JP2014158580A - 放射線画像解析装置および方法、並びに放射線撮影装置 - Google Patents

放射線画像解析装置および方法、並びに放射線撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】時間や手間を掛けずに信頼性の高いEIを算出する。
【解決手段】電子カセッテ13には、AECのために線量を検出する検出画素41bの領域である採光野を、検出画素41bからの線量検出信号に基づきX線の照射中に自動的に設定する採光野設定部56が設けられている。コンソール14は、採光野設定部56で設定された採光野情報とX線画像を情報取得部82で取得する。算出部80は、採光野設定部56で設定された採光野をEIを算出する算出領域と定め、採光野に存在する画素41の画素値から代表値Vを抽出し、抽出した代表値Vに基づきEIを算出する。
【選択図】図12

Description

本発明は、放射線画像解析装置および方法、並びに放射線撮影装置に関する。
医療分野において、放射線、例えばX線を利用したX線撮影システムが知られている。X線撮影システムは、X線を発生するX線発生装置と、被写体(患者)を透過したX線で形成されるX線画像を撮影するX線撮影装置とからなる。X線発生装置は、X線を被写体に向けて照射するX線源、X線源の駆動を制御する線源制御装置、およびX線源を動作させるための指示を線源制御装置に入力する照射スイッチを有している。X線撮影装置は、被写体を透過したX線に応じたX線画像を検出するX線画像検出装置、およびX線画像検出装置の駆動制御、X線画像に対する画像処理、X線画像の保存、表示を行うコンソールを有している。
X線画像検出装置として、フラットパネルディテクタ(FPD;flat panel detector)を用いたものが普及している。FPDは、X線の入射量に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素が配置された撮像領域を有する。画素は、電荷を発生してこれを蓄積する光電変換部、およびTFTなどのスイッチング素子を備える。FPDは、スイッチング素子のオン動作に応じて、画素の列毎に設けられた信号線を通じて各画素の光電変換部に蓄積された信号電荷を信号処理回路に読み出し、信号処理回路で信号電荷を電圧信号に変換することでX線画像を電気的に検出する。
X線撮影システムにおいては、毎回の撮影で所望の画質のX線画像を安定して得るために、撮影後にコンソールなどでX線画像を解析して、放射線画像検出装置が受けたX線の線量を数値化した線量指標値を算出することが行われている。
線量指標値としては、最近、IEC(International Electrotechnical Commission)62494−1によりEI(Exposure Index)が提唱されている。EIは、まず、X線画像内でEIを算出する領域(以下、算出領域という)を定め、算出領域の画素の画素値から代表値を抽出する。そして、抽出した代表値を、予め用意された代表値をEIに変換する関数に代入することで求められる。
医療施設ではEIの情報を蓄積、管理し、X線画像の画質が良好と判断したEIをEIの目標値EI(Target Exposure Index)として独自に設定する。そして、算出したEIとEIの偏差DI(Deviation Index)によって線量の過不足をオペレータに認識させ、最適な撮影条件を決定するためのガイドとして役立てている。
特許文献1には、線量指標値としてEIを算出するX線撮影システムが記載されている。特許文献1には、算出領域として、X線画像の全領域、オペレータが指定した領域、撮影部位に応じた領域、X線画像の中心から画像サイズの10%の範囲の領域、X線画像をヒストグラム解析して求められる、被写体が存在せずX線が直接入射する素抜け領域を除く領域(すなわち被写体が存在する領域)、X線画像の中心濃度から全濃度幅の90%の領域が例示されている。
特開2012−245229号公報
従来、線量指標値はメーカ毎に定義され、メーカ間での比較が難しく使い勝手が悪いものであったが、EIの出現によって、EIを標準の線量指標値とし、メーカ間の垣根を取り払おうとする動きが本格化している。この動きに伴い、時間や手間を掛けずに信頼性の高いEIを算出する方法が模索されている。
時間や手間を掛けずに信頼性の高いEIを算出するためには、EI算出の基となる算出領域の定め方が鍵となる。しかしながら、特許文献1に記載されるEIの算出領域の定め方には、以下のデメリットがある。すなわち、X線画像の全領域を算出領域とする場合は、代表値を抽出する対象が全ての画素の画素値であるため代表値の抽出に時間が掛かる。オペレータが指定した領域を算出領域とする場合は、指定する手間が掛かるうえ、オペレータによって指定する算出領域の位置がばらつき、算出されるEIがオペレータの嗜好に依存した値となるおそれがある。撮影部位に応じた領域やX線画像の中心から画像サイズの10%の範囲の領域など、予め規定された領域を算出領域とする場合は、算出領域が固定であるため被写体とX線画像検出装置との相対位置関係のずれ(被写体が正規の位置から右または左に寄っているなど)に対応することができず、算出されるEIが撮影毎に異なる値となるおそれがある。X線画像をヒストグラム解析して求められる素抜け領域を除く領域やX線画像の中心濃度から全濃度幅の90%の領域を算出領域とする場合は、ヒストグラム解析や濃度解析がX線画像の全領域を対象としているのでやはり代表値の抽出に時間が掛かる。
以上のように、特許文献1に例示される算出領域の定め方では、EIの算出に時間や手間が掛かる、算出したEIの信頼性が乏しいという問題があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、時間や手間を掛けずに信頼性の高いEIを算出することができる放射線画像解析装置および方法、並びに放射線撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の画素が配置された撮像領域を有する放射線画像検出装置で検出した放射線画像を画像解析する放射線画像解析装置であって、放射線画像を取得する画像取得部と、放射線画像検出装置が撮影時に実行するAECの際に、ポジショニングされる被写体の位置に応じて撮像領域内に自動設定された採光野の位置を表す採光野情報を取得する採光野情報取得部と、採光野を、放射線画像検出装置が受けた放射線の線量を数値化した線量指標値であるEIを算出する算出領域と定め、採光野内の画素の画素値から代表値を抽出し、抽出した代表値に基づきEIを算出する算出部とを備える。
算出部は、採光野内の画素の画素値を横軸、画素の個数を縦軸とするヒストグラムを作成し、該ヒストグラムを元に代表値を抽出する。例えば、画素の個数が最大の画素値を代表値とする。
採光野内の画素の画素値の平均値、最大値、または合計値を代表値としてもよい。
算出部は、EIと、放射線画像の画質との兼ね合いで設定されるEIの目標値EIとの偏差DIを算出する。
算出部の算出結果を表示する表示部を備えることが好ましい。また、算出部の算出結果を放射線画像と関連付けて記憶する記憶部を備えることが好ましい。
画像取得部、採光野情報取得部、および算出部は、放射線画像検出装置に組み込まれていてもよい。
また、本発明は、複数の画素が配置された撮像領域を有する放射線画像検出装置で検出した放射線画像を画像解析する放射線画像解析方法であって、放射線画像を画像取得部で取得する画像取得ステップと、放射線画像検出装置が撮影時に実行するAECの際に、ポジショニングされる被写体の位置に応じて撮像領域内に自動設定された採光野の位置を表す採光野情報を採光野情報取得部で取得する採光野情報取得ステップと、採光野を、放射線画像検出装置が受けた放射線の線量を数値化した線量指標値であるEIを算出する算出領域と定め、採光野内の画素の画素値から代表値を抽出し、抽出した代表値に基づき算出部でEIを算出する算出ステップとを備える。
さらに、本発明は、複数の画素が配置された撮像領域を有する放射線画像検出装置と、放射線画像検出装置で検出した放射線画像を画像解析する放射線画像解析装置とを備える放射線撮影装置であって、放射線画像解析装置は、放射線画像を取得する画像取得部と、放射線画像検出装置が撮影時に実行するAECの際に、ポジショニングされる被写体の位置に応じて撮像領域内に自動設定された採光野の位置を表す採光野情報を取得する採光野情報取得部と、採光野を、放射線画像検出装置が受けた放射線の線量を数値化した線量指標値であるEIを算出する算出領域と定め、採光野内の画素の画素値から代表値を抽出し、抽出した代表値に基づきEIを算出する算出部とを有する。
