JP2014163492A - 遠心シュー式クラッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の操作によりクラッチの接続回転数を変更することが可能な遠心シュー式クラッチを提供する。
【解決手段】回転軸に軸支されたドライブプレートと、このドライブプレートに一端が揺動可能に支持されるとともに他端がスプリング93の弾性力に抗するように遠心力により開いてアウタドラム42に接するクラッチシュー92とを備えた発進用クラッチ16において、スプリング93の一端がクラッチシュー92に連結されるとともに他端がカムベース部材94に連結され、このカムベース部材94が、運転者の操作に応じてクラッチシュー92側に対して回動可能に構成される。
【選択図】図7

Description

本発明は、運転者の操作に応じてクラッチ接続回転数を可変とした遠心シュー式クラッチに関する。
遠心クラッチとしては、クランク軸に取付けられた入力側のクラッチインナに一対の支軸が設けられ、これらの支軸にそれぞれ円弧形状のアームが揺動可能に支持され、出力側のクラッチアウタの筒部の内周面に近接するように上記アームの外周面に取付けられたシューが配置され、2つのアームが縮径する方向にアーム同士がコイルスプリングで連結されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
アームが所定の回転数に達すると、遠心力で半径方向外側に移動し、シューがクラッチアウタの筒部を押圧するため、アームとクラッチアウタとの相対回転が無くなり、クラッチが接続状態になる。
実開昭60−34125号公報
特許文献1では、遠心クラッチの接続回転数は、コイルスプリングのばね定数によって決まるため、常に一定であるが、例えば、運転者の操作によりクラッチの接続回転数を可変にして使い勝手、乗り心地の向上を図ることが望まれている。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、運転者の操作によりクラッチの接続回転数を変更することが可能な遠心シュー式クラッチを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、回転軸(11)に軸支されたドライブプレート(41)と、このドライブプレート(41)に一端が揺動可能に支持されるとともに他端がばね(93)の弾性力に抗するように遠心力により開いてクラッチハウジング(42)に接するクラッチシュー(92)とを備えた遠心シュー式クラッチにおいて、前記ばね(93)の一端が前記クラッチシュー(92)に連結されるとともに他端がばね取付け部材(94)に連結され、このばね取付け部材(94)が、運転者の操作に応じて前記クラッチシュー(92)側に対して回動可能に構成されることを特徴とする。
この構成によれば、ばねのセット荷重を変化させることで、クラッチ接続回転数を運転者の意志に応じて変化させることができ、車両の使い勝手、乗り心地を向上させることができる。
上記構成において、前記運転者の操作は、スロットル操作部材(102)に連結された操作ケーブル(104)により行われるようにしても良い。この構成によれば、運転者のスロットル操作に連動する構造のため、運転者に特別な操作を強いることが無く、また、構造を複雑にすることを防止しつつ運転者の意志に応じて使い勝手、乗り心地の向上を図ることができる。
また、上記構成において、遠心シュー式クラッチは、オイルにより潤滑される部位に配置される湿式クラッチであっても良い。この構成によれば、クラッチシューをオイルにより冷却できるため、クラッチシューの発熱を防止して耐久性を高めることができる。
また、上記構成において、前記ばね取付け部材は、筒状のカムベース部材(94)であり、このカムベース部材(94)の端面に設けられるとともにカムベース部材(94)にスライド可能に支持されたカムプレート(96)と、前記ドライブプレート(41)との間に前記カムベース部材(94)が挟まれて配置され、前記カムベース部材(94)と前記カムプレート(96)との対向位置に設けられたカム部(94a,96b)により前記カムプレート(92)の軸方向移動が前記カムベース部材(94)の回動に変換されるようにしても良い。この構成によれば、カムベース部材を筒状として小型化し、このカムベース部材の半径方向外側にばねを配置すれば、ばねの両端のフックを配置しやすくなり、小型、コンパクトにできる。また、オイルを筒状部をガイドとして遠心シュー式クラッチの各部に導き、潤滑性を良くして遠心シュー式クラッチの耐久性を向上させることができる。
