JP2014162505A - 容器グリッパ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】相対的な移動により開閉自在に配設される一対の把持片からなり、解放時にはボトル容器の首部が出し入れ自在になるとともに、閉鎖時には首部を拘束可能となる把持部を備え、該把持部には、首部に設けられた鏑部上部側の周長の半分以上を把持する上部把持片(A)11と、首部に設けられた鍔部下部側の周長の半分未満を把持する下部把持片(B)12とを具備する構成とした。
【選択図】図4
Description
また、前記特許文献2でも、容器首部に形成された鏑部の鏑下面支持顎部の位置と、前記鏑部の外周縁を把持する鏑部径方向把持部の位置との距離が小さいため、容器グリップの安定性に欠け、容器の受渡し搬送時に、容器が揺れ、遠心力により容器が斜めになるという恐れがある。
(1)第1の手段の容器グリッパは、相対的な移動により開閉自在に配設される一対の把持片からなり、解放時にはボトル容器の首部が出し入れ自在になるとともに、閉鎖時には前記首部を拘束可能となる把持部を備え、該把持部には、前記首部に設けられた鏑部上部側の周長の半分以上を把持する上部把持片(A)と、前記首部に設けられた鍔部下部側の周長の半分未満を把持する下部把持片(B)とを具備する構成としたことを特徴とする。
本発明の第1の実施の形態を図1から図5に基づいて説明する。
図1は、ボトル容器の首部を把持して容器を受け渡す容器搬送ラインの一部を示す平面図である。
図2は、図1のA部を拡大した図である。
図3は、ボトル容器の首部を説明する図である。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係わる容器グリッパの平面図である。
図5は、図4の正面図である。
先ず、図3に基づいてボトル容器Pの首部(口部)Pmについて説明すると、ボトル容器Pの首部Pmは、ボトルネック部Pnと、鍔部Prと、鏑部Pkと、キャップ巻き締めねじ部Psが図示のような配置で構成されている。
なお、後述の説明の便宜上、前記鏑部Pkの上端境界線PkLと前記キャップ巻き締めねじ部Psの下端境界線PsLの間を幅Sとして図示してある。
なお、前記説明の各ホイールの容器グリッパは、それぞれのホイールに円周等分に配置されているとともに、前後工程のホイール間で同期して回転されるようになっている。
なお、前記一対の上部把持片(A)11と前記一対の下部把持片(B)12は、矢印11Fの方向の揺動を実線と二点鎖線によって図示してある。
図8は、本発明の第1の実施の形態に係わる容器グリッパと従来の容器グリッパとの容器の受渡しを説明する図で、図5に相当する図である。
図8において、図5と同じ構造のものは同じ記号を付してあり、重複する説明は省略する。
なお、容器グリッパ5の平面図は、図4と類似しており、重複するので、図示および説明を省略する。
従来の前記容器グリッパ5は、枠体13に固定された軸14を支点として、一端に設けられた図示しないばね座(前記容器グリッパ1と同様)に間装されたばね15の付勢により端51gが、一対で前記鍔部Prの下部側を把持する下部把持片51と、前記下部把持片51の上部に取付けられ、その端52gが前記鍔部Prの上部側の周長の半分未満を把持する一対の上部把持片52によって構成され、前記容器グリッパ1と同様に、揺動による解放時にはボトル容器Pの首部Pmが出し入れ自在になるとともに、揺動による閉鎖時には前記首部Pmを拘束可能になる構成となっている。
容器Pは、一対の上部把持片11と一対の下部把持片12によって首部Pmが把持され、前記一対の上部把持片11の首部Pmにおける把持位置が鏑部Pkの上部側であり、前記一対の下部把持片12の首部Pmにおける把持位置が鍔部Prの下部側であることにより、把持位置の距離間隔が大きいため、首部Pmの把持(容器グリップ)が安定する。
これにより、容器Pの受渡し搬送時に、容器が揺れることがなく、また、遠心力により容器が斜めになることがなく、安定した容器姿勢での受渡し搬送ができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係わる容器グリッパ2について、図2および図6に基づいて説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係わる容器グリッパ1で説明した図を流用しており、図中で容器グリッパ2の記号2は( )表示してあり、また、後述する容器グリッパ6の記号6は( )表示してある。