放射線画像検出装置は、撮像領域が形成されるパネル部と、撮像領域に分散して配置され、撮像領域に到達する放射線の線量を検出してこれに応じた線量検出信号を出力する複数の線量検出センサと、撮影中に複数の線量検出センサから出力される線量検出信号に基づいて採光野を自動的に設定する採光野設定部と、採光野設定部で設定された採光野内の線量検出センサから出力される線量検出信号に基づいてAECを行うAEC部とを有する。
本発明によれば、撮影時にポジショニングされる被写体の位置に応じて自動設定された採光野をEIの算出領域と定め、採光野内の画素の画素値に基づきEIを算出するので、時間や手間を掛けずに信頼性の高いEIを算出することができる。
X線撮影システムの概略図である。 撮影条件テーブルを示す図である。 線源制御装置の内部構成を示す図である。 電子カセッテを示す外観斜視図である。 電子カセッテの内部構成を示すブロック図である。 検出画素の配置を説明するための図である。 照射野の大きさを算出する際のパラメータを示す説明図である。 採光野設定部の機能を示す図である。 採光野内に存在する検出画素の配置を示す図である。 採光野の累積線量が目標線量に達すると予測される時間の算出方法を説明するための図である。 コンソールの内部構成を示すブロック図である。 コンソールのCPUの機能を示すブロック図である。 ヒストグラムを示す図である。 画像確認ウィンドウを示す図である。 X線撮影におけるFPDの動作の推移を示す図である。 コンソールの処理手順を示すフローチャートである。 コンソールの処理手順を示すフローチャートである。 電子カセッテに算出部を設けた例を示す図である。 検出画素の別の例を示す図である。
図1において、X線撮影システム2は、X線源10と、X線源10の動作を制御する線源制御装置11と、X線源10へのウォームアップ開始とX線の照射開始を指示するための照射スイッチ12と、X線の累積線量が目標線量に達したときにX線の照射を停止させるAEC機能をもち、被写体を透過したX線を検出してX線画像を出力する電子カセッテ13と、電子カセッテ13の動作制御やX線画像の表示処理を担うコンソール14と、被写体を立位姿勢で撮影するための立位撮影台15と、臥位姿勢で撮影するための臥位撮影台16とを有する。X線源10、線源制御装置11、および照射スイッチ12はX線発生装置2a、電子カセッテ13、およびコンソール14はX線撮影装置2bをそれぞれ構成する。この他にもX線源10を所望の方向および位置にセットするための線源移動装置(図示せず)が設けられており、X線源10は立位撮影台15および臥位撮影台16で共用される。
X線源10は、X線管と、X線管が放射するX線の照射野を限定する照射野限定器(コリメータ)とを有する。X線管は、熱電子を放出するフィラメントである陰極と、陰極から放出された熱電子が衝突してX線を放射する陽極(ターゲット)とを有している。ウォームアップ開始の指示があると陽極が回転を開始し、規定の回転数となったらウォームアップが終了する。照射野限定器は、例えば、X線を遮蔽する4枚の鉛板を四角形の各辺上に配置し、X線を透過させる四角形の照射開口が中央に形成されたものであり、鉛板の位置を移動することで照射開口の大きさを変化させて、出射されるX線の角度範囲を縦横の2方向で調整する。
コンソール14は、有線方式や無線方式により電子カセッテ13と通信可能に接続されており、キーボードなどの入力デバイス17を介した放射線技師などのオペレータからの入力操作に応じて電子カセッテ13の動作を制御する。電子カセッテ13からのX線画像はコンソール14のディスプレイ18に表示される他、そのデータがコンソール14内のハードディスクやメモリといったストレージデバイス19、あるいはコンソール14とネットワーク接続された画像蓄積サーバなどに記憶される。
コンソール14は、被写体の氏名、性別、年齢、撮影部位、撮影目的などの情報が含まれる検査オーダの入力を受け付けて、検査オーダをディスプレイ18に表示する。検査オーダは、HIS(病院情報システム)やRIS(放射線情報システム)などの患者情報や放射線検査に係る検査情報を管理する外部システムから入力されるか、オペレータにより手動入力される。検査オーダには、頭部、胸部、腹部、手、指などの撮影部位の項目がある。撮影部位には、正面、側面、斜位、PA(X線を被写体の背面から照射)、AP(X線を被写体の正面から照射)などの撮影方向も含まれる。オペレータは、検査オーダの内容をディスプレイ18で確認し、その内容に応じた撮影条件をディスプレイ18に映された操作画面を通じて入力デバイス17で入力する。
図2において、ストレージデバイス19には、複数の撮影条件が予め記録された撮影条件テーブル20が格納されている。撮影条件には、撮影部位、X線源10が照射するX線のエネルギースペクトルを決める管電圧(単位;kV)、単位時間当たりの照射量を決める管電流(単位;mA)、X線の照射時間(単位;s)、照射停止閾値、および放射線画像検出装置が受けたX線の線量を数値化した線量指標値であるEIの目標値EIが含まれる。管電流と照射時間の積でX線の累積線量が決まるため、撮影条件としては、管電流と照射時間のそれぞれの値を個別に入力する代わりに、両者の積である管電流時間積(mAs値)の値が入力される場合もある。これら管電圧、管電流、照射時間の値を微調整することも可能である。照射停止閾値は、AEC部57(図5参照)がX線の照射停止を判定するための情報である。EIには最初はデフォルトの値が記憶されているが、例えばX線撮影が何回か行われてEIの情報がある程度蓄積された後、医療施設の線量管理者がX線画像の画質が好ましいと判断したEIをEIとして入力デバイス17で手動入力することが可能である。照射停止閾値も最初はデフォルトの値が記憶されているが、EIが入力されると、入力されたEIに応じて計算がし直された値が記憶される。なお、図2では撮影部位として胸部AP、胸部PAのみを例示しているが、実際には頭部、腹部、脚部といった他の撮影部位に対応する撮影条件や、それに応じた照射停止閾値、EIも記憶されている。
コンソール14には、撮影条件とともに、X線源10の照射野限定器に設定された縦横2方向のX線の角度範囲、および電子カセッテ13の撮像領域40(図5参照)の位置からX線管の焦点の位置までの距離であるSID(Source Image Distance)の情報が入力デバイス17で入力される。
図3において、線源制御装置11は、トランスによって入力電圧を昇圧して高圧の管電圧を発生し、高電圧ケーブルを通じてX線源10に供給する高電圧発生器21と、X線源10に与える管電圧および管電流と、X線の照射時間を制御する制御部22と、メモリ23と、タッチパネル24と、電子カセッテ13との信号の送受信を媒介する照射信号I/F25とを備える。
制御部22には照射スイッチ12とメモリ23とタッチパネル24が接続されている。照射スイッチ12は、制御部22に対して指示を入力するスイッチであり、2段階の押圧操作が可能である。制御部22は、照射スイッチ12が1段階押し(半押し)されると、高電圧発生器21に対してウォームアップ開始信号を発して、X線源10にウォームアップを開始させる。
照射スイッチ12が1段階押し(半押し)されると、制御部22は電子カセッテ13との間で同期信号の送受信による同期制御を行う。さらに照射スイッチ12が2段階押し(全押し)されると、制御部22は照射開始信号を高電圧発生器21に発して、X線源10によるX線の照射を開始させる。
メモリ23は、管電圧、管電流、照射時間などの撮影条件を予め数種類格納している。撮影条件はタッチパネル24を通じてオペレータにより手動で設定される。タッチパネル24には、メモリ23から読み出された撮影条件が複数種類表示される。表示された撮影条件の中から、コンソール14に入力した撮影条件と同じ撮影条件をオペレータが選択することにより、線源制御装置11に対して撮影条件が設定される。コンソール14の場合と同様、撮影条件の値を微調整することも可能である。制御部22は、設定された照射時間となったらX線の照射を停止させるためのタイマー26を内蔵している。なお、線源制御装置11とコンソール14とを接続し、コンソール14に入力された撮影条件を線源制御装置11に送信することで線源制御装置11の撮影条件の設定を自動化してもよい。
