JP2014151028A - 薬剤払出方法、薬剤収容カセットおよび薬剤払出装置 - Google Patents

薬剤払出方法、薬剤収容カセットおよび薬剤払出装置 Download PDF

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五男 安永
Shinichi Yoshimoto
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Abstract

【課題】収容部に収容された薬剤シートが湾曲している場合でも、当該薬剤シートを適切に突き押して払い出すことができる薬剤収容カセットを提供する。
【解決手段】薬剤収容カセット1は、PTPシート100が収容される収容部11と、上記収容部11の前側に設けられた払出スリッ13トと、先頭のPTPシート100の上縁に接触するように設けられ、上記先頭のPTPシート100の上縁を一定範囲内に位置させる受け部3と、上記収容部11内のPTPシート100を上記収容部11の前側に向けて移動させる移動動作部2と、を備えている。上記収容部11内には、PTPシート100をそのポケット形成面側が上記薬剤収容カセット1の前側(PTPシート100の移動方向)を向くように収容する。
【選択図】図3

Description

この発明は、PTP(Press Through Package)シートやブリスター包装シート等の薬剤シートを払い出す薬剤払出方法、薬剤払出に用いる薬剤収容カセットおよび薬剤払出装置に関する。
薬剤払出装置は、薬剤ごとのPTPシートが収容される薬剤収容カセットを多数備えており、入力された処方箋データに基づいて選択した薬剤収容カセットから必要枚数のPTPシートを払い出す。特許文献1には、このような薬剤払出装置が開示されている。
特許文献1の薬剤払出装置で用いられている薬剤収容カセットは、複数枚のPTPシートを立てた状態で横方向に並べて収容する。上記薬剤収容カセットの奥側には上記PTPシートを上記薬剤収容カセットの前方側へと押す移動動作装置が設けられている。そして、上記薬剤収容カセットの前方側の底部には払出用の開口が形成されており、先頭のPTPシートが突き押し部材によって下方に押されると、当該PTPシートが上記開口から払い出されることになる。
具体的には、図11(A)に示しているように、薬剤払出装置200の薬剤収容カセット201には、複数枚のPTPシート202をそのポケット形成面が後ろ側に向くように収容する。そして、開口204の上方に位置する突き押し部材203を下方に移動させると、先頭のPTPシート202が下方に払い出される。
特許第4985897号公報
しかしながら、上記従来の薬剤払出装置では、図11(B)に示しているように、上記PTPシート202はポケット形成面の側が内になるように湾曲することが多い。このため、上記PTPシート202の上端部が上記突き押し部材203の突き押しポイントから外れて位置し、上記PTPシート202を適切に突き押せないことが生じる。
この発明は、上記の事情に鑑み、収容部に収容された薬剤シートが湾曲している場合でも、当該薬剤シートを適切に突き押して払い出すことができる薬剤払出方法、薬剤収容カセットおよび薬剤払出装置を提供する。
この発明の薬剤払出方法は、上記課題を解決するために、薬剤収容カセットの収容部に形成された払出開口から薬剤シートを払い出す薬剤払出方法において、上記収容部内に上記薬剤シートをそのポケット形成面側が上記収容部の前側を向くように収容し、先頭の薬剤シートの一部を上記収容部の前側に設けられている受け部に押し当てることで上記先頭の薬剤シートの上記払出開口と反対の側に位置する反対側部分を一定範囲内に位置させ、上記先頭の薬剤シートの上記反対側部分を突き押し部材によって突き押して、上記収容部に形成された払出開口から上記薬剤シートを押し出すことを特徴とする。
上記方法であれば、上記収容部内に収容された薬剤シートが湾曲している場合でも、先頭の薬剤シートの一部が上記収容部の前側に設けられている受け部に押し当てられ、上記先頭の薬剤シートの上記反対側部分が一定範囲内に位置することになる。これにより、上記先頭の薬剤シートの上記反対側部分を突き押し部材によって突き押すことが確実に行えるようになり、上記収容部に形成された払出開口から上記薬剤シートを適切に押し出すことができるようになる。
