JP2014155511A - 放射線撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影後に最適な照射線量を簡単かつ迅速に確認することを可能とする。
【解決手段】X線画像検出装置は、撮像部、線量検出部、照射判定部、累積線量判定部、照射時間算出部を有する。線量検出部は、撮像部に入射するX線の線量を検出する。照射判定部は、線量検出部により検出される線量に基づいて、回診車からのX線の照射開始を判定する。累積線量判定部は、線量検出部により検出される線量を積算して累積線量を周期的に算出し、この累積線量が適正値に達する時刻t1を判定する。照射時間算出部は、照射判定部によりX線照射が開始されたと判定された時刻t0から、累積線量判定部により判定された時刻t1までの適正照射時間T1を算出する。適正照射時間T1は、コンソールに送信され、コンソールの表示部に表示される。
【選択図】図8
【解決手段】X線画像検出装置は、撮像部、線量検出部、照射判定部、累積線量判定部、照射時間算出部を有する。線量検出部は、撮像部に入射するX線の線量を検出する。照射判定部は、線量検出部により検出される線量に基づいて、回診車からのX線の照射開始を判定する。累積線量判定部は、線量検出部により検出される線量を積算して累積線量を周期的に算出し、この累積線量が適正値に達する時刻t1を判定する。照射時間算出部は、照射判定部によりX線照射が開始されたと判定された時刻t0から、累積線量判定部により判定された時刻t1までの適正照射時間T1を算出する。適正照射時間T1は、コンソールに送信され、コンソールの表示部に表示される。
【選択図】図8
Description
本発明は、放射線により被写体の撮影を行う放射線撮影装置に関する。
医療分野において、放射線、例えばX線により被写体(患者)を撮影するX線撮影システムが普及している。X線撮影システムは、X線照射装置とX線撮影装置とを備えている。X線照射装置は、X線を被写体に向けて照射する。X線撮影装置は、X線画像検出装置と、これを制御するコンソールとを有する。X線画像検出装置は、被写体を透過したX線(X線画像)を撮像部により撮像して画像データを生成する。
X線画像検出装置には、自動露出制御(AEC:Automatic Exposure Control)機能を備えたものが知られている(特許文献1参照)。このAEC機能は、被写体の被曝線量を適正でかつ最小限に抑えるために、被写体を透過してX線画像検出装置に入射するX線量を検出し、この累積線量が所定値(適正値)に達した場合に、照射停止信号を生成する機能である。X線照射装置は、照射停止信号に基づいてX線照射装置のX線照射を停止させる。
特許文献1に記載のX線画像検出装置は、バッテリを備えた可搬型の電子カセッテである。このX線画像検出装置は、X線撮影室に設置された立位撮影台や臥位撮影台等の撮影台に装着して用いることが可能である。
また、このX線画像検出装置は、X線撮影室外で、移動式のX線照射装置である回診車とともに用いることが可能である(特許文献2参照)。回診車は、X線撮影室まで搬送することが困難な患者等を撮影するために用いられている。この場合、X線画像検出装置は、例えば、ベッドと、このベッドに仰臥した患者との間に配置される。
前述のAECを行いX線照射装置のX線照射を停止させるには、回診車がAEC機能に対応している必要がある。具体的には、回診車がX線撮影装置から有線または無線により照射停止信号を受信可能であり、さらに、受信した照射停止信号に基づいて照射を停止させる制御機能を備えている必要がある。
ところで、回診車には、X線フィルムを用いたカセッテや、輝尽性蛍光体により形成されたイメージングプレート(IP:Imaging Plate)を用いたIPカセッテとともに使用されるアナログ回診車と呼ばれるものがある。IPカセッテは、X線画像を潜像として記録するものであり、画像読取装置に装着して潜像の読み取り(画像データ化)が行われる。このアナログ回診車は、X線撮影装置からの照射停止信号を受信する機能は有しておらず、AEC機能に対応していないものが多い。
現在でもアナログ回診車を保有している病院は多く、経費節減などの要請から、アナログ回診車を、X線画像検出装置(電子カセッテ)とともに使用して、有効活用することが望まれている。アナログ回診車のようにAEC機能に対応していないX線照射装置を用いる場合には、X線画像検出装置にAEC機能が有ってもAECを行うことができないので、X線照射装置における照射線量の設定が適切でない場合には、撮影されたX線画像がオーバー露出あるいはアンダー露出になり、適正露出のX線画像が得られない。そのため、放射線技師などX線照射装置を操作するオペレータには、患者の体格や撮影部位などに応じて最適な照射線量を判断するスキルが求められる。
X線画像検出装置により得られるX線画像はデジタルデータとして保存されるため、X線画像の画素値の確認が可能である。オペレータは、X線画像が適正露出とならなかった場合には、撮影後に、X線画像の画素値とX線照射装置に設定した照射線量を参照して、計算などにより本来設定すべきであった最適な照射線量を確認することができる。こうした確認作業により、オペレータのスキルが向上して、次回以降の撮影において最適な照射線量の判断ができるようになる。
しかしながら、撮影後のX線画像の画素値から最適な照射線量を求める方法は、アンダー露出の場合には用いることができるが、オーバー露出の場合には用いることができない場合があった。というのは、オーバー露出の場合には画素値が飽和することがあり、画素値が飽和すると照射線量をどの程度下げれば適正露出となるかの判断ができないからである。
また、撮影後のX線画像の画素値から最適な照射線量を求める方法は、オペレータが保存したX線画像の画素値を確認したり、計算を行う作業が伴うため、煩雑であることに加えて時間も掛かるという問題もある。そのため、より簡単迅速に最適な照射線量を確認する方法が求められている。
本発明は、撮影後に最適な照射線量を簡単かつ迅速に確認することが可能な放射線撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の放射線撮影装置は、放射線照射装置から照射され被写体を透過した放射線により被写体を撮像して放射線画像を得る撮像部と、撮像部に入射する放射線の線量を検出する線量検出部と、放射線照射装置からの放射線の照射開始を判定する照射判定部と、線量検出部により検出される線量を積算した累積線量を算出し、累積線量と所定の適正値との大小関係を判定する累積線量判定部と、照射判定部により照射開始と判定されてから、累積線量判定部により累積線量が適正値に達すると判定されるまでの適正照射時間を算出する照射時間算出部と、適正照射時間または適正照射時間に基づいて求められる情報を含み、放射線照射装置が照射する放射線の照射線量を適正化するための適正化情報を出力する出力部と、を備える。
適正値は、放射線画像の露出を適正にするために必要な必要線量に対応する値である。
