JP2014160161A - フレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物及びフレキソ印刷原版 - Google Patents

フレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物及びフレキソ印刷原版 Download PDF

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Abstract

【課題】版面汚れ防止能とその効果の持続性を有し、高品位大量印刷を可能にするフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物及びフレキソ印刷原版を提供する。
【解決手段】(A)水分散ラテックス、(B)光重合性化合物、(C)光重合開始剤、及び(D)パラフィンを含有するフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物であって、(D)成分が数平均炭素数30以上、数平均分子量400以上のパラフィンであること、及び(D)成分が印刷版樹脂組成物中で3〜20質量%であることを特徴とするフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物。(A)成分は少なくとも2種の水分散ラテックスからなることが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、フレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物及びフレキソ印刷原版に関する。
一般的なフレキソ印刷用感光性樹脂版は、例えば特許文献1〜3に記載されるように、露光・現像および後露光工程を経て製造される。フレキソ印刷用感光性樹脂版を用いた印刷方式は、凹凸のある樹脂版の凸部表面に、インキ供給ロール等でインキを供給し、次に樹脂版を被印刷体に接触させて、凸部表面のインキを被印刷体に転移させる方式である。このようなフレキソ印刷においては、インキが樹脂版の凸部のショルダー部分に付着してきたり、凹部にインキが入りこんだりすること(以下、版面汚れ)が長時間にわたっての印刷中にしばしば発生する。その結果、本来の絵柄でない部分まで印刷されることがあり、印刷品位の低下を起こしてしまう。
特に近年、フレキソ印刷の高精細印刷への適用が進んでおり、色や濃度の階調を出すため高線数での網点印刷が盛んに行われている。この場合、網点と網点の間隔がより小さくなるために、よりインキが印刷版の網点谷間に詰まりやすくなる。印刷版の谷間にインキが一定以上たまると、これらは被印刷物へと転移し、ドット絡みを発生させ、著しい印刷品位の低下をもたらす。
ところで、フレキソ印刷は、水系インキ、アルコール系インキ、溶剤系インキ、UVインキ等、様々な種類のインキに対応できることが特徴の一つである。一方、いずれのインキを使用した場合でも版面汚れを防止することが求められる。特に、溶剤インク、UVインクなど版材への浸透力の高いインキを用いた場合でも、版面汚れを防止できることが必要である。
フレキソ印刷版の版面汚れ防止に関して、これまでに幾つかの方法が提案されている。例えば、特許文献4には、ポリエステル樹脂を主成分とする印刷版にシリコーンオイル、シリコーンゴム、シリコーンワニスまたはフッ素化合物を、はけ塗りやスプレー方式で付着させる方法が記載されている。この方法では、一定の版面汚れ防止効果はあるものの、ドット間距離が狭い高線数の網点印刷では版面汚れを防止できない。
特許文献5には、エラストマーよりなる印刷版に、シリコーン系化合物やフッ素系化合物の水系エマルジョンと水性樹脂の混合物を塗布する方法が提案されている。この方法では、未変性シリコーン化合物を使用しているため、版面汚れ防止能は十分でない。
特許文献6には、フレキソ印刷版の製版時の露光工程以降に、変性シリコーン化合物を含む溶液を接触させる方法が提案されている。この方法では、変性されたシリコーン化合物を用いることにより、版面汚れ防止能に向上が見られる。ただし、ロングランの印刷においては、版面汚れが発生し、持続性は十分とはいえない。
特許文献7には、ゲル化度が50質量%以上であるラテックスを含むフレキソ印刷版に、アミノ変性シリコーン化合物を含有する液を接触させる方法が提案されている。この方法では、アミノ変性シリコーン化合物とゲル化ラテックスとの相互作用および/またはアミノ変性シリコーン化合物と乳化剤との相互作用により、版面汚れ防止能に向上がみられ、長時間の印刷においてその効果が持続する。しかしながら、大量印刷には十分とはいえない。
