JP2014156164A - 駐車支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザにより直感的かつ容易に自車両を駐車可能とする。
【解決手段】 ユーザによる自車両2の駐車を支援する駐車支援装置1は、自車両2に設けられて画像を表示する表示器40と、表示器40に重ねて設けられる操作部材30と、自車両2及び自車両2の周辺を上方から俯瞰的に見た俯瞰画像Aを、前記画像として生成する俯瞰画像生成手段11と、駐車時における自車両2の移動方向をユーザによる操作部材30の操作方向に対応させて制御する駐車制御手段50とを備えることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、ユーザによる自車両の駐車を支援する駐車支援装置に関する。
従来の駐車支援装置として、例えば特許文献1に開示の装置では、自車両及びその周辺を上方から俯瞰的に見た俯瞰画像を生成して、表示器に表示させている。こうした駐車支援装置を用いることで、ユーザは、自車両及びその周辺の状況を容易に確認することができるので、目標とする駐車位置まで適切に自車両を移動させることが可能となる。
特開2012−030796号公報
しかしながら、特許文献1に開示の装置では、自車両の操作方向を操作するステアリングに対して、俯瞰画像を表示する表示器が離れて設けられている。そのため、駐車時にユーザは、ステアリングの操作に意識を向けると、表示器に表示される自車両及び周辺状況を確認し難くなる。また逆に、ユーザは、表示器に表示される自車両及び周辺状況に意識を向けると、ステアリングを操作し難くなる。したがって、表示器に表示される自車両及び周辺状況を確認しながらのステアリングの操作には、慣れや習熟等といった経験が必要であるため、それは、直感的で容易な操作とは言いがたい。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、ユーザにより直感的かつ容易に自車両を駐車可能とする駐車支援装置を提供することである。
本発明は、ユーザによる自車両(2)の駐車を支援する駐車支援装置(1)であって、自車両に設けられて画像を表示する表示器(40)と、表示器に重ねて設けられる操作部材(30)と、自車両及び自車両の周辺を上方から俯瞰的に見た俯瞰画像(A)を、画像として生成する俯瞰画像生成手段(11,S102,S302)と、駐車時における自車両の移動方向をユーザによる操作部材の操作方向に対応させて制御する駐車制御手段(50,51,S204)とを、備えることを特徴とする。
本発明によると、自車両及びその周辺の俯瞰画像が表示される表示器上において、重ねて設けられた操作部材をユーザが駐車時に操作することで、その操作方向に対応する方向へと自車両が移動する。故にユーザは、表示される自車両及びその周辺の状況を確認しながら、直感的かつ容易に自車両を駐車することが可能となる。
なお、特許請求の範囲、及び課題を解決するための手段に記載した括弧内の符号は、本発明の一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
第一実施形態における駐車支援装置の構成図。 第一実施形態におけるカメラの搭載位置と撮影範囲を示す説明図。 第一実施形態における表示器と操作部材とが車内に設けられた様子を示す構成図。 第一実施形態における表示器と操作部材とを示す斜傾図。 第一実施形態における表示器と操作部材とをZ方向から見た上方構成図。 第一実施形態における表示器と操作部材とをY方向から見た側方構成図。 第一実施形態における駐車支援ECUでの駐車支援処理の一例を示すフローチャート。 第一実施形態における駐車目標位置が設定されていない場合の俯瞰画像を示す説明図。 第一実施形態における駐車目標位置が設定されている場合の俯瞰画像を示す説明図。 第一実施形態における車両コントローラでの駐車制御処理の一例を示すフローチャート。 第二実施形態における駐車支援ECUでの駐車支援処理の一例を示すフローチャート。 第二実施形態における指示画像が重畳された俯瞰画像を示す説明図。 変形例1における駐車支援装置の概略構成図。 変形例2におけるシフトノブの案内部を示す概略構成図。 