JP2014150149A - エッチング方法及びエッチング装置 - Google Patents

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敏幸 作石
Takahide Murayama
貴英 村山
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Abstract

【課題】ノッチの発生が抑制された深孔を短時間で容易に形成することができるエッチング方法を提供する。
【解決手段】絶縁体膜12上に設けられたSi基板13のエッチング方法であって、SFガスとOガスとSiFガスとを含む第1のエッチングガスでSi基板13をエッチングすることにより、Si基板13に中心部分が絶縁体膜12に達するまで孔14を形成する第1エッチング工程と、形成された孔14の内部に保護膜形成する保護膜形成工程、及びFを含む第2のエッチングガスで保護膜16が形成された孔14をエッチングすることにより前記中心部分の周辺部分をエッチングする第2エッチング工程を交互に繰り返すサイクルエッチング工程と、を有し、第1エッチング工程において、ラジカルの発光量をモニタリングし、このモニタリングしているラジカルの発光量が増加した時に第1エッチング工程におけるエッチングを終了させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、Si基板をエッチングするエッチング方法及びエッチング装置に関し、特に、Si基板にいわゆるノッチの発生が抑制された深孔を形成することができるエッチング方法及びエッチング装置に関する。
電子部品である半導体の占有面積を小さくするために、複数のICチップを垂直に積み重ねる技術が用いられている。従来、この複数のICチップはワイヤボンディングによって接続されていたが、ワイヤボンディングのための空間が必要になることが問題である。この問題を解決する方法として、シリコン製のチップを垂直方向に貫通する電極であるTSV(through-silicon via、Si貫通電極)によって、複数のチップを垂直方向に接続する技術がある。
TSV技術を用いた基板は、TSVを模式的に示す概略断面図である図1に示すように、例えば、ガラス基板1上にSiO等からなる絶縁体膜2及びSi基板3が設けられ、Si基板3に貫通ホール等の深孔4が設けられている構成を有する。この深孔4は、Si基板を例えばドライエッチングすることによって形成される。TSVの従来の製造方法により得られるTSVの模式的概略断面図である図2に示すように、レジスト膜5をマスクとしSF等のエッチングガスを用いてSi基板3をエッチングしていくと、深孔(Si基板貫通孔)4が形成され、SiO等からなる絶縁体膜2が露出する。絶縁体膜2が露出した後もエッチングを続けると、絶縁体膜2はSF等のエッチングガスではエッチングされ難いので深孔4に存在するプラス電荷やラジカルの行き場がなくなってしまうためか、深孔4の側壁と絶縁体膜2との境界がサイドエッチングされ、いわゆるノッチ(Notch)6が形成されてしまい、所望の形状のTSVを形成できないという問題が生じる。
ここで、Si基板に深孔等を形成するための技術として、例えば、Cプラズマによる保護膜の形成とSFプラズマによるエッチングとを繰り返すBosch法がある(特許文献1)。このBosch法では、保護膜の形成とエッチングとを繰り返しながら少しずつエッチングするため、ノッチの発生を抑制することができる。しかしながら、Bosch法では、下地異種膜層へ到達するまで保護膜形成ガスとエッチングガスとを何度も切り替えることが必要であり、また、エッチングが少しずつ行われるため、手間や時間がかかるという問題がある。
特開2008−205436号公報
本発明の課題は、上述の従来技術の問題点を解決することにあり、ノッチの発生が抑制された深孔を短時間で容易に形成することができるエッチング方法及びエッチング装置を提供することにある。
