JP2014162277A - トーションビーム式サスペンション用ブッシュ - Google Patents

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Abstract

【課題】トーションビーム式サスペンションに用いられるブッシュにおいて、車両の旋回におけるトーイン方向への矯正力を向上させると共に、耐久性に優れた構造とする。
【解決手段】トレーリングアーム2L,2R側及びブラケット3L,3R側のうちの一方に取り付けられるアウタースリーブ11と、他方に取り付けられるインナースリーブ12と、アウタースリーブ11とインナースリーブ12の間を互いに弾性的に連結するゴム状弾性材料からなるブッシュ本体13を備え、アウタースリーブ11の軸方向一端に形成された第一のフランジ11bにゴム状弾性材料からなる第一のストッパ14がブラケット3L,3Rの一方の壁面3a,3cと当接可能に対向して設けられ、アウタースリーブ11の軸方向他端に形成された第二のフランジ11cにゴム状弾性材料からなる第二のストッパ15がブラケット3L,3Rの他方の壁面3a,3bと当接可能に対向して設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のトーションビーム式サスペンションに用いられるブッシュに関する。
従来から、前輪駆動車のリアサスペンションとして、トーションビーム式サスペンションが知られている。図9に示すように、この種のトーションビーム式サスペンションは、左右の後輪100L,100Rが取り付けられる一対のトレーリングアーム101,101と、このトレーリングアーム101,101を互いに連結するトーションビーム102を備える。
左右のトレーリングアーム101,101は、その前端にそれぞれブッシュ110(110L,110R)が取り付けられており、このブッシュ110はそれぞれ車体側のブラケット103L,103Rに変位可能に連結されている。また、参照符号104はショックアブソーバやサスペンションスプリング等からなる緩衝装置である。
ブッシュ110は、図10に示すように、互いに同心的に配置されたアウタースリーブ111及びインナースリーブ112と、このアウタースリーブ111とインナースリーブ112の間を弾性的に連結するゴム状弾性材料(ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料)からなるブッシュ本体113と、このブッシュ本体113の一端に形成された環状のストッパ114を備えるもので、図11に示すように、アウタースリーブ111がそれぞれトレーリングアーム101,101の前端に形成された筒部105,105に圧入固定されると共に、インナースリーブ112が、車体側のブラケット103,103にそれぞれ取付軸(ボルト)106を介して取り付けられる。また、左右のブッシュ110L,110Rは、ストッパ114が内側を向くように互いに対称に取り付けられる(例えば下記の先行技術文献参照)。
トーションビーム式サスペンションでは、例えば図9に一点鎖線で示すように、コーナリング時において左へ旋回している場合には、後輪100L,100Rによって、左右のブッシュ110L,110Rのアウタースリーブ111に、トレーリングアーム101,101を介して左向きの横力Fが作用するので、これによって左側へ変位するアウタースリーブ111と、取付軸106を介してブラケット103に固定されたインナースリーブ112との間でブッシュ本体113が弾性変形を受け、両スリーブ111,112の相対変位量が所定の大きさになった時点で、右側のブッシュ110Rのストッパ114が、ブラケット103Rの内側面に圧接することによって、トレーリングアーム101,101の変位が抑制されるので、左旋回における外輪側となる後輪100Rのトーアウト傾向がトーイン方向へ矯正されるようになっている。
また逆に、右へ旋回している場合も同様であり、すなわちこの場合は横力が右向きに作用するので、右側へ変位するアウタースリーブ111と、ブラケット103に固定されたインナースリーブ112との間でブッシュ本体113が弾性変形を受け、さらに左側のブッシュ110Rのストッパ114が、ブラケット103Lの内側面に圧接することによって、右旋回における外輪側となる後輪100Lのトーアウト傾向がトーイン方向へ矯正されるようになっている。
