JP2014159744A - 蒸気タービンのバルブ制御装置及びそのバルブ制御方法 - Google Patents

蒸気タービンのバルブ制御装置及びそのバルブ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電力系統事故が発生した際に、有効電力の低下を抑制し、かつ制御の安定性を確実にする蒸気タービンのバルブ制御装置を提供する。
【解決手段】蒸気タービンのバルブ制御装置は、電力系統事故の発生を検出する事故検出部44と、蒸気タービンに流入する蒸気量を調節する複数の蒸気加減弁13(13a〜13d)のうち、検出された事故の規模に応じて、急閉させる蒸気加減弁13を選択する第一選択部45と、選択されていない蒸気加減弁13により、通常の圧力または速度制御を継続する通常制御回路11と、を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明の実施形態は、蒸気タービンのバルブ制御技術に関する。
電力系統に接続されている火力プラントや原子力プラントにおいて、定常状態ではタービンからの機械入力と発電機の電気出力とのバランスが保たれることにより、タービンの回転速度は一定に維持されている。
しかし、電力系統に事故が発生した場合、発電機の電気出力が急減するため、このバランスがくずれてタービンの回転速度が上昇し、一定限界以上になると安定運転ができなくなるおそれがある。
この状況を防止する方法として、タービン高速バルブ制御が知られている。これは、電力系統事故が発生した際に、タービンに蒸気を流入させる蒸気加減弁やインターセプト弁を急速に全閉して、一時的にタービンへの蒸気流入を遮断することにより、タービンの回転速度の上昇を抑制する手法である。
また、蒸気加減弁やインターセプト弁の弁開度を絞り込むことにより、タービンへの蒸気流入量を調整して、電力系統事故に対応する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−252416号公報
タービン高速バルブ制御は、全ての蒸気加減弁やインターセプト弁を急閉させるため、一時的にタービンへ流入する蒸気を完全に遮断する。このため、事故発生から定常状態に戻る際に、蒸気によるタービンの機械トルク出力の戻りが遅くなるため、電力系統に供給する有効電力が大きく低下してしまうという課題がある。
特許文献1の技術は、蒸気加減弁やインターセプト弁の開度に係る制御値を調節して、この制御値を受けたサーボ動作によって、弁開度の絞り込みを行う。このため、弁の実際の開度が、制御値に追従するまでに、時間的な遅れがあり、事故に対する即応性に欠けるという課題がある。
また、原子力プラントでは、原子炉圧力を安定に、かつ高精度で制御することが重要である。このため、事故発生時と復旧後のリセット時との際に、バルブ制御により生じる外乱を抑制し、原子炉圧力を継続して維持することができる安定的な制御方法が必要となる。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、電力系統事故が発生した際に、有効電力の低下を抑制し、かつ制御の安定性を確実にする蒸気タービンのバルブ制御装置及びそのバルブ制御方法を提供することを目的とする。
本実施形態の蒸気タービンのバルブ制御装置は、電力系統事故の発生を検出する事故検出部と、蒸気タービンに流入する蒸気量を調節する複数の蒸気加減弁のうち、検出された事故の規模に応じて、急閉させる前記蒸気加減弁を選択する第一選択部と、選択されていない前記蒸気加減弁により、通常の圧力または速度制御を継続する通常制御回路と、を備えることを特徴とする。
本発明により、電力系統事故が発生した際に、有効電力の低下を抑制し、かつ制御の安定性を確実にする蒸気タービンのバルブ制御装置及びそのバルブ制御方法が提供される。
