JP6329816B2 - 車両用液圧マスタシリンダ - Google Patents

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本発明は、自動二輪車等のバーハンドル車両のブレーキやクラッチを液圧作動する液圧マスタシリンダに関し、詳しくは、シリンダ孔の開口部と、該開口部から突出するプッシュロッドの軸部との間にブーツを設けた車両用液圧マスタシリンダに関する。
従来、液圧マスタシリンダは、縦長のシリンダボディに形成されたシリンダ孔内に、プッシュロッドの押動によってシリンダ孔内を移動するピストンが内挿されており、シリンダボディのシリンダ孔開口側と、シリンダ孔の開口部から突出するプッシュロッドの軸部との間には、シリンダ孔の内部に雨水や塵埃が侵入しないように、ブーツが取り付けられていた。このブーツは、通常、シリンダ孔の開口部からプッシュロッドの軸部までを覆う変形可能なカバー部と、該カバー部の一端に設けられ、シリンダボディのシリンダ孔開口側に装着されるシリンダボディ装着部と、カバー部の他端に設けられ、プッシュロッドの軸部に装着されるプッシュロッド装着部とを有し、プッシュロッド装着部にはU字状の折返し部が設けられていた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−306194号公報
しかし、上述の特許文献1のものでは、プッシュロッドがピストンを押動するのに伴って、プッシュロッド装着部がカバー部の内側に入り込み、これに伴って、カバー部のプッシュロッド装着部側が内側に折り返されることから、液圧マスタシリンダの車体への配置状態や、他の部品とのレイアウトの関係等の要因によって、プッシュロッドがシリンダ軸に対して傾いた状態で作動する場合、プッシュロッドの押動に伴って折り返されるカバー部の内面同士が接触したり、他物品と接触し易くなり、ブーツの耐久性が低下する虞があった。
そこで本発明は、ブーツの耐久性の向上を図ることができる車両用液圧マスタシリンダを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の車両用液圧マスタシリンダは、シリンダボディに形成されたシリンダ孔にピストンを内挿し、該ピストンのシリンダ孔開口側に、該ピストンを押動するプッシュロッドを移動可能に配置し、前記シリンダボディのシリンダ孔開口側と前記シリンダ孔の開口部から突出する前記プッシュロッドの軸部との間に、変形可能なブーツを取り付けた車両用液圧マスタシリンダにおいて、前記プッシュロッドは、該プッシュロッドの軸部が環状のシール部材を介して筒状のカラー部材に移動可能に取り付けられ、前記ブーツは、一端を前記シリンダボディのシリンダ孔開口側に、他端を前記カラー部材の外周面にそれぞれ取り付けられることを特徴としている。
さらに、前記シール部材は、前記プッシュロッドの軸部に形成されたシール溝に嵌着することができ、また、前記カラー部材の内周部に形成したシール溝に嵌着することもできる。
本発明の車両用液圧マスタシリンダによれば、シリンダ孔の開口部と、該開口部から突出するプッシュロッドの軸部との間を、シール部材を介して軸部に取り付けられたカラー部材とブーツとで覆ったことにより、シリンダ孔の開口部からシリンダ孔の内部に雨水や塵埃が侵入することを防止できる。さらに、液圧マスタシリンダの作動時に、プッシュロッドは、シール部材を介してカラー部材内を移動することから、ブーツの変形量が抑えられ、ブーツの内面同士が接触したり、ブーツの外面が他物品と接触することを抑制でき、ブーツの耐久性の向上を図ることができる。また、プッシュロッドがシリンダ軸に対して傾いた状態で作動することがあっても、プッシュロッドの軸部は、カラー部材に案内されながら作動することから、プッシュロッドを安定した状態で作動させることができる。
