に設けられたテーブル部15とを備える。下部電極14は高周波電源17に電気的に接続されている。ステージ13の下部電極14は搬送キャリア3に保持された基板2が保持シート4を介して載置されて、静電吸着される対象物載置部を構成する。下部電極14の外側領域のステージ13のテーブル部15は搬送キャリア3のうちフレーム5が載置されるフレーム載置部を構成する。
プラズマ処理中に搬送キャリア3のフレーム5と保持シート4(基板2とフレーム5の間の領域)を覆ってプラズマから保護するために、昇降可能なカバー18がステージ13の上方に配置されている。本実施形態のカバー18は概ね薄厚円環状で、保持シート4の露出部分とフレーム5を覆うための本体18aを備え、カバー18の本体18aの中央部には基板2を露出させるための円形の窓部18bが厚み方向に貫通して形成されている。カバー18の平面視での外形寸法(外径)は、搬送キャリア3のフレーム5をその最外周部まで覆うように、搬送キャリア3の外形寸法(外径)よりも大きく設定されている。
図1及び図2を参照すると、カバー18の本体18aは、フレーム5の最外周部の下面から下向きに突出する被支持部18cを備える。被支持部18cは下端が平坦な環状である。また、本体18aの下面には、一定幅で環状の逃げ溝18dが被支持部18cの内側に隣接して設けられている。またここで、下面18fはカバー18の下側を搬送キャリア3が支持フォーク9の進退方向(搬送キャリアの搬送方向)に通過する領域におけるカバー18の最下端面である(図4及び図5を併せて参照)。
ステージ13の下部電極14には静電吸着用の電極19が設けられている。この電極19には直流電源20から電圧が印可され、それによって、搬送キャリア3に保持されてステージ13に載置された基板2が保持シート4を介してステージ13の下部電極14の上面に静電吸着により保持される。また、ステージ13は温調された冷媒の循環により下部電極14を冷却する冷却機構21を備える。さらに、プラズマ処理部7に設けられた図示しない排気口は吸引排気のための真空排気部に接続されている。
搬送キャリア3をステージ13に対して昇降させるために、上下方向に昇降可能な複数の突上げピン(第1の突上げ部材)22が設けられている。これらの突上げピン22は、ステージ13のテーブル部15の内側領域(テーブル部15のうち平面視で下部電極14に隣接した領域)を貫通するように設けられている。詳細には、テーブル部15のセラミック材等からなる絶縁ブロック15aとプラズマ処理部7の底壁を貫通する第1穴23が設けられ、この第1穴23に本実施形態では真直なピン状の突上げピン22が昇降自在に挿入されている。突上げピン22の上端ないし先端部は、プラズマ処理部7内、具体的にはステージ13の上面側に位置する。一方、突上げピン22の下端は、プラズマ処理部7の外側(プラズマ処理部7の底壁の下方)に位置している。
図3に最も明瞭に示すように、本実施形態では、例えば4本の突上げピン22が設けられている。突上げピン22は搬送キャリア3のうちフレーム5の下面を支持し、それによって搬送キャリア3をステージ13に対して昇降させる。突上げピン22はステージ13の中心Cに対して概ね等角度間隔で配置されている。平面視において、後述する搬送ロボット8の支持フォーク9の進退方向(矢印A1,A2で示す)を挟んで対向する突上げピン22間の間隔W1は、支持フォーク9が突上げピン22と干渉することなく、ステージ13上方まで進入できるように設定されている。
プラズマ処理中に搬送キャリア3のフレーム5を覆うカバー18を搬送キャリア3に対して昇降させるために、上下方向に昇降可能な複数の突上げロッド(第2の突上げ部材)24が設けられている。これらの突上げロッド24は、ステージ13のテーブル部15の外側領域(テーブル部15のうち平面視で突上げピン22より外側)を貫通するように設けられている。詳細には、テーブル部15のセラミック材等からなる絶縁ブロック15aとプラズマ処理部7の底壁を貫通する第2穴25が設けられ、この第2穴25に本実施形態では真直なロッド状の突上げロッド24が昇降自在に挿入されている。突上げロッド24の先端ないし先端部は、プラズマ処理部7内、具体的にはステージ13の上面側に位置している。本実施形態では、突上げロッド24の先端はカバー18の被支持部18cの下面側に着脱ないし係脱可能に固定されている。一方、突上げロッド24の基端は、プラズマ処理部7の外側(プラズマ処理部7の底壁の下方)に位置している。
