JP2014163457A - 自動変速機の油圧供給装置 - Google Patents

自動変速機の油圧供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】より簡易な構成で再始動時の油圧の立ち上がり応答性を向上させると共に、高圧なライン圧の余剰の作動油を回生するようにした自動変速機の油圧供給装置を提供する。
【解決手段】エンジン14に接続される第1油圧ポンプ10と油圧アクチュエータ22とを接続する第1油路24に供給される作動油の圧力をライン圧に調圧する第1レギュレータバルブ26と、電動モータ20に接続される第2油圧ポンプ12と第1油路を接続する第2油路30と、第1レギュレータバルブから排出される作動油を第2油圧ポンプに供給する第3油路32に介挿され、第3油路32に排出される作動油の圧力をライン圧よりも低圧に調圧する第2レギュレータバルブ34と、第2油圧ポンプから油圧アクチュエータへの作動油の供給を許容する第1チェックバルブ50と、第2レギュレータバルブから第2油圧ポンプへの作動油の供給を許容する第2チェックバルブ52を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は自動変速機の油圧供給装置に関する。
交差点の赤信号での停止時に所定の条件が成立したときのアイドリングストップ制御において搭載される内燃機関を停止させる場合に備え、内燃機関で駆動される油圧ポンプに加え、電動モータで駆動される電動油圧ポンプを備えて内燃機関の再始動時の油圧の立ち上がり応答性を向上させることが知られている。
しかしながら、電動油圧ポンプの稼動は主に停止時に限られるのに対して、コスト、重量、取り付けスペースにおいて不利となることから、下記の特許文献1において電動油圧ポンプの吸入口と吐出口に接続される油路に第1、第2電磁切換バルブを配置して電動油圧ポンプを油圧モータとして動作させるようにした自動変速機の油圧供給装置が提案されている。
即ち、特許文献1記載の技術にあっては、アイドリングストップ制御後の再始動時には第1電磁切換弁を介して電動油圧ポンプの吸入口をリザーバに、吐出口を第2電磁切換弁を介して自動変速機の油圧アクチュエータに接続する。次いで、走行中に内燃機関で駆動されるメイン油圧ポンプから吐出される作動油に余剰が生じると、第1電磁切換弁を動作させてメイン油圧ポンプの吐出口を電動油圧ポンプの吸入口に接続すると共に、第2電磁切換弁を介して電動油圧ポンプの吐出口をリザーバに接続し、よって電動油圧ポンプを油圧モータとして動作させて余剰の作動油で発電(回生)するように構成している。
特許第5050902号公報
特許文献1記載の技術は上記のように構成することで、高圧なライン圧の余剰の作動油(油圧)を回生(発電)に利用しているが、電動油圧ポンプの動作を切り換えるのに2個の電磁切換弁を必要とする点で構成が複雑となり、依然としてコスト、重量、取り付けスペースにおいて不利を免れなかった。
従って、この発明の目的は上記した不都合を解消し、より簡易な構成で再始動時の油圧の立ち上がり応答性を向上させると共に、高圧なライン圧の余剰の作動油を回生に利用するようにした自動変速機の油圧供給装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、車両に搭載される内燃機関に接続される第1油圧ポンプと、前記車両に搭載される電動モータに接続される正逆回転可能な第2油圧ポンプと、前記第1油圧ポンプの吐出口と自動変速機の油圧アクチュエータとを接続する第1油路と、前記第1油路に供給される作動油の圧力を第1所定圧に調圧する第1レギュレータバルブと、前記第1油路と前記第2油圧ポンプの吐出口とを接続する第2油路と、前記第1レギュレータバルブから排出される作動油を前記第2油圧ポンプに供給する第3油路と、前記第3油路に介挿され、前記第1レギュレータバルブから前記第3油路に排出される作動油の圧力を前記第1所定圧よりも低圧な第2所定圧に調圧する第2レギュレータバルブと、前記第2油圧ポンプから前記第2油路に吐出される作動油の前記油圧アクチュエータへの供給を許容する第1一方向弁と、前記第2レギュレータバルブから前記第3油路に排出される作動油の前記第2油圧ポンプの吐出口への供給を許容する第2一方向弁とを備える如く構成した。
請求項2に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、前記第1レギュレータバルブから排出される作動油を前記油圧アクチュエータの潤滑系に接続する第4油路を備える如く構成した。