また、この発明の薬剤収容カセットは、薬剤シートが収容される収容部と、上記収容部の前側に設けられた払出開口と、を備え、上記払出開口から上記薬剤シートを払い出す薬剤収容カセットにおいて、上記収容部内の薬剤シートを上記収容部の前側に向けて移動させる移動動作部と、上記収容部内の先頭の薬剤シートの一部に接触するように設けられ、上記先頭の薬剤シートの上記払出開口と反対の側に位置する反対側部分を一定範囲内に位置させる受け部と、を備えたことを特徴とする。
上記の構成であれば、上記薬剤シートをそのポケット形成面側が上記薬剤収容カセットの前側を向くように収容しておくと、上記薬剤シートが湾曲している場合でも、先頭の薬剤シートはその一部が上記前側に設けられている受け部に押し当てられ、上記先頭の薬剤シートの上記反対側部分が一定範囲内に位置することになる。これにより、上記先頭の薬剤シートの上記反対側部分を突き押し部材によって突き押すことが確実に行えるようになり、上記収容部に形成された払出開口から上記薬剤シートを適切に押し出すことができるようになる。
上記受け部は上記薬剤シートの一部として上記薬剤シートの上記反対側部分に接触し、上記薬剤シートは上記反対側部分が突き押されて上記払出開口から払い出されるようにしてもよい。また、上記受け部は上記薬剤シートの一部として上記薬剤シートの上記払出開口の側に位置する払出側部分にも接触するようにしてもよい。これによれば、先頭の薬剤シートを例えば上下2点で受け止めることができる。この場合に、例えば上記薬剤シートの中央部を後続の薬剤シートのポケットで前方に押すと、先頭の薬剤シートを例えば上1点で受け止めた場合に比べて、収容部内の薬剤シートを安定させることができる。
上記受け部は、上記薬剤シートが押し当てられた状態で上記薬剤シートのポケットとの接触を回避する空間部分または上記薬剤シートが押し当てられた状態で上記薬剤シートのポケットに押されて前方に移動するポケット当たり部を備えてもよい。これによれば、上記薬剤シートの湾曲(反り)が緩和される。すなわち、反った薬剤シートの端を受けて中央が押されることで反りが解消される。なお、ポケットが受け部に当たった状態では、反りが解消できたとしても、ポケットの厚みによって、薬剤シートの上記反対側部分が一定範囲内に位置できないという不具合が生じるが、このような不具合は上記空間部分またはポケット当たり部を有することで解決される。
上記受け部は、上記先頭の薬剤シートのポケットに当たるポケット当たり部と、上記ポケット当たり部を上記薬剤シートの移動方向に移動可能に支持する支持部と、上記ポケット当たり部を上記薬剤シートの移動方向と反対の方向に付勢する付勢部材と、を有していてもよい。上記付勢部材の付勢力は、上記移動動作部が上記薬剤シートを押す力よりも弱くてもよい。これによれば、先頭の薬剤シートを突き押し部材で押し出すときに、上記ポケット当たり部が上記移動方向に移動するので、上記薬剤シートのポケットとの接触の程度が弱くなり、上記薬剤シートの払い出しを円滑にすることができる。また、上記突き押し部材を戻すときに上記ポケット当たり部が上記付勢部材によって元の位置に戻るので、後続の薬剤シートが一緒に払い出されてしまうのを防止することができる。
上記受け部は、上記薬剤シートが接触する接触部を両サイド部に有し、中央側に突き押し部材が通る通過部を有することとしてもよい。これによれば、上記薬剤シートは両サイド部で上記受け部に接触できるので、先頭の薬剤シートを上記収容部内で安定した状態に保つことができる。
また、この発明の薬剤払出装置は、上記いずれかの薬剤収容カセットが装填スペース内に出し入れ可能に装填されており、移動可能に設けられた払出操作部によって上記薬剤収容カセットから薬剤シートを突き押し部材によって払い出すことを特徴とする。
上記払出操作部は、上記払出開口から押し出される上記薬剤シートが上記払出開口下の受け止め箇所から外れる方向に押し出されるのを阻止する阻止部材を有していてもよい。
この発明であれば、収容部に収容された薬剤シートが湾曲している場合でも、当該薬剤シートを適切に突き押して払い出すことができるという効果を奏する。
この発明の一実施形態に係る薬剤払出装置を示した説明図である。 図1の薬剤払出装置の制御系の概略を示したブロック図である。 同図(A)および同図(B)はこの発明の一実施形態に係る薬剤収容カセットの斜視図である。 図3の薬剤収容カセットの平面図である。 図3の薬剤収容カセットの底面図である。 同図(A)は図3の薬剤収容カセットに設けられている受け部の斜視図であり、同図(B)は、上記受け部のポケット当たり部の斜視図である。 同図(A)は図3の薬剤収容カセットに設けられている受け部の斜視図であり、同図(B)は、上記受け部のポケット当たり部を省いた斜視図である。 図1の薬剤払出装置に設けられる払出操作部の概略を示した斜視図である。 