JP2014152108A - 透明クレンジング化粧料 - Google Patents

透明クレンジング化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP2014152108A
JP2014152108A JP2013020134A JP2013020134A JP2014152108A JP 2014152108 A JP2014152108 A JP 2014152108A JP 2013020134 A JP2013020134 A JP 2013020134A JP 2013020134 A JP2013020134 A JP 2013020134A JP 2014152108 A JP2014152108 A JP 2014152108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
component
weight
nonionic surfactant
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013020134A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6148872B2 (ja
Inventor
Masaaki Ishiwatari
正昭 石渡
Tomoko Takahashi
知子 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asanuma Corp
Original Assignee
Asanuma Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asanuma Corp filed Critical Asanuma Corp
Priority to JP2013020134A priority Critical patent/JP6148872B2/ja
Publication of JP2014152108A publication Critical patent/JP2014152108A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6148872B2 publication Critical patent/JP6148872B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

【課題】化粧持ちの良好なメーキャップ化粧料などにも素早く馴染んで簡単に落とせ、なじませているときのさっぱりとした感触、洗い流し時の容易さを有する透明クレンジングオイルを提供する。
【解決手段】前記課題は、(a)HLB値が5.5以下であり、且つ常温で液状の非イオン性界面活性剤5〜35重量%、(b)HLB値が8以上の非イオン性界面活性剤5〜30重量%、(c)油分10〜60重量%、(d)水0〜20重量%、(e)油分及び水と相溶可能な両親媒性物質1〜30重量%、及び(f)1価アルコール、多価アルコール、及びアルキレンオキシド誘導体からなる群から選択される1種又は2種以上の水溶性成分3〜30重量%、を含み、成分(a)及び(b)の重量比(a)/(b)の値が1〜3であり、且つ成分(d)、成分(e)及び成分(f)の含有量の合計が5〜40重量%であることを特徴とする透明クレンジング化粧料によって解決できる。
【選択図】なし

Description

本発明は、透明クレンジング化粧料に関する。本発明の透明クレンジング化粧料は、化粧持ちの良好なメーキャップ化粧料及び長時間効果の持続するサンケア化粧品を簡単に落すクレンジグ効果が優れ、且つさっぱりした使用感を有している。
近年、ウォータープルーフタイプのマスカラ、又は長時間効果が持続するサンケア化粧品などの落ち難く化粧持ちの良い化粧料が数多く上市されている。これらの化粧料は落ち難く、そして化粧持ちが良いという特性を持つために、除去する時には落とし難いという困難さを併せ持っている。従って、さっぱり感の点で好まれる水を主体とした洗浄料では落とす時は何回もこすらなければならないという皮膚安全性上の問題がある。一方、洗浄力が最も高いオイルタイプの洗浄料では、すすぎ時にオイルが残留し使用感触が悪いという問題があった。こういった状況に鑑み、化粧持ちの良好なメーキャップ化粧料、又は長時間効果の持続するサンケア化粧品なども素早く落とすことが可能で、またメーキャップ化粧料又はサンケア化粧品となじませた後の水での洗い流しが容易で、且つさっぱりした使用後感が得られるメーク落としやクレンジングの開発が盛んに行われている(特許文献1〜5)。
特許第3486444号公報 特開2005−239616号公報 特開2004−217640号公報 特開2007−230897号公報 特開2010−13382号公報
特許文献1に記載の水性メイク洗浄料は、すすぎ時に泡立ち、さっぱりとした使用後感が得られるものであるが、界面活性剤が多量に配合されているのにも係らず、油分が配合されない水性系のために、化粧持ちの良い化粧料を除去するためには満足のゆくものではなかった。
特許文献2に記載の皮膚洗浄剤組成物は、油分と油溶性アニオン界面活性剤とからなる油性の皮膚洗浄剤組成物であるが、油溶性の界面活性剤が多量に配合されていることと、油分以外の成分はほとんど配合できないことから使用時のべたつきや油性感が強く、さっぱりした使用感のある、好ましい感触の洗浄料ではない。
特許文献3に記載の油性皮膚洗浄料は、油性成分と水などを一相のバイコンティニュアス構造とし、化粧料との除去時のなじみを改善したものであるが、水溶性溶媒の含有比率が親油性両親媒性物質の含有量に比べ高いため、クレンジング効果が必ずしも満足のいくものではない。また、バイコンティニュアス構造のため、保存安定性を満足させるには幅の狭い処方系とならざるを得ない。従って、幅広い使用感触を得るには十分なものではなく、消費者の幅広い使用感触嗜好を満たすことができない。
特許文献4に記載の油性クレンジング用組成物は、液状油とエーテルカルボン酸型の界面活性剤を配合して、十分な洗浄力を持ち、さっぱりと洗い上げることができるものであるが、エーテルカルボン酸型の界面活性剤のようなアニオン性の界面活性剤は、目に対する刺激性が強く、アイメーキャップ製品の除去には適していない。
特許文献5に記載の洗浄剤組成物は、油分、多価アルコール、水、及び水不溶性の非イオン性界面活性剤を含有する透明な洗浄剤組成物であるが、界面活性剤として水不溶性の界面活性剤だけではすすぎ性が悪く、水溶性のアニオン界面活性剤を添加する必要がある。また、目に対する刺激性が強く、アイメーキャップ製品の除去には適していない。