累積線量判定部は、放射線の照射中に累積線量が適正値に達した場合には、累積線量が適正値に達した時刻を検出する。累積線量判定部は、累積線量が適正値に達する前に放射線の照射が終了した場合には、累積線量が適正値に達する時刻を推定する。
照射時間算出部が適正照射時間を算出した今回の撮影における放射線照射装置の照射時間と、適正照射時間とに基づいて、次回以降の撮影時に用いられる照射線量の調整量を、適正化情報として算出する照射線量調整量算出部を備えていることが好ましい。
照射判定部は、放射線の照射開始の判定の他に、放射線の照射終了を判定し、照射時間算出部は、適正照射時間の他に、照射判定部により照射開始が判定された時刻から、照射終了が判定された時刻までの実照射時間を算出し、照射線量調整量算出部は、今回の撮影における照射時間として、実照射時間を使用することが好ましい。
照射線量調整量算出部は、調整量を、今回の撮影における照射時間と、照射時間と適正照射時間の差との比で表すことが好ましい。
出力部は、適正化情報を表示部及び記憶部の少なくとも1つに出力することが好ましい。
出力部は、適正化情報と、照射線量を決める照射条件とを対応づけて出力することが好ましい。
照射条件は、照射時間算出部が適正照射時間を算出した今回の撮影において、放射線照射装置に設定された管電圧、管電流、及び照射時間を含むことが好ましい。
適正化情報は、さらに、被写体を識別する被写体識別情報と対応づけられることが好ましい。
被写体識別情報には、被写体の患者名、患者ID及び撮影部位の少なくとも1つを含むことが好ましい。
表示部及び記憶部の少なくとも1つを備えていることが好ましい。
照射判定部は、線量検出部により検出される線量に基づいて判定することが好ましい。この線量検出部は、撮像部に設けられていることが好ましい。
撮像部、線量検出部、照射判定部、累積線量判定部、及び照射時間算出部を有する放射線画像検出装置と、出力部を有し、放射線画像検出装置から放射線画像及び適正照射時間を受信可能なコンソールとを備えていることが好ましい。
本発明によれば、放射線の照射が開始された時刻から、累積線量が適正値に達する時刻までの適正照射時間を算出し、この適正照射時間または適正照射時間に基づいて求められる情報を含み、照射線量を適正化するための適正化情報を出力するので、撮影後に最適な照射線量を簡単かつ迅速に確認することができる
図1において、X線撮影システム10は、移動式のX線照射装置である回診車11と、X線画像を撮影するためのX線撮影装置12とにより構成されている。X線撮影装置12は、AEC機能を備えているのに対して、回診車11は、X線撮影装置12と通信する機能を有しておらず、X線撮影装置12のAEC機能に対応していないアナログ回診車である。
X線撮影装置12は、X線画像検出装置13とコンソール14を有する。X線画像検出装置13は、可搬型の電子カセッテであり、ベッド15と、このベッド15に仰臥した患者(被写体)Hとの間に配置される。コンソール14は、例えば、ノートブック型のパーソナルコンピュータで構成されている。
回診車11は、本体部20、支柱21、アーム22、X線源23、車輪24、操作パネル25、照射スイッチ26等により構成されている。本体部20に支柱21が立設されている。アーム22は、一端が支柱21に取り付けられており、上下方向に移動自在となっている。アーム22の他端には、X線源23が取り付けられている。アーム22は、支点22aを中心として折り曲げ可能となっている。X線源23は、照射方向の変更が可能なように、アーム22に対して回動自在となっている。
車輪24は、本体部20の底部に取り付けられており、本体部20を床上で移動可能としている。操作パネル25は、本体部20の上部に設けられている。操作パネル25は、X線の照射条件(管電圧、管電流、照射時間等)を設定可能としている。この照射条件の設定により、回診車11の照射線量が設定される。照射スイッチ26は、ケーブル26aを介して本体部20に接続されている。
回診車11は、X線源23が、患者Hから所定距離だけ離れ、患者Hを介してX線画像検出装置13に対向するように設置される。具体的には、本体部20の位置、アーム22の上下位置、アーム22の曲げ角度、X線源23の角度を調整することにより回診車11の設置が行われる。
X線源23は、照射スイッチ26の操作に応じて、操作パネル25により設定された照射線量のX線を患者Hに向けて照射する。この照射線量は、管電流と照射時間との積に比例する。X線画像検出装置13は、患者Hを透過したX線(X線画像)を検出し、画像データを生成する。
図2において、コンソール14は、制御部14a、入力操作部14b、表示部14c、記憶部14d、通信部14e等により構成されている。制御部14aは、CPU(Central Processing Unit)等で構成されており、記憶部14dに記憶されたプログラムに従って各種処理を行う。
入力操作部14bは、キーボード及びマウスにより構成されており、各種データの入力を可能とする。表示部14cは、液晶ディスプレイ等により構成されており、画像データ、撮影条件、患者情報等の各種データに基づく表示を行う。記憶部14dは、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成されており、プログラム、画像データ、撮影条件、患者情報等を記憶する。
通信部14eは、IEEE802.11a/b/g/n通信規格等で無線通信を行う周知の無線通信回路及びアンテナ等を有し、X線画像検出装置13との間で無線通信を行う。通信部14eは、X線画像検出装置13に撮影条件や撮影準備開始信号等の送信を行い、X線画像検出装置13から画像データや、後述する照射時間に関する情報等を受信する。
制御部14aには、画像処理部16と、照射線量調整量算出部17とが構成されている。画像処理部16は、X線画像検出装置13から送信された画像データに対して、ガンマ補正、周波数処理等の各種画像処理を施す。照射線量調整量算出部17は、詳しくは後述するが、次回以降の撮影時に用いる照射線量の調整量を算出する。
入力操作部14bを用いて、オペレータ(放射線技師や医師)により、患者情報や撮影条件等の入力が行われる。図3に示すように、撮影条件には、撮影部位、診断部位、管電圧、管電流、照射時間等が含まれ、各患者Hの患者情報(患者名、患者ID等)に対応付けられて記憶部14dに保存される。
図4において、X線源23は、X線を発生するX線管23aと、X線管23aにより発生されたX線を患者Hに照射する照射野を限定する照射野限定器(コリメータ)23bとを有する。X線管23aは、フィラメント(陰極)、ターゲット(陽極)、グリッド電極等(いずれも図示せず)で構成されている。
線源制御装置27は、本体部20に設けられている。線源制御装置27は、X線管23aの各電極に印加する電圧を発生する電圧発生部27aと、この電圧発生部27aから各電極に印加する電圧に印加する電圧を制御する電圧制御部27bとを有する。
