JP2014151518A - タイヤ用モールド - Google Patents
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Abstract
【課題】タイヤにベアーが生じにくく、メンテナンスが容易であるモールドの提供
【解決手段】モールドは、ブレード14を備えている。このブレード14は、第一プレート26、第二プレート28及びスペーサ30を備えている。このスペーサ30により、第一プレート26と第二プレート28との間に隙間32が形成されている。スペーサ30は、溶接によって第一プレート26と接合されている。スペーサ30はさらに、溶接によって第二プレート28と接合されている。第一プレート26は、第一孔40を有している。この第一孔40は、第一プレート26を厚み方向に貫通している。第二プレート28は、第二孔44を有している。この第二孔44は、第二プレート28を厚み方向に貫通している。
【選択図】図5
【解決手段】モールドは、ブレード14を備えている。このブレード14は、第一プレート26、第二プレート28及びスペーサ30を備えている。このスペーサ30により、第一プレート26と第二プレート28との間に隙間32が形成されている。スペーサ30は、溶接によって第一プレート26と接合されている。スペーサ30はさらに、溶接によって第二プレート28と接合されている。第一プレート26は、第一孔40を有している。この第一孔40は、第一プレート26を厚み方向に貫通している。第二プレート28は、第二孔44を有している。この第二孔44は、第二プレート28を厚み方向に貫通している。
【選択図】図5
Description
本発明は、タイヤの成形・加硫工程に用いられるモールドに関する。詳細には、本発明は、ブレードを有するモールドに関する。
タイヤの加硫工程では、モールドが用いられている。加硫工程では、予備成形されたローカバー(グリーンタイヤ)が、モールドに投入される。このローカバーは、モールドとブラダーとによって形成されるキャビティにおいて、加圧されつつ加熱される。加圧と加熱とにより、ローカバーのゴム組成物がキャビティ内を流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。加圧の際、モールドのキャビティ面とローカバーとの間にエアーが残留すると、タイヤの表面にベアーが形成される。ベアーは、タイヤの品質を低下させる。
モールドには、ベントホールが設けられている。ベントホールは、キャビティと外気とを連通する。ローカバーとキャビティ面との間に存在するエアーは、ベントホールを通じて排出される。この排出により、ベアーが防止される。
割モールドは、円弧状のトレッドセグメントを備えている。多数のセグメントが並べられることで、リング状のキャビティ面が形成される。セグメントの、隣接するセグメントとの境界は、「分割面」と称されている。ベントホールのみならず、この分割面を通じても、エアーが排出される。
特開平4−338512公報には、重ね合わされた2枚の薄板からなるブレードを備えたモールドが開示されている。このモールドでは、2枚の薄板の隙間を通じて、エアーが排出される。
ベントホールを有するモールドでは、エアーが排出された後、このベントホールにゴム組成物が侵入する。このゴム組成物は、タイヤの表面にスピューを形成する。ベントホールは多数設けられるので、スピューの数も多数である。このスピューは、タイヤの外観を損なう。外観向上の目的でスピューは切削・除去されるが、この除去には手間がかかる。モールドが繰り返し使用されると、ベントホールに徐々にゴム組成物のカスが堆積し、キャビティと外気との連通が阻害される。カスの堆積は、ベアーの発生の原因である。不良低減の観点から、ベントホールにカスが堆積した段階で、モールドが清浄される。ベントホールの内周径は小さいので、清浄には労力を要する。
割モールドでは、分割面に近い部位のエアーは、この分割面に沿って排出される。しかし、分割面に近い部位のエアーは、分割面によっては排出され得ない。
特開平4−338512公報に開示されたモールドでは、加硫工程において、2枚の薄板の間にゴム組成物が侵入する。この侵入により、薄板が塑性変形を起こすことがある。変形が生じた薄板は、交換されなければならない。このモールドのメンテナンスには、手間がかかる。
本発明の目的は、タイヤにベアーが生じにくく、メンテナンスが容易であるモールドの提供にある。
