JP2012172745A - トランスミッションの油圧回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 機械式油圧ポンプおよび電動油圧ポンプを備える車両において、トランスミッションからの戻り油を有効に利用してエンジンの燃費を向上させる。
【解決手段】 電動モータ24に接続された電動油圧ポンプ23が停止し、エンジン11に接続された機械式油圧ポンプ22が作動しているとき、トランスミッション13からの戻り油を第1チェックバルブ37を介装した第3油路P5,P7および第2油路P3を介して電動油圧ポンプ23に供給し、電動油圧ポンプ23を油圧モータとして作動させることで電動モータ24をジェネレータとして機能させた後に、リリーフバルブ35および第4油路P4を介して作動油タンク31に戻すので、戻り油のエネルギーを電気エネルギーとして回収してエンジン11の燃費を高めることができる。また作動油クーラ36の上流の戻り油の油圧が低下するので、特別のリリーフバルブを必要とせずに作動油クーラ36を保護することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エンジンにより駆動される機械式油圧ポンプで作動油タンクの作動油を第1油路を介してトランスミッションに供給するとともに、エンジンの停止時には電動モータで駆動される電動油圧ポンプで前記作動油タンクの作動油を第2油路を介して前記第1油路に供給するトランスミッションの油圧回路に関する。
かかるトランスミッションの油圧回路は、下記特許文献1により公知である。
このトランスミッションの油圧回路によれば、エンジンが運転されているときには機械式油圧ポンプが発生する油圧をトランスミッションに供給することができ、またアイドルストップ制御等でエンジンが停止しているときには、電動油圧ポンプが発生する油圧をチェックバルブを介してトランスミッションに供給することができる。これにより、アイドルストップ制御の終了に伴ってエンジンが始動されて機械式油圧ポンプが油圧を発生する前に、電動油圧ポンプが発生する油圧でトランスミッションに予め所望の変速段を確立しておくことで、車両の発進を遅滞なく行わせることができる。
特開2007−232115号公報
ところでトランスミッションからの戻り油は温度上昇しているため、作動油クーラで冷却された後に作動油タンクに戻される。このとき、前記戻り油はかなりの高圧であるため、その戻り油を直接作動油クーラに供給すると、作動油クーラが損傷する虞がある。そこで、作動油クーラの上流側に設けたリリーフバルブを介して戻り油の一部を作動油タンクに戻し、リリーフバルブの設定圧に減圧された残りの作動油を作動油クーラに供給することが考えられる。
しかしながら上述のようにすると、高圧の戻り油が作動油タンクに無駄に捨てられてしまうため、油圧を発生する機械式油圧ポンプの駆動力が無駄に消費されてエンジンの燃費を悪化させる可能性がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、機械式油圧ポンプおよび電動油圧ポンプを備える車両において、トランスミッションからの戻り油を有効に利用してエンジンの燃費を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、エンジンにより駆動される機械式油圧ポンプで作動油タンクの作動油を第1油路を介してトランスミッションに供給するとともに、エンジンの停止時には電動モータで駆動される電動油圧ポンプで前記作動油タンクの作動油を第2油路を介して前記第1油路に供給するトランスミッションの油圧回路において、前記トランスミッションからの戻り油を第1チェックバルブを介して前記第2油路に供給する第3油路を備えることを特徴とするトランスミッションの油圧回路が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記第2油路に、前記機械式油圧ポンプ側から前記電動油圧ポンプ側への作動油の流通を阻止する第2チェックバルブを介装したことを特徴とするトランスミッションの油圧回路が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記電動油圧ポンプの余剰の吐出油をリリーフバルブを介して前記作動油タンクに戻す第4油路と、前記トランスミッションおよび前記第1チェックバルブ間の前記第3油路を前記作動油タンクに接続する第5油路と、前記第5油路に介装した作動油クーラとを備えることを特徴とするトランスミッションの油圧回路が提案される。