フィラメントは、フィラメントとターゲットとの間に印加される電圧(管電圧)に応じて熱電子を生成し、ターゲットに向けて放出する。グリッド電極は、フィラメントとターゲットとの間に配置されており、印加される電圧により、フィラメントからターゲットに向かう熱電子の流量(管電流)を制御する。ターゲットは、タングステン等で形成されており、熱電子が衝突することによりX線を放出する。
照射野限定器23bは、X線を遮蔽する4枚の鉛板(図示せず)を四角形の各辺上に配置し、X線を通過させる照射開口が中央部に形成したものである。各鉛板の位置を変更することで、照射開口の大きさ及び位置が変化して、X線の照射野が変更される。
電圧制御部27bは、操作パネル25により設定された照射条件(管電圧、管電流、照射時間等)に基づいて、電圧発生部27aからX線管23aの各電極への印加電圧、及び印加時間を制御する。
回診車11には通信機能がなく、回診車11に設定された照射条件はコンソール14には受け渡されない。このため、コンソール14にも照射条件を含む撮影条件を設定する必要がある。
照射スイッチ26は、二段押下型であり、一段目まで押下(いわゆる半押し)されるとウォームアップ開始信号を発生し、二段目まで押下(いわゆる全押し)されると照射開始信号を発生する。ウォームアップ開始信号及び照射開始信号は、電圧制御部27bに入力される。
電圧制御部27bは、ウォームアップ開始信号が入力されると、電圧発生部27aを制御して、フィラメントに所定の電圧を印加させて予熱する。このとき、グリッド電極には、フィラメントで発生した熱電子がターゲットに到達しないように、第1の電圧が印加されている。
電圧制御部27bは、照射開始信号が入力されると、電圧発生部27aを制御して、ターゲットに管電圧の設定値に応じた電圧を印加させた後、グリッド電極に管電流の設定値に応じた第2の電圧を印加させる。これにより、フィラメントで発生した熱電子がターゲットに衝突してX線が放出される。フィラメントの予熱は、照射開始信号の入力(グリッド電極への第2の電圧の印加)と同時に、X線を安定して放出させるために行っている。
また、電圧制御部27bは、照射開始後、操作パネル25により設定された照射時間が経過すると、電圧制御部27bを制御してX線の照射を停止させる。具体的には、電圧制御部27bは、X線の照射を停止させる際には、グリッド電極を第2の電圧から第1の電圧に切り替え、続いてターゲットに対する電圧印加を停止し、最後にフィラメントに対する電圧印加を停止する。
X線画像検出装置13は、X線源23からX線が照射された後、画像データを生成する。この画像データは、X線画像検出装置13からコンソール14に送信される。コンソール14の画像処理部16は、X線画像検出装置13から送信された画像データに対して画像処理を施す。画像処理済みの画像データは、表示部14cに画像表示される他、患者情報及び撮影条件等と対応付けられて記憶部14dに保存される。
図5において、X線画像検出装置13は、検出パネル30と、制御基板31と、バッテリ32と、通信部33と、これらを収納する筐体34とを有する。筐体34は、偏平な矩形状であり、サイズは、例えば、従来のフイルムカセッテやIP(Imaging Plate)カセッテと同一である。筐体34は、カーボン等のX線透過性材料で形成されている。
バッテリ32は、電源回路(図示せず)を通じてX線画像検出装置13の各部に電力を供給する。バッテリ32は、筐体34内から外部に取り出し可能であり、専用の充電器(図示せず)にセットして充電することが可能である。
通信部33は、コンソール14の通信部14eと同一の規格で無線通信を行う周知の無線通信回路を有しており、コンソール14との間で無線通信を行う。
検出パネル30は、シンチレータ(蛍光体)35と、光検出基板36とを有する。シンチレータ35と光検出基板36は、X線の入射側からこの順に積層されている。シンチレータ35は、CsI:Tl(タリウム賦活ヨウ化セシウム)やGd2O2S:Tb(テルビウム賦活酸硫化ガドリニウム)等の蛍光体を有し、入射したX線を可視光に変換して放出する。
光検出基板36は、シンチレータ35から放出された可視光を検出して電気信号に変換する。制御基板31は、光検出基板36を制御するとともに、光検出基板36により生成された電気信号に基づいて画像データの生成を行う。
図6において、光検出基板36は、ガラス基板(図示せず)上に、複数の画素40と、複数の走査線41と、複数の信号線42とが設けられたものである。走査線41は、X方向に延伸し、かつY方向に所定のピッチで配置されている。信号線42は、Y方向に延伸し、かつX方向に所定のピッチで配置されている。走査線41と信号線42とは交差しており、各交差点に対応して画素40が設けられている。画素40は、n行×m列(例えば、1024行×1024列)の2次元マトリクス配列であり、X線画像を撮像する撮像部43を構成している。
各画素40は、光電変換素子としてのフォトダイオード45と、スイッチング素子としてのTFT(Thin-Film Transistor)46とを有する。フォトダイオード45は、可視光の入射によって、その入射量に応じた量の電子・正孔対を発生する半導体層(図示せず)と、その上下に配置された上部電極及び下部電極(図示せず)とを有する。TFT46は、ゲート電極が走査線41に接続され、ソース電極が信号線42に接続され、ドレイン電極がフォトダイオード45に接続されている。
具体的には、フォトダイオード45は、下部電極にTFT46が接続されており、上部電極にバイアス線(図示せず)が接続されている。半導体層は、例えば、PIN型であり、上部電極側にN型層、下部電極側にP型層が形成されている。バイアス線には正電圧が印加され、フォトダイオード45は、逆バイアスの状態で使用される。可視光の入射により半導体層で電子・正孔対が発生すると、電子は上部電極に移動してバイアス線に吸収され、正孔は、下部電極に移動して信号電荷として収集される。このため、下部電極は、画素40毎に信号電荷を収集するための画素収集電極と呼ばれる。
画素40は、撮像用の通常画素40aと、入射線量検出用の検出画素40bとに分けられる。検出画素40bが線量検出部を構成している。検出画素40bのTFT46は、ソース電極とドレイン電極とが短絡線47により接続されて、短絡している。通常画素40aのTFT46は、短絡していない。
検出画素40bでは、TFT46は、ソース・ドレイン電極間が短絡していることにより、ゲート電極の印加電圧に関わらず常時オン状態であり、画素収集電極に収集された信号電荷は、短絡線47を介して信号線42に流出する。一方、通常画素40aでは、画素収集電極に収集された信号電荷は、TFT46のゲート電極の印加電圧に応じて信号線42に読み出される。
検出画素40bは、TFT46を設けずに、フォトダイオード45を信号線42に直接接続することにより構成することも可能であるが、本実施形態では、通常画素40aと検出画素40bとで構造及び特性に差異が生じないように、検出画素40bでは、通常画素40aと同様にTFT46を設けた上でソース・ドレイン電極間を短絡線47で短絡している。