特開2006−046588号公報 特開2003−322206号公報 特開2000−335217号公報 特開2000−326713号公報
しかしながら、従来のブッシュ110によれば、車両の旋回方向によって、いずれか一方のブッシュ110のストッパ114のみがブラケット103の内側面に圧接するため、剛性が不足し、このため大きな横力に対して後輪100L,100Rがトーアウト傾向になりやすく、したがって操縦安定性を向上することが困難で、しかも片側のストッパ114に変形力が集中的に作用するため、その耐久性が低下するおそれがある。また逆に、ブッシュ110の剛性(ばね定数)を高く設定した場合は、車両走行時に路面の凹凸により入力される振動に対して十分な防振性を確保することができない。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、車両のトーションビーム式サスペンションに用いられるブッシュにおいて、車両の旋回におけるトーイン方向への矯正力を向上させると共に、耐久性に優れた構造とすることにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係るトーションビーム式サスペンション用ブッシュは、トーションビーム式サスペンションにおける左右のトレーリングアームの前端と車体側の左右のブラケットの間にそれぞれ介装され、前記各トレーリングアームの前端と各ブラケットを弾性的に連結するブッシュであって、前記トレーリングアーム側及び前記ブラケット側のうちの一方に取り付けられるアウタースリーブと、他方に取り付けられるインナースリーブと、前記アウタースリーブとインナースリーブの間を互いに弾性的に連結するゴム状弾性材料からなるブッシュ本体を備え、前記アウタースリーブの軸方向一端に形成された第一のフランジにゴム状弾性材料からなる第一のストッパが前記ブラケットの一方の壁面と当接可能に対向して設けられ、前記アウタースリーブの軸方向他端に形成された第二のフランジにゴム状弾性材料からなる第二のストッパが前記ブラケットの他方の壁面と当接可能に対向して設けられたものである。
請求項2の発明に係るトーションビーム式サスペンション用ブッシュは、請求項1の構成において、第二のフランジが径方向内側を向き、その内径端部がブッシュ本体と第二のストッパの間の弾性層を介してインナースリーブの外周面と対向されたものである。
請求項3の発明に係るトーションビーム式サスペンション用ブッシュは、請求項2の構成において、第二のフランジの内径端部がブッシュ本体側で大径となる円錐面に形成されたものである。
本発明に係るトーションビーム式サスペンション用ブッシュによれば、車両が大きく旋回したときの横力によって、アウタースリーブの左右変位量が所定の大きさに達すると、左右のブッシュの双方において、第一のストッパ又は第二のストッパがブラケットと圧接するため、横力に対する剛性が高まってトーイン方向の矯正力が向上し、かつ耐久性を向上させることができる。
また、第二のフランジが径方向内側を向いてインナースリーブの外周面と対向された形状とすることによって、アウタースリーブとインナースリーブの互いの傾斜変位に対する剛性が高まるので、トーイン方向の矯正力を一層向上させることができ、第二のフランジの内径端部をブッシュ本体側で大径となる円錐面とすることによって、トー角度を調整することができる。
本発明に係るトーションビーム式サスペンション用ブッシュの第一の実施の形態を示す断面斜視図である。 第一の実施の形態によるブッシュの装着状態を示す説明図である。 本発明に係るトーションビーム式サスペンション用ブッシュの第二の実施の形態を示す断面斜視図である。 第二の実施の形態によるブッシュの装着状態を示す説明図である。 本発明に係るトーションビーム式サスペンション用ブッシュの第三の実施の形態を示す断面斜視図である。 第三の実施の形態によるブッシュの装着状態を示す説明図である。 本発明に係るトーションビーム式サスペンション用ブッシュの第四の実施の形態を示す断面斜視図である。 第四の実施の形態によるブッシュの装着状態を示す説明図である。 トーションビーム式サスペンションを概略的に示す平面図である。 従来技術に係るトーションビーム式サスペンション用ブッシュ態を示す断面斜視図である。 従来技術に係るブッシュの装着状態を示す説明図である。
