JP2014154815A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半導体ウェハ11の一方面11A側に形成された導電層13の上層側に保護層14を形成する際に、それぞれのチップ部12における導電層13上の位置に、導電層13を部分的に覆う構成で保護層14によるサポートパターン16を形成し且つ保護層14の厚さ方向に貫通する構成で開口部15を形成する。その後、サポートパターン16によって接着シート20を支持する構成で半導体ウェハ11に接着シート20を接着してなる接着体17を形成し、接着シート20の外面20Bを支持部材40の支持面40Aによって受けつつ、支持部材40に支持された半導体ウェハ11に対して導電層13とは反対側の面11Bに研削加工を施す。
【選択図】図1
Description
製品チップとなるべきチップ部(12)を複数備えた半導体ウェハ(11)に対し、それぞれの前記チップ部(12)の一方面(11A)側に導電層(13)を形成する工程と、
前記半導体ウェハ(11)の前記一方面(11A)側に形成された前記導電層(13)の上層側に保護層(14)を形成し、前記保護層(14)を形成する際に、それぞれの前記チップ部(12)における前記導電層(13)上の位置に、前記導電層(13)を部分的に覆う構成で前記保護層(14)によるサポートパターン(16)を形成し且つ前記保護層(14)の厚さ方向に貫通する構成で開口部(15)を形成する工程と、
前記半導体ウェハ(11)の前記一方面(11A)側に形成された前記導電層(13)及び前記保護層(14)を覆う構成で接着シート(20)を配置し、複数の前記チップ部上にそれぞれ形成された前記サポートパターン(16)によって前記接着シート(20)を支持する構成で前記半導体ウェハ(11)に前記接着シート(20)を接着してなる接着体(17)を形成する工程と、
平坦な支持面(40A)が構成された支持部材(40)を用い、前記接着体(17)における前記接着シート(20)の外面(20B)を前記支持部材(40)の前記支持面(40A)によって受けつつ、前記支持部材(40)に支持された前記半導体ウェハ(11)に対して前記導電層(13)とは反対側の面(11B)に研削加工を施す工程と、
を含むことを特徴とする。
以下、本発明を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る製造方法は、例えば図1に示すような流れで半導体装置が製造される。製造対象となる半導体装置は、例えばDMOS等のMOSFET、IGBT、ダイオード等の半導体デバイスである。なお、図1では、主として、半導体ウェハ11上に導電層13及び保護層14を形成する工程と、その形成工程での形成物に接着シート20を接着する工程と、その接着工程で得られた接着体17において半導体ウェハ11の裏面(他方面11B)側を研磨する工程とを概念的に説明しており、これら工程以外の工程は、公知の工程を用いることができる。
上述した第1実施形態の方法では、各チップ部12に保護層14を形成する際に、導電層13全体に亘る開口を形成して導電層13全体を露出させるのではなく、導電層13上にサポートパターン16を形成し、このサポートパターン16により、接着シート20が保護層14に形成された段差内に入り込み過ぎないように支持している。このような方法によれば、接着シート20が接着された接着体17において接着シート20の外面20Bに幅の大きな凹部が生じにくく、支持部材40によって接着シート20を全体的に均一の圧力で支持しながらウェハ裏面を研削することができる。よって、加工後に得られるウェハの厚みが不均一になることを効果的に抑制することができ、素子の不均一動作に起因する電流集中による耐量の低下や、局所的な基板厚の偏りに起因する素子剛性低下によるウェハの割れ等をより確実に回避することができる。
図8のグラフは、各チップ部12を図3のような構成とせずに保護層14において領域AR内を全体的に開口状態とした場合(即ち、サポートパターン16を設けない場合)の半導体ウェハ11における厚さの分布(具体的には、領域AR内を全体的に開口状態とした場合の図2のA−A位置の厚さの分布)を示すものである。なお、図8の例では、縦軸を半導体ウェハ11の厚さ(図8ではSi厚と略称)を示し、横軸は図2のA−A位置における測定位置を示している。また、図8のグラフでは、図2のA−A位置の厚さの分布における厚さの中心値を0(中心値)とし、A−Aに沿った各位置の厚さについての中心値との差を縦軸としている。また、図8のグラフの横軸では、図2に示す半導体ウェハ11のA−A位置における中心位置を基準となる0mmの位置とし、この位置からA−Aの線に沿った一方側(図2において左側)を負の距離とし、この位置からA−Aに沿った他方側(図2において右側)を正の距離としている。また、このグラフは、導電層13の表面と保護層14の表面との段差T(図4)が10μmである場合の結果である。
次に、第2実施形態に係る製造方法について説明する。
第2実施形態に係る製造方法では、第1実施形態に係る製造方法に加え、図13(C)のような接着シート20の切削工程を行っている。なお、接着シート20の切削工程以外は第1実施形態と同一であるため、詳細な説明は省略する。
更に第2実施形態の方法では、接着体17を形成する工程の後に、接着体17における接着シート20の厚さ方向の所定位置で接着シート20を切削し、接着体17に接着された接着シート20の外面20Bを平坦化する工程を行っているため、接着シート20の外面20Bをより平坦化した状態でウェハ裏面の研削加工を施すことができる。特に、シートの平坦化に際し、接着シート20を切断部材201によって切断する方法を用いているため、接着シート20の外面に研磨加工を施して平坦化する方法と比べてより高い平坦化効果が得られる。従って、半導体ウェハにおいて厚さのばらつきが一層低減されることになり、スイッチング耐量を一層高め、ウェハ割れ等をより一層抑制することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