電子カセッテ13のAEC機能を使用する場合の照射時間は、目標線量に達してAEC機能による照射停止の判断がされる前にX線の照射が終了して線量不足に陥ることを防ぐため、余裕を持った値が設定される。X線源10において安全規制上撮影部位に応じて設定されている照射時間の最大値を設定してもよい。制御部22は、設定された撮影条件の管電圧や管電流、照射時間でX線の照射制御を行う。AEC機能はこれに対してX線の累積線量が必要十分な目標線量に到達したと判定すると、線源制御装置11で設定されている照射時間以下であってもX線の照射を停止するように機能する。
照射信号I/F25は、線源制御装置11が電子カセッテ13との間で行う同期制御において、同期信号の送受信を媒介する。制御部22は、X線照射開始前に電子カセッテ13に対してX線の照射を開始してよいか否かを問い合わせる同期信号である照射開始要求信号を照射信号I/F25を介して送信する。そして、照射開始要求信号に対する応答として、照射を受ける準備が完了したことを表す同期信号である照射許可信号を電子カセッテ13から受信する。また、電子カセッテ13がAECを実行したときに、電子カセッテ13が発する照射停止信号を受信する。照射信号I/F25の通信方式は有線方式でもよいし無線方式でもよい。
図4において、電子カセッテ13は、FPD30とこれを収容する扁平な箱型をした可搬型の筐体31とで構成される。筐体31は例えば導電性樹脂で形成されている。X線が入射する筐体31の前面31aには矩形状の開口が形成されており、開口には天板として透過板32が取り付けられている。透過板32は、軽量で剛性が高く、かつX線透過性が高いカーボン材料で形成されている。筐体31は、電子カセッテ13への電磁ノイズの侵入、および電子カセッテ13から外部への電磁ノイズの放射を防止する電磁シールドとしても機能する。なお、筐体31には、電子カセッテ13の各部に所定の電圧の電力を供給するためのバッテリ(二次電池)や、コンソール14とX線画像などのデータの無線通信を行うためのアンテナがFPD30の他に内蔵されている。
筐体31は、例えばフイルムカセッテやIPカセッテと略同様の国際規格ISO4090:2001に準拠した大きさである。電子カセッテ13は、筐体31の前面31aがX線源10と対向する姿勢で保持され、X線の照射野と撮像領域40の中心が一致するよう、各撮影台15、16のホルダ15a、16a(図1参照)に着脱自在にセットされる。そして、使用する撮影台に応じて、線源移動装置によりX線源10が移動される。また、電子カセッテ13は、各撮影台15、16にセットされる他に、被写体が仰臥するベッド上に置いたり被写体自身にもたせたりして単体で使用されることもある。なお、電子カセッテ13は、サイズがフイルムカセッテやIPカセッテと略同様の大きさであるため、フイルムカセッテやIPカセッテ用の既存の撮影台にも取り付け可能である。
図5において、FPD30は、パネル部35と回路部36とで構成される。パネル部35は、TFTアクティブマトリクス基板を有し、この基板上に撮像領域40が形成されている。撮像領域40には、X線の到達線量に応じた電荷を蓄積する複数の画素41が、所定のピッチでn行(x方向)×m列(y方向)の行列状に配置されている。n、mは2以上の整数であり、例えばn、m≒2000である。なお、画素41の配列は、本例のように正方配列でなくともよく、ハニカム配列でもよい。
パネル部35は、X線を可視光に変換するシンチレータ(蛍光体、図示せず)を有し、シンチレータによって変換された可視光を画素41で光電変換する間接変換型である。シンチレータは、CsI:Tl(タリウム賦活ヨウ化セシウム)やGOS(Gd2O2S:Tb、テルビウム賦活ガドリウムオキシサルファイド)などからなり、画素41が配列された撮像領域40の全面と対向するように配置されている。なお、シンチレータとTFTアクティブマトリクス基板は、X線の入射する側からみてシンチレータ、基板の順に配置されるPSS(Penetration Side Sampling)方式でもよいし、逆に基板、シンチレータの順に配置されるISS(Irradiation Side sampling)方式でもよい。また、シンチレータを用いず、X線を直接電荷に変換する変換層(アモルファスセレンなど)を用いた直接変換型のパネル部を用いてもよい。
画素41は、周知のように、可視光の入射によって電荷(電子−正孔対)を発生してこれを蓄積する光電変換部42、およびスイッチング素子であるTFT43を備える。
光電変換部42は、電荷を発生する半導体層(例えばPIN型)とその上下に上部電極および下部電極を配した構造を有している。光電変換部42は、下部電極にTFT43が接続され、上部電極にはバイアス線が接続されている。バイアス線は画素41の行数分(n行分)設けられて1本の母線に接続されている。母線はバイアス電源に繋がれている。母線とその子線のバイアス線を通じて、バイアス電源から光電変換部42の上部電極にバイアス電圧が印加される。バイアス電圧の印加により半導体層内に電界が生じ、光電変換により半導体層内で発生した電荷(電子−正孔対)は、一方がプラス、他方がマイナスの極性をもつ上部電極と下部電極に移動し、光電変換部42に電荷が蓄積される。
TFT43は、ゲート電極が走査線44に、ソース電極が信号線45に、ドレイン電極が光電変換部42にそれぞれ接続される。走査線44と信号線45は格子状に配線されており、走査線44は1行分の画素41に対して共通に1本ずつ、画素41の行数分(n行分)設けられている。また信号線45は1列分の画素41に対して共通に1本ずつ、画素41の列数分(m列分)設けられている。走査線44はゲートドライバ46に接続され、信号線45は信号処理回路47に接続される。
回路部36は、ゲートドライバ46、信号処理回路47、制御部48などを有している。ゲートドライバ46は、制御部48の制御の下にTFT43を駆動することにより、X線の到達線量に応じた信号電荷を画素41に蓄積する蓄積動作と、画素41から蓄積された信号電荷を読み出す読み出し動作と、リセット動作とをFPD30に行わせる。蓄積動作ではTFT43がオフ状態にされ、その間に画素41に信号電荷が蓄積される。読み出し動作では、ゲートドライバ46から同じ行のTFT43を一斉に駆動するゲートパルスG1〜Gnを所定の間隔で順次発生して、走査線44を1行ずつ順に活性化し、走査線44に接続されたTFT43を1行分ずつオン状態とする。画素41の光電変換部42に蓄積された電荷は、TFT43がオン状態になると信号線45に読み出されて、信号処理回路47に入力される。
光電変換部42の半導体層には、X線の入射の有無に関わらず暗電荷が発生する。この暗電荷はバイアス電圧が印加されているために画素41の光電変換部42に蓄積される。画素41において発生する暗電荷は、画像データに対してはノイズ成分となるので、これを除去するためにX線の照射前には所定時間間隔でリセット動作が行われる。リセット動作は、画素41に発生する暗電荷を、信号線45を通じて掃き出す動作である。
リセット動作は、例えば、1行ずつ画素41をリセットする順次リセット方式で行われる。順次リセット方式では、信号電荷の読み出し動作と同様、ゲートドライバ46から走査線44に対してゲートパルスG1〜Gnを所定の間隔で順次発生して、TFT43を1行ずつオン状態にする。
順次リセット方式に代えて、複数行の画素を1グループとしてグループ内で順次リセットを行い、グループ数分の行の暗電荷を同時に掃き出す並列リセット方式や、全行にゲートパルスを同時に入れて全画素の暗電荷を一度に掃き出す全画素リセット方式を用いてもよい。並列リセット方式や全画素リセット方式によりリセット動作を高速化することができる。
信号処理回路47は、積分アンプ49、CDS回路(CDS)50、マルチプレクサ(MUX)51、およびA/D変換器(A/D)52などを備える。積分アンプ49は、各信号線45に対して個別に接続される。積分アンプ49は、オペアンプ49aとオペアンプ49aの入出力端子間に接続されたキャパシタ49bとからなり、信号線45はオペアンプ49aの一方の入力端子に接続される。オペアンプ49aのもう一方の入力端子はグランド(GND)に接続される。キャパシタ49bにはリセットスイッチ49cが並列に接続されている。積分アンプ49は、信号線45から入力される電荷を積算し、アナログ電圧信号V1〜Vmに変換して出力する。