変形例9における推奨軌道Fが現在の自車両の位置から駐車目標位置までの軌道として算出した場合の俯瞰画像を示す説明図。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを変更している場合、当該構成の他の部分においては、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせだけでなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくとも複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることが可能である。
(第一実施形態)
図1に示されるように駐車支援装置1は、駐車支援ECU11、カメラ21〜24、表示器40、車両コントローラ50、操作部材30及び起動スイッチ60を含んでいる。
駐車支援ECU11は、メモリを有するマイクロコンピュータを主体に、構成されている。駐車支援ECU11には、カメラ21〜24、表示器40、車両コントローラ50及び起動スイッチ60が車内LANで接続されている。なお、以降では、駐車支援装置1を搭載している車両を自車両2と呼ぶ。
車両コントローラ50は、メモリを有するマイクロコンピュータを主体に、構成されている。車両コントローラ50には、ステアリングコントローラ51、アクセルコントローラ52、ブレーキコントローラ53、車速センサ54、操舵角センサ55、及び操作部材30が車内LAN又は車内LINで接続されている。車両コントローラ50は、ユーザが操作部材30を操作することにより、操作部材30に与えられる操作方向に応じて、自車両2の移動方向をユーザによる操作部材30の操作方向に対応させる制御を実行する駐車制御処理を行う。なお、本実施形態においてこの駐車制御処理は、後方への駐車時を対象としている。車両コントローラ50は、起動スイッチ60からの始動信号を受けて、かかる駐車制御処理を開始する。したがって、車両コントローラ50が、駐車制御手段に相当する。
ステアリングコントローラ51は、自車両2の操舵方向を制御するために、ステアリングとピニオンギアとの間に設けられる電動モータを制御する。アクセルコントローラ52は、自車両2の加速度を制御するために、自車両2に搭載された動力機関を制御している。また、ブレーキコントローラ53は、自車両2の制動を制御するために、ブレーキアクチュエータを制御している。そして、車両コントローラ50から、これら各コントローラ51,52,53に指令が送られることにより、自車両2の速度及び移動方向を制御することができる。
車速センサ54は、自車両2の速度を検出するセンサであり、例えば自車両2の各車輪の回転速度を検出する車輪速度センサ等を、用いることができる。また、操舵角センサ55は、自車両2のステアリングの操舵角を検出するセンサであり、例えばユーザがステアリングを操作する際に生じる回転トルクを検出する回転トルクセンサ等を、用いることができる。これら各センサ54,55により検出された自車両2の速度及び操舵角が、車両コントローラ50に与えられることにより、車両コントローラ50は、各コントローラ51,52,53が自車両2の速度と操舵方向を制御するための目標値を算出する。
図2に示されるように各カメラ21〜24は、例えば広角レンズによって撮像範囲が広角に設定された、CMOSカメラ又はCCDカメラ等から構成される。前方カメラ21は、フロントバンパ又はフロントウインド等に設けられて自車両2の前方領域S1を撮影する。後方カメラ22は、リアウインド上部等に設けられて自車両2の後方領域S2を撮影する。左方カメラ23は、左方のサイドミラー等に設けられて左方領域S3を撮影する。また、右方カメラ24は、右方のサイドミラー等に設けられて自車両2の右方領域S4を撮影する。各カメラ21〜24によって撮影された画像は、駐車支援ECU11に出力される。各カメラ21〜24から出力された画像は、駐車支援ECU11により合成処理されることで、自車両2及び自車両2の周辺を上方から俯瞰的に見た俯瞰画像Aに変換生成される。したがって、駐車支援ECU11が俯瞰画像生成手段に相当する。