本実施形態に係る沸騰水型原子力プラントを示す構成図。 本実施形態に適用される通常制御回路を示す構成図。 本実施形態に適用される高速バルブ制御回路を示す構成図。 本実施形態に適用される第二選択部を示す構成図。 (A)本実施形態に適用される開度補正部を示す構成図、(B)本実施形態に適用される開度補正部に係る各蒸気流量信号を、時系列で表したグラフ。 本実施形態に係る蒸気加減弁及びバイバス弁の開度動作等を示すタイミングチャート。 本実施形態に適用される開速度保持部を示す構成図。 本実施形態に適用される開速度保持部に係る蒸気加減弁及びバイバス弁の開度動作を示すタイミングチャート。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る沸騰水型原子力プラントを示す構成図である。
原子炉圧力容器16において核分裂反応を起こし、発生した熱エネルギーによって、主蒸気を発生させる。
高圧タービン18は、発生した主蒸気を入力し、蒸気の持つ熱エネルギーを運動エネルギーに変換して、高圧タービン排気を出力する。高圧タービン18の入力側には、蒸気加減弁13を備え、高圧タービン18に入力する主蒸気の流入量制御を行う。なお、図1では、蒸気加減弁13を4つにより構成しているが、蒸気加減弁13の数量は図1に限定されない。
湿分分離加熱器17は、高圧タービン18から排気される高圧タービン排気に含まれる蒸気の湿分を除去して加熱して、低圧タービン19に入力する。
低圧タービン19は、高圧タービン排気を入力し、その熱エネルギーを運動エネルギーに変換して、低圧タービン排気を出力する。低圧タービン19の入力側には、インターセプト弁15を備え、湿分分離加熱器17から低圧タービン19に入力される高圧タービン排気の蒸気流入量の制御を行う。なお、図1では、インターセプト弁15を6つにより構成しているが、インターセプト弁15の数量は図1に限定されない。
発電機20は、高圧タービン18及び低圧タービン19と同軸上に配置されて、蒸気によるタービンの運動エネルギーを、電気エネルギーに変換する。
低圧タービン19から出力された低圧タービン排気は、復水器21で復水されて、復水ポンプ22及び給水ポンプ23を介して、原子炉圧力容器16に戻される。
また、原子炉圧力容器16にて発生した蒸気量が、タービンに流入する蒸気量よりも多くなった際には、蒸気量の余剰分を復水器21に流入させて、直接原子炉圧力容器16に戻す。
原子炉圧力容器16の出力側には、バイパス弁14を備え、原子炉圧力容器16から復水器21に入力する余剰蒸気の流入量を制御する。なお、図1では、バイパス弁14を6つにより構成しているが、バイパス弁14の数量は図1に限定されない。
バルブ制御装置10は、通常制御回路11と、高速バルブ制御回路12と、から構成される。
通常制御回路11は、圧力検出器24が検出した原子炉の圧力値及びタービン回転速度検出器25が検出したタービンの回転速度を入力する。そして、これらの検出値に基づいて主蒸気加減弁13、バイパス弁14の開度を調節して、それぞれの弁に流入する蒸気量の制御を行う。
これにより、通常制御回路11は、定格運転時や起動停止時における原子炉圧力またはタービン回転速度の制御を実施している。
一方、高速バルブ制御回路12は、電力系統事故が発生した際に、蒸気加減弁13及びバイパス弁14の開閉制御を実施する。
図2は、通常制御回路11の具体的な構成を示している。なお、図1と同様の構成については同一の符号を付している。
圧力検出器24は、原子炉圧力容器16(図1)内の圧力を検出して、検出信号を偏差演算器27に出力する。
そして、偏差演算器27は、入力された検出信号と圧力設定器26に予め設定された圧力信号とを減算して乗算器28に出力する。
乗算器28は、この減算された信号にゲインを乗じることにより、全蒸気流量100を算出する。
この全蒸気流量100は、原子炉圧力容器16の圧力を一定に保つために必要な、原子炉圧力容器16から流出させる蒸気流量を示す。
タービン回転速度検出器25は、タービンの回転速度を検出して、検出信号を偏差演算器30に出力する。
そして、偏差演算器30は、入力された検出信号と回転速度設定器29に予め設定された速度信号とを減算して乗算器31に出力する。
乗算器31は、この減算された信号にゲインを乗じることにより、速度偏差信号を求める。
そして、加算器33は、この速度度偏差信号と負荷設定器32で設定された負荷信号とを加算して、速度負荷制御信号を算出する。
最大蒸気流量設定器34は、原子炉圧力容器16から蒸気加減弁13とバイパス弁14に流れる蒸気の総流量を制限するために設けられる。