尚、実施の形態の油路P2は本発明の第1油路に対応し、実施の形態の油路P3は本発明の第2油路に対応し、実施の形態の油路P4は本発明の第4油路に対応し、実施の形態の油路P5は本発明の第3油路に対応し、実施の形態の油路P6は本発明の第5油路に対応し、実施の形態の油路P7は本発明の第3油路に対応する。
請求項1の構成によれば、エンジンの運転時には機械式油圧ポンプで作動油タンクの作動油を第1油路を介してトランスミッションに供給し、エンジンの停止時には電動モータで駆動される電動油圧ポンプで作動油タンクの作動油を第2油路および前記第1油路を介してトランスミッションに供給する。機械式油圧ポンプが作動しているときにトランスミッションからの戻り油を第3油路および第2油路を介して電動油圧ポンプに供給し、電動油圧ポンプを油圧モータとして逆回転させることで電動モータをジェネレータとして機能させた後に作動油タンクに戻すので、戻り油のエネルギーを電気エネルギーとして回収してエンジンの燃費を向上させることができる。
また請求項2の構成によれば、第2油路に機械式油圧ポンプ側から電動油圧ポンプ側への作動油の流通を阻止する第2チェックバルブを介装したので、電動油圧ポンプが停止して機械式油圧ポンプが作動しているときに、機械式油圧ポンプの吐出油が電動油圧ポンプ側に流出するのを阻止することができる。
また請求項3の構成によれば、トランスミッションおよび第1チェックバルブ間の第3油路を作動油タンクに接続する第5油路に作動油クーラを介装したので、トランスミッションからの戻り油の一部を作動油クーラを通過させて冷却することができる。このとき、電動油圧ポンプの余剰の吐出油をリリーフバルブを介して作動油タンクに戻す第4油路を設けたことで、機械式油圧ポンプからトランスミッションに供給された作動油が戻り油となって作動油クーラに供給されるときの油圧の上限を前記リリーフバルブの開弁圧に規制し、作動油クーラに過剰な油圧が作用して損傷するのを防止することができる。このように、電動油圧ポンプの吐出圧の上限を規制するリリーフバルブを利用して作動油クーラに供給される油圧の上限を規制することができるので、部品点数の削減および構造の簡素化が可能になる。
ハイブリッド車両の全体構成を示す図。(実施の形態) トランスミッションの油圧回路を示す図。(実施の形態) トランスミッションの油圧回路を示す図。(従来例)
以下、図1〜図3に基づいて本発明の実施の形態および従来例を説明する。
図1に示すように、ハイブリッド車両の走行用駆動源は、直列に接続されたエンジン11およびモータ・ジェネレータ12で構成される。モータ・ジェネレータ12に接続されたトランスミッション13にはロックアップクラッチ14を備えたトルクコンバータ15が設けられており、トランスミッション13の出力側には駆動輪16が接続される。従って、エンジン11および/またはモータ・ジェネレータ12の駆動力はトランスミッション13で変速されて駆動輪16に伝達される。また走行中にアクセルペダルの踏み込みが解除されて車両が減速するとき、駆動輪16からの駆動力がトランスミッション13を介してモータ・ジェネレータ12に逆伝達され、モータ・ジェネレータ12がジェネレータとして駆動されて回生制動されることで、車両の運動エネルギーが電気エネルギーとして回収される。
レシプロ型のエンジン11は、燃料噴射制御、点火制御、バルブ休止制御等を司るエンジン運転制御装置17を備えており、このエンジン運転制御装置17は電子制御ユニット18によって作動が制御され、所定の運転条件下において、エンジン11の自動停止始動制御(いわゆるアイドルストップ制御)や、一部あるいは全部の気筒の休筒制御が行われる。