図3に最も明瞭に示すように、本実施形態では、カバー18と共に上下動する例えば4本の突上げロッド24が設けられている。突上げロッド24は平面視で支持フォーク9の進退方向(矢印A1,A2)を挟んで複数、例えば2個ずつ配置されている。より具体的には、平面視で支持フォーク9の進退方向に直交する方向において、支持フォーク9の進退方向(矢印A1,A2)を挟んで対向する突上げロッド24の対の間隔W2は、前述した突上げピン22間の間隔W1よりも大きく設定されている。言い換えれば、突上げロッド24は平面視で突上げピン22よりも外側に配置されている。
いずれもプラズマ処理部7の外側(プラズマ処理部7の底壁の下方)に位置している突上げピン22の基端と突上げロッド24の基端は、共通のベース27に固定されている。言い換えれば、本実施形態では突上げピン22と突上げロッド24の両方の下端がベース27に直接に連結されている。しかし、後述する共通のアクチュエータ28により突上げピン22と突上げロッド24を一体的に昇降させることができる限り、突上げピン22と突上げロッド24の一方又は両方を他の部材ないし要素を介して間接的にベース27に連結してもよい。本実施形態では、ベース27は平坦なリング状の部材である。ただし、突上げピン22の基端と突上げロッド24の基端を機械的に連結できる限り、ベース27の形状及び構造は特に限定されない。
ベース27を昇降させるためのアクチュエータ(昇降駆動部)28が設けられている。アクチュエータ28は、必要な昇降ストロークを確保でき、かつ突上げピン22と突上げロッド24を少なくとも後述する3つの高さ位置H1,H2,H3での位置関係を保持できる限り、駆動原理や構造は特に限定されない。例えば、電気式、電磁気式、空気式、あるいは油圧式のアクチュエータを採用できる。アクチュエータ28によりベース27が昇降することで、突上げピン22と突上げロッド24は一体的にステージ13に対して昇降する。
図2に最も明瞭に示すように、カバー18を係脱可能に支持する突上げロッド24の先端の高さは突上げピン22の先端の高さよりも予め定められた先端位置差PDだけベース27からの高さを大きく設定している。後述するように、先端位置差PDは、プラズマ処理部7に進入した搬送ロボット8の支持フォーク9から突上げピン22への搬送キャリア3の受け渡しと、及び突上げピン22から支持フォーク9への搬送キャリア3の受け渡しが可能となるように設定されている。
図1に模式的に示す制御装置29は、アクチュエータ28及び搬送ロボット8を含むドライエッチング装置1全体の動作を統括的に制御し、基板2に対するプラズマ処理(ドライエッチング)を実行する。
図1及び図2を参照すると、アクチュエータ28はベース27を昇降させることで、突上げピン22と突上げロッド24を3つの高さ位置H1,H2,H3の位置関係を構成できるように昇降させることができる。本実施形態では、これらの高さ位置H1,H2,H3は、カバー18の下面18を基準として図示している。
最も低い位置である高さ位置H1(図1参照)では、突上げピン22の先端はステージ13のテーブル部15の上面よりも下側に位置している。つまり、高さ位置H1では、突上げピン22の先端は第1穴23内にありテーブル部15から突出していない。また、高さ位置H1では、突上げロッド24の先端は、カバー18の被支持部18cの下端がステージ13のテーブル部15の上面に当接する高さ位置にある。高さ位置H1では、突上げピン22の先端及び突上げロッド24の先端(カバー18)は、いずれも前述した搬送高さHh(搬送ロボット8の支持フォーク9がプラズマ処理部7内に対して進入及び退出する高さ)よりも低い高さ位置にある。