図3に示されるように表示器40は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等の表示パネルからなり、インストルメントパネル等に設けられる。表示器40は、駐車支援ECU11により生成された俯瞰画像Aを、画面上に表示する。したがって、駐車支援ECU11により俯瞰画像Aが更新される毎に、表示器40による当該画像Aの表示も更新される。ここで、表示器40により俯瞰画像Aは、自車両2を表す部分B(以下、自車画像B)を画面の中心部に位置合わせして、且つ自車両2及び自車画像Bの前後方向を一致させて、表示される。
操作部材30は、図3,4に示されるように、表示器40に表示される俯瞰画像Aのうち自車画像Bに位置合わせして、設けられている。図5,6に示すように操作部材30は、把持部31、可動軸部34、検出部32及び抗力部33を有している。
可動軸部34は、表示器40において自車画像Bを表示する領域を、上下方向に貫通している。把持部31は、表示器40の上方において自車画像Bの表示位置に重ねて設けられている。
把持部31は、ユーザがステアリングの如く直接回転操作する箇所であり、自車両2の車両形状を模している。把持部31は、可動軸部34の上端に固定されることで、ユーザ操作により与えられる操作力を、当該軸部34を介して検出部32に伝える。
検出部32は、表示器40の表面上にて直交する二軸をX軸及びY軸、また表示器40の表面に垂直な方向をZ軸としたときに、X軸方向及びY軸方向の力並びにZ軸方向周りのモーメントに起因して生じる力を検出可能に、複数のひずみ検出素子を有している。各ひずみ検出素子は、把持部31に操作力が与えられた際の変位量を検出することにより、操作部材30の3自由度の変位量を検出することができる。X軸方向及びY軸方向の変位量が検出部32から出力されることで、車両コントローラ50は、アクセルコントローラ52及びブレーキコントローラ53によって動力機関及びブレーキアクチュエータを制御する際に用いる速度の目標値を決定する。また、Z軸方向周りの変位量が検出部32から出力されることで、車両コントローラ50は、自車両2の操舵方向を制御するためのステアリングの操舵角を決定する。なお、本実施形態においてX軸方向は、自車両2の前後方向に対応し、Y軸方向は、自車両2の左右方向に対応し、Z軸方向は、自車両2の鉛直方向に対応している。
抗力部33は、磁性材料からなるコアとコイルを有している。抗力部33は、車両コントローラ50からの指令によって制御されることにより、ユーザが把持部31に与えた操作力に抗する反力を、生じさせる。
起動スイッチ60は、操作部材30のうち把持部31に設けられており、ユーザによる押圧等の操作に応じて駐車支援処理及び駐車制御処理を開始する始動信号を、それぞれ駐車支援ECU11及び車両コントローラ50に送る。
次に、駐車支援装置1により実行される駐車支援処理のフローを、図7に示すフローチャートに基づいて詳細に説明する。駐車支援処理は、起動スイッチ60のユーザ操作により始動信号が出力されて、駐車支援ECU11が当該始動信号を検出したときに開始される。
まず、ステップS101では、前方カメラ21、後方カメラ22、左方カメラ23及び右方カメラ24の各々から、撮影した画像を出力させる。
次にステップS102では、ステップS101で撮影された画像の合成処理を行うことにより、自車両2及び自車両2周辺を上方から俯瞰的に見た俯瞰画像Aを、生成する。このとき、俯瞰画像Aとともに、俯瞰画像Aにおける自車画像Bの位置に関する情報並びに自車両2の前後方向を表す情報を、駐車支援ECU11のメモリに一時的に記憶する。
続いてステップS103では、車両コントローラ50を通じてステアリングの現在の操舵角を操舵角センサ55から得ることにより、当該操舵角に基づいて自車両2の移動進路の予測軌道Cを算出する。かかる算出によって得られた予測軌道Cは、駐車支援ECU11のメモリに一時的に記憶される。この後、ステップS104に進むことで、ステップS103で算出された予測軌道Cを表す画像を、俯瞰画像Aに重畳させる。
