JP6167159B2 - 液状油性クレンジング化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、液状油性クレンジング化粧料に関する。
近年のウォータープルーフ性の高いメーキャップ料を洗浄する目的で、油分を多く含有し、油分の溶解によりメーキャップを除去するいわゆるクレンジングオイルといった剤型の化粧料が上市されている。
クレンジングオイルに含有させる油分としては、例えば、メイクアップ化粧料の洗浄性を高めるため、分岐鎖を有する炭素数14〜30の脂肪酸エステルが使用されている(例えば、特許文献1参照)。また、使用後の肌のなめらかさ、しっとり感を高めるため、脂肪酸トリグリセリドが使用されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001-342115号公報 特開2002-370931号公報
しかし、特許文献1に記載の脂肪酸エステルを使用したクレンジングオイルの場合、洗浄性は期待できる反面、使用後の肌のなめらかさや明るさという点で満足できるものではなかった。一方、先行文献2に記載の脂肪酸トリグリセリドを多量に用いた場合、洗い上がり後の肌のなめらかさ、しっとり感は期待できる反面、安定性が低下する傾向があり、更には洗浄力が低くなるという問題がある。
また、脂肪酸トリグリセリドは脂肪酸トリグリセリド以外のエステル油や炭化水素と併用されることが多いが、併用する油剤の種類によっては、使用感がより悪化する場合がある。例えば、脂肪酸トリグリセリドと流動パラフィンを併用すると、流動パラフィンが肌に残りやすく、肌のごわつき、なめらかさが低下するという問題があり、脂肪酸トリグリセリドとエステル油を併用すると、脱脂力が強く、かさつきやすく、すすぎ時にぬめり感が生じてすっきりしないという問題がある。
したがって、本発明は、脂肪酸トリグリセリドを多量に配合した場合においても、高温安定性、低温安定性、クレンジング力、透明性に優れ、更には、洗い流しやすさ、洗い上がり後のかさつき感のなさ、肌の明るさ、なめらかさ等の使用感も良好な液状油性クレンジング化粧料に関する。
本発明者は、特定の脂肪酸エステルを含有する液状モノエステル油、液状脂肪酸トリグリセリド、液状炭化水素、特定HLBの非イオン界面活性剤を、それぞれ特定量併用することで、前記課題が解決されることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、下記成分(A)〜(D)を含有する液状油性クレンジング化粧料を提供するものである。
(A)下記一般式で表されるエステル油を含有する液状モノエステル油 7質量%以上35質量%以下
RCOOR’
(式中、Rは炭素数6以上16以下のアルキル基を示し、R’は炭素数11以上24以下の分岐アルキル基を示す)
(B) 液状脂肪酸トリグリセリド 20質量%以上55質量%以下
(C) 液状炭化水素 20質量%以上50質量%以下
(D) HLB9〜13.5の非イオン性界面活性剤 5質量%以上20質量%以下
本発明の液状油性クレンジング化粧料は、脂肪酸トリグリセリドを多量に配合した場合においても、高温安定性、低温安定性、クレンジング力、透明性に優れ、更には、洗い流しやすさ、洗い上がり後の肌のかさつき感のなさ、肌の明るさ、なめらかさ等の使用感も良好である。
〔液状〕
本発明において液状とは、25℃、1013.25hPa下の条件で、粘度が2000mPa・s以下の状態を意味するものとする。粘度は、例えばB型粘度計(ビスメトロン粘度計:型式VS-A1(芝浦システム社製)を用いて、スピンドル番号3、12rpm(回転/分)、30秒間、又はスピンドル番号2、12rpm(回転/分)、30秒間にて測定される。
〔油性〕
本発明において油性とは、少なくとも1種以上の油剤を含有し、かつ無水であるか又はクレンジング化粧料中における水の含有量が5質量%未満である状態を意味する。
〔成分(A):液状モノエステル油〕
本発明の液状油性クレンジング化粧料は、成分(A)として、下記一般式(1)で表される、飽和脂肪酸と1価分岐飽和アルコールとから得られるエステル油を含有する液状モノエステル油を含有する。
RCOOR’
(式中、Rは炭素数6以上16以下のアルキル基を示し、R’は炭素数11以上24以下の分岐アルキル基を示す)
本発明の液状油性クレンジング化粧料は、当該一般式(1)で表されるエステル油を含有することで、脂肪酸トリグリセリドと併用した際のクレンジング力、高温安定性や低温安定性の低下を抑え、洗い上がり後のかさつき感がなく、肌の明るさ、肌の滑らかさに優れた使用感を得ることができる。
クレンジング力を向上させ、洗い上がり後のかさつき感のなさ、肌の明るさ、肌のなめらかさを良好にする観点から、Rの炭素数は、7以上が好ましく、9以上がより好ましく、11以上が更に好ましく、また、15以下が好ましく、14以下がより好ましい。また、Rは直鎖又は分岐鎖のいずれであっても良い。
同様の観点から、R’の分岐アルキル基の炭素数は、12以上が好ましく、13以上がより好ましく、15以上が更に好ましく、また、23以下が好ましく、22以下がより好ましく、21以下が更に好ましい。
これら一般式(1)で表される具体的なエステル油としては、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、ミリスチン酸イソステリル、ミリスチン酸2-オクチルドデシル、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、パルミチン酸イソステアリル、イソノナン酸イソトリデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ジメチルオクタン酸2-オクチルドデシル等が挙げられる。成分(A)としては、これらの液状エステル油から選ばれる1種又は2種以上を含有することが好ましい。