このように、幅広い安定域を持ち、目や皮膚に対する安全性に優れ、化粧持ちの良好なメーキャップ化粧料、又は長時間効果の持続するサンケア化粧品などもさらっとした感触で素早く落とすことが可能で、また前記化粧料となじませた後の水で洗い流す際に、ぬめり感がなく洗い流しが容易であるという安全で使用時の満足感とさっぱりした使用後感を有するメーク落とし料やクレンジング料は皆無である。
従って、本発明の目的は、化粧持ちの良好なメーキャップ化粧料や長時間効果の持続するサンケア化粧品などにも素早く馴染んで簡単に落とせ、また前記化粧料となじませているときはさっぱりとした感触を有し、更に、前記化粧料となじませた後の水での洗い流し時に洗い流しが容易であるという使用時の満足感とさっぱりした使用後感を有する透明メーク落とし、透明アイメーク落とし、又は透明クレンジングオイルを提供することである。
本発明者らは、前記課題を解決することのできるクレンジング化粧料について、鋭意研究した結果、特定の油分、親油性の非イオン界面活性剤を含むクレンジング化粧料により、化粧持ちの良好なメーキャップ化粧料や長時間効果の持続するサンケア化粧品などにも素早く馴染ませることができ、更に親水性の非イオン界面活性剤を親油性の非イオン界面活性剤に対して少ない比率で含むことにより、それらの化粧料などを簡単に落とせると共にさっぱりとした使用後感が得られることを見出した。更に、水、及び1価アルコール、多価アルコール、又はアルキレンオキシド誘導体を含むことにより、さっぱりした使用後感が改善されることを見出した。しかしながら、油分、親油性の非イオン界面活性剤、親水性の非イオン界面活性剤、水、及び1価アルコール、多価アルコール、又はアルキレンオキシド誘導体を含むクレンジング化粧料は、水での洗い流し時に白濁してしまうことがあり、特に親油性の非イオン界面活性剤の量が多くなるとその傾向が強くなった。本発明者らは、更に研究を行った結果、特定の両親媒性物質を含むことにより、白濁を防止し、透明性を維持すること可能であることを見出した。すなわち、化粧持ちの良好なメーキャップ化粧料や長時間効果の持続するサンケア化粧品などにも素早く馴染んで簡単に落とすクレンジング効果に優れ、また前記化粧料となじませているときはさっぱりとした感触を有し、更に、前記化粧料となじませた後の水での洗い流し時に洗い流しが容易であるという使用時の満足感とさっぱりした使用後感を有する透明クレンジング化粧料を得ることができることを見出した。
本発明は、こうした知見に基づくものである。
従って、本発明は、
[1]以下の成分(a)〜(f);(a)HLB値が5.5以下であり、且つ常温で液状の非イオン性界面活性剤5〜35重量%、(b)HLB値が8以上の非イオン性界面活性剤5〜30重量%、(c)油分10〜60重量%、(d)水0〜20重量%、(e)油分及び水と相溶可能な両親媒性物質1〜30重量%、及び(f)1価アルコール、多価アルコール、及びアルキレンオキシド誘導体からなる群から選択される1種又は2種以上の水溶性成分3〜30重量%、を含み、成分(a)及び(b)の重量比(a)/(b)の値が1〜3であり、且つ成分(d)、成分(e)及び成分(f)の含有量の合計が5〜40重量%であることを特徴とする透明クレンジング化粧料、
[2]前記油分がエステル基を有する油分である、[1]に記載の透明クレンジング化粧料、
[3]前記両親媒性物質がポリオキシプロピレンポリグリセリルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン・ポリオキシブチレングリセリルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンジメチルエーテル、コハク酸ビスエトキシジグリコール、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、及びコハク酸ジエトキシエチルからなる群から選択される1種以上である、[1]又は[2]に記載の透明クレンジング化粧料、及び
[4]前記透明クレンジング化粧料が、メーク落とし、クレンジングオイル、及びアイメーク落とし、からなる群から選択される、[1]〜[3]のいずれかに記載の透明クレンジング化粧料、
に関する。
本発明のクレンジング化粧料によれば、化粧持ちの良好なメーキャップ化粧料や長時間効果の持続するサンケア化粧品などにも素早く馴染んで簡単に落すことが可能である。更に、化粧料となじませているときはさっぱりとした感触を有し、そして前記化粧料となじませた後の水での洗い流し時に洗い流しが容易である。すなわち、本発明のクレンジング化粧料によれば、使用時の満足感と、さっぱりした使用後感とを得ることができる。更に、本発明のクレンジング化粧料は、含まれる成分の幅広い含有量において、クレンジング化粧料の透明性を維持することができるため、それぞれの成分の含有量を、様々に調整することが可能であり、使用者のニーズに合わせたクレンジング化粧料を製造することが可能である。そして、本発明のクレンジング化粧料は、透明性を維持したまま、長期の保存にも安定である。
本発明のクレンジング化粧料は、(a)HLB値が5.5以下であり、且つ常温で液状の非イオン性界面活性剤5〜35重量%、(b)HLB値が8以上の非イオン性界面活性剤5〜30重量%、(c)油分10〜60重量%、(d)水0〜20重量%、(e)油分及び水と相溶可能な両親媒性物質1〜30重量%、及び(f)1価アルコール、多価アルコール、及びアルキレンオキシド誘導体からなる群から選択される1種又は2種以上の水溶性成分3〜30重量%、を含み、成分(a)及び(b)の重量比(a)/(b)の値が1〜3であり、且つ成分(d)、成分(e)及び成分(f)の含有量の合計が5〜40重量%である。
《HLB値が5.5以下の非イオン性界面活性剤:成分(a)》
本発明のクレンジング化粧料は、HLB値が5.5以下であり、且つ常温で液状の非イオン性界面活性剤を5〜35重量%含む。
成分(a)の非イオン性界面活性剤は、常温で液状である。本明細書において「常温」とは、20℃±5℃を意味する。従って、常温で液状の非イオン性界面活性剤とは、15℃〜25℃において、液体の状態の非イオン性界面活性剤である。本発明に用いる非イオン性界面活性剤の融点は25℃未満にあるものと考えられ、常温で液状であることによって、透明クレンジング化粧料に、好適に用いることができる。
