JP2014163044A - コンクリート面形成施工方法とそれに用いる躯体 - Google Patents

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【課題】 型枠を用いる作業を簡略化し、溝施工面への資材を無駄に使用することなく溝をコンクリート施工面に形成する。
【解決手段】 コンクリート面形成施工に際し、コンクリートに溝を形成する部分へベース層とその上部の剥離可能層とからなる多層の躯体を上部の剥離可能層が露出するように配置し、コンクリート固化後にベース層以外の積層している剥離可能層の一部または全てを剥離除去するコンクリート面への溝の形成施工方法とそれに用いる躯体。
【選択図】 図7

Description

本発明はコンクリート面に生じるひび割れを未然に防止したり、デザイン性を高めるために、土間コンクリートや舗装面に不連続部、溝等を形成する施工方法とそれに用いる躯体に関するものである。
従来打設されたコンクリートに生じるひび割れを未然に防止するためには、溝を形成するために多数の型枠を断面が樋状となるように複雑に組み付けた後にコンクリートを打設してコンクリート面へ不連続部または底部が連続している凹状の溝を形成していた。型枠は通常板材であり、施工場所、施工面積によって煩雑な作業と、施工現場の仕様に合う複数の板材を準備して、用いることを余儀なくされている。特開平11-256819号にみられるような、コンクリートの収縮低減剤を、型枠 の表面に塗布し、その後に塗布面に接してコンクリートを打設して行う工法とか、特開2006-052549号のようにひび割れ自体の発生を防止することに代えて、コンクリート構造物の中でひび 割れが発生しても強度や耐久の点で問題が無い箇所に集中的にひび割れを発生させるひび割れ誘発技術が提案されているが、コスト高で実用的でない。
しかも、最近では、家庭用駐車場などで、固化したコンクリート面の不連続部、または底部が連続している溝に美観を重んじて鑑賞性に優れたヒゲ状の植物を筋状に植える例が多くなってきた。また、デザイン性を高めるために溝が曲線にするようになってきた。このような美観の多様性に応えるためには、複数の板材を準備して型枠を断面が樋状となるように組付けるといった作業が益々煩雑となり、必要な板材が増えるだけでなく、工期の長期化、施工費の増加等を招いていた。
また、特開2007-218047号にみられるような長尺物の使用は何度も使用に耐えるとうたってはいるものの実際に現場で使用すると打設したコンクリートが長尺物に付着固化して取り除きが困難である。無理をして取り除くには、長尺物の途中がしばしば千切れるし、取り除く際に長尺物の全体に抜く力が掛ってコンクリート面に剥離力が働く。そこで、コンクリート面の上面を剥離力に打ち勝つ型押しの冶具で押圧する必要性が生じる。このように使用が面倒であったり、コンクリートが長尺物に付着固化するなどにより再使用には向いていないし、現場作業中に可とう性が邪魔になって作業性が落ちてしまう。
とりわけ、溝を形成する長尺物の全体を取り除くと、コンクリートや舗装面に形成された溝の内部に大きな容積の空間が形成され、玉石等の装飾のための資材を充填する際に資材を多量に必要とする。更に、溝にリュウノヒゲ等の植物を植える施工の場合にも、溝の内部に底まで栽培土を充填する必要があって多量の培養土を必要とする。これらの理由のために安価で作業性良く施工できるものになっていない。
特開平11-256819号公報 特開2006-052549号公報 特開2007-218047号公報
解決しようとする問題点は、コンクリートに生じるひび割れを未然に防止するためや、美観をよくするための溝を、複雑な型枠組み付け作業を必要としないで、施工能率を上げ、更に、使用資材に無駄のない施工方法とそれに用いる躯体を提供する。
コンクリート面形成施工に際し、コンクリートに溝を形成する部分へベース層とその上部の剥離可能層とからなる多層の躯体を上部の剥離可能層が露出するように配置し、コンクリート固化後にベース層以外の剥離可能層の一部または全てを剥離除去して、型枠を用いたり型枠を取り除く作業をすることなく、溝をコンクリートに形成するようにしたことを特徴とするコンクリート面への溝の形成施工方法である。
また、このコンクリート面形成施工に用いる躯体は、ベース層とその上に剥離可能層を多層で形成したもので、剥離可能層の幅がコンクリートに形成する溝の幅と略同じである。剥離可能層はコンクリート固化後に溝が必要な深さとなるように多層の一部を剥離除去するためにベース層に弱く接着させるとか、剥離可能層自体を多層に重畳させてもよい。ベース層とその上部の剥離可能層とは、接着以外に物理的に重ねたものでもよい。また、ベース層と剥離可能層とが凹凸で重なったものも使用できる。