トルクコンバータ15は、ロックアップクラッチ14を係合することでエンジン11および/またはモータ・ジェネレータ12をトランスミッション13に直結することができ、またロックアップクラッチ14を係合解除することでエンジン11および/またはモータ・ジェネレータ12のトルクを増幅してトランスミッション13に伝達することができる。ロックアップクラッチ14の係脱制御は、電子制御ユニット18に接続された油圧制御バルブ(HCV)19により行われる。トランスミッション13は複数の変速ギヤ列を備えた有段式のもので、電子制御ユニット18に接続された油圧制御バルブ19で複数の変速クラッチの係脱を行うことで、車両の運転状態に応じて自動変速される。
モータ・ジェネレータ12は、バッテリ20からパワードライブユニット21を介して供給される電力でモータとして駆動されるとともに、車両の減速時には回生制動されてジェネレータとして駆動されることで、その発電電力がパワードライブユニット21を介してバッテリ20に充電される。モータ・ジェネレータ12の駆動および回生制動を司るパワードライブユニット21は、電子制御ユニット18に接続されて制御される。
トランスミッション13やロックアップクラッチ14に油圧を供給すべく、機械式油圧ポンプ22と電動油圧ポンプ23とが設けられる。機械式油圧ポンプ22はエンジン11に接続されて駆動され、電動油圧ポンプ23は専用の電動モータ24に接続されて駆動される。電動油圧ポンプ23は、モータ・ジェネレータ12用のバッテリ20とは別個の、ライト等の車載機器を駆動するための12Vのバッテリ25に、ポンプドライバ26を介して接続される。本実施の形態では、電動モータ24は電動油圧ポンプ23を駆動するだけでなく、電動油圧ポンプ23が油圧モータとして作動するときにジェネレータとして機能してバッテリ25を充電する。電動モータ24の駆動および回生を司るポンプドライバ26は電子制御ユニット18に接続されて制御される。
エンジン11の運転中は、エンジン11により駆動される機械式油圧ポンプ22が発生する油圧がトランスミッション13やロックアップクラッチ14に供給されるが、アイドル停止制御によってエンジン11が停止して機械式油圧ポンプ22が停止したとき、電動モータ24により駆動される電動油圧ポンプ23が発生する油圧がトランスミッション13やロックアップクラッチ14に供給される。またエンジン11の運転中に機械式油圧ポンプ22からトランスミッション13やロックアップクラッチ14に供給された作動油は戻り油となって作動油タンク31に戻されるが、その戻り油の油圧を利用して電動油圧ポンプ23が油圧モータとして駆動され、その油圧モータでジェネレータとして駆動された電動モータ24が発電した電力が、ポンプドライバ26を介してバッテリ25に充電される。
次に、図2に基づいてトランスミッション13やロックアップクラッチ14に油圧を供給する油圧回路を説明する。
作動油タンク31のストレーナ32から延びる油路P1に前記機械式油圧ポンプ22の吸入ポートが接続され、機械式油圧ポンプ22の吐出ポートからトランスミッション13に延びる油路P2(第1油路)に、機械式油圧ポンプ22の吐出圧をライン圧に調圧するレギュレータバルブ33が介装される。また油路P1に前記電動油圧ポンプ23の吸入ポートが接続され、電動油圧ポンプ23の吐出ポートからレギュレータバルブ33の上流側の油路P2に延びる油路P3(第2油路)に、第2チェックバルブ34が介装される。第2チェックバルブ34は、油路P3側から油路P2側への作動油の流通を許容し、油路P2側から油路P3側への作動油の流通を阻止するように配置される。
電動油圧ポンプ23の吸入側の油路P1と吐出側の油路P3とを接続する油路P4(第4油路)にリリーフバルブ35が介装されており、このリリーフバルブ35は電動油圧ポンプ23の吐出圧が所定値を超えたときに開弁して吐出側の作動油を吸入側に戻すようになっている。