特許文献8には、フレキソ印刷版に有機ケイ素化合物を含有させる方法が提案されている。この方法では、樹脂組成物中に撥インキ成分を含ませており、版面に撥インキ成分を接触させる方法に比べ、優れた持続効果を示す。しかしながら、印刷版樹脂組成物中の有機ケイ素化合物の含有量が0.05質量%〜1.0質量%と少なく、印刷版表面に存在する撥インキ成分は少ない。このため、版面汚れ防止能は十分とは言えない。
特開平10−171111号公報 特開昭63−088555号公報 特開平05−134410号公報 特開昭51−47805号公報 特開2002−292985号公報 国際公開第2005/064413号 国際公開第2011/081084号 国際公開第2007/116941号
本発明は、上記の従来技術の現状に鑑み創案されたものであり、その目的は、版面汚れ防止能とその効果の持続性を有し、高品位大量印刷を可能にするフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物及びフレキソ印刷原版を提供することにある。
本発明者らは、かかる目的を達成するために鋭意検討した結果、水分散ラテックスを含有するフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物に、特定の数平均炭素数及び数平均分子量を有するパラフィンを特定量含有することにより、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の構成は、以下の(1)〜(5)に記載のとおりである。
(1)(A)水分散ラテックス、(B)光重合性化合物、(C)光重合開始剤、及び(D)パラフィンを含有するフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物であって、(D)成分が数平均炭素数30以上、数平均分子量400以上のパラフィンであること、及び(D)成分が印刷版樹脂組成物中で3〜20質量%であることを特徴とするフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物。
(2)(A)成分が少なくとも2種の水分散ラテックスからなることを特徴とする(1)に記載のフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物。
(3)(1)または(2)に記載の感光性樹脂組成物からなる感光性樹脂層の表面に、鹸化度が60〜99モル%の部分鹸化ポリ酢酸ビニルからなる層を設けたことを特徴とするフレキソ印刷原版。
(4)(1)または(2)に記載の感光性樹脂組成物からなる感光性樹脂層の表面に、水溶性セルロース誘導体を含む保護層を設けたことを特徴とするフレキソ印刷原版。
(5)(1)または(2)に記載の感光性樹脂組成物からなる感光性樹脂層の表面に、赤外アブレーション層を設けたことを特徴とするフレキソ印刷原版。
本発明の感光性樹脂組成物は、溶剤系インキを用いた印刷においても長時間にわたって版面汚れが発生せず、安定した高品位大量印刷を実施できるフレキソ印刷版を提供することができる。
以下、本発明のフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物及びフレキソ印刷原版について説明する。
まず、印刷版を構成する感光性樹脂組成物について説明する。本発明の感光性樹脂組成物は、必須成分として(A)水分散ラテックス、(B)光重合性化合物、(C)光重合開始剤、及び(D)パラフィンを含有するものである。
本発明における(A)成分(水分散ラテックス)は、1種類以上用いられ、特に微細画像再現性に優れた高品位印刷のために2種類以上用いることが好ましい。2種類以上のラテックスを用いると、印刷原版の未露光部の水現像性と露光部の耐水性を両立でき、微細画像再現性に優れた高品位印刷のフレキソ印刷原版を製造することができる。1種類のラテックスを用いた場合は、水分散性を付与するためにはラテックス成分の親水性を高くする必要があり、露光部の耐水性が低下することから画像再現性が低下する可能性がある。水現像性でありながら優れた画像再現性を達成できる理由としては、2種類のラテックスにより層分離構造を作り、連続層と分散層の間に水が進入し、水分散がし易くなるためであると考えられる。(A)成分としては、従来公知のラテックスの中から適宜選択すればよく、例えばポリブタジエンラテックス、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ラテックス、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体ラテックスなどを使用することができる。また、これらのラテックスは所望により(メタ)アクリルやカルボキシ、シリコーン、フッ素などで変性されていてもよい。なお、水分散ラテックスは多数の様々な合成ラテックスおよび天然ラテックスが市販されているので、そこから適当なものを選択すればよい。