本発明に係るタイヤ用モールドは、キャビティ面を有する本体と、その一部がこの本体に埋設され他の部分がこの本体から露出するブレードとを備える。このブレードは、第一プレートと、この第一プレートに重ねられた第二プレートとを有する。第一プレートと第二プレートとの間には、隙間が形成されている。このブレードの、本体から露出した部分の周縁の少なくとも一部において、第一プレートと第二プレートとは、接合されている。第一プレート又は第二プレートは、その厚み方向に貫通する孔を有している。
好ましくは、キャビティ面から孔までの距離は、5.0mm以下である。
孔は、ブレードの表面に開口を有する。好ましくは、この開口のサイズは、0.01mm以上1.5mm以下である。
好ましくは、孔は、ブレードの表面から隙間に向かって、テーパーである。
第一プレートが第一孔を有し、第二プレートが第二孔を有してもよい。好ましくは、第一孔と第二孔とは、オーバーラップしていない。
好ましくは、本体は、この本体のキャビティ面以外の表面とブレードとを連通する排気通路を有する。
他の観点によれば、本発明に係るタイヤ製造方法は、キャビティ面を有する本体とその一部がこの本体に埋設され他の部分がこの本体から露出するブレードとを備えており、このブレードが第一プレートとこの第一プレートに重ねられた第二プレートとを有しており、この第一プレートと第二プレートとの間に隙間が形成されており、このブレードのうち本体から露出した部分の周縁の少なくとも一部において、この第一プレートと第二プレートとが接合されており、この第一プレート又は第二プレートが、その厚み方向に貫通する孔を有しているモールドに、ローカバーが投入される工程
並びに
このローカバーのゴム組成物がモールド内での加圧及び加熱により流動し、このローカバーとキャビティ面との間のエアーが孔を通じて排出される工程
を含む。
並びに
このローカバーのゴム組成物がモールド内での加圧及び加熱により流動し、このローカバーとキャビティ面との間のエアーが孔を通じて排出される工程
を含む。
本発明に係るモールドでは、孔及び隙間を通じて、エアーが排出される。このモールドにより、ベアーが少ないタイヤが製造されうる。このモールドでは、ブレードの塑性変形が生じにくい。このモールドのメンテナンスは、容易である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1及び2に示されたタイヤ用モールド2は、多数のトレッドセグメント4と、上下一対のサイドプレート6と、上下一対のビードリング8とを備えている。それぞれのセグメント4の平面形状は、実質的に円弧状である。多数のセグメント4が、リング状に連結される。セグメント4の数は、通常3以上20以下である。それぞれのサイドプレート6は、実質的にリング状である。それぞれのビードリング8は、実質的にリング状である。このモールド2は、いわゆる「割モールド」である。図2には、モールド2と共に、ローカバーRも示されている。
図3には、セグメント4が示されている。図3において、矢印Xで示されているのは半径方向であり、矢印Yで示されているのは軸方向である。このセグメント4は、ホルダー10、本体12及びブレード14とを有している。本体12は、図示されないボルトにより、ホルダー10に固定されている。本体12は、キャビティ面16、背面18及び一対の分割面20を備えている。図3では、1つの分割面20が示されている。背面18とホルダー10との間には、微小な隙間(図示されず)が存在する。
キャビティ面16は、多数の凸部22を備えている。この凸部22は、タイヤのトレッドの溝に対応する。この凸部22により、タイヤにトレッドパターンが形成される。図2では、凸部22の図示が省略されている。
図3から明らかなように、ブレード14の一部は、本体12に埋設されている。ブレード14の他の部分は、本体12から露出している。本体12は、排気通路24を有している。この排気通路24は、背面18(すなわちキャビティ面16以外の表面)とブレード14とを連通している。
図4−6に示されるように、ブレード14は、第一プレート26及び第二プレート28を備えている。この第二プレート28は、第一プレート26と重ねられている。このブレード14はさらに、スペーサ30を備えている。このスペーサ30により、第一プレート26と第二プレート28との間に隙間32が形成されている。スペーサ30は、溶接によって第一プレート26と接合されている。スペーサ30はさらに、溶接によって第二プレート28と接合されている。第一プレート26と第二プレート28とが、スペーサ30を介さず、直接に接合されてもよい。1枚のプレートが折り曲げられることで、ブレード14が得られてもよい。第一プレート26及び第二プレート28の典型的な材質は、スチールである。
