JP2014151510A - 押出方法、及び熱可塑性樹脂フィルムの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 二軸押出機を使用して透明性の高い熱可塑性樹脂フィルムを供給する。
【解決手段】 二軸押出機のスクリューの最外径をD、二軸押出機への原料供給量をQ、二軸押出機のスクリュー回転数をNsとした際に、以下の式を満たすように、二軸押出機によって熱可塑性樹脂を押出すことを特徴とする、熱可塑性樹脂の押出方法。
式:0.0037×Q−0.1×(D/100)≦Q/Ns≦0.0037×Q+2.0×(D/100)
【選択図】図1

Description

本発明は、透明性が高く異物の少ない熱可塑性樹脂フィルムを製造するのに好適な押出方法及び該押出方法を用いた熱可塑性樹脂フィルムの製造方法に関するものである。
熱可塑性樹脂を使用してフィルムを製膜する際に押出機の脱気性能や添加剤の分散性の観点から二軸押出機が使用されることがある。二軸押出機は押出後のポリマ特性がスクリュー回転による剪断に依存する割合が大きく、二軸押出機を用いて溶融・混練する場合、押出機のスクリュー回転数によっては、剪断不足により溶けきらない微小結晶が残存し、ポリマを冷却してフィルムとした際にそれを核としてフィルムヘイズの悪化を招いたり、逆に剪断過多により樹脂温度が高くなりすぎ、ポリマ劣化により異物が発生したりする。
特許文献1には二軸押出機を用いてポリアミド/ポリフェニレンエーテル樹脂組成物を製造する際の押出機の運転条件パラメーターの記載がある。また特許文献2には、ポリエステル原料樹脂を押出す際の吐出量範囲の規定がある。さらに特許文献3には、ポリエステル原料をベント式二軸押出機に供給し押出す際の押出量とスクリュー回転数が開示されている。
特開2006−291104号公報 特開2012−56090号公報 特開2012−166547号公報
しかし特許文献1に記載の方法は、適正な押出量とスクリュー回転数の範囲が、押出量によって変化することが考慮されていない。そして特許文献2に記載の方法は、スクリュー1回転に対する吐出量適正範囲は、実際の吐出量に依存しておらず、剪断不足によるフィルムヘイズ悪化や剪断過多による異物発生を招く可能性がある。さらに特許文献3に記載の方法は、スクリュー径が同じであれば適正範囲が全ての吐出量で同じとなるため、同じスクリュー径の押出機で吐出量を下げた際に剪断不足によるフィルムヘイズの悪化を招く可能性がある。
そこで本発明は、樹脂を十分に溶融・混練し透明性が高く異物の少ない熱可塑性樹脂フィルムを得るための押出方法及び製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、以下である。
1) 二軸押出機のスクリューの最外径をD(mm)、二軸押出機への原料供給量をQ(kg/h)、二軸押出機のスクリュー回転数をNs(rpm)とした際に、以下の式を満たすように、二軸押出機によって熱可塑性樹脂を押出すことを特徴とする、熱可塑性樹脂の押出方法。
式:0.0037×Q−0.1×(D/100)≦Q/Ns≦0.0037×Q+2.0×(D/100)
2) 前記熱可塑性樹脂が、ポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする、1)に記載の押出方法。
3) 1)又は2)に記載の押出方法を用いた工程を有する、熱可塑性樹脂フィルムの製造方法。
本発明の押出方法によれば、透明性が高く異物の少ない熱可塑性樹脂を得ることができる効果を有し、また本発明の製造方法によれば、透明性が高く異物の少ない熱可塑性樹脂フィルムを得ることができる効果を有する。
本発明の二軸押出機の模式図の一例
以下、本発明を詳細に説明する。
図1に本発明に用いる二軸押出機の例を示す。図1において1は押出機のシリンダー、2はスクリュー、3は原料供給口、4は原料供給フィーダである。なお、これは一例であり、本発明に用いる二軸押出機はこれに限定されない。
本発明に用いる二軸押出機では、図1中の4の原料供給フィーダより、3の原料供給口を通して原料を供給する。ここで、原料供給フィーダから供給する原料の量を原料供給量といい、これをQ(kg/h)とする。
本発明に用いる二軸押出機のスクリューの最外径(D(mm))とは、スクリューを回転させたときのスクリューの端部の軌道のうち一番長い径のことである。図1においては、5の長さである。ここで、熱可塑性樹脂を押出す際のスクリュー回転数をNs(rpm)とする。
そして本発明の押出方法では、原料供給量Q及びスクリュー回転数Nsの比Q/Nsが、以下の式を満たすように、原料を二軸押出機に供給して、熱可塑性樹脂を押し出すことが重要である。
式:0.0037×Q−0.1×(D/100)≦Q/Ns≦0.0037×Q+2.0×(D/100)
Q/Nsが式0.0037×Q+2.0×(D/100)で計算される値を超えると剪断不足になり、溶融した熱可塑性樹脂内に微結晶が残るため、溶融した熱可塑性樹脂をフィルムにするために冷却固化した際に、透明性が低くなってしまう。Q/Nsが式0.0037×Q−0.1×(D×100)で計算される値より小さいと剪断過多で樹脂温度が高くなりすぎて、ポリマ劣化により異物が発生してしまう。
なお、本発明に用いる二軸押出機のスクリューの最外径Dの長さは、特に限定されないが、好ましくは20mm以上450mm以下である。さらに好ましくは、30mm以上130mm以下である。
