JP2014152817A - 車両用クラッチ機構のスレーブシリンダ用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】クラッチを繋ぐ際に、作動液を良好に流すことができ、クラッチを良好に作動させることができるスレーブシリンダ用コネクタを提供する。
【解決手段】スレーブシリンダ側コネクタ30は、配管3を接続する雌ねじ部31bと、スレーブシリンダ20に接続するスレーブシリンダ接続部31cとを有するボディ部材31の内部に、雌ねじ部31bと液圧室22とに連通するバルブ室31aを備える。バルブ室31aに、配管3とバルブ室31aとに連通する連通孔34dを備えた弁座部材34と、マスタシリンダ側の液圧室12からスレーブシリンダ側の液圧室22へ作動液を供給する際には開、スレーブシリンダ側の液圧室22からマスタシリンダ側の液圧室12へ作動液を供給する際には閉となる弁体36と、弁体36を閉方向に付勢するスプリング37とを設け、弁座部材34に、弁体36が着座した際に、作動液を連通孔34dに導入する溝34fを形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用クラッチ機構に用いられるスレーブシリンダ用コネクタに係り、詳しくは、クラッチ操作子の操作により作動液を昇圧させるマスタシリンダの液圧室と、昇圧した作動液が供給されることによりクラッチを作動させるスレーブシリンダの液圧室とを接続する配管のスレーブシリンダ側に用いられるコネクタに関する。
車両用クラッチ機構では、クラッチを切る際には、クラッチ操作子を操作することにより、マスタシリンダの液圧室で昇圧された作動液が配管を通って、スレーブシリンダの液圧室に供給され、クラッチ作動子を作動させている。一方、クラッチを繋ぐ際には、クラッチを切った状態からクラッチ操作子を初期状態に戻すことにより、作動液がクラッチ側の液圧室からマスタシリンダ側の液圧室に戻され、クラッチが繋がれるが、この時、作動液がクラッチ側の液圧室からマスタシリンダ側の液圧室に勢いよく流通すると、クラッチが急激に繋がる虞があった。
このため、マスタシリンダ側の液圧室とクラッチ側の液圧室とを接続する配管途中に、オリフィス(絞り部)を備えた流量制限装置を備え、作動液の流量を調整し、クラッチを繋ぐ際には、クラッチ側の液圧室からマスタシリンダ側の液圧室に作動液をゆっくり戻すようにしたものがあった。この流量制限装置として、作動液の液通孔と別にオリフィスを設け、クラッチ操作子を操作すると、マスタシリンダからの作動液が、液通孔とオリフィスとを通ってスレーブシリンダ側に流れ、クラッチ操作子を初期状態に戻すと、弁体が液通孔を閉塞し、作動液がオリフィスのみを通ってマスタシリンダ側に流れるようにしたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。また、スレーブシリンダ内に、オリフィスを備えた流量制限部を備えたものもあった(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−326017号公報 特開2011−38547号公報
しかし、上述の特許文献1の流量制限装置では、液通孔とオリフィスとが個別のものとしてそれぞれ形成されていることから、クラッチ操作子を操作すると、作動液は液通孔とオリフィスとに分散して流れるようになり、作動液の良好な流れを阻害する虞があった。また、スレーブシリンダ内に流量制限部を設けたものでは、流量制限部が必要ない場合には、他のスレーブシリンダを用いなければならず、複数種類のスレーブシリンダを製作しなければならなかった。