ベース層と剥離可能層の材質としては、コンクリート打設時の荷重に耐えるものであればよく、合成樹脂(例えばポリエチレン、ポリスチレン、ポリウレタン等発泡体)、紙(例えば段ボール)、ゴム等を挙げることができる。
躯体のベース層に貫通穴を設けて、排水可能にするとか、下部の土壌基盤への植物の根張りを可能にしてもよい。
コンクリート面形成施工に際し、コンクリートに生じるひび割れを未然に防止するためや、美観をよくするための溝を、型枠組を必要としないで形成することができ、しかも、簡易で、施工能率を上げ、更に使用資材の無駄が少なくなる。
本発明の施工方法に用いる躯体例の(a)は正面図、(b)は側面図である。 本発明の躯体の使用時の斜視図である。 本発明の躯体を地盤上に用いた施工状態の断面図である。 本発明の躯体を用い、コンクリート打設時の断面図である。 本発明の施工を植栽仕様にした時の断面図である。 本発明の施工を玉石充填仕様にした時の他の例の正面図である。 本発明の躯体を用いた施工状態の斜視図である。
図5〜7にみられるように、本発明の施工方法は土間コンクリートや舗装面に不連続部や溝6を形成する。ここにいう不連続部いうのはコンクリートや舗装面に完全に溝を形成するのではなく、溝の底部に一部コンクリートや舗装素材が存在して土間コンクリートや舗装面の表面に不連続部がある状態をいう。不連続部や溝6を形成することを本発明ではコンクリート面形成施工と称しており、躯体1はベース層2とその上に剥離可能層3を多層で形成した構造である。躯体1はコンクリート面に形成する仕様によって直線であっても曲線であってもよい。
躯体1はベース層2の厚みとその上の剥離可能層3で厚みが適宜変更できる。剥離可能層3は一枚であってもよいし、玉石等の充填素材の大きさや植える植物によって層数を変えることができる。剥離可能層の幅がコンクリートに形成する溝の幅と略同じである。
図3に示すように本発明ではコンクリート面形成に際して躯体1を地盤4上に用い、適宜固定した後に図4に示すように躯体1を除いた部分にコンクリート5を打設する。その後、剥離可能層3を必要とする深さとなるように剥離して(図2、図7に例示)溝6を形成する。コンクリート固化に先立って溝の上部を面取り(溝の開放端部角をバリ取り、アール加工)作業した後に躯体の多層の一部を剥離除去するようにするとよい。形成した溝6の内部には植物7と栽培土8が充填される(図5に例示)。図5は本発明の施工を植栽仕様として用いた例である。
本発明の施工を玉石充填仕様とする例を示すと、図6に示すように、剥離可能層3の一部の層を剥離して玉石9等の充填材の大きさや径に合わせて溝6の深さを調整することができる。剥離可能層3の一部の層を残すと充填する玉石9の節減ができる。
1 躯体
2 ベース層
3 剥離可能層
4 地盤
5 コンクリート
6 溝
7 植物
8 栽培土
9 玉石

Claims (6)

  1. コンクリート面形成施工に際し、コンクリートに溝を形成する部分へベース層とその上部の剥離可能層とからなる多層の躯体を上部の剥離可能層が露出するように配置し、コンクリート固化後にベース層以外の積層している剥離可能層の一部または全てを剥離除去して、型枠を用いたり型枠を取り除く作業をすることなく溝をコンクリートに形成するようにしたことを特徴とするコンクリート面への溝の形成施工方法。
  2. 躯体の剥離可能層が多層で形成され、コンクリート固化後に溝が必要な深さとなるように多層の一部を剥離除去するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート面への溝の形成施工方法。
  3. コンクリート固化に先立って溝の上部を面取り作業した後に躯体の剥離可能層を剥離除去するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート面への溝の形成施工方法。
  4. ベース層と剥離可能層を多層で形成し、剥離可能層の幅がコンクリートに形成する溝の幅と略同じであるコンクリート面への溝の形成施工用躯体。
  5. 剥離可能層を多層で形成したことを特徴とする請求項3に記載のコンクリート面への溝の形成施工用躯体。
  6. 躯体の剥離可能層又はベース層に貫通穴を設けていることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載のコンクリート面への溝の形成施工用躯体。
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