中間の高さである高さ位置H2(図4参照)では、突上げピン22の先端はステージ13のテーブル部15の上面から上方に突出するが、搬送高さHhよりも低い高さ位置にある。一方、高さ位置H2では、突上げロッド24の先端(カバー18の下面18f)は搬送高さHhよりも高い高さ位置にある。つまり、高さ位置H2では、突上げピン22の先端は搬送高さHhよりも下方に位置するが、突上げロッド24の先端(カバー18)は搬送高さHhよりも上方に位置する。
最も高い位置である高さ位置H3(図5参照)では、突上げピン22の先端と突上げロッド24の先端(カバー18の下面18f)の両方が搬送高さHhよりも高い高さ位置にある。
次に、本実施形態のドライエッチング装置1の動作を説明する。
図1に示すように、初期状態では、突上げピン22と突上げロッド24は高さ位置H1の位置関係で設定されている。まず、搬入出口7aのゲートバルブ10が開放され、続いてアクチュエータ28によりベース27が上昇駆動され、それによって突上げピン22の先端と突上げロッド24の先端のカバー18が高さ位置H2(図4参照)の位置関係まで上昇される。高さ位置H2の位置関係で突上げピン22と突上げロッド24がいったん保持される。
図4を参照すると、突上げピン22と突上げロッド24が高さ位置H2の位置関係まで上昇した後、搬送キャリア3を支持した搬送ロボット8の支持フォーク9が搬送高さHhで搬入出口7aからプラズマ処理部7内に進入する。前述のように高さ位置H2の位置関係では、突上げピン22の先端は搬送高さHhよりも下方に位置するが、突上げロッド24の先端(カバー18の下面18f)は搬送高さHhよりも上方に位置する。そのため、支持フォーク9とそれに載置された搬送キャリア3は突上げピン22の先端より上方で突上げロッド24の先端のカバー18の下面18fより下方の高さ位置で、ステージ13の上方まで進入できる。
次に、アクチュエータ28によりベース27がさらに上昇駆動され、それによって突上げピン22の先端と突上げロッド24の先端側のカバー18の下面18fが高さ位置H2の位置関係から高さ位置H3の位置関係まで上昇する。高さ位置H3の位置関係で突上げピン22と突上げロッド24がいったん保持される。突上げピン22の先端は、高さ位置H2の位置関係では支持フォーク9と搬送キャリア3よりも下方に位置しているが、高さ位置H3の位置関係では搬送キャリア3を支持して、支持フォーク9よりも上方まで上昇する。この突上げピン22の上昇により、搬送キャリア3のフレーム5の下面が突上げピン22の先端により突き上げられ上昇し、支持フォーク9のフィンガー部9bから浮き上がる。つまり、高さ位置H2の位置関係から高さ位置H3の位置関係まで突上げピン22が上昇することにより、搬送キャリア3は支持フォーク9から突上げピン22に受け渡される。
搬送キャリア3が突上げピン22に受け渡された後、支持フォーク9は搬送高さHhを維持したままで、搬入出口7aを通ってプラズマ処理部7内から退出する。支持フォーク9の退出後、ゲートバルブ10が閉鎖される。
次に、図6を参照すると、アクチュエータ28によりベース27が降下駆動され、それによって突上げピン22の先端と突上げロッド24の先端側のカバー18の下面18fが高さ位置H3の位置関係から高さ位置H1の位置関係まで降下する。突上げピン22と突上げロッド24は高さ位置H1で保持される。突上げピン22の先端が高さ位置H1の位置関係まで降下することで、搬送キャリア3がステージ13上に載置される。具体的には、基板2は保持シート4を介して下部電極14の上面に載置され、フレーム5はテーブル部15の内側領域に載置される。また、突上げロッド24の先端が高さ位置H1の位置関係まで降下することで、カバー18がステージ13のテーブル部15の外側領域に載置される。図2を併せて参照すると、カバー18が高さ位置H1の位置関係まで降下すると、逃げ溝18d内にフレーム5が収容され、フレーム5の全体と保持シート4の露出部分(基板2とフレーム5の間の領域)がカバー18によって覆われる。
