JP2014159325A - エレベータの呼び登録装置、及びエレベータの呼び登録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗場にいる複数の乗客の人数及び行先階の情報を把握し、エレベータのより効率的な運行を可能にする。
【解決手段】乗場1近傍の画像を取得する画像入力手段10、乗場行先登録装置2が第1の乗客3aにより操作されたタイミングで、他の乗客3bの乗客情報を検出する乗客検出手段32、他の乗客3bそれぞれが現在位置で行先登録可能とするための行先登録盤画像4の配置を決定する表示画像決定手段33、他の乗客3bそれぞれの現在位置に対応した個別の行先登録盤画像4を投射する画像出力手段20、他の乗客3bが行先登録盤画像4を操作したか否かを検出し、他の乗客3bの呼び登録を行う乗客操作検出手段34、及び第1の乗客3aによる呼び登録に加えて、乗客操作検出手段34から受け取る呼び登録によりエレベータの運行を管理する群管理装置40を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】乗場1近傍の画像を取得する画像入力手段10、乗場行先登録装置2が第1の乗客3aにより操作されたタイミングで、他の乗客3bの乗客情報を検出する乗客検出手段32、他の乗客3bそれぞれが現在位置で行先登録可能とするための行先登録盤画像4の配置を決定する表示画像決定手段33、他の乗客3bそれぞれの現在位置に対応した個別の行先登録盤画像4を投射する画像出力手段20、他の乗客3bが行先登録盤画像4を操作したか否かを検出し、他の乗客3bの呼び登録を行う乗客操作検出手段34、及び第1の乗客3aによる呼び登録に加えて、乗客操作検出手段34から受け取る呼び登録によりエレベータの運行を管理する群管理装置40を備えている。
【選択図】図1
Description
この発明は、乗場の乗客の人数及び乗客それぞれの行先階の情報を解析することができるエレベータの呼び登録装置、及びエレベータの呼び登録方法に関するものである。
従来、乗場に設けられた乗場行先登録盤から乗客が行先階を入力すると、行先階を入力した乗客が乗るべきエレベータの号機名が乗場行先登録盤の表示部に表示され、表示部に表示された文字は、所定時間経過すると消灯する呼び登録装置が知られている。乗場行先登録盤の表示部の表示が消灯しているので、次の利用者は、行先階を入力する必要がある。これにより、乗客それぞれが乗場行先登録盤を操作する結果、群管理装置は、乗場にいる複数の乗客の人数及び行先階の情報を得ている(例えば、特許文献1参照)。
また、乗場に設置されたカメラの画像から、乗場の乗客の人数を検出している呼び登録装置も従来から知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1に示されている呼び登録装置は、一つの乗場行先登録盤に対して複数の乗客が呼び登録操作を行うので、乗場の乗客全員が行先階を入力する前にエレベータが到着するおそれがある。このため、呼び登録装置は、乗場にいる複数の乗客の人数及び乗客それぞれの行先階の情報を正確に解析することができない。
特許文献1に示されている呼び登録装置は、一つの乗場行先登録盤に対して複数の乗客が呼び登録操作を行うので、乗場の乗客全員が行先階を入力する前にエレベータが到着するおそれがある。このため、呼び登録装置は、乗場にいる複数の乗客の人数及び乗客それぞれの行先階の情報を正確に解析することができない。
また、特許文献2に示されている呼び登録装置は、乗場にいる複数の乗客の人数は検出しているが、乗客それぞれの行先階の情報を得ることはできない。このため、呼び登録装置は、乗場にいる複数の乗客それぞれの行先階の情報を解析することができない。従って、特許文献1及び特許文献2に示されている呼び登録装置では、乗場にいる複数の乗客の人数及び行先階の情報を正確に解析することが困難である。