請求項3に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、前記第4油路に介挿され、前記第1レギュレータバルブから排出される作動油を前記第2所定圧よりも低圧な第3所定圧に調圧して排出する第3レギュレータバルブを備える如く構成した。
請求項1に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、車両に搭載される内燃機関に接続される第1油圧ポンプの吐出口と自動変速機の油圧アクチュエータとを接続する第1油路と、第1油路に供給される作動油の圧力を第1所定圧に調圧する第1レギュレータバルブと、第1油路と車両に搭載される電動モータに接続される正逆回転可能な第2油圧ポンプの吐出口とを接続する第2油路と、第1レギュレータバルブから排出される作動油を第2油圧ポンプに供給する第3油路に排出される作動油の圧力を第1所定圧よりも低圧な第2所定圧に調圧する第2レギュレータバルブと、第2油圧ポンプから第2油路に吐出される作動油の油圧アクチュエータへの供給を許容する第1一方向弁と、第2レギュレータバルブから第3油路に排出される作動油の第2油圧ポンプの吐出口への供給を許容する第2一方向弁とを備える如く構成したので、アイドリングストップ制御で再始動時の油圧の立ち上がり応答性を向上できると共に、高圧なライン圧の余剰の作動油を回生(発電)に利用することができ、さらに構成を簡易にすることができる。
即ち、第1レギュレータバルブと車両に搭載される電動モータに接続される第2油圧ポンプの吐出口とを接続する第3油路に排出される作動油の圧力を第1所定圧(ライン圧)よりも低圧な第2所定圧(中間圧)に調圧して排出する第2レギュレータバルブと、第2油圧ポンプから吐出される作動油の油圧アクチュエータへの供給を許容する第1一方向弁と、第2レギュレータバルブから第3油路に排出される作動油の第2油圧ポンプの吐出口への供給を許容する第2一方向弁とを備えるように構成したので、電磁切換弁を用いることなく電動油圧ポンプ(第2油圧ポンプ)の動作を回生(発電)に切り換えることが可能となり、その分だけコスト、重量、取り付けスペースを減らすことができ、より簡易な構成で高圧なライン圧の余剰の作動油を回生に利用することができる。
請求項2に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、第1レギュレータバルブから排出される作動油を油圧アクチュエータの潤滑系に接続する第4油路を備える如く構成したので、油圧アクチュエータの潤滑系に作動油を確実に供給することができる。
請求項3に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、第4油路に介挿され、第1レギュレータバルブから排出される作動油を第2所定圧よりも低圧な第3所定圧に調圧して排出する第3レギュレータバルブを備える如く構成したので、油圧アクチュエータの潤滑系に作動油をより一層確実に供給することができる。
この発明の実施例に係る自動変速機の油圧供給装置を全体的に示す概略図である。 図1に示す装置のアイドリングストップ制御時の動作を示す、図1と同様の概略図である。 図1に示す装置の低速走行中の動作を示す、図1と同様の概略図である。 図1に示す装置の高速走行中の動作を示す、図1と同様の概略図である。
以下、添付図面に即してこの発明に係る自動変速機の油圧供給装置を実施するための形態を説明する。
図1はこの発明の実施例に係る自動変速機の油圧供給装置を全体的に示す概略図である。
図1において、符号10は第1油圧(送油)ポンプを、符号12は第2油圧(送油)ポンプを示す。
図示は省略するが、第1油圧ポンプ10と第2油圧ポンプ12は共に内接型のギヤポンプからなり、自動変速機のケースに取り付け可能に構成されたケーシングの内部に回転自在に収容され、外周に6個の内歯が形成されたインナ(ドライブ)ロータと、インナロータの外周側にその内歯と部分的に噛合う7個の外歯が形成されたアウタ(ドリブン)ロータとを備える。尚、自動変速機は例えば、特開2012-237402号公報に記載されるようなCVT(無段変速機)からなる。
第1油圧ポンプ10のインナロータは、車両(図示せず)に搭載されるエンジン(ENG。内燃機関)14に接続される。具体的には、第1油圧ポンプ10のインナロータはエンジン14のクランクシャフトにチェーンで接続されるギヤドライブシャフトにスプライン結合され、エンジン14の回転に同期して回転(駆動)される。
第1油圧ポンプ10のアウタロータはインナロータの回転に応じて従動し、それらロータの回転によってリザーバ16に貯留される作動油(ATF)は吸入口10aから吸込まれ、内歯と外歯の間を通って吐出口10bから吐出される。リザーバ16は自動変速機のケースの底部に形成されるオイルパンからなる。
