JP2014159726A - 鉄骨柱とsc杭のジョイント構造 - Google Patents
鉄骨柱とsc杭のジョイント構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014159726A JP2014159726A JP2013047213A JP2013047213A JP2014159726A JP 2014159726 A JP2014159726 A JP 2014159726A JP 2013047213 A JP2013047213 A JP 2013047213A JP 2013047213 A JP2013047213 A JP 2013047213A JP 2014159726 A JP2014159726 A JP 2014159726A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pile
- steel
- steel column
- joint structure
- galvanized
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Foundations (AREA)
Abstract
【課題】 鉄筋コンクリートを用いた基礎構造に比べて工期が短縮でき、鋼材の再利用や再生を容易に行うことができ、現場での高さ調節が可能とする鉄骨柱とSC杭のジョイント構造を提供する。
【解決手段】 鉄骨柱のベースプレートをSC杭の杭頭部に溶着または、ねじ切り穴にねじ込まれた異形ねじ鉄筋とナットで接合することでSC杭と柱をジョイントし、高さ調節ができることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】 鉄骨柱のベースプレートをSC杭の杭頭部に溶着または、ねじ切り穴にねじ込まれた異形ねじ鉄筋とナットで接合することでSC杭と柱をジョイントし、高さ調節ができることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この発明は、鉄骨柱とSC杭のジョイント構造に関する。
従来、杭の上にRC造の基礎を設け、その上に鉄骨柱を設置していた。RC造の基礎を設けることなく鉄骨柱を杭に直接連結する工法を用いれば、基礎を設置する手間が省ける。
そのための方法として、地中に埋設される鉄骨基礎上端に、現地にて鉄骨柱を溶接、ボルト等により接合させるものがあった(特許文献1、2、3、4参照)。
基礎を鉄筋コンクリート構造とした場合、地盤を深く広く掘削する必要があり、掘削の作業量が多く、残土が大量に出て、その処理に、費用と手間が掛かる。また、振動・騒音・砂埃が発生して環境問題が発生する恐れがあることが問題となっていた。
また、コンクリートの打設の手間と養生の期間が必要である。大きなフーチングや広い基礎が必要で、狭い箇所での施工が不都合になる場合は多い。
さらに、建物の解体の際にコンクリート部分と鋼材部分とを分離するのが容易でなく、鋼材の再利用が難しいという問題もある。
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、地面に打ち込まれたSC杭頭の外環部において、SC杭に溶着または、ねじ切り穴にねじ込まれた異形ねじ鉄筋と、地中に埋まる鉄骨柱と、ベースプレートとを、防錆効果の高い塗装を施し、または亜鉛メッキ処理された鋼材とし、防錆効果の高い塗装を施し、または亜鉛メッキ処理された上下ナットによって鉄骨柱とベースプレートとSC杭とが接合されていることを特徴とする鉄骨柱とSC杭のジョイント構造により解決される。
この構造では、基礎を設置する際に、基礎周囲にのみ作業スペースを掘削、確保するだけで良いので、掘削量も少なく、残土の多くが場内で処理でき、振動・騒音・砂埃の発生を抑えることができる。
また、コンクリートの打設が不要なので施工期間が大幅に短縮できる。敷地が狭い場所での施工も可能となる。
さらに、解体の際もコンクリートと鋼材を分離する必要がなく鋼材の再利用が容易である。
この構造では、SC杭頭の外環部において、SC杭に溶着または、ねじ切り穴にねじ込まれた異形ねじ鉄筋に取り付けられた上下のナットを用いて杭と鉄骨柱の高さ調整も可能である。
この発明は、鉄骨柱とSC杭を直に接合するので、基礎を設置するのに比べて掘削量も少なく、振動・騒音・砂埃の発生を抑えることができる。コンクリートの打設が不要なので、施工期間が大幅に短縮することができる。さらに、解体の際もコンクリートと鋼材を分離する必要がなく鋼材の再利用が容易である。杭頭の外環部において、SC杭に溶着または、ねじ切り穴にねじ込まれた異形ねじ鉄筋に取り付けられた上下のナットを用いて、鉄骨柱とSC杭の高さ調整も可能である。
鉄筋コンクリートを用いた基礎構造に比べ工期を短縮することができ、鋼材の再利用や再生を容易に行うことができ、現場での高さ調節を可能とする目的を、鉄骨柱とSC杭を異形ねじ鉄筋およびナットを用いて接合すること、SC杭に溶着または、ねじ切り穴にねじ込まれた異形ねじ鉄筋に取り付けられた上下ナットを用いて高さ調節すること、により実現した。
図1〜図5に示す本発明に係る鉄骨柱とSC杭のジョイント構造において、1はSC杭、2は鉄骨柱、3は異形ねじ鉄筋、4はベースプレート、5は下ナット、6は上ナット、7は鉄骨地中梁であり、鉄骨柱2の地中に埋まる部分、異形ねじ鉄筋3、ベースプレート4、下ナット5、上ナット6は、防錆効果の高い塗装が施され、または亜鉛メッキ処理された鋼材である。
施工方法は、図4(イ)に示すように、まずSC杭1の杭頭の外環部に異形ねじ鉄筋3を溶着または、ねじ切り穴にねじ込む。
次に、図4(ロ)に示すように、下ナット5を取り付ける。この際、杭頭部の高さずれの有無を確認し、高さずれが生じている場合は、下ナット5の天端が所定の位置となるように、高さを調節する。
その後、図4(ハ)に示すように、鉄骨柱2の地中に埋まる部分に溶着または、ねじ切り穴にねじ込まれたベースプレート4に異形ねじ鉄筋3をはめ込み、このベースプレート4を上ナット6で接合し、鉄骨柱2とSC杭1がジョイントされる。