検出画素40bの数は、全画素40の数に対して、数百万分の1から数百分の1程度である。信号線42は、1つの検出画素40bと複数の通常画素40aが接続された第1の信号線42aと、通常画素40aのみが接続された第2の信号線42bとに分けられる。第1の信号線42aは、1〜3本程度(本実施形態では2本)の第2の信号線42bを挟んで、周期的に設けられている。
検出画素40bのY方向の位置は、第2の信号線42b毎に変更され、撮像部43内に満遍なく散らばるように配置されている。例えば、図7に示すように、検出画素40bは、撮像部43の中心に関して左右対称なジグザクの軌跡48を描くように配置されている。撮像部43には、後述する採光野49が設定される。
前述の制御基板31には、ゲートドライバ50と、信号処理回路51と、メモリ52と、照射判定部53と、AEC部54と、これらを制御する制御部55とが設けられている。ゲートドライバ50は、各走査線41の端部に接続されている。このゲートドライバ50は、通常画素40aから信号電荷を読み出す「読み出し動作」時と、通常画素40aから不要電荷を読み出してリセット(破棄)する「リセット動作」時とにおいて、走査線41に1本ずつ電圧を印加し、各走査線41に接続された通常画素40aのTFT46をオン状態とする。ゲートドライバ50は、通常画素40aに信号電荷を蓄積する「蓄積動作」時には、いずれの走査線41にも電圧を与えず、全ての通常画素40aのTFT46をオフ状態とする。
各信号線42の端部には、信号処理回路51が接続されている。信号処理回路51は、積分アンプ60と、ゲインアンプ61と、CDS(Correlated Double Sampling)回路62と、マルチプレクサ(MUX)63と、A/D変換器64とを有する。積分アンプ60は、オペアンプ60a、キャパシタ60b、及びリセットスイッチ60cを有し、各信号線42ごとに設けられている。
オペアンプ60aは、2つの入力端子を有し、一方に信号線42が接続されており、他方にグランド線が接続されている。キャパシタ60b及びリセットスイッチ60cは、オペアンプ60aの信号線42が接続された入力端子と、出力端子との間に並列して接続されている。
積分アンプ60は、信号線42から入力される信号電荷をキャパシタ60bに蓄積することにより積算し、積算値に対応するアナログの電圧値(信号電圧)を出力する。リセットスイッチ60cは、制御部55により制御され、積算時にはオフ状態とされる。リセットスイッチ60cをオン状態とすることで、キャパシタ60bに蓄積された信号電荷がリセット(破棄)される。
ゲインアンプ61は、オペアンプ60aの出力端子に接続されており、積分アンプ60から出力された信号電圧を、所定のゲイン値により増幅する。このゲイン値は、制御部55により撮影条件に基づいて設定される。
CDS回路62は、ゲインアンプ61の出力端子に接続されており、ゲインアンプ61により増幅された信号電圧に対して周知の相関二重サンプリング処理を施し、信号電圧からノイズを除去する。具体的には、CDS回路62は、2つのサンプルホールド回路(図示せず)と、1つの差分回路(図示せず)とを有している。一方のサンプルホールド回路で、ゲインアンプ61から出力される信号電圧をサンプルして保持し、他方のサンプルホールド回路で、積分アンプ60がリセットされた際にゲインアンプ61から出力されるノイズ信号をサンプルして保持する。差分回路で両者の差分を取ることにより、ノイズが除去された信号電圧が得られる。
MUX63は、各CDS回路62の出力端子に接続されており、CDS回路62を1つずつ順番に選択し、A/D変換器64に各CDS回路62から出力される信号電圧をシリアルに入力する。A/D変換器64は、入力された信号電圧に対して、周知のA/D変換処理を行い、デジタルの信号電圧を出力する。
制御部55は、読み出し動作時には、ゲートドライバ50、積分アンプ60、CDS回路62、MUX63、A/D変換器64を、それぞれ所定の周期で駆動し、走査線41を順次に選択しながら、A/D変換器64から出力された信号電圧を、メモリ52に順次に記憶させる。1フレーム分の読み出し動作が終了すると、メモリ52に記憶された1フレーム分の信号電圧は、制御部55により後述する補正処理が行われた後、画像データとして、通信部33により無線送信される。
本実施形態では、蓄積動作中においても、照射判定及びAECのために、積分アンプ60、CDS回路62、MUX63、A/D変換器64が、所定のサンプリング周期で駆動され(ただし、ゲートドライバ50は駆動されない)、A/D変換器64の各出力値が、メモリ52に順次記憶される。この各出力値は、各検出画素40bから出力される信号電荷に対応し、撮像部43に入射する1画素あたりのX線の入射線量の瞬時値(1サンプリング周期に入射する線量)を表す。
照射判定部53は、蓄積動作中にA/D変換器64からメモリ52に周期的に入力される出力値(入射線量の瞬時値)を監視することにより、X線源23からのX線照射の開始及び照射終了を判定する。
具体的には、1回の撮影における、撮像部43に入射するX線の線量(瞬時値)の時間変化を表す照射プロファイルと、X線画像検出装置13の動作タイミングを示す図8において、照射判定部53は、検出パネル30がリセット動作から蓄積動作に移行すると、照射開始判定動作を開始する。この照射開始判定動作では、照射判定部53は、撮像部43内の各検出画素40bに対応する瞬時値の平均値を算出し、この平均値を所定の閾値VTと比較し、平均値が閾値VTを上回った際(時刻t0)に、X線照射が開始されたと判定する。照射判定部53は、照射開始後も同様に、瞬時値の平均値と閾値VTとを比較し、平均値が閾値VTを下回った際(時刻t2)に、X線照射が終了したと判定する。
AEC部54は、照射判定部53によりX線照射の開始が判定された(時刻t0)の後、採光野49内の入射X線の累積線量を監視して、この累積線量が所定の適正値STに達した時刻(時刻t1)を検出する。適正値STとは、適正露出のX線画像を得るために必要な必要線量に対応する値である。適正値STは、撮像部43の感度特性に基づいて決められる値である。回診車11に設定される照射線量が適切でない場合には、適正露出のX線画像が得られない。例えば、照射線量が少なすぎるとアンダー露出となり、多すぎるとオーバー露出となる。適正露出で無い場合には、X線画像において適切なコントラストが得られないうえに、オーバー露出の場合には、患者Hが必要以上に曝射されてしまう。
また、照射線量が同じでも、採光野49へのX線露出量(入射線量)は、患者Hの体厚に依存して変化する。例えば、患者Hの体格が太めで体厚が標準より大きい場合には、患者HによるX線吸収量が大きいため、採光野49はアンダー露出となり、逆に、患者Hの体格がやせ型で体厚が標準より小さい場合には、採光野49はオーバー露出となる。