さらにステップS105では、自車両2を駐車する駐車目標位置がユーザにより設定されているか否かを判定する。ここで駐車目標位置の設定は、タッチパネル型の表示器40等を利用してユーザが設定するものであってもよい。あるいは駐車目標位置の設定は、公知のアルゴリズムを用いて俯瞰画像Aから駐車に好適な位置を自動認識する駐車位置認識手段により、設定するものであってもよい。またあるいは、それらの組み合わせにより、駐車目標位置を設定してもよい。
ステップS105での判定時に駐車目標位置が設定されていれば、かかる駐車目標位置を駐車支援ECU11のメモリに一時的に記憶し、ステップS106に進む。ステップS106では、駐車目標位置を表す駐車目標枠Dの画像を、俯瞰画像Aに重畳させる。
続いてステップS107では、自車両2の現在位置と駐車目標位置とに基づくことで、好適に駐車を開始可能な位置である駐車開始推奨位置を算出する。このとき、駐車開始推奨位置は、駐車支援ECU11のメモリに一時的に記憶される。
さらにステップS108では、ステップS106で算出された駐車開始推奨位置を表す駐車開始枠Eの画像を、例えば自車画像Bと同程度の大きさにて俯瞰画像Aに重畳させる。
またさらにステップS109では、駐車開始推奨位置と駐車目標位置とに基づくことで、駐車目標位置に向かう軌道として自車両2に推奨される推奨軌道Fを、算出する。このとき、推奨軌道Fは、駐車支援ECU11のメモリに一時的に記憶される。
そしてステップS110に進むと、ステップS109で算出された推奨軌道Fを表す画像を、俯瞰画像Aに重畳させる。ここで、ステップS107において駐車開始推奨位置が算出されていることにより、推奨軌道Fは、駐車開始枠Eから駐車目標枠Dまでの間の軌道として描画される。
この後、ステップS111では、以上により生成された俯瞰画像Aを、表示器40に表示させる。したがって、駐車目標位置の設定下にあっては、図8に示されるように、ステップS111に至るまでに得られた予測軌道C、駐車目標枠D、駐車開始枠E及び推奨軌道Fを重畳描画してなる俯瞰画像Aが、表示器40に表示されることとなる。
以上、ステップS105での判定時に駐車目標位置が設定されている場合を、説明した。一方、ステップS105での判定時に判定時に駐車目標位置が設定されていなければ、ステップS106〜S110をスキップしてステップS111に進む。これにより、ステップS102で生成された俯瞰画像Aは、図9に示されるように、ステップS103で算出された予測軌道Cを表す画像のみが重畳された状態で、表示器40に表示される。
さて、駐車目標位置の設定如何にかかわらず、ステップS111での表示状態を維持したまま、ステップS112に進む。ステップS112では、終了イベントが発生したか否かを判定し、終了イベントが発生していれば、駐車支援処理を終了する。終了イベントが発生していない場合、駐車支援処理をリターンさせて再びステップS101に進む。ここで終了イベントは、例えば、操作部材30にシステム終了スイッチを設けて、かかるシステム終了スイッチが操作されるイベントであってもよい。あるいは終了イベントは、ユーザがステアリングやブレーキ等をマニュアル操作することにより、ステアリングコントローラ51やブレーキコントローラ53等の制御処理に介入される介入信号を、車両コントローラ50が検出するイベントであってもよい。またあるいは終了イベントは、自車両2外部の障害物を検出して自車両2を自動停止させるイベントであってもよい。
次に、車両コントローラ50により実行される駐車制御処理のフローを、図10に示すフローチャートに基づいて詳細に説明する。駐車制御処理は、起動スイッチ60のユーザ操作により始動信号が出力されて、車両コントローラ50が当該始動信号を検出したときに開始される。
まず、ステップS201では、検出部32により操作部材30のX軸及びY軸方向のひずみ検出素子の変位量並びにZ軸方向周りのモーメントに起因して生じるひずみ検出素子の変位量を検出する。
次に、ステップS202では、ステップS201で検出された操作部材30のZ軸方向周りのひずみ検出素子の変位量に基づいて、ステアリングの操舵角を算出する。
続いてステップS203では、ステップS201で検出された操作部材30のX軸及びY軸方向のひずみ検出素子の変位量に基づき、アクセルコントローラ52及びブレーキコントローラ53によって動力機関及びブレーキアクチュエータを制御する際に用いる速度の目標値を、算出する。