12…チップ部
13…導電層
14…保護層
15…開口部
16…サポートパターン
17…接着体
20…接着シート
40…支持部材
Claims (5)
- 製品チップとなるべきチップ部(12)を複数備えた半導体ウェハ(11)に対し、それぞれの前記チップ部(12)の一方面(11A)側に導電層(13)を形成する工程と、
前記半導体ウェハ(11)の前記一方面(11A)側に形成された前記導電層(13)の上層側に保護層(14)を形成し、前記保護層(14)を形成する際に、それぞれの前記チップ部(12)における前記導電層(13)上の位置に、前記導電層(13)を部分的に覆う構成で前記保護層(14)によるサポートパターン(16)を形成し且つ前記保護層(14)の厚さ方向に貫通する構成で開口部(15)を形成する工程と、
前記半導体ウェハ(11)の前記一方面(11A)側に形成された前記導電層(13)及び前記保護層(14)を覆う構成で接着シート(20)を配置し、複数の前記チップ部上にそれぞれ形成された前記サポートパターン(16)によって前記接着シート(20)を支持する構成で前記半導体ウェハ(11)に前記接着シート(20)を接着してなる接着体(17)を形成する工程と、
平坦な支持面(40A)が構成された支持部材(40)を用い、前記接着体(17)における前記接着シート(20)の外面(20B)を前記支持部材(40)の前記支持面(40A)によって受けつつ、前記支持部材(40)に支持された前記半導体ウェハ(11)に対して前記導電層(13)とは反対側の面(11B)に研削加工を施す工程と、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記保護層(14)を形成する工程では、前記チップ部(12)における前記導電層(13)上の位置に、複数の前記開口部(15)を分散させて形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記保護層(14)を形成する工程では、前記開口部(15)の幅を2mm以下とする構成で前記保護層(14)を形成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記接着体(17)を形成する工程の後に、前記接着体(17)における前記接着シート(20)の厚さ方向の所定位置で前記接着シート(20)を切削し、前記接着体(17)に接着された前記接着シート(20)の外面(20B)を平坦化する工程を行い、
前記半導体ウェハ(11)を研削する工程では、前記接着シート(20)の外面(20B)を平坦化する工程を行った後の当該外面(20B)を前記支持部材(40)の前記支持面(40A)によって受けつつ、前記支持部材(40)に支持された前記半導体ウェハ(11)に対して前記導電層(13)とは反対側の面(11B)に研削加工を施すことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。 - 製品チップとなるべきチップ部(12)を複数備えた半導体ウェハ(11)に対し、それぞれの前記チップ部(12)の一方面(11A)側に導電層(13)を形成する工程と、
前記半導体ウェハの前記一方面側に形成された前記導電層(13)の上層側に保護層(14)を形成し、それぞれの前記チップ部において前記保護層(14)の厚さ方向に貫通する構成で開口部(15)を形成する工程と、
前記半導体ウェハ(11)の前記一方面(11A)側に形成された前記導電層(13)及び前記保護層(14)を覆う構成で接着シート(20)を配置し、前記半導体ウェハ(11)に前記接着シート(20)を接着してなる接着体(17)を形成する工程と、
前記接着体(17)における前記接着シート(20)の厚さ方向の所定位置で前記接着シート(20)を切削し、前記接着体(17)に接着された前記接着シート(20)の外面(20B)を平坦化する工程と、
平坦な支持面(40A)が構成された支持部材(40)を用い、前記接着シート(20)の外面(20B)を平坦化する工程を行った後の当該外面(20B)を前記支持部材(40)の前記支持面(40A)によって受けつつ、前記支持部材(40)に支持された前記半導体ウェハ(11)に対して前記導電層(13)とは反対側の面(11B)に研削加工を施す工程と、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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JP2013025504A JP2014154815A (ja) | 2013-02-13 | 2013-02-13 | 半導体装置の製造方法 |
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JP2013025504A Pending JP2014154815A (ja) | 2013-02-13 | 2013-02-13 | 半導体装置の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP4064352A2 (en) | 2021-03-25 | 2022-09-28 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Method for manufacturing semiconductor device |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005317570A (ja) * | 2004-04-26 | 2005-11-10 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | 半導体素子の製造方法 |
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2013
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