これにより、エレベータの効率的な運行が困難となる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、乗場にいる複数の乗客の人数及び乗客それぞれの行先階の情報を把握し、エレベータのより効率的な運行を可能にするエレベータの呼び登録装置及びエレベータの呼び登録方法を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータの呼び登録装置は、エレベータの乗場近傍の画像を取得する画像入力手段、エレベータの乗場行先登録装置が第1の乗客により操作されたタイミングで、画像入力手段が取得した画像を基に、第1の乗客以外に乗場に存在する他の乗客の人数と位置とを含む乗客情報を検出する乗客検出手段、乗客検出手段で検出された乗客情報を基に、他の乗客のそれぞれが現在位置で行先登録を可能とするために投射する行先登録盤画像の配置を決定する表示画像決定手段、表示画像決定手段が決定した配置を基に、他の乗客のそれぞれの現在位置に対応した個別の行先登録盤画像を投射する画像出力手段、画像出力手段から行先登録盤画像が投影された後に画像入力手段が取得した画像を基に、他の乗客に対して個別表示された行先登録盤画像を他の乗客が操作したか否かを画像処理により検出し、他の乗客に関するそれぞれの登録情報を生成し、他の乗客による呼び登録を行う乗客操作検出手段、及び乗場行先登録装置の操作に基づく第1の乗客による呼び登録に加えて、乗客操作検出手段から受け取る呼び登録によりエレベータの運行を管理する群管理装置を備えている。
また、この発明によるエレベータの呼び登録方法は、エレベータの乗場近傍の画像を取得する画像入力ステップ、エレベータの乗場行先登録装置が第1の乗客により操作されたタイミングで、画像入力ステップで取得された画像を基に、第1の乗客以外に乗場に存在する他の乗客の人数と位置とを含む乗客情報を検出する乗客検出ステップ、乗客検出ステップで検出された乗客情報を基に、他の乗客のそれぞれが現在位置で行先登録を可能とするために投射する行先登録盤画像の配置を決定する表示画像決定ステップ、表示画像決定ステップで決定された配置を基に、他の乗客のそれぞれの現在位置に対応した個別の行先登録盤画像を投射する画像出力ステップ、画像出力ステップにより行先登録盤画像が投影された後に画像入力ステップで取得された画像を基に、他の乗客に対して個別表示された行先登録盤画像を他の乗客が操作したか否かを画像処理により検出し、他の乗客に関するそれぞれの登録情報を生成し、他の乗客による呼び登録を行う乗客操作検出ステップ、及び乗場行先登録装置の操作に基づく第1の乗客による呼び登録に加えて、乗客操作検出ステップにより行われた呼び登録によりエレベータの運行を管理する群管理ステップを備えている。
この発明によれば、取得した乗場近傍の画像に基づいて、乗場行先登録装置を直接操作していない他の乗客に対して、乗客の足元などに行先登録用の画像を個別に投影し、乗場にいる全ての乗客が容易に行先登録を行えるようにすることで、乗場にいる複数の乗客の人数及び乗客それぞれの行先階の情報を把握し、エレベータのより効率的な運行を可能にするエレベータの呼び登録装置及びエレベータの呼び登録方法を得ることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による呼び登録装置を示す全体図である。また、図2は、図1の呼び登録装置が乗客に表示する行先登録盤画像を示す拡大図である。図1において、エレベータの乗場1の壁には、呼び登録可能な乗場行先登録装置2(図1では1台のみ示す)が設置されている。この例では、乗場行先登録装置2が上行きまたは下行きを選択するボタンとなっている。
図1は、この発明の実施の形態1による呼び登録装置を示す全体図である。また、図2は、図1の呼び登録装置が乗客に表示する行先登録盤画像を示す拡大図である。図1において、エレベータの乗場1の壁には、呼び登録可能な乗場行先登録装置2(図1では1台のみ示す)が設置されている。この例では、乗場行先登録装置2が上行きまたは下行きを選択するボタンとなっている。
また、エレベータの乗場1には、乗場1近傍の画像を取得する画像入力手段10と、乗場1近傍の乗客(他の乗客)3bそれぞれに行先登録盤画像4を表示する画像出力手段20と、画像入力手段10及び画像出力手段20に接続された呼び登録手段30とを有する呼び登録装置が設けられている。