図6から明らかなように、スペーサ30は、ブレード14の上縁34、右縁36及び左縁38の近傍に存在している。換言すれば、ブレード14のうちの本体12から露出した部分の周縁において、第一プレート26と第二プレート28とが接合されている。
第一プレート26は、2つの第一孔40を有している。それぞれの第一孔40は、第一プレート26を厚み方向に貫通している。この第一孔40の開口42は、円形である。第一孔40は、ブレード14のうちの本体12から露出した部分に存在している。
第二プレート28は、2つの第二孔44を有している。それぞれの第二孔44は、第二プレート28を厚み方向に貫通している。この第二孔44の開口46は、円形である。この開口46のサイズは、第一孔40の開口のサイズと同一である。第二孔44は、ブレード14のうちの本体12から露出した部分に存在している。図5から明らかなように、厚み方向視において、第一孔40の位置は、第二孔44の位置と一致している。
モールド2が、第一プレート26が孔を有し、第二プレート28が孔を有さないブレード14を備えてもよい。モールド2が、第一プレート26が孔を有さず、第二プレート28が孔を有するブレード14を備えてもよい。
このモールド2が用いられたタイヤ製造方法では、まず、予備成形工程によってローカバーRが得られる。次に、モールド2が開いておりブラダーが収縮している状態で、ローカバーRがモールド2に投入される。この段階では、ローカバーRのゴム組成物は未架橋状態である。次に、モールド2が締められ、ブラダーが膨張する。ローカバーRはブラダーによってモールド2のキャビティ面16に押しつけられ、加圧される。この状態のローカバーRが、図2に示されている。同時にローカバーRは、加熱される。加圧と加熱とによりゴム組成物が流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。このタイヤは、トレッドにサイプを有する。このサイプは、ブレード14によって形成される。このサイプを備えたトレッドの剛性は、適正である。ローカバーRが加圧及び加熱される工程は、加硫工程と称される。ブラダーに代えて、中子が用いられてもよい。
加硫工程の初期において、キャビティ面16とローカバーRとの間にはエアーが存在する。ゴム組成物がキャビティ面16に押し付けられるとき、このエアーは、第一孔40及び第二孔44を通じ、隙間32へと導かれる。エアーはさらに、この隙間32及び排気通路24を通じ、背面18へと排出される。この排出は、タイヤの表面におけるベアーの発生を抑制する。このモールド2では、ベントホールは不要である。モールド2が、少数のベントホールを備えてもよい。
前述の通り、ブレード14の周縁において第一プレート26と第二プレート28とが接合されているので、ゴム組成物が隙間32に多量に侵入することはない。このブレード14では、ゴム組成物の侵入による塑性変形は、生じにくい。このモールド2のメンテナンスは、容易である。
エアーの残留の抑制の観点から、キャビティ面16に近い位置に孔が存在することが好ましい。図5において矢印Lで示されているのは、キャビティ面16と孔までの距離である。距離Lは、5.0mm以下が好ましく、3.0mm以下が特に好ましい。距離Lがゼロでもよい。
エアーが排出されやすいとの観点から、孔の開口のサイズ(直径)は0.01mm以上が好ましく、0.2mm以上が特に好ましい。隙間32へのゴム組成物の侵入が抑制されるとの観点から、このサイズは1.5mm以下が好ましい。開口の形状が非円形である場合、この開口の面積と同一の面積を有する仮想円の直径が、この開口のサイズである。
図7は、本発明の他の実施形態に係るタイヤ用モールドの一部が示された断面図である。図7には、本体48及びブレード50が示されている。このブレード50は、図5に示されたブレード14と同様、第一プレート52、第二プレート54及びスペーサ56を備えている。スペーサ56は、溶接によって第一プレート52と接合されている。スペーサ56はさらに、溶接によって第二プレート54と接合されている。図示されていないが、スペーサ56は、図6に示されたスペーサ30と同様、ブレード50の上縁、右縁及び左縁の近傍に存在している。第一プレート52と第二プレート54との間には、隙間57が形成されている。
第一プレート52は、第一孔58を有している。この第一孔58は、第一プレート52を厚み方向に貫通している。この第一孔58の開口60は、円形である。第一孔58は、ブレード50のうちの本体48から露出した部分に存在している。第二プレート54は、第二孔62を有している。この第二孔62は、第二プレート54を厚み方向に貫通している。この第二孔62の開口64は、円形である。この開口64のサイズは、第一孔58の開口60のサイズと同一である。第二孔62は、ブレード50のうちの本体48から露出した部分に存在している。図7から明らかなように、厚み方向視において、第一孔58の位置は、第二孔62の位置と一致している。このブレード50でも、第一孔58及び第二孔62を通じ、エアーが排出される。スペーサ56は、ブレード50の塑性変形を抑制する。