これらのうち、クレンジング力を向上させ、洗い上がり後のかさつき感のなさ、肌の明るさ、肌のなめらかさを良好にする観点から、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、ミリスチン酸イソステリル、ミリスチン酸2-オクチルドデシル、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、パルミチン酸イソステアリル及びイソノナン酸イソトリデシルから選択される1種又は2種以上が好ましく、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、ミリスチン酸イソステリル、ミリスチン酸2-オクチルドデシル及びイソノナン酸イソトリデシルから選択される1種又は2種以上がより好ましく、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル及びミリスチン酸オクチルドデシルから選択される1種又は2種が更に好ましい。
成分(A)の液状モノエステル油は、一般式(1)で表されるエステル油を含有するものであればよいが、洗い上がり後のかさつき感のなさ、肌の明るさ、肌のなめらかさを良好にする観点から、一般式(1)で表されるエステル油を成分(A)中の60質量%以上含有することが好ましく、70質量%以上含有することがより好ましく、80質量%以上含有することが更に好ましく、90質量%以上含有することが更に好ましく、99質量%以上含有することが更により好ましく、一般式(1)で表されるエステル油からなることが更に好ましい。
成分(A)に使用される上記一般式(1)で表されるエステル油以外の液状モノエステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、カプリル酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、ステアリン酸2-エチルヘキシル、ステアリン酸2-ヘキシルデシル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸2-オクチルドデシル、リシノール酸2-オクチルドデシル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、2-エチルヘキサン酸セチル、2-エチルヘキサン酸セトステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ネオペンタン酸2-オクチルドデシル、2-エチルヘキサン酸2-ヘキシルデシル、2-エチルヘキサン酸イソステアリル、イソノナン酸2-エチルヘキシル、イソパルミチン酸2-エチルヘキシル、イソステアリン酸2-ヘキシルデシル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸2-オクチルドデシル等が挙げられる。
液状油性クレンジング化粧料中における成分(A)の含有量は、透明性、クレンジング力を向上させ、洗い流しやすさ、洗い上がり後のかさつき感のなさ、肌の明るさ、肌のなめらかさを良好にする観点から、7質量%以上であって、好ましくは12質量%以上、より好ましくは15質量%以上であり、また、クレンジング力、軽い感触を維持し、垂れ落ちを抑制する観点から、35質量%以下であって、好ましくは30質量%以下、より好ましくは23質量%以下である。
〔成分(B):液状脂肪酸トリグリセリド〕
成分(B)の液状脂肪酸トリグリセリドとして、構成脂肪酸としては、クレンジング力、高温安定性、低温安定性を向上させ、洗い流しやすさ、洗い上がり後の肌の明るさ、肌のなめらかさを良好にする観点から、炭素数6以上24以下の脂肪酸が好ましく、炭素数6以上12以下の直鎖飽和脂肪酸、炭素数6以上24以下の分岐鎖を有する飽和又は不飽和脂肪酸及び炭素数6以上24以下の直鎖不飽和脂肪酸から選択される1種又は2種以上がより好ましく、炭素数8以上10以下の直鎖飽和脂肪酸、炭素数14以上22以下の分岐鎖を有する飽和又は不飽和脂肪酸及び炭素数14以上22以下の直鎖不飽和脂肪酸から選択される1種又は2種以上がより好ましい。
かかる液状脂肪酸トリグリセリドとして具体的には、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ2-エチルへキサン酸グリセリル、トリカプリル酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ2-ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、トリリノール酸グリセリル、トリパルミトレイン酸グリセリル等が挙げられる。また、これらはアマニ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、アボカド油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、キョウニン油、シナモン油、ホホバ油、ブドウ油、ヒマワリ油、アーモンド油、ナタネ油、ゴマ油、小麦胚芽油、米胚芽油、米ヌカ油、綿実油、大豆油、落花生油、茶実油、月見草油等の動植物由来の脂肪酸トリグリセリドであっても良い。成分(B)としては、これらの液状脂肪酸トリグリセリドから選ばれる1種又は2種以上を用いることが好ましい。
