JP3159840U - 車両用液圧マスタシリンダ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、シリンダ孔内に差し込んだプッシュロットを確実に抜け止めする。【解決手段】プッシュロッド10は、ブレーキペダル16に連結される軸部10bの先端に、軸部10bよりも大径に形成され、ピストン5の基端部に当接する大径頭部10aを一体に備える。シリンダボディ2の大径孔4の内周に雌ねじ部4aを形成する。抜止部材11は、雌ねじ部4aに螺合する雄ねじ部11aを外周面に備えた円筒部11bと、該円筒部11bのシリンダ孔開口側端部に設けられると共に、中心部にプッシュロッド10の軸部11bより大径で、且つ、大径頭部11aよりも小径の挿通孔11cを有する抜止板11dとを一体に備える。挿通孔11cにプッシュロッド10の軸部10bを挿通し、抜止板11dのシリンダ孔側にプッシュロッド10の大径頭部10aを配置させた状態で、抜止部材11を雄ねじ部11aを大径孔4の雌ねじ部4aに螺着する。【選択図】図1

Description

本考案は、走行車両のブレーキやクラッチを液圧作動する液圧マスタシリンダに係り、詳しくは、シリンダ孔内に収容されるピストンを押動させるプッシュロッドの抜け止め構造に関する。
従来、自動二輪車等のブレーキに用いられる液圧マスタシリンダは、シリンダボディに有底のシリンダ孔を開口して形成し、該シリンダ孔内にプッシュロッドの押動によってシリンダ孔内を移動するピストンが内挿されている。プッシュロッドは、シリンダ孔の開口部に差し込んだ球状頭部を止め輪とサークリップとで抜け止めされると共に、前記球状頭部をピストンのシリンダ孔開口側端面に形成された球状の連結凹部に収容して、リターンスプリングによってシリンダ孔の開口部方向に付勢されるピストンの後退限を規制したものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−271832号公報
しかし、上述の液圧マスタシリンダでは、プッシュロッドを止め輪とサークリップとで抜け止めしているが、プッシュロッドの抜け方向に過大な力が発生すると、サークリップではこの力に耐えきれず、プッシュロッドがシリンダ孔から抜ける虞があった。
そこで本考案は、簡単な構造で、シリンダ孔内に差し込んだプッシュロットを確実に抜け止めすることができる車両用液圧マスタシリンダを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため本考案は、シリンダボディに、有底のシリンダ孔と、該シリンダ孔の開口部に連続して形成される大径孔とを備え、前記シリンダ孔にピストンを内挿し、該ピストンの先端部と前記シリンダ孔の底壁との間に液圧室を画成し、該液圧室に前記ピストンを前記大径孔方向へ付勢するリターンスプリングを縮設し、前記ピストンの基端部に、ブレーキ作動子の操作にて前記ピストンをシリンダ孔の底壁側に押圧するプッシュロッドを当接さると共に、該プッシュロッドを前記大径孔に設けられた抜止め手段によって抜止めする車両用液圧マスタシリンダにおいて、前記プッシュロッドは、前記ブレーキ作動子に連結される軸部の先端に、該軸部よりも大径に形成され、前記ピストンの基端部に当接する大径頭部を一体に備え、前記抜止め手段は、前記大径孔の内周に形成される雌ねじ部と、該雌ねじ部に螺合する抜止部材とで構成され、該抜止部材は、前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を外周面に備えた円筒部と、該円筒部のシリンダ孔開口側端部に設けられると共に、中心部に前記プッシュロッドの前記軸部より大径で、且つ、前記大径頭部よりも小径の挿通孔を有する抜止板とを備え、前記挿通孔に前記プッシュロッドの軸部を挿通し、前記抜止板のシリンダ孔側に前記プッシュロッドの大径頭部を配置させた状態で、前記抜止部材の前記雄ねじ部を前記大径孔の前記雌ねじ部に螺着することを特徴としている。