乗場行先登録装置2と呼び登録手段30とは、群管理装置40に接続されている(乗場行先登録装置2と群管理装置40との関係は、図示せず)。群管理装置40は、機械室に設置され、エレベータ装置を一群として管理する。また、群管理装置40は、乗場行先登録装置2及び呼び登録手段30からの呼び登録に対して、適切なかご5を割り当て、呼び登録が行われた乗場1へ配車する。
この発明の実施の形態1における呼び登録手段30は、画像処理手段31、乗客検出手段32、表示画像決定手段33、及び乗客操作検出手段34を有している。
画像処理手段31は、画像入力手段10及び画像出力手段20と連動して動作している。また、画像処理手段31は、乗客画像処理部311及び投射画像処理部312を有している。
乗客画像処理部311は、画像入力手段10と接続されている。また、乗客画像処理部311は、乗客検出手段32、及び乗客操作検出手段34とも接続されている。
乗客画像処理部311は、乗場1の乗客(第1の乗客)3aが乗場行先登録装置2を操作して呼び登録を行ったときから、かご5が乗場1に配車されるまでの間、乗場1近傍の画像を、画像入力手段10を介して取得し続ける。
画像入力手段10には、カメラ10aが用いられている。カメラ10aは、乗場1の天井に設置され、視野内の乗場1の画像をリアルタイムで取得している。この例では、カメラ10aは、1台設置され、動画として画像を取得している。このため、乗客画像処理部311は、画像入力手段10から取得した動画像を静止画像に変換処理して、乗客検出手段32及び乗客操作検出手段34に受け渡す。
乗客検出手段32は、乗客画像処理部311及び表示画像決定手段33に接続されている。
乗客検出手段32は、カメラ10aから乗客画像処理部311を介して静止画像処理された画像を基に、乗場1にいる乗客3のうち乗場行先登録装置2を操作した乗客(第1の乗客)3a以外の乗客(他の乗客)3bの人数と乗客3bそれぞれの位置とを、乗客情報として検出する。なお、乗客検出手段32は、乗客情報として、乗場1のどの位置に乗客3bがいるかの情報だけでなく、乗客3bが向いている方向の情報も検出する。この図1に示した例では、乗客検出手段32が検出する乗客3bの人数は、1人である。乗客検出手段32は、検出した乗客3bの乗客情報を、表示画像決定手段33に受け渡す。
表示画像決定手段33は、群管理装置40と接続されている。また、表示画像決定手段33は、投射画像処理部312及び乗客検出手段32とも接続されている。
表示画像決定手段33は、乗客検出手段32により検出された乗客3bの乗客情報を基に、乗場1にいる乗客3のうち、乗場行先登録装置2を操作した乗客3a以外の乗客3bのそれぞれに対して、行先登録盤画像4を表示する位置及び向きを決定する。即ち、表示画像決定手段33は、乗客3bのそれぞれの現在位置に対応した個別の行先登録盤画像4の配置を決定する。表示画像決定手段33は、決定した行先登録盤画像4の位置及び向き情報を、投射画像処理部312に受け渡す。
投射画像処理部312は、画像出力手段20に接続されている。また、投射画像処理部312は、表示画像決定手段33とも接続されている。
投射画像処理部312は、表示画像決定手段33から受け渡された行先登録盤画像4の位置及び向き情報を基に、乗客3aに向けて投射する画像を作成する。投射画像処理部312は、作成した画像を画像出力手段20に受け渡す。
画像出力手段20には、プロジェクタ20aが用いられている。プロジェクタ20aは、乗場1の天井に設置され、投射範囲内にいるそれぞれの乗客3bに対して、個別に行先登録盤画像4を投射する。この例では、プロジェクタ20aは、1台設置されている。
この例では、プロジェクタ20aは、1人の乗客3bの足元に行先登録盤画像4を表示する。これにより、乗場1にいる乗客3のうち、乗場行先登録装置2を操作した乗客3a以外の乗客3bの足元に、行先登録盤画像4が個別表示されるようになる。行先登録盤画像4の具体例としては、先の図2に示したように、上行きまたは下行きを選択するボタン画像4aが挙げられる。