また、上記構成において、前記カムベース部材(94)には、前記カム部(94a)の外周に囲いリブ(94b)が設けられるようにしても良い。この構成によれば、囲いリブによりオイルをカム部から漏れ出るのを抑制することができ、位置決めとしての嵌合構造を構成しながら、カム部の耐久性向上を図ることができる。
また、上記構成において、前記ばね(93)は、前記クラッチシュー(92)と、このクラッチシュー(92)の半径方向内側に配置された前記カムベース部材(94)との間に配置されるようにしても良い。この構成によれば、ばねの両端部をクラッチシューとカムベース部材とに連結しやすくすることができ、また、クラッチシューとカムベース部材との間の空間を有効利用してコンパクト化を図ることができる。
本発明は、ばねの一端がクラッチシューに連結されるとともに他端がばね取付け部材に連結され、このばね取付け部材が、運転者の操作に応じてクラッチシュー側に対して回動可能に構成されるので、ばねのセット荷重を変化させることで、クラッチ接続回転数を運転者の意志に応じて変化させることができ、車両の使い勝手、乗り心地を向上させることができる。
また、運転者の操作は、スロットル操作部材に連結された操作ケーブルにより行われるので、運転者のスロットル操作に連動する構造のため、運転者に特別な操作を強いることが無く、また、構造を複雑にすることを防止しつつ運転者の意志に応じて使い勝手、乗り心地の向上を図ることができる。
また、遠心シュー式クラッチは、オイルにより潤滑される部位に配置される湿式クラッチであるので、クラッチシューをオイルにより冷却できるため、クラッチシューの発熱を防止して耐久性を高めることができる。
また、ばね取付け部材は、筒状のカムベース部材であり、このカムベース部材の端面に設けられるとともにカムベース部材にスライド可能に支持されたカムプレートと、ドライブプレートとの間にカムベース部材が挟まれて配置され、カムベース部材とカムプレートとの対向位置に設けられたカム部によりカムプレートの軸方向移動がカムベース部材の回動に変換されるので、カムベース部材を筒状として小型化し、このカムベース部材の筒状部の半径方向外側にばねを配置すれば、ばねの両端のフックを配置しやすくなり、小型、コンパクトにできる。また、オイルを筒状部をガイドとして遠心シュー式クラッチの各部に導き、潤滑性を良くして遠心シュー式クラッチの耐久性を向上させることができる。
また、カムベース部材には、カム部の外周に囲いリブが設けられるので、囲いリブによりオイルをカム部から漏れ出るのを抑制することができ、位置決めとしての嵌合構造を構成しながら、カム部の耐久性向上を図ることができる。
また、ばねは、クラッチシューと、このクラッチシューの半径方向内側に配置されたカムベース部材との間に配置されるので、ばねの両端部をクラッチシューとカムベース部材とに連結しやすくすることができ、また、クラッチシューとカムベース部材との間の空間を有効利用してコンパクト化を図ることができる。
本発明の一実施形態の発進用クラッチ(遠心シュー式クラッチ)を備えるエンジンを示す側面図である。 図1のII−II線断面図である。 発進用クラッチを示す断面図である。 発進用クラッチを示す正面図である。 発進用クラッチの作用を示す第1作用図である。 発進用クラッチの作用を示す第2作用図である。 発進用クラッチの作用を示す第3作用図である。 エンジンのエンジン回転数、エンジントルク及び発進用クラッチの伝達トルクを示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態の発進用クラッチ(遠心シュー式クラッチ)16を備えるエンジン10を示す側面図である。
エンジン10は、クランク軸11を回転可能に支持するクランクケース12と、このクランクケース12の一端部からほぼ水平に延びるシリンダ部13とを備え、クランクケース12の他端部側に変速機14が付設されている。
クランクケース12内には、クランク軸11に設けられた遠心シュー式クラッチとしての発進用クラッチ16と、クランク軸11に平行になるようにクランクケース12に回転可能に支持されたメイン軸17と、このメイン軸17に設けられた多板式の変速用クラッチ18とを備える。
シリンダ部13は、クランクケース12の端部に順に取付けられたシリンダブロック21、シリンダヘッド22、ヘッドカバー23からなり、シリンダヘッド22の上部に吸気装置、下部に排気装置が接続される。