この中でも、分子鎖中にブタジエン骨格を含有する水分散ラテックス重合体が、硬度やゴム弾性の点から好ましく用いられる。具体的には、ポリブタジエン(BR)ラテックス、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体(NBR)ラテックスが好ましい。(A)成分の組成物中の配合量は、40〜80質量%が好ましい。40質量%未満では、印刷版としての強度が不足し、80質量%を超えると、水現像に時間を要するので好ましくない。
本発明における(B)成分(光重合性化合物)は、光照射により重合・架橋し、印刷版に形状維持のための緻密なネットワークを形成するためのものであり、光重合性オリゴマーを含有することが好ましい。光重合性オリゴマーとは、共役ジエン系重合体の末端および/または側鎖にエチレン性不飽和基が結合した重合体であって、数平均分子量が1000以上、10000以下のものであることが好ましい。
共役ジエン系重合体は、共役ジエン不飽和化合物の単独重合体または共役ジエン不飽和化合物とモノエチレン性不飽和化合物との共重合体によって構成される。かかる共重合体としては、ブタジエン重合体、イソプレン重合体、クロロプレン重合体、スチレン−クロロプレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−イソプレン共重合体、メタクリル酸メチル−イソプレン共重合体、アクリロニトリル−イソプレン共重合体、メタクリル酸メチル−イソプレン共重合体、メタクリル酸メチル−クロロプレン共重合体、アクリル酸メチル−ブタジエン共重合体、アクリル酸メチル−イソプレン共重合体、アクリル酸メチル−クロロプレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−クロロプレン−スチレン共重合体等が挙げられる。これらのうち、ゴム弾性と光硬化性の点で、ブタジエン重合体、イソプレン重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体が好ましく、特に好ましくはブタジエン重合体、イソプレン重合体である。
本発明の光重合性化合物は、上記の例示したものに加えて、本発明の効果を阻害しない範囲において、必要に応じて、一般的に用いられるメタ(ア)クリレートなどの光重合性モノマーを使用することができる。(B)成分の組成物中の配合量は、10〜45質量%が好ましい。10質量%未満では、現像性が悪化し、45質量%を超えると、強靱性が悪化するおそれがある。
本発明における(C)成分(光重合開始剤)は、光によって重合性の炭素−炭素不飽和基を重合させることができるものであれば、特に制限されない。なかでも、光吸収によって、自己分解や水素引き抜きによってラジカルを生成する機能を有するものが好ましく用いられる。具体的には、例えば、ベンゾインアルキルエーテル類、ベンゾフェノン類、アントラキノン類、ベンジル類、アセトフェノン類、ジアセチル類などが挙げられる。(C)成分の組成物中の配合量は、0.1〜10質量%が好ましい。0.1質量%未満では、開始効率が減少し、画像再現性が劣る。10質量%を超えると、感度が高くなり、露光時間のコントロールが困難になる。
本発明における(D)成分(パラフィン)は、版面汚れ防止のために用いられ、数平均炭素数30以上、数平均分子量400以上のパラフィンであることが必要である。好ましくは、数平均炭素数33以上、数平均分子量420以上であり、より好ましくは数平均炭素数36以上、数平均分子量460以上である。それぞれの上限は、限定されないが、現実的には数平均炭素数80、数平均分子量1000程度である。このような数平均炭素数、数平均分子量のパラフィンを用いることにより、版面汚れ防止能と持続性を有し、高品位大量印刷を可能にすることができる。上記の数平均炭素数、数平均分子量を満たさないパラフィンでは、版面汚れ防止能を発揮することが困難である。