図3の薬剤収容カセットを用いた払い出しの説明図である。 同図(A)はこの発明の一実施形態の阻止部材が無い場合の説明図であり、同図(B)は上記阻止部材が在る場合の説明図である。 同図(A)および同図(B)は従来例を示した説明図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示しているように、この実施形態の薬剤払出装置101内には上下左右に複数の装填スペース101aが設けられており、上記装填スペース101aのそれぞれに薬剤収容カセット1が前後方向(奥行き方向)に出し入れ可能に設けられている。この薬剤払出装置101の払出操作部50は、上記薬剤収容カセット1の前面側において上下方向及び左右方向に移動可能に設けられている。また、上記薬剤払出装置101には、ディスプレイ102及び入力部103が設けられている。
図2に示しているように、上記薬剤払出装置101の制御部105は、上記入力部103から入力された情報を処理し、また処理した情報をディスプレイ102に表示する等の処理を行う。例えば、オペレータは、上記入力部103を用いて、どの薬剤収容カセット1にどのPTPシート100が収容されているか等を入力する初期入力、上記薬剤収容カセット1にPTPシート100を補充する際の補充枚数入力、払出のための処方箋情報入力等を行うことができる。各種情報は、上記制御部105の処理によって記憶部104に記憶することができる。また、上記制御部105は、上記処方箋情報に基づいて上記払出操作部50を対象となる薬剤収容カセット1の箇所まで移動させて、PTPシート100の払出処理を実行することになる。
上記薬剤収容カセット1には、PTPシート100が収容される収容部11が形成されている。上記収容部11には、複数枚のPTPシート100を立てた状態で、そのポケット形成面側が上記収容部11の前側を向くように並べて収容することができる。
図3(A)、図3(B)、図4及び図5に示しているように、上記薬剤収容カセット1は、上記収容部11の前方側に設けられた回動蓋部(払い出されたPTPシート100の受け止め箇所となる)12と、上記収容部11の前方側の底部に設けられた払出開口13と、この払出開口13の開口幅を調節する調節部材14と、上記収容部11内の上記PTPシート100を上記前方側に向けて移動させる移動動作部2と、上記払出開口13の上方に位置し、上記PTPシート100の一部に接触するように設けられる受け部3と、を備える。
上記回動蓋部12は、上記PTPシート100の払い出し時において、軸受け部12aを中心に下側に回動しており、上記払出開口13から落下してくる上記PTPシート100を受け止める。もちろん、上記回動蓋部12を備えずに別の受け止め部を設けることも可能である。上記回動蓋部12の詳細な構造および上記回動蓋部12を開閉するための駆動機構は、上記の特許文献1(特許第4985897号公報)に例示されている。また、回動蓋部12で、上記払出開口13から落下してくる上記PTPシート100を受け止めず、上記PTPシートを薬剤収容カセットから落下させてもよい。
上記移動動作部2は、例えば上記PTPシート100に接触する接触部および定荷重バネ(例えば商品名コンストンバネ)を備える。上記定荷重バネにはロック操作部21が設けられており、上記移動動作部2を上記初期位置スペース11aに移動させてロックをかけた状態で、上記PTPシート100を上記収容部11内にセットしていくことができる。上記PTPシート100をセットするときは、当該PTPシート100ポケット形成面側が上記薬剤収容カセット1の前方側(受け部3の側)に向くように揃えて入れる。
上記PTPシート100をセットした後に上記ロック操作部21を操作してロックを外すと上記PTPシート100に対する押圧動作が開始される。また、上記定荷重バネは、捲回スプリング22を有しており、この捲回スプリング22の先端部は上記払出開口13の近傍に固定されている。上記移動動作部2を上記初期位置スペース11aに移動させたときに最も上記捲回スプリング22が延びる状態となる。また、上記ロック操作部21に設けられているギヤ部は、上記収容部11の底面に形成された歯状部11bに歯合しており、上記ギヤ部の回動が制限されることで上記移動動作部2がロックされる状態となる。
上記受け部3は、図6(A)、図6(B)、図7(A)および図7(B)に示しているように、受け本体部31と、上記PTPシート100のポケットに当たるポケット当たり部32と、このポケット当たり部32を可動に支持する支持部33と、を備える。