さらにステップS204では、ステップS202で算出した操舵角に応じて自車両2の操舵方向を操作する制御を、ステアリングコントローラ51に対して指令する。このとき、操作部材30のZ軸方向の回転角と自車両2の旋回角度とが対応するように、自車両2の操舵方向を制御する。これにより、自車両2の移動方向がユーザによる操作部材30の操作方向に対応することになる。
またさらにステップS205では、ステップS203で算出した速度の目標値に基づいて、アクセルコントローラ52に対して動力機関の制御、且つブレーキコントローラ53に対してブレーキアクチュエータの制御を、それぞれ指令する。これにより、自車両2の加速と制動とを制御して、自車両2の速度を制御することができる。具体的にステップS205では、まず、車速センサ54により検出される自車両2の速度の現在値を、ステップS203で算出された速度の目標値と比較する。その結果、速度の目標値が自車両2の速度の現在値よりも大きい場合は、アクセルコントローラ52とブレーキコントローラ53に対して指令信号を送信することで、自車両2の速度を増大させる。また一方で、速度の目標値が自車両2の速度の現在値よりも小さい場合は、アクセルコントローラ52とブレーキコントローラ53に対して指令信号を送信することで、自車両2の速度を減少させる。
その後、ステップS206では、駐車支援ECU11のメモリから現在の俯瞰画像A及び推奨軌道Fを読み込み、俯瞰画像Aのうち自車画像Bに推奨軌道Fが重畳しているか否かを判定する。自車画像Bに推奨軌道Fが重畳している場合には、ステップS207に進む。
ステップS207では、自車画像Bが推奨軌道Fから外れたか否かを判定する。自車画像Bが推奨軌道Fから外れた場合には、ステップS208に進み、抗力部33を制御することで、把持部31に与えられた操作力とは逆方向の反力を生じさせる。これによりユーザは、操作力に抗した反力を認識することになる。
以上に対し、ステップS206において自車画像Bに推奨軌道Fが重畳していない場合には、ステップS207,S208をスキップしてステップS209に進む。また、ステップS207において自車画像Bが推奨軌道Fから外れていない場合には、ステップS207,S208をスキップしてステップS209に進む。尚、ステップS208の終了後にもステップS209に進む。
ステップS209では、終了イベントが発生したか否かを判定し、終了イベントが発生していれば、駐車制御処理を終了する。終了イベントが発生していない場合、駐車制御処理をリターンさせて再びステップS201に進む。ここで終了イベントとしては、上述した駐車支援処理の場合と同様のイベントが適用される。
以上説明した第一実施形態では、自車両2及びその周辺の俯瞰画像Aが表示される表示器40上において、重ねて設けられた操作部材30をユーザが駐車時に操作することで、その操作方向に対応する方向へと自車両2が移動する。故にユーザは、表示される自車両2及びその周辺の状況を確認しながら、直感的かつ容易に自車両2を駐車することが可能となる。
また、第一実施形態では、自車両2の駐車目標位置を表す駐車目標枠Dと、駐車目標位置に向かう自車両2の推奨軌道Fとが俯瞰画像Aに重畳されることで、ユーザは推奨軌道Fを確認しながら、推奨軌道Fに沿って操作部材30を操作できる。これによれば、駐車の容易性を高めることが可能となる。
さらに第一実施形態では、自車両2が推奨軌道を外れた場合にユーザは、操作部材30への操作力に抗した反力によって、当該外れた状況を直感的に認識できる。これによれば、自車両2を推奨軌道に追従させる操作を支援して、駐車の容易性を高めることが可能となる。
加えて第一実施形態では、操作部材30の変位量に応じて自車両の速度が制御されることになるので、ユーザは、操作部材30の操作力を調整するという容易な方法で、自車両2の移動速度を調整できる。これによれば、駐車の容易性を高めることが可能となる。
また加えて第一実施形態では、ユーザは、俯瞰画像Aに表示された自車両2だけでなく、自車両2と前後方向が一致する車両形状を模した操作部材30を確認することで、当該操作部材30を自車両2と見立てて直感的に操作できる。これによれば、駐車の容易性を高めることが可能となる。