さらに、図4(ニ)に示すように、地表面まで土砂を埋め戻す。
なお、図5に示すような防錆効果の高い塗装が施され、または亜鉛メッキ処理された鋼材を用いた鉄骨地中梁を取り付けることも想定される。
また、図6に示すように、SC杭1の杭頭にねじ切り穴がある場合は、防錆効果の高い塗装が施され、または亜鉛メッキ処理された鋼材を用いた異形ねじ鉄筋3をねじ込むことも想定される。さらに、異形ねじ鉄筋3、ベースプレート4、下ナット5、上ナット6、等を地中に埋めるための地表面の穴の形状は、特に問わない。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。柱は角型鉄骨柱に限らず、H型鋼などの各種の鉄骨柱であってもよい。
1 SC杭
2 鉄骨柱
3 異形ねじ鉄筋
4 ベースプレート
5 下ナット
6 上ナット
7 鉄骨地中梁
2 鉄骨柱
3 異形ねじ鉄筋
4 ベースプレート
5 下ナット
6 上ナット
7 鉄骨地中梁
Claims (2)
- 地面に打ち込まれたSC杭頭の外環部において、SC杭に溶着または、ねじ切り穴にねじ込まれた異形ねじ鉄筋と、地中に埋まる鉄骨柱と、ベースプレートとを、防錆効果の高い塗装を施し、または亜鉛メッキ処理された鋼材とし、防錆効果の高い塗装を施し、または亜鉛メッキ処理された上下ナットによって鉄骨柱とベースプレートとSC杭とが接合されていることを特徴とする鉄骨柱とSC杭のジョイント構造。
- SC杭の杭頭の外環部に溶着または、ねじ切り穴にねじ込まれた異形ねじ鉄筋に取り付けられた防錆効果の高い塗装を施し、または亜鉛メッキ処理された鋼材からなる上下ナットを用いて高さ調節ができることを特徴とする鉄骨柱とSC杭のジョイント構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013047213A JP2014159726A (ja) | 2013-02-20 | 2013-02-20 | 鉄骨柱とsc杭のジョイント構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013047213A JP2014159726A (ja) | 2013-02-20 | 2013-02-20 | 鉄骨柱とsc杭のジョイント構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014159726A true JP2014159726A (ja) | 2014-09-04 |
Family
ID=51611577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013047213A Pending JP2014159726A (ja) | 2013-02-20 | 2013-02-20 | 鉄骨柱とsc杭のジョイント構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014159726A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019214897A (ja) * | 2018-06-14 | 2019-12-19 | 株式会社イチケン | 杭と柱の接合構造及び接合工法 |
-
2013
- 2013-02-20 JP JP2013047213A patent/JP2014159726A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019214897A (ja) * | 2018-06-14 | 2019-12-19 | 株式会社イチケン | 杭と柱の接合構造及び接合工法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101242476B1 (ko) | 지상구축물의 기초구축 방법 및 기초구축용 부재 | |
KR100997128B1 (ko) | 버팀부재 지지용 스크류잭 | |
KR101632030B1 (ko) | 강관기둥과 브라켓의 설치구조 및 방법 | |
KR100910987B1 (ko) | 띠장용 홈메우기 장치 | |
JP2014095279A (ja) | 基礎の構造および鉄骨柱と基礎のジョイント構造 | |
JP5948838B2 (ja) | 柱と梁の接合方法 | |
JP2014185504A (ja) | 建物の杭と上部構造体との接合構造 | |
JP6382661B2 (ja) | 鉄骨柱の柱脚構造及び鉄骨柱の立設方法 | |
JP2013079516A (ja) | 架台基礎 | |
JP2014159726A (ja) | 鉄骨柱とsc杭のジョイント構造 | |
JP6233752B2 (ja) | 杭頭構造 | |
JP2017172308A (ja) | 一体型基礎及び一体型基礎工法 | |
JP6301742B2 (ja) | 鋼管ポールおよびその設置方法 | |
CN212001231U (zh) | 一种钢构桥立柱连接基础结构 | |
JP6918480B2 (ja) | 支柱補強工法 | |
JP2015055133A (ja) | 支柱基礎 | |
JP6368758B2 (ja) | 基礎の構造および基礎構造体 | |
JP2005068953A (ja) | 鋼製基礎構造 | |
JP7084712B2 (ja) | 道路用防護柵の鋼製基礎部材及び道路用防護柵並びにその構築工法 | |
JP2002371633A (ja) | 建築物の基礎用アンカーボルトおよび建築物の沈下修正方法 | |
JP6084388B2 (ja) | 新設基礎の構築方法 | |
JP2005240430A (ja) | 建物基礎、及びその施工方法 | |
CN212001232U (zh) | 一种钢构桥立柱与地面的连接结构 | |
JP4787678B2 (ja) | 杭頭接合構造及びそれに用いる接合材 | |
JP3223646U (ja) | 後施工鋼管杭等との連結用引掛け金物 |