第2油圧ポンプ12は車両に搭載される電動モータ(MOTOR。電動機)20に接続され、インナロータとアウタロータは電動モータ20の回転に同期して回転(駆動)される。
第2油圧ポンプ12においてもリザーバ16に貯留される作動油(ATF)はそれらロータの回転によって吸入口12aから吸込まれ、内歯と外歯の間を通って吐出口12bから吐出される。図示の如く、第2油圧ポンプ12は吸入口12aと吐出口12bが正逆回転可能な双方向ポンプとして構成される。
第1油圧ポンプ10の吐出口10bは自動変速機の第1油圧アクチュエータ(「PH系」と示す。具体的にはCVTのプーリの油圧シリンダ)22に第1油路24で接続され、第1油圧ポンプ10の吐出口12bから吐出される作動油を油圧アクチュエータ22及び第1油路24に供給する。第1油路24には第1レギュレータバルブ26が配置される。
また、第1油路24は第2油圧ポンプ12の吐出口12bと第2油路30で接続される。より具体的には、第1油路24は、第1レギュレータバルブ26の配置位置の上流側において、第2油圧ポンプ12の吐出口12bと第2油路30で接続される。
また、第1レギュレータバルブ26と第2油圧ポンプ12の吐出口12bとは第3油路32で接続される。図示の如く、第2油路30と第3油路32は第2油圧ポンプ12の吐出口12bの下流位置で合流させられる。
第1レギュレータバルブ26は、スプリング26aで所定位置に付勢されるスプール(図示せず)と、スプールによって開閉される入力ポート26bと、出力ポート26cと、フィードバック油路26d(図に破線で示す)を備える。第1レギュレータバルブ26の入力ポート26bは第1油路24に接続されると共に、出力ポート24cは第3油路32に接続される。
第1レギュレータバルブ26は、第1油圧アクチュエータ22に供給される作動油を、スプールで開度が決定される入力ポート26bから入力し、フィードバック油路26dを介してライン圧(第1所定圧(PH圧))に調圧すると共に、余剰流量を第3油路32に排出する。
第3油路32には第2レギュレータバルブ34が介挿される。第2レギュレータバルブ34も第1レギュレータバルブ26と同様にスプリング34aで所定位置に付勢されるスプール(図示せず)と、スプールによって開閉される入力ポート34bと、出力ポート34cと、フィードバック油路34d(図に破線で示す)を備える。
また、第1レギュレータバルブ26の吐出口26cは第4油路36を介して自動変速機の第2油圧アクチュエータ(「TC系」と示す。具体的にはトルクコンバータのロックアップクラッチの油圧シリンダ)40と、第1、第2油圧アクチュエータ22,40の潤滑を必要とする構成部品からなる潤滑系(「LUB系」と示す)42に接続される。
第4油路36には第3レギュレータバルブ44が介挿される。第3レギュレータバルブ44も第1レギュレータバルブ26と同様にスプリング44aで所定位置に付勢されるスプール(図示せず)と、スプールによって開閉される入力ポート44bと、出力ポート44cと、フィードバック油路44d(図に破線で示す)を備える。
第3レギュレータバルブ44は第1レギュレータバルブ26の出力ポート26cから排出される作動油(余剰の作動油)を、スプールで開度が決定される入力ポート44bから入力し、フィードバック油路44dを介して第1所定圧よりも規定値だけ低いトルコン制御圧(第3所定圧(TC圧))あるいはトルコン制御圧よりもさらに低い潤滑圧(LUB圧)に調圧して第2油圧アクチュエータ40と潤滑系42に排出する。
第2レギュレータバルブ34の説明に戻ると、第2レギュレータバルブ34は第1レギュレータバルブ26の出力ポート26cから排出される作動油の一部、より具体的には、第1レギュレータバルブ26の出力ポート26cから排出され、第3レギュレータバルブ44を介してTC系及び潤滑系42に供給される作動油の残余の作動油(余剰の作動油)を、スプールで開度が決定される入力ポート34bから入力し、フィードバック油路34dを介して調節することで、第1レギュレータバルブ26の背圧をライン圧(第1所定圧(PH圧))よりも規定値だけ低く、TC圧(第3所定圧)よりも高い中間圧(第2所定圧)に調圧する。
また、第2油路30には第1チェックバルブ(一方向弁)50が配置され、第1チェックバルブ50は、第2油圧ポンプ12から第2油路30に吐出される作動油が第1油路24を介して第1油圧アクチュエータ22に流れるのを許容、即ち第1油圧アクチュエータ22への供給(流通)のみを許容するように構成される。