液状油性クレンジング化粧料中における成分(B)の含有量は、クレンジング力、高温安定性、低温安定性を向上させ、洗い流しやすさ、洗い上がり後の肌の明るさ、肌のなめらかさを良好にする観点から、20質量%以上であって、好ましくは25質量%以上、より好ましくは29質量%以上であり、また、良好な低温安定性の観点から、55質量%以下であって、好ましくは45質量%以下、より好ましくは37質量%以下である。
成分(B)に対する成分(A)の含有質量比[(A)/(B)]は、透明性、クレンジング力を向上させる観点から、好ましくは0.2以上、より好ましくは0.4以上であり、また、好ましくは1.2以下、より好ましくは0.85以下、更に好ましくは0.8以下である。
〔成分(C):液状炭化水素〕
成分(C)の液状炭化水素としては、液状であって、通常化粧料に用いられるものであれば特に制限されず、直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素のいずれでも良い。低温安定性を向上させ、洗い流しやすさ、洗い上がり後の肌の明るさを良好にする関連から、直鎖又は分岐鎖の飽和炭化水素が好ましく、分岐鎖の飽和炭化水素がより好ましい。
例えば、α-オレフィンオリゴマー、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、流動イソパラフィン(流動ポリイソブチレン)、重質流動イソパラフィン、スクワラン、スクワレン等の直鎖又は分岐の炭化水素油が挙げられる。これら液状の炭化水素は、いずれかを単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
これらのうち、低温安定性を向上させ、洗い流しやすさ、洗い上がり後の肌の明るさ、肌のなめらかさを良好にする観点から、α-オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、流動イソパラフィン、重質流動パラフィン、流動パラフィン及びスクワランから選択される1種又は2種以上が好ましく、α-オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、流動イソパラフィン、流動パラフィン及びスクワランから選択される1種又は2種以上がより好ましく、α-オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、流動イソパラフィン及びスクワランから選択される1種又は2種以上が更に好ましい。
液状油性クレンジング化粧料中における成分(C)の含有量は、クレンジング力、低温安定性を向上させ、洗い流しやすさ、洗い上がり後のかさつき感のなさ、肌の明るさを良好なものとする観点から、20質量%以上であって、好ましくは25質量%以上、より好ましくは28質量%以上、更に好ましくは30質量%以上であり、また、好ましくは50質量%以下、より好ましくは45質量%以下、更に好ましくは40質量%以下である。
成分(B)に対する成分(C)の含有質量比[(C)/(B)]は、高温安定性を向上させ、洗い流しやすさ、洗い上がり後の肌のなめらかさを良好にする観点から、好ましくは0.3以上、より好ましくは0.4以上、更に好ましくは0.5以上であり、また、好ましくは1.6以下、より好ましくは1.4以下、更に好ましくは1.3以下、更により好ましくは1.2以下である。
〔成分(D):HLB9以上13.5以下の非イオン性界面活性剤〕
成分(D)は、HLB9以上13.5以下の非イオン性界面活性剤である。ここで、非イオン性界面活性剤のHLB(親水性・親油性バランス)は、グリフィン(Griffin)の式(J, Soc, Cosmet, Chem., 1,311(1949); 5,249(1953))により計算されるものである。
HLB9以上13.5以下の非イオン性界面活性剤としては、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン-ポリオキシプロピレンアルキルエーテル等が挙げられる。これらのうち、低温安定性、高温安定性を向上させる観点から、非イオン性界面活性剤は、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルから選択される1種又は2種以上の脂肪酸エステルが好ましく、当該脂肪酸エステルを構成する脂肪酸としては、炭素数10以上20以下の分岐鎖の飽和若しくは不飽和の脂肪酸、又は炭素数10以上20以下の直鎖飽和脂肪酸が好ましい。
これらのうち、脂肪酸トリグリセリドと他の油剤との親和性を向上させ、洗い流しやすさ、洗い上がり後の肌のかさつき感のなさ、肌のなめらかさを良好にする観点から、HLB9以上13.5以下の非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルが好ましい。中でも、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸が、炭素数15以上20以下の分岐鎖の飽和若しくは不飽和の脂肪酸、又は炭素数15以上20以下の直鎖飽和脂肪酸であるものが好ましく、炭素数15以上20以下の分岐鎖の飽和脂肪酸であるものがより好ましい。また、同様の観点から、エチレンオキシドの付加数は、12以上が好ましく、15以上がより好ましく、18以上が更に好ましく、また、28以下が好ましく、25以下がより好ましく、22以下が更に好ましい。モノ、ジ又はトリエステルのいずれでも良いが、同様の観点から、トリエステルが好ましい。