乗客操作検出手段34は、群管理装置40と接続されている。また、乗客操作検出手段34は、乗客画像処理部311とも接続されている。
乗客操作検出手段34は、カメラ10aから乗客画像処理部311を介して取得した画像について、それぞれの乗客3bに対して個別に表示されたボタン画像4aを、各乗客3bが操作したか否かを検出する。乗客3bが、ボタン画像4aを操作するには、例えば、乗客3bは、乗客3bが希望している行先階のボタン画像4aを、足で踏む、または手をかざす等の動作を行えばよい。また、乗客3bが、車椅子や松葉杖等の足が不自由な利用者のときには、乗客3bは、車椅子の車輪でボタン画像4aを踏む、松葉杖をボタン画像4aの上に置く等の行動を行えばよい。
乗場3bがボタン画像4aを操作した画像を、乗客画像処理部311が、カメラ10aを介して静止画像に処理したとき、静止画像内のボタン画像4aは、乗客3bの足等により歪んだ形に見える、もしくは見えなくなっている。このような画像を基に、乗客操作検出手段34は、乗客3bの行先階を検出し、乗場1にいる乗客3のうち乗場行先登録装置2を操作した乗客3a以外の乗客3bの呼び登録の情報を群管理装置40へ受け渡す。先の図1に示した例では、乗客3bは、左側に配置された上行きのボタンを選択しているので、乗客操作検出手段34は、上行きの呼び登録を、群管理装置40へ受け渡す。
群管理装置40は、表示画像決定手段33及び乗客操作検出手段34に接続されている。
呼び登録を受けた群管理装置40は、表示画像決定手段33に呼び登録が完了した情報を受け渡す。
表示画像決定手段33は、群管理装置40から受け取った呼び登録が完了した情報を基に、呼び登録が完了した旨を乗客3bに伝える呼び登録完了情報を、投射画像処理部312へ受け渡す。
投射画像処理部312は、呼び登録完了情報に加えて、表示画像決定手段33から受け取り続けている行先登録盤画像4の表示位置及び向き情報を受けとる。表示画像決定手段33から受け取り続けている行先登録盤画像4の表示位置及び向き情報には、乗場1に新たに乗客3が加わった情報や呼び登録を行った乗客3bが移動した情報等がある。これらの情報を受け取った投射画像処理部312は、新たに増えた乗客3には、ボタン画像4aを投射し、呼び登録が完了した乗客3bには、乗客3bが押したボタンを光らせて、呼び登録が完了した旨を伝え、場所を移動した乗客3bには、移動場所へ追従して呼び登録が完了した旨を伝える。
表示画像決定手段33は、呼び登録が完了した旨を伝えた乗客3bへの投射情報(行先登録盤画像4の表示位置、及び向き情報や呼び登録完了情報)を、投射画像処理部312へ受け渡す操作を終了する。これにより、投射画像処理部312は、呼び登録が完了した旨を伝えられた乗客3bには、画像の投射を終了することになる。
図3は、この発明の実施の形態1における呼び登録手段30による、乗客検出から呼び登録完了までの一連動作を示すフローチャートである。例えば、乗客3aにより乗場行先登録装置2から呼び登録操作が行われると、乗客検出手段32は、そのタイミングで乗客画像処理部311を介して取得した静止画像の中から、同乗場1の乗客3bの人数を検出する(ステップS1)。
呼び登録を行った乗客3a以外の乗客3bを検出した場合、表示画像決定手段33は、乗客検出手段32を介して取得した乗客3bそれぞれの位置及び向き情報等の乗客情報から、乗客3bそれぞれの現在位置に対応して、個別表示する表示画像の情報を決定する(ステップS2)。そして、表示画像決定手段33が決定した表示画像を、プロジェクタ20aから出力する(ステップS3)。
次に、乗客操作検出手段34は、プロジェクタ20aから投射された表示画像が乗客3bそれぞれにより操作されたか否かを検出する(ステップS4)。表示画像が乗客3bそれぞれにより操作された場合には、乗客操作検出手段34は、乗客3bそれぞれの操作情報を、群管理装置40へ送信する(ステップS5)。そして、乗客3bのうち一人でも、まだ操作を行っていない場合には、ステップS4に戻る。乗客3bそれぞれが画像操作を行うまで、乗客操作検出手段34は、ステップS4に戻るステップを繰り返す。これにより、最終的には、乗客3b全員それぞれの呼び登録が完了する。