上記課題を解決する本発明のエッチング方法は、絶縁体膜上に設けられたSi基板のエッチング方法であって、SFガスとOガスとSiFガスとを含む第1のエッチングガスを分解して発生させたプラズマ中のラジカルでSi基板をエッチングすることにより、Si基板に、中心部分が前記絶縁体膜に達するまで孔を形成する第1エッチング工程と、形成された孔の内部に保護膜形成ガスにより保護膜を形成する保護膜形成工程、及びFを含む第2のエッチングガスを分解して発生させたプラズマ中のラジカルで前記保護膜が形成された孔をエッチングすることにより前記中心部分の周辺部分をエッチングする第2エッチング工程を交互に繰り返すサイクルエッチング工程と、を有し、前記第1エッチング工程において、第1のエッチングガスを分解して発生させたプラズマ中の少なくとも一種のラジカルの発光量をモニタリングし、このモニタリングしているラジカルの発光量が増加した時に前記第1エッチング工程におけるエッチングを終了させることを特徴とする。
前記第1エッチング工程においてモニタリングするラジカルが、Fラジカル、酸素ラジカル、ケイ素ラジカル及び硫黄ラジカルから選択される少なくとも一種であることが好ましい。
また、本発明のエッチング装置は、Si基板が載置される反応室と、前記第1のエッチングガスを前記反応室に供給する第1のエッチングガス供給手段と、前記保護膜形成ガスを前記反応室に供給する保護膜形成ガス供給手段と、前記第2のエッチングガスを前記反応室に供給する第2のエッチングガス供給手段と、前記第1のエッチングガス及び第2のエッチングガスを分解してプラズマを発生させるプラズマ発生手段と、前記第1エッチング工程においてラジカルの発光量をモニタリングするラジカルモニタリング手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ノッチの発生が抑制された深孔を、短時間で、且つ、容易に形成することができるエッチング方法及びエッチング装置を提供することができる。
TSVを模式的に示す概略断面図。 従来技術にかかるTSV製造方法の問題点を説明するための模式的概略断面図。 本発明のエッチング方法を模式的に示す概略断面図。 第1エッチング工程におけるラジカルの発光量(発光強度)のモニタリング結果例を示す図。 ドライエッチング装置の一構成例を模式的に示す概略断面図。 実施例1のFラジカルの発光量(発光強度)のモニタリング結果を示す図 実施例1でSi基板に形成されたホールの断面SEM観察結果を示す写真。
本発明のエッチング方法は、絶縁体膜上に設けられたSi基板のエッチング方法であって、SFガスとOガスとSiFガスとを含む第1のエッチングガスを分解して発生させたプラズマ中のラジカルでSi基板をエッチングすることにより、Si基板に、中心部分が絶縁体膜に達するまで孔を形成する第1エッチング工程と、形成された孔の内部に保護膜形成ガスにより保護膜を形成する保護膜形成工程、及びFを含む第2のエッチングガスを分解して発生させたプラズマ中のラジカルで保護膜が形成された孔をエッチングすることにより中心部分の周辺部分をエッチングする第2エッチング工程を交互に繰り返すサイクルエッチング工程と、を有し、第1エッチング工程において、第1のエッチングガスを分解して発生させたプラズマ中の少なくとも一種のラジカルの発光量をモニタリングし、このモニタリングしているラジカルの発光量が増加した時に第1エッチング工程におけるエッチングを終了させる。上記周辺部分のエッチングの場合、孔の底面全体をエッチングして側壁をほぼ垂直にするように実施しても、孔の底面にエッチングされるSiが少し残っていても良い。本発明のエッチング方法を模式的に示す概略断面図である図3を用いて、本発明を具体的に説明する。
まず、図3(a)に示すように、絶縁体膜12とSi基板13が積層された複合体のSi基板13側の表面に、所望のパターンを有する樹脂製等のレジスト膜15を、フォトリソグラフィー法等により形成する。絶縁体膜12は特に限定されず、後段の第1エッチング工程及び第2エッチング工程において、Si基板13に比べてエッチングされ難い絶縁体であればよく、例えば、SiO、SiN等が挙げられる。Si基板の厚さは特に限定されず、例えば、50〜200μm程度の薄いSi基板でもよい。勿論、厚さ200〜800μm程度のSi基板でもよい。絶縁体膜12のSi基板13とは反対側の面には、強度等を付与するために、ガラス基板等の部材が、必要に応じて接着剤等で接着されていてもよい。