各列のオペアンプ49aの出力端子には、増幅器53、CDS50を介してMUX51が接続される。MUX51の出力側には、A/D52が接続される。CDS50はサンプルホールド回路を有し、積分アンプ49の出力電圧信号に対して相関二重サンプリングを施して積分アンプ49のkTCノイズ成分を除去するとともに、サンプルホールド回路で積分アンプ49からの電圧信号を所定期間保持(サンプルホールド)する。MUX51は、シフトレジスタ(図示せず)からの動作制御信号に基づき、パラレルに接続される各列のCDS50から順に1つのCDS50を電子スイッチで選択し、選択したCDS50から出力される電圧信号V1〜VmをシリアルにA/D52に入力する。なお、MUX51とA/D52の間に増幅器を接続してもよい。
A/D52は、入力された1行分のアナログの電圧信号V1〜Vmをデジタル値に変換して、電子カセッテ13に内蔵されるメモリ54に出力する。メモリ54には、1行分のデジタル値が、それぞれの画素41の座標に対応付けられて、1行分のX線画像を表す画像データとして記録される。こうして1行分の読み出しが完了する。
MUX51によって積分アンプ49からの1行分の電圧信号V1〜Vmが読み出されると、制御部48は、積分アンプ49に対してリセットパルスRSTを出力し、リセットスイッチ49cをオンする。これにより、キャパシタ49bに蓄積された1行分の信号電荷が放電されてリセットされる。積分アンプ49をリセットした後、再度リセットスイッチ49cをオフして所定時間経過後にCDS50のサンプルホールド回路の1つをホールドし、積分アンプ49のkTCノイズ成分をサンプリングする。その後、ゲートドライバ46から次の行のゲートパルスが出力され、次の行の画素41の信号電荷の読み出しが開始される。さらにゲートパルスが出力されて所定時間経過後に次の行の画素41の信号電荷をCDS50のもう1つのサンプルホールド回路でホールドする。これらの動作を順次繰り返して全行の画素41の信号電荷を読み出す。
全行の読み出しが完了すると、1枚分のX線画像を表す画像データがメモリ54に記録される。この画像データはメモリ54から読み出され、制御部48で各種画像処理を施された後、通信I/F55を通じてコンソール14に出力される。こうして被写体のX線画像が検出される。
通信I/F55は、コンソール14と有線または無線接続され、コンソール14との間の情報の送受信を媒介する。通信I/F55は、照射停止閾値を含む撮影条件、照射野の大きさや素抜け領域特定用閾値などの情報をコンソール14から受信して制御部48に入力する。制御部48は、照射停止閾値の情報をAEC部57に、照射野および素抜け領域特定用閾値の情報を採光野設定部56にそれぞれ提供する。
なお、リセット動作では、TFT43がオン状態になっている間、画素41から暗電荷が信号線45を通じて積分アンプ49のキャパシタ49bに流れる。読み出し動作と異なり、MUX51によるキャパシタ49bに蓄積された電荷の読み出しは行われず、各ゲートパルスG1〜Gnの発生と同期して、制御部48からリセットパルスRSTが出力されてリセットスイッチ49cがオンされ、キャパシタ49bに蓄積された電荷が放電されて積分アンプ49がリセットされる。
制御部48には、メモリ54のX線画像データに対してオフセット補正、感度補正、および欠陥補正の各種画像処理を施す回路(図示せず)が設けられている。オフセット補正回路は、X線を照射せずにFPD30から取得したオフセット補正画像をX線画像から画素単位で差し引くことで、信号処理回路47の個体差や撮影環境に起因する固定パターンノイズを除去する。感度補正回路はゲイン補正回路とも呼ばれ、各画素41の光電変換部42の感度のばらつきや信号処理回路47の出力特性のばらつきなどを補正する。欠陥補正回路は、出荷時や定期点検時に生成される欠陥画素情報に基づき、欠陥画素の画素値を周囲の正常な画素の画素値で線形補間する。また、欠陥補正回路は検出画素41bが配置された列の画素41の画素値も同様に補間する。なお、上記の各種画像処理回路をコンソール14に設け、各種画像処理をコンソール14で行ってもよい。
画素41には通常画素41aと検出画素41bがある。通常画素41aはX線画像を生成するために用いられる。一方検出画素41bは撮像領域40へのX線の到達線量を検出する線量検出センサとして機能する。検出画素41bの位置はFPD30の製造時に既知であり、FPD30は全検出画素41bの位置(座標)を不揮発性のメモリ(図示せず)に予め記憶している。なお、図では検出画素41bにハッチングを施し通常画素41aと区別している。
図6に示すように、検出画素41bは、撮像領域40の中心に関して左右対称な点線で示す波形の軌跡60に沿って設けられている。検出画素41bは、同じ信号線45が接続された画素41の列に1個ずつ設けられ、検出画素41bが設けられた列は、検出画素41bが設けられない列を例えば2〜3列挟んで設けられる。
通常画素41aと検出画素41bは光電変換部42などの基本的な構成は全く同じである。したがって両者はほぼ同様の製造プロセスで形成することができる。検出画素41bはTFT43のソース電極とドレイン電極が短絡されている。このため検出画素41bの光電変換部42で発生した電荷は、TFT43のオンオフに関わらず信号線45に流れ出し、同じ行の通常画素41aがTFT43をオフ状態とされ、信号電荷を蓄積する蓄積動作中であっても発生電荷に基づく電圧信号を読み出すことが可能である。
検出画素41bの光電変換部42で発生した電荷は、信号線45を介して積分アンプ49のキャパシタ49bに流入する。積分アンプ49に蓄積された検出画素41bからの電荷はA/D52に出力され、A/D52でデジタル電圧信号(以下、線量検出信号という)に変換される。線量検出信号はメモリ54に出力される。メモリ54には、撮像領域40内の各検出画素41bの座標情報と対応付けて線量検出信号が記録される。検出画素41bは通常画素41aより数は少ないものの撮像領域40に分散して配置されているので、各検出画素41bによって得られる線量検出信号を検出画素41bの画素値として見れば、メモリ54に記録される線量検出信号は、解像度が低いX線画像と捉えることができる。
FPD30は、こうした線量検出動作を、読み出し動作時と同じ所定のサンプリング周期で複数回繰り返す。メモリ54には、1回のサンプリングで全検出画素41bからの線量検出信号が記録される。FPD30は、線源制御装置11からの照射開始要求信号の応答として、照射信号I/F58から照射許可信号を送信したときに線量検出動作を開始する。なお、線量検出信号のサンプリング周期は、積分アンプ49のキャパシタ49bで検出画素41bの光電変換部42で発生した電荷の積算を開始してから、積算した電荷を電圧信号に変換してCDS50に出力するまでの間(積分アンプ49の積算期間)である。
採光野設定部56およびAEC部57は、制御部48により駆動制御される。採光野設定部56およびAEC部57は、所定のサンプリング周期で取得される線量検出信号をメモリ54から読み出して、読み出した線量検出信号に基づいて採光野の設定およびAECを行う。
採光野設定部56は、メモリ54から読み出した各検出画素41bからの線量検出信号に基づき、AECのためにX線の線量を検出する領域である採光野を設定する。採光野は、例えば診断時に最も注目すべき関心領域にあたる位置に設定される。関心領域は、撮影部位が胸部で、肺の状態を診断するような場合には、左右の肺野である。胸部を撮影する場合には、被写体の胸部を撮像領域40と対面させて撮影を行うが、撮像領域40に対面するのは胸部ばかりでなく、腕や腹部の一部が含まれる。また、撮像領域40内には、被写体と対面する被写体領域以外に、X線源10の照射野限定器によって照射野が撮像領域40よりも小さく限定された場合はX線が照射されない非照射野が生じ、照射野の中でも被写体が存在せずX線が直接入射する素抜け領域も生じる。採光野設定部56は、まず、撮像領域40内の照射野を特定し、さらに素抜け領域を除く被写体領域を特定して、特定した被写体領域の中から、最終的に画像認識により採光野を特定する。こうして段階的に採光野以外の領域を排除していくことで、最後の採光野の特定がしやすくなり、その確度も増す。
照射野の大きさは、照射野限定器から出射されるX線の角度範囲とSIDとが分かれば、計算で導き出すことができる。図7に示すように、縦横2方向のX線の角度範囲をそれぞれθa、θbとした場合、照射野の縦横2方向の長さDa、Dbは、次式(1)、(2)により求まる。