HLB9以上13.5以下の非イオン性界面活性剤として具体的には、ミリスチン酸ヘキサグリセリル(HLB:11)、オレイン酸ヘキサグリセリル(HLB:9.0)、イソステアリン酸デカグリセリル(HLB:12.0)、オレイン酸デカグリセリル(HLB:12.0)、リノール酸デカグリセリル(HLB:12.0)、ジイソステアリン酸デカグリセリル(HLB:10.0)等のポリグリセリン脂肪酸エステル;トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)グリセリル(HLB:10.9)等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル;モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(6E.O.)(HLB:13.3)、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(6E.O.)(HLB:10.0)、トリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)(HLB:11.0)等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;テトラステアリン酸ポリオキシエチレンソルビット(30E.O.)(HLB:11.5)、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット(30E.O.)(HLB:10.5)、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット(40E.O.)(HLB:11.8)等のポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル;ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油(HLB:10.5)、ポリオキシエチレン(30)硬化ヒマシ油(HLB:11.0)、ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油(HLB:11.0)等のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油;ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル(HLB:9.7)、ポリオキシエチレン(5)ラウリルエーテル(HLB:10.5)、ポリオキシエチレン(7)オレイルエーテル(HLB:10.5)、ポリオキシエチレン(5)アルキル(12〜14)エーテル(HLB:10.5)、ポリオキシエチレン(7)アルキル(12〜14)エーテル(HLB:12.0)、ポリオキシエチレン(9)アルキル(12〜14)エーテル(HLB:13.5)等のポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル(1E.O.)(4P.O.)(HLB:9.5)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル(10E.O.)(4P.O.)(HLB:10.5)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル(1E.O.)(8P.O.)(HLB:9.5)等のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル;モノラウリン酸ポリエチレングリコール(10E.O.)(HLB:12.5)、モノオレイン酸ポリエチレングリコール(10E.O.)(HLB:11)、ジイソステアリン酸ポリエチレングリコール(8E.O.)(HLB:9.5)等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル等が挙げられる。
これらの非イオン性界面活性剤は、2種以上を含有することもできる。2種以上の非イオン性界面活性剤から構成される混合界面活性剤のHLB値(以下、混合HLBと記す)は、各非イオン性界面活性剤のHLB値をその配合比率に基づいて加重平均したものであり、次式で求められる。
混合HLB値=Σ(HLBx×Wx)/ΣWx
(HLBxは、界面活性剤XのHLB値を示す。Wxは、HLBxの値を有する界面活性剤Xの質量(g)を示す。)
2種以上の非イオン性界面活性剤を含有する場合、混合HLBが9以上13.5以下の範囲になることが必要である。個々の非イオン性界面活性剤のHLBが9以上13.5以下の範囲である場合のみならず、一部又は全部の非イオン性界面活性剤のHLBが9以上13.5以下の範囲外のものであっても、2種以上を組み合わせて混合HLBが上記範囲になれば、成分(D)のHLB9以上13.5以下の非イオン性界面活性剤である。
成分(D)の非イオン性界面活性剤のHLB又は混合HLBは、透明性、高温安定性、低温安定性を向上させる観点から、9以上であって、好ましくは9.5以上、より好ましくは10以上、更に好ましくは10.5以上であり、また、13.5以下であって、好ましくは13.0以下、より好ましくは12.8以下、更に好ましくは12.5以下である。