変速機14は、メイン軸17と、このメイン軸17に平行になるようにクランクケース12に回転可能に支持されたカウンタ軸26と、先端部にキックペダルが取付けられるキックスタータスピンドル27とを備える。メイン軸17とカウンタ軸26とは、複数の変速ギアからなるギア列が噛み合うことで変速・動力伝達が可能であり、カウンタ軸26の端部に設けられるドライブスプロケットから外部に動力が出力される。キックスタータスピンドル27に取付けられるキックペダルをキックすることでクランク軸11が回転し、エンジンの始動が可能になる。
図中の符号33はクランクケース12の上部に取付けられたスタータモータ、34はオイルレベルゲージ、35は点火プラグキャップである。
図2は、図1のII−II線断面図である。
発進用クラッチ16は、クランク軸11の先端部にスプライン結合された入力側のドライブプレート41と、出力側のアウタドラム42とを備える。なお、発進用クラッチ16については、図3にて詳述する。アウタドラム42には、クランク軸11の外周面に回転可能に嵌合された出力スリーブ43が取付けられ、この出力スリーブ43にドライブギア44が取付けられている。
メイン軸17には、滑り軸受46を介して入力側ギア47が回転可能に取付けられ、この入力側ギア47に変速用クラッチ18が取付けられている。入力側ギア47は、クランク軸11側のドライブギア44に噛み合っている。
変速用クラッチ18は、入力側ギア47に取付けられた入力側のアウタ部材51と、このアウタ部材51に複数の摩擦板52及び複数の摩擦板53を介して接続可能とされる出力側のセンタ部材54と、このセンタ部材54のアウタ部材51側に対向するように配置されて摩擦板52,53をセンタ部材54と共に挟持可能なプレッシャプレート56と、このプレッシャプレート56からメイン軸17の軸方向外側に突出する複数のボス部56aにボルト57で取付けられたリフタプレート58と、センタ部材54及びリフタプレート58のそれぞれの間に圧縮されつつ配置されて摩擦板52,53を所定荷重で密着させる皿ばね61とから構成されている。
摩擦板52の外周部は筒状のアウタ部材51の内周部にスプライン結合され、摩擦板53の内周部はセンタ部材54の外周部にスプライン結合されている。また、センタ部材54の内周部はメイン軸17にスプライン結合されている。図の状態では、皿ばね61に発生する荷重により、摩擦板52と摩擦板53とがセンタ部材54とプレッシャプレート56とに挟まれて変速用クラッチ18が接続された状態にあり、入力側ギア47側の動力は、アウタ部材51からセンタ部材54に伝わり、メイン軸17が回転する。
発進用クラッチ16及び変速用クラッチ18は、クランクケース12の一部を構成するクランクケースカバー64で覆われ、このクランクケースカバー64に、変速時に変速用クラッチ18を断続する断続機構66が設けられている。
断続機構66は、クランクケースカバー64にナット67で取付けられた支軸68と、この支軸68の一端部に挿入されるとともにクランクケースカバー64に回り止めされたリフタベース部材71と、このリフタベース部材71から支軸68の軸方向に延びる筒部材72に軸方向移動可能及び回動可能に支持されたリフタカム73と、これらのリフタベース部材71及びリフタカム73のそれぞれに挟持されたボール組立体74とを備える。
リフタカム73は、支軸68の軸方向に膨出する軸部73aが形成され、この軸部73aが、ベアリング76を介して変速用クラッチ18のリフタプレート58を支持している。ボール組立体74は、周方向に配置された複数のボールをリテーナで保持する構造を有し、ボールは、リフタベース部材71及びリフタカム73にそれぞれ形成されたカム溝に配置されている。なお、図中の符号81,82はクランク軸11、メイン軸17を支持するためにクランクケース12に取付けられたベアリング、83はクランク軸11の近傍のクランクケース12の側面に取付けられたオイルポンプである。
断続機構66において、変速時にリフタカム73を筒部材72回りに回動させると、リフタカム73に形成されたカム山が、カム溝に位置するボールを乗り越えるように回動するため、リフタカム73は筒部材72の軸方向内側へ移動する。この結果、リフタカム73は、ベアリング76を介して変速用クラッチ18のリフタプレート58を皿ばね61の弾性力に抗して軸方向内側に押圧するため、センタ部材54と共に摩擦板52,53を挟持していたプレッシャプレート56も軸方向に移動して押圧力が弱まる、又は無くなり、変速用クラッチ18が切れて動力が伝わらない状態になる。このように変速用クラッチ18が切れた状態で図示せぬ変速機構により変速動作が行われる。変速動作が終了すれば、リフタカム73が元の位置に戻り、変速用クラッチ18は再び接続された状態になる。
