JP2014152644A - 冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の走行状態に関係なく、ラジエータを効果的に冷却できるようにする。
【解決手段】エンジン32を冷却するための冷却溶媒の熱を放熱するラジエータと、燃料タンク50とエンジン32との間に配管された燃料流路52内に設けられ、燃料流路52内を流れる燃料が通過することによって回転駆動されるタービン54と、タービン54の回転駆動によって回転するように設けられ、ラジエータを冷却するための冷却風を導入させるファン44と、タービン54よりも下流側で、かつエンジン32よりも上流側の燃料流路52に切替バルブ58を介して設けられ、燃料を一時的に貯留させる貯留タンク56と、を備えた冷却構造10とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンを冷却する冷却ユニットがエンジンコンパートメントルームの車体後方側に配置された車両の冷却構造に関する。
排気ガスによって回転駆動されるタービンでファンを回転駆動し、その回転駆動されたファンによってラジエータを冷却する冷却装置は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭61−146427号公報
しかしながら、このような構造では、車両の低速走行時や停車時には、車両の高速走行時よりも排気ガス量が減少するため、ファンの単位時間当たりの回転数が減少し、ラジエータを効果的に冷却することができないおそれがある。
そこで、本発明は、車両の走行状態に関係なく、ラジエータを効果的に冷却できる冷却構造を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の冷却構造は、エンジンを冷却するための冷却溶媒の熱を放熱するラジエータと、燃料タンクと前記エンジンとの間に配管された燃料流路内に設けられ、該燃料流路内を流れる燃料が通過することによって回転駆動されるタービンと、前記タービンの回転駆動によって回転するように設けられ、前記ラジエータを冷却するための冷却風を導入させるファンと、前記タービンよりも下流側で、かつ前記エンジンよりも上流側の前記燃料流路に切替バルブを介して設けられ、前記燃料を一時的に貯留させる貯留タンクと、を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、タービンよりも下流側で、かつエンジンよりも上流側の燃料流路に、燃料を一時的に貯留させる貯留タンクが、切替バルブを介して設けられている。したがって、車両の低速走行時や停車時において、エンジンに要求される燃料量が減少しても、燃料タンクから貯留タンクへ燃料が流れるように切替バルブを切り替えることで、所望とする単位時間当たりの回転数以上でタービンを回転駆動させるために必要な燃料量が維持される。よって、車両の走行状態(停車も含む)に関係なく、ファンの単位時間当たりの回転数が減少するのが抑制され、ラジエータが効果的に冷却される。
また、本発明に係る請求項2に記載の冷却構造は、エンジンを冷却するための冷却溶媒の熱を放熱するラジエータと、燃料タンクと前記エンジンとの間に配管された燃料流路内に設けられ、該燃料流路内を流れる燃料が通過することによって回転駆動されるタービンと、前記タービンの回転駆動によって回転するように設けられ、前記ラジエータを冷却するための冷却風を導入させるファンと、前記タービンよりも下流側で、かつ前記エンジンよりも上流側の前記燃料流路に切替バルブを介して設けられ、前記タービンを通過した前記燃料を該タービンよりも上流側の前記燃料流路へ戻すためのリターン流路と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、タービンよりも下流側で、かつエンジンよりも上流側の燃料流路に、タービンを通過した燃料を、タービンよりも上流側の燃料流路へ戻すためのリターン流路が、切替バルブを介して設けられている。したがって、車両の低速走行時や停車時において、エンジンに要求される燃料量が減少しても、リターン流路によって燃料を循環させるように切替バルブを切り替えることで、所望とする単位時間当たりの回転数以上でタービンを回転駆動させるために必要な燃料量が維持される。よって、車両の走行状態(停車も含む)に関係なく、ファンの単位時間当たりの回転数が減少するのが抑制され、ラジエータが効果的に冷却される。
また、請求項3に記載の冷却構造は、請求項1又は請求項2に記載の冷却構造であって、前記ラジエータは、前記エンジンが収容されたエンジンコンパートメントルームの車体後方側に配置され、前記ファンは、前記ラジエータの車体後方側に配置されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、エンジンが収容されたエンジンコンパートメントルームの車体後方側にラジエータが配置され、そのラジエータの車体後方側にファンが配置されている。したがって、ラジエータ及びファンが、エンジンコンパートメントルームの車体前方側に配置されている構成に比べて、燃料流路の配管長が短くなる。