以下、本発明に係るトーションビーム式サスペンション用ブッシュの好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。まず図1及び図2は、第一の実施の形態を示すものである。
図1に示すように、第一の実施の形態のトーションビーム式サスペンション用ブッシュ(以下、単にブッシュという)1は、金属製のアウタースリーブ11と、その内周に同心的に配置された金属製のインナースリーブ12と、これらアウタースリーブ11とインナースリーブ12の間を互いに弾性的に連結するゴム状弾性材料(ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料)からなるブッシュ本体13を備える。
アウタースリーブ11は、円筒状のスリーブ本体11aと、その軸方向一端から外径側へ屈曲形成された第一のフランジ11bと、軸方向他端から内径側へ屈曲形成された第二のフランジ11cからなり、インナースリーブ12は、アウタースリーブ11の第二のフランジ11cより小径かつアウタースリーブ11より軸方向のサイズが長い円筒状となっている。
ブッシュ本体13は、アウタースリーブ11とインナースリーブ12の間に一体的に加硫成形されたものであって、すなわち外径部はアウタースリーブ11におけるスリーブ本体11aの内周面に加硫接着され、内径部はインナースリーブ12の外周面に加硫接着されている。
アウタースリーブ11の第一のフランジ11bには、ブッシュ本体13の軸方向一端外径部から連続したゴム状弾性材料からなる第一のストッパ14が、軸方向一方へ向けて一体的に突設されており、すなわちこの第一のストッパ14の基端(先端と反対側の端部)は第一のフランジ11bに加硫接着されている。アウタースリーブ11の第二のフランジ11cには、この第二のフランジ11cの内径端部とインナースリーブ12の間を通じてブッシュ本体13の軸方向他端内径部から連続したゴム状弾性材料からなる第二のストッパ15が、軸方向他方へ向けて一体的に突設されており、すなわちこの第二のストッパ15の基端(先端と反対側の端部)は第二のフランジ11cに加硫接着されている。
また、第一のストッパ14の先端及び第二のストッパ15の先端は、インナースリーブ12の両端面とほぼ面一となっている。
上記構成を備えるブッシュ1は、図2に示すように、トーションビーム式サスペンションにおける左右のトレーリングアーム2L,2Rの前端に形成された筒部21L,21Rと、車体側に固定された左右のブラケット3L,3Rの間にそれぞれ介装されて、トレーリングアーム2L,2Rの前端とブラケット3L,3Rを弾性的に連結するものである。
詳しくは、左右のブッシュ1(1L,1R)は、それぞれアウタースリーブ11がトレーリングアーム2L,2Rの前端の筒部21L,21Rに圧入固定されると共に、インナースリーブ12が、車体側のブラケット3L,3Rにそれぞれ取付軸(ボルト)31を介して取り付けられる。
また、この取付状態では、左側のブッシュ1Lは、第一のストッパ14が、左側のブラケット3Lにおける右側の壁面3aと当接可能に対向すると共に第二のストッパ15が左側のブラケット3Lにおける左側の壁面3bと当接可能に対向しており、右側のブッシュ1Rは、第一のストッパ14が、右側のブラケット3Rにおける左側の壁面3bと当接可能に対向すると共に第二のストッパ15が右側のブラケット3Rにおける右側の壁面3aと当接可能に対向しており、すなわち左右のブッシュ1L,1Rは互いに対称に取り付けられている。