さらに、シール部材をプッシュロッドの軸部に形成したシール溝に嵌着することにより、プッシュロッドの軸部にシール部材を嵌着した後に、カラー部材を前記軸部に挿入すれば良いことから、組み付け性の向上を図ることができる。また、シール部材をカラー部材の内周部に形成したシール溝に嵌着することにより、既存のプッシュロッドを使用することができる。
本発明の第1形態例を示す液圧マスタシリンダの断面図である。 同じく液圧マスタシリンダの要部拡大断面図である。 本発明の第2形態例を示す液圧マスタシリンダの要部拡大断面図である。 本発明の第3形態例を示す液圧マスタシリンダの要部拡大断面図である。
図1及び図2は、本発明を自動二,三輪車等のバーハンドル車両の後輪ブレーキ用液圧マスタシリンダに適用した第1形態例を示すものである。後輪用の液圧マスタシリンダ1は、縦長のシリンダボディ2内の上下にシリンダ孔2aと、該シリンダ孔2aよりも大径の大径孔2bとが連設され、上部側のシリンダ孔2aに、ピストン3がカップシール4a,4bを介して移動可能に内挿されている。シリンダ孔2aの底壁とピストン3の先端部との間には液圧室5が画成され、液圧室5の上部には、該液圧室5に連通するユニオン孔6が設けられている。液圧室5にはコイル状のリターンスプリング7が縮設され、非作動時にピストン3は、リターンスプリング7の弾発力によって大径孔2b方向へ付勢され、その後退限が、大径孔2bのシリンダ孔開口側に設けられたサークリップ8と抜止め部材9とによって抜け止めされたプッシュロッド10の大径頭部10aとの当接によって規制されている。
シリンダ孔2aには、リリーフポート2cとサプライポート2dとがそれぞれ設けられ、該リリーフポート2cとサプライポート2dとは、リザーバ(図示せず)にそれぞれ接続されている。また、ピストン3は、基端部の中心軸上に、プッシュロッド10の大径頭部10aを収容する半球状凹部3aが形成されている。
プッシュロッド10は、ブレーキ操作子となるブレーキペダルの後端に枢支されたヨーク11に連結される軸部10bと、該軸部10bの先端に形成され、該軸部10bよりも大径で、前記ピストン3の半球状凹部3aに収容される前記大径頭部10aとを一体に備え、該大径頭部10aの先端外面は半球状に形成されている。軸部10bは、基端側にヨーク11を取り付ける雄ねじ部10cが形成され、非作動時に大径孔2bの開口部から突出する中央部には、2本のシール溝10d,10dが周方向に形成されている。該シール溝10d,10dには、環状のシール部材12がそれぞれ嵌着され、シール部材12,12を介して、軸部10bの外周側に筒状のカラー部材13が取り付けられている。カラー部材13は、上部外周面にブーツ装着溝13aが形成され、該ブーツ装着溝13aとサークリップ8の下面との間に、防塵用のブーツ14が取り付けられている。
ブーツ14は、サークリップ8の下面からカラー部材13の上部までを覆う変形可能なカバー部14aと、該カバー部14aの一端に設けられ、大径孔2bの内周面に嵌入され、サークリップ8の下面と大径孔2bの内周面とに密着するシリンダボディ装着部14bと、カバー部14aの他端に設けられ、カラー部材13のブーツ装着溝13aに嵌着されるカラー部材装着部14cとを有している。カバー部14aは、シリンダボディ装着部14b側に大径円筒部14dが形成され、カラー部材装着部14c側には、大径円筒部14dからカラー部材装着部14cに向けて漸次小径に形成される円錐部14eが形成されている。
上述のような液圧マスタシリンダ1では、シリンダ孔2aの開口部と、該開口部から突出するプッシュロッド10の軸部10bとの間が、シール部材12,12を介して軸部10bに取り付けられたカラー部材13とブーツ14とで覆われていることから、シリンダ孔2aの開口部からシリンダ孔2aの内部に雨水や塵埃が侵入することを防止できる。