これらの特定のパラフィンによる版面汚れ防止のメカニズムについては、以下のように考察することができる。ロングランにより発生する版面汚れは、インキと印刷版表面との相互作用が大きいほど起こりやすい。表面エネルギーの小さい物質を樹脂組成物に含有すれば、インキと印刷版表面との相互作用が低下し、版面汚れを抑制することができる。表面エネルギーの小さい物質を構成する成分としては、飽和フルオロアルキル基、アルキルシリル基(シロキサン基)、フルオロシリル基、長鎖アルキル基などがあり、これらは一般的に炭素数が多いほど、表面自由エネルギーが小さい。従って、上記のような高い数平均炭素数及び数平均分子量を有するパラフィンの使用により、版面汚れを効果的に防止できる。
(D)成分の組成物中の配合量は、3〜20質量%であることが好ましい。3質量%未満の場合、版面汚れ防止能が十分でない。20質量%を超えると、感光性樹脂組成物の強度が不足するためにショルダー部が欠け、画像再現性が低下する。
本発明の感光性樹脂組成物には、上記の(A)〜(D)成分以外に親水性重合体を添加することができる。親水性重合体としては、−COOH、−COOM(Mは1価、2価あるいは3価の金属イオンまたは置換または無置換のアンモニウムイオン)、−OH、−NH、−SOH、リン酸エステル基などの親水基を有するものが好ましく、具体的には、(メタ)アクリル酸またはその塩類の重合体、(メタ)アクリル酸またはその塩類とアルキル(メタ)アクリレートとの共重合体、(メタ)アクリル酸またはその塩類とスチレンとの共重合体、(メタ)アクリル酸またはその塩類と酢酸ビニルとの共重合体、(メタ)アクリル酸またはその塩類とアクリロニトリルとの共重合体、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリルアミド、ヒドロキシエチルセルロース、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレンイミン、−COOM基を有するポリウレタン、−COOM基を有するポリウレアウレタン、−COOM基を有するポリアミド酸およびこれらの塩類または誘導体が挙げられる。親水性重合体の組成物中の配合量は、2〜30質量%であることが好ましい。2質量%未満の場合、現像性が悪化し、30質量%を超えると、レリーフの耐水性が悪化するおそれがある。
本発明の感光性樹脂組成物は、混練時の熱安定性を高める、貯蔵安定性を高めるなどの観点から、熱重合禁止剤(安定剤)を添加することができる。熱重合禁止剤(安定剤)の組成物中の配合量は、0.001〜5質量%が一般的である。熱重合禁止剤としては、フェノール類、ハイドロキノン類、カテコール類のものなどを挙げることができる。
本発明の感光性樹脂組成物においては、本発明の効果を阻害しない範囲において、種々の特性向上を目的として、可塑剤、紫外線吸収剤、染料、顔料、消泡剤、凝集防止剤、シリコーン化合物、フッ素化合物などの他の成分を適宜添加することができる。
以上の配合からなる本発明の感光性樹脂組成物は、水分散ラテックスが微粒子状に存在していることが好ましく、その粒子径分布におけるピークが2つ以上あり、各ピークの粒径比が2倍以上であること、特に下限は約3倍以上、さらには5倍以上が望ましく、上限は20倍以下、さらには15倍以下が望ましい。なお、「微粒子状に存在している」とは、例えば、走査型プローブ顕微鏡SPMを用いて形態観察と位相分布評価を行って、独立した微粒子としての存在が確認できるということである。
次に、上述の本発明の感光性樹脂組成物を使用した水現像可能なフレキソ印刷原版について説明する。
本発明のフレキソ印刷原版は、本発明の感光性樹脂組成物からなる感光性樹脂層を有する。本発明の印刷原版は、使用時に、感光層の上にネガフィルムを密着させる、アナログ方式の印刷原版であってもよいし、予め感光層の上に化学線により融除可能な赤外アブレーション層が密着している、いわゆるCTP(Computer to plate)方式に含まれるLAM(Laser ablation mask)方式の印刷原版であってもよい。
アナログ方式の印刷原版は、支持体上に、感光性樹脂層、粘着防止層、保護フィルムがこの順で積層されたものからなる。なお、アナログ方式の印刷原版は、使用時には、保護フィルムを剥がし、露出された粘着防止層の上に、予め画像が形成されているネガフィルムが密着される。