本発明の製造方法により得られる熱可塑性樹脂フィルムは、透明性が高いフィルムとなる。得られた熱可塑性樹脂フィルムを液晶ディスプレイに使用する場合、厚み188μmのときのフィルムヘイズが2.0%未満であることが好ましい。フィルムヘイズが2.0%以上であると、該フィルムを使用して加工された成型加工品は外観上劣るものとなったり、光学用フィルムとして使用した際には、画像に影響を与える等の不具合が発生する。
本発明の製造方法により得られるフィルムは、欠点個数が少ないフィルムとなる。フィルムの欠点個数が多い場合、該フィルムを使用して加工された成型加工品は外観上劣るものとなったり、光学用フィルムとして使用した際には、画像に影響を与える等の不具合が発生する。
本発明の押出方法によって押出すのに好ましい熱可塑性樹脂の例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリメチルペンテンなどのポリオレフィン樹脂、脂環族ポリオレフィン樹脂、ナイロン6・ナイロン66などのポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチルサクシネート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート、ポリエチレンジフェニルレートなどのポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、3フッ化エチレン樹脂・3フッ化塩化エチレン樹脂、4フッ化エチレン−6フッ化プロピレン共重合体、フッ化ビニリデン樹脂などのフッ素樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリグリコール酸樹脂、ポリ乳酸樹脂、などを用いることができる。この中でも、強度・耐熱性・透明性の観点から、本発明の押出方法によって押出される熱可塑性樹脂は、特にポリエステル樹脂を用いることがより好ましい。また、エチレンテレフタレートを繰り返し単位に有するポリエステルは、安価であり、非常に多岐にわたる用途に用いることができるので好ましい。つまり本発明の押出方法によって押出される熱可塑性樹脂は、ポリエチレンテレフタレートであることが好ましい。
本発明でいうところのポリエステルとしては、典型的なものは、ジカルボン酸とジオールとの重縮合体であるホモポリエステルや共重合ポリエステルである。ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、4,4’−ジフェニルスルホンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、シクロヘキサンジカルボン酸とそれらのエステル誘導体などが挙げられる。ジオールとしては、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタジオール、ジエチレングリコール、ポリアルキレングリコール、2,2−ビス(4’−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、イソソルベート、1,4−シクロヘキサンジメタノール、スピログリコールなどが挙げられる。これらは、カルボン酸あるいはアルコールの形で重縮合するのみならず、エステル化誘導体など誘導体としてから重縮合体とできることはいうまでもない。
また、熱可塑性樹脂には公知の各種添加剤、例えば、酸化防止剤、帯電防止剤などを添加して、熱可塑性樹脂及び各種添加剤を含む組成物として本発明に用いても良い。
次に、本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製造方法を、例を挙げて以下に説明する。
まず熱可塑性樹脂を含むペレットを用意し、二軸押出機の原料投入部に供給する。二軸押出機内において、融点以上に加熱溶融された熱可塑性樹脂は、ギヤポンプ等で熱可塑性樹脂の押出量が均一化され、フィルター等を介して異物やゲル化物などが取り除かれる。このとき、二軸押出機は、1台であっても、複数台であってもよい。また複数台の二軸押出機を用いる場合は、フィルターを通過した熱可塑性樹脂を積層装置に送り込む。積層装置としては、マルチマニホールドダイやフィードブロックやスタティックミキサー等を用いることができる。また、これらを任意に組み合わせても良い。
このような本発明の押出方法を用いた工程を経て得られた熱可塑性樹脂を含む溶融体は、ダイにて目的の形状に成形された後、吐出される。そして、ダイから吐出されたシートは、キャスティングドラム等の冷却体上に押し出され、冷却固化され、キャスティングフィルムが得られる。この際、ワイヤー状、テープ状、針状あるいはナイフ状等の電極を用いて、静電気力によりキャスティングドラム等の冷却体に密着させ急冷固化させることが好ましい。また、スリット状、スポット状、面状の装置からエアーを吹き出してキャスティングドラム等の冷却体に密着させ急冷固化させたり、ニップロールにて冷却体に密着させ急冷固化させる方法も好ましい。
このようにして得られたキャスティングフィルムは、必要に応じて二軸延伸することが好ましい。二軸延伸とは、長手方向および幅方向に延伸することをいう。延伸は、逐次に二方向に延伸しても良いし、同時に二方向に延伸してもよい。また、さらに長手方向および/または幅方向に再延伸を行ってもよい。