本発明のクレンジング化粧料に用いる成分(a)の非イオン性界面活性剤のHLBは5.5以下であれば限定されるものではないが、好ましくは5.4以下であり、より好ましくは5.3以下である。HLBが5.5以下であることにより、親油性が高くなり、油性の化粧料に容易になじませることができる。
非イオン性界面活性剤のHLBの計算方法としては、グリフィン法、ディビス法、アトラス法、又は川上法などがあるが、本明細書におけるHLBはグリフィン法により計算されてものを用いる。グリフィン法によるHLBは以下の式によって、計算することができる。
HLB=20×(親水部分の分子量/全体の分子量)
しかしながら、グリフィン法以外に、標準試料にHLBを決定したい非イオン性界面活性剤を添加して、乳化し、HLB値を実験的に決定する方法を用いてもよい。
本発明の透明クレンジング化粧料に含まれる成分(a)の非イオン性界面活性剤は、HLB値が5.5以下であり、且つ常温で液状である限り、限定されるものではないが、例えば、モノイソステアリン酸グリセリド(HLB:4.0)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(HLB:4.0)、POE(5)硬化ヒマシ油(HLB:5.1)、モノオレイン酸ソルビタン(HLB:4.3)、トリイソステアリン酸POE(10)グリセリン(HLB:5.1)、トリイソステアリン酸POE(15)硬化ヒマシ油(HLB:4.7)、ラウロイルグルタミン酸POE(2)オクチルドデシルエーテルジエステル(HLB:4.0)、ジイソステアリン酸グリセリド,ジオレイン酸グリセリド、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸プロピレングリコール、ジイソステアリンジグリセリン、ペンタオレイン酸デカグリセリン、デカオレイン酸デカグリセリン、(ステアリン酸/リンゴ酸)グリセリド、又はイソステアリン酸POE(3)ソルビットなどを挙げることができる。
本発明の透明クレンジング化粧料に含まれる成分(a)の非イオン性界面活性剤の含有量は、5〜35重量%であれば特に限定されるものではないが、好ましくは8〜35重量%であり、より好ましくは10〜33重量%であり、最も好ましくは15〜30重量%である。成分(a)の非イオン性界面活性剤の含有量が5〜35%であることにより、化粧持ちの良好なメーキャップ化粧料などを、素早く落とし、優れたクレンジング効果を示すことができる。また、成分(a)非イオン性界面活性剤の含有量が5%未満では化粧料又はサンケア化粧品の除去効率が落ちることがある。更に、成分(a)非イオン性界面活性剤の含有量が35%を超えるとクレンジング化粧料を透明に保つのが難しくなる。
《HLB値が8以上の非イオン性界面活性剤:成分(b)》
本発明の透明クレンジング化粧料は、HLB値が8以上の非イオン性界面活性剤を5〜30重量%含む。
本発明の透明クレンジング化粧料に用いる成分(b)の非イオン性界面活性剤のHLBは8以上であれば限定されるものではないが、好ましくは9以上以下であり、より好ましくは10以上であり、更に好ましくは11以上である。HLBが8以上であることにより、親水性が高くなり、洗い流しが容易で、さっぱりとした使用感を得ることができる。
本発明の透明クレンジング化粧料に含まれる成分(b)の非イオン性界面活性剤の含有量は、5〜30重量%であれば特に限定されるものではないが、好ましくは8〜27重量%であり、より好ましくは10〜25重量%であり、最も好ましくは12〜22重量%である。成分(b)の非イオン性界面活性剤の含有量が5〜30%であることにより、油性の化粧料を容易に洗い流すことができる。
本発明の透明クレンジング化粧料に含まれる成分(b)の非イオン性界面活性剤は、HLB値が8.0以上である限り、限定されるものではないが、具体的には、PEG−60水添ヒマシ油(HLB14.0)、イソステアリン酸PEG−20グリセリル(HLB13.2)、イソステアリン酸PEG−60グリセリル(HLB16.4)、トリイソステアリン酸 PEG−30グリセリル(HLB12.3)、ジイソステアリン酸 PEG−12(HLB10.3)、ステアリン酸PEG−45(HLB18.0)、ポリソルベート40(HLB16.0)、テトラオレイン酸ソルベス−40(HLB12.5)、トリイソステアリン酸 PEG−120 メチルグルコース(HLB17.3)、PEG−30フィトステロール(HLB18.0)、イソステアリン酸ポリグリセリル−10(HLB12.0)、PPG−6デシルテトラデセス−30(HLB12.0)、又はオレス−20(HLB17.0)を挙げることができる。
《油分:成分(c)》
本発明の透明クレンジング化粧料は、油分を10〜60重量%含む。本発明の透明クレンジング化粧料に用いられる油分は、化粧品に用いられるものであれば、特に限定されるものではないが、エステル油、炭化水素油、エーテル油、脂肪族アルコール、シリコーンシリコーン誘導体、動植物油又はテルペン油を挙げることができる。
エステル油としては、例えばミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸エチル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、カプリル酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、リシノール酸セチル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸2−ヘキシルデシル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸2−オクチルドデシル、リシノール酸2−オクチルドデシル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸セトステアリル、2−エチルヘキサン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ジ2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリカプリル酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリウンデシル酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、テトラミリスチン酸ペンタエリスリトール、テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル(1)、ネオペンタン酸2−オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸2−ヘキシルデシル、2−エチルヘキサン酸イソステアリル、イソノナン酸2−エチルヘキシル、ジメチルオクタン酸2−ヘキシルデシル、ジメチルオクタン酸2−オクチルドデシル、イソパルミチン酸2−エチルヘキシル、イソステアリン酸2−ヘキシルデシル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸2−オクチルドデシル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸2−オクチルドデシル、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸トリ2−エチルヘキシル、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリ2−オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジ2−エチルヘキシル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ2−エチルヘキシル、セバシン酸ジブチルオクチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソセチル、12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸ステアリル、又は12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソステアリル、酢酸ポリオキシエチレン(3)モノオキシプロピレンセチルエーテル、又は酢酸ポリオキシエチレン(3)モノオキシプロピレンイソセチルエーテル等を挙げることができる。
炭化水素油としては、オゾケライト、α−オレフィンオリゴマー、流動パラフィン、流動イソパラフィン、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、イソドデカン、合成スクワラン、植物性スクワラン、スクワラン、セレシン、パラフィン、ポリエチレン末、ポリブテン、流動イソパラフィン、流動パラフィン、スクワレン、プリスタン、ワセリン、又はマイクロクリスタリンワックスを挙げることができる。
前記脂肪族アルコールとしては、直鎖状の飽和アルコール(例えば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、又はベヘニルアルコール)、分岐状の飽和アルコール(例えば、イソステアリルアルコール、又はオクチルドデカノール)、又は不飽和アルコール(例えば、オレイルアルコール)などの炭素数が12〜22のアルコール(いわゆる高級アルコール)を挙げることができる。
前記シリコーン又はシリコーン誘導体としては、メチルポリシロキサン、ジメチルシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルアミノプロピルシロキサン、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン、シリコーンゴム、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、デカメチルポリシロキサン、又はメチル(アミノプロピル)シロキサンを挙げることができる。
前記動植物油としては、例えばアボガド油、トウモロコシ油、月見草油、パーシック油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、シナモン油、アーモンド油、大豆油、大豆胚芽油、菜種油、高オレイン酸菜種油、コーン油、ゴマ油、シソ油、亜麻仁油、落花生油、紅花油、高オレイン酸紅花油、ひまわり油、ミッドオレイックひまわり油、高オレイン酸ひまわり油、綿実油、ブドウ種子油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、カボチャ種子油、クルミ油、椿油、茶実油、エゴマ油、ボラージ油、オリーブ油、米糠油、小麦胚芽油、パーム油、パーム核油、ヤシ油、カカオ脂、卵黄油、ミンク油、牛脂、豚脂、ラード、鶏脂、乳脂、魚油、アザラシ油、及び藻類油、並びにそれらの分別油、硬化油、及びエステル交換油を挙げることができる。
前記エーテル油としては、アルキル−1,3−ジメチルブチルエーテル、ノニルフェニルエーテルを挙げることができる。
化粧持ちの良好なメーキャップ化粧料と素早くなじませる点において、炭化水素油、シリコーン油、又はエステル油が好ましく、流動パラフィン、流動イソパラフィン、スクワランのような炭化水素油、イソドデカン、デカメチルシクロペンタシロキサンのような揮発性油、トリエチルヘキサノイン(トリ(2−エチルヘキサン酸)グリセリン)、2−エチルヘキサン酸セチル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクタデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリン、イソステアリン酸コレステリルのような低粘性エステル油がより好ましい。
《水:成分(d)》
本発明の本発明の透明クレンジング化粧料は、水を0〜20重量%含む。水を含まない場合でも、本発明の効果を得ることが可能である。しかし、水を含むことにより、べたつき感をなくし、さっぱりした使用後感を得ることができるので好ましい。水を含む場合、その含有量は20重量%以下であれば限定されないが、下限は0.01重量%以上が好ましく、0.05重量%以上がより好ましく、0.1重量%以上が更に好ましく、0.5重量%以上が更に好ましい。水の含有量の上限は、18重量%以下が好ましく、15重量%以下がより好ましく、12重量%以下が更に好ましい。
《両親媒性物質:成分(e)》
本発明の本発明の透明クレンジング化粧料は、油分及び水と相溶可能な両親媒性物質を1〜30重量%含む。本明細書において、「油分及び水と相溶可能な両親媒性物質」とは、25℃において、水100gへの溶解性が1g以上であり、且つトリエチルヘキサノイン100gへの溶解性が10g以上である物質を意味する。但し、エタノールは除く。