ここで、車両が旋回を行うと、不図示の後輪からの横力によってトレーリングアーム2L,2Rは左右へ変位する。そして、トレーリングアーム2L,2Rが右へ変位した場合には、左側のブッシュ1Lは、左側のトレーリングアーム2Lの筒部21Lによって、アウタースリーブ11がブッシュ本体13の変形を伴いながら右へ変位し、所定の変位量に達した時点で、第一のストッパ14が左側のブラケット3Lにおける右側の壁面3aに押し付けられる。一方、右側のブッシュ1Rも、右側のトレーリングアーム2Rの筒部21Rによって、アウタースリーブ11がブッシュ本体13の変形を伴いながら右へ変位するので、所定の変位量に達した時点で、第二のストッパ15が右側のブラケット3Rにおける右側の壁面3aに押し付けられる。
逆に、車両の旋回によってトレーリングアーム2L,2Rが左へ変位した場合には、左側のブッシュ1Lは、左側のトレーリングアーム2Lの筒部21Lによって、アウタースリーブ11がブッシュ本体13の変形を伴いながら左へ変位し、所定の変位量に達した時点で、第二のストッパ15が左側のブラケット3Lにおける左側の壁面3bに押し付けられる。一方、右側のブッシュ1Rも、右側のトレーリングアーム2Rの筒部21Rによって、アウタースリーブ11がブッシュ本体13の変形を伴いながら左へ変位するので、所定の変位量に達した時点で、第一のストッパ14が右側のブラケット3Rにおける左側の壁面3bに押し付けられる。
したがって、左右のブッシュ1L,1Rの双方において、第一のストッパ14又は第二のストッパ15がブラケット3L,3Rと圧接し、しかも第一のストッパ14はアウタースリーブ11の第一のフランジ11bによってバックアップされ、第二のストッパ15はアウタースリーブ11の第二のフランジ11cによってバックアップされているため、トレーリングアーム2L,2Rに作用する横力に対する剛性が高まってトーイン方向の矯正力が向上し、かつブッシュ1L,1Rの耐久性を向上させることができる。
またこのため、横力に対する剛性を確保する目的でゴム状弾性材料のばね定数を上げる必要はなく、したがって車両走行中における路面側から車体への伝達振動を、ブッシュ本体13において有効に吸収することができる。しかもこの効果は、他の部品を追加することなく、アウタースリーブ11及びゴム部の形状変更だけで実現することができるので、コストの上昇も抑えられる。
次に、図3及び図4は、本発明に係るトーションビーム式サスペンション用ブッシュの第二の実施の形態を示すものである。
第二の実施の形態のブッシュ1において、上述した第一の実施の形態と異なるところは、アウタースリーブ11が硬質の合成樹脂材からなり、図3に示すように、内径側を向いた第二のフランジ11cの肉厚tが第一のフランジ11bの肉厚よりも十分に厚く、その内周面11dが円筒面状に形成されている点にある。その他は第一の実施の形態と同様の構成となっている。
上記構成を備えるブッシュ1(1L,1R)も、図4に示すように、互いに左右対称に配置され、それぞれアウタースリーブ11がトレーリングアーム2L,2Rの前端の筒部21L,21Rに圧入固定されると共に、インナースリーブ12が、車体側のブラケット3L,3Rにそれぞれ取付軸(ボルト)31を介して取り付けられる。そしてこの取付状態では、上述した第一の実施の形態と同様の効果のほか、次のような効果が得られる。
すなわち、車両の旋回走行に際しては、トレーリングアーム2L,2Rに生じるモーメントによって、ブッシュ1L,1Rは、アウタースリーブ11がインナースリーブ12に対して傾斜するように変位する。そしてこのような傾斜変位によって、アウタースリーブ11はインナースリーブ12に対して偏心することになるが、ブッシュ本体13は、アウタースリーブ11における第一のフランジ11bの内周面11dと、インナースリーブ12の外周面との間の部分13aが径方向に対して薄肉になっていると共に、前記内周面11dの軸方向幅が広いので、アウタースリーブ11の偏心による前記部分13aの圧縮率が大きくなり、すなわち剛性が高くなるので、第一のストッパ14及び第二のストッパ15がブラケット3L,3Rの壁面3a又は3bと圧接することと相俟って、トレーリングアーム2L,2Rに作用する横力に対する剛性が一層高まり、このためトーイン方向の矯正力を一層向上させることができる。
次に、図5及び図6は、本発明に係るトーションビーム式サスペンション用ブッシュの第三の実施の形態を示すものである。