この液圧マスタシリンダ1では、作動時にブレーキペダルが操作されると、プッシュロッド10がシリンダ孔2a内を上昇し、液圧室5の作動液が徐々に昇圧され、昇圧された作動液はユニオン孔6からブレーキホースを介して後輪ブレーキへ送られ、該後輪ブレーキを作動させる。また、ブレーキペダルの操作を解除するとリターンスプリング7の弾発力でピストン3及びプッシュロッド10が初期位置まで後退する。このとき、プッシュロッド10は、シール部材12,12を介してカラー部材13内を上下に移動することから、ブーツ14の変形量が抑えられ、ブーツ14の内面同士が接触したり、ブーツ14の外面が他物品と接触することを抑制でき、ブーツ14の耐久性の向上を図ることができる。さらに、プッシュロッド10がシリンダ孔2aの中心軸CL1に対して傾いた状態で作動することがあっても、プッシュロッド10の軸部10bは、カラー部材13に案内されながら作動することから、プッシュロッド10を安定した状態で作動させることができる。さらに、シール部材12がプッシュロッド10の軸部10bに形成したシール溝10dにそれぞれ嵌着されることにより、プッシュロッド10の軸部10bにシール部材12,12を嵌着した後に、カラー部材13を軸部10bに挿入させれば良いことから、組み付け性の向上を図ることができる。
図3及び図4は、本発明の他の形態例を示すもので、第1形態例と同様の構成要素を示すものには、同一の符号をそれぞれ付して、その詳細な説明は省略する。図3は、本発明の第2形態例を示すもので、本形態例では、カラー部材13の内周部にシール溝13b,13bを形成し、該シール溝13b,13bにシール部材12をそれぞれ嵌着している。これにより、プッシュロッド10に加工を施す必要がないことから、既存のプッシュロッドを使用することができる。
図4は、本発明の第3形態例を示すもので、シリンダボディ2の大径孔2bの外周壁にブーツ嵌着溝2eが形成され、ブーツ14は、一端を大径孔2bの外周壁に設けたブーツ嵌着溝2eに、他端をカラー部材13に設けたブーツ装着溝13aにそれぞれ取り付けられる。これにより、ブーツ14を容易に組み付けることが出来る。
尚、本発明は上述の形態例に限るものではなく、プッシュロッドの軸部とカラー部材との間にシール部材を1個設けたものでも良く、また、3個以上設けることもできる。さらに、本発明は、クラッチ用の液圧マスタシリンダにも適用でき、また、縦型の液圧マスタシリンダに限らず、横型の液圧マスタシリンダにも適用することができる。
1…液圧マスタシリンダ、2…シリンダボディ、2a…シリンダ孔、2b…大径孔、2c…リリーフポート、2d…サプライポート、2e…ブーツ嵌着溝、3…ピストン、3a…半球状凹部、4a,4b…カップシール、5…液圧室、6…ユニオン孔、7…リターンスプリング、8…サークリップ、9…抜止め部材、10…プッシュロッド、10a…大径頭部、10b…軸部、10c…雄ねじ部、10d…シール溝、11…ヨーク、12…シール部材、13…カラー部材、13a…ブーツ装着溝、13b…シール溝、14…ブーツ、14a…カバー部、14b…シリンダボディ装着部、14c…カラー部材装着部、14d…大径円筒部、14e…円錐部

Claims (3)

  1. シリンダボディに形成されたシリンダ孔にピストンを内挿し、該ピストンのシリンダ孔開口側に、該ピストンを押動するプッシュロッドを移動可能に配置し、前記シリンダボディのシリンダ孔開口側と前記シリンダ孔の開口部から突出する前記プッシュロッドの軸部との間に、変形可能なブーツを取り付けた車両用液圧マスタシリンダにおいて、前記プッシュロッドは、該プッシュロッドの軸部が環状のシール部材を介して筒状のカラー部材に移動可能に取り付けられ、前記ブーツは、一端を前記シリンダボディのシリンダ孔開口側に、他端を前記カラー部材の外周面にそれぞれ取り付けられることを特徴とする車両用液圧マスタシリンダ。
  2. 前記シール部材は、前記プッシュロッドの軸部に形成されたシール溝に嵌着されることを特徴とする請求項1記載の車両用液圧マスタシリンダ。
  3. 前記シール部材は、前記カラー部材の内周部に形成したシール溝に嵌着されることを特徴とする請求項1記載の車両用液圧マスタシリンダ。
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