JP2014185504A - 建物の杭と上部構造体との接合構造 - Google Patents

建物の杭と上部構造体との接合構造 Download PDF

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智▲徳▼ 大谷
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Abstract

【課題】基礎に塗装または、亜鉛鍍金された鋼材を用いることにより、鉄筋コンクリートを用いた基礎構造に比べて工期が短縮でき、鋼材の再利用や再生を容易に行うことができる基礎の構造および鉄骨柱と基礎のジョイント構造を提供する。
【解決手段】基礎および地中梁が塗装または、亜鉛鍍金処理された鋼材からなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の杭と上部構造体との接合構造に関する。
従来、鉄骨建築の上部構造物とその土木基礎構造物の接点である杭と基礎を接合させる方法として、基礎を鉄筋コンクリート造とし、アンカーボルトを基礎に埋め込み、鉄骨柱の柱脚プレートとアンカーボルトをボルト接合する方法にて施工していた。
また、地中に埋設される鉄骨基礎上端に、現地にて鉄骨柱を溶接、ボルト等により接合させるものがあった(特許文献1、2、3参照)。
特開2004−353273号公報 特開2005−68953号公報 特開2006−328699号公報
しかしながら、基礎を鉄筋コンクリート構造とした場合、地盤を深く広く掘削する必要があり、掘削の作業量が多く、残土が大量に出て、その処理に、費用と手間が掛かる。また、振動・騒音・砂埃が発生して環境問題が発生する恐れがあることが問題となっていた。
また、コンクリートの打設の手間と養生の期間が必要である。大きなフーチングや広い基礎が必要で、狭い箇所での施工が不都合になる場合は多い。
さらに、建物解体の際にコンクリート部分と鋼材部分とを分離するのが容易でなく、鋼材の再利用が難しいという問題もある。
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、基礎が防錆効果の高い塗装または、亜鉛メッキ処理された鋼材からなり、その基礎と杭および鉄骨柱をボルト接合することによって解決される。
この構造では、基礎を設置する際に、基礎の周囲に作業に必要な作業スペースの掘削のみで良いので、掘削量も少なく、残土の多くが場内で処理でき、振動・騒音・砂埃の発生を抑えることができる。
また、コンクリートの打設が不要なので施工期間が大幅に圧縮できる。敷地が狭い場所での施工も可能となる。
さらに、解体の際もコンクリートと鋼材を分離する必要がなく鋼材の再利用が容易である。
この発明は、基礎を設置する際に、作業スペースを確保するための掘削量も少なく、振動・騒音・砂埃の発生を抑えることができ、コンクリートの打設が不要なので施工期間が大幅に短縮することができる。さらに、解体の際もコンクリートと鋼材を分離する必要がなく鋼材の再利用が容易である。
本発明に係る実施例1の杭と基礎および鉄骨柱の接合構造を示す断面図である。 図1のA−A’線断面図である。 図1のB−B’線断面図である。 本発明に係る杭と基礎および鉄骨柱の接合構造を示す斜視図である。 杭と鉄骨柱の接合構造を示す断面図であり、(イ)は第1施工状態、(ロ)は第2施工状態、(ハ)は第3施工状態、(ニ)は第4施工状態を、それぞれ示す断面図である。 本発明に係る実施例2の杭と基礎および鉄骨柱の接合構造を示す断面図である。 図6のC−C’線断面図である。 本発明に係る実施例3の杭と鉄骨柱を直接接合した構造を示す断面図である。 本発明に係る実施例4のSC杭と基礎および鉄骨柱を直接接合した構造を示す断面図である。 本発明に係る実施例5の杭と基礎および鉄骨柱を直接接合した構造を示す断面図である。
鉄筋コンクリートを用いた基礎構造に比べ工期を短縮することができ、鋼材の再利用や再生を容易に行うことができ、基礎を塗装または、亜鉛鍍金処理された鋼材とすること、基礎と一体となっている地中梁を塗装または、亜鉛鍍金処理された鋼材とすること、鉄骨柱に溶着された柱プレートと基礎に溶着された基礎プレートをボルトにて接合することにより実現する。