Da=2・SID・tan(θa/2)・・・(1)
Db=2・SID・tan(θb/2)・・・(2)
コンソール14は、オペレータにより入力される、照射野限定器に設定された縦横2方向のX線の角度範囲、およびSIDを式(1)、(2)に代入して照射野の縦横2方向の長さDa、Dbを求め、これを照射野の情報として電子カセッテ13に送信する。
素抜け領域は、被写体を透過せずに直接X線が入射する領域であるため、素抜け領域に到達するX線の線量の予測値は、被写体の撮影部位とは無関係に、SID、撮影条件(管電圧および管電流)などから、例えばNDD法(Numerical Dose Determination method)による面積線量計算式を用いて計算で求めることができる。コンソール14は、上記予測値を計算してこれを検出画素41bが出力する線量検出信号と比較可能な値(以下、素抜け領域特定用閾値という)に換算して、この情報を電子カセッテ13に提供する。採光野設定部56は、検出画素41bが出力する線量検出信号と素抜け領域特定用閾値とを比較し、この比較結果に基づいて素抜け領域を特定し、特定した素抜け領域を除く領域を被写体領域と特定する。
採光野設定部56の機能をより具体的に示す図8において、採光野設定部56は、コンソール14から送られた照射野の長さDa、Dbに対応する、撮像領域40内における照射野A1を特定する。そして、メモリ54に記録された線量検出信号のうち、照射野A1に存在する検出画素41aの線量検出信号をピックアップする。言い換えれば、非照射野A2の部分に存在する検出画素41bの線量検出信号を採光野の候補から除外する。
なお、照射野特定用の閾値を設定し、この閾値と線量検出信号とを比較することにより照射野を特定してもよい。この場合、X線が当たらない非照射野は線量検出信号がほぼゼロとなるため、閾値にはゼロに近い値を設定する。そして、線量検出信号が閾値以下の領域を非照射と特定し、残りの領域を照射野と特定する。
続いて採光野設定部56は、照射野A1に存在する検出画素41bの線量検出信号と、コンソール14から提供される素抜け領域特定用閾値とを比較し、この比較結果に基づき、素抜け領域A3に存在する検出画素41bの線量検出信号を採光野の候補から除外する。言い換えれば、被写体を透過したX線が照射される被写体領域A4に存在する検出画素41bの線量検出信号をピックアップする。
最後に採光野設定部56は、周知の画像認識技術を用いて、先に特定された被写体領域A4の中から、関心領域の形状に忠実に沿った形で採光野A5を特定する。例えば、リファレンスとなるX線画像を予め用意しておき、特定された被写体領域A4とリファレンス画像とのパターン認識によって採光野A5を特定する。胸部撮影の場合には、関心領域にあたる左右の肺野が採光野A5として特定される。撮像領域40内において左右の肺野と対面する領域はおおよその位置や大きさは分かるが、被写体の体格によって肺野の位置や大きさには個人差がある。例えば、成人と子供、あるいは性別の違いによっても体の位置や大きさは異なるため、肺野の位置や大きさも異なる。また、成人男性間でも身長や体の横幅に個人差があるため、肺野の位置や大きさにも個人差がある。そのため、1つのリファレンス画像の肺野の位置や大きさを基準に採光野を設定すると、被写体が子供の場合には成人男性と比較して肺野が小さいため、肺野以外の部分が採光野に含まれてしまうといったことが起こり、肺野に対する適切な線量を検出することができないおそれがある。この問題に対処するため、リファレンス画像を複数種類用意しておき、最もパターン認識の一致度合いが高いものを採用することが好ましい。
検出画素41bは図6に示すように撮像領域40に分散して配置されているので、特定した採光野A5には、図9に示すように検出画素41bが複数個存在している。採光野設定部56は、特定した採光野の情報(以下、採光野情報という)を制御部48に出力する。採光野情報は、特定した採光野内に存在する通常画素41aおよび検出画素41bのxy座標で表されている。xy座標は、検出画素41bも含む画素41の撮像領域40内における位置と対応しており、例えば画素41が2000×2000の行列状に配置されていた場合は、左上の画素41(本例では検出画素41b)の座標を(1、1)、右上の画素41の座標を(1、1999)などと表現する。制御部48は、採光野情報をAEC部57に出力する。また、制御部48は、X線画像と採光野情報とを関連付けて、これらを一緒に通信I/F55を介してコンソール14に送信する。
なお、図8では、胸部を撮影した際、撮像領域40の上下左右端の非照射野A2の部分の検出画素41bの線量検出信号を除外し、次に被写体の肩上部および腕と胴の間の素抜け領域A3の検出画素41bの線量検出信号を除外し、最後に被写体領域A4内で採光野A5である左右の肺野を特定する様子を示している。
採光野設定部56で採光野を特定するタイミングとしては、X線の照射が開始された直後で線量が増加している期間、またはX線源10の駆動が安定化し、設定された管電流に応じた一定値に線量が落ち着いてからの期間のいずれでもよい。線量が増加している期間に採光野を設定する場合は、線量検出信号の値が比較的小さいためにノイズの影響を受けやすいが、X線の照射開始とほぼ同時に採光野の設定を終えることができ、スムーズにAECに移行することができる。線量が一定値になってからの期間に採光野を設定する場合は、前回のサンプリングで得た線量検出信号を一時的に記憶しておき、今回得た線量検出信号と比較する。そして、前回と今回の線量検出信号が等しくなったら線量が一定値になったと判断し、採光野の設定を開始する。線量が一定値になるまで待つ分時間は掛かるが、線量検出信号の出力が安定してS/Nがよいので、採光野の設定結果への信頼性が高まる。
AEC部57は、複数回のサンプリングによってメモリ54から読み出される線量検出信号を座標毎に順次加算することにより、採光野に到達するX線の累積線量(以下、単に採光野の累積線量という)を測定する。より具体的には、AEC部57は、採光野設定部56で設定された採光野内に存在する検出画素41bからの線量検出信号の代表値(平均値、最大値、最頻値、合計値など)を計算し、さらにその代表値を積算して採光野の累積線量を求める。この際、正確を期すため、採光野の設定のためにメモリ54から採光野設定部56に読み出された線量検出信号も含めて積算する。
AEC部57は、採光野の累積線量を時刻の異なる2点でサンプリングし、これら2点のデータから直線外挿により累積線量が目標線量に達すると予測される時刻を算出する。具体的には図10に示すように、採光野設定部56で採光野が設定されてから所定時間経過した時刻T1に採光野の累積線量S1をサンプリングし、さらに時刻T1から所定時間経過した時刻T2に累積線量S2をサンプリングする。そして、累積線量S1、時刻T1の点と、累積線量S2、時刻T2の点を結んだ直線Lの延長線Leが、目標線量であるEIから線量検出信号と比較可能な値に換算された照射停止閾値の線と交わる時刻T3を累積線量が目標線量に達する時刻として求める。AEC部57は、求めた時刻T3となり、X線の累積線量が目標線量に達したと判定したときに制御部48に照射停止信号を出力する。
照射信号I/F58には、線源制御装置11の照射信号I/F25が有線または無線接続される。照射信号I/F58は、線源制御装置11との間の同期制御の際に送受信される同期信号の送受信、具体的には、線源制御装置11からの照射開始要求信号の受信と、照射開始要求信号に対する応答である照射許可信号の線源制御装置11への送信を媒介する。この他、AEC部57が出力する照射停止信号を、制御部48を介して受け取って線源制御装置11に向けて送信する。
図11において、コンソール14を構成するコンピュータは、上記の入力デバイス17、ディスプレイ18、およびストレージデバイス19の他に、CPU70、メモリ71、および通信I/F72を備えている。これらはデータバス73を介して相互接続されている。
ストレージデバイス19には、制御プログラムやアプリケーションプログラム(以下、APという)74が記憶される。AP74は、検査オーダやX線画像の表示処理、X線画像に対する画像処理、撮影条件の設定など、X線撮影に関する様々な機能をコンソール14に実行させるためのプログラムである。