以上、説明したように、請求項1に係る発明によれば、車両の走行状態に関係なく、ラジエータを効果的に冷却することができる。
請求項2に係る発明によれば、車両の走行状態に関係なく、ラジエータを効果的に冷却することができる。
請求項3に係る発明によれば、ラジエータ及びファンが、エンジンコンパートメントルームの車体前方側に配置されている構成に比べて、燃料流路の配管長を短くすることができる。
第1実施形態に係る冷却構造を備えた車両の側断面図である。 第1実施形態に係る冷却構造を構成する冷却ユニットと燃料タンクを示す斜視図である。 第1実施形態に係る冷却構造の構成を示す模式図である。 第1実施形態に係る冷却構造を構成する冷却ユニットのタービンとファンを示す側断面図である。 第2実施形態に係る冷却構造の構成を示す模式図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを車体上方向、矢印FRを車体前方向、矢印OUTを車幅方向外側とする。また、以下の説明で、特記なく上下、前後、左右の方向を用いる場合は、車体上下方向の上下、車体前後方向の前後、車体左右方向(車幅方向)の左右を示すものとする。
<第1実施形態>
まず、第1実施形態について説明する。図1に示されるように、車両(天然ガス自動車)12の車体右側部及び車体左側部(車体両側部)には、それぞれ車体前後方向に延在する左右一対のフロントサイドメンバ14が配置されている。各フロントサイドメンバ14は、矩形枠状の閉断面構造に形成されており、車体前後方向における中途部に傾斜部(キック部)14Aを有している。
これにより、各フロントサイドメンバ14は、傾斜部14Aよりも車体前方側が、車体後方側よりも所定高さ高い位置で車体前後方向に延在するようになっている。また、左右一対のフロントサイドメンバ14の前端部には、矩形枠状の閉断面構造に形成されて車幅方向に延在するフロントバンパリインフォースメント16が架設されている。
フロントバンパリインフォースメント16の車体前方側には、フロントバンパ18が配設されており、フロントバンパ18の車体下方側には、後述するラジエータ42へ冷却風を導入するための下部導入口22が形成されている。なお、フロントバンパ18の車体上方側にも上部導入口21が形成されており、車両12の走行時に、上部導入口21から導入された冷却風の一部がラジエータ42へ導入されるようになっている。
フロントバンパリインフォースメント16と、左右のフロントサイドメンバ14と、エンジンフード36と、後述するダッシュパネル24と、後述するアンダーカバー60と、で構成された(囲まれた)空間は、エンジンコンパートメントルーム20とされている。そして、エンジンコンパートメントルーム20内には、エンジン32及びトランスミッション34を含んで構成され、少なくとも前輪38を駆動するパワーユニット30が配設されている。
なお、このパワーユニット30は、エンジン32の車幅方向一方側(例えば左側)にトランスミッション34が取り付けられたエンジン横置きタイプとされている。そして、このパワーユニット30は、その車幅方向両端部が、それぞれ図示しないエンジンマウント及びブラケットを介して左右のフロントサイドメンバ14に支持されている。
また、パワーユニット30よりも車体後方側で、かつ左右のフロントサイドメンバ14における傾斜部14Aの車体上方側には、エンジンコンパートメントルーム20と車室とを区画する略平板状のダッシュパネル24が設けられている。そして、ダッシュパネル24の前面における下部側には、ダッシュパネル24とで閉断面構造を構成する断面略ハット型形状のダッシュクロスメンバ26が車幅方向に延在するように取り付けられている。
また、ダッシュパネル24の車体後方側には、インストルメントパネル28が配設されており、ダッシュパネル24の下部側で車体後方側へ延在する後端部には、フロアパネル25の前端部が接合されている。そして、車幅方向から見た側面視で、パワーユニット30の車体後方側で、かつダッシュクロスメンバ26の車体下方側には、エンジン32を冷却するための冷却ユニット40が配設されている。
図1、図2に示されるように、この冷却ユニット40は、パワーユニット30のエンジン32を冷却する冷却溶媒としての冷却水の熱を放熱する空冷式のラジエータ(冷却風と熱交換する熱交換器)42と、車両12の低速走行時や停車時(エンジン32のアイドリング時及び停止時を含む)にラジエータ42に冷却風を導入させたり、夏季などの気温の高いときにエンジンコンパートメントルーム20内の熱を排出したりするための(軸流)ファン44と、ファン44を収容するシュラウド46と、を有している。