低値選択器35は、全蒸気流量100と、速度負荷制御信号が表す速度によってタービンが回転制御されたときの蒸気量と、最大蒸気流量設定器34の設定信号が示す蒸気流量と、から最も低値の信号を選択する。そして、この選択した信号を蒸気加減弁13(13a〜13d)に対して、蒸気加減弁流量指令101として出力する。
4つの蒸気加減弁13a〜13dは、それぞれ流量−開度変換器36及び開速度制限器37が設けられており、サーボ弁38を備えている。
流量−開度変換器36は、低値選択器35から出力された蒸気加減弁流量指令101を開度指令値に変換して、開速度制限器37に出力する。
開速度制限器37は、蒸気加減弁13の開速度における上限値を設定している。4つの蒸気加減弁13a〜13dが同時に急速に開度調整された場合、サーボ弁38の油圧供給が不足するおそれがある。このため、開速度制限器37により、各蒸気加減弁13について開速度を調節して、サーボ弁38の油圧供給が低下することを防止している。
そして、サーボ弁38は、開速度制限器37を介して開度指令値を入力し、この制御量に応じて制御油の供給量を変化させることで、蒸気加減弁13の弁開度の調節を行う。
一方、偏差演算器39は、全蒸気流量100と蒸気加減弁流量指令101とを減算してバイパス弁流量指令102を算出する。
6つのバイパス弁14a〜14fは、それぞれ流量−開度変換器40が設けられており、サーボ弁41を備えている。
流量−開度変換器40は、バイパス弁流量指令102を開度指令値に変換する。
サーボ弁41は、流量−開度変換器40から開度指令値を入力し、この制御量に応じて制御油の供給量を変化させることで、バイパス弁14の弁開度の調節を行う。
なお、流量−開度変換器40は、6つのサーボ弁41が、順次動作するための設定パラメータを、開度指令値に付加する。
ここで、プラントの定格運転時における制御動作について説明する。
定格運転時、負荷設定器32の値を実際の負荷よりも大きく設定し、低値選択器35にて、全蒸気流量100が選択されるようにする。そして、蒸気加減弁13の開度調整により原子炉圧力制御を行う。
このとき、バイパス弁14は全閉状態となる。しかし、タービン回転速度が上昇して、低値選択器35にて、加算器33から出力される速度負荷制御信号が選択されると、蒸気加減弁13の開度が絞られて、タービン回転速度制御に移行する。
このとき、蒸気加減弁13にて絞られた分の余剰蒸気は、原子炉圧力を一定に保つため、バイパス弁14を介して復水器21(図1)に流入させる。したがって、バイパス弁14により原子炉圧力制御を行われる。
このようにして、通常制御回路11は、蒸気加減弁13、バイパス弁14の開度を調節して、通常の原子炉圧力またはタービン回転速度の制御を実施する。なお、開度補正部42、開速度保持部43については後述する。
図3は、高速バルブ制御回路12の構成を示している。なお、図1と同様の構成については同一の符号を付している。
高速バルブ制御回路12は、事故検出部44と、第一選択部45と、第二選択部46と、から構成される。
事故検出部44は、電力系統事故の発生を、例えば発電機出力電圧の低下や出力電流の低下によって検出して、事故の規模、場所、大きさについての情報を事故検出信号103として第一選択部45に出力する。
第一選択部45は、事故検出信号103を入力して、電力系統事故の規模、場所、大きさに応じて、急閉させる蒸気加減弁13を選択する。なお、第一選択部45は、電力系統事故の規模等に応じて急閉させる蒸気加減弁13の数量を予め設定している。そして、第一選択部45は、選択された蒸気加減弁13に対して急閉信号104を出力する。
これにより、電力系統事故の規模、影響が大きいほど、複数のうち多くの蒸気加減弁13を選択する構成とすることができる。
ここでは、蒸気加減弁13a、13bが選択された場合を検討する。
蒸気加減弁13a〜13dは、それぞれオフディレイタイマ47が設けられており、蒸気加減弁用電磁弁48を備えている。
オフディレイタイマ47は、急閉信号104が入力状態からリセットされた場合に、一定時間が経過するとリセット信号を出力するタイマである。したがって、急閉信号104が入力状態のときは動作しない。