図8において、時刻t1は、採光野49の入射線量(累積線量)が適正値STに達する時刻を示し、適正値STは、X線の照射プロファイルにおいて、斜線のハッチングで示した領域(時刻t0から時刻t1までの領域)の面積に相当する。X線の照射プロファイルの全領域の面積(時刻t0から時刻t2までの領域の面積)は、回診車11に設定された照射線量に応じて、採光野49への実際の入射線量(累積線量)を表す。図8においては、回診車11に設定された照射線量が多すぎて、オーバー露出(t1<t2)になった場合の例を示している。
図9において、AEC部54は、採光野設定部70と、信号積算部71と、判定部72とを有する。採光野設定部70は、撮像部43内に、X線の入射線量を検出する採光野49(図7参照)を設定する。採光野49は、例えば、診断時の診断部位(関心領域)に対応する位置に設定される。具体的には、患者Hの胸部を撮影する胸部撮影する場合において、診断部位が肺である場合には、採光野49は、撮像部43において、患者Hの左右の肺野と対向する位置に設定される。採光野49は、コンソール14から入力される撮影条件に基づいて設定される。また、採光野設定部70は、メモリ52に記憶された線量の瞬時値から、採光野49に含まれる検出画素40bに対応するものを取得して、信号積算部71に入力する。
信号積算部71及び判定部72は、累積線量判定部73を構成している。信号積算部71は、採光野設定部70から瞬時値が入力されるたびに、採光野49に含まれる各検出画素40bごとに、瞬時値を積算して累積線量を周期的に算出する。図8に示すX線の照射プロファイルにおいて、縦軸方向に延びる個々の短冊が、採光野設定部70から入力される瞬時値を示す。判定部72は、採光野49内の各検出画素40bに対応する累積線量の平均値を求め、この平均値と適正値STとの大小関係を判定する。また、判定部72は、図10に示すように、累積線量の平均値が適正値ST以上となった際に、その時刻t1を検出して出力する。
図8は、オーバー露出(t1<t2)の場合を示しているが、逆に、アンダー露出(t2<t1)となる場合がある。オーバー露出の場合には、累積線量判定部73は、X線照射中に累積線量の平均値が適正値STに達するため、この時刻t1を実測することができるが、アンダー露出の場合には、累積線量の平均値が適正値STに達する前にX線照射が終了するため、適正値STに達する時刻t1を実測することができない。そこで、アンダー露出の場合には、累積線量判定部73は、X線照射が終了した時点までに得られた累積線量の平均値の時系列を用いて、累積線量の平均値が適正値STに達する時刻t1を推定する。具体的には、図11に示すように、判定部72は、累積線量の平均値の時系列を、所定の補間関数f(t)(線形関数あるいは、多項式等の非線形関数)を用いて外挿演算することにより、照射終了時刻t2以降、照射が継続されていたと仮定した場合に適正値STに達したと推定される推定時刻を算出し、これを時刻t1とする。
累積線量判定部73により求められた時刻t1は、制御部55に入力される。制御部55は、照射時間算出部として機能し、照射判定部53とAEC部54との判定結果から、適正な照射時間(以下、適正照射時間という)T1と、実際の照射時間(以下、実照射時間という)T2とを求め、これらを、通信部33を介してコンソール14に無線送信する。ここで、T1=t1−t0、T2=t2−t0である。
制御部55は、照射判定部53によりX線照射が終了したと判定されると(時刻t2)、検出パネル30の蓄積動作を停止させ、前述の読み出し動作を行わせることにより、画像データを生成する。制御部55は、検出パネル30が読み出し動作を終了すると、リセット動作を行わせる。
制御部55には、補正処理部(図示せず)が設けられている。この補正処理部は、画像データに対して、周知のオフセット補正、欠陥画素補正等を行う。オフセット補正とは、X線非照射の状態でプレ撮影を行うことにより予め取得した画像データ(オフセットデータ)を、X線照射を行う本撮影で得られた画像データから減算する処理である。
欠陥画素補正とは、予め保持している欠陥画素情報に基づき、欠陥画素を、その周囲の通常画素40aの画素値を用いて補間する補間処理である。検出画素40bは、補正処理においては、欠陥画素として扱われ、各検出画素40bの周囲の通常画素40aの画素値を用いて補間処理が行われる。
コンソール14の照射線量調整量算出部17は、X線画像検出装置13から適正照射時間T1と実照射時間T2とが入力されると、次回の撮影時に用いる照射時間の調整量AJを算出する。この調整量AJは、実照射時間T2を基準とする調整割合、具体的には、(T1−T2)/T2×100(%)で求めた値として表される。この調整量AJは、次回の照射線量を、今回の照射線量に対して何パーセント増減させれば、照射線量が適正となるかを示している。照射線量は、管電流と照射時間との積に比例するので、オペレータは、調整量AJに基づいて、照射時間または管電流を調整して照射線量を決定すればよい。
実照射時間T2は、回診車11への入力ミスや誤差等が生じなければ、コンソール14に設定された照射時間(図3参照)と同一の値が得られるはずであるので、実照射時間T2に代えて、コンソール14に設定された照射時間を用いて調整量AJを算出してもよい。
適正照射時間T1、及び適正照射時間T1に基づいて求められる調整量AJは、次回以降の撮影において回診車11によるX線の照射線量を適正化するための適正化情報である。図12に示すように、制御部14aは、適正化情報及び実照射時間T2を、各患者Hの患者情報及び撮影条件(図3参照)に対応付けて記憶部14dに保存し、表示部14cに表示する。制御部14cは、記憶部14dや表示部14cに適正化情報を出力する出力部として機能する。患者情報に含まれる患者Hの患者名、患者ID、及び撮影条件に含まれる撮影部位は、被写体を識別する被写体識別情報である。また、撮影条件には、今回の撮影において回診車11に設定された照射条件(管電圧、管電流、照射時間)が含まれる。
上述のとおり、回診車11から照射されるX線の照射線量は、管電流及び照射時間で決まるが、撮像部43に入射する入射線量は、照射線量が同じでも、患者Hの体厚や撮影部位によって変化する。また、管電圧が変わっても照射線量は変わらないが、X線の透過エネルギーが変化するため、被写体及び照射線量が同じでも、撮像部43に入射する入射線量は変化する。このように、適正照射時間T1及び調整量AJを含む適正化情報は、被写体識別情報や照射条件を含む撮影条件との関連において意味を持つ情報であるので、適正化情報は、被写体識別情報及び照射条件を含む撮影条件に対応付けて保存される。
表示部14cにおいて、適正化情報は、例えば、患者情報(患者名及び患者ID)、撮影条件及び撮影したX線画像とともに表示される。表示部14cに表示するタイミングとしては、例えば、撮影直後である。もちろん、適正化情報は記憶部14dに格納されるので、入力操作部14bの操作により、撮影終了後の任意のタイミングで表示することも可能である。