ラジエータ42は、冷却水が通る複数のチューブ及び放熱フィンを備えたコア部42Aを有しており、ラジエータ42の前部には、車両用空調装置の冷凍サイクルを構成するコンデンサ(凝縮器:図示省略)が一体的に設けられている。なお、図1に示されるように、ラジエータ42(及びコンデンサ)は、ファン44の車体前方側に、車幅方向から見た側面視で、前傾姿勢となるように傾斜配置されている。
ファン44は、車体前後方向が回転軸方向とされており、車幅方向中央部に形成されたトンネル部48内に配置されたシュラウド46内に収容されている。このファン44が回転することにより、車体前方側(下部導入口22)及び車体下方側(後述する底部導入口62)から車体後方側に向けて冷却風が流れるようになっており、ラジエータ42へ強制的に冷却風が導入されるようになっている。
また、図1、図2に示されるように、ファン44よりも車体後方側におけるトンネル部48内(フロアパネル25の車体下方側)には、車体前後方向に延在する燃料タンク50が配置されている。この燃料タンク50内には、燃料としての圧縮天然ガス(高圧ガス)が収容されており、図3にも示されるように、燃料タンク50の前端部中央に形成された噴出部50Aとエンジン32との間には、燃料流路を構成するパイプ52が配管されている。
パイプ52の中途部には、レギュレータ(減圧装置)53が設けられており(連通接続されており)、パイプ52内を減圧して、燃料タンク50内の圧力と圧力差を付与することにより、燃料(天然ガス)が燃料タンク50内からエンジン32内へ送られるようになっている。
また、図4に示されるように、レギュレータ53よりも上流側におけるパイプ52の中途部(高圧経路内)には、パイプ52内を流れる燃料が通過することによって回転駆動されるタービン54が配置されている。レギュレータ53よりも上流側におけるパイプ52内の燃料は、レギュレータ53よりも下流側におけるパイプ52内の燃料よりも高圧で流れるようになっており、ファン44は、そのタービン54が回転駆動することによって回転するように構成されている。
例えば図示のファン44は、タービン54と同軸的に一体に設けられるとともに、ベアリング55を介してシュラウド46に軸支されており、タービン54の回転駆動と共に回転するように構成されている。なお、タービン54とファン44との間には、図示しないギア群(動力伝達部材)が設けられてもよく、例えばタービン54の単位時間当たりの回転数よりも、ファン44の単位時間当たりの回転数の方が、多くなるように構成してもよい。
また、図3に示されるように、レギュレータ53よりも下流側で、かつエンジン32よりも上流側のパイプ52の中途部(低圧経路内)には、燃料を一時的に貯留させる貯留タンク(燃料収容部)56が、切替バルブ58を介して設けられている(連通接続されている)。この貯留タンク56は、車幅方向に延在されており、切替バルブ58を切り替える(流路を変更する)ことにより、パイプ52内を流れる燃料がエンジン32へ送られずに、その貯留タンク56へ送られるようになっている。
これにより、エンジン32に要求される燃料量が高速走行時よりも減少される、車両の低速走行時や停車時等であっても(車両の停車を含む走行状態に関係なく)、所望とする単位時間当たりの回転数以上でタービン54を回転駆動させるために必要な燃料量が維持(確保)されるようになっている。なお、貯留タンク56に貯留された燃料は、切替バルブ58を切り替える(流路を変更する)ことにより、エンジン32へ送られるようになっている。
また、レギュレータ53よりも上流側で、かつタービン54よりも下流側には、切替バルブ59が設けられており、燃料タンク50の噴出部50Aから切替バルブ59へ、燃料流路を構成するパイプ51が配管されている。このパイプ51により、ファン44を回転させる必要のない高速走行時に、タービン54を経由させずに、燃料タンク50の噴出部50Aからエンジン32へ燃料を送ることができるようになっている。
また、図1に示されるように、パワーユニット30の車体下方側には、エンジンコンパートメントルーム20を構成する(エンジンコンパートメントルーム20の車体下方側を覆う)略平板状のアンダーカバー60が配設されている。このアンダーカバー60は、樹脂材で成形された大型のフルアンダーカバーとされており、その車体前方側端部は、バンパカバー19の車体下方側端部に一体的に取り付けられている。
バンパカバー19は、フロントバンパ18の車体下方側に、そのフロントバンパ18と一体的に構成されており、下部導入口22は、フロントバンパ18とバンパカバー19との間に形成されるようになっている。
また、図1に示されるように、アンダーカバー60の後部側には、アンダーカバー60と路面(図示省略)との間を流れる冷却風(車両12が走行することによって発生する風又はファン44によって発生する風)をラジエータ42へ導入するための底部導入口62が形成されている。