液状油性クレンジング化粧料中における成分(D)の含有量は、クレンジング力を向上させ、洗い流しやすさ、洗い上がり後のかさつき感のなさ、肌の明るさ、肌のなめらかさを良好にする観点から、5質量%以上であって、好ましくは6質量%以上、より好ましくは7質量%以上、更に好ましくは8質量%以上であり、また、20質量%以下であって、好ましくは18質量%以下、より好ましくは15質量%以下、更に好ましくは12質量%以下である。
〔成分(E):ジグリセリンと分岐鎖を有する炭素数14以上18以下のモノカルボン酸とのエステルと、炭素数6以上10以下のジカルボン酸との縮合生成物〕
本発明の液状油性クレンジング化粧料には、容器内に多少の水が混入した場合でも優れた透明性及び低温安定性を確保する観点から、更に成分(E)として、ジグリセリンと分岐鎖を有する炭素数14以上18以下のモノカルボン酸とのエステルと、炭素数6以上10以下のジカルボン酸との縮合生成物(以下、「ジグリセリルオリゴエステル」と略記する)を含有させることができる。ジグリセリルオリゴエステルは、ジグリセリンの水酸基と、分岐鎖を有する炭素数14以上18以下のモノカルボン酸及び炭素数6以上10以下のジカルボン酸のカルボキシル基とのエステル化反応によって得ることができる。
透明性、低温安定性を確保し、塗布時ののびを良好にする観点から、分岐鎖を有するモノカルボン酸としては、炭素数15以上のものが好ましく、また、炭素数18以下のものが好ましく、炭素数17以下のものがより好ましい。具体的には、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸が挙げられ、同様の観点から、イソパルミチン酸及びイソステアリン酸から選択される1種又は2種が好ましく、また、イソミリスチン酸を含むことが好ましい。
皮膚刺激性、塗布時ののびを良好にする観点から、ジカルボン酸としては、炭素数9又は10のものが好ましく、また、炭素数10のものを含むことが好ましい。具体的には、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸及びセバシン酸が挙げられ、同様の観点から、アゼライン酸及びセバシン酸から選択される1種又は2種が好ましく、また、セバシン酸を含むことが好ましい。
ジグリセリルオリゴエステルの具体例としては、ジグリセリルイソパルミチン酸エステルアジピン酸縮合物、ジグリセリルイソパルミチン酸エステルピメリン酸縮合物、ジグリセリルイソパルミチン酸エステルスベリン酸縮合物、ジグリセリルイソパルミチン酸エステルアゼライン酸縮合物、ジグリセリルイソパルミチン酸エステルセバシン酸縮合物、ジグリセリルイソステアリン酸エステルアジピン酸縮合物、ジグリセリルイソステアリン酸エステルピメリン酸縮合物、ジグリセリルイソステアリン酸エステルスベリン酸縮合物、ジグリセリルイソステアリン酸エステルアゼライン酸縮合物、ジグリセリルイソステアリン酸エステルセバシン酸縮合物等が例示できる。
これらのうち、透明性を確保し、塗布時ののびを良好にする観点から、ジグリセリルイソパルミチン酸エステルアゼライン酸縮合物、ジグリセリルイソパルミチン酸エステルセバシン酸縮合物、ジグリセリルイソステアリン酸エステルアゼライン酸縮合物及びジグリセリルイソステアリン酸エステルセバシン酸縮合物から選択される1種又は2種以上が好ましく、ジグリセリルイソパルミチン酸エステルセバシン酸縮合物及びジグリセリルイソステアリン酸エステルセバシン酸縮合物から選択される1種又は2種がより好ましく、ジグリセリルイソパルミチン酸エステルセバシン酸縮合物を含むものが更に好ましい。
また、市販品としては、ジグリセリルイソパルミチン酸エステルセバシン酸縮合物であるサラコスDGS-16(化粧品表示名称:(ヘキシルデカン酸/セバシン酸)ジグリセリルオリゴエステル;日清製油社製)等が挙げられる。
液状油性クレンジング化粧料中における成分(E)の含有量は、透明性を確保し、塗布時ののびを良好にする観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.2質量%以上、更に好ましくは0.5質量%以上であり、また、好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、更に好ましくは2質量%以下である。
〔その他の任意成分〕
本発明の液状油性クレンジング化粧料は、上記成分のほかに、一般に洗浄料、化粧料に配合される成分、例えば、水、非イオン性界面活性剤以外の界面活性剤、成分(A)及び成分(B)以外の液状エステル油、ペースト状油、固形状油、キレート剤、防腐剤、香料、植物抽出液、保湿剤、酸化防止剤、美白剤、血行促進剤、抗炎症剤、殺菌剤、紫外線吸収剤、着色剤等を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。なお、これらの各剤は、各剤としての用途に限られず、目的に応じて他の用途として転用、例えば、ビタミン類を抗酸化防止剤として使用したり、他の用途との兼用、例えば、保湿剤と防腐剤としての効果を奏するものとして使用したりすることもできる。
本発明の液状油性クレンジング化粧料は、必要に応じて液状油性クレンジング化粧料中に水を5質量%未満含有することができる。透明性、高温安定性、低温安定性を向上させ、洗い上がり後のかさつき感のなさを良好にする観点から、液状油性クレンジング化粧料中における水の含有量は、好ましくは3質量%以下、より好ましくは2質量%以下、更に好ましくは1.5質量%以下、更により好ましくは1質量%以下、更に好ましくは0.5質量%以下である。