上記受け本体部31は、2個のビス34によって上記薬剤収容カセット1の前側壁部に固定されている(図3(B)参照)。すなわち、上記受け本体部31と上記薬剤収容カセット1の収容部11との位置関係は固定となる。上記2個のビス34は水平方向に離れて設けられている。また、上記受け本体部31は、上記ビス34が挿通される垂直面部に繋がっている2個の水平面部を有しており、各水平面部に長穴31aを有している。各長穴31aは上記移動動作部2の移動方向に長くされている。
また、上記受け本体部31は、上記水平面部に繋がるL字受け部31bを備える。上記L字受け部31bは、上記PTPシート100の上縁の中央部には接触せずに、上縁の左右部分および左右縁の上側部分に接触するように位置する。すなわち、上記受け本体部31は、上記払出操作部50に設けられた突き押し部材51が通る通過部を中央側に有し、上記PTPシート100が接触する接触部を両サイド部に有する。また、上記L字受け部31bは、上記PTPシート100のポケット部に接触しないように空間部分を形成するような枠形状に設けられる。
上記ポケット当たり部32は、左右の上下位置に鉤状部32aを有しており、この鉤状部32aを上記支持部33の左右の上下位置に係合させている。上記鉤状部32aと上記支持部33の表面との間には、上記ポケット当たり部32の移動を許容するための隙間が形成されている。また、上記ポケット当たり部32の本体側裏面の左右位置にはスペーサ35が設けられている。そして、上記ポケット当たり部32の上端の中央部には、上記支持部33の上方に上り傾斜する傾斜部32bが形成されている。払い出し時に降下してくる突き押し部材51の先端側で上記傾斜部32bが押されると、上記ポケット当たり部32は前側(PTPシート100の移動方向)に移動する。
上記支持部33の後ろ側の面(上記ポケット当たり部32に対向する面)には水平方向に3箇所のバネ支持部33aが形成されており、各バネ支持部33aにコイルバネ33b(付勢部材)が装着されている。上記コイルバネ33bによって上記ポケット当たり部32が上記PTPシート100を押し戻す方向に付勢されている。上記コイルバネ33bの合計の付勢力は、上記移動動作部が上記薬剤シートを押す力よりも弱い。また、上記支持部33の上端面には、上記長穴31aの下側となる位置に螺子穴33cが2箇所形成されている。上記螺子穴33cにビスを留めることで、上記支持部33を上記受け本体部31に固定することができる。また、各長穴31aは上記PTPシート100の移動方向に長いので、上記PTPシート100のポケット厚みに応じた上記支持部33の適切な位置設定をすることができる。
図8に示しているように、上記払出操作部50は、例えば電磁石によって上記薬剤収容カセット1の前面磁性部に磁力吸着して当該薬剤収容カセット1を前後方向に出し入れする。そして、上記薬剤収容カセット1を引き出した状態で、規定位置にある上記突き押し部材51を上下動させることで上記PTPシート100を突き押すことができる。上記突き押し部材51を支持する本体部には、ラック部51aが形成されている。このラック部51aには、モーター52によって回転されるピニオンが歯合しており、上記モーター52の駆動によって上記突き押し部材51を上下動させることができる。上記突き押し部材51の先端部には、上記PTPシート100の上縁(上記払出開口13と反対の側に位置する反対側部分)が係合される凹部51bが形成されている。
図9にも示しているように、上記凹部51bは、上記ポケット当たり部32の傾斜部32bに近接して位置するポケット側部位とシート本体側部位とによって形成されており、上記ポケット側部位の方が下方に長くなっている。そして、上記ポケット側部位の上部側が当該突き押し部材51の降下時に上記傾斜部32bに当たってポケット当たり部32を前側(上記PTPシート100の移動方向)に移動させる。
上記薬剤払出装置101を用い、上記薬剤収容カセット1の収容部11内に上記PTPシート100をそのポケット形成面側が上記薬剤収容カセット1の前側を向くように収容し、先頭のPTPシート100の一部を上記収容部11前側に設けられている受け部3に押し当てることで上記先頭のPTPシート100の上縁(上記払出開口13と反対の側に位置する反対側部分)を一定範囲内に位置させ、上記先頭のPTPシート100の上縁を突き押し部材51によって突き押して、上記収容部11に形成された払出開口13から上記PTPシート100を押し出すことができる。上記一定範囲は、上記突き押し部材51の凹部51bに係合できる範囲となる。