さらに、第3油路32には第2チェックバルブ(一方向弁)52が配置され、第2チェックバルブ52は、第2レギュレータバルブ34から第3油路32に排出される作動油が第2油圧ポンプ12の吐出口12bに流れるのを許容、即ち、第2油圧ポンプ12の吐出口12bへの供給(流通)のみを許容するように構成される。
また、電動モータ20はECU(電子制御ユニット)54を介してバッテリなどからなる電流供給系56に接続される。ECU54はCPU,ROM,RAMなどを有するマイクロコンピュータから構成され、電動モータ20への通電を制御する共に、後述するように第2油圧ポンプ12が油圧モータとして機能するときに発電される電流を電流供給系56に送って蓄電させる。
次いで、この実施例に係る油圧供給装置の動作を説明する。
図2はアイドリングストップ制御時の動作を示す概略図である。
この場合、エンジン14は停止されていることから、ECU54は電動モータ20に電流を供給して第2油圧ポンプ12を駆動する。第2油圧ポンプ12はリザーバ16から作動油を汲み上げて第2油路30に吐出する。第2油路30に吐出された作動油は、第1チェックバルブ50を通過する一方、第2チェックバルブ52によって第3油路32への供給は阻止されることから、第1油路24を通って第1油圧アクチュエータ22に供給される。これにより、エンジン14の再始動時の油圧の立ち上がり応答性が向上させられる。
図3は低速走行中の動作を示す概略図である。
低速走行中はエンジン14によって駆動される第1油圧ポンプ10がリザーバ16から作動油を汲み上げ、第1油路24を介して第1油圧アクチュエータ22に供給する。
第1油路24を流れる作動油の圧力(油圧)がライン圧(PH圧)に達すると、余剰の作動油は第1レギュレータバルブ26の排出ポート26cから第4油路36に排出され、第3レギュレータバルブ44を介して第2油圧アクチュエータ40と潤滑系42に供給されると共に、潤滑系42に供給された作動油は各部を潤滑した後にリザーバ16に戻される。
このとき、第1チェックバルブ50は閉鎖され、作動油が第1油路24から第2油路30を介して第2油圧ポンプ12に流れるのは阻止される。
図4は高速走行中の動作を示す概略図である。
高速走行中もエンジン14によって駆動される第1油圧ポンプ10がリザーバ16から作動油を汲み上げ、第1油路24を介して第1油圧アクチュエータ22に供給する。
同様に、第1油路24を流れる作動油の圧力(油圧)がライン圧(PH圧)に達すると、余剰の作動油は第1レギュレータバルブ26の出力ポート26cから第4油路36に排出され、第3レギュレータバルブ44を介して第2油圧アクチュエータ40と潤滑系42に供給されると共に、潤滑系42に供給された作動油は各部を潤滑した後にリザーバ16に戻される。
このとき、第4油路36を流れる作動油の圧力がトルコン制御圧(TC圧(第3所定圧))に達し、さらに第3油路を流れる作動油の圧力がTC圧以上、ライン圧(第1所定圧)以下に設定される中間圧(第2所定圧)に達すると、第2レギュレータバルブ34の出力ポート34cから余剰の作動油が第3油路32に排出される。
第2レギュレータバルブ34の出力ポート34cから第3油路32に排出される作動油は第2チェックバルブ52を通過して第2油圧ポンプ12の吐出口12bに送られる。その結果、第2油圧ポンプ12は吐出口12bと吸入口12aが入れ替わり、吐出口12bから吸入される作動油で回転させられる油圧モータとして動作(機能)する。第2油圧ポンプ12で得られた発電(回生)電力はECU54を介して電流供給系56に送られてバッテリに蓄電される。
尚、第2レギュレータバルブ34の出力ポート34cから排出されて第3油路32と第2油路30を介して第1チェックバルブ50の一方に作用する作動油の圧力は、他方に作用するライン圧(第1所定圧(PH圧))より規定値だけ低い中間圧(第2所定圧)であることから、高速運転中にあっても第1チェックバルブ50は閉鎖されたままとなる。
上記した如く、この実施例に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、車両に搭載されるエンジン(内燃機関)14に接続される第1油圧ポンプ10と、前記車両に搭載される電動モータ20に接続される正逆回転可能な第2油圧ポンプ12と、前記第1油圧ポンプ10の吐出口10aと自動変速機の油圧アクチュエータ(第1油圧アクチュエータ)22とを接続する第1油路24と、前記第1油路24に供給される作動油の圧力を第1所定圧(ライン圧(PH圧))に調圧する第1レギュレータバルブ26と、前記第1油路24と前記第2油圧ポンプ12の吐出口12bとを接続する第2油路30と、前記第1レギュレータバルブ26から排出される作動油を前記第2油圧ポンプ12に供給する第3油路32と、前記第3油路32に介挿され、前記第1レギュレータバルブ26から前記第