以上の動作により搬送キャリア3のプラズマ処理部7への搬入とステージ13への載置が完了した後、プラズマ処理が実行される。まず、直流電源20から電極19に直流電圧を印可し、基板2を保持シート4を介して下部電極14の上面に静電吸着する。さらに、冷却機構21によって下部電極14による基板2の冷却を行う。また、プラズマ処理部7内を真空排気しつつ、プロセスガス供給部12からのプロセスガスをプロセスガス供給口11aからプラズマ処理部7内に噴出し、プラズマ処理部7を所定圧力に維持する。この状態で、高周波電源17から下部電極14に高周波電力を供給してプラズマ処理部7内にプラズマを発生させ、フレーム5の窓部18bから露出している基板2をプラズマ処理する。プラズマ処理中、保持シート4の露出部分とフレーム5はカバー18の本体18aで覆われるので、フレーム5へのプラズマ集中、保持シート4の熱変形、ガス化した粘着成分の再付着による対象物の汚染等が低減ないし緩和される。
プラズマ処理終了後、プラズマ処理部7内のプロセスガスの排気、除電等が実行された後、以下の動作により搬送キャリア3(基板2へのプラズマ処理が完了している)がプラズマ処理部7から搬出される。
まず、アクチュエータ28によりベース27が上昇駆動され、それによって図1に示すように高さ位置H1の位置関係であった突上げピン22と突上げロッド24が、図5に示すように高さ位置H3の位置関係まで上昇する。突上げピン22と突上げロッド24は高さ位置H3の位置関係で保持される。
続いて、図5参照すると、搬送キャリア3をプラズマ処理部7内から搬出するために、搬入出口7aのゲートバルブ10が開放され、搬送ロボット8の支持フォーク9(搬送キャリア3は載置されていない)が、搬送高さHhを維持したままで、搬入出口7aを通ってプラズマ処理部7内に進入する。支持フォーク9は突上げピン22の先端に保持された搬送キャリア3の下側を通り、ステージ13の上方に達する。
次に、アクチュエータ28によりベース27がさらに降下駆動され、それによって突上げピン22の先端と突上げロッド24の先端側のカバー18の下面18aが高さ位置H3の位置関係(図5)から高さ位置H2の位置関係(図4)まで降下する。突上げピン22と突上げロッド24は高さ位置H2の位置関係でいったん保持される。突上げピン22の先端は、高さ位置H2の位置関係まで降下すると、支持フォーク9の下面9c(搬送高さHh)よりも下方に位置する。この突上げピン22の降下により、まず搬送キャリア3が支持フォーク9のフィンガー部9bの上に載置され、さらに突上げピン22の先端が引き続いて降下することで、突上げピン22の先端が搬送キャリア3のフレーム5の下面から離れる。つまり、高さ位置H3の位置関係から高さ位置H2の位置関係まで突上げピン22が降下することにより、搬送キャリア3は突上げピン22から支持フォーク9に受け渡される。
搬送キャリア3が突上げピン22から支持フォーク9に受け渡された後、支持フォーク9は搬送高さHhを維持しつつ搬入出口7aを通ってプラズマ処理部7内から退出する。支持フォーク9の退出後、ゲートバルブ10が閉鎖される。最後に、アクチュエータ28によりベース27が降下駆動されて突上げピン22の先端と突上げロッド24の先端のカバー18の下面18fが高さ位置H2の位置関係から高さ位置H1の位置関係まで降下し、図1に示す初期状態に戻る。
以上の動作の繰り返しにより、複数の搬送キャリア3の基板2に対して順次プラズマ処理がなされる。
本実施形態のドライエッチング装置1では、搬送キャリア3を昇降させる突上げピン22と、カバー18を昇降させる突上げロッド24は基端側が共通のベース27に連結されている。そして、ベース27がアクチュエータ28により昇降駆動されることで、突上げピン22と突上げロッド24が一体的に昇降駆動される。つまり、搬送キャリア3を昇降させる突上げピン22とカバー18を昇降させる突上げロッド24とは、単一ないし共通のアクチュエータ28によって昇降駆動される。そのため、搬送キャリア3を昇降させるアクチュエータとは別に、カバー18を昇降させるために別のアクチュエータをさらに設ける必要がない。この点で、ドライエッチング装置1の構造が簡略化されている。また、単一のカバー18がプラズマ処理部7内に配置されるので、個々の搬送キャリア3毎にカバーを設ける必要がなく、高コスト化を回避できる。