メモリ71は、CPU70が処理を実行するためのワークメモリである。CPU70は、ストレージデバイス19に記憶された制御プログラムをメモリ71へロードして、プログラムに従った処理を実行することにより、コンピュータの各部を統括的に制御する。通信I/F72は、RIS、HIS、画像蓄積サーバ、電子カセッテ13などの外部装置との無線または有線による伝送制御を行うネットワークインターフェースである。
図12において、コンソール14のCPU70は、AP74を起動すると、算出部80、入出力制御部81、および情報取得部82として機能する。
算出部80は、通信I/F72で受信した電子カセッテ13からのX線画像を解析し、EI、およびEIに対するEIの偏差DIを算出する。入出力制御部81は、入力デバイス17の操作に応じた画面データをストレージデバイス19から読み出し、読み出した画面データに基づいて各種操作画面をディスプレイ18に出力する。入出力制御部81は、操作画面に配されたGUIを通じて入力デバイス17からの操作指示の入力を受け付ける。操作指示には、ディスプレイ18に表示するX線画像の検索要求などがある。検索要求には、所望のX線画像を指定する検索キーワード、例えば被写体の氏名や患者ID、撮影日時、撮影部位などが含まれる。
情報取得部82は画像取得部および採光野情報取得部として機能し、電子カセッテ13からのX線画像および採光野情報を通信I/F72を介して取得し、これらとEIの情報を算出部80に受け渡す。また、情報取得部82は、X線画像および採光野情報と、算出部80で算出したEI、DIの情報とを関連付けてストレージデバイス19に格納する機能も持ち合せている。X線画像にはEI、DIの情報を記憶する専用のタグが定義されている(DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)規格のタグナンバーCP1024)ので、情報取得部82は該タグにEI、DIの情報を付帯させる。
情報取得部82は、入力デバイス17を通じたX線画像の検索要求に応答して、指定された検索キーワードに対応するX線画像およびEI、DIの情報、並びにEIの情報をストレージデバイス19から検索・抽出する機能も有する。情報取得部82は、抽出したX線画像およびEI、DIの情報、並びにEIの情報を入出力制御部81に受け渡す。
算出部80は、採光野情報に基づき、情報取得部82から受け渡された電子カセッテ13からのX線画像内の採光野設定部56で設定された採光野を、EIを算出する算出領域と定める。そして、横軸の階級に採光野に存在する画素41の画素値、縦軸の度数にその画素値をもつ画素の個数をとった図13に示すヒストグラムを作成する。算出部80は、画素の個数が最大の画素値を代表値Vとして抽出する。
なお、ヒストグラムを作成する際は、検出画素41bが配置された列を含む採光野内の全ての画素41を対象としてもよいし、検出画素41bが配置された列の画素41の画素値は欠陥補正されたもので真の値ではないため、検出画素41bが配置された列を除く画素41のみをヒストグラムの対象としてもよい。また、代表値Vとしては、ヒストグラムの中央の画素値としてもよく、ヒストグラムを作成しなくとも算出可能な値、例えば採光野に存在する画素41の画素値の平均値、最大値、合計値などとしてもよい。
算出部80は、抽出した代表値Vを次式(3)に代入してEIを算出する。
EI=C・g(V)・・・(3)
ただし、C=100μGy−1(定数)、g(V)は、撮像領域40の全面に入射する空気カーマ(X線が単位質量の空気から発生させる二次電子の初期運動エネルギーの総和)を代表値Vから導く関数(inverse calibration function;逆校正関数)である。また、g(V)は、IEC61267で定義されるRQA(radiation quality)5に近い線質のX線を照射して得られるX線画像のEIが、FPDの種類が異なっていてもほぼ同じ値となるように正規化するための関数である。
算出部80は、算出したEIと情報取得部82から受け取ったEIとから、次式(4)によりDIを算出する。
DI=10・log10(EI/EI)・・・(4)
算出部80は、算出したEI、DIの情報を情報取得部82に出力する。
入出力制御部81は、入力デバイス17を通じたX線画像の検索要求に応答して情報取得部82から受け渡されたX線画像およびEI、DIの情報、並びにEIの情報に基づき、図14に示す画像確認ウィンドウ95をディスプレイ18に表示させる。画像確認ウィンドウ95には患者IDや氏名などの被写体の情報や撮影日が表示される他、X線画像が表示される画像表示領域96、およびEI、EI、DIが表示される線量指標値表示領域97が設けられている。本例ではEI=600に対してEI=585で、したがってDI=−0.11で負の値となっており、線量が目標に若干足りない場合を示している。反対に線量が目標をオーバーした場合は、DIは正の値をとる。なお、画像確認ウィンドウ95は、入力デバイス17を通じてX線画像の検索要求があったときに限らず、通信I/F72でX線画像を受信し、算出部80でEI、DIを算出した直後に自動的にポップアップ表示してもよい。
次に、上記構成による作用について、図15、図16、図17を参照して説明する。X線撮影システム2においてX線撮影を行う場合は、まず、被写体を立位、臥位の各撮影台15、16のいずれかの所定の撮影位置にセットし、電子カセッテ13の高さや水平位置を調節して、被写体の撮影部位と位置を合わせるポジショニングを行う。そして、電子カセッテ13の位置および撮影部位の大きさに応じて、X線源10の高さや水平位置、照射野の大きさを調整する。次いで線源制御装置11とコンソール14に撮影条件を設定する。また、コンソール14にX線の角度範囲、およびSIDを入力する。これらX線の角度範囲、およびSIDの値が不変で既に入力されていた場合は、この入力の手順は省略される。
撮影準備が完了すると、オペレータによって照射スイッチ12が半押しされる。線源制御装置11は、照射スイッチ12が半押しされると、ウォームアップ開始信号を高電圧発生器21に発して、X線源10にウォームアップを開始させる。また、線源制御装置11は、照射開始要求信号を電子カセッテ13に送信する。
図15において、X線撮影前、電子カセッテ13のFPD30はリセット動作を繰り返し行っており、照射開始要求信号を待ち受けている。FPD30は、線源制御装置11から照射開始要求信号を受信すると、状態チェックを行った後に線源制御装置11に照射許可信号を送信する。同時にFPD30はリセット動作を終えて、蓄積動作およびこれと並行して線量検出動作を開始する。
線源制御装置11は、FPD30から照射許可信号を受信し、かつ照射スイッチ12が全押しされると、高電圧発生器21に対して照射開始信号を発して、X線源10にX線照射を開始させる。X線源10から照射されたX線は被写体を透過してFPD30に入射する。
FPD30では、通常画素41aで発生した電荷は光電変換部42に蓄積されるが、検出画素41bで発生した電荷はTFT43が短絡されているため信号線45から積分アンプ49のキャパシタ49bに流入する。FPD30では、検出画素41bで発生した電荷の読み出しが所定のサンプリング周期で繰り返し行われる。このサンプリングで得られた線量検出信号はメモリ54に格納され、サンプリング毎にメモリ54から採光野設定部56に読み出される。
採光野設定部56では、まず、コンソール14から送られた照射野の大きさの情報を元に、メモリ54に記録された線量検出信号のうち、照射野に存在する検出画素41aの線量検出信号がピックアップされる。次いで、照射野に存在する検出画素41bの線量検出信号と、コンソール14から提供される素抜け領域特定用閾値との比較により、被写体領域に存在する検出画素41bの線量検出信号がピックアップされる。最後に、画像認識技術により被写体領域の中から採光野が特定される。なお、図ではX線の照射が開始された直後で線量が増加している期間に採光野を特定しているが、前述のように一定値に線量が落ち着いてから採光野を特定してもよい。
このように採光野を動的に変更する構成とすれば、被写体と電子カセッテ13との相対位置関係のずれに対応することができ、より正確にAECを行うことができる。また、こうして特定した採光野をEIの算出領域とすることで、EIの算出結果は、オペレータの嗜好、被写体の体格の違いや被写体と電子カセッテ13との相対位置関係のずれのいずれにも左右されない信頼のおけるものとなる。