そこで本発明は、クラッチを繋ぐ際に、作動液を良好に流すことができ、エンジンやクラッチを良好に作動させることができると共に、1つのスレーブシリンダで、流量の制限が必要な場合と必要ない場合とに適用させることができるスレーブシリンダ用コネクタを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の車両用クラッチ機構のスレーブシリンダ用コネクタは、クラッチ操作子の操作により作動液を昇圧させるマスタシリンダの液圧室と、昇圧した作動液が供給されることによりクラッチを作動させるスレーブシリンダの液圧室とを配管で接続する車両用クラッチ機構に用いられ、前記配管を前記スレーブシリンダに接続するスレーブシリンダ用コネクタにおいて、該スレーブシリンダ用コネクタは、前記配管の一端を接続する配管接続部と、前記スレーブシリンダに接続するスレーブシリンダ接続部とを有するボディ部材の内部に、弁座部材を設け、該弁座部材よりもスレーブシリンダ接続部側に、弁体を備えたバルブ室を形成し、前記弁座部材は、前記配管と前記バルブ室とを連通させる連通孔を備え、前記マスタシリンダ側の液圧室から前記スレーブシリンダ側の液圧室へ作動液が流れる際には、前記弁体が前記弁座部材から離れて前記連通孔を開放し、前記スレーブシリンダ側の液圧室から前記マスタシリンダ側の液圧室へ作動液が供給される際には前記弁体が前記弁座部材に着座して前記連通孔の開口部を閉塞すると共に、前記弁座部材は、前記弁体が着座した際に、開弁時の流量よりも少ない流量で、作動液を前記連通孔に流入させる絞り部が前記開口部と一体に形成されていることを特徴としている。
また、前記絞り部は、前記弁体が着座する前記弁座部材の座面に形成され、前記連通孔に連通する複数の溝で形成されると好ましい。さらに、前記弁体と該弁体を閉弁方向に付勢する弾性部材とを、周壁に液通路となる複数のスリットを備えた円筒状のケース部材に収容すると好適である。
本発明の車両用クラッチ機構のスレーブシリンダ用コネクタによれば、クラッチ操作子を操作した際には、マスタシリンダ側の液圧室で昇圧された作動液が、配管を通ってスレーブシリンダ用コネクタに流入する。スレーブシリンダ用コネクタに流入された作動液は、配管を通って弁座部材に形成された連通孔に流入され、バルブ室の弁体が弁座部材から離れて、バルブ室を介してスレーブシリンダ側の液圧室に供給され、スレーブシリンダを作動させてクラッチを切る。このとき、連通孔の開口部と絞り部とが一体に形成されているので、従来のように作動液が開口部と絞り部とに分散して流れることがなく、作動液の良好な流れを確保することができる。
一方、クラッチを切った状態からクラッチを繋ぐ際には、クラッチ操作子を初期状態に戻すことにより、スレーブシリンダ側の液圧室から作動液がスレーブシリンダ用コネクタを介して、配管を通ってマスタシリンダ側の液圧室へ流入する。この時、弁体が弁座部材に着座することから連通孔の開口部は閉塞されるが、作動液は絞り部を通って液通孔に流入し、配管からマスタシリンダ側の液圧室に導入される。これにより、作動液をスレーブシリンダ側の液圧室からマスタシリンダ側の液圧室にゆっくりと戻すことができるようになり、クラッチを良好に作動させることができる。また、スレーブシリンダ用コネクタを、バルブ室を備えていない従来のコネクタに付け替えることにより、1つのスレーブシリンダで、流量制限機能を備えたスレーブシリンダと、流量制限機能を備えていないスレーブシリンダとに仕様を切り換えることができる。
また、絞り部は、弁体が着座する弁座部材の座面に形成され、連通孔に連通する複数の溝で形成されることにより、絞り部を簡単に形成することができると共に、絞り量を設定しやすく、さらに異物が詰まりにくい。
また、弁体と弾性部材とを円筒状のケース部材に収容したことにより、弁体を安定した状態で作動させることができ、さらに、ケース部材の周壁に液通路となる複数のスリットを設けたことにより、作動液の良好な流れを確保することができる。
本発明の一形態例を示すスレーブシリンダ用コネクタの断面図である。 同じくスレーブシリンダ用コネクタの断面図である。 同じくスレーブシリンダ用コネクタの分解斜視図である。 同じく車両用クラッチ機構の説明図である。
図1乃至図4は、本発明の一形態例を示すもので、本形態例の車両用クラッチ機構1は、図4に示されるように、リザーバ2と、マスタシリンダ10と、スレーブシリンダ20と、マスタシリンダ10とスレーブシリンダ20とを繋ぐ配管3と、マスタシリンダ10とリザーバ2とを繋ぐホース4とを備えている。