このため、オペレータは、次回以降の患者Hの撮影において、コンソール14に記憶された過去の適適正化情報を参照して、照射線量を適切に設定することができ。これにより、適正露出のX線画像が得られる。例えば、図12に示す場合には、次回の撮影時には、照射時間を180msecと設定して撮影すればよい。また、線量は、管電流と照射時間の積に比例するため、照射時間に代えて、調整量AJに基づいて管電流を調整する(図12に示す場合には、管電流を9mAとする)ことで、照射線量を適正化することも可能である。
次に、以上のように構成されたX線撮影システム10の作用を、図13のフローチャートに沿って説明する。まず、患者Hに対してX線画像検出装置13及び回診車11の設置及び位置調整が行われ、オペレータにより、コンソール14への撮影条件の設定、回診車11への照射条件の設定がそれぞれ行われる(ステップS1)。コンソール14に撮影条件が設定されると、コンソール14からX線画像検出装置13に撮影条件及び撮影準備開始信号が送信され、X線画像検出装置13は、リセット動作を行う(ステップS2)。
X線画像検出装置13は、所定期間リセット動作を行った後、蓄積動作を開始し、回診車11のX線源23からのX線照射を待ち受ける(ステップS3)。蓄積動作が開始すると、X線画像検出装置13では、周期的に前述のX線の入射線量の瞬時値の計測が行われ、この瞬時値に基づき、照射判定部53により、X線の照射開始判定が行われる(ステップS4)。照射判定部53は、撮像部43内の各検出画素40bに対応する瞬時値の平均値と閾値VTとの比較を行うことにより、照射開始判定を行う。
オペレータにより、照射スイッチ26が半押しされ、その後全押しされると、X線源23から患者Hに向けてX線の照射が開始する。このX線が撮像部43に入射し、図8に示すように、瞬時値の平均値が閾値VTを超えると(時刻t0)、照射判定部53によりX線照射が開始したと判定され(ステップS4でYES判定)、AEC部54によりAEC動作が開始される(ステップS5)。AEC部54は、瞬時値が新たに得られるたびに、採光野49内の累積線量の平均値を求め、この平均値と適正値STとを比較、図10に示すように、平均値が適正値ST以上となった時刻t1を検出する。
X線の照射開始後、照射判定部53により、X線の照射終了判定が行われる(ステップS6)。X線源23は、回診車11に設定された照射時間が経過するとX線の照射を終了する。図8に示すように、瞬時値の平均値が閾値VTを下回ると(時刻t2)、照射判定部53によりX線照射が終了したと判定され(ステップS6でYES判定)、蓄積動作が終了する(ステップS7)。AEC部54は、X線照射が終了するまでに、累積線量の平均値が適正値ST以上とならなかった場合(アンダー露出の場合)には、図11に示すように、平均値の時系列を外挿演算することにより、適正値STに達したと推定される時刻t1を求める。
X線の照射終了後、X線画像検出装置13は、蓄積動作を終了し、読み出し動作を行う(ステップS8)。これにより、画像データが生成され、この画像データは、X線画像検出装置13からコンソール14に無線送信される(ステップS9)。また、X線画像検出装置13では、制御部55により、適正照射時間T1及び実照射時間T2が算出され、コンソール14に無線送信される(ステップS10)。
コンソール14では、受信した画像データに対して、画像処理部16により画像処理が行われる(ステップS11)。また、コンソール14では、受信した適正照射時間T1及び実照射時間T2に基づいて、照射線量調整量算出部17により、次回以降の撮影時に用いる照射時間の調整量AJが算出される(ステップS12)。
適正化情報(適正照射時間T1、調整量AJ)及び実照射時間T2は、各患者Hの患者情報及び撮影条件に付加されて記憶部14dに保存され、表示部14cに、X線画像とともに表示される(ステップS13)。
適正化情報の出力には、オペレータによる、X線画像の画素値の確認や計算といった作業は不要であるので、適正化情報を簡単かつ迅速に確認することができる。オペレータは、次回以降の患者Hの撮影において、今回の撮影で得られた適正化情報(適正照射時間T1及び調整量AJ)を参照して、照射線量を適切に設定することができる。
適正化情報の出力を撮影毎に繰り返して、適正化情報と患者情報及び撮影条件とを対応付けた情報を蓄積してもよい。蓄積先の記憶部としては、コンソール14の記憶部14dでもよいし、X線撮影装置12以外のサーバなどでもよい。サーバに記憶する場合には、例えば、病院内のLAN(Local Area Network)に接続した端末から適正化情報を閲覧できるようにすることが好ましい。蓄積した適正化情報は、オペレータ教育用の教材としても利用することができる。適正化情報の閲覧により、例えば、新規の患者Hの初回撮影時においても適切な照射線量の見極めが行えるようになるなど、オペレータのスキル向上にも役立つ。
なお、上記実施形態では、照射判定部53によりX線照射の終了判定を行っているが、この終了判定は行わなくてもよい。この場合には、制御部55は、X線照射の開始後、コンソール14に設定された照射時間が経過した後、蓄積動作を終了させればよい。また、この場合、実照射時間T2に代えて、コンソール14に設定された照射時間を用いて調整量AJを算出すればよい。
また、上記実施形態では、制御部55は、照射判定部53が時刻t0を求め、累積線量判定部73が時刻t1を求めているが、これらの時刻t0,t1は、時計を用いて検出した時刻であってもよいし、ある時点(例えば、蓄積動作の開始時点)からタイマー計時することにより求めた時間であってもよい。さらに、照射判定部53が照射開始と判定した時点からタイマー計時を行うことにより時刻t1を求めてもよい。この場合には、時刻t1が適正照射時間T1となる。
また、上記実施形態では、照射判定部53は、撮像部43内の検出画素40b(線量検出部)により検出される線量に基づいて、照射開始の判定を行っているが、照射開始の判定は、回診車11からの照射開始信号を受信し、受信した照射開始信号に基づいて行ってもよい。この場合、例えば、二股ケーブルなどを用いて照射スイッチ26の出力先を2つに分岐し、分岐先の一方をX線撮影装置12に接続して、照射開始信号を受信できるようにする。
また、上記実施形態では、X線画像検出装置13は、蓄積動作時に照射開始判定動作を行い、照射開始が判定されると、そのまま蓄積動作を継続しているが、照射開始が判定された時点(時刻t0)で、リセット動作を行い、このリセット動作後に蓄積動作を開始してもよい。この場合には、照射開始前に通常画素40aに蓄積される不要電荷(暗電流ノイズ)を破棄することができる。このリセット動作としては、ゲートドライバ50から全ての走査線41に同時に電圧を印加する一括リセット動作が好ましい。
また、上記実施形態では、照射線量調整量算出部をコンソール14内に設けているが、照射線量調整量算出部をX線画像検出装置13内に設けてもよい。この場合には、適正照射時間T1、実照射時間T2、及び調整量AJを、X線画像検出装置13からコンソール14に無線送信する。