トランスミッション13の変速やロックアップクラッチ14の係脱に使用された戻り油は、油路P5(第3油路)と、作動油クーラ36を介装した油路P6(第5油路)とを介して作動油タンク31に戻される。作動油クーラ36は、トランスミッション13やロックアップクラッチ14を通過して温度上昇した作動油を冷却する。油路P5と、電動油圧ポンプ23および第2チェックバルブ34間の油路P3とを接続する油路P7(第3油路)に第1チェックバルブ37が介装される。第1チェックバルブ37は、油路P5側から油路P3側への作動油の流通を許容し、油路P3側から油路P5側への作動油の流通を阻止するように配置される。
尚、トランスミッション13からの戻り油のうち、潤滑に供された後の戻り油は比較的に低温であるため、作動油クーラ36を通過しない油路P8を介して作動油タンク31に戻される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
エンジン11の運転中には機械式油圧ポンプ22がエンジン11によって駆動されるため、電動油圧ポンプ23は駆動されずに停止する。作動油タンク31からストレーナ32を介して油路P1に汲み上げられた作動油は、機械式油圧ポンプ22に吸入されて油路P2に吐出される。油路P2の吐出油はレギュレータバルブ33を通過してライン圧に調圧された後、油圧制御バルブ19を介してトランスミッション13に供給され、トランスミッション13の変速クラッチやトルクコンバータ15のロックアップクラッチ14を作動させる。このとき、油路P2の油圧は油路P3の油圧よりも高いため、第2チェックバルブ34が閉弁し、機械式油圧ポンプ22の吐出油が停止した電動油圧ポンプ23側に流出するのが防止される。
またアイドルストップ制御によってエンジン11が停止しているとき、電動モータ24によって電動油圧ポンプ23が駆動され、作動油タンク31からストレーナ32を介して油路P1に汲み上げられた作動油は、電動油圧ポンプ23に吸入されて油路P3に吐出される。このとき、機械式油圧ポンプ22は停止していて油路P2は低圧であるため、第2チェックバルブ34が開弁し、油路P3の吐出油は油路P2に流入してトランスミッション13に供給される。また油路P3の油圧は油路P5の油圧よりも高いため、第1チェックバルブ37が閉弁し、電動油圧ポンプ23の吐出油が作動油タンク31側に流出するのが防止される。電動油圧ポンプ23の吐出圧が所定値以上になると、電動油圧ポンプ23に付設されたリリーフバルブ35が開弁して余剰の作動油を油路P3から油路P4および油路P1を経て作動油タンク31に戻すことで、電動モータ24の負荷を低減して消費電力を削減することができる。
このように、エンジン11の停止時に電動油圧ポンプ23を駆動してトランスミッション13に油圧を供給することで、アイドル停止制御から復帰してエンジン11が始動され、機械式油圧ポンプ22が発生する油圧が充分に立ち上げるまでの間、トランスミッション13の変速機能等を維持することができる。
トランスミッション13から油路P5に排出された高温の戻り油は、油路P6に介装した作動油クーラ36を通過して作動油タンク31に戻される。このとき、電動油圧ポンプ23は停止して油路P3は低圧になっているため、油路P5の作動油の一部が第1チェックバルブ37を押し開いて油路P7に流入する。また機械式油圧ポンプ22が作動しているために、第2チェックバルブ34は閉弁状態に維持され、油路P7の作動油は油路P3を逆流して電動油圧ポンプ23の吐出ポートに供給され、電動油圧ポンプ23を油圧モータとして逆回転させた後に吸入ポートから油路P1を介して作動油タンク31に戻される。
このように、エンジン11で機械式油圧ポンプ22が作動しているとき、トランスミッション13からの戻り油の油圧を利用して電動油圧ポンプ23を油圧モータとして機能させ、その駆動力で電動モータ24をジェネレータとして機能させてバッテリ25を充電することができる。これによりバッテリ25を充電するために設けられた既存のジェネレータ(不図示)を小型化し、前記ジェネレータを駆動するエンジン11の負荷を軽減して燃費を向上させることができる。