図3は、発進用クラッチ16を示す断面図である。
発進用クラッチ16は、入力側に設けられたドライブプレート41と、このドライブプレート41からクランク軸11の軸方向に延びるように取付けられた複数の支軸91と、これらの支軸91にそれぞれ回動可能に支持されたクラッチシュー92と、このクラッチシュー92を囲むようにカップ状に形成された出力側のアウタドラム42と、クラッチシュー92にスプリング93を介して連結されるとともにドライブプレート41の内周部に結合された筒状のカムベース部材94と、このカムベース部材94の端部にスライド可能に嵌合されたカムプレート96とを備える。
また、発進用クラッチ16は、車両のハンドル101に回動可能に取付けられたスロットルグリップ102から延びるスロットルケーブル103とは別にスロットルグリップ102から延びるクラッチ操作ケーブル104と、このクラッチ操作ケーブル104の先端部に連結された円板106と、この円板106に取付けられるとともにクランクケースカバー64に回動可能に支持された回動軸107と、この回動軸107に形成された切欠き部107aの外周縁部107bに一端が当てられるとともにクランクケースカバー64に移動可能に設けられたプッシュロッド108と、クランクケースカバー64に移動可能に設けられるとともに一端面にプッシュロッド108が当てられ且つ他端面でベアリング111を介してカムプレート96を支持するスライド部材112とを備える。
上記のスロットルグリップ102、クラッチ操作ケーブル104、円板106、回動軸107、プッシュロッド108、スライド部材112、ベアリング111、カムプレート96、カムベース部材94は、スロットル操作によりスプリング93の一端を移動させてスプリング93で発生する荷重を連続して可変にする(大きくする)スプリング荷重可変機構113を構成している。
ドライブプレート41の内周部に設けられた筒部41aと、出力スリーブ43の端部に形成された筒部43aとの間には一方向クラッチ115が設けられている。ドライブプレート41には複数のボルト116でそれぞれカラー117を介してサイドプレート118が取付けられている。カラー117は、筒状の胴部117aと、この胴部117aの一端に一体に形成された鍔部117bとからなる。アウタドラム42は、出力スリーブ43のフランジ部43bに取付けられたドーナツ板状のディスク部42aと、このディスク部42aの外周縁からクランク軸11の軸方向に一体に延びる筒部42bとからなり、筒部42bの半径方向内側に複数のクラッチシュー92が配置されている。クラッチシュー92は、複数のプレートが重ねられたウエイト部92aと、このウエイト部92aの外周面に取付けられたクラッチライニング92bとからなる。スプリング93は、ドライブプレート41の回転に伴ってクラッチシュー92に遠心力が発生したときにその遠心力を支える部材であり、スプリング93の弾性力は、クラッチシュー92の重量、アウタドラム42の内径とクラッチライニング92bとの隙間等と共に発進用クラッチ16の接続回転数を決定する。スプリング荷重可変機構113では、スプリング93の弾性力、即ち荷重を変化させることで発進用クラッチ16の接続回転数を変化させることが可能である。
カムベース部材94は、一端面に、ベース側カム94aと、このベース側カム94aを囲む筒状の囲いリブ94bとが形成され、他端部の外周面にスプリング93の一端部が取付けられる複数のスプリング取付け部94cが形成されている。尚、囲いリブ94bは、後述するストッパ機能を備える。
カムプレート96は、一端面に、プレート側カム96bと、このプレート側カム96bを囲むように形成されてカムベース部材94の囲いリブ94bが嵌合される囲い溝96cと、この囲い溝96cを更に囲むように形成された筒状の外周リブ96dと、この外周リブ96dから半径方向外側に延びる複数の径方向延出部96gとを備え、他端面にベアリング111が嵌合するように中央部に形成された凸部96eを備え、この凸部96eを通って軸方向に貫通するオイル通路96fが形成されている。径方向延出部96gにはカラー117が挿入され、カムベース部材94及びカラー117に対してカムプレート96が移動可能に支持され、且つカムプレート96は、スプリング93によりカムベース部材94からクランク軸11の軸方向に離れる側に付勢されている。カラー117の鍔部117bは、カムプレート96の回動軸107側への移動を規制するストッパになっている。