マスタシリンダ10とスレーブシリンダ20とは、液圧シリンダとしての基本的な構成を共通としており、ハウジングとなるシリンダボディ10a,20aと、該シリンダボディ10a,20aに形成された有底のシリンダ孔10b,20bと、該シリンダ孔10b,20bに液密且つ移動可能に内挿されるマスタシリンダ側ピストン11及びスレーブシリンダ側ピストン21と、マスタシリンダ10のシリンダ孔10bの底部に画成されるマスタシリンダ側の液圧室12と、スレーブシリンダ20のシリンダ孔20bの底部に画成されるスレーブシリンダ側の液圧室22とをそれぞれ備えている。マスタシリンダ側の液圧室12に連通する配管接続孔13には、マスタシリンダ側コネクタ14が、スレーブシリンダ側の液圧室22に連通する配管接続孔23には、スレーブシリンダ側コネクタ30がそれぞれ挿入され、マスタシリンダ側コネクタ14とスレーブシリンダ側コネクタ30に、先端がフレア加工された前記配管3の端部がフレアナット3a,3bによってそれぞれ連結されることにより、マスタシリンダ側の液圧室12とスレーブシリンダ側の液圧室22とが配管3を介して連通した状態となる。
また、マスタシリンダ10のシリンダ孔10bの開口側にはマスタシリンダ側のピストンロッド15が、スレーブシリンダ20のシリンダ孔20bの開口側にはスレーブシリンダ側のピストンロッド24がそれぞれ内挿されており、スレーブシリンダ20のピストンロッド24は、保護ブーツ25により覆われている。さらに、マスタシリンダ10には液圧室12に連通するホース接続孔16に、ホース4の先端に装着されたリザーバ連結用コネクタ17が連結され、これによって液圧室12とリザーバ2とがリリーフポート10cとサプライポート10dとを介して連通した状態となる。また、マスタシリンダ10のピストンロッド15の外端にはクラッチペダル等のクラッチ操作子18が当接し、スレーブシリンダ20のピストンロッド24の外端にはクラッチを作動させるレリーズフォーク26の先端が当接している。
スレーブシリンダ側コネクタ30は、図1乃至図3に示されるように、円筒状のボディ部材31の内部に、バルブ室31aを備えたもので、ボディ部材31は、配管3を接続する雌ねじ部31b(本発明の配管接続部)と、配管接続孔23に接続されるスレーブシリンダ接続部31cとを両端に備えている。
スレーブシリンダ接続部31cは、先端部となる小径円筒部31dと、該小径円筒部31dに連続する中径円筒部31eと、小径円筒部31dと中径円筒部31eの内部に形成され、バルブ室31aと液圧室22とに連通する液通部31fとを備え、中径円筒部31eの外周には、抜止部材32を装着する抜止部材装着部31gが形成されると共に、小径円筒部31dと中径円筒部31eとの間の段部には、シール部材33が嵌着される。
ボディ部材31は、中径円筒部31eに連続して大径円筒部31hと六角部31iとを順に備え、基端部となる六角部31iには、開口側に前記雌ねじ部31bを備えた大径孔31jが形成される。大径円筒部31hの内部には、大径孔31jに連続して中径孔31kが形成され、大径孔31jと中径孔31kとに亘って弁座部材34を装着することによって、弁座部材34の液通部31f側に前記バルブ室31aが形成される。
バルブ室31aには、ケース部材35と、該ケース部材35に収容された弁体36及びスプリング37とが設けられている。弁座部材34は、大径孔31j側に収容される大径部34aと中径孔31k側に収容される小径部34bとを備え、大径部34aの基端側は、配管3のフレア加工部3cに沿う円錐状に形成され、大径部34aと小径部34bとの間の段部34cは、大径孔31jと中径孔31kとの間の段部31mに沿った形状に形成される。また、弁座部材34の内部には、配管3とバルブ室31aとに連通する連通孔34dが形成されている。さらに、小径部34bの先端側は、先端に向けて漸次小径となる円錐状に形成され、先端面が、弁体36が着座する座面34eとなり、座面34eの中央部に、連通孔34dが開口すると共に、座面34eには、連通孔34dに連通する4本の溝34f(本発明の絞り部)が放射状に形成されている。