図2、図4、及び図7を参照すると、本実施形態のドライエッチング装置1では、突上げロッド24の先端部の高さを突上げピン22の先端部の高さよりも先端位置差PDだけ高くしている(図2及び図7参照)。この先端位置差PDにより、高さ位置H2の位置関係において、カバー18の下面18fが搬送高さHhよりも上方で、突上げピン22の先端が搬送高さHhよりも下方となる(図4参照)。言い換えれば、突上げロッド24に支持されたカバー18の下面18fは、搬送キャリア3を支持する突上げピン22の先端部よりも、予め設定された高さ差PD’だけベース27からさらに離れた位置にある。そして、この高さ差PD’は、第2の高さ位置H2の位置関係で、カバー18の下面18fと突上げピン22の先端部との間に基板2を支持した搬送キャリア3を保持して支持フォーク9が通過可能な隙間(例えば5〜25mm程度)が形成されるように設定されている。要するに、これらの高さ差PD,PD’により、プラズマ処理部7への搬入出時の移動経路において、搬送キャリア5を保持した支持フォーク9がステージ13の上方領域に対して進退可能である。
(第2実施形態)
図7に示す本発明の第2実施形態に係るドライエッチング装置1では、突上げロッド24の先端はカバー18の被支持部18cに対して係脱可能である。具体的には、カバー18の被支持部18cの下面には、突上げロッド24の先端が嵌まり込むことができる嵌合穴18eが形成されている。突上げロッド24の先端は、高さ位置H1の位置関係では嵌合穴18eから外れており、嵌合穴18eの下側に間隔W3をあけて配置されている。高さ位置H1の位置関係から高さ位置H2の位置関係に上昇する途中、突上げロッド24の先端が嵌合穴18eに嵌まり込み、カバー18の被支持部18cを突き上げる。高さ位置H2の位置関係から高さ位置H3の位置関係までの間は、突上げロッド24の先端が嵌合穴18eに嵌まり込んだ状態を維持し、カバー18は突上げロッド24により下方から支持される。突上げロッド24が高さ位置H2の位置関係から高さ位置H1の位置関係まで降下する途中、被支持部18cの下面がテーブル部15の上面に載置された後に突上げロッド24の先端は嵌合穴18eから外れる。テーブル部15には、テーブル部15上に載置された搬送キャリア3にカバー18を覆う高さ位置で保持するための平面視で環状の載置部30が設けられている。
第2実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図8に示す本発明の第3実施形態に係るドライエッチング装置1では、第2実施形態と同様に突上げロッド24の先端はカバー18の被支持部18cに対して係脱可能である。第1及び第2実施形態における突上げロッド24は中実円柱状であるのに対し、本実施形態における突上げロッド24は円筒状であり軸線に軸線に延びる軸穴24aが形成されている。また、第2実施形態におけるカバー18には嵌合穴18e(図2及び図7参照)が設けられるのに対し、本実施形態におけるカバー18の被支持部18cには突上げロッド24の軸穴24aに対して係脱可能な突起18gが形成されている。第3実施形態のその他の構成及び作用は第2実施形態と同様である。
(第4実施形態)
前述のように、第1実施形態では、突上げロッド24の先端部の高さを突上げピン22の先端部の高さよりも先端位置差PDだけ高くすることで、突上げロッド24に支持されたカバー18の下面18fは、搬送キャリア33を支持する突上げピン22の先端部よりも、予め設定された高さ差PD’だけベース27からさらに離れた位置に設定している(図4参照)。
図9に示す本実施形態では、突上げロッド24の先端の高さを突上げピン22の先端の高さは実質的に同一であるが、カバー18の被支持部18cを部分的にカバー18の下面18fを超えて下方に大きく突出させている。このように、第1実施形態の先端位置差PDを採用しない場合であっても、カバー18の下面18fを搬送キャリア33を支持する突上げピン22の先端部よりも予め設定された高さ差PD’だけベース27からさらに離れた位置に設定できる。そして、この高さ差PD’により、高さ位置H2の位置関係において、カバー18の下面18fを搬送高さHhよりも上方とし、突上げピン22の先端を搬送高さHhよりも下方とできる。第4実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様である。