この蒸気加減弁用電磁弁48は、急閉信号104が入力された場合、励磁されて急速に蒸気加減弁13を閉弁する電磁弁である。
したがって、第一選択部45により選択された蒸気加減弁13a、13bは、急閉信号104が入力されることにより、蒸気加減弁用電磁弁48が励磁されて急閉する。
このとき、選択された蒸気加減弁13a、13bを制御している制御油が急速にドレンされて、サーボ弁38(図2)による制御から切り離される。
また、第一選択部45は、選択蒸気加減弁開度変更指令105を通常制御回路11に出力する。
この選択蒸気加減弁開度変更指令105は、通常制御回路11の流量−開度変換器36(図2)に入力されて、急閉された蒸気加減弁13a、13bの開度を、実際の開度にあわせて、強制的に0%に変更する。
一方、通常制御回路11は、電力系統事故発生時において、第一選択部45により急閉されていない蒸気加減弁13c、13dにより、通常の原子炉圧力またはタービン回転速度の制御を実施する。
したがって、電力系統事故が発生した際に、第一選択部45により選択された蒸気加減弁13a、13bのみを急閉させることにより、タービンのオーバースピードを抑制することができる。
また、蒸気加減弁13a、13bの閉止を、急速に動作する蒸気加減弁用電磁弁48を用いて行うことにより、電力系統事故に対して即時対応することができる。
さらに、選択されていない蒸気加減弁13c、13dにより、通常制御を実施することにより、発電機20(図1)との同期を維持しつつ、有効電力の低下を抑制することができる。
第二選択部46は、急閉された蒸気加減弁13の数に基づいて急開させるバイパス弁14の選択を行う。
図4は、第二選択部46の構成図を示している。
第二選択部46は、演算回路51と、バイパス弁選択回路52と、から構成される。
演算回路51は、急閉された蒸気加減弁13の数を示す蒸気加減弁選択個数106を、第一選択部45から入力する。そして、急閉させる蒸気加減弁13に対応して、同容量となるバイパス弁14の個数を、図4式(1)を用いて算出する。
なお、設置された蒸気加減弁13とバイパス弁14の個数によっては、同容量にならない場合が考えられる。このときは、急閉させる蒸気加減弁13の容量を超えず、かつ最大となる個数を急開させるバイパス弁14の個数とする。
これにより、急閉させる蒸気加減弁13と同容量または同程度となる、バイパス弁14を急開させることで、原子炉圧力の上昇を最小限にすることができる。
バイパス弁選択回路52は、急開させるバイパス弁14の個数を入力して、この数に基づいて急開させるバイパス弁14を選択する。そして、バイパス弁選択回路52は、急開信号107をバイパス弁14に対して出力する。
ここでは、6つのバイパス弁のうち、3つのバイパス弁14a〜14cが選択された場合について検討する。
図3に戻って説明を続ける。
6つのバイパス弁14a〜14fは、それぞれオフディレイタイマ49が設けられており、バイパス弁用電磁弁50を備えている。
オフディレイタイマ49は、急開信号107が入力状態からリセットされた場合に、一定時間が経過するとリセット信号を出力するタイマである。したがって、急開信号107が入力状態のときは、動作しない。
バイパス弁用電磁弁50は、急開信号107が入力された場合、励磁されて急速にバイパス弁14を開弁する電磁弁である。
したがって、第二選択部46により急開されたバイパス弁14a〜14cは、急開信号107が入力されることにより、バイパス弁用電磁弁50が励磁されて急開する。
このとき、急開されたバイパス弁14a〜14cを制御している制御油が急速にドレンされて、サーボ弁41(図2)による制御から切り離される。
また、第二選択部46は、選択バイパス弁開度変更指令108を通常制御回路11に出力する。
この選択バイパス弁開度変更指令108は、通常制御回路11の流量−開度変換器40(図2)に入力されて、選択されたバイパス弁14a〜14cの開度を、実際の開度にあわせて、強制的に100%に変更する。
一方、通常制御回路11は、電力系統事故発生時において、第二選択部46により急開されていないバイパス弁14d〜14fにより、通常の原子炉圧力制御を実施する。