これにより、上記収容部11内に収容された上記PTPシート100が湾曲している場合でも、先頭のPTPシート100はその一部が上記前側に設けられている受け部3に押し当てられて、上記先頭のPTPシート100の上縁が一定範囲内に位置される。このため、上記先頭のPTPシート100の上縁を突き押し部材51によって突き押すことが確実に行えるようになり、上記払出開口13から上記PTPシート100を適切に押し出すことができるようになる。
ここで、上記受け部3が上記L字受け部31bを備えていると、上記PTPシート100の上縁および左右縁を受け止めることができることになる。しかし、上記のように上縁と左右縁の両方を受け止める必要は必ずしもない。例えば、上記受け部3は上記PTPシート100の上縁のみを受ける受け部を有することとしてもよい。また、上記移動動作部2によるPTPシート100への押圧力を高めて上記収容部11内にセットされたPTPシート100の湾曲を少なくしてやると、上記PTPシート100の横の中程の縁部のみを受ける受け部を設けたとしても、上記先頭のPTPシート100の上縁を上記の一定範囲内に位置させることができる。
また、上記L字受け部31bによって、先頭のPTPシート100を上下2点で受け止めることができる。そして、上記先頭のPTPシート100はその中央部を後続のPTPシート100のポケットで前方に押されるので、先頭のPTPシート100を例えば上1点で受け止めた場合に比べて、収容部11内のPTPシート100を安定させることができる。
上記受け部3が、上記ポケット当たり部32と、上記支持部33と、上記コイルバネ33b(付勢部材)を有していていると、先頭のPTPシート100を突き押し部材51で押し出すときに、上記ポケット当たり部32が上記収容部11の前方側に移動するので、上記PTPシート100のポケットとの接触の程度が弱まり、上記PTPシート100の払い出しを円滑にすることができる。また、上記突き押し部材51を戻すときに上記ポケット当たり部32が元の位置に戻るので、後続のPTPシート101に接触する。後続のPTPシート101は、上記ポケット当たり部32に前方から後方に向けて押圧され、更に後続のPTPシート100に後方から前方に押圧されるため、後続のPTPシート100が一緒に払い出されてしまうのを防止することができる。また、上記ポケット当たり部32の移動を上記コイルバネ33bにより許容しているので、多少厚さの異なる種類のPTPシート100を問題なく用いることができる。なお、上記コイルバネ33bに替えて板バネなどを用いることができる。
上記受け部3は、上記PTPシート100が押し当てられた状態でポケットとの接触を回避する空間部分、または上記PTPシート100が押し当てられた状態でポケットに押されて前方に移動するポケット当たり部を備えた構成でもある。もちろん、上記受け部3と異なる構造で上記空間部分またはポケット当たり部を具備することもできる。このような空間部分またはポケット当たり部を具備する構造であると、上記PTPシート100の湾曲(反り)を緩和することができる。すなわち、反ったPTPシート100の端を受けた状態でその中央が押されることで反りが解消される。なお、ポケットが受け部に当たったのでは、反りが解消できたとしても、ポケットの厚みによって、PTPシート100の上記払出開口13と反対の側に位置する反対側部分が一定範囲内に位置できないという不具合が生じるが、このような不具合は上記空間部分またはポケット当たり部がポケット位置に適切に設けられることで解決される。
また、上記受け部3が、上記PTPシート100が接触する接触部を両サイド部に有し、中央側に上記突き押し部材51が通る通過部を有すると、上記PTPシート100は上縁の両側で上記受け部3に接触できるので、先頭のPTPシート100を上記収容部11内で安定した状態に保つことができる。
ところで、上記薬剤収容カセット1の収容部11内に上記PTPシート100をそのポケット形成面側が上記薬剤収容カセット1の前側を向くように収容している場合、図10(A)に示しているように、先頭のPTPシート100が払い出されるときに湾曲を大きくし、PTPシート受け止め箇所(例えば、回動蓋部12)に入らないことが生じる。そこで、図10(B)に示しているように、上記払出開口13から押し出される上記PTPシート100がその湾曲に起因して上記PTPシート受け止め箇所から外れる方向に押し出されるのを、上記PTPシート100に接触することで阻止する阻止部材53を備えていてもよい。上記阻止部材53は、前後方向駆動機構によって進退可能に上記払出操作部50に設けられる。また、上記前後方向駆動機構は、電磁ソレノイドやラック・ピニオン機構などを用いて構成できる。