次に、図3(b)に示すように、レジスト膜15をマスクとして、高周波電源から高周波を印加する等して、第1のエッチングガスを分解して発生させたプラズマ中のラジカル(例えば、Fラジカル、酸素ラジカル、Siラジカルや、Sラジカル)で、Si基板13をエッチングすることにより、孔14を形成する。本発明において、第1のエッチングガスは、SFガスとOガスとSiFガスとを含むものであればよいが、その他に、F供給ガスとしては、F、XeF、NF、COF、IF、BF等を含んでいてもよい。このように、例えばSFガスとOガスとSiFガスとを含むエッチングガスを用いてSi基板13をエッチングすることにより、基板3の厚さ方向に、すなわち、垂直方向にエッチングしていくことができ、且つ、エッチング速度も速い。例えば、第1エッチング工程において、Si基板13の厚さ方向のエッチングレートは5〜15μm/minである。SFガスとOガスとSiFガスを含む第1のエッチングガスを用いたSi基板のエッチングは、通常、図3(b)等に示すように、孔14の中心部分が優先してエッチングされる。そして、孔14の底面は外側にSi基板13が残り、例えば孔14の底面の断面はR形状を有する。
第1エッチングガスに含まれる各成分の割合は特に限定されないが、例えば、体積比で、SFガス:Oガス:SiFガス=200〜300:20〜60:20〜60とすることが好ましい。この体積比は、孔径、アスペクト比、テーパー角要求、接合基板の種類等に基づいて、その割合を適宜調整すればよい。また、プラズマを発生させるために高周波電源から印加する高周波のパワーは、例えば、1200〜1800Wとすればよい。なお、第1エッチング工程は、真空(例えば、5〜20Pa)で行うものである。
この第1エッチング工程において、Si基板13の厚さ方向のエッチングが進むと、孔14が深くなり、孔14の中心部分が絶縁体膜12に達し、孔14の中心部分の絶縁体膜12が露出する。このように絶縁体膜12が露出した後もエッチングを続けた場合、絶縁体膜12はSF等の第1エッチング工程のエッチングガスではエッチングされ難く、ほとんどエッチングされない。このため、孔14に存在するプラス電荷やラジカルが行き場がなくなってしまうためか、孔14の側壁と絶縁体膜12との境界がサイドエッチングされ、いわゆるノッチが形成されてしまい、所望の形状の孔14を形成できないという問題が生じる。このノッチが形成されてしまうという問題は、金属膜とSi基板の複合体の場合には生じない。また、孔14が深い場合、特に開口部の大きさに対して深い(すなわちアスペクト比が大きい)場合に、このノッチが発生するという現象が顕著になる。
本発明では、第1エッチング工程において、第1のエッチングガスを分解して発生させたプラズマ中のラジカルのうち、少なくとも一種のラジカルの発光量(例えば発光強度)をモニタリングし、このモニタリングしているラジカルの発光量が増加した時に、第1エッチング工程におけるエッチングを終了させる。第1エッチング工程におけるラジカルの発光量(発光強度)のモニタリング結果例を図4に示す。図4に示すように、Si基板13をエッチングするエッチングガスであるSFガスとOガスとSiFガスを分解することにより発生させたプラズマ中のラジカルの発光量は、第1エッチング工程でSi基板13を厚さ方向にエッチングしている最中はほぼ一定であり、絶縁体膜12が露出すると急激に上昇することにより、ピーク(図4におけるb→a)として検出されることを、本発明において知見した。したがって、このラジカルの発光量をモニタリングし、発光量が増加した時に第1エッチング工程のエッチングを終了させることにより、孔14の側壁と絶縁体膜12との境界がエッチングされる現象(ノッチ)を抑制することができる。TSV(through-silicon via、Si貫通電極)の場合、ほぼ同じ形状の複数の貫通孔をSi基板13に形成するため、本発明のエッチング方法に特に適している。Si基板の面積に対して、孔14の開口部の面積が小さい、例えば開口率(孔14の開口部の面積の合計/Si基板の面積×100)が小さい場合であっても、このピークを観察することができる。なお、ピークトップ(図4におけるa)でエッチングを終了させる操作を行うと、特に厚さにばらつきのあるSi基板13に複数の孔を形成する等の場合、ノッチが生じている可能性が高いため、発光量が増加し始めた時に、すなわち、図4におけるbの段階で、エッチングを終了させる操作を行うことが好ましい。