群管理装置40が、呼び登録情報を取得すると、表示画像決定手段33は、乗客3bそれぞれに呼び登録が完了した旨を表示する表示画像を決定する(ステップS6)。そして、表示画像決定手段33が決定した表示画像を、投射画像処理部312を介して再度プロジェクタ20aから出力する(ステップS7)。その後、同乗場1の乗客3bの人数を検出するステップS1に戻る。
このような呼び登録装置では、視野内の乗場1の画像をリアルタイムで取得しているカメラ10aが乗場1の天井に設置されているので、呼び登録手段30は、乗場1にいる人数を把握することができる。また、乗場1にいる乗客3のうち乗場行先登録装置2を操作した乗客3a以外の乗客3bのそれぞれに個別の行先登録盤画像4が表示され、行先登録盤画像4を乗客3bが操作したことを乗客操作検出手段34が検出するので、呼び登録手段30は、行先階の情報をより正確に解析することができる。さらに、乗客操作検出手段34は、解析した乗客3bの呼び登録情報を群管理装置40へ受け渡すので、群管理装置40は、より正確な乗客3の行先階の情報を得ることができる。従って、群管理装置40は、より正確な呼び登録情報を得ることができる。また、群管理装置40は、より効率的なエレベータの運行制御ができる。
また、投射画像処理部312は、プロジェクタ20aを通して乗客3bが押したボタンを光らせて、呼び登録が完了した旨を乗客3bに伝えるので、一人の乗客が複数回呼び登録操作することを防止することができる。
さらに、行先登録盤画像4は、乗客3bの足元に投射されるので、身長の異なる乗客が利用しにくくなることなく、誰でもより簡単に操作することができる。
なお、上記実施の形態1では、乗場行先登録装置2を操作した乗客3a以外の乗客3bの人数を1人としているが、乗客3bの人数は、複数でも同様に対応可能である。
以上のように実施の形態1によれば、呼び登録装置は、乗場近傍の画像を取得する画像入力手段と、乗場近傍の乗客それぞれに行先登録盤画像を表示する画像出力手段と、画像入力手段及び画像出力手段に接続された呼び登録手段とを有する。このような構成を備えることで、取得した乗場近傍の画像に基づいて、乗場行先登録装置を直接操作していない他の乗客に対して、乗客の足元などに行先登録用の画像を個別に投影し、乗場にいる全ての乗客が容易に行先登録を行うことを可能としている。この結果、乗場にいる複数の乗客の人数及び乗客それぞれの行先階の情報をより正確に解析することができるという効果を得ることができる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2による呼び登録装置を示す全体図である。先の実施の形態1では、カメラ10aとプロジェクタ20aとを1台ずつ設置している場合について説明した。これに対して、本実施の形態2では、カメラ10aとプロジェクタ20aとを、乗場1の複数ヵ所に設置している場合について説明する。
図4は、この発明の実施の形態2による呼び登録装置を示す全体図である。先の実施の形態1では、カメラ10aとプロジェクタ20aとを1台ずつ設置している場合について説明した。これに対して、本実施の形態2では、カメラ10aとプロジェクタ20aとを、乗場1の複数ヵ所に設置している場合について説明する。
この発明の実施の形態2では、カメラ10aとプロジェクタ20aとを乗場に2台ずつ設置している。また、乗場1にいる乗客3bの人数を複数(この例では、3人)としている。他の構成は、先の実施の形態1と同様である。
このように、この発明の実施の形態2における呼び登録装置では、カメラ10aを複数設置しているので、乗場1が広い場合でも、カメラ10aそれぞれの取得画像全てを合わせて、一つの乗場1を撮影することができる。これにより、乗場1の死角を減らすことができる。
また、プロジェクタ20aを複数設置しているので、1台のプロジェクタ20aの照射範囲が狭い場合でも、プロジェクタ20a全てを合わせてより広範囲に行先登録盤画像4を表示することができる。