クランクケースカバー64は、回動軸107の周囲にオイルポンプ83(図2参照)に通じるオイル通路64aを備える。回動軸107は、クランクケースカバー64にクランク軸11の軸方向に直交するように開けられた軸挿通穴64bに回動可能に挿入されている。プッシュロッド108は、クランクケースカバー64にクランク軸11の軸方向に延びるように開けられたロッド挿通穴64cに移動可能に挿入され、クランクケースカバー64のオイル通路64aに連通する環状のオイル溝108aと、このオイル溝108aに連通するとともに軸方向に延びるオイル通路108bとを備える。スライド部材112は、クランクケースカバー64にクランク軸11の軸方向に延びるように開けられたスライド穴64dに移動可能に挿入され、プッシュロッド108側に突出してプッシュロッド108によって押圧される押圧部112aと、クランク軸11の軸方向に延びるとともにプッシュロッド108のオイル通路108bに連通するオイル通路112bとが形成されている。ベアリング111は、外輪がスライド部材112に嵌合され、内輪がカムプレート96に嵌合されている。
図4は、発進用クラッチ16を示す正面図である。
ドライブプレート41は、3本の支軸91が設けられ、これらの支軸91にそれぞれクラッチシュー92が揺動可能に支持されている。クラッチシュー92のウエイト部92aはその全体がほぼ円弧形状であり、円弧状とされた外周面にクラッチライニング92bが貼り付けられ、エンジンが運転されていない状態、即ちドライブプレート41が回転しない状態では、クラッチライニング92bの外周面とアウタドラム42の筒部42bの内周面とには所定の隙間Cを有している。また、ドライブプレート41には、支軸91と同じ向きに延びるように複数の支持ピン121が取付けられ、これらの支持ピン121にゴム製のダンパ部材122がそれぞれ嵌められている。ダンパ部材122は、クラッチシュー92のウエイト部92aの内周部に形成された切欠き部92cに嵌められ、ダンパ部材122によってクラッチシュー92が揺動する際の振動(ジャダー)を抑制する。
スプリング93は、両端がそれぞれフック状に形成された引張コイルばねであり、一端がクラッチシュー92のウエイト部92aに開けられたスプリング取付け穴92dに掛けられ、他端がカムベース部材94のスプリング取付け部94cに開けられたスプリング取付け穴94dに掛けられている。
カムベース部材94は、囲いリブ94b(図3参照)の周方向に等間隔に形成された複数の切欠き部94hを備え、カムプレート96は、外周リブ96d(図3参照)に上記の切欠き部94hに対応するように周方向に等間隔に形成された複数の受け部96hを備え、切欠き部94hが受け部96hに当てられてカムプレート96に対するカムベース部材94の一方向(図では時計回り)の回動が規制されている。即ち、囲いリブ94bは、カムベース部材94のストッパとして機能し、引張コイルばね93の引張力を切欠き部94hと受け部96hとで受け止めている。従って、ドライブプレート41が回転しない状態では、スプリング93は自由長に対して延ばされた状態にあり、所定のセット荷重(取付時荷重)が発生している。このときの3本のスプリング93のセット長をそれぞれLSとする。
以上に述べた発進用クラッチ16の作用を次に説明する。
図5は、発進用クラッチ16の作用を示す第1作用図である。図5(A)はスプリング荷重可変機構113を作動させる前の状態を示す図、図5(B)はスプリング荷重可変機構113を作動させた状態を示す図である。
図5(A)に示すように、エンジンが運転中は、オイルポンプから矢印Aで示すように、クランクケースカバー64内に形成されたオイル通路64aにオイルが供給され、更にオイルは、矢印Bで示すように、プッシュロッド108内のオイル溝108a、オイル通路108bを通り、矢印Dで示すように、スライド部材112内のオイル通路112bからベアリング111内を通ってカムプレート96内のオイル通路96f内に流れ、更にオイル通路96f内から矢印Eで示すようにカムベース部材94内の空間に流れ込む。オイルは、カムベース部材94内では、矢印F,Fで示すように流れて、例えばカムベース部材94のベース側カム94a、カムプレート96のプレート側カム96b間やクラッチシュー92(図3参照)、アウタドラム42(図3参照)間等を潤滑する。