第一孔58は、開口60から隙間57に向かってテーパーである。タイヤの脱型のとき、この第一孔58に侵入したゴム組成物は、タイヤからちぎれにくい。第二孔62は、開口64から隙間57に向かってテーパーである。タイヤの脱型のとき、この第二孔62に侵入したゴム組成物は、タイヤからちぎれにくい。
このブレード50でも、キャビティ面と孔との距離Lは、5.0mm以下が好ましく、3.0mm以下が特に好ましい。距離Lがゼロでもよい。このブレード50でも、開口のサイズDは0.01mm以上が好ましく、0.2mm以上が特に好ましい。このサイズDは1.5mm以下が好ましい。
図8は、本発明のさらに他の実施形態に係るタイヤ用モールドの一部が示された断面図である。図8には、ブレード66が示されている。このブレード66は、スペーサ68を備えている。このスペーサ68は、ブレード66の上縁70の近傍に存在している。このブレード66の、スペーサ68以外の構成は、図4−7に示されたブレード14の構成と同等である。このスペーサ68によっても、加硫工程におけるブレード66の塑性変形が抑制される。このブレード66では、左右の縁を通じても、エアーが排出されうる。
図9−11には、本発明のさらに他の実施形態に係るタイヤ用モールドが示されている。図9−11には、ブレード72が示されている。このモールドの、ブレード72以外の構成は、図1−7に示されたモールド2の構成と同等である。
このブレード72は、第一プレート74、第二プレート76及びスペーサ78を備えている。スペーサ78は、溶接によって第一プレート74と接合されている。スペーサ78はさらに、溶接によって第二プレート76と接合されている。図9から明らかなように、スペーサ78は、ブレード72の上縁80、右縁82及び左縁84の近傍に存在している。このスペーサ78により、第一プレート74と第二プレート76との間に隙間86が形成されている。
第一プレート74は、2つの第一孔88を有している。それぞれの第一孔88は、第一プレート74を厚み方向に貫通している。この第一孔88の開口90は、円形である。第一孔88は、ブレード72のうちの本体から露出した部分に存在している。第二プレート76は、2つの第二孔92を有している。それぞれの第二孔92は、第二プレート76を厚み方向に貫通している。この第二孔92の開口94は、円形である。第二孔92は、ブレード72のうちの本体から露出した部分に存在している。厚み方向視において、第一孔88は、第二孔92とオーバーラップしていない。このモールドでは、ゴム組成物がブレード72を貫通しない。
このブレード72でも、キャビティ面と孔との距離Lは、5.0mm以下が好ましく、3.0mm以下が特に好ましい。距離Lがゼロでもよい。このブレード72でも、開口のサイズは0.01mm以上が好ましく、0.2mm以上が特に好ましい。このサイズは1.5mm以下が好ましい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1−6に示されたモールドを用意した。このモールドのブレードは、2枚のプレートを有している。ブレードの上縁、右縁及び左縁において、これらのプレートは互いに溶接されている。このブレードは、孔を有している。この孔までの、キャビティ面からの距離Lは、0.5mmである。この孔のサイズDは、0.5mmである。
図1−6に示されたモールドを用意した。このモールドのブレードは、2枚のプレートを有している。ブレードの上縁、右縁及び左縁において、これらのプレートは互いに溶接されている。このブレードは、孔を有している。この孔までの、キャビティ面からの距離Lは、0.5mmである。この孔のサイズDは、0.5mmである。
[実施例2−6]
距離Lを下記の表1−3に示された通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2−6のモールドを得た。
距離Lを下記の表1−3に示された通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2−6のモールドを得た。
[実施例7−11]
孔のサイズDを下記の表1−3に示された通りとした他は実施例1と同様にして、実施例7−11のモールドを得た。
孔のサイズDを下記の表1−3に示された通りとした他は実施例1と同様にして、実施例7−11のモールドを得た。