(第5実施形態)
第1実施形態の突上げロッド24は、ステージ13のテーブル部15の絶縁ブロック15aを貫通する第2穴25に挿入することで、テーブル部15を貫通している(例えば図2参照)。これに対し、図10に示す本実施形では、突上げロッド24はステージ13のテーブル部15の外側に配置されることで、ステージ13を貫通している。つまり、突上げロッド24は必ずしもステージ13に形成された穴に挿入する必要はない。
本発明は実施形態に限定されない。例えば、平行平板電極型のドライエッチング装置を例に本発明を説明したが、ICP方式や他方式のプラズマ処理装置にも本発明を適用できる。
1 ドライエッチング装置
2 基板
3 搬送キャリア
4 保持シート
5 フレーム
7 プラズマ処理部
7a 搬入出口
9 支持フォーク
9a 基部
9b フィンガー部
10 ゲートバルブ
11 上部電極
11a プロセスガス供給口
12 プロセスガス供給部
13 ステージ
14 下部電極
15 テーブル部
17 高周波電源
18 カバー
18a 本体
18b 窓部
18c 被支持部
18d 逃げ溝
18e 嵌合穴
18f 下面
18g 突起
19 電極
20 直流電源
21 冷却機構
22 突上げピン(第1の昇降部材)
23 第1穴
24 突上げロッド(第2の昇降部材)
24a 軸穴
25 第2穴
27 ベース
28 アクチュエータ
29 制御装置
30 載置部
Hh 搬送高さ
H1,H2,H2 高さ位置
PD 先端位置差(高さ差)
PD’ 高さ差

Claims (8)

  1. 対象物に対してプラズマ処理を行うプラズマ処理部と、
    前記対象物を保持した保持シートと、前記保持シートが取り付けられたフレームとを備え、前記プラズマ処理部に搬入出可能な搬送キャリアと、
    前記プラズマ処理部内に設けられ、前記搬送キャリアが載置され、前記対象物が前記保持シートを介して載置されて静電吸着される対象物載置部と、前記フレームが載置されるフレーム載置部とを備えるステージと、
    前記ステージの上方に配置され、前記フレーム載置部に載置された前記フレームと前記保持シートを覆うための本体と、前記本体に厚み方向に貫通するように形成された、前記対象物載置部に載置された前記対象物を露出させるための窓部とを備えるカバーと、
    前記ステージを貫通するように配置され、先端部が前記フレーム載置部から突出して前記フレームを支持し、それによって前記搬送キャリアを昇降させる第1の昇降部材と、
    前記ステージを貫通するように配置され、前記フレーム載置部より外側の領域で前記カバーを支持し、それによって前記カバーを昇降させる第2の昇降部材と、
    前記第1及び第2の昇降部材の基端側が直接又は間接的に連結されたベースと、
    前記ベースを昇降駆動して前記第1及び第2の昇降部材を一体的に昇降させる昇降駆動部と
    を備える、プラズマ処理装置。
  2. 前記第2の昇降部材に支持された前記カバーの下面は、前記搬送キャリアを支持する前記第1の昇降部材の先端部よりも、予め設定された高さ差だけ前記ベースからさらに離れた位置にある、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記搬送キャリアを保持して搬送する搬送高さ位置で前記プラズマ処理部に対して進入及び退出する搬送装置をさらに備え、
    前記高さ差は、前記搬送キャリアを昇降させる前記第1の昇降部材の前記先端部が前記搬送高さ位置より下方に位置し、前記カバーを支持して昇降させる前記第2の昇降部材の先端部が前記搬送高さ位置よりも上方に位置するときに、前記搬送装置が前記第2の昇降部材に支持された前記カバーに干渉することなく、前記搬送高さ位置で前記プラズマ処理部に対して進入及び退出可能となるように設定されている、請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記搬送キャリアを保持して搬送する搬送高さ位置で前記プラズマ処理部に対して進入及び退出する搬送装置をさらに備え、