LAM方式の印刷原版は、支持体上に、感光性樹脂層、保護層、赤外アブレーション層、保護フィルムがこの順で積層されたものからなる。LAM方式の印刷原版は、使用時には、保護フィルムを剥がし、赤外アブレーション層が露出される。赤外アブレーション層は、赤外線レーザーにより照射された部分を除去することが可能な層であり、それ自体は実用上のレベルで紫外線の透過を遮蔽できる機能を併せ持つ層であって、それに画像を形成することによりネガフィルムとしての役割をすることができるものである。
支持体は、寸法安定性に優れたポリエチレンテレフタレートフィルムが特に好ましい。支持体の厚みは、機械的特性、形状安定化あるいは印刷版製版時の取り扱い性等から、50〜350μm、好ましくは100〜250μmである。また、必要により、支持体と感光層との接着性を向上させるために、それらの間に接着剤を設けても良い。
保護層は、水系現像液で除去可能であれば特に制限されず、水に可溶性または不溶性のいずれのポリマーも使用して構成することができる。水に不溶性のポリマーでも物理的にブラシでこすることにより除去され現像可能であるが、現像時間短縮のためには水に可溶性のポリマーが好ましい。このようなポリマーとしては、例えば部分鹸化ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、水溶性セルロース誘導体(特にヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ニトロセルロース、セルロースアセテートブチレート)、ポリアクリル酸、ポリエチレンオキシド、アルキルセルロース可溶性ポリアミド、ポリブチラール、ブチルゴム、NBRゴム、アクリルゴム、スチレン―ブタジエンゴム、ラテックス、可溶性ポリエステルが挙げられる。これらのポリマーは、一種類の使用に限定されず、二種類以上のポリマーを組み合わせて使用することもできる。中でも、水現像性、粘着防止性、画像再現性の面から、鹸化度が60〜99モル%の部分鹸化ポリ酢酸ビニル、水溶性セルロース誘導体が好ましい。
赤外アブレーション層は、化学線に関して2.0以上の光学濃度であることが好ましく、2.2〜2.5がより好ましい。赤外アブレーション層の厚みは、0.5〜5.0μmが好ましく、1.0〜2.0μmがより好ましい。0.5μm未満では、高い塗工技術を必要とし、一定以上の光学濃度を得ることができない可能性がある。また、5.0μmを超えると、赤外アブレーション層の蒸発に高いエネルギーを必要とし、コスト的に不利である。赤外アブレーション層は、バインダー、赤外線レーザーを吸収し熱に変換する機能と紫外光を遮断する機能を有する材料から構成される。上記バインダーとしては、特に限定されないが、極性を持つ共重合ポリアミドが好ましく用いられる。赤外線吸収機能と紫外光遮断機能を有する材料としては、光熱変換率および、経済性、取り扱い性の面から、カーボンブラックが特に好ましい。赤外線吸収機能と紫外光遮断機能を有する材料は、前記光学濃度と層厚を達成できる濃度で適宜用いられるが、一般的には赤外アブレーション層の総質量に対して1〜60質量%、好ましくは10〜50質量%である。1質量%未満では、光学濃度が2.0未満となり、赤外線吸収機能と紫外光遮断機能を示さなくなるおそれがある。また、60質量%を超えると、バインダーなどの他成分が不足して、皮膜形成性が低下するおそれがある。
保護フィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルムを挙げることができる。しかしながら、このような保護フィルムは絶対に必要というものではない。
次に実施例および比較例を用いて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
感光性樹脂組成物の作成
(A)成分であるブタジエンラテックス(Nipol LX111NF、不揮発分55%、日本ゼオン(株)製)76質量部、アクリロニトリル−ブタジエンラテックス(Nipol SX1503、不揮発分43%、日本ゼオン(株)製)18質量部、(B)成分であるオリゴブタジエンアクリレート(ABU−4S、共栄社化学(株)製)15質量部、ラウリルメタクリレート(ライトエステルL、共栄社化学(株)製)7.5質量部、トリメチロールプロパントリアクリレート(ライトエステルTMP、共栄社化学(株)製)7.5質量部、(C)成分である光重合開始剤(イルガキュア651)1質量部、(D)成分であるパラフィン(モレスコホワイトP−500 モレスコ(株)製)5質量部、その他成分として、親水性重合体(PFT−3、不揮発分25%、共栄社化学(株)製)20質量部、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.03質量部を容器中で混合し、ドープを作成した。ドープを加圧ニーダーに投入して、80℃でトルエンと水を減圧除去した。