油分及び水と相溶可能な両親媒性物質としては、具体的にはポリオキシプロピレン(9モル)ジグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレン(14モル)ジグリセリルエーテル、ポリオキシエチレン(8モル)ポリオキシプロピレン(5モル)ポリオキシブチレン(3モル)グリセリルエーテル、ポリオキシエチレン(9モル)ポリオキシプロピレン(2モル)ジメチルエーテル、ポリオキシエチレン(14モル)ポリオキシプロピレン(7モル)ジメチルエーテル、ポリオキシエチレン(7モル)ポリオキシプロピレン(7モル)ジメチルエーテル、コハク酸ビスエトキシジグリコール、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、コハク酸ジエトキシエチル等が挙げられる。
《水溶性成分:成分(f)》
本発明の本発明の透明クレンジング化粧料は、1価アルコール、多価アルコール、及びアルキレンオキシド誘導体からなる群から選択される1種又は2種以上の水溶性成分を3〜30重量%含む。本発明の透明クレンジング化粧料に含まれる水溶性成分の含有量は、3〜30重量%であれば特に限定されるものではないが、好ましくは4〜25重量%であり、より好ましくは5〜20重量%である。水溶性成分の含有量が5〜30%であることにより、べたつき感をなくし、さっぱりした使用後感を得ることができる。
1価アルコールとしては、例えばエタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、又はイソブタノール等を挙げることができる。
多価アルコールとしては、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ソルビット又はキシリトール等を挙げることができる。
アルキレンオキシド誘導体としては、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシエチレン(22)ポリオキシプロピレン(16)グリコールエーテル、ポリオキシエチレン(22)ポリオキシプロピレン(21)グリコールエーテル、ポリオキシエチレン(22)ポリオキシプロピレン(25)グリコールエーテル、ポリオキシエチレン(38)ポリオキシプロピレン(30)グリコールエーテル、ポリオキシエチレン(48)ポリオキシプロピレン(35)グリコールエーテル、ポリオキシエチレン(9)ポリオキシプロピレン(10)ブチルエーテル、ポリオキシエチレン(12)ポリオキシプロピレン(9)ブチルエーテル、ポリオキシエチレン(12)ポリオキシプロピレン(12)ブチルエーテル、ポリオキシエチレン(36)ポリオキシプロピレン(36)ブチルエーテル、ポリオキシエチレン(33)ポリオキシプロピレン(45)ブチルエーテル、ポリオキシエチレン(38)ポリオキシプロピレン(37)ブチルエーテル、ポリオキシエチレン(10)ポリオキシプロピレン(10)ジエチルエーテル、ポリオキシエチレン(10)ポリオキシプロピレン(10)ジプロピルエーテル、ポリオキシエチレン(10)ポリオキシプロピレン(10)ジブチルエーテル、又はポリオキシエチレン(24)ポリオキシプロピレン(24)グリセリルエーテルを挙げることができる。
《成分(a)及び成分(b)の重量比》
本発明の透明クレンジング化粧料における成分(a)の非イオン性界面活性剤と、成分(b)の非イオン性界面活性剤との重量比(a)/(b)は、1〜3である限りにおいて限定されない(a)/(b)の重量比が1〜3であることによって、化粧持ちの良好なメーキャップ化粧料や長時間効果の持続するサンケア化粧品などのクレンジング効果が優れていながら、容易に洗い流すことができる。
《成分(d)、(e)及び(f)の含有量》
本発明の透明クレンジング化粧料における成分(d)、成分(e)及び成分(f)の含有量の合計は5〜40重量%である限りにおいて限定されない。成分(d)、成分(e)及び成分(f)の含有量の合計が5重量%未満の場合、使用時の感触が悪いことがある。また、成分(d)、成分(e)及び成分(f)の含有量の合計が40重量%を超える場合、長期安定性が悪くなることがある。
《その他の成分:成分(g)》
本発明の透明クレンジング化粧料は、本発明の効果を阻害しない限りにおいて、その他の成分を含むことができる。その他の成分としては、保湿剤(例えば、トリメチルグリシン、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コムギたん白液、ヒアルロン酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホホバ油、加水分解ケラチン)、着色剤(例えば、顔料、又は色素)、粘度調整剤(例えば、メチルセルロース、)、乳化剤(例えば、モノステアリン酸グリセリン)、パール光沢付与剤(例えば、ジステアリン酸グリコール、又はジステアリン酸エチレングリコール)、塩類(例えば、塩化ナトリウム)、植物エキス類、防腐剤、ビタミン剤、香料、紫外線吸収剤、抗酸化剤、湿潤剤、キレート剤、pH調整剤(例えば、クエン酸、又は酒石酸)水を含むことができる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
後述の実施例及び比較例によって得られた透明クレンジング化粧料の評価は、以下の「透明性試験」、「長期安定性試験」及び「使用性試験(官能試験)」により行った。
《透明性試験》
後述の実施例で得られた透明クレンジング化粧料を目視で観察し、以下の評価基準で評価した。◎〜○が実用上問題ないレベルである。
◎:目視にて透明である
○:わずかに白濁が見られる
△:全体が白濁している
×:油分と水性成分とが白濁し、分離してくる。
《長期安定性試験》
得られた透明クレンジング化粧料を、0℃、25℃(室温)、40℃の各温度条件下において1ヶ月保存し、目視により分離などの外観変化、粘度変化の有無を確認し、以下の基準にて評価した。また、5℃と45℃との温度変化を1日2サイクル行い、1ヶ月保存し、同様に以下の基準で評価した。なお、◎及び○と評価されたものは、実用上十分な安定性を示すものである。
◎:外観変化、粘度変化、又は分離等の異常は全く認められない。
○:外観変化、粘度変化、又は分離等の異常が僅かに認められる。
△:外観変化、粘度変化、又は分離等の異常が認められる。
×:外観変化、粘度変化、又は分離等の異常が著しい。
《使用性試験(官能評価)》
使用性については、女性パネル20名の官能試験により行った。
実施例又は比較例で得られたメーク落とし、クレンジングオイル、及びアイメーク落としを使用して、化粧料の除去を行い、「クレンッジング効果」、「使用時の感触」、「洗い流し易さ」及び「使用後のさっぱり感」について評価を行った。
◎(とても良い):15〜20名以上が、優れているという評価を行った。
○(良い):10〜14名が、優れているという評価を行った。
△(普通):5〜9名が、優れているという評価を行った。
×(悪い):0〜4名が、優れているという評価を行った。