逐次二軸延伸の場合について説明する。ここで、長手方向への延伸とは、フィルムに長手方向の分子配向を与えるための延伸を言い、通常は、ロールの周速差により施され、この延伸は1段階で行ってもよく、また、複数本のロール対を使用して多段階に延伸しても良い。延伸の倍率としては樹脂の種類により異なるが、通常、2〜15倍が好ましく、フィルムを構成する熱可塑性樹脂としてポリエチレンテレフタレートを用いた場合には、2〜7倍が特に好ましく用いられる。また、延伸温度としてはフィルムを構成する熱可塑性樹脂のガラス転移温度〜ガラス転移温度+100℃が好ましい。
このようにして得られた一軸延伸されたフィルムに、必要に応じてコロナ処理やフレーム処理、プラズマ処理などの表面処理を施した後、易滑性、易接着性、帯電防止性などの機能をインラインコーティングにより付与してもよい。
また、幅方向の延伸とは、フィルムに幅方向の配向を与えるための延伸を言い、通常は、テンターを用いて、フィルムの両端をクリップで把持しながら搬送して、幅方向に延伸する。延伸の倍率としては樹脂の種類により異なるが、通常、2〜15倍が好ましく、フィルムを構成する樹脂にポリエチレンテレフタレートを用いた場合には、2〜7倍が特に好ましく用いられる。また、延伸温度としては、積層フィルムを構成する樹脂のガラス転移温度以上であり、ガラス転移温度+120℃以下の温度が好ましい。
こうして二軸延伸されたフィルムは、平面性、寸法安定性を付与するために、テンター内で延伸温度以上融点以下の熱処理を行うのが好ましい。このようにして熱処理された後、均一に徐冷後、室温まで冷やして巻き取られる。また、必要に応じて、熱処理から徐冷の際に弛緩処理などを併用してもよい。
本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製造方法は、上述の本発明の押出方法を用いた工程を有することを特徴とする。そして本発明の製造方法で得られる熱可塑性樹脂フィルムは、透明性が高く、異物の少ないフィルムである。フィルムの透明性が低く、異物が多いとフィルムを使用して加工された成型加工品は外観上劣るものとなったり、光学用フィルムとして使用した場合に画像に影響を与える等の不具合が発生する。
本発明の二軸押出機を使用した押出方法を用いて得られたフィルムを評価するための、フィルムヘイズ、異物個数の測定方法を記載する。
(フィルムヘイズの測定方法)
得られたフィルムから幅方向に等間隔5カ所で100mm×100mm四方のフィルムサンプルを採取し、JIS−K7105(1981)にもとづき、ヘイズメーター(日本電色工業(株)製NDH2000)を用いて測定した。5サンプルのヘイズ値の平均値をフィルムヘイズとする。
(異物個数の測定方法)
得られたフィルムから幅方向に等間隔5カ所で100mm×100mm四方のフィルムサンプルを採取し、顕微鏡にてそれぞれのフィルムサンプルを観察し、長径が50μm以上の異物個数を数える。5サンプルの異物個数の平均値をフィルムの異物個数とする。
(実施例1)
ガラス転移温度Tgが78℃、融点Tmが255℃、固有粘度が0.65dl/gであるポリエチレンテレフタレート(PET)のペレットを、最外径Dが65mmの二軸押出機に供給し、原料供給量Qが100kg/h、スクリュー回転数Nsが130rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出しシート状に成形した後、静電印加にて表面温度25℃に保たれたキャスティングドラム上で急冷固化し未延伸フィルムとした。その後キャスティングフィルムを85〜98℃に加熱したロール群に導き長手方向に3.1倍縦延伸した。続いて縦延伸されたフィルムの両端をクリップで把持しながらテンター内に導き130℃に加熱された雰囲気中で長手に垂直な方向に3.6倍横延伸した。その後テンター内で230℃の熱固定を行い、均一に徐冷後、室温まで冷やして巻き取り、厚み188μmの二軸延伸フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表1に示す。
(実施例2)
最外径Dが65mmの二軸押出機に、原料供給量Qが200kg/h、スクリュー回転数Nsが210rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表1に示す。
(実施例3)
最外径Dが65mmの二軸押出機に、原料供給量Qが200kg/h、スクリュー回転数Nsが281rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表1に示す。
(実施例4)
最外径Dが65mmの二軸押出機に、原料供給量Qが300kg/h、スクリュー回転数Nsが230rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表1に示す。
(実施例5)
最外径Dが65mmの二軸押出機に、原料供給量Qが300kg/h、スクリュー回転数Nsが162rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表1に示す。
(実施例6)
最外径Dが105mmの二軸押出機に、原料供給量Qが300kg/h、スクリュー回転数Nsが110rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表1に示す。
(実施例7)