ここで、第1のエッチングガスであるSFガスとOガスとSiFガスを分解することにより発生させたプラズマ中のラジカルがSi基板をエッチングするときに発生するエッチング生成物であるSiFや、SiOのラジカルの発光量をモニタリングしても、絶縁体膜12が露出すると急激に上昇する現象は観察できない。
また、第1のエッチングガスであるSFガスとOガスとSiFガスを分解することにより発生したイオンをモニタリングしても、絶縁体膜12が露出すると急激に上昇する現象は観察できない。
そして、第1エッチング工程を行わず、後述するサイクルエッチング工程(図3(c)〜(f))のみを行って、このサイクルエッチング工程において、エッチングガスを用いて分解することにより発生させたプラズマ中のラジカルの発光量をモニタリングする方法では、保護膜の形成とエッチングとを繰り返しながら少しずつエッチングするため、本発明のエッチング方法と比較して、非常に時間がかかってしまう。また、このようにサイクルエッチング工程のみを行った場合は、少しずつしかエッチングされないため、ラジカルの発光量をモニタリングしても、絶縁体膜12が露出すると急激に上昇する現象は観察し難い。
発光量をモニタリングするラジカルは、第1のエッチングガスを分解することにより発生させたプラズマ中のラジカル、具体的には、Fラジカル、酸素ラジカル、Siラジカル、Sラジカルや、SiFラジカル等であるが、好ましくは、Fラジカルである。発光量をモニタリングするラジカルの発光量測定波長は、発光量の変化を確認することができれば限定されないが、例えば、Fラジカル(712.8nm)であれば波長710〜715nmの範囲内の発光量のモニタリングをすればよい。また、酸素ラジカルであれば波長775〜777nmの範囲内の発光量を、Siラジカルであれば波長285〜288nmの範囲内の発光量を、Sラジカルであれば波長469〜470nmの範囲内の発光量をモニタリングすればよい。発光量の検出方法も特に限定されず、発光分光装置等を用いればよい。
第1エッチング工程で、高速で一気にエッチングした後に、サイクルエッチング工程を行う。サイクルエッチング工程とは、例えば、図3(c)〜(f)に示すように、形成された孔14の側壁や底面等の表面に保護膜形成ガスにより保護膜16を形成する保護膜形成工程と、第2のエッチングガスを分解して発生させたプラズマ中のラジカルで保護膜16が形成された孔14をエッチングすることにより、第1エッチング工程により下層の絶縁体膜12が露出した孔14の底面の中心部分の周辺部分をエッチングする第2エッチング工程を交互に繰り返すものである。
具体的には、まず、図3(c)に示すように、第1エッチング工程で形成された孔14の側壁等の内部に、保護膜形成ガスにより保護膜16を形成する(保護膜形成工程)。保護膜形成ガスとしては、C等のフルオロカーボン、C、N、SO、N、NH、BF、C、SiCl等や、これらの混合ガスが挙げられ、これらガスの気相制御としての希ガス添加でAr、He、Kr、Xe等を含んでいてもよい。この保護膜形成ガスに対し、高周波電源から高周波を印加する等して、分解して発生させたプラズマ中のラジカルやイオンを、孔の内部、具体的には少なくとも孔14の側壁に堆積させることにより、保護膜16を形成することができる。図3(c)においては、孔14の側壁だけでなく、孔14の底面や、レジスト膜15上にも保護膜16が形成された例を示している。なお、保護膜形成工程は、真空(例えば、5〜100Pa)で行うものである。
保護膜形成工程の後、第2のエッチングガスに対し、高周波電源から高周波を印加する等して、分解して発生させたプラズマ中のラジカルで、保護膜16が形成された孔14をエッチングすることにより、第1のエッチング工程で到達した孔の中心部分(下層の絶縁体膜が露出した部分)の周辺部分がさらにエッチングされる(第2エッチング工程)。この第2エッチング工程では、絶縁体膜12がエッチングされ難いため絶縁体膜12が露出していた孔14の中心部分の深さは変わらないが、孔14の底面に残っていた外側のSi基板(例えばR形状の部分)はエッチングされて、深くなる。第2エッチング工程は、真空(例えば、5〜10Pa)で行うものである。
第2のエッチングガスとしては、Si基板13を厚さ方向にエッチングすることができれば特に限定されないが、例えば、SFガス、Oガス、SiFガス、上記した第1エッチング工程のエッチングガス等や、これらの混合ガスが挙げられる。また、第1エッチング工程で用いる第1のエッチングガスと同じ成分を含むガス、具体的には、SFガスとOガスとSiFガスとを含むものを第2のエッチングガスとしてもよい。