本発明の液状油性クレンジング化粧料は、クレンジング力を向上させる観点から、前記非イオン性界面活性剤以外の界面活性剤を含有することができる。目や粘膜等への刺激を低減する観点から、液状油性クレンジング化粧料中における非イオン性界面活性剤以外の界面活性剤の含有量は、好ましくは5質量%未満、より好ましくは3質量%以下、更に好ましくは1質量%以下、更に好ましくは0.5質量%以下、更に好ましくは0.1質量%以下である。
本発明の液状油性クレンジング化粧料は、クレンジング力の向上や、軽い塗布感触を与えるため、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸2-エチルヘキシル等の二塩基酸エステル、ジオレイン酸エチレングリコ−ル、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチレングリコール等の脂肪酸と多価アルコールのエステル等の成分(A)及び成分(B)以外の液状エステル油を含有することができる。脂肪酸トリグリセリドと成分(A)及び成分(B)以外の液状エステル油を併用した際の洗い上がり後のかさつき感のなさ、肌の明るさ、肌のなめらかさを両立する観点から、液状油性クレンジング化粧料中における成分(A)及び成分(B)以外の液状エステル油の含有量は、好ましくは5質量%未満、より好ましくは3質量%以下、更に好ましくは1質量%以下、更により好ましくは0.5質量%以下、更に好ましくは0.1質量%以下である。
本発明の液状油性クレンジング化粧料は、剤形が液状であれば、塗布時ののびの良さ、マッサージ時の塗擦感を調整するため、25℃、1気圧下の条件で、粘度が2000mPa・s超の油、すなわち、ペースト状油又は固形状油を含有することができる。クレンジング力、高温安定性、低温安定性を向上させ、洗い流しやすさを良好にする観点から、液状油性クレンジング化粧料中における粘度が2000mPa・s超の油の含有量は、好ましくは5質量%未満、より好ましくは3質量%以下、更に好ましくは1質量%以下、更に好ましくは0.5質量%以下、更に好ましくは0.1質量%以下である。
本発明の液状油性クレンジング化粧料の剤形は、25℃、1013.25hPa下の条件で流動性を有するクレンジング化粧料であり、液状油性クレンジング化粧料の粘度は、クレンジング力を向上させ、塗布時の垂れ落ちがなく、伸びの良さ、メイク馴染みを良好にする観点から、好ましくは50mP・s以上であり、より好ましくは100mPa・s以上であり、更に好ましくは200mPa・sであり、また、好ましくは1500mPa・s以下であり、より好ましくは1000mPa・s以下であり、更に好ましくは800mPa・s以下である。
本発明の液状油性クレンジング化粧料は、外観上、優れた透明性を有するクレンジング化粧料である。本発明における透明とは、分光光度計(島津紫外可視分光光度計UV-160、光路長:10mm、島津製作所社製)を用いて、コントロールは精製水とし、精製水の透過率を100としたときの透過率が50%以上のものを意味する。50%以上であれば、直径約3cmの透明ガラス瓶の裏側に記載した8ポイント文字(白地に黒字)を読むことができる。本発明の液状油性クレンジング化粧料の審美性を向上させる観点から、透過率は、60%以上が好ましく、70%以上がより好ましい。
本発明の液状油性クレンジング化粧料は、洗い上がり後のかさつき感がなく、肌の明るさ、肌の滑らかさが良好となる観点から、皮膚用クレンジング化粧料として好適に利用でき、好ましくは頭皮を除く皮膚、より好ましくは顔、身体、手足等のいずれかに塗布し、塗擦しながら汚れを馴染ませた後、ふき取り又は水洗することにより、使用することができる。
〔製造方法〕
本発明の液状油性クレンジング化粧料は、所定の成分を適宜混合することによって製造することができ、混合する順序によらず、全成分を均一に混合・分散することにより製造することができる。例えば、本発明の液状油性クレンジング化粧料の製造方法は、成分(A)〜(D)及び必要により成分(E)、その他の任意成分を混合し、撹拌する工程を含んでもよい。
実施例1〜20及び比較例1〜17
表1〜5に示す組成の液状油性クレンジング化粧料を以下の製造方法により調製した。これらの試料を用い、下記の透明性評価試験、クレンジング力評価試験、保存安定性評価試験、官能評価試験により、評価を行った。結果を表1〜5に併せて示す。
なお、比較例12、15は、試料を完全に洗い流せず、「洗い流しやすさ」以外の官能評価を実施できなかった。また、比較例16、17は、製造直後に試料に分離が見られたため、いずれの評価も実施できなかった(表中、評価を実施していないことを「−」で表す)。
(製造方法)
成分1〜18を常温(25℃)で混合し、均一になるまで攪拌する。
(透明性評価試験)
製造直後の試料について、分光光度計(島津紫外可視分光光度計UV-160、光路長:10mm、島津製作所社製)を用いて透明度を測定した。コントロールは精製水とし、精製水の透過率を100としたときの透過率により、以下の基準で評価を行った。
〔評価基準〕
A:透過率 70%以上
B:透過率 50%以上70%未満
C:透過率 20%以上50%未満
D:透過率 20%未満
(クレンジング力評価試験)
バイオスキン(ビューラックス社製)に市販の口紅を塗布し、30分経過後、試料0.5gを用い、一定の力及び速さで30回円を描くように手でマッサージし、その後水で洗い流した時の口紅の残り具合を、目視判定により以下の基準で評価を行った。
〔評価基準〕
A:完全に落ちている
B:一部(塗布部の面積の10%未満)に口紅がうすく残っている
C:部分的(塗布部の面積の10%以上50%未満)に口紅がうすく残っている
D:全体的(塗布部の面積の50%以上)に口紅がうすく残っている又は口紅の色が明確に残っている