図2において、容器Pは、受渡しホイール20の容器グリッパ6に把持されて矢印20fの方向に回転され、図示位置20Qで受渡しゾーン72の受渡しホイール10の容器グリッパ2に受け渡されて矢印10fの方向に回転され、同様に、図示位置10Qで容器グリッパ2から受渡しホイール30の容器グリッパ6に受け渡されて矢印30fの方向に回転され、以下受渡しホイール39から洗浄および充填装置73の図示矢印45fの方向に回転する受渡しホイール45へと受け渡されていくようになっている。
図6において、図5と同じ構造のものは同じ記号を付してあり、重複する説明は省略することがある。
なお、容器グリッパ2の平面図は、図4と類似しており、重複するので、図示および説明を省略する。
図6において、前記容器グリッパ2は、鍔部Prの下部側の周長の半分以上を把持する揺動可能な一対の下部把持片(D)21と、前記下部把持片21の上部に取付けられて鏑部Pkの上部側の周長の半分未満を把持する揺動可能な一対の上部把持片(C)22によって、揺動による解放時にはボトル容器Pの首部Pmが出し入れ自在になるとともに、揺動による閉鎖時には前記首部Pmを拘束可能になる構成となっている。
図9は、本発明の第2の実施の形態に係わる容器グリッパと従来の容器グリッパとの容器の受渡しを説明する図で、図5に相当する図である。
図9において、図5と同じ構造のものは同じ記号を付してあり、重複する説明は省略することがある。
なお、容器グリッパ6の平面図は、図4と類似しており、重複するので、図示および説明を省略する。
従来の前記容器グリッパ6は、枠体13に固定された軸14を支点として、一端に設けられた図示しないばね座に間装されたばね15の付勢により、端61gが前記鍔部Prの上部側の周長の半分以上を把持する一対の上部把持片61と、前記上部把持片61の下部に取付けられ、その端62gが前記鍔部Prの下部側の周長の半分未満に係合する一対の下部把持片62によって構成され、前記容器グリッパ1と同様に、揺動による解放時にはボトル容器Pの首部Pmが出し入れ自在になるとともに、揺動による閉鎖時には前記首部Pmを拘束可能になる構成となっている。
容器Pは、一対の上部把持片21と一対の下部把持片22によって首部Pmが把持され、前記一対の上部把持片21の首部Pmにおける把持位置が鏑部Pkの上部側であり、前記一対の下部把持片22の首部Pmにおける把持位置が鍔部Prの下部側であることにより、把持位置の距離間隔が大きいため、首部Pmの把持(容器グリップ)が安定する。
これにより、容器Pの受渡し搬送時に、容器が揺れることがなく、遠心力により容器が斜めになることがなく、安定した容器姿勢での受渡し搬送ができる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係わる容器グリッパ3について、図2および図7に基づいて説明する。
図2は、本発明の第1および第2の実施の形態に係わる容器グリッパ1および容器グリッパ2で説明した図を流用しており、図中で容器グリッパ3の記号3は( )表示してあり、また、後述する容器グリッパ6の記号6は( )表示してある。
図2において、容器Pは、受渡しホイール20の容器グリッパ6に把持されて矢印20fの方向に回転され、図示位置20Qで受渡しゾーン72の受渡しホイール10の容器グリッパ3に受け渡されて矢印10fの方向に回転され、同様に、図示位置10Qで受渡しホイール30の容器グリッパ6に受け渡されて矢印30fの方向に回転され、以下受渡しホイール39から洗浄および充填装置73の図示矢印45fの方向に回転する受渡しホイール45へと受け渡されていくようになっている。
図7において、図5と同じ構造のものは同じ記号を付してあり、重複する説明は省略することがある。
なお、容器グリッパ3の平面図は、図4と類似しており、重複するので、図示および説明を省略する。