オイルが、ベース側カム94a、プレート側カム96b間に供給されたときには、オイルが、囲いリブ94b、外周リブ96dによって半径方向外側に漏れ出るのを抑制することができ、ベース側カム94a、プレート側カム96b間の摺動を滑らかにすることができ、耐久性を向上させることができる。
以上のように、発進用クラッチ16は、オイルにより潤滑される部位に配置された湿式クラッチであり、オイルによって潤滑・冷却される。
図5(B)に示すように、車両が停止した状態で、スロットルグリップ102(図3参照)を操作し、エンジンの吸気装置に設けられたスロットルバルブの開度を開けてエンジン回転数を上昇させると、スロットルグリップ102の操作に伴ってクラッチ操作ケーブル104が矢印Gで示すように引かれて、円板106が矢印Hで示すように回動し、回動軸107が矢印Jで示すように回動する。この結果、回動軸107の外周縁部107bにプッシュロッド108が押圧されて矢印Kで示すようにスライド部材112と共に移動し、ベアリング111と共にカムプレート96が矢印Mで示すように移動する。この図に示した動作状態でも、図5(A)に示したのと同様に、各部にオイルが供給されている。
図6は、発進用クラッチ16の作用を示す第2作用図である。図6(A)はカムベース部材94に対してカムプレート96が作動する前の状態を示す図、図6(A)はカムベース部材94に対してカムプレート96が作動した状態を示す図であり、図6(A),(B)共に、便宜上、周方向に形成されたカムベース部材94のベース側カム94aとカムプレート96のプレート側カム96bとを直線的に展開して示している。
図6(A)に示すように、カムベース部材94のベース側カム94aは、複数のカム山94yと、これらのカム山94y,94y間に形成された複数のカム溝94mとを備える。同様に、カムプレート96のプレート側カム96bは、複数のカム山96yと、これらのカム山96y,96y間に形成された複数のカム溝96mとを備える。
また、カムベース部材94には、囲いリブ94bに切欠き部94hが形成され、カムプレート96には、切欠き部94h(詳しくは切欠き部94hの側面)が当てられる受け部96hが形成されている。
カム山94yは、カム溝94mの底面94nに対して傾斜した斜面94uと、この斜面94uの縁から底面94nと平行に延びる頂面94vと、この頂面94vの縁から頂面94vと直交するように底面94nまで延びる垂直面94wとを備える。底面94n及び頂面94vは、クランク軸11(図3参照)の軸方向に直交する方向に延びている。同様に、カム山96yは、カム溝96mの底面96nに対して傾斜した斜面96uと、この斜面96uの縁から底面96nと平行に延びる頂面96vと、この頂面96vの縁から頂面96vと直交するように底面96nまで延びる垂直面96wとを備える。底面96n及び頂面96vは、クランク軸11(図3参照)の軸方向に直交する方向に延びている。
スプリング荷重可変機構113(図5(A)参照)が作動していない状態では、ベース側カム94aとプレート側カム96bとはわずかに接するかあるいは接していない。なお、図中のδは、ベース側カム94aの斜面94u、頂面94v間の角部94xと、プレート側カム96bの斜面96u、頂面96v間の角部96xとのクランク軸11に直交する方向の距離、即ち角部94x,96x間の周方向の距離である。
ここで、図の状態から、白抜き矢印で示すようにカムプレート96をクランク軸11(図3参照)の軸方向にカムベース部材94側へ移動させると、カムプレート96の斜面96uがカムベース部材94の斜面94uに当たり、更に移動させると、図6(B)に示したように、カムベース部材94は、白抜き矢印で示したように、カムプレート96と直交する方向に移動する。即ち、カムベース部材94は回動する。このように、カムベース部材94及びカムプレート96は、カムプレート96の直線運動をカムベース部材94の回動運動に変換する変換機構を構成している。図6(A)に示したように、距離δを設けることで、カムプレート96がカムベース部材94に当たった直後からカムベース部材94を回動させることができる。
図7は、発進用クラッチ16の作用を示す第3作用図である。