バルブ室31aの液通部31f側には、前記ケース部材35が配設され、ケース部材35の内部に弁体36とスプリング37とが収容されている。ケース部材35は、バルブ室31aの内径よりも小さな外径と、座面34eの外径と略同一の内径とを備えた円筒状に形成され、液通部31f側には、大径孔31b側に向けて漸次小径となる円錐台状のストッパ部35aが突設され、該ストッパ部35aによって弁体36の移動が規制されると共に、ストッパ部35aの外側に、弁体36を弁座方向に付勢する前記スプリング37が配置されている。また、ケース部材35の周壁には、液通路となる複数のスリット35bが形成されている。さらに、液通部31f側端部には、複数の突起35cが設けられ、該突起35cによって、バルブ室31aの液通部31f側端面とケース部材35との間に隙間が形成され、該隙間を介して、作動液が液通部31fとバルブ室31a間を流通する。
弁体36は、ケース部材35の内径よりも僅かに小さな直径を備えた球状に形成され、マスタシリンダ側の液圧室12からスレーブシリンダ側の液圧室22へ作動液が供給される際には、弁座部材34の座面34eから離座して連通孔34dを開放し、液圧室22から液圧室12へ作動液が供給される際には座面34eに着座して連通孔34dの開口部34gを閉塞する。ただし、弁体36が弁座部材34に着座しても、連通孔34dは4本の溝34fを介してバルブ室31aに連通する。
このように形成された、スレーブシリンダ側コネクタ30は、スレーブシリンダ接続部31cがシール部材33を介して配管接続孔23内に挿入され、抜止部材装着部31gに抜止部材32を装着することにより、配管接続孔23に液密に装着され、六角部31iに形成された雌ねじ部31bに、配管3に装着されたフレアナット3bを螺着することにより、配管3が接続される。これにより、マスタシリンダ側の液圧室12とスレーブシリンダ側の液圧室22とが配管3を介して連結される。
なお、マスタシリンダ側コネクタ14とリザーバ連結用コネクタ17とは、バルブ室を備えていない周知のコネクタが用いられ、その詳細な説明は省略する。
上述のように形成された車両用クラッチ機構1では、図4に示されるように、クラッチを切る際に、クラッチ操作子18が操作されると、ピストンロッド15がマスタシリンダ側ピストン11をシリンダ孔底部側に押し込む。このとき、マスタシリンダ側ピストン11がリリーフポート10cを通過すると、リザーバ2と液圧室12との連通が遮断され、液圧室12の作動液が昇圧される。昇圧された作動液は、マスタシリンダ側コネクタ14及び配管3を介して、図1に示されるように、スレーブシリンダ側コネクタ30の弁座部材34に形成された連通孔34dに流入する。作動液が連通孔34dに流れ込むことにより、弁体36がスプリング37の弾発力に抗して座面34eから離れ、作動液がバルブ室31a内及びケース部材35内に流れ込む。このとき、連通孔34dの開口部34gと各溝34fとが一体に形成されていることから、作動液の良好な流れを確保することができる。ケース部材35内に流れ込んだ作動液は、スリット35bを介してバルブ室31aに流れ込み、バルブ室31aから液通部31fに流入した作動液は、液圧室22に供給される。これにより、スレーブシリンダ側ピストン21がシリンダ孔開口側に押し込まれ、ピストンロッド24がレリーズフォーク26を押動して、クラッチを切る。
一方、クラッチを切った状態からクラッチを繋ぐ際には、クラッチ操作子18を初期状態に戻すことにより、ピストンロッド24が初期位置に復帰すると共に、作動液がスレーブシリンダ側の液圧室22からスレーブシリンダ側コネクタ30を介して、配管3を通ってマスタシリンダ側の液圧室12へ流入する。このとき、図2に示されるように、スレーブシリンダ側コネクタ30は、液通部31fを介してバルブ室31aに流れ込む作動液の液圧とスプリング37の弾発力により、弁体36が座面34eに着座し、連通孔34dの開口部34gが閉塞されるが、作動液は4本の溝34fを通って、開弁時の流量よりも少ない流量で連通孔34dに導入され、配管3から液圧室12に導入される。これにより、作動液が、スレーブシリンダ側の液圧室22から、配管3を介して、マスタシリンダ側の液圧室12にゆっくりと戻され、クラッチが急激に繋がることがないので、エンジンやクラッチを良好に作動させることができる。