なお、急閉する蒸気加減弁13と急開するバイパス弁14の容量が同容量とならない場合は、急開するバイパス弁14から復水器21(図1)に流入させる蒸気量が少なくなる。このとき、第二選択部46により急開されていないバイパス弁14d〜14fにより、原子炉圧力制御を行う。
したがって、通常制御回路11が、第二選択部46により選択されていないバイパス弁14d〜14fにより通常の圧力制御を行うことにより、電力事故発生時においても原子炉圧力を安定的に制御することができる。
次に、電力系統事故が復旧して、全ての蒸気加減弁13とバイパス弁14とによる通常制御に戻す場合について説明する。
電力系統事故が復旧すると、第一選択部45から出力されていた急閉信号104がリセットされる。
急閉されている蒸気加減弁13a、13bに対応するオフディレイタイマ47は、急閉信号104がリセットされることにより、一定時間が経過するとリセット信号を蒸気加減弁用電磁弁48に順次出力する。
そして、急閉信号104がリセットされることにより、励磁されていた蒸気加減弁用電磁弁48は、無励磁となり開弁する。このとき、蒸気加減弁13a、13bは、サーボ弁38(図2)による制御に順次戻される。
オフディレイタイマ47の動作により、蒸気加減弁13a、13bは、順次サーボ弁による動作に移行するため、サーボ弁38の油圧低下を防止することができる。
また、選択蒸気加減弁開度変更指令105は、同様にリセットされる。このため、強制的に0%とされていた開度指令は、蒸気加減弁流量指令101を流量−開度変換器36(図2)により変換した開度指令に戻される。
そして、急閉されていた蒸気加減弁13a、13bは、開度指令値に従って、閉状態から開動作していく。なお、蒸気加減弁13は、開速度制限器37(図2)にて定められた上限速度で開動作する。
一方、急閉信号104のリセットにあわせて、第二選択部46から出力されていた急開信号107もリセットされる。
急開されているバイパス弁14a〜14cに対応するオフディレイタイマ49は、急開信号107がリセットされることにより、一定時間が経過するとリセット信号をバイパス弁用電磁弁50に順次出力する。
また、オフディレイタイマ49は、蒸気加減弁用電磁弁48が急閉信号104のリセット信号を最初に受信するのに同期して、バイパス弁用電磁弁50へのリセット信号の出力を開始するように設定されている。
そして、急開信号107がリセットされることにより、励磁されていたバイパス弁動電磁弁50は、無励磁となり閉弁する。このとき、バイパス弁14a〜14cは、サーボ弁41(図2)による制御に順次戻される。
また、選択バイパス弁開度変更指令108は、同様にリセットされる。このため、強制的に開度100%とされていた開度指令は、バイパス弁流量指令102を流量−開度変換器40(図2)により変換した開度指令に戻される。
そして、急開されていたバイパス弁14a〜14cは、通常制御回路11による開度指令値に従って、開状態から閉動作していく。
開動作を開始する蒸気加減弁13と無関係にバイパス弁14が閉動作を開始した場合、タービン側に流入する蒸気量のバランスが崩れることにより、通常制御を継続している蒸気加減弁13c、13dとバイパス弁14d〜14fの外乱となるおそれがある。
オフディレイタイマ49の動作により、急閉されていた蒸気加減弁13a、13bが閉状態から開動作するのに同期して、急開されていたバイパス弁14a〜14cを開状態から閉動作させることにより、タービン側に流入する蒸気量のバランスが保たれる。これにより、通常制御に対する外乱を防止することができる。
続けて、開度補正部42(図2)について説明する。
開度補正部42は、全ての蒸気加減弁13とバイパス弁14とを通常制御に戻す際に、閉状態から開状態に移行する蒸気加減弁13a、13bの弁開度に応じて、開状態から閉状態に移行するバイパス弁14a〜14cの弁開度の補正を行う。
図5(A)は、開度補正部42の具体的な構成を示している。
開度補正部42は、蒸気流量演算回路53と、開度−流量変換器54と、加算器55と、偏差演算器56と、から構成される。
蒸気流量演算回路53は、全蒸気流量100(図2)と蒸気加減弁選択個数106(図3)とを入力する。