カムベース部材94が、スロットルグリップ102(図3参照)の回動角度に応じて、ドライブプレート41、クラッチシュー92に対して矢印Pで示すように回動すると、切欠き部94hは受け部96hから離れるとともに、カムベース部材94のスプリング取付け部94cの回動によりスプリング93が、矢印Qの方向に伸びる。即ち、スプリング93の取付け長LTは、図4に示したセット長LSによりも大きくなる。しかも、取付け長LTは、セット長LSに対してスロットルグリップ102の回動角度に応じて連続的に大きくなる。従って、セット長LSのときよりも取付け長LTの方が、遠心力に抗してクラッチシュー92をより大きな力で引くことになり、クラッチシュー92がアウタドラム42に接触してクラッチが接続される接続回転数を高回転側へ連続的に変化させることができる。
図8は、エンジン回転数、エンジントルク及び発進用クラッチの伝達トルクを示すグラフである。
グラフ中の二点鎖線は、スプリング荷重可変機構113(図3参照)を備えておらず、スプリング93のセット長LSが変更できない比較例の発進用クラッチの伝達トルクを示す。また、エンジントルクの他に、実線はスプリング93がセット長LSから伸びて取付け長LTとなったときの実施例(本実施形態)の発進クラッチの伝達トルクを示す。
比較例の場合は、クラッチが接続される回転数、即ちクラッチイン回転数はR1であり、そのクラッチイン回転数R1からエンジン回転数の増加とともに発進用クラッチの伝達トルクは次第に上昇し、発進用クラッチが完全に接続されて車両が発進し始めるクラッチストール回転数R3に至る。上記のクラッチイン回転数R1は固定されている。
これに対して実施例の場合は、運転者の意志によりスロットルグリップを回動させてセット長LSに対して取付け長LTを自由に変化させることができ、クラッチイン回転数をR1からより高いR2に変更することができる。更に、スロットルグリップを回動させて、クラッチイン回転数R2からエンジン回転数を増加させることで発進用クラッチ16の伝達トルクは次第に上昇し、クラッチストール回転数R4で発進用クラッチ16を完全に接続することができる。
このように、実施例では、矢印で示したように、クラッチイン回転数を連続的に上昇させて高い回転数に変更することができるとともにトルク伝達の回転数を変更できるため、例えば、素早い発進が可能になり、運転者の好みに応じて使い勝手を向上させることができ、また、発進時に運転者の好む乗り心地を得ることができ、乗り心地を向上させることもできる。
上記の図3、図4及び図7に示したように、回転軸としてのクランク軸11に軸支されたドライブプレート41と、このドライブプレート41に一端が揺動可能に支持されるとともに他端がスプリング93の弾性力に抗するように遠心力により開いてクラッチハウジングとしてのアウタドラム42に接するクラッチシュー92とを備えた遠心シュー式クラッチとしての発進用クラッチ16において、スプリング93の一端がクラッチシュー92に連結されるとともに他端がばね取付け部材としてのカムベース部材94に連結され、このカムベース部材94が、運転者の操作に応じてクラッチシュー92側に対して回動可能に構成される。
この構成によれば、スプリング93のセット長LSを変化させ、セット荷重を変化させることで、クラッチ接続回転数を運転者の意志に応じて変化させることができ、車両における運転者の好みに応じた使い勝手、乗り心地を向上させることができる。
また、図3に示したように、運転者の操作は、スロットル操作部材としてのスロットルグリップ102に連結された操作ケーブルとしてのクラッチ操作ケーブル104により行われるので、運転者のスロットル操作に連動する構造のため、運転者に特別な操作を強いることが無く、また、構造を複雑にすることを防止しつつ運転者の意志に応じて使い勝手、乗り心地の向上を図ることができる。
また、図3及び図5に示したように、発進用クラッチ16は、オイルにより潤滑される部位に配置される湿式クラッチであるので、クラッチシュー92をオイルにより冷却できるため、クラッチシュー92の発熱を防止して耐久性を高めることができる。
また、図3、図5、図6及び図7に示したように、ばね取付け部材は、筒状のカムベース部材94であり、このカムベース部材94の端面に設けられるとともにカムベース部材94にスライド可能に支持されたカムプレート96と、ドライブプレート41との間にカムベース部材94が挟まれて配置され、カムベース部材94とカムプレート96との対向位置に設けられたカム部としてのベース側カム94a、プレート側カム96bによりカムプレート96の軸方向移動がカムベース部材94の回動に変換されるので、カムベース部材94を筒状として小型化し、このカムベース部材94の半径方向外側にスプリング93を配置すれば、スプリング93の両端のフックを配置しやすくなり、小型、コンパクトにできる。また、オイルをカムベース部材94の筒状部をガイドとして発進用クラッチ16の各部に導き、潤滑性を良くして発進用クラッチ16の耐久性を向上させることができる。