以上のように実施の形態2によれば、呼び登録装置は、画像入力手段と画像出力手段とを乗場の複数ヵ所に有する。このような構成を備えることで、乗場の死角を減らし、広範囲に分布している乗客に行先登録盤画像を表示し、各乗客からの行先登録操作を適切に判断することを可能としている。この結果、乗場の広範囲に分布している複数の乗客の人数及び乗客それぞれの行先階の情報をより正確に解析することができるという効果を得ることができる。
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3による呼び登録装置が乗客に表示する行先登録盤画像を示す拡大図である。先の実施の形態1及び先の実施の形態2では、行先登録盤画像4が、図2で示したように、上行きまたは下行きを選択するボタンとされている場合について説明した。これに対して、この発明の実施の形態3では、行先登録盤画像4が、行先階を直接入力可能なテンキーボタンとする場合について説明する。
図5は、この発明の実施の形態3による呼び登録装置が乗客に表示する行先登録盤画像を示す拡大図である。先の実施の形態1及び先の実施の形態2では、行先登録盤画像4が、図2で示したように、上行きまたは下行きを選択するボタンとされている場合について説明した。これに対して、この発明の実施の形態3では、行先登録盤画像4が、行先階を直接入力可能なテンキーボタンとする場合について説明する。
各乗客3bは、表示される行先登録盤画像4から行先階の番号順に足等を使用して入力する。また、先の実施の形態1及び先の実施の形態2では、呼び登録が完了した乗客3に、乗客3が押したボタンを光らせて、呼び登録が完了した旨を伝えているが、この実施の形態3では、乗客3が乗るべきかご5の案内を行う。他の構成は、先の実施の形態1と同様である。
この例では、行先登録盤画像4のテンキー部4bの上部に表示部4cが設けられている。表示部4cは、乗客3bが操作した行先階を表示する。また、表示部4cは、行先階の表示と共にテンキー部4bを操作した乗客3bが乗るべきかご5の案内を表示する。乗客3bが乗るべきかご5の案内は、図5の*印部に表示される。
このような呼び登録装置では、呼び登録完了後、乗客3が乗るべきかご5の案内が各乗客3に表示されるので、乗客3が乗場1からかご5に乗る動作をスムーズに行うことができる。また、テンキー部4bを使用して呼び登録を行うので、呼び登録手段30は、行先階の情報をより正確に解析することができる。これにより、群管理装置40は、乗客3の行先階の詳細な情報を正確に把握することができる。
以上のように、実施の形態3によれば、行先登録盤画像は、行先階を直接入力可能なテンキー部と、乗客が乗るべきかごの案内を行う表示部を有する。このような構成を備えることで、呼び登録装置は、乗客のより詳細な行先階情報を得ることができる。さらに、乗客は、乗場からかごに乗る動作をスムーズに行うことができるという効果を得ることができる。
なお、上記実施の形態1〜3では、カメラ10aを天井に設置しているが、これに限るものではなく、乗場1全体が撮影できれば、壁等に設置してもよい。
また、上記実施の形態1〜3では、プロジェクタ20aを天井に設置しているが、これに限るものではなく、乗場1の乗客3bそれぞれに行先登録盤画像4が表示できれば、壁等に設置してもよい。
さらに、上記実施の形態1〜3では、乗客の足元に行先登録盤画像4を表示させているが、これに限るものではなく、乗客3bに近い壁や、乗客3がかざす手のひら等、乗客3それぞれへ行先登録盤画像4が表示できる場所であればよい。
また、上記実施の形態1〜3では、呼び登録が完了した旨を、ボタンを光らせるか、または乗客3が乗るべきかご5の案内を表示するかのどちらか一方としているが、ボタンを光らせた後、乗客3が乗るべきかご5の案内を行ってもよい。
1 乗場(エレベータの乗場)、2 乗場行先登録装置、3 乗客、3a 第1の乗客、3b 他の乗客、10 画像入力手段、20 画像出力手段、30 呼び登録手段、32 乗客検出手段、33 表示画像決定手段、34 乗客操作検出手段、40 群管理装置。
Claims (7)