第2のエッチングガスに含まれる各成分の割合は特に限定されないが、エッチングレートが第1エッチング工程よりも第2エッチング工程の方が小さい方が好ましいので、例えば、SFガスとOガスとSiFガスとを含む場合は、体積比で、SFガス:Oガス:SiFガス=200〜300:50〜200:50〜200とすることが好ましい。また、プラズマを発生させるために高周波電源から印加する高周波のパワーは、例えば、1200〜1800Wとすればよい。
第2エッチング工程のエッチング時間は特に限定されないが、各第2エッチング工程のエッチング時間が長くなることによって孔14の側壁と絶縁体膜12との境界がサイドエッチングされノッチが発生するという現象を防止するために、エッチング時間は短くすることが好ましい。具体的には、例えば、5〜20秒とすることが好ましい。
このような第2エッチング工程(図3(d))の後に、図3(e)に示すように、再度、保護膜形成工程を行う。その後、図3(f)に示すように、再度、第2エッチング工程を行う。
このように、第1エッチング工程の後に、保護膜形成工程と第2エッチング工程とを繰り返すサイクルエッチング工程を行うことにより、図3(f)に示すように、ノッチの発生が抑制された孔14が形成できる。また、孔14の側壁を絶縁体膜12に対して(ひいてはSi基板13の表面に対して)ほぼ垂直にすることができる。形成する孔14の形状は特に限定は無く、ホール形状でも、トレンチ形状でもよい。また、孔14の大きさや深さも特に制限はなく、例えば、開口部の面積が15〜10000μm、深さが20〜200μmとすることができる。また、アスペクト比(ホール形状の場合は開口部の深さ/直径、トレンチの場合は深さ/開口部のいずれかの辺の長さ)は、1〜20とすることができる。
サイクルエッチング工程は、保護膜形成工程の後に第2エッチング工程行う操作を繰り返し行えばよく、その繰り返し回数に特に限定はないが、5〜20回が好ましい。ここで、本発明においては、第1エッチング工程において、一気にSi基板のエッチングを行い、孔14をほぼ形成している。したがって、第1エッチング工程を有さない場合と比較して、保護膜の形成とエッチングとを繰り返しながら少しずつエッチングすることにより時間がかかってしまうサイクルエッチング工程を少なくすることができる。よって、本発明のエッチング方法では、サイクルエッチング工程が少なくてすむため、短時間で所望の孔14を形成することができ、また、保護膜形成ガスとエッチングガスとを切り替える回数を少なくすることができるため、手間がかからず容易に行うことができる。
このような本発明のエッチング方法を行う装置について、説明する。図5は本発明のエッチング方法を適用できるドライエッチグ装置の一構成例を模式的に示す概略断面図である。
図5に示すように、ドライエッチング装置20は、エッチングを行う基板Wが載置される反応室(真空槽)21と、基板Wを反応室21内へ搬入及び搬出するためのロード/アンロード室(L/UL室)22とを有し、このロード/アンロード室22に格納されている基板Wは、反応室21へと搬入され、そこでエッチング処理された後、ロード/アンロード室(L/UL室)22へ搬出される。そして、反応室21には、内部を排気して所望の真空状態にする真空ポンプ23が接続されている。
また、反応室21の天井部にはラジカルやイオンが通過する複数の孔を有するシャワープレート24が設けられ、このシャワープレート24を介して円筒状側壁25を有するプラズマ発生室26が接続されている。プラズマ発生室26の円筒状側壁25の外側には、三つの磁場コイル27a、27b及び27cが所定の間隔を置いて設けられ、磁場発生手段を構成する。三つの磁場コイル27a、27b及び27cは、その外側を上下から囲むように高透磁率材料製のヨーク部材(図示せず)に取付けられている。本実施形態においては、上側及び下側の各磁場コイル27a及び27cには、同方向の電流を流し、中間の磁場コイル27bには逆向きの電流を流すようにしている。これにより、中間の磁場コイル27bのレベル付近で円筒状側壁25の内側に連続した磁場ゼロの位置ができ、環状磁気中性線(図示せず)が形成される。