(保存安定性評価試験)
試料を50mLの透明ガラス製容器に45mL入れて密封し、それぞれ50℃の恒温槽、及び0℃の恒温槽に1ヶ月保存したものを、目視判定により下記の基準で評価を行った。
〔高温安定性の評価基準〕
A:試料外観の変化が観察されない
B:試料表面にごくわずかな油浮きが認められる。
C:試料表面に明確な油浮きや部分的な分離が認められる
D:試料全体に分離が認められる
〔低温安定性の評価基準〕
A:試料外観の変化が観察されない
B:試料表面にごくわずかな析出が認められる。
C:試料表面に明確な析出や部分的な白濁が認められる
D:試料全体に白濁が認められる
(官能評価試験)
専門パネラー5名により、顔面に市販の油性ファンデーションを塗布し、30分経過後、試料2gを用い、1分間一定の力及び速さで顔面を手でマッサージし、その後水で洗い流した。そして、洗い流し時の「洗い流しやすさ」、洗い上がり後の「かさつき感のなさ」、「肌の明るさ」及び「肌のなめらかさ」の各項目について下記基準により評価し、その平均点(小数点以下第2位四捨五入)にて判定した。
(1)洗い流しやすさの評価基準
5点:洗い流し時に水とのなじみが非常に良く、洗い流しやすい
4点:洗い流し時に水とのなじみが良く、洗い流しやすい
3点:洗い流し時に水とのなじみがやや悪く、やや洗い流しにくい
2点:洗い流し時に水とのなじみが悪く、洗い流しにくい
1点:洗い流し時に水となじみが非常に悪く、いつまでも肌に油が残り、洗い流すことができない
(2)かさつき感のなさの評価基準
5点:かさつきを感じない
4点:非常に弱いかさつきを感じる
3点:弱いかさつきを感じる
2点:強いかさつきを感じる
1点:非常に強いかさつきを感じる
(3)肌の明るさの評価基準
5点:ツヤ感があり、くすみ感もなく、肌が非常に明るく感じる
4点:ツヤ感が多少あり、くすみ感がなく、肌が明るく感じる
3点:ツヤ感が多少あるが、くすみ感がややあり、やや肌が暗く感じる
2点:ツヤ感がなく、くすみ感がややあり、肌が暗く感じる
1点:ツヤ感がなく、くすみ感が強く、肌が非常に暗く感じる
(4)肌のなめらかさの評価基準
5点:肌のキメの乱れが見られず、がさつきやごわつき感もなく、肌のなめらかさに非常に優れる
4点:ごく一部に肌のキメの乱れが見られるが、がさつきやごわつき感はなく、肌のなめらかさに優れる
3点:部分的に肌のキメの乱れが見られ、がさつきやごわつき感がややあり、肌のなめらかさにやや劣る
2点:部分的に肌のキメの乱れが見られ、がさつきやごわつき感があり、肌のなめらかさに劣る
1点:全体的に肌のキメの乱れが見られ、がさつきやごわつき感が強く、肌のなめらかさに非常に劣る
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*1:F.T.G、日清オイリオグループ社製
*2:NIKKOL シュガースクワラン、日光ケミカルズ社製
*3:カーネーション70、Sonneborn社製
*4:サラコス DGS-16、日清オイリオグループ社製
以下、本発明の処方例を記す。いずれも本願発明と同等の効果を奏するものである。
処方例1(液状油性クレンジングオイル)
(成分) 含有量(質量%)
1.ミリスチン酸2-ヘキシルデシル 20.0
2.トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 20.0
3・オリーブ油 10.0
4・スクワラン(NIKKOL シュガースクワラン:日光ケミカルズ社製) 34.0
5.トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)グリセリル 10.0
6.(ヘキシルデカン酸/セバシン酸)ジグリセリルオリゴエステル
(サラコス DGS16:日清オイリオグループ社製) 1.0
7.アーモンド油 1.0
8.ヒマワリ油 1.0
9.ホホバ油 1.0
10.油溶性カロットエキス 0.5
11.パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル 1.0
12.香料 0.5

(製造方法)
全成分を常温(25℃)で混合し、均一になるまで攪拌する。
処方例2(液状油性クレンジングオイル)
(成分) 含有量(質量%)
1.ミリスチン酸オクチルドデシル 10.0
2.ミリスチン酸2-ヘキシルデシル 10.0
3.トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 20.0
4.ヒマワリ油 10.0
5.キョウニン油 1.0
6.グレープシード油 1.0
7.ローズヒップ油 1.0
8.α-オレフィンオリゴマー(SILKFLO364:Lipo Chemicals社製) 26.28
9.軽質イソパラフィン(マルカゾールR:丸善石油化学社製) 5.0
10.トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)グリセリル 10.0
11.(ヘキシルデカン酸/セバシン酸)ジグリセリルオリゴエステル
(サラコス DGS16:日清オイリオグループ社製) 1.0
12.ヤシ油脂肪酸ポリオキシエチレン(7)グリセリル
(セチオールHE:BASF社製) 2.0
13.トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル
(サラコスWO-6:日清オイリオ社製) 1.0
14.N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル・オクチルドデシル)