実施例1〜5及び比較例1では、本発明の透明クレンジング化粧料としてメーク落としを調製した。
《実施例1:メーク落とし》
表1に示す組成の各成分(化合物)を、室温にて混合及び攪拌して、メーク落としを調製した。なお、成分(b)のPEG−60水添ヒマシ油は常温で固体であるため、混合前に加温し、溶解して用いた。得られたメーク落としについて、「透明性試験」、「長期安定性試験」、及び「使用性試験(官能評価)」を行った。結果を表1に示す。
なお、成分(a)の非イオン界面活性剤としてセスキイソステアリン酸ソルビタン(HLB4.0)(コスモール182V:日清オイリオ社製)を、成分(b)の非イオン界面活性剤として、PEG−60水添ヒマシ油(HLB14.0)(NIKKOL HCO−60:日光ケミカルズ社製)を、成分(e)の両親媒性物質としてPEG/PPG/ポリブチレングリコール−8/5/3グリセリン(ウィルブライトS−753:日油社製)を用いた。
《実施例2:メーク落とし》
表1に示す組成の各成分(化合物)を、室温にて混合及び攪拌して、メーク落としを調製した。得られたメーク落としについて、「透明性試験」、「長期安定性試験」、及び「使用性試験(官能評価)」を行った。結果を表1に示す。
成分(e)の両親媒性物質としてPPG−9ジグリセリル(SY−DP9:阪本薬品工業社製)を用いた。
《実施例3:メーク落とし》
表1に示す組成の各成分(化合物)を、室温にて混合及び攪拌して、メーク落としを調製した。得られたメーク落としについて、「透明性試験」、「長期安定性試験」、及び「使用性試験(官能評価)」を行った。結果を表1に示す。
成分(e)の両親媒性物質としてシクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール(Neosolue−Aqulio:日本精化社製)を用いた。
《実施例4:メーク落とし》
表1に示す組成の各成分(化合物)を、室温にて混合及び攪拌して、メーク落としを調製した。得られたメーク落としについて、「透明性試験」、「長期安定性試験」、及び「使用性試験(官能評価)」を行った。結果を表1に示す。
成分(e)の両親媒性物質としてコハク酸ビスエトキシジグリコール(ハイアクオスターDCS:高級アルコール工業社製)を用いた。
《実施例5:メーク落とし》
表1に示す組成の各成分(化合物)を、室温にて混合及び攪拌して、メーク落としを調製した。得られたメーク落としについて、「透明性試験」、「長期安定性試験」、及び「使用性試験(官能評価)」を行った。結果を表1に示す。
成分(e)の両親媒性物質としてコハク酸ジエトキシエチル(クロダモルDES:クロダジャパン社製)を用いた。
《比較例1:メーク落とし》
成分(e)を添加しないことを除いては、実施例1の操作を繰り返した。結果を表1に示す。
Figure 2014152108
実施例6〜8及び比較例2では、本発明の透明クレンジング化粧料として、クレンジングオイルを調製した。
《実施例6:クレンジングオイル》
表2に示す組成の各成分(化合物)を、室温にて混合及び攪拌して、クレンジングオイルを調製した。得られたクレンジングオイルについて、「透明性試験」、「長期安定性試験」、及び「使用性試験(官能評価)」を行った。結果を表2に示す。
なお、成分(a)の非イオン界面活性剤としてトリイソステアリン酸PEG−10グリセリル(HLB5.1)(EMALEX GWIS−310:日本エマルジョン社製)を、成分(b)の非イオン界面活性剤として、Pイソステアリン酸PEG−20グリセリル(HLB13.2)(EMALEX GWIS−120:日本エマルジョン社製)及びイソステアリン酸PEG−60グリセリル HLB16.4(EMALEX GWIS−160:日本エマルジョン社製)を、成分(e)の両親媒性物質としてPPG−9ジグリセリル(SY−DP9:阪本薬品工業社製)を用いた。
《実施例7:クレンジングオイル》
表2に示す組成の各成分(化合物)を、室温にて混合及び攪拌して、クレンジングオイルを調製した。得られたクレンジングオイルについて、「透明性試験」、「長期安定性試験」、及び「使用性試験(官能評価)」を行った。結果を表2に示す。
なお、成分(a)の非イオン界面活性剤としてトリイソステアリン酸PEG−15水添ヒマシ油(HLB4.7)(EMALEX GWIS−315:日本エマルジョン社製)を、成分(b)の非イオン界面活性剤として、Pイソステアリン酸PEG−20グリセリル(HLB13.2)(EMALEX GWIS−120:日本エマルジョン社製)を、成分(e)の両親媒性物質としてシクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール(Neosolue−Aqulio:日本精化社製)を用いた。
《実施例8:クレンジングオイル》
表2に示す組成の各成分(化合物)を、室温にて混合及び攪拌して、クレンジングオイルを調製した。得られたクレンジングオイルについて、「透明性試験」、「長期安定性試験」、及び「使用性試験(官能評価)」を行った。結果を表2に示す。
なお、成分(a)の非イオン界面活性剤としてトリイソステアリン酸PEG−15水添ヒマシ油(HLB4.7)(EMALEX GWIS−315:日本エマルジョン社製)を、成分(b)の非イオン界面活性剤として、Pイソステアリン酸PEG−20グリセリル(HLB13.2)(EMALEX GWIS−120:日本エマルジョン社製)を、成分(e)の両親媒性物質としてシクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール(Neosolue−Aqulio:日本精化社製)及びコハク酸ビスエトキシジグリコール(ハイアクオスターDCS:高級アルコール工業社製)を用いた。
《比較例2:クレンジングオイル》
表2に示す組成の各成分(化合物)を、室温にて混合及び攪拌して、クレンジングオイルを調製した。得られたクレンジングオイルについて、「透明性試験」、「長期安定性試験」、及び「使用性試験(官能評価)」を行った。結果を表2に示す。
成分(a)の非イオン界面活性剤、成分(b)の非イオン界面活性剤、及び、成分(e)の両親媒性物質は、実施例6と同じものを用い、(a)/(b)の比を0.78とした。
《比較例3:クレンジングオイル》
表2に示す組成の各成分(化合物)を、室温にて混合及び攪拌して、クレンジングオイルを調製した。得られたクレンジングオイルについて、「透明性試験」、「長期安定性試験」、及び「使用性試験(官能評価)」を行った。結果を表2に示す。