この底部導入口62は、アンダーカバー60の車幅方向中央部に、平面視で車幅方向を長手方向とする矩形状に形成されており、その車幅方向の長さは、ラジエータ42のコア部42Aの車幅方向の長さ以上とされている。そして、この底部導入口62の車体上方側には、少なくとも底部導入口62から導入された冷却風をラジエータ42のコア部42Aへ導くためのダクト64が設けられている。
このダクト64は、底部導入口62を複数(例えば車幅方向に5つ)に仕切る複数枚(底部導入口62の車幅方向両端部を含み、例えば6枚)の側壁(図示省略)と、各側壁の上端部を車幅方向に一体に連結する複数枚(例えば5枚)の上壁66と、で構成されている。
なお、このダクト64(上壁66)は、車幅方向から見た側面視で、車体後方上側へ向けて傾斜されており、少なくともラジエータ42のコア部42Aの下半分へ冷却風を導入できるように構成されている。そして、下部導入口22から導入された冷却風は、ダクト64の上壁66に案内されて、少なくともラジエータ42のコア部42Aの上半分へ導入されるようになっている。
また、底部導入口62の車体後方側辺縁部には、その辺縁部全体に亘って平板状のフラップ68が車体下方側に向けて一体に突設されている。このフラップ68により、車両12の走行時にアンダーカバー60と路面との間を流れる冷却風が、底部導入口62(ダクト64)へ導入され易くなるようになっている。
以上のような構成とされた冷却構造10において、次にその作用について説明する。
車両の高速走行時には、上部導入口21、下部導入口22、底部導入口62から、ラジエータ42へ冷却風が効果的に導入される。特に、車両12の走行時に風がスムーズに流れるアンダーカバー60の車体下方側における車幅方向中央部には、車幅方向に延在する平板状のフラップ68が形成されているので、底部導入口62(ダクト64)から冷却風が導入され易い。したがって、ラジエータ42を効果的に冷却することができる。
なお、車両の高速走行時には、ファン44を回転させる必要がないため(ファン44を回転させなくてもラジエータ42へ冷却風が導入されるため)、切替バルブ59の切り替えにより、燃料(天然ガス)は、燃料タンク50の噴出部50Aからパイプ51、52内を通ってエンジン32へ送られる。
一方、車両の低速走行時や停車時等には、ラジエータ42へ強制的に冷却風を導入させる必要があるため、ファン44を回転させる必要がある。したがって、切替バルブ59の切り替えにより、燃料タンク50の噴出部50Aから、タービン54が設けられているパイプ52内へ燃料を送り、そのパイプ52内を高圧で流れる燃料によってタービン54を回転駆動する。
ここで、レギュレータ53よりも下流側におけるパイプ52には、切替バルブ58を介して貯留タンク56が連通接続されている。したがって、燃料タンク50から貯留タンク56へ燃料を送るように切替バルブ58を切り替えることにより、所望とする単位時間当たりの回転数以上でタービン54を回転駆動させるために必要な燃料量を維持(確保)することができる。
つまり、エンジン32に要求される燃料量が高速走行時よりも減少される、車両の低速走行時や停車時等であっても、所望とする単位時間当たりの回転数以上でファン44を回転させることができる(ファン44の単位時間当たりの回転数が減少するのを抑制することができる)。よって、ラジエータ42へ冷却風を効果的に導入させることができ、ラジエータ42を効果的に冷却することができる。
また、本実施形態に係る冷却構造10では、パワーユニット30(エンジンコンパートメントルーム20)の車体後方側にラジエータ42及びファン44を含む冷却ユニット40が配置される構成を採っている。したがって、パワーユニット30の車体前方側にラジエータ42及びファン44を含む冷却ユニット40が配置されている構成に比べて、パイプ51、52の長さを短くすることができる。よって、車両12の軽量化及び低コスト化を図ることができ、燃費性能の低下を抑制することができる。
また、本実施形態に係る冷却構造10では、図2に示されるように、冷却ユニット40を燃料タンク50と一体化したモジュール70として構成することができる。すなわち、シュラウド46の後端部を円筒状に形成して車体後方側へ延在させ、燃料タンク50の外周部における前部側に嵌めることにより、冷却ユニット40と燃料タンク50とを一体化することができる。
これによれば、冷却ユニット40を燃料タンク50と共に車両12に対して容易に組み付けることができるので、冷却ユニット40の車両12への組付性を向上させることができる。なお、ファン44と燃料タンク50との間のシュラウド46には、車体前後方向が長手方向とされた矩形状の開口部46Aが周方向に複数形成されており、ラジエータ42を通過した(ラジエータ42と熱交換された)冷却風が、各開口部46Aから排出されるようになっている。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。なお、上記第1実施形態と同等の部位には、同じ符号を付して詳細な説明(作用も含む)は適宜省略する。