(エルデュウPS-203:味の素社製) 0.5
15.オレンジオイル 0.5
16.シソエキス(シソ抽出液SQ;丸善製薬社製) 0.1
17.セージエキス(サルビア抽出液SQ:丸善製薬社製) 0.1
18.ホエイエキス(ホエイCPA:一丸ファルコス社製) 0.01
19.豆乳発酵液(豆乳発酵液:三省製薬社製) 0.01
20.香料 0.5

(製造方法)
全成分を常温(25℃)で混合し、均一になるまで攪拌する。
なお、上記処方例で用いた香料は、以下のフローラル系調合香料処方である。なお、成分名中に記載される1%DPG、5%DPG、10%DPGとは、香料の有効成分含量がそれぞれ1質量%、5質量%、10質量%のジプロピレングリコール溶液であることを示す。
フローラル系調合香料処方
(成分) 含有量(質量%)
ベルガモットオイル(天然香料) 2.0
リナリールアセテート 1.5
メチルアンスラニレート 0.2
ペチグレインオイル(天然香料) 0.5
オーランチオール 10%DPG(ヒドロキシシトロネラールとメチルアンスラニレートとのシッフ塩基) 1.0
アミルアリルグリコレート 1%DPG 0.5
ガルバナムオイル 1%DPG(天然香料) 0.1
ブラックカラントバズアブソリュート 10%DPG(天然香料) 1.5
タジェットオイル 10%DPG(天然香料) 0.8
イランイランオイルエキストラ(天然香料) 2.0
ベンジールアセテート 5.0
メチルジヒドロジャスモネート 13.0
シスジャスモン 10%DPG 1.0
ジャスミンアブソリュート(天然香料) 0.5
インドール 5%DPG 0.5
アルファヘキシルシンナミックアルデヒド 1.5
L-シトロネロール 0.5
ローズオイル(天然香料) 0.5
ローズアブソリュート(天然香料) 0.5
ダマセノン 1%DPG 0.5
L-ローズオキサイド 1%DPG 0.5
ジメチルベンジルカーボニルアセテート 1.0
ヒドロキシシトロネラール 3.0
リラール(化合物名:4-(4-ヒドロキシ-4-メチルペンチル)-3-シクロヘキセン-1-カーボキシアルデヒド) 3.5
シクラメンアルデヒド(化合物名:2-メチル-3-(4-イソプロピルフェニル)-プロパノール) 0.5
アルファイソメチルヨノン(化合物名:5-(2,2,6-トリメチル-2-シクロヘキセニル)-3-メチル-3-ブテン-2-オン) 4.0
オリスコンクリート 10%DPG(天然香料) 0.8
メチルオイゲノール 0.5
イソEスーパー(化合物名:7-アセチル-1,2,3,4,5,6,7,8-オクタハイドロ-1,1,6,7-テトラメチルナフタレン) 2.5
ベルトフィックスクール(化合物名:4-アセチル-トリメチル-6,8α-エタノ-1,2,3,5,6,7,8,8α-オクタヒドロナフタレノン) 4.0
ベチバーアセテート 2.0
サンダルウッドオイル(天然香料) 1.5
バグダノール 10%DPG(化合物名:2-エチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル)-2-ブテン-1-オール) 1.0
パチュリーオイル 10%DPG(天然香料) 0.2
エベルニール 10%DPG(化合物名:メチル-2,4-ジヒドロキシ-3,6-ジメチルベンゾエート) 1.5
ガラクソリッド 50%ベンジールベンゾエート(化合物名:4,6,6,7,8,8-ヘキサメチル-1,3,4,6,7,8-ヘキサヒロドシクロペンタベンゾピラン) 10.0
シクロペンタデカノリッド 4.0
ヘリオトロピン 0.5
クマリン 0.5
バニリン 10%DPG 0.5
エチルバニリン 10%DPG 2.5
ラズベリーケトン 10%DPG(化合物名:4-(4-ヒドロフェニル)-2-ブタノン) 0.5
ガンマウンデカラクトン 10%DPG 1.5
ガンマデカラクトン 10%DPG 1.5
ラブダナム アブソリュート 10%DPG(天然香料) 0.5
ジプロピレングリコール 残量

Claims (5)

  1. 下記成分(A)〜(D)を含有する液状油性クレンジング化粧料。
    (A)下記一般式で表されるエステル油を含有する液状モノエステル油 7質量%以上35質量%以下
    RCOOR’
    (式中、Rは炭素数6以上16以下のアルキル基を示し、R’は炭素数11以上24以下の分岐アルキル基を示す)
    (B) 液状脂肪酸トリグリセリド 20質量%以上55質量%以下
    (C) 液状炭化水素 20質量%以上50質量%以下
    (D) HLB9以上13.5以下の非イオン性界面活性剤 5質量%以上20質量%以下
  2. 成分(B)に対する成分(A)の含有質量比[(A)/(B)]が0.2以上1.2以下である請求項1に記載の液状油性クレンジング化粧料。
  3. 成分(B)に対する成分(C)の含有質量比[(C)/(B)]が0.3以上1.6以下である請求項1又は2に記載の液状油性クレンジング化粧料。
  4. 更に、下記成分(E):
    (E) ジグリセリンと分岐鎖を有する炭素数14以上18以下のモノカルボン酸とのエステルと、炭素数6以上10以下のジカルボン酸との縮合生成物
    を含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の液状油性クレンジング化粧料。
  5. 化粧料の外観が透明である請求項1〜4のいずれか1項に記載の液状油性クレンジング化粧料。
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