最外径Dが105mmの二軸押出機に、原料供給量Qが500kg/h、スクリュー回転数Nsが150rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表1に示す。
(実施例8)
最外径Dが105mmの二軸押出機に、原料供給量Qが500kg/h、スクリュー回転数Nsが271rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表1に示す。
(実施例9)
最外径Dが105mmの二軸押出機に、原料供給量Qが800kg/h、スクリュー回転数Nsが180rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表1に示す。
(実施例10)
最外径Dが105mmの二軸押出機に、原料供給量Qが800kg/h、スクリュー回転数Nsが159rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表1に示す。
(比較例1)
最外径Dが65mmの二軸押出機に、原料供給量Qが100kg/h、スクリュー回転数Nsが76rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表2に示す。
(比較例2)
最外径Dが65mmの二軸押出機に、原料供給量Qが100kg/h、スクリュー回転数Nsが315rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表2に示す。
(比較例3)
最外径Dが65mmの二軸押出機に、原料供給量Qが200kg/h、スクリュー回転数Nsが121rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表2に示す。
(比較例4)
最外径Dが65mmの二軸押出機に、原料供給量Qが200kg/h、スクリュー回転数Nsが298rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表2に示す。
(比較例5)
最外径Dが65mmの二軸押出機に、原料供給量Qが300kg/h、スクリュー回転数Nsが147rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表2に示す。
(比較例6)
最外径Dが65mmの二軸押出機に、原料供給量Qが300kg/h、スクリュー回転数Nsが309rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表2に示す。
(比較例7)
最外径Dが105mmの二軸押出機に、原料供給量Qが300kg/h、スクリュー回転数Nsが87rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表3に示す。
(比較例8)
最外径Dが105mmの二軸押出機に、原料供給量Qが300kg/h、スクリュー回転数Nsが321rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表3に示す。
(比較例9)
最外径Dが105mmの二軸押出機に、原料供給量Qが500kg/h、スクリュー回転数Nsが119rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表3に示す。
(比較例10)
最外径Dが105mmの二軸押出機に、原料供給量Qが500kg/h、スクリュー回転数Nsが319rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表3に示す。
(比較例11)
最外径Dが105mmの二軸押出機に、原料供給量Qが800kg/h、スクリュー回転数Nsが150rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表3に示す。
(比較例12)
最外径Dが105mmの二軸押出機に、原料供給量Qが800kg/h、スクリュー回転数Nsが289rpmの条件で二軸押出機から短管を通して、口金から吐出した以外は実施例1と同様に製膜して、フィルムを得た。得られたフィルムヘイズならびに異物個数の測定結果を表3に示す。
Figure 2014151510
Figure 2014151510
Figure 2014151510
本発明を使用して製造した透明性が高く異物の少ない熱可塑性樹脂フィルムに関するものである。
1 押出機のシリンダー
2 スクリュー
3 原料供給口
4 原料供給フィーダ
5 スクリュー最外径D

Claims (3)

  1. 二軸押出機のスクリューの最外径をD(mm)、二軸押出機への原料供給量をQ(kg/h)、二軸押出機のスクリュー回転数をNs(rpm)とした際に、以下の式を満たすように、二軸押出機によって熱可塑性樹脂を押出すことを特徴とする、熱可塑性樹脂の押出方法。
    式:0.0037×Q−0.1×(D/100)≦Q/Ns≦0.0037×Q+2.0×(D/100)
  2. 前記熱可塑性樹脂が、ポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする、請求項1に記載の押出方法。
  3. 請求項1又は2に記載の押出方法を用いた工程を有する、熱可塑性樹脂フィルムの製造方法。
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