- エレベータの乗場近傍の画像を取得する画像入力手段、
エレベータの乗場行先登録装置が第1の乗客により操作されたタイミングで、上記画像入力手段が取得した画像を基に、上記第1の乗客以外に乗場に存在する他の乗客の人数と位置とを含む乗客情報を検出する乗客検出手段、
上記乗客検出手段で検出された上記乗客情報を基に、上記他の乗客のそれぞれが現在位置で行先登録を可能とするために投射する行先登録盤画像の配置を決定する表示画像決定手段、
上記表示画像決定手段が決定した上記配置を基に、上記他の乗客のそれぞれの現在位置に対応した個別の上記行先登録盤画像を投射する画像出力手段、
上記画像出力手段から上記行先登録盤画像が投影された後に上記画像入力手段が取得した画像を基に、上記他の乗客に対して個別表示された上記行先登録盤画像を上記他の乗客が操作したか否かを画像処理により検出し、上記他の乗客に関するそれぞれの登録情報を生成し、上記他の乗客による呼び登録を行う乗客操作検出手段、及び
上記乗場行先登録装置の操作に基づく上記第1の乗客による呼び登録に加えて、上記乗客操作検出手段から受け取る上記呼び登録によりエレベータの運行を管理する群管理装置
を備えているエレベータの呼び登録装置。 - 上記画像出力手段は、上記呼び登録を完了した上記他の乗客に上記呼び登録が完了した旨を個別表示する請求項1に記載のエレベータの呼び登録装置。
- 上記画像出力手段は、上記呼び登録を完了した上記他の乗客が乗るべきエレベータの案内を個別表示する請求項1または請求項2に記載のエレベータの呼び登録装置。
- 上記表示画像決定手段は、上記他の乗客のそれぞれが現在位置で行先登録を可能とするために、上記行先登録盤画像を上記他の乗客のそれぞれの足元に表示させるように上記配置を決定する請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のエレベータの呼び登録装置。
- 上記画像入力手段は、上記エレベータの乗場近傍の複数ヵ所に設けられている請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のエレベータの呼び登録装置。
- 上記画像出力手段は、上記エレベータの乗場近傍の複数ヵ所に設けられている請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のエレベータの呼び登録装置。
- エレベータの乗場近傍の画像を取得する画像入力ステップ、
エレベータの乗場行先登録装置が第1の乗客により操作されたタイミングで、上記画像入力ステップで取得された画像を基に、上記第1の乗客以外に乗場に存在する他の乗客の人数と位置とを含む乗客情報を検出する乗客検出ステップ、
上記乗客検出ステップで検出された上記乗客情報を基に、上記他の乗客のそれぞれが現在位置で行先登録を可能とするために投射する行先登録盤画像の配置を決定する表示画像決定ステップ、
上記表示画像決定ステップで決定された上記配置を基に、上記他の乗客のそれぞれの現在位置に対応した個別の行先登録盤画像を投射する画像出力ステップ、
上記画像出力ステップにより上記行先登録盤画像が投影された後に上記画像入力ステップで取得された画像を基に、上記他の乗客に対して個別表示された上記行先登録盤画像を上記他の乗客が操作したか否かを画像処理により検出し、上記他の乗客に関するそれぞれの登録情報を生成し、上記他の乗客による呼び登録を行う乗客操作検出ステップ、及び
上記乗場行先登録装置の操作に基づく上記第1の乗客による呼び登録に加えて、上記乗客操作検出ステップにより行われた上記呼び登録によりエレベータの運行を管理する群管理ステップ
を備えているエレベータの呼び登録方法。
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JP2013031175A JP2014159325A (ja) | 2013-02-20 | 2013-02-20 | エレベータの呼び登録装置、及びエレベータの呼び登録方法 |
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