環状磁気中性線の大きさは、上側及び下側の各磁場コイル27a及び27cに流す電流と中間の磁場コイル27bに流す電流との比を変えることで適宜設定でき、環状磁気中性線の上下方向の位置は、上側及び下側の各磁場コイル27a及び27cに流す電流の比によって適宜設定できる。また、中間の磁場コイル27bに流す電流を増していくと、環状磁気中性線の径は小さくなり、同時に磁場ゼロの位置での磁場の勾配も緩やかになってゆく。磁場コイル27a、27b及び27cの内側には、高周波電場発生用のアンテナコイル28が設けられ、このアンテナコイル28はマッチングボックス30を介して第1高周波電源31に接続され、磁場発生手段を構成する。そして、三つの磁場コイル27a、27b及び27cによってプラズマ発生室26の上部に形成された環状磁気中性線に沿って交番磁場を加え、この磁気中性線に放電プラズマ(NLDプラズマ)を発生させるように構成されている。
また、反応室21内には、環状磁気中性線の作る面に対向して、基板Wが載置される基板ステージである基板電極32が設けられている。この基板電極32は、マッチングボックス33を介して第2高周波電源34に接続され、この第2高周波電源34には、第1高周波電源31とは異なる電圧が印加され、電位的に浮遊電極となって負のバイアス電位となるように構成されている。
また、プラズマ発生室26の上部に設けられた天板35は、絶縁体部材(図示せず)を介して円筒状側壁25の上部フランジに密封固着され、電位的に浮遊状態の対向電極として機能する。この天板35には、プラズマ発生室26内に、エッチングガスや保護膜形成ガス等の原料ガスを導入するガス導入手段(図示せず)が設けられ、このガス導入手段は、ガス流量制御手段36を介してガス源37に接続されている。ここで、図5においては、ガス流量制御手段36及びガス源37をそれぞれ1つのみ記載したが、第1エッチング工程、保護膜形成工程、及び、第2エッチング工程で使用するガスの種類の数に応じて、ガス流量制御手段36及びガス源37がそれぞれ接続されたガス導入手段が設けられており、ガス流量制御手段36、ガス源37及びガス導入手段で、第1エッチングガス、第2エッチングガスや、保護膜形成ガスのガス供給手段を構成する。また、基板ステージである基板電極32には冷却手段であるチラー38が接続され、基板電極32の温度を調整している。
反応室21の天井部には、第1エッチング工程においてラジカルの発光量を測定するラジカル発光量測定器41が設けられている。なお、図5においては、ラジカル発光量測定器41は反応室21の天井部に設けたが、ラジカル発光量測定器41の設置位置は特に制限されず、例えば、反応室21の側壁に設けるようにしてもよい。また、ラジカル発光量測定器41の個数も制限されず、1個でも2個以上でもよい。そして、ラジカル発光量測定器41で測定された発光量データを受け取る制御手段42が設けられている。このラジカル発光量測定器41及び制御手段42でラジカルモニタリング手段を構成する。また、この制御手段42は、ガス流量制御手段36、第1高周波電源31及び第2高周波電源34にも接続され、ラジカル発光量測定器41から受け取ったラジカル発光量測定データを基にして、ガス流量制御手段36、第1高周波電源31及び第2高周波電源34を制御するようになっている。
このようなドライエッチング装置20で本発明のエッチング方法を行う具体的な方法について、説明する。最初に、第1エッチング工程を行う。第1エッチング工程において、まず、ロード/アンロード室22から基板Wを反応室21内に搬送し、基板ステージである基板電極32に載置する。なお、エッチングを行う基板Wは、図3に記載されるように、絶縁体膜12とSi基板13が積層された複合体のSi基板13側の表面に、所望のパターンを有する樹脂製等のレジスト膜15がフォトリソグラフィー法等により形成されたものであり、レジスト膜15がプラズマ発生室26側になるように、基板電極32に載置されている。そして、真空ポンプ23を動作させて反応室21内を所定の真空状態まで排気する。