本考案は、上述のように形成されていることにより、プッシュロッドの抜け方向に過大な力が発生することがあっても、抜止部材がシリンダボディの大径孔内周に形成された雌ねじ部に螺合されていることから、プッシュロッドが抜けることがない。また、プッシュロッドを抜止部材の挿通孔に挿通させた状態で抜止部材を雌ねじ部に螺合するだけで、プッシュロッドをシリンダ本体に組み付けることができるので、組み付け性の向上を図ることができる。
本考案の第1形態例を示す液圧マスタシリンダの断面図である。 同じく液圧マスタシリンダの要部拡大断面図である。
図1及び図2は、本考案を自動二,三輪車等のバーハンドル車用の後輪ブレーキに適用した一形態例を示すものである。後輪用の液圧マスタシリンダ1は、縦長のシリンダボディ2内の上下にシリンダ孔3と、該シリンダ孔3よりも大径の大径孔4とが連接され、上部側のシリンダ孔3に、ピストン5がシール部材6,7を介して移動可能に内挿されている。シリンダ孔3の底壁とピストン5の先端部との間には液圧室8が画成されると共に、該液圧室8にはコイル状のリターンスプリング9が縮設され、非作動時のピストン5は、リターンスプリング9の弾発力によって大径孔4方向へ付勢されている。ピストン5の基端部には、ピストン5をシリンダ孔底部側に押圧するプッシュロッド10が設けられ、シリンダボディ2の大径孔4には、プッシュロッド10の抜け止めを図る抜止部材11が設けられている。
シリンダ孔3には、液圧室8に連通する出力ポート12及びリリーフポート13と、補給液室14に連通するサプライポート15とがそれぞれ設けられ、出力ポート12は、ブレーキホースを介して後輪ブレーキ(いずれも図示せず)に、リリーフポート13とサプライポート15とは、リザーバ(図示せず)にそれぞれ接続されている。また、シリンダ孔3に連続する前記大径孔4の内周面には雌ねじ部4aが形成されている。
ピストン5は、基端部の近傍と、先端部とに前記シール部材6,7がそれぞれ取り付けられ、基端部には、中心軸上にプッシュロッド10の大径頭部10aを収容する半球状凹部5aが形成されている。
プッシュロッド10は、ブレーキ操作子となるブレーキペダル16の後端に枢支されたヨーク17に連結される軸部10bと、該軸部10bの先端に形成され、該軸部10bよりも大径で、前記ピストン5の半球状凹部5aに収容される前記大径頭部10aとを一体に備え、該大径頭部10aの先端外面は、半球状に形成されている。また、軸部10bの基端側には、ブーツ18を嵌着する嵌着溝19a備えた取付部材19が取り付けられている。ブーツ18は、前記嵌着溝19aに嵌着するプッシュロッド側装着部18aと、抜止部材11の内周面上端部に装着する抜止部材側装着部18bとを備えている。
抜止部材11は、前記雌ねじ部4aに螺合する雄ねじ部11aを外周面に備えた円筒部11bと、該円筒部11bのシリンダ孔開口側端部に設けられると共に、中心部にプッシュロッド10の軸部10bより大径で、且つ、大径頭部10aよりも小径の挿通孔11cを有する抜止板11dとを一体に備えている。また、抜止板11dの挿通孔周囲の外面には、前記プッシュロッド10の大径頭部10aよりも大径に形成される凹部11eが形成され、凹部11eの底面は緩やかな球面状に形成されている。
この抜止部材11は、挿通孔11cのシリンダ孔3側からプッシュロッド10の軸部10bを挿通し、抜止板11dのシリンダ孔側にプッシュロッド10の大径頭部10aを配置させた状態で、雄ねじ部11aを大径孔4の雌ねじ部4aに螺着し、該雌ねじ部4aと前記抜止部材11とで、プッシュロッド10の抜止め手段が構成される。さらに、このように抜止部材11にてシリンダボディ2の大径孔4に固定されたプッシュロッド10に、前記ヨーク17が組み付けられる。