そして、図5(A)式(2)を用いて、閉状態から開動作している蒸気加減弁13a、13b及び開状態から閉動作しているバイパス弁14a〜14cにより、流すべき蒸気流量を算出する。この算出した蒸気流量をリセット時蒸気流量信号110として、偏差演算器56に出力する。
一方、開度−流量変換器54は、閉状態から開動作している蒸気加減弁13a、13bの実開度に係る急閉蒸気加減弁開度信号109を入力して、蒸気流量に変換する。
加算器55は、これらの蒸気流量を加算して、実際に蒸気加減弁13a、13bにて流れている蒸気流量を算出する。この蒸気流量を急閉蒸気加減弁流量信号111として、偏差演算器56に出力する。
偏差演算器56は、リセット時蒸気流量信号110と急閉蒸気加減弁流量信号111とを減算して、バイパス弁流量指令112を求める。
そして、開状態から閉動作しているバイパス弁14a〜14cの流量−開度変換器40(図2)に入力し、開度指令値に変換することにより、バイパス弁14a〜14cの弁開度を補正する。
図5(B)は、開度補正部42に係る各蒸気流量信号を、時系列で表したグラフである。
急閉蒸気加減弁流量信号111が示すように、急閉されていた蒸気加減弁13a、13bは、閉状態から開動作するに従って、徐々に流入させる蒸気量を増加させていく。
バイパス弁流量指令112は、全蒸気流量100から算出されるリセット時蒸気流量信号110を確保するため、急閉蒸気加減弁流量信号111にしたがって、徐々に減少して行く。
したがって、蒸気加減弁13a、13bからタービン側に徐々に流入する蒸気量に合わせるように、開度補正部42はバイパス弁14a〜14cの弁開度を補正する。
電力系統事故が復旧して、バイパス弁14a〜14cが、閉状態から開動作していく蒸気加減弁13a、13bと無関係に閉動作した場合、原子炉側で発生する蒸気量とタービン側に流入する蒸気量とのバランスが崩れるおそれがある。
これは、通常制御を維持している蒸気加減弁13c、13d及びバイパス弁14d〜14fに対して、大きな外乱となる。
したがって、開度補正部42により、開動作する蒸気加減弁13a、13bと閉動作するバイパス弁14a〜14cとで蒸気流量のバランスを取ることにより、原子炉圧力への外乱を最小限に抑制しながら、通常制御に復帰することができる。
図6は、電力系統事故時における蒸気加減弁13及びバイバス弁14の開度動作等のタイミングチャートを示している。
急閉信号104及び急開信号107は、電力系統事故が発生した際に成立(オン)して、事故が復旧するとリセット(オフ)される(図6(C))。
電力系統事故が発生した際に、蒸気加減弁13a、13bは急閉される。一方、急閉されない蒸気加減弁13c、13dは、通常の圧力または速度制御を維持する。そして、事故が復旧してリセットされると、急閉されていた蒸気加減弁13a、13bは、順次閉状態から開動作をしていく(図6(D))。
一方、電力系統事故が発生した際に、バイパス弁14a〜14cは急開される。一方、急開されていないバイパス弁14c〜14fは、通常の圧力制御を維持する。そして、事故が復旧してリセットされると、最初に開動作を開始する蒸気加減弁13aに同期して、バイパス弁14a〜14cは順次開状態から閉動作をしていく(図6(E))。
さらに、バイパス弁14a〜14cは、開度補正部42の動作により、開動作していく蒸気加減弁13a、13bに流入する蒸気流量とバランスをとりながら閉動作していく(図6(E))。
したがって、電力系統事故発生の際に、タービンの回転速度を安定的に制御し(図6(A))、かつ原子炉圧力を安定的に維持することができる(図6(B))。また、電力系統事故発生時において、通常制御が行われるため、負荷を一定とすることができる(図6(F))。
続けて、開速度保持部43(図2)について説明する。
開速度保持部43は、通常制御されている蒸気加減弁13c、13dの弁開度に応じて、閉状態から開状態に移行する蒸気加減弁13a、13bの弁開度を保持する。
図7は、開速度保持部43の具体的な構成を示している。
開速度保持部43は、変化率変換器57と、比較器58と、オンディレイタイマ59、62と、論理否定演算器60と、保持回路61と、から構成される。