AEC部57は、採光野設定部56で設定された採光野内に存在する検出画素41bからの線量検出信号をメモリ54から読み出し、これに基づき採光野の累積線量を計算する。そして、AEC部57は、異なる時刻T1、T2の2点でサンプリングした採光野の累積線量S1、S2に基づき、直線外挿により累積線量が目標線量に達すると予測される時刻T3を算出する。AEC部57は、求めた時刻T3となったときに制御部48に照射停止信号を出力する。照射停止信号は線源制御装置11に送信される。線源制御装置11は照射停止信号を受けてX線源10によるX線の照射を停止する。
FPD30では照射許可信号を送信してから通常画素41aで蓄積動作が行われている。AEC部57から照射停止信号を出力して所定時間経過後、FPD30の動作が蓄積動作から読み出し動作に移行される。これにより1枚分のX線画像を表す画像データがメモリ54に出力される。読み出し動作後、FPD30はリセット動作に戻る。なお、X線の照射プロファイルにおいては、照射停止信号を出力してから線量がすぐにはゼロにならずに波尾が発生する。この波尾を吸収するため、本例では照射停止信号を送信してから所定時間経過後に蓄積動作から読み出し動作に移行させている。
制御部48の各種画像処理回路により、読み出し動作でメモリ54に出力されたX線画像に対して各種画像処理が行われる。画像処理済みのX線画像は、採光野情報が関連付けられてコンソール14に送信される。これにて1回のX線撮影が終了する。
図16に示すように、コンソール14において、電子カセッテ13から送信されたX線画像および採光野情報は、情報取得部82の制御の下、通信I/F72で受信され、算出部80に受け渡される(S10)。
算出部80では、X線画像内の採光野設定部56で設定された採光野が算出領域と定められる。採光野に存在する画素41の画素値がヒストグラム解析され、その結果代表値Vが抽出される。そして、式(3)に基づきEIが算出される。また、式(4)からDIが算出される(S11)。
算出領域の定め方としては、撮影後に出力されるX線画像に対して画像解析処理を実行して関心領域を特定し、特定した関心領域を算出領域とする方法も考えられる。しかし、本例ではX線画像の撮影時に採光野を設定することで既に関心領域の特定を済ませている。既に分かっている採光野を算出領域と定めてEIを算出するため、わざわざX線画像の出力後に関心領域を特定する必要がなく、EIの算出に掛かる時間が短くて済む。また、本例の場合、X線画像の全領域を対象としたものではなく、範囲が限定された採光野を対象としているので、代表値Vを抽出するためのヒストグラム解析にさほど時間は掛からない。
X線画像、採光野情報、およびEI、DIの情報はストレージデバイス19に記憶される(S12)。このため、情報取得部82でX線画像および採光野情報を取得したときにEI、DIの算出を済ませておけば、以降にX線画像およびEI、DIを表示する際には、ストレージデバイス19に記憶されたEI、DIの情報を読み出せばよく、一々EI、DIを算出する必要がなくなる。
図17において、入力デバイス17を通じてX線画像の検索要求が入力された場合(S20でYES)、検索要求に対応するX線画像およびEI、DIの情報、並びにEIの情報が情報取得部82により抽出されて入出力制御部81に受け渡され(S21)、画像確認ウィンドウ95にてディスプレイ18に表示される(S22)。この画像確認ウィンドウ95により、オペレータはX線画像とともにEI、EI、DIを確認することができ、EIをEIに近付けるための最適な撮影条件の探索に役立てることができる。
AECのために採光野設定部56で設定した採光野をEIの算出領域としても利用するので、採光野情報、ひいては撮影中に採光野を自動的に設定する技術の利用価値が高まる。
EIは、以前は各メーカが独自に設定していた線量指標値を標準化して比較可能にし、X線の線量とX線画像の画質の管理を容易ならしめるツールとして注目されている。しかし、EIの算出領域の定め方が現状各メーカに委ねられている点が標準化の妨げとなるボトルネックとして挙げられる。このため、できればEIの算出領域の定め方をメーカ間で統一することが好ましい。本発明は、従来のEIの算出領域の定め方よりも時間や手間を掛けずに信頼性の高いEIを算出することができるという大きなメリットがあるため、EIの算出領域の定め方をメーカ間で統一する場合の一助となる。
上記実施形態では、コンソールに算出部を設けているが、電子カセッテに算出部を設け、EI、DIの算出を電子カセッテで行ってもよい。具体的には図18に示すFPD100のように、制御部48に算出部80と同じ機能をもつ算出部101を設ける。この場合、回路部36が画像取得部、採光野設定部56が採光野情報取得部として機能する。なお、上記実施形態と同じ部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
この場合、DIの算出に必要なEIの情報は通信I/F55を介してコンソール14から受信する。算出部101は、採光野設定部56から採光野情報を受け取る。また、算出部101は、制御部48で各種画像処理を施されて通信I/F55を通じてコンソール14に送信する前のX線画像をメモリ54から読み出す。そして、算出部80と同じ手順でEI、DIを算出する。制御部48は、X線画像、採光野情報、およびEI、DIの情報を関連付けて、これらを一緒に通信I/F55を介してコンソール14に送信する。
また、この場合、制御部48で各種画像処理を施されたX線画像ではなく、線量検出動作で出力される線量検出信号に基づきEIを算出することも可能である。算出部101は、採光野の設定後、AEC部57と同様に線量検出動作の各回のサンプリング毎にメモリ54から線量検出信号を読み出して、採光野の累積線量を求める。採光野の累積線量は、検出画素41bの位置に通常画素41aが存在すると仮定した場合の検出画素41bの画素値に相当する。算出部101は、採光野の累積線量から上記実施形態と同様に代表値Vを抽出し、これを元にEIを算出してその情報をAEC部57に出力する。採光野の累積線量は時間が経過するとともに増加するので、これに伴いサンプリング毎にEIの値も増加する。この場合、AEC部57は、照射停止閾値としてEIを用い、上記実施形態と同様に累積線量が目標線量に達すると予測される時刻を算出する。こうすればEIを採光野の累積線量と比較可能な値にわざわざ換算する必要がなくなる。
上記実施形態では、TFT43のソース電極とドレイン電極が短絡された検出画素41bを例示しているが、TFT43がなく光電変換部42が直接信号線45に接続された画素を検出画素としてもよい。また、図19に示す検出画素41cとしてもよい。なお、上記実施形態と同じ部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
図19において、FPD110は、通常画素41aのTFT43を駆動する走査線44およびゲートドライバ46とは別の走査線111およびゲートドライバ112により駆動されるTFT113が接続された検出画素41cを有する。検出画素41cはTFT113が接続されているので、同じ行の通常画素41aがTFT43をオフ状態とされ蓄積動作中であっても電荷を読み出すことが可能である。
線量検出動作において、ゲートドライバ112は、制御部48の制御の下、同じ行のTFT113を一斉に駆動するゲートパルスg1、g2、g3、・・・、gk(k<n)を所定の間隔で順次発生して、走査線111を1行ずつ順に活性化し、走査線111に接続されたTFT113を1行分ずつ順次オン状態とする。オン状態となる時間は、ゲートパルスのパルス幅で規定されており、TFT113はパルス幅で規定された時間が経過するとオフ状態に復帰する。検出画素41cの光電変換部42で発生した電荷は、TFT43のオンオフに関わらず、TFT113がオン状態の間、信号線45を介して積分アンプ49のキャパシタ49bに流入する。積分アンプ49に蓄積された検出画素41cからの電荷はA/D52に出力され、A/D52で線量検出信号に変換される。その後の処理は上記実施形態と同様であるため説明を省略する。
この場合の線量検出信号のサンプリング周期は、TFT113をオフして検出画素41cへの電荷蓄積を開始してから、TFT113にゲートパルスを与えて検出画素41cの蓄積電荷を信号線45に出力するまでの間、言い換えれば検出画素41cの電荷蓄積期間である。この場合、各行のTFT113にゲートパルスg1、g2、g3、・・・、gkを与えると全検出画素41bからの線量検出信号がメモリ54に記録される。