成分(a)の非イオン界面活性剤、成分(b)の非イオン界面活性剤、及び、成分(e)の両親媒性物質は、実施例8と同じものを用い、(a)/(b)の比を3.2とした。
Figure 2014152108
実施例9及び10では、本発明の透明クレンジング化粧料として、アイメーク落としを調製した。
《実施例9:アイメーク落とし》
表3に示す組成の各成分(化合物)を、室温にて混合及び攪拌して、アイメーク落としを調製した。得られたアイメーク落としについて、「透明性試験」、「長期安定性試験」、及び「使用性試験(官能評価)」を行った。結果を表3に示す。
なお、成分(a)の非イオン界面活性剤としてセスキイソステアリン酸ソルビタン(HLB4.0)(コスモール182V:日清オイリオ社製)を、成分(b)の非イオン界面活性剤として、PEG−60水添ヒマシ油(HLB14.0)(NIKKOL HCO−60:日光ケミカルズ社製)を、成分(e)の両親媒性物質としてコハク酸ビスエトキシジグリコール(ハイアクオスターDCS:高級アルコール工業社製)を用いた。
《実施例10:アイメーク落とし》
表3に示す組成の各成分(化合物)を、室温にて混合及び攪拌して、アイメーク落としを調製した。得られたアイメーク落としについて、「透明性試験」、「長期安定性試験」、及び「使用性試験(官能評価)」を行った。結果を表3に示す。
成分(a)の非イオン界面活性剤、成分(b)の非イオン界面活性剤、及び、成分(e)の両親媒性物質は、実施例9と同じものを用いた。
《比較例4:アイメーク落とし》
表3に示す組成の各成分(化合物)を、室温にて混合及び攪拌して、成分(d)、(e)、及び(f)の合計が4.5重量%のアイメーク落としを調製した。得られたアイメーク落としについて、「透明性試験」、「長期安定性試験」、及び「使用性試験(官能評価)」を行った。結果を表3に示す。
《比較例5:アイメーク落とし》
表3に示す組成の各成分(化合物)を、室温にて混合及び攪拌して、成分(d)、(e)、及び(f)の合計が44重量%のアイメーク落としを調製した。得られたアイメーク落としについて、「透明性試験」、「長期安定性試験」、及び「使用性試験(官能評価)」を行った。結果を表3に示す。
Figure 2014152108
実施例11及び12では、本発明の透明クレンジング化粧料として、アイメーク落とし又はメーク落としを調製した。
《実施例11:アイメーク落とし》
表4に示す組成の各成分(化合物)を、室温にて混合及び攪拌して、アイメーク落としを調製した。本実施例では、成分(a)及び(b)の量の少ない場合を検討した。得られたアイメーク落としについて、「透明性試験」、「長期安定性試験」、及び「使用性試験(官能評価)」を行った。結果を表4に示す。
《実施例12:メーク落とし》
表4に示す組成の各成分(化合物)を、室温にて混合及び攪拌して、メーク落としを調製した。本実施例では、成分(a)及び(b)の量が多く、水を含まない場合を検討した。得られたメーク落としについて、「透明性試験」、「長期安定性試験」、及び「使用性試験(官能評価)」を行った。結果を表4に示す。
Figure 2014152108
本発明の透明クレンジング化粧料は、メーク落とし、クレンジングオイル、及びアイメーク落としとして用いることが可能であり、特に化粧持ちの良好なメーキャップ化粧料や長時間効果の持続するサンケア化粧品などの化粧料の除去に効果的に用いることができる。

Claims (4)

  1. 以下の成分(a)〜(f);
    (a)HLB値が5.5以下であり、且つ常温で液状の非イオン性界面活性剤5〜35重量%、
    (b)HLB値が8以上の非イオン性界面活性剤5〜30重量%、
    (c)油分10〜60重量%、
    (d)水0〜20重量%、
    (e)油分及び水と相溶可能な両親媒性物質1〜30重量%、及び
    (f)1価アルコール、多価アルコール、及びアルキレンオキシド誘導体からなる群から選択される1種又は2種以上の水溶性成分3〜30重量%、
    を含み、
    成分(a)及び(b)の重量比(a)/(b)の値が1〜3であり、且つ成分(d)、成分(e)及び成分(f)の含有量の合計が5〜40重量%であることを特徴とする透明クレンジング化粧料。
  2. 前記油分がエステル基を有する油分である、請求項1に記載の透明クレンジング化粧料。
  3. 前記両親媒性物質がポリオキシプロピレンポリグリセリルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン・ポリオキシブチレングリセリルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンジメチルエーテル、コハク酸ビスエトキシジグリコール、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、及びコハク酸ジエトキシエチルからなる群から選択される1種以上である、請求項1又は2に記載の透明クレンジング化粧料。
  4. 前記透明クレンジング化粧料が、メーク落とし、クレンジングオイル、及びアイメーク落とし、からなる群から選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の透明クレンジング化粧料。
JP2013020134A 2013-02-05 2013-02-05 透明クレンジング化粧料 Active JP6148872B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013020134A JP6148872B2 (ja) 2013-02-05 2013-02-05 透明クレンジング化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013020134A JP6148872B2 (ja) 2013-02-05 2013-02-05 透明クレンジング化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014152108A true JP2014152108A (ja) 2014-08-25
JP6148872B2 JP6148872B2 (ja) 2017-06-14

Family

ID=51574330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013020134A Active JP6148872B2 (ja) 2013-02-05 2013-02-05 透明クレンジング化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6148872B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016124866A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 日光ケミカルズ株式会社 クレンジング化粧料