また、図3に示したように、カムベース部材94には、ベース側カム94aの外周に囲いリブ94bが設けられるので、囲いリブ94bによりオイルをベース側カム94aから漏れ出るのを抑制することができ、位置決めとしての嵌合構造を構成しながら、ベース側カム94a、プレート側カム96bの耐久性向上を図ることができる。
また、図4に示したように、スプリング93は、クラッチシュー92と、このクラッチシュー92の半径方向内側に配置されたカムベース部材94との間に配置されるので、スプリング93の両端部をクラッチシュー92とカムベース部材94とに連結しやすくすることができ、組立しやすくすることができる。また、クラッチシュー92とカムベース部材94との間の空間を有効利用してコンパクト化を図ることができ、発進用クラッチ16を小型にすることができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、上記実施形態において、図3に示したように、スロットルグリップ102を操作することにより、カムプレート96の軸方向移動をカムベース部材94の回動に変換したが、これに限らず、スロットルグリップ102から延びるスロットルケーブル103に接続されるスロットルボディのスロットル開度センサの出力信号を利用して、サーボモータの回転を制御し、このサーボモータでカムベース部材94に相当する部品を回動させるようにしても良い。また、遠心シュー式クラッチは、湿式に限らず乾式の遠心シュー式クラッチへ適用することも可能である。
本発明は、エンジン10が搭載される自動二輪車に適用する場合に限らず、自動二輪車以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。
11 クランク軸(回転軸)
16 発進用クラッチ(遠心シュー式クラッチ)
41 ドライブプレート
42 アウタドラム(クラッチハウジング)
92 クラッチシュー
93 スプリング(ばね)
94 カムベース部材(ばね取付け部材)
94a ベース側カム(カム部)
94b 囲いリブ
96 カムプレート
96b プレート側カム(カム部)
102 スロットルグリップ(スロットル操作部材)
104 クラッチ操作ケーブル(操作ケーブル)

Claims (6)

  1. 回転軸(11)に軸支されたドライブプレート(41)と、このドライブプレート(41)に一端が揺動可能に支持されるとともに他端がばね(93)の弾性力に抗するように遠心力により開いてクラッチハウジング(42)に接するクラッチシュー(92)とを備えた遠心シュー式クラッチにおいて、
    前記ばね(93)の一端が前記クラッチシュー(92)に連結されるとともに他端がばね取付け部材(94)に連結され、このばね取付け部材(94)が、運転者の操作に応じて前記クラッチシュー(92)側に対して回動可能に構成されることを特徴とする遠心シュー式クラッチ。
  2. 前記運転者の操作は、スロットル操作部材(102)に連結された操作ケーブル(104)により行われることを特徴とする請求項1に記載の遠心シュー式クラッチ。
  3. オイルにより潤滑される部位に配置される湿式クラッチであることを特徴とする請求項1又は2に記載の遠心シュー式クラッチ。
  4. 前記ばね取付け部材は、筒状のカムベース部材(94)であり、このカムベース部材(94)の端面に設けられるとともにカムベース部材(94)にスライド可能に支持されたカムプレート(96)と、前記ドライブプレート(41)との間に前記カムベース部材(94)が挟まれて配置され、前記カムベース部材(94)と前記カムプレート(96)との対向位置に設けられたカム部(94a,96b)により前記カムプレート(92)の軸方向移動が前記カムベース部材(94)の回動に変換されることを特徴とする請求項3に記載の遠心シュー式クラッチ。
  5. 前記カムベース部材(94)には、前記カム部(94a)の外周に囲いリブ(94b)が設けられることを特徴とする請求項4に記載の遠心シュー式クラッチ。
  6. 前記ばね(93)は、前記クラッチシュー(92)と、このクラッチシュー(92)の半径方向内側に配置された前記カムベース部材(94)との間に配置されることを特徴とする請求項4又は5に記載の遠心シュー式クラッチ。
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