また、上記実施形態では、X線画像検出装置13とコンソール14とを無線通信により接続しているが、X線画像検出装置13とコンソール14とを信号ケーブルによる有線通信により接続してもよい。また、X線画像検出装置13とコンソール14とを、無線接続と有線接続とを切り替え可能とすることも好ましい。
また、上記実施形態では、照射判定部53は、撮像部43内の各検出画素40bに対応する瞬時値の平均値を閾値VTと比較しているが、平均値に代えて、最大値、最頻値、中央値等を用いてもよい。
また、上記実施形態では、判定部72は、採光野49内の各検出画素40bに対応する累積線量の平均値を適正値STと比較しているが、平均値に代えて、最大値、最頻値、中央値等を用いてもよい。
また、X線の照射プロファイルは、一般に、図14(A)に示すように、X線照射の終了時に、瞬時値は、時間とともに次第に低下する減衰曲線DCを描く。このため、単純に調整量AJに基づいて照射時間を設定して撮影を行うと、図14(B)に示すように、時刻t2が時刻t1と一致することになる。この場合、時刻t0から時刻t2までの累積線量Sは、減衰曲線DCの分だけ適正値STより低く、若干アンダー露出となってしまう。このため、照射線量調整量算出部17は、図14(C)に示すように、減衰曲線DCに基づき、時刻t0からの累積線量Sが適正値STとなる時刻t1’を求め、この時刻t1’を用いて適正照射時間T1を補正してもよい(すなわち、T1=t1’−t0とする)。図14(A)は、オーバー露出の場合(t1<t2)であるが、アンダー露出の場合(t2<t1)も同様である。
また、上記実施形態では、管電流と照射時間とを個別に設定することにより、照射線量を設定しているが、照射線量として、管電流と照射時間との積に対応する管電流照射時間積(いわゆるmAs値)を設定可能としてもよい。この場合には、オペレータは、調整量AJに基づいて、管電流照射時間積を調整すればよい。線源制御装置27は、設定された管電流照射時間積に応じて、照射時間または管電流を変更する。
また、上記実施形態では、患者情報及び撮影条件と対応づけて適正化情報を出力する例で説明したが、患者情報及び撮影条件の全部ではなく、一部と対応づけて出力してもよい。例えば、患者情報に関しては、患者名及び患者IDの両方ではなく一方だけでもよい。また、患者情報を除外して、撮影条件あるいは照射条件のみと対応づけてもよい。もちろん、上述したとおり、適正化情報は、患者情報及び撮影条件との関連で意味を持つ情報であるため、患者情報及び撮影条件の全部と対応づけられることが好ましいが、一部の情報と対応づけられていれば、カルテや検査記録などの文書から他の情報を参照することも可能である。
また、適正化情報を患者情報と対応づける代わりに、例えば、適正化情報を体厚調整情報として使用してもよい。X線撮影装置12や回診車11において撮影条件や照射条件を設定する設定画面には体厚調整ボタンが設けられている場合がある。体厚調整情報は、体厚調整ボタンに関連づけられている情報である。体厚調整ボタンは、例えば、患者の体格に応じて、「やせ型」、「標準」、「太め」、「肥満」などに分類し、標準的な体格の患者を想定してプリセットされた撮影条件に対して、体厚調整情報に応じて照射線量を微調整するためのボタンである。
体厚調整ボタンは、体格が上記4種類に分類されている場合には、分類毎に4つのボタンが設けられる。撮影において適正化情報が出力された場合には、その撮影において使用された体厚調整ボタンに関連づけられた体厚調整情報を適正化情報で更新する。この場合、適正化情報は、患者毎ではなく、4つに分類した患者の体格毎の情報として記録される。適正化情報を患者毎に対応づける場合と比べれば精度は落ちるが、そもそも適正化情報は、体厚に依存するX線の露出量を適正化するための情報であるため、このようにしても一定の効果は期待できる。なお、適正化情報を体厚調整情報として使用する場合には、例えば、複数人の「やせ型」の患者Hに対する複数回の撮影を行って、それぞれの撮影で得られた適正化情報の平均値を用いることが好ましい。
また、上記実施形態では、適正化情報T1に基づいて求められる情報として、実照射時間T2と、実照射時間T2と適正照射時間T1の差との比として表される調整量AJを出力する例で説明したが、調整量AJに加えてまたはそれに代えて、実照射時間T2と適正照射時間T1との差や、この差に相当する線量(mAs値)等を出力してもよい。
また、上記実施形態では、採光野設定部70は、採光野49を、撮影条件に基づいて設定しているが、これに代えて、X線画像検出装置13において、照射開始時(時刻t0)に得られる複数の検出画素40bに対応する入射線量の瞬時値を画像化し、画素値が所定範囲内にある領域の特定や、パターン認識等により診断部位を特定することで、採光野49を自動設定してもよい。
また、上記実施形態では、X線画像検出装置13へのX線の入射線量を、撮像部43内に設けた検出画素40bにより検出しているが、X線画像検出装置13で入射線量を検出する態様としては検出画素40b以外の態様でもよい。例えば、撮像部43として、画素に蓄積した電荷を破壊せずに読み出し可能なCMOS型イメージセンサを用いれば、検出画素40bを設けずに入射線量の検出が可能である。また、線量検出部をX線画像検出装置13と一体に設けなくてもよく、例えば、周知のイオンチャンバ(電離箱)などを線量検出部として用いてもよい。
また、上記実施形態では、適正化情報の出力先をコンソール14の表示部14cとしているが、X線撮影装置12以外の他の端末や装置の表示部を出力先としてもよい。また、記憶部14dをX線撮影装置12以外のサーバとしてもよい。また、表示部14cと記憶部14dの両方に適正化情報を出力する例で説明しているが、少なくとも1つに出力するようにしてもよい。
本発明は、AEC機能に対応していないX線照射装置を用いる場合に、効果を有するものであるので、X線照射装置やX線撮影装置の形態は、上記実施形態に限らない。例えば、X線照射装置を回診車11の形態で説明したが、据え置き型のX線照射装置など回診車11以外の形態のX線照射装置と組み合わせてX線撮影装置12を用いてもよい。また、X線画像検出装置13を電子カセッテの形態で説明したが、据え置き型のX線画像検出装置でもよい。
また、上記実施形態では、検出パネル30を、シンチレータ35を光検出基板36のX線入射側に配置して構成しているが、シンチレータ35を光検出基板36のX線入射側とは反対側に配置してもよい。この場合には、シンチレータ35は、光検出基板36を透過したX線を吸収して可視光を発生し、光検出基板36は、この可視光を光電変換して信号電荷を生成する。
また、上記実施形態では、検出パネル30を、X線を可視光に変換し、この可視光を信号電荷に変換する間接変換型としているが、アモルファスセレン等の光導電膜によりX線を直接信号電荷に変換する直接変換型としてもよい。
また、上記実施形態では、放射線としてX線を用いているが、γ線等の放射線を用いてもよい。
10 X線撮影システム
11 回診車
12 X線撮影装置
13 X線画像検出装置
14 コンソール
15 ベッド
23 X線源
30 検出パネル
31 制御基板
32 バッテリ