さらに加えて第一実施形態では、ユーザは、起動スイッチ60の操作に応じて駐車制御処理を開始した後に、当該スイッチ60の設けられた操作部材30を即座に操作して自車両2の移動を開始することができる。これによれば、駐車制御処理の開始から自車両移動の開始までを円滑にして、駐車の容易性を高めることが可能となる。
(第二実施形態)
図11に示されるように、第二実施形態の駐車支援ECU11による駐車支援処理では、第一実施形態のステップS101〜S112にそれぞれ対応するステップS301〜S312を実行することに加えて、さらにステップS313,S314を実行する。
ステップS313は、ステップS310の後に実行され、駐車支援ECU11のメモリから、俯瞰画像Aにおける自車画像Bの位置と自車両2の前後方向とを読み出す。それとともにステップS313では、S309で算出された推奨軌道Fに自車両2を追従させるように、操作部材30の操作方向を指示する指示方向を算出する。
また、ステップS313に続くステップS314では、算出された指示方向をユーザに示すための指示画像Gを、俯瞰画像Aに重畳させる。かかる指示画像Gとしては、ユーザが操作部材30の操作方向を認識できればよく、例えば矢印等の図形や、方向を表す文字、あるいはそれら図形及び文字の組み合わせを用いることができる。
そして、ステップS314の後にステップS311に進むことで、俯瞰画像Aを表示器40に表示させる。これにより駐車目標位置が設定されている場合には、図12に示されるように、予測軌道C、駐車目標枠D、駐車開始枠E、推奨軌道F及び指示画像Gを重畳描画してなる俯瞰画像Aが、表示されることとなる。また一方、駐車目標位置が設定されていない場合に俯瞰画像Aは、図示はしないが、予測軌道C及び指示画像Gのみが重畳された状態で、表示器40に表示される。
以上説明した第二実施形態では、ユーザは、俯瞰画像Aのうち操作方向を指示するように重畳された指示画像Gに従って操作部材30を操作することで、推奨軌道Fに対して自車両2を容易に追従させることができる。これによれば、駐車の容易性を高めることが可能となる。
(その他の実施形態)
以上、複数の本発明の実施形態について説明したが、本発明はそれら実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することができる。
具体的に変形例1では、図13に示されるように、駐車支援ECU11には、障害物センサ70が車内LAN又は車内LIN等で接続されていてもよい。ここで障害物センサ70は、探査波を送信して障害物で反射された反射波を受信可能なセンサであればよく、音波を用いるものであっても、光波を用いるものであっても、電波を用いるものであっても、いずれでもよい。なお、この変形例1では、障害物センサ70が予測軌道C又は推奨軌道Fに重なる障害物を検知した際に、ユーザに対して警告する警告手段を、さらに設けてもよい。ここで警告手段は、警告を促す文字や図形等の画像を俯瞰画像Aに重畳して、俯瞰画像Aにより表示させる表示式の警告手段であってもよいし、あるいは抗力部33により操作力に抗した反力を生じさせて、警告を促す機械式の警告手段であってもよい。これによれば、予測軌道C又は推奨軌道Fに障害物が存在していることをユーザは、俯瞰画像A内の警告表示により、もしくは把持部31を通じて受ける抗力により、直感的に認知可能となる。
変形例2では、図14に示されるように、自車両2のギアを操作するシフトノブ80のポジションの一つに、システム起動ポジション81を設け、シフトノブが当該システム起動ポジション81に案内された場合に、駐車支援処理及び駐車制御処理を開始する始動信号を生成してもよい。
変形例3では、GPSといった衛星回線等から取得可能な自車両2の現在位置に基づいて、自車両2内部又は外部のデータベースに保存された周辺写真を読み出し、それを、俯瞰画像Aの生成時に使用する前方、後方、右方及び左方の各画像として使用してもよい。
変形例4では、操作部材30の形状は、操作力を作用させることが可能な形状であれば、例えば半円盤形状等あってもよい。