またトランスミッション13からの戻り油はかなり高圧であるため、その戻り油を作動油クーラ36に直接供給すると該作動油クーラ36が損傷する虞がある。しかしながら本実施の形態によれば、トランスミッション13からの戻り油の油圧はリリーフバルブ35の開弁圧まで低下するため、作動油クーラ36の損傷を防止することができる。
尚、エンジン11が停止して電動油圧ポンプ23が作動しているとき、油路P3の油圧は油路P5の油圧よりも高くなって第1チェックバルブ37は閉弁する。よって作動油クーラ36にはトランスミッション13からの戻り油がそのまま供給されることになるが、そもそも電動油圧ポンプ23の吐出圧はリリーフバルブ35によって抑えられているため、作動油クーラ36が損傷する虞はない。
図3は従来例を示すもので、図2の実施の形態と比較すると明らかなように、従来例は実施の形態の油路P7および第1チェックバルブ37を備えておらず、代わりに作動油クーラ36の上流に設けたリリーフバルブ38を、油路P9を介して作動油クーラ36の下流の油路P6に接続している。
この従来例では、トランスミッション13からの戻り油をリリーフバルブ38から作動油タンク31に戻すことで、作動油クーラ36に高い油圧が加わらないようにして該作動油クーラ36の保護を図っている。従来例は、実施の形態の油路P7および第1チェックバルブ37を備えていないため、電動油圧ポンプ23を油圧モータとして機能させることで電動モータ24をジェネレータとして機能させることができない。
一方、本実施の形態では、油路P7および第1チェックバルブ37を追加したことにより、電動油圧ポンプ23を油圧モータとして機能させるとともに電動モータ24をジェネレータとして機能させることができ、しかも電動油圧ポンプ23に付設したリリーフバルブ35を利用して作動油クーラ36に高い油圧が加わらないようにできるので、従来例のリリーフバルブ38を廃止して部品点数を削減することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態のトランスミッション13は有段式のものに限定されず、無段式のものであっても良い。
11 エンジン
13 トランスミッション
22 機械式油圧ポンプ
23 電動油圧ポンプ
24 電動モータ
31 作動油タンク
34 第2チェックバルブ
35 リリーフバルブ
36 作動油クーラ
37 第1チェックバルブ
P2 油路(第1油路)
P3 油路(第2油路)
P4 油路(第4油路)
P5 油路(第3油路)
P6 油路(第5油路)
P7 油路(第3油路)

Claims (3)

  1. エンジン(11)により駆動される機械式油圧ポンプ(22)で作動油タンク(31)の作動油を第1油路(P2)を介してトランスミッション(13)に供給するとともに、エンジン(11)の停止時には電動モータ(24)で駆動される電動油圧ポンプ(23)で前記作動油タンク(31)の作動油を第2油路(P3)を介して前記第1油路(P2)に供給するトランスミッションの油圧回路において、
    前記トランスミッション(13)からの戻り油を第1チェックバルブ(37)を介して前記第2油路(P3)に供給する第3油路(P5,P7)を備えることを特徴とするトランスミッションの油圧回路。
  2. 前記第2油路(P3)に、前記機械式油圧ポンプ(22)側から前記電動油圧ポンプ(23)側への作動油の流通を阻止する第2チェックバルブ(34)を介装したことを特徴とする、請求項1に記載のトランスミッションの油圧回路。
  3. 前記電動油圧ポンプ(23)の余剰の吐出油をリリーフバルブ(35)を介して前記作動油タンク(31)に戻す第4油路(P4)と、前記トランスミッション(13)および前記第1チェックバルブ(37)間の前記第3油路(P5,P7)を前記作動油タンク(31)に接続する第5油路(P6)と、前記第5油路(P6)に介装された作動油クーラ(36)とを備えることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のトランスミッションの油圧回路。
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