WO2017090214A1 (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 アサヌマ コーポレーション株式会社 カプセルの製造方法
JP2019196337A (ja) * 2018-05-10 2019-11-14 株式会社ハーベス 油性クレンジング化粧料
JP2020100581A (ja) * 2018-12-21 2020-07-02 日光ケミカルズ株式会社 クレンジング化粧料
JP2020158459A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 株式会社ナリス化粧品 水中油型乳化化粧料組成物
CN112386514A (zh) * 2019-08-19 2021-02-23 株式会社芳珂 透明卸妆品
CN114848540A (zh) * 2022-04-11 2022-08-05 新柏妆(广州)科技研发中心有限公司 一种洁净嫩肤的双连续相卸妆组合物、卸妆凝露及卸妆组合物的制备方法
JP7356246B2 (ja) 2019-03-27 2023-10-04 株式会社コーセー 油性洗浄組成物

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011073992A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Taiyo Kagaku Co Ltd セラミド含有組成物
JP2011126809A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Kao Corp クレンジング化粧料

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011073992A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Taiyo Kagaku Co Ltd セラミド含有組成物
JP2011126809A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Kao Corp クレンジング化粧料

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016124866A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 日光ケミカルズ株式会社 クレンジング化粧料
WO2017090214A1 (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 アサヌマ コーポレーション株式会社 カプセルの製造方法
JPWO2017090214A1 (ja) * 2015-11-25 2018-11-15 アサヌマ コーポレーション株式会社 カプセルの製造方法
JP2019196337A (ja) * 2018-05-10 2019-11-14 株式会社ハーベス 油性クレンジング化粧料
JP7112068B2 (ja) 2018-05-10 2022-08-03 株式会社ハーベス 油性クレンジング化粧料
JP2020100581A (ja) * 2018-12-21 2020-07-02 日光ケミカルズ株式会社 クレンジング化粧料
JP2020158459A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 株式会社ナリス化粧品 水中油型乳化化粧料組成物
JP7356246B2 (ja) 2019-03-27 2023-10-04 株式会社コーセー 油性洗浄組成物
CN112386514A (zh) * 2019-08-19 2021-02-23 株式会社芳珂 透明卸妆品
CN112386514B (zh) * 2019-08-19 2024-05-07 株式会社芳珂 透明卸妆品
CN114848540A (zh) * 2022-04-11 2022-08-05 新柏妆(广州)科技研发中心有限公司 一种洁净嫩肤的双连续相卸妆组合物、卸妆凝露及卸妆组合物的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6148872B2 (ja) 2017-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6148872B2 (ja) 透明クレンジング化粧料
JP5554943B2 (ja) 透明多層液状化粧料
JP5779377B2 (ja) 固形状油性クレンジング化粧料
JP5419506B2 (ja) 二層式クレンジング化粧料
JP2014148492A (ja) シャンプー組成物
KR20180115740A (ko) 클렌징 화장료
JP5002434B2 (ja) 乳化型浴用剤組成物
JP7115796B2 (ja) 洗浄組成物
TWI827872B (zh) 透明卸妝品
JP7112068B2 (ja) 油性クレンジング化粧料
JP6498987B2 (ja) 透明油性化粧料
JP6167159B2 (ja) 液状油性クレンジング化粧料
JP7337367B2 (ja) クレンジング化粧料
JP2021031402A (ja) クレンジング料
JP7300139B2 (ja) 油性化粧料
JP2019172652A (ja) 油性化粧料
JP7155048B2 (ja) 油性化粧料
JP6456825B2 (ja) 透明なクレンジング組成物
JP7470237B1 (ja) クレンジングウォーター
JP7116820B1 (ja) クレンジング化粧料
JP7474650B2 (ja) クレンジング料
JP7301742B2 (ja) 油性洗浄料
JP2024003464A (ja) クレンジング化粧料
JP2023145926A (ja) 油性クレンジング化粧料
JP2023108283A (ja) 化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6148872

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250