33 通信部
35 シンチレータ
36 光検出基板
40 画素
40a 通常画素
40b 検出画素
43 撮像部
45 フォトダイオード
47 短絡線
49 採光野
60 積分アンプ
61 ゲインアンプ
11 回診車
12 X線撮影装置
13 X線画像検出装置
14 コンソール
15 ベッド
23 X線源
30 検出パネル
31 制御基板
32 バッテリ
33 通信部
35 シンチレータ
36 光検出基板
40 画素
40a 通常画素
40b 検出画素
43 撮像部
45 フォトダイオード
47 短絡線
49 採光野
60 積分アンプ
61 ゲインアンプ
Claims (16)
- 放射線照射装置から照射され被写体を透過した放射線により前記被写体を撮像して放射線画像を得る撮像部と、
前記撮像部に入射する前記放射線の線量を検出する線量検出部と、
前記放射線照射装置からの放射線の照射開始を判定する照射判定部と、
前記線量検出部により検出される前記線量を積算した累積線量を算出し、前記累積線量と所定の適正値との大小関係を判定する累積線量判定部と、
前記照射判定部により前記照射開始と判定されてから、前記累積線量判定部により前記累積線量が前記適正値に達すると判定されるまでの適正照射時間を算出する照射時間算出部と、
前記適正照射時間または前記適正照射時間に基づいて求められる情報を含み、前記放射線照射装置が照射する前記放射線の照射線量を適正化するための適正化情報を出力する出力部と、
を備えることを特徴とする放射線撮影装置。 - 前記適正値は、前記放射線画像の露出を適正にするために必要な必要線量に対応する値であることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
- 前記累積線量判定部は、前記放射線の照射中に前記累積線量が前記適正値に達した場合には、前記累積線量が前記適正値に達した時刻を検出することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影装置。
- 前記累積線量判定部は、前記累積線量が前記適正値に達する前に前記放射線の照射が終了した場合には、前記累積線量が前記適正値に達する時刻を推定することを特徴とする請求項2または3に記載の放射線撮影装置。
- 前記照射時間算出部が前記適正照射時間を算出した今回の撮影における前記放射線照射装置の照射時間と、前記適正照射時間とに基づいて、次回以降の撮影時に用いられる前記照射線量の調整量を、前記適正化情報として算出する照射線量調整量算出部を備えていることを特徴とする請求項2から4いずれか1項に記載の放射線撮影装置。
- 前記照射判定部は、前記放射線の照射開始の判定の他に、前記放射線の照射終了を判定し、
前記照射時間算出部は、前記適正照射時間の他に、前記照射判定部により前記照射開始が判定された時刻から、前記照射終了が判定された時刻までの実照射時間を算出し、
前記照射線量調整量算出部は、今回の撮影における前記照射時間として、前記実照射時間を使用することを特徴とする請求項5に記載の放射線撮影装置。 - 前記照射線量調整量算出部は、前記調整量を、前記今回の撮影における前記照射時間と、前記照射時間と前記適正照射時間の差との比で表すことを特徴とする請求項5または6に記載の放射線撮影装置。
- 前記出力部は、前記適正化情報を表示部及び記憶部の少なくとも1つに出力することを特徴とする請求項2から7いずれか1項に記載の放射線撮影装置。
- 前記出力部は、前記適正化情報と、前記照射線量を決める照射条件とを対応づけて出力することを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影装置。
- 前記照射条件は、前記照射時間算出部が前記適正照射時間を算出した今回の撮影において、前記放射線照射装置に設定された管電圧、管電流、及び照射時間を含むことを特徴とする請求項9に記載の放射線撮影装置。
- 前記適正化情報は、さらに、前記被写体を識別する被写体識別情報と対応づけられることを特徴とする請求項9または10に記載の放射線撮影装置。
- 前記被写体識別情報には、前記被写体の患者名、患者ID及び撮影部位の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項11に記載の放射線撮影装置。
- 前記表示部及び前記記憶部の少なくとも1つを備えていることを特徴とする請求項8から12いずれか1項に記載の放射線撮影装置。
- 前記照射判定部は、前記線量検出部により検出される前記線量に基づいて判定することを特徴とする請求項1から13いずれか1項に記載の放射線撮影装置。
- 前記線量検出部は、前記撮像部に設けられていることを特徴とする請求項14に記載の放射線撮影装置。
- 前記撮像部、前記線量検出部、前記照射判定部、前記累積線量判定部、及び前記照射時間算出部を有する放射線画像検出装置と、
前記出力部を有し、前記放射線画像検出装置から前記放射線画像及び前記適正照射時間を受信可能なコンソールとを備えていることを特徴とする請求項1から15いずれか1項に記載の放射線撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013026475A JP2014155511A (ja) | 2013-02-14 | 2013-02-14 | 放射線撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013026475A JP2014155511A (ja) | 2013-02-14 | 2013-02-14 | 放射線撮影装置 |
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JP2014155511A true JP2014155511A (ja) | 2014-08-28 |
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JP2013026475A Pending JP2014155511A (ja) | 2013-02-14 | 2013-02-14 | 放射線撮影装置 |
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JP (1) | JP2014155511A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021512675A (ja) * | 2018-02-09 | 2021-05-20 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | X線撮像のためのシステムおよび方法 |
-
2013
- 2013-02-14 JP JP2013026475A patent/JP2014155511A/ja active Pending
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