変化率変換器57は、電力系統事故発生の際に、急閉されずに通常制御している蒸気加減弁13c、13dの実際の弁開度を、通常蒸気加減弁開度信号113として入力する。そして、これらの開度信号から変化率を算出して、比較器58に出力する。
比較器58は、蒸気加減弁13c、13dの開度変化率が所定値より低い場合は、蒸気加減弁13c、13dが閉方向に動作しているとして、成立信号をオンディレイタイマ59に出力する。
オンディレイタイマ59は、成立信号が入力されて、一定時間以上継続すると、閉動作信号114を保持回路61に出力する。
保持回路61は、閉動作信号114が入力した場合、閉状態から開状態に移行している蒸気加減弁13a、13bに対応する開速度制限器37(図2)に開度保持信号115を出力する。
開度保持信号115が入力された開速度制限器37は、開速度上限値を0に変更する。これにより、閉状態から開状態に移行している蒸気加減弁13a、13bの開度は保持される。
そして、蒸気加減弁13c、13dの弁開度が、閉方向に動作しなくなると、比較器58による成立信号はオフされる。これにより、論理否定演算器60から成立信号がオンディレイタイマ62に出力される。
オンディレイタイマ62は、論理否定演算器60からの成立信号が入力されて、一定時間以上継続すると、閉動作信号114のリセット信号を保持回路61に出力する。
リセット信号を入力した保持回路61は、開速度制限器37に対して開度保持信号115のリセット信号を出力する。これにより、開速度上限値の設定はリセットされて、蒸気加減弁13a、13bは開動作を再開する。
図8は、開速度保持部43に係る蒸気加減弁13及びバイバス弁14の開度動作等のタイミングチャートを示している。
電力系統事故が復旧してリセットされた後に、タービンの回転速度が上昇した場合について検討する(図8(A))。
タービンの回転速度が上昇すると、通常制御を維持している蒸気加減弁13c、13dは、タービンのオーバースピードを防止するため閉方向に動作する。
このとき、開速度保持部43の動作により、閉状態から開動作している蒸気加減弁1313a、13bの開度は保持される。そして、蒸気加減弁13c、13dが閉方向に動作しなくなると、蒸気加減弁13a、13bは開動作を再開する(図8(B))。
一方、開状態から閉動作しているバイパス弁14a、14b、14c(図示省略)は、蒸気加減弁13a、13bの開度が保持されたとき、開度補正部42の動作により、開度を保持する。そして、蒸気加減弁13a、13bは開動作するのに従って、閉動作を再開する。なお、バイパス弁14d〜14fは通常制御を維持する(図8(C))。
通常制御している蒸気加減弁13c、13dが閉動作している場合において、急閉されていた蒸気加減弁13a、13bが無関係に開動作した場合は、タービン側に流入する蒸気流量のバランスがくずれて、通常制御されている蒸気加減弁13c、13dへの外乱となるおそれがある。
開速度保持部43により、開動作している蒸気加減弁13a、13bの開度を保持することにより、通常制御している蒸気加減弁13c、13dへの外乱を抑制することができる。
以上述べた蒸気タービンのバルブ制御装置10によれば、急閉させる蒸気加減弁13を選択する第一選択部45と急閉させる蒸気加減弁13の数に基づいて急開させるバイパス弁14を選択する第二選択部46とを有することにより、電力系統事故が発生した際に、有効電力の低下を抑制し、かつ原子炉の圧力を安定的に制御可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。例えば、本実施形態では、沸騰水型原子力プラントにおける構成を示したが、本構成は火力プラントや加圧式型原子力プラントにおいても適用可能である。