本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図10は、本発明の一実施形態を示すものである。1は場所打杭、2は鉄骨柱、3はアンカーボルト、4はモルタル、5は締付ナット、6は地中梁、7柱ベースプレート、8はボルト、9は鉄骨基礎、10は床コンクリート、11は基礎下ベースプレート、12は基礎上ベースプレート、13はSC杭、14は杭プレートである。
施工方法は、図5(イ)に示すように、地面に現場にて打ち込まれて支持層に達する場所打杭1の杭頭部にアンカーボルト3を埋め込む。
次に、図5(ロ)に示すように、鉄骨基礎9と場所打杭1を、場所打杭1に埋め込まれたアンカーボルト3と締付ナット5にてボルト接合する。なお、高さ調整が必要な場合は、モルタル4の充填量で調整する。
その後、図5(ハ)に示すように、鉄骨基礎9と鉄骨柱2とをボルト8を用いてボルト接合する。
さらに、図5(ニ)に示すように、地中梁6を取付け、床コンクリート10を打設する。
請求項1、2、3に係る発明の他の形態について説明する。図6、7は鉄骨基礎に角型の鋼材を用いたものである。
さらに請求項4に係る発明の他の形態について説明する。図8に示すように、鉄骨柱2と場所打杭1を直接ジョイントして床コンクリートを打設するものである。
請求項1に係る発明の他の形態について説明する。図9に示すように、SC杭13の杭頭の外環部にアンカーボルトを溶着し、さらにSC杭14の杭頭に杭プレート14を溶着させる。次に、鉄骨基礎9とSC杭13を、SC杭13に溶着されたアンカーボルト3と締付ナット5にてボルト接合する。その後、鉄骨基礎9と鉄骨柱2とをボルト8を用いてボルト接合する。さらに、地中梁6を取付け、床コンクリート10を打設する。
請求項1に係る発明の他の形態について説明する。図10に示すように、SC杭13の杭頭の外環部にアンカーボルト3をねじ切り穴にねじ込む。次に、鉄骨基礎9とSC杭13を、SC杭13にねじ切り穴にねじ込まれたアンカーボルト3と締付ナット5にてボルト接合する。なお、高さ調整が必要な場合は、モルタル4の充填量で調整する。その後、鉄骨基礎9と鉄骨柱2とをボルト8を用いてボルト接合する。さらに、地中梁6を取付け、床コンクリート10を打設する。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。杭は場所打杭やSC杭に限らず、各種の杭であってもよい。鉄骨柱も角型に限らず、H柱などの各種の鉄骨材あってもよい。また、ベースプレートに関しても円形に限らず、四角などの各種形状であってもよい。さらに、鉄骨基礎に関しても実施例1、2に示す以外にH柱や丸柱などの各種形状であってもよい。
1 場所打杭
2 鉄骨柱
3 アンカーボルト
4 モルタル
5 締付ナット
6 地中梁
7 柱ベースプレート
8 ボルト
9 鉄骨基礎
10 床コンクリート
11 基礎下ベースプレート
12 基礎上ベースプレート
13 SC杭
14 杭プレート

Claims (4)

  1. 杭に埋め込まれた、または、溶着された、もしくは、ねじ切り穴にねじ込まれたアンカーボルトと鉄骨基礎の基礎下ベースプレートを締付ナットにてボルト接合することを特徴とする建物の杭と上部構造体の接合構造。
  2. 鉄骨柱に溶着された柱ベースプレートと基礎に溶着された基礎ベースプレートをボルトにて接合することを特徴とする建物の杭と上部構造体の接合構造。
  3. 請求項1、2において防錆効果の高い塗装または、亜鉛鍍金してある鋼材からなる基礎と鉄骨柱が一体となっていることを特徴とする建物の杭と上部構造体の接合構造。
  4. 杭と鉄骨柱がアンカーボルトにてボルト接合されていることを特徴とする請求項1に記載の建物の杭と上部構造体との接合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020176429A (ja) * 2019-04-17 2020-10-29 日鉄エンジニアリング株式会社 監視システム、および監視方法

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