さらに、弁座部材34に形成される溝34fは、座面34eに形成される溝であることから、簡単に形成することができ、コストの低減化を図ることができると共に、流量の調整も容易であり、また、異物が詰まり難い。さらに、球状の弁体36とスプリング37とを、円筒状のケース部材35に収容したことにより、弁体36を安定した状態で作動させることができると共に、ケース部材35の周壁に液通路となる複数のスリット35bを設けたことにより、作動液の良好な流れを確保することができる。また、スレーブシリンダ用コネクタを、バルブ室を備えていない従来のコネクタに付け替えることにより、1つのスレーブシリンダで、流量制限機能を備えたスレーブシリンダと、流量制限機能を備えていないスレーブシリンダとに仕様を切り換えることができ、コストの削減を図ることができる。
尚、本発明は上述の形態例に限るものではなく、溝の数は任意である。また、弁体とスプリングとをケース部材に収容していなものでも差し支えなく、弁体の形状も任意である。さらに、マスタシリンダやスレーブシリンダの構造は任意であり、上述の形態例に限るものではない。
1…車両用クラッチ機構、2…リザーバ、3…配管、3a,3b…フレアナット、3c…フレア加工部、4…ホース、10…マスタシリンダ、10a…シリンダボディ、10b…シリンダ孔、10c…リリーフポート、10d…サプライポート、11…マスタシリンダ側ピストン、12…液圧室、13…配管接続孔、14…マスタシリンダ側コネクタ、15…ピストンロッド、16…ホース接続孔、17…リザーバ連結用コネクタ、18…クラッチ操作子、20…スレーブシリンダ、20a…シリンダボディ、20b…シリンダ孔、21…スレーブシリンダ側ピストン、22…液圧室、23…配管接続孔、24…ピストンロッド、25…保護ブーツ、26…レリーズフォーク、30…スレーブシリンダ側コネクタ、31…ボディ部材、31a…バルブ室、31b…雌ねじ部、31c…スレーブシリンダ接続部、31d…小径円筒部、31e…中径円筒部、31f…液通部、31g…抜止部材装着部、31h…大径円筒部、31i…六角部、31j…大径孔、31k…中径孔、31m…段部、32…抜止部材、33…シール部材、34…弁座部材、34a…大径部、34b…小径部、34c…段部、34d…連通孔、34e…座面、34f…溝、34g…開口部、35…ケース部材、35a…ストッパ部、35b…スリット、35c…突起、36…弁体、37…スプリング

Claims (3)

  1. クラッチ操作子の操作により作動液を昇圧させるマスタシリンダの液圧室と、昇圧した作動液が供給されることによりクラッチを作動させるスレーブシリンダの液圧室とを配管で接続する車両用クラッチ機構に用いられ、前記配管を前記スレーブシリンダに接続するスレーブシリンダ用コネクタにおいて、該スレーブシリンダ用コネクタは、前記配管の一端を接続する配管接続部と、前記スレーブシリンダに接続するスレーブシリンダ接続部とを有するボディ部材の内部に、弁座部材を設け、該弁座部材よりもスレーブシリンダ接続部側に、弁体を備えたバルブ室を形成し、前記弁座部材は、前記配管と前記バルブ室とを連通させる連通孔を備え、前記マスタシリンダ側の液圧室から前記スレーブシリンダ側の液圧室へ作動液が流れる際には、前記弁体が前記弁座部材から離れて前記連通孔を開放し、前記スレーブシリンダ側の液圧室から前記マスタシリンダ側の液圧室へ作動液が供給される際には前記弁体が前記弁座部材に着座して前記連通孔の開口部を閉塞すると共に、前記弁座部材は、前記弁体が着座した際に、開弁時の流量よりも少ない流量で、作動液を前記連通孔に流入させる絞り部が前記開口部と一体に形成されていることを特徴とする車両用クラッチ機構のスレーブシリンダ用コネクタ。
  2. 前記絞り部は、前記弁体が着座する前記弁座部材の座面に形成され、前記連通孔に連通する複数の溝で形成されることを特徴とする請求項1記載の車両用クラッチ機構のスレーブシリンダ用コネクタ。
  3. 前記弁体と該弁体を閉弁方向に付勢する弾性部材とを、周壁に液通路となる複数のスリットを備えた円筒状のケース部材に収容したことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用クラッチ機構のスレーブシリンダ用コネクタ。
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