フレキソ印刷原版Aの作成
カーボンブラック分散液(オリエント化学工業(株)製、AMBK−8)、共重合ポリアミド(PA223、東洋紡績(株)製)、プロピレングリコール、メタノールを45/5/5/45の質量割合で混合し、赤外アブレーション層塗工液を得た。PETフィルム(東洋紡績(株)、E5000、厚さ100μm)の両面に離型処理を施した後、乾燥後の塗膜の厚みが1.6μmとなるようにバーコーターで赤外アブレーション層塗工液を塗工し、120℃×5分乾燥してフィルム積層体(I)を得た。光学濃度は2.3であった。光学濃度は白黒透過濃度計DM−520(大日本スクリーン製造(株))によって測定した。鹸化度80%のポリ酢酸ビニル(KH20、日本合成(株)製)と可塑剤(サンフレックスSE270、三洋化成工業製、脂肪族多価アルコール系ポリエーテルポリオール、固形分濃度85%)とNBRラテックス(SX1503A、日本ゼオン(株)製、固形分濃度42%)を、50/20/30の質量割合で混合し、保護層塗工液を得た。フィルム積層体(I)上に、乾燥後の塗膜の厚みが2.0μmとなるようにバーコーターで保護層塗工液を塗工し、120℃×5分乾燥してフィルム積層体(II)を得た。共重合ポリエステル系接着剤を塗工したPETフィルム支持体(東洋紡績(株)、E5000、厚さ125μm)上に上記感光性樹脂組成物を配置し、その上からフィルム積層体(II)を重ね合わせた。ヒートプレス機を用いて100℃でラミネートし、PET支持体、接着層、感光性樹脂層、保護層、赤外アブレーション層および保護フィルムからなるフレキソ印刷原版を得た。版の総厚は1.70mmであった。
フレキソ印刷原版Aからの印刷版Aの作成
印刷原版のPET支持体側から化学線(光源Philips10R、365nmにおける照度8mW/cm)を1分間照射した。続いて、保護フィルムを剥離した。この版を、Esko CDI SPARK2530に巻き付け、画像形成を行った。アブレーション後、版を取り出し平面に戻し、化学線(光源Philips10R、365nmにおける照度8mW/cm)を7分照射した。その後、A&V(株)製現像機(Stuck System)で、40℃で8分現像を行った。現像液には、Coop粉せっけん(Coop製)を1%添加した水道水を使用した。現像後、60℃で10分乾燥し、化学線を10分間照射し、最後に表面粘着性を除去するために殺菌灯を5分間照射した。
(実施例2〜6、比較例1〜3)
(A)水分散ラテックス及び(D)パラフィンの使用を表1の通りにした以外は、実施例1と同様にして感光性樹脂組成物、フレキソ印刷原版、フレキソ印刷版を作成した。
(実施例7)
フレキソ印刷原版Bの作成
メチルセルロース(信越化学工業(株)製、MCE−15)、可塑剤(サンフレックスSE270、三洋化成工業製、脂肪族多価アルコール系ポリエーテルポリオール、固形分濃度85%)、イソプロピルアルコール、水を3/1/34/63の質量割合で混合し、粘着防止層塗工液を得た。PETフィルム(東洋紡績(株)、E5000、厚さ100μm)の両面に離型処理を施した後、乾燥後の塗膜の厚みが1.2μmとなるようにバーコーターで粘着防止層塗工液を塗工し、120℃×5分乾燥してフィルム積層体(III)を得た。共重合ポリエステル系接着剤を塗工したPETフィルム支持体(東洋紡績(株)、E5000、厚さ125μm)上に上記感光性樹脂組成物を配置し、その上からフィルム積層体(III)を重ね合わせた。ヒートプレス機を用いて100℃でラミネートし、PET支持体、接着層、感光性樹脂層、粘着防止層および保護フィルムからなるフレキソ印刷原版を得た。版の総厚は1.70mmであった。
フレキソ印刷原版Bから印刷版Bの作成
印刷原版のPET支持体側から化学線(光源Philips10R、365nmにおける照度8mW/cm)を1分間照射した。続いて、保護フィルムを剥離した。版の上にネガフィルムを置き、バキュームシートで真空密着させながら化学線(光源Philips10R、365nmにおける照度8mW/cm)を7分照射した。その後、A&V(株)製現像機(Stuck System)で、40℃で8分現像を行った。現像液には、Coop粉せっけん(Coop製)を1%添加した水道水を使用した。現像後、60℃で10分乾燥し、化学線を10分間照射し、最後に表面粘着性を除去するために殺菌灯を5分間照射した。