第三の実施の形態のブッシュ1は、上述した第二の実施の形態におけるアウタースリーブ11の第二のフランジ11cの内周面11dが、図5に示すように、ブッシュ本体13側へ向けて漸次大径になる円錐面状に形成されたものであり、その他は第二の実施の形態と同様の構成となっている。
上記構成を備えるブッシュ1(1L,1R)も、図6に示すように、互いに左右対称に配置され、それぞれアウタースリーブ11がトレーリングアーム2L,2Rの前端の筒部21L,21Rに圧入固定されると共に、インナースリーブ12が、車体側のブラケット3L,3Rにそれぞれ取付軸(ボルト)31を介して取り付けられる。そしてこの取付状態では、上述した第二の実施の形態と同様の効果のほか、第二のフランジ11cの円錐面状をなす内周面11dの傾斜角度θによって、トー角度を調整することができるといった効果が得られる。
すなわち上述のように、車両の旋回走行に際しては、トレーリングアーム2L,2Rに生じるモーメントによって、ブッシュ1L,1Rは、アウタースリーブ11がインナースリーブ12に対して傾斜するように変位するが、このとき、第二のフランジ11cの内周面11dの傾斜角度θが大きいほど、13a部のゴムを介してアウタースリーブ11の傾斜運動の自由度が大きくなる。このため、自動車メーカーや車種などによって異なる狙いのトーイン矯正角度に合わせて第二のフランジ11cの内周面11dの傾斜角度θを調整することで、トー角度の調整が可能となる。
次に、図7及び図8は、本発明に係るトーションビーム式サスペンション用ブッシュの第四の実施の形態を示すものである。
第四の実施の形態のブッシュ1は、先に説明した第一の実施の形態におけるブッシュ本体13に、軸方向に延びるすぐり13bを、円周方向等間隔で複数形成したものである。その他は第一の実施の形態と同様の構成となっている。
この構成によれば、すぐり13bの形成によってブッシュ本体13のばね定数が低いものとなるので、車両走行時に路面の凹凸により入力される振動等に対して一層優れた防振性を奏することができ、乗り心地を向上することができる。
なお、第二及び第三の実施の形態についても同様に、ブッシュ本体13にすぐり13bを形成した構成とすることができる。
1 ブッシュ
11 アウタースリーブ
11a スリーブ本体
11b 第一のフランジ
11c 第二のフランジ
12 インナースリーブ
13 ブッシュ本体
13b すぐり
14 第一のストッパ
15 第二のストッパ
2L,2R トレーリングアーム
21L,21R 筒部
3L,3R ブラケット
31 取付軸
3a,3b 壁面

Claims (3)

  1. トーションビーム式サスペンションにおける左右のトレーリングアームの前端と車体側の左右のブラケットの間にそれぞれ介装され、前記各トレーリングアームの前端と各ブラケットを弾性的に連結するブッシュであって、前記トレーリングアーム側及び前記ブラケット側のうちの一方に取り付けられるアウタースリーブと、他方に取り付けられるインナースリーブと、前記アウタースリーブとインナースリーブの間を互いに弾性的に連結するゴム状弾性材料からなるブッシュ本体を備え、前記アウタースリーブの軸方向一端に形成された第一のフランジにゴム状弾性材料からなる第一のストッパが前記ブラケットの一方の壁面と当接可能に対向して設けられ、前記アウタースリーブの軸方向他端に形成された第二のフランジにゴム状弾性材料からなる第二のストッパが前記ブラケットの他方の壁面と当接可能に対向して設けられたことを特徴とするトーションビーム式サスペンション用ブッシュ。
  2. 第二のフランジが径方向内側を向き、その内径端部がブッシュ本体と第二のストッパの間の弾性層を介してインナースリーブの外周面と対向されたことを特徴とする請求項1に記載のトーションビーム式サスペンション用ブッシュ。
  3. 第二のフランジの内径端部がブッシュ本体側で大径となる円錐面に形成されたことを特徴とする請求項2に記載のトーションビーム式サスペンション用ブッシュ。
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