図5に示されるように、この第2実施形態に係る冷却構造10では、パイプ52に切替バルブ58及び貯留タンク56が設けられておらず、タービン54よりも上流側で、かつ燃料タンク50の噴出部50Aよりも下流側のパイプ52の中途部(高圧経路内)に、コンプレッサ(圧縮装置)57が設けられている(連通接続されている)。
そして、切替バルブ59を切り替えてコンプレッサ57を作動させることにより、パイプ51が、タービン54を通過した燃料を燃料タンク50の噴出部50Aへ戻すリターン流路としても機能するように構成されている。つまり、切替バルブ59よりも上流側のパイプ51、52により、燃料を高圧で循環させることができるようになっている。
したがって、所望とする単位時間当たりの回転数以上でタービン54を回転駆動させるために必要な燃料量を維持(確保)することができ、その回転数以上でファン44を回転させることができる(ファン44の単位時間当たりの回転数が減少するのを抑制することができる)。よって、エンジン32に要求される燃料量が高速走行時よりも減少される、車両の低速走行時や停車時等であっても、ラジエータ42へ冷却風を効果的に導入させることができ、ラジエータ42を効果的に冷却することができる。
以上、本実施形態に係る冷却構造10について、図面を基に説明したが、本実施形態に係る冷却構造10は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、燃料は、圧縮天然ガスに限定されるものではなく、自動車等の車両12の燃料となるものであれば、他の高圧ガスであってもよい。
また、第1実施形態に係る冷却構造10の場合には、貯留タンク56に貯留された燃料をエンジン32へ送るのではなく、図示しないパイプ(リターン流路)により、燃料タンク50の噴出部50Aなどへ戻すように構成してもよい。更に、第2実施形態に係る冷却構造10の場合には、ガソリンや軽油などの液体燃料であっても適用が可能となる利点がある。
また、本実施形態では、エンジン32を含むパワーユニット30が、車体前部側に配置されている車両12を例に採って説明したが、エンジン32を含むパワーユニット30が、車体後部側に配置されている車両(図示省略)にも、本実施形態に係る冷却構造10を適用することができる。
更に、本実施形態では、ラジエータ42を含む冷却ユニット40が、エンジン32を含むパワーユニット30の車体後方側に配置されている車両12を例に採って説明したが、ラジエータ42を含む冷却ユニット40が、エンジン32を含むパワーユニット30の車本前方側に配置されている車両(図示省略)にも、本実施形態に係る冷却構造10を適用することができる。
10 冷却構造
20 エンジンコンパートメントルーム
32 エンジン
42 ラジエータ
44 ファン
50 燃料タンク
51 パイプ(リターン流路)
52 パイプ(燃料流路)
54 タービン
56 貯留タンク
58 切替バルブ
59 切替バルブ

Claims (3)

  1. エンジンを冷却するための冷却溶媒の熱を放熱するラジエータと、
    燃料タンクと前記エンジンとの間に配管された燃料流路内に設けられ、該燃料流路内を流れる燃料が通過することによって回転駆動されるタービンと、
    前記タービンの回転駆動によって回転するように設けられ、前記ラジエータを冷却するための冷却風を導入させるファンと、
    前記タービンよりも下流側で、かつ前記エンジンよりも上流側の前記燃料流路に切替バルブを介して設けられ、前記燃料を一時的に貯留させる貯留タンクと、
    を備えた冷却構造。
  2. エンジンを冷却するための冷却溶媒の熱を放熱するラジエータと、
    燃料タンクと前記エンジンとの間に配管された燃料流路内に設けられ、該燃料流路内を流れる燃料が通過することによって回転駆動されるタービンと、
    前記タービンの回転駆動によって回転するように設けられ、前記ラジエータを冷却するための冷却風を導入させるファンと、
    前記タービンよりも下流側で、かつ前記エンジンよりも上流側の前記燃料流路に切替バルブを介して設けられ、前記タービンを通過した前記燃料を該タービンよりも上流側の前記燃料流路へ戻すためのリターン流路と、
    を備えた冷却構造。
  3. 前記ラジエータは、前記エンジンが収容されたエンジンコンパートメントルームの車体後方側に配置され、
    前記ファンは、前記ラジエータの車体後方側に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷却構造。
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