    前記高さ差は、前記搬送キャリアを昇降させる前記第1の昇降部材の前記先端部が前記搬送高さ位置より下方に位置し、前記カバーを昇降させる前記第2の昇降部材で支持された前記カバーの下面が前記搬送高さ位置よりも上方に位置するときに、前記第1の昇降部材の先端部と前記カバーの下面との間を前記搬送装置が前記搬送高さ位置で前記プラズマ処理部に対して進入及び退出可能となるように設定されている、請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記第2の昇降部材の前記先端部は、前記カバーに対して係脱可能である請求項3に記載のプラズマ処理装置。
  6. 対象物に対してプラズマ処理を行うプラズマ処理部と、
    対象物を保持した保持シートと、前記保持シートが取り付けられたフレームとを備える搬送キャリアを保持して搬送する搬送高さ位置で前記プラズマ処理部に進入及び退出する搬送装置と、
    前記プラズマ処理部内に設けられ、前記搬送キャリアが載置されるステージと、
    前記ステージの上方に配置され、前記ステージに載置された前記フレームと前記保持シートを覆うための本体と、前記本体に厚み方向に貫通するように形成された、前記ステージに載置された前記対象物を露出させるための窓部とを備えるカバーと、
    前記ステージを貫通するように配置され、先端部が前記ステージから突出して前記フレームを支持し、それによって前記搬送キャリアを昇降させる第1の昇降部材と、
    前記ステージを貫通するように配置され、前記ステージから突出して前記カバーを支持し、それによって前記カバーを昇降させる第2の昇降部材と、
    前記第1及び第2の昇降部材の基端側が直接又は間接的に連結されたベースと
    を設け、
    昇降駆動装置が前記ベースを昇降駆動して前記第1及び第2の昇降部材を一体的に昇降させることで、前記搬送装置と前記第2の昇降部材との間の前記搬送キャリアの受け渡しと、前記搬送キャリアと前記ステージとの間の前記搬送キャリアの受け渡しとを実行する、
    プラズマ処理方法。
  7. 前記昇降駆動装置は、ベースを昇降駆動して前記第1及び第2の昇降部材を、第1の高さ位置、第2の高さ位置、及び第3の高さ位置に一体的に昇降させ、
    前記第1の高さ位置では、前記第1の昇降部材の前記先端部は前記ステージから突出せず前記第2の昇降部材は前記カバーを前記ステージ上に配置させ、
    前記第2の高さ位置では、前記第1の昇降部材の前記先端部が前記搬送高さ位置より下方に位置し、前記第2の昇降部材で支持された前記カバーの下面が前記搬送高さ位置よりも上方に位置し、
    前記第3の高さ位置では、前記第1の昇降部材の前記先端部と前記第2の昇降部材に支持された前記カバーの両方が前記搬送高さよも上方に位置する、請求項6に記載のプラズマ処理方法。
  8. 前記昇降駆動部が前記ベースを上昇させて前記第1及び第2の昇降部材を第1の高さ位置から第2の高さ位置まで一体的に上昇させ、
    前記搬送装置が前記搬送キャリアを保持して前記搬送高さ位置で前記プラズマ処理部内の前記ステージの上方まで進入し、
    前記昇降駆動部が前記ベースを上昇させて前記第1及び第2の昇降部材を前記第2の高さ位置から第3の高さ位置まで上昇させて、前記搬送キャリアを前記搬送装置から前記第1の昇降部材の先端部に受け渡させ、
    前記搬送装置が前記搬送キャリアを前記プラズマ処理部から退出させ、
    前記昇降駆動部が前記ベースを降下させて前記第1及び第2の昇降部材を前記第3の高さ位置から前記第1の高さ位置まで降下させて、前記搬送キャリアを前記ステージ上に配置して前記本体で前記フレームと前記保持シートを覆い、
    前記プラズマ処理部内にプラズマを発生させて前記対象物をプラズマ処理する、請求項7に記載のプラズマ処理方法。
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