[比較例1]
2枚のプレートが溶接されておらず、かつ孔を有さないブレードを用いた他は実施例1と同様にして、比較例1のモールドを得た。
2枚のプレートが溶接されておらず、かつ孔を有さないブレードを用いた他は実施例1と同様にして、比較例1のモールドを得た。
[比較例2]
2枚のプレートが溶接されていないブレードを用いた他は実施例1と同様にして、比較例2のモールドを得た。
2枚のプレートが溶接されていないブレードを用いた他は実施例1と同様にして、比較例2のモールドを得た。
[比較例3]
孔を有さないブレードを用いた他は実施例1と同様にして、比較例3のモールドを得た。
孔を有さないブレードを用いた他は実施例1と同様にして、比較例3のモールドを得た。
[評価]
各モールドにてタイヤを製造した。このタイヤの表面のベアーの程度を、目視で観察した。さらに、ブレードへのゴム塑性物の侵入の程度を、目視で観察した。この結果を、A−Dに格付けした。Aが最も好ましい。
各モールドにてタイヤを製造した。このタイヤの表面のベアーの程度を、目視で観察した。さらに、ブレードへのゴム塑性物の侵入の程度を、目視で観察した。この結果を、A−Dに格付けした。Aが最も好ましい。
表1−3に示されるように、各実施例のモールドにより、高品質なタイヤが得られる。さらに、各実施例のモールドのメンテナンスは、容易である。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係るモールドにより、種々の車両用のタイヤが得られうる。
2・・・モールド
4・・・トレッドセグメント
12、48・・・本体
14、50、66、72・・・ブレード
16・・・キャビティ面
26、54、74・・・第一プレート
28、54、76・・・第二プレート
30、56、68、78・・・スペーサ
32、57、86・・・隙間
40、58、88・・・第一孔
42、46、60、64、90、94・・・開口
44、62、92・・・第二孔
4・・・トレッドセグメント
12、48・・・本体
14、50、66、72・・・ブレード
16・・・キャビティ面
26、54、74・・・第一プレート
28、54、76・・・第二プレート
30、56、68、78・・・スペーサ
32、57、86・・・隙間
40、58、88・・・第一孔
42、46、60、64、90、94・・・開口
44、62、92・・・第二孔
Claims (7)
- キャビティ面を有する本体と、その一部がこの本体に埋設され他の部分がこの本体から露出するブレードとを備えており、
上記ブレードが、第一プレートと、この第一プレートに重ねられた第二プレートとを有しており、
上記第一プレートと上記第二プレートとの間に隙間が形成されており、
上記ブレードの上記本体から露出した部分の周縁の少なくとも一部において、上記第一プレートと上記第二プレートとが接合されており、
上記第一プレート又は上記第二プレートが、その厚み方向に貫通する孔を有しているタイヤ用モールド。 - 上記キャビティ面から上記孔までの距離が5.0mm以下である請求項1に記載のモールド。
- 上記孔が上記ブレードの表面に開口を有しており、上記開口のサイズが0.01mm以上1.5mm以下である請求項1又は2に記載のモールド。
- 上記孔が、上記ブレードの表面から上記隙間に向かってテーパーである請求項1から3のいずれかに記載のモールド。
- 上記第一プレートが第一孔を有しており、上記第二プレートが第二孔を有しており、上記第一孔と上記第二孔とが、オーバーラップしていない請求項1から4のいずれかに記載のモールド。
- 上記本体が、上記本体の上記キャビティ面以外の表面と上記ブレードとを連通する排気通路を有する請求項1から5のいずれかに記載のモールド。
- キャビティ面を有する本体とその一部がこの本体に埋設され他の部分がこの本体から露出するブレードとを備えており、上記ブレードが第一プレートとこの第一プレートに重ねられた第二プレートとを有しており、上記第一プレートと上記第二プレートとの間に隙間が形成されており、上記ブレードのうち上記本体から露出した部分の周縁の少なくとも一部において、上記第一プレートと上記第二プレートとが接合されており、上記第一プレート又は上記第二プレートが、その厚み方向に貫通する孔を有しているモールドに、ローカバーが投入される工程
並びに
上記ローカバーのゴム組成物が上記モールド内での加圧及び加熱により流動し、上記ローカバーと上記キャビティ面との間のエアーが上記孔を通じて排出される工程
を含むタイヤ製造方法。
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