10…バルブ制御装置、11…通常制御回路、12…高速バルブ制御回路、13(13a,13b,13c,13d)…蒸気加減弁、14(14a,14b,14c,14d,14e,14f)…バイパス弁、15…インターセプト弁、16…原子炉圧力容器、17…湿分分離加熱器、18…高圧タービン、19…低圧タービン、20…発電機、21…復水器、22…復水ポンプ、23…給水ポンプ、24…圧力検出器、25…タービン回転速度検出器、26…圧力設定器、27…偏差演算器、28…乗算器、29…回転速度設定器、30…偏差演算器、31…乗算器、32…負荷設定器、33…加算器、34…最大蒸気流量設定器、35…低値選択器、36…流量−開度変換器、37…開速度制限器、38…サーボ弁、39…偏差演算器、40…流量−開度変換器、41…サーボ弁、42…開度補正部、43…開速度保持部、44…事故検出部、45…第一選択部、46…第二選択部、47…オフディレイタイマ、48…蒸気加減弁用電磁弁、49…オフディレイタイマ、50…バイパス弁用電磁弁、51…演算回路、52…バイパス弁選択回路、53…蒸気流量演算回路、54…開度−流量変換器、55…加算器、56…偏差演算器、57…変化率変換器、58…比較器、59…オンディレイタイマ、60…論理否定演算器、61…保持回路、62…オンディレイタイマ、100…全蒸気流量、101…蒸気加減弁流量指令、102…バイパス弁流量指令、103…事故検出信号、104…急閉信号、105…選択蒸気加減弁開度変更指令、106…蒸気加減弁選択個数、107…急開信号、108…選択バイパス弁開度変更指令、109…急閉蒸気加減弁開度信号、110…リセット時蒸気流量信号、111…急閉蒸気加減弁流量信号、112…バイパス弁流量指令、113…通常蒸気加減弁開度信号、114…閉動作信号、115…開度保持信号。

Claims (6)

  1. 電力系統事故の発生を検出する事故検出部と、
    蒸気タービンに流入する蒸気量を調節する複数の蒸気加減弁のうち、検出された事故の規模に応じて、急閉させる前記蒸気加減弁を選択する第一選択部と、
    選択されていない前記蒸気加減弁により、通常の圧力または速度制御を継続する通常制御回路と、
    を備えることを特徴とする蒸気タービンのバルブ制御装置。
  2. 請求項1に記載の蒸気タービンのバルブ制御装置において、
    前記蒸気量の余剰分を迂回させるバイパス弁のうち、急閉された前記蒸気加減弁の数に基づいて急開させる前記バイパス弁を選択する第二選択部をさらに備え、
    前記通常制御回路は、
    選択されていない前記蒸気加減弁と前記バイパス弁とにより、通常の圧力または速度制御を継続することを特徴とする蒸気タービンのバルブ制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の蒸気タービンのバルブ制御装置において、
    前記電力系統事故から復旧して、全ての前記蒸気加減弁と前記バイパス弁とを通常の制御に戻す際に、前記蒸気加減弁が閉状態から開状態に移行するのに同期して、前記バイパス弁を開状態から閉状態に移行することを特徴とする蒸気タービンのバルブ制御装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の蒸気タービンのバルブ制御装置において、
    前記電力系統事故から復旧して、全ての前記蒸気加減弁と前記バイパス弁とを通常の制御に戻す際に、閉状態から開状態に移行する前記蒸気加減弁の弁開度に応じて、開状態から閉状態に移行する前記バイパス弁の弁開度を補正する開度補正部を備えたことを特徴とする蒸気タービンのバルブ制御装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の蒸気タービンのバルブ制御装置において、
    前記電力系統事故から復旧して、全ての前記蒸気加減弁と前記バイパス弁とを通常の制御に戻す際に、選択されていない前記蒸気加減弁の弁開度に応じて、閉状態から開状態に移行している前記蒸気加減弁の弁開度を保持させる開速度保持部を備えたことを特徴とする蒸気タービンのバルブ制御装置。
  6. 電力系統事故の発生を検出するステップと、
    蒸気タービンに流入する蒸気量を調節する蒸気加減弁のうち、検出された事故の規模に基づいて急閉する前記蒸気加減弁を選択するステップと、
    選択されていない前記蒸気加減弁により、通常の圧力または速度制御を継続するステップと、
    を含むことを特徴とする蒸気タービンのバルブ制御方法。
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