以下の評価方法に基づいて、ドープ安定性、感光性樹脂組成物の機械的強伸度、印刷版の微細画像再現性を評価した。
(1)印刷版の微細画像再現性
得られた印刷版の150lpi 2%、175lpi 2%の網点再現性をルーペで観察した。
90%未満の再現を×、
90%以上の再現し、ショルダー部のカケが見られるものを△、
90%以上の再現し、ショルダー部のカケがないものを○、とした。
(2)表面張力の評価
表面張力は、ぬれ張力試験用混合液(関東化学株式会社製)を用いて評価を行った。20℃、60RH%の雰囲気下で、22.6mN/m、25.4mN/m、27.3mN/m、30mN/m,31mN/m,32mN/m、33mN/m、34mN/m、35mN/m、36mN/m、37mN/m,38mN/m,39mN/m、40mN/mの各ぬれ張力試験用混合液を印刷版上に2滴たらし、綿棒で塗り広げた時の液の濡れ広がり方を目視で評価した。液がはじいた混合液の数値を表面張力とした。表面張力が低いほど、インクをはじく性質が高く、印刷時のインク詰りを防ぐ効果が高い。
(3)インキ絡みの評価
インキ絡みは、フレキソ印刷機FPR302(エム・シーケー社製)を用い、800LPIのアニロックスを用いて行った。インキは溶剤インキ(商品名:ブライトフレックス(DIC株式会社製))を用いて行った。被印刷体にはコート紙(商品名:パールコート 王子製紙製)を用いた。印刷速度は50m/分で行った。上記条件で、まず50m印刷を行い、印刷サンプルを採取した。引き続き950m印刷を行い、合計1000m印刷した後のサンプルを得た。評価する網点は、125,150,175,200LPIで1,5,10,20%の網点でインキ絡みを評価した。インキ絡みが皆無の場合“A”、インキ絡みが網点最端部のみできた場合“B”、インキ絡みが網点端部付近で発生した場合“C”、インキ絡みが網点全面に発生した場合“D”とした。
(4)耐刷性の評価
インキ絡みは、フレキソ印刷機FPR302(エム・シーケー社製)を用い、800LPIのアニロックスを用いて行った。インキは溶剤インキ(商品名:ブライトフレックス(DIC株式会社製))を用いて行った。被印刷体にはコート紙(商品名:パールコート 王子製紙製)を用いた。印刷速度は50m/分で行った。印圧は、耐刷評価を加速させる目的で適性値より0.02mm加圧した条件で行った。200LPI1%の網点に欠けもしくは磨耗が発生し、印刷品位に低下がみられるまでの印刷量を500m単位で1500mまで評価した。
実施例1〜7及び比較例1〜3の感光性樹脂組成物の組成((A)及び(D)のみ)(質量部)及び印刷版の評価結果を表1に示す。
Figure 2014160161
本発明の感光性樹脂組成物によれば、溶剤系インキを用いた印刷においても長時間にわたって版面汚れが発生せず、安定した高品位大量印刷を実施することができる。

Claims (5)

  1. (A)水分散ラテックス、(B)光重合性化合物、(C)光重合開始剤、及び(D)パラフィンを含有するフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物であって、(D)成分が数平均炭素数30以上、数平均分子量400以上のパラフィンであること、及び(D)成分が印刷版樹脂組成物中で3〜20質量%であることを特徴とするフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物。
  2. (A)成分が少なくとも2種の水分散ラテックスからなることを特徴とする請求項1に記載のフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物。
  3. 請求項1または2に記載の感光性樹脂組成物からなる感光性樹脂層の表面に、鹸化度が60〜99モル%の部分鹸化ポリ酢酸ビニルからなる層を設けたことを特徴とするフレキソ印刷原版。
  4. 請求項1または2に記載の感光性樹脂組成物からなる感光性樹脂層の表面に、水溶性セルロース誘導体を含む保護層を設けたことを特徴とするフレキソ印刷原版。
  5. 請求項1または2に記載の感光性樹脂組成物からなる感光性樹脂層の表面に、赤外アブレーション層を設けたことを特徴とするフレキソ印刷原版。
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