なお、FPDの各画素にバイアス電圧を供給するバイアス線に画素で発生する電荷に基づく電流が流れることを利用して、ある特定の画素に繋がるバイアス線の電流をサンプリングして線量を検出してもよい。この場合はバイアス線の電流をサンプリングする画素が線量検出センサとなる。同様に画素から流れ出るリーク電流をサンプリングして線量を検出してもよく、この場合もリーク電流をサンプリングする画素が線量検出センサとなる。また、画素とは別に構成が異なり出力が独立した線量検出センサを撮像領域に設けてもよい。
上記実施形態では、TFT型のFPDを例示しているが、CMOS型のFPDを用いてもよい。CMOS型の場合、画素に蓄積される信号電荷を信号線に流出させることなく、各画素に設けられたアンプを通じて電圧信号として読み出す、いわゆる非破壊読み出しが可能である。そのため蓄積動作中においても、撮像領域内の任意の画素を選択して、その画素から電圧信号を読み出すことにより線量の測定が可能である。したがって、CMOS型FPDを使用する場合には、上記検出画素のように、線量検出専用の画素を設けることなく、全ての画素を検出画素として兼用させることが可能となる。
上記実施形態では、採光野の累積線量が照射停止閾値に達すると予測される時間を算出し、算出した予測時間に達したときに照射停止信号を線源制御装置に送信しているが、予測時間の情報そのものを線源制御装置に送信してもよい。この場合、線源制御装置はX線の照射時間を計時し、照射時間が予測時間に達したらX線の照射を停止させる。あるいは、採光野の累積線量と照射停止閾値をサンプリング毎に比較し、採光野の累積線量が実際に照射停止閾値に達したときに照射停止信号を線源制御装置に送信してもよい。
上記実施形態では、1回のX線照射で1回の撮影を行っているが、1回の撮影を、本照射と本照射に先立ち本照射よりも低い線量で行うプレ照射との2回のX線照射に分け、プレ照射中に出力される線量検出信号に基づいて採光野を設定し、本照射ではプレ照射で設定した採光野でAECを行う場合も本発明を適用可能である。
上記実施形態では、EIの算出や表示を全てコンソールで行っているが、コンソールとは別の端末、例えば画像診断を行う医師が使用する画像表示端末などに、コンソールと同様のEIの算出機能と表示機能をもたせてもよい。つまり、本発明の画像解析機能を画像表示端末に設けてもよい。また、コンソールではEIの算出だけを行い、その算出結果をコンソールおよび画像表示端末とネットワーク接続された画像蓄積サーバにX線画像とともに保存しておき、画像表示端末から画像蓄積サーバにアクセスしてEIの算出結果を画像表示端末に読み出し、EIの表示は画像表示端末で行ってもよい。つまり、本発明の放射線画像解析装置を構成する算出部、記憶部、表示部などは、1つの装置に集約して設けられていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
電子カセッテとコンソールに加えて、コンソールが有する電子カセッテを制御する機能の一部を実行する撮影制御装置を電子カセッテとコンソールの間に接続してもよい。また、可搬型のX線画像検出装置である電子カセッテに限らず、撮影台に据え付けるタイプのX線画像検出装置に適用してもよい。さらに、本発明は、X線に限らず、γ線などの他の放射線を撮影対象とした場合にも適用することができる。
本発明は、上記実施形態で示したとおり、プログラムの形態、さらにこれを記憶した記憶媒体にも及ぶことはもちろんである。
2 X線撮影システム
10 X線源
11 線源制御装置
13 電子カセッテ
14 コンソール
18 ディスプレイ
19 ストレージデバイス
30、100、110 FPD
31 筐体
35 パネル部
40 撮像領域
41 画素
41a 通常画素
41b、41c 検出画素
48 制御部
56 採光野設定部
57 AEC部
80、101 算出部
82 情報取得部
95 画像確認ウィンドウ

Claims (10)

  1. 複数の画素が配置された撮像領域を有する放射線画像検出装置で検出した放射線画像を画像解析する放射線画像解析装置であって、
    前記放射線画像を取得する画像取得部と、
    前記放射線画像検出装置が撮影時に実行するAECの際に、ポジショニングされる被写体の位置に応じて前記撮像領域内に自動設定された採光野の位置を表す採光野情報を取得する採光野情報取得部と、
    前記採光野を、前記放射線画像検出装置が受けた放射線の線量を数値化した線量指標値であるEIを算出する算出領域と定め、前記採光野内の画素の画素値から代表値を抽出し、抽出した前記代表値に基づき前記EIを算出する算出部とを備えることを特徴とする放射線画像解析装置。
  2. 前記算出部は、前記採光野内の画素の画素値を横軸、画素の個数を縦軸とするヒストグラムを作成し、該ヒストグラムを元に前記代表値を抽出することを特徴とする請求項1に記載の放射線画像解析装置。
  3. 前記算出部は、前記採光野内の画素の画素値の平均値、最大値、または合計値を前記代表値として抽出することを特徴とする請求項1に記載の放射線画像解析装置。
  4. 前記算出部は、前記EIと、前記放射線画像の画質との兼ね合いで設定される前記EIの目標値EIとの偏差DIを算出することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の放射線画像解析装置。
  5. 前記算出部の算出結果を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の放射線画像解析装置。
  6. 前記算出部の算出結果を前記放射線画像と関連付けて記憶する記憶部を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の放射線画像解析装置。
  7. 前記画像取得部、前記採光野情報取得部、および前記算出部は、前記放射線画像検出装置に組み込まれていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の放射線画像解析装置。
  8. 複数の画素が配置された撮像領域を有する放射線画像検出装置で検出した放射線画像を画像解析する放射線画像解析方法であって、
    前記放射線画像を画像取得部で取得する画像取得ステップと、
    前記放射線画像検出装置が撮影時に実行するAECの際に、ポジショニングされる被写体の位置に応じて前記撮像領域内に自動設定された採光野の位置を表す採光野情報を採光野情報取得部で取得する採光野情報取得ステップと、
    前記採光野を、前記放射線画像検出装置が受けた放射線の線量を数値化した線量指標値であるEIを算出する算出領域と定め、前記採光野内の画素の画素値から代表値を抽出し、抽出した前記代表値に基づき算出部で前記EIを算出する算出ステップとを備えることを特徴とする放射線画像解析方法。
  9. 複数の画素が配置された撮像領域を有する放射線画像検出装置と、
    前記放射線画像検出装置で検出した放射線画像を画像解析する放射線画像解析装置とを備える放射線撮影装置であって、
    前記放射線画像解析装置は、
    前記放射線画像を取得する画像取得部と、
    前記放射線画像検出装置が撮影時に実行するAECの際に、ポジショニングされる被写体の位置に応じて前記撮像領域内に自動設定された採光野の位置を表す採光野情報を取得する採光野情報取得部と、
    前記採光野を、前記放射線画像検出装置が受けた放射線の線量を数値化した線量指標値であるEIを算出する算出領域と定め、前記採光野内の画素の画素値から代表値を抽出し、抽出した前記代表値に基づき前記EIを算出する算出部とを有することを特徴とする放射線撮影装置。
  10. 前記放射線画像検出装置は、
    前記撮像領域が形成されるパネル部と、
    前記撮像領域に分散して配置され、前記撮像領域に到達する放射線の線量を検出してこれに応じた線量検出信号を出力する複数の線量検出センサと、
    撮影中に前記複数の線量検出センサから出力される線量検出信号に基づいて前記採光野を自動的に設定する採光野設定部と、
    前記採光野設定部で設定された前記採光野内の線量検出センサから出力される線量検出信号に基づいて前記AECを行うAEC部とを有することを特徴とする請求項9に記載の放射線撮影装置。
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