この液圧マスタシリンダ1は、ブレーキペダル16を操作しない非作動時には、プッシュロッド10の大径頭部10aが抜止部材11の凹部11eに当接することでプッシュロッド10の後退限が規制され、ピストン5の後退限は、半球状凹部5aと大径頭部10aとの当接によって規制されている。ブレーキペダル16を操作すると、プッシュロッド10が上昇し、上部側のシール部材6がリリーフポート13を閉鎖した後は、液圧室8の作動液が徐々に昇圧され、昇圧された作動液は、出力ポート12からブレーキホースを通して後輪ブレーキへ送られ、該後輪ブレーキを作動させる。また、ブレーキペダル16の操作を解除するとリターンスプリング9の弾発力でピストン5が初期位置まで後退する。
本形態例は上述のように形成されていることから、プッシュロッド10の抜け方向に過大な力が発生することがあっても、抜止部材11がシリンダボディの大径孔4に形成された雌ねじ部4aに螺合されて、締結力にて固定されているので、プッシュロッド10が抜けることがない。また、プッシュロッド10を抜止部材11の挿通孔11cに挿通させた状態で抜止部材11を雌ねじ部に螺合するだけで、プッシュロッド10をシリンダボディ2に組み付けることができるので、組み付け性の向上を図ることができる。
尚、本考案は上述の形態例のように縦型の液圧マスタシリンダに限らず、横型の液圧マスタシリンダにも適用でき、ブレーキ作動子がブレーキレバーであっても良い。さらに、四輪車用の液圧マスタシリンダや、クラッチ用の液圧マスタシリンダにも適用することができる。
1…液圧マスタシリンダ、2…シリンダボディ、3…シリンダ孔、4…大径孔、4a…雌ねじ部、5…ピストン、5a…半球状凹部、6,7…シール部材、8…液圧室、9…リターンスプリング、10…プッシュロッド、10a…大径頭部、10b…軸部、11…抜止部材、11a…雄ねじ部、11b…円筒部、11c…挿通孔、11d…抜止板、11e…凹部、12…出力ポート、13…リリーフポート、14…補給液室、15…サプライポート、16…ブレーキペダル、17…ヨーク、18…ブーツ、18a…プッシュロッド側装着部、18b…抜止部材側装着部、19…取付部材、19a…嵌着溝

Claims (1)

  1. シリンダボディに、有底のシリンダ孔と、該シリンダ孔の開口部に連続して形成される大径孔とを備え、前記シリンダ孔にピストンを内挿し、該ピストンの先端部と前記シリンダ孔の底壁との間に液圧室を画成し、該液圧室に前記ピストンを前記大径孔方向へ付勢するリターンスプリングを縮設し、前記ピストンの基端部に、ブレーキ作動子の操作にて前記ピストンをシリンダ孔の底壁側に押圧するプッシュロッドを当接さると共に、該プッシュロッドを前記大径孔に設けられた抜止め手段によって抜止めする車両用液圧マスタシリンダにおいて、前記プッシュロッドは、前記ブレーキ作動子に連結される軸部の先端に、該軸部よりも大径に形成され、前記ピストンの基端部に当接する大径頭部を一体に備え、前記抜止め手段は、前記大径孔の内周に形成される雌ねじ部と、該雌ねじ部に螺合する抜止部材とで構成され、該抜止部材は、前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を外周面に備えた円筒部と、該円筒部のシリンダ孔開口側端部に設けられると共に、中心部に前記プッシュロッドの前記軸部より大径で、且つ、前記大径頭部よりも小径の挿通孔を有する抜止板とを備え、前記挿通孔に前記プッシュロッドの軸部を挿通し、前記抜止板のシリンダ孔側に前記プッシュロッドの大径頭部を配置させた状態で、前記抜止部材の前記雄ねじ部を前記大径孔の前記雌ねじ部に螺着することを特徴とする車両用液圧マスタシリンダ。
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