変形例5では、駐車支援処理のステップS103,S104又はステップS303,S304を省略することで、予測軌道Cを俯瞰画像Aに重畳描画させなくてもよい。また、変形例6では、駐車支援処理のステップS105,S106又はステップS305,S306を省略することで、駐車目標枠Dを俯瞰画像Aに重畳描画させなくてもよい。さらにまた、変形例7では、駐車支援処理のステップS107,S108又はステップS307,S308を省略することで、駐車開始枠Eを俯瞰画像Aに重畳描画させなくてもよい。
変形例8では、駐車支援処理のステップS109,S110又はステップS309,S310を省略することで、推奨軌道Fを俯瞰画像Aに重畳描画させなくてもよい。また、変形例9では、駐車支援処理のステップS109又はステップS309において、駐車開始推奨位置の代わりに自車両2の現在位置と、駐車目標位置とに基づいて、推奨軌道Fを算出してもよい。これによれば、図15に示されるように推奨軌道Fは、駐車目標枠Dと自車画像Bとの間の軌道として、俯瞰画像Aに重畳される。なお、この変形例9の場合、ステップS107,S108又はステップS307,S308を省略することができる。
変形例10では、駐車制御処理のステップS206〜S208を省略することで、自車画像Bが推奨軌道Fから外れることによる反力の発生を実施しなくてもよい。なお、この変形例10の場合、抗力部33を設けない構成を、操作部材30に採用することができる。
1 駐車支援装置、11 駐車支援ECU、2 自車両、30 操作部材、40 表示器、50 車両コントローラ、51 ステアリングコントローラ、52 アクセルコントローラ、53 ブレーキコントローラ、60 起動スイッチ、A 俯瞰画像、B 自車画像、C 予測軌道、D 駐車目標枠、E 駐車開始枠、F 推奨軌道、G 指示画像。

Claims (7)

  1. ユーザによる自車両(2)の駐車を支援する駐車支援装置(1)であって、
    前記自車両に設けられて画像を表示する表示器(40)と、
    前記表示器に重ねて設けられる操作部材(30)と、
    前記自車両及び前記自車両の周辺を上方から俯瞰的に見た俯瞰画像(A)を、前記画像として生成する俯瞰画像生成手段(11,S102,S302)と、
    駐車時における前記自車両の移動方向をユーザによる前記操作部材の操作方向に対応させて制御する駐車制御手段(50,51,S204)とを、備えることを特徴とする駐車支援装置。
  2. 前記俯瞰画像生成手段(11,S106,S109,S306,S309)は、前記自車両を駐車する駐車目標位置を表す駐車目標枠(D)と、前記駐車目標位置に向かう軌道として前記自車両に推奨される推奨軌道(F)とを、前記俯瞰画像に重畳させることを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
  3. 前記俯瞰画像生成手段(11,S314)は、前記自車両を前記推奨軌道に追従させるように前記操作方向を指示する指示画像(G)を、前記俯瞰画像に重畳させることを特徴とする請求項2に記載の駐車支援装置。
  4. 前記自車両が前記推奨軌道を外れた場合に、前記操作部材は、ユーザにより与えられる操作力に抗した反力を受けることを特徴とする請求項2又は3に記載の駐車支援装置。
  5. 前記駐車制御手段(50,S205)は、前記操作部材の変位量に応じて前記自車両の速度を制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の駐車支援装置。
  6. 前記操作部材は、前記俯瞰画像における前記自車両と前後方向が一致する車両形状を、模して形成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の駐車支援装置。
  7. 前記駐車制御手段による制御をユーザの操作に応じて開始する起動スイッチ(60)を、備え、
    前記起動スイッチは、前記操作部材に設けられることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の駐車支援装置。
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