図7において、前記容器グリッパ3は、鏑部Pkの上部側の周長の半分以上を把持する揺動可能な一対の上部把持片(E)31と、前記上部把持片31の下部に取付けられて前記鍔部Prの下部側の周長の半分以上を把持する一対の下部把持片(F)32によって、揺動による解放時にはボトル容器Pの首部Pmが出し入れ自在になるとともに、揺動による閉鎖時には前記首部Pmを拘束可能になる構成となっている。
容器Pは、一対の上部把持片31と一対の下部把持片32によって首部Pmが把持され、前記一対の上部把持片31の首部Pmにおける把持位置が鏑部Pkの上部側であり、前記一対の下部把持片32の首部Pmにおける把持位置が鍔部Prの下部側であることにより、把持位置の距離間隔が大きいため、首部Pmの把持(容器グリップ)が安定する。
これにより、容器Pの受渡し搬送時に、容器が揺れることがなく、遠心力により容器が斜めになることがなく、安定した容器姿勢での受渡し搬送ができるとともに、一対の上部把持片31が鏑部Pkの上部側の周長の半分以上を把持し、一対の下部把持片32も鍔部Prの下部側の周長の半分以上を把持するので、前記容器Pの受渡し搬送時の安定性が良好である。
図10は、従来のボトル容器の首部を把持して容器を受け渡す容器搬送ラインを説明する図で、図1に相当する図である。
図10において、図1と同じ構成のものは同じ記号を付してあり、重複する説明は省略することがある。
図10において、受渡しゾーン75には、図1の受渡しゾーン72と対比して、受渡しホイール10(容器グリッパ1、容器グリッパ2或いは容器グリッパ3)が存在していない構成となっている。
図10に示した従来のボトル容器の首部を把持して容器を受け渡す容器搬送ラインは、受渡しホイール20において容器グリッパ5を使用した場合、受渡しホイール30(回転方向は図1と図10では逆方向となるが、説明の便宜上同じ記号30としてある)においては容器グリッパ6を使用し、次いで、図示二点鎖線の受渡しホイール56においては容器グリッパ5を、図示二点鎖線の受渡しホイール57においては容器グリッパ6をというように、隣接する受渡しホイールは順次容器グリッパ5と容器グリッパ6を交互に使用することになっており、受渡しホイール57の回転方向は右回りの図示矢印57fとなり、図示二点鎖線の洗浄および充填装置76の容器搬送方向は、一方向のみとなる。
即ち、洗浄および充填装置76と対称形の洗浄および充填装置を配置したレイアウトを構成することができない。
5、6 容器グリッパ
10、20、30 受渡しホイール
11 上部把持片(A)
12 下部把持片(B)
21 下部把持片(D)
22 上部把持片(C)
31 上部把持片(E)
32 下部把持片(F)
Claims (3)
- 相対的な移動により開閉自在に配設される一対の把持片からなり、解放時にはボトル容器の首部が出し入れ自在になるとともに、閉鎖時には前記首部を拘束可能となる把持部を備え、
該把持部には、前記首部に設けられた鏑部上部側の周長の半分以上を把持する上部把持片(A)と、前記首部に設けられた鍔部下部側の周長の半分未満を把持する下部把持片(B)とを具備する構成としたことを特徴とする容器グリッパ。 - 相対的な移動により開閉自在に配設される一対の把持片からなり、解放時にはボトル容器の首部が出し入れ自在になるとともに、閉鎖時には前記首部を拘束可能となる把持部を備え、
該把持部には、前記首部に設けられた鏑部上部側の周長の半分未満を把持する上部把持片(C)と、前記首部に設けられた鍔部下部側の周長の半分以上を把持する下部把持片(D)とを具備する構成としたことを特徴とする容器グリッパ。 - 相対的な移動により開閉自在に配設される一対の把持片からなり、解放時にはボトル容器の首部が出し入れ自在になるとともに、閉鎖時には前記首部を拘束可能となる把持部を備え、
該把持部には、前記首部に設けられた鏑部上部側の周長の半分以上を把持する上部把持片(E)と、前記首部に設けられた鍔部下部側の周長の半分以上を把持する下部把持片(F)とを具備する構成としたことを特徴とする容器グリッパ。
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WO2022083506A1 (zh) * | 2020-10-23 | 2022-04-28 | 江苏新美星包装机械股份有限公司 | 一种瓶夹及瓶传输装置 |
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