3油路32に排出される作動油の圧力を前記第1所定圧よりも低圧な第2所定圧(中間圧)に調圧する第2レギュレータバルブ34と、前記第2油圧ポンプ12から前記第2油路30に吐出される作動油の前記油圧アクチュエータ22への供給を許容する第1チェックバルブ(一方向弁)50と、前記第2レギュレータバルブ34から前記第3油路32に排出される作動油の前記第2油圧ポンプ12の吐出口12bへの供給を許容する第2チェックバルブ(一方向弁)52とを備える如く構成したので、アイドリングストップ制御でエンジン14の再始動時の油圧の立ち上がり応答性を向上できると共に、高圧なライン圧の余剰の作動油を回生(発電)に利用することができ、さらに構成を簡易にすることができる。
即ち、第1レギュレータバルブ26と車両に搭載される電動モータ20に接続される第2油圧ポンプ12の吐出口12bとを接続する第3油路32に排出される作動油の圧力を第1所定圧(ライン圧)よりも低圧な第2所定圧(中間圧)に調圧する第2レギュレータバルブ34と、第2油圧ポンプ12から吐出される作動油の第1油圧アクチュエータ22への供給を許容する第1チェックバルブ50と、第2レギュレータバルブ34から第3油路32に排出される作動油の第2油圧ポンプ12の吐出口12bへの供給を許容する第2チェックバルブ52とを備えるように構成したので、電磁切換弁を用いることなく第2油圧ポンプ(電動油圧ポンプ)12の動作を回生(発電)に切り換えることが可能となり、その分だけコスト、重量、取り付けスペースを減らすことができ、より簡易な構成で高圧なライン圧の余剰の作動油を回生(発電)に利用することができる。
また、前記第1レギュレータバルブ26から排出される作動油を前記油圧アクチュエータ(第1、第2油圧アクチュエータ)22,40の潤滑系42に接続する第4油路36を備える如く構成したので、第1、第2油圧アクチュエータ22,40の潤滑系42に作動油を確実に供給することができる。
また、第4油路36に介挿され、第1レギュレータバルブ26から排出される作動油を第2所定圧(中間圧)よりも低圧な第3所定圧(TC圧)に調圧して排出する第3レギュレータバルブ44を備える如く構成したので、油圧アクチュエータの潤滑系に作動油をより一層確実に供給することができる。
上記において駆動源としてエンジン14を例示したが、それに限られるものではなく、駆動源はエンジンと電動モータとのハイブリッドであっても良い。
10 第1油圧ポンプ、10a 吸入口、10b 吐出口、12 第2油圧ポンプ、12a 吸入口、12b 吐出口、14 エンジン(内燃機関)、16 リザーバ、20 電動モータ、22 第1 油圧アクチュエータ、24 第1油路、26 第1レギュレータバルブ、30 第2油路、32 第3油路、34 第2レギュレータバルブ、36 第4油路、40 第2油圧アクチュエータ、42 第1、第2油圧アクチュエータの潤滑系、44 第3レギュレータバルブ、40 第1チェックバルブ(一方向弁)、52 第2チェックバルブ(一方向弁)、54 ECU(電子制御ユニット)、56 電流供給系

Claims (3)

  1. 車両に搭載される内燃機関に接続される第1油圧ポンプと、前記車両に搭載される電動モータに接続される正逆回転可能な第2油圧ポンプと、前記第1油圧ポンプの吐出口と自動変速機の油圧アクチュエータとを接続する第1油路と、前記第1油路に供給される作動油の圧力を第1所定圧に調圧する第1レギュレータバルブと、前記第1油路と前記第2油圧ポンプの吐出口とを接続する第2油路と、前記第1レギュレータバルブから排出される作動油を前記第2油圧ポンプに供給する第3油路と、前記第3油路に介挿され、前記第1レギュレータバルブから前記第3油路に排出される作動油の圧力を前記第1所定圧よりも低圧な第2所定圧に調圧する第2レギュレータバルブと、前記第2油圧ポンプから前記第2油路に吐出される作動油の前記油圧アクチュエータへの供給を許容する第1一方向弁と、前記第2レギュレータバルブから前記第3油路に排出される作動油の前記第2油圧ポンプの吐出口への供給を許容する第2一方向弁とを備えたことを特徴とする自動変速機の油圧供給装置。
  2. 前記第1レギュレータバルブから排出される作動油を前記油圧アクチュエータの潤滑系に接続する第4油路を備えることを特徴とする請求項1記載の自動変速機の油圧供給装置。
  3. 前記第4油路に介挿され、前記第1レギュレータバルブから排出される作動油を前記第2所定圧よりも低圧な第3所定圧に調圧して排出する第3レギュレータバルブを備えたことを特徴とする請求項2記載の自動変速機の油圧供給装置。

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