また、上記PTPシート100の上記払出開口13と反対の側に位置する反対側部分がシート上縁とされる構成を例示したが、上記PTPシート100の上記反対側部分はシート上縁に限らす、シート横縁などでもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 薬剤収容カセット
11 収容部
12 回動蓋部(受け止め箇所)
13 払出開口
2 移動動作部
3 受け部
31 受け本体部
32 ポケット当たり部
33 支持部
33b コイルバネ(付勢部材)
50 払出操作部
51 突き押し部材
51b 凹部
53 阻止部材
100 PTPシート(薬剤シート)
101 薬剤払出装置

Claims (10)

  1. 薬剤収容カセットの収容部に形成された払出開口から薬剤シートを払い出す薬剤払出方法において、上記収容部内に上記薬剤シートをそのポケット形成面側が上記収容部の前側を向くように収容し、先頭の薬剤シートの一部を上記収容部の前側に設けられている受け部に押し当てることで上記先頭の薬剤シートの上記払出開口と反対の側に位置する反対側部分を一定範囲内に位置させ、上記先頭の薬剤シートの上記反対側部分を突き押し部材によって突き押して、上記収容部に形成された払出開口から上記薬剤シートを押し出すことを特徴とする薬剤払出方法。
  2. 薬剤シートが収容される収容部と、上記収容部の前側に設けられた払出開口と、を備え、上記払出開口から上記薬剤シートを払い出す薬剤収容カセットにおいて、上記収容部内の薬剤シートを上記収容部の前側に向けて移動させる移動動作部と、上記収容部内の先頭の薬剤シートの一部に接触するように設けられ、上記先頭の薬剤シートの上記払出開口と反対の側に位置する反対側部分を一定範囲内に位置させる受け部と、を備えたことを特徴とする薬剤収容カセット。
  3. 請求項2に記載の薬剤収容カセットにおいて、上記受け部は上記薬剤シートの一部として上記薬剤シートの上記反対側部分に接触し、上記薬剤シートは上記反対側部分が突き押されて上記払出開口から払い出されることを特徴とする薬剤収容カセット。
  4. 請求項3に記載の薬剤収容カセットにおいて、上記受け部は上記薬剤シートの一部として上記薬剤シートの上記払出開口の側に位置する払出側部分にも接触することを特徴とする薬剤収容カセット。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の薬剤収容カセットにおいて、上記受け部は、上記薬剤シートが押し当てられた状態で上記薬剤シートのポケットとの接触を回避する空間部分または上記薬剤シートが押し当てられた状態で上記薬剤シートのポケットに押されて前方に移動するポケット当たり部を備えることを特徴とする薬剤収容カセット。
  6. 請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の薬剤収容カセットにおいて、上記受け部は、上記先頭の薬剤シートのポケットに当たるポケット当たり部と、上記ポケット当たり部を上記薬剤シートの移動方向に移動可能に支持する支持部と、上記ポケット当たり部を上記薬剤シートの移動方向と反対の方向に付勢する付勢部材と、を有することを特徴とする薬剤収容カセット。
  7. 請求項6に記載の薬剤収容カセットにおいて、上記付勢部材の付勢力は、上記移動動作部が上記薬剤シートを押す力よりも弱いことを特徴とする薬剤収容カセット。
  8. 請求項2〜請求項7のいずれか1項に記載の薬剤収容カセットにおいて、上記受け部は、上記薬剤シートが接触する接触部を両サイド部に有し、中央側に突き押し部材が通る通過部を有することを特徴とする薬剤収容カセット。
  9. 請求項2〜請求項8のいずれか1項に記載の薬剤収容カセットが装填スペース内に出し入れ可能に装填されており、移動可能に設けられた払出操作部によって上記薬剤収容カセットから薬剤シートを突き押し部材によって払い出すことを特徴とする薬剤払出装置。
  10. 請求項9に記載の薬剤払出装置において、上記払出操作部は、上記払出開口から押し出される上記薬剤シートが上記払出開口下の受け止め箇所から外れる方向に押し出されるのを阻止する阻止部材を有することを特徴とする薬剤払出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019069834A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 株式会社タカゾノテクノロジー 物品供給装置

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