次に、第1のエッチングガスを、ガス導入手段を用いて天板35からプラズマ発生室26に導入すると共に、磁場コイル27a、27b及び27cに電流を流すことで環状磁気中性線に沿って交番磁場を加えると、この磁気中性線に放電プラズマ(NLDプラズマ)が発生し、第1のエッチングガスが分解したラジカルが発生する。また、イオンも発生する。このラジカルが、シャワープレート24を介して反応室21内の基板W表面に到達すると、基板Wがエッチングされる。このエッチングは、Si基板13の厚さ方向に行われ、孔14が形成される。また、孔14の底面は、通常、孔14の中心部分のみが絶縁体膜12に達し、その外側にSi基板13が残った形状となる。このエッチングにおいて、Si基板13が厚さ方向にエッチングされるエッチング速度は、後段のサイクルエッチング工程におけるエッチング速度と比較して、格段に早い。
この第1エッチングガスを用いてエッチングする第1エッチング工程においては、第1のエッチングガスを分解して発生させた少なくとも一種のラジカルの発光量を、反応室21に設けられたラジカル発光量測定器41で測定する。そして、ラジカル発光量測定器41で測定されたラジカル発光量が、増加した時、例えば所定値以上増加した時に、制御手段42によって、ガス流量制御手段36、第1高周波電源31及び第2高周波電源34を制御して、第1エッチング工程のエッチングを終了する。具体的には、ガス流量制御手段36において第1のエッチングガスの流量をゼロとする。そして、第1エッチング工程のエッチングを終了させるために、また、次に行う保護膜形成工程に適したプラズマにするために、必要に応じて、第1高周波電源31や第2高周波電源34のパワーを変化させる。このように、ラジカル発光量測定器41で測定されたラジカル発光量が、増加した時に、第1エッチング工程のエッチングを終了させることにより、孔14の底面の中心部分の絶縁体膜12が露出した時点で、第1エッチング工程のエッチングを終了させることができる。したがって、第1エッチング工程において、孔14の側壁の下部と絶縁体膜12との境界がサイドエッチングされいわゆるノッチが形成されるという現象を抑制することができる。また、第1エッチング工程で、高速で一気にSi基板13を絶縁体膜12が露出するまでエッチングすることができる。なお、第1のエッチングガスの流量をゼロにしても、反応室21内に残存する第1のエッチングガスが反応するため、第1のエッチングガスの流量をゼロにすると同時にエッチング反応が終了するわけではない。具体的には、図4のラジカル発光量が増加し始めるbの時点において第1のエッチングガスの流量をゼロにしても、ある程度の時間はエッチング反応が進むことになるが、上記したようなサイドエッチングは起こらない。
以上が第1エッチング工程である。続いて、サイクルエッチング工程を行う。まず、保護膜形成ガスを、ガス導入手段を用いて天板35からプラズマ発生室26に導入する。プラズマ発生室26に導入された保護膜形成ガスは、分解され、ラジカルやイオンとなる。このラジカルやイオンが、シャワープレート24を介して反応室21内の基板W表面に到達すると、Si基板13の孔14の内部、すなわちその側壁や底面等の表面、レジスト膜15の表面等に堆積することにより、孔14の側壁等に保護膜16が形成される。保護膜16を形成した後は、制御手段42によって、ガス流量制御手段36、第1高周波電源31及び第2高周波電源34を制御して、保護膜形成工程を終了する。具体的には、ガス流量制御手段36において保護膜形成ガスの流量をゼロとする。そして、保護膜形成工程を終了させるために、また、次に行う第2エッチング工程に適したプラズマにするために、必要に応じて、第1高周波電源31や第2高周波電源34のパワーを変化させる。
保護膜形成工程の後、第2のエッチングガスを、ガス導入手段を用いて天板35からプラズマ発生室26に導入する。プラズマ発生室26に導入された第2のエッチングガスは、分解され、ラジカルとなる。また、イオンも発生する。このラジカルが、シャワープレート24を介して反応室21内の基板W表面に到達すると、基板Wがエッチングされる。このエッチングは、Si基板13の厚さ方向に行われる。絶縁体膜12が露出していた孔14の中心部分は絶縁体膜12がエッチングされないため深さは変わらないが、孔14の底面に残っていた外側のSi基板(例えばR形状の部分)はエッチングされて、その部分は深くなる。
このような第2エッチング工程の後に、再度、保護膜形成工程を行う。その後、再度、第2エッチング工程を行う。このように、第1エッチング工程の後に、保護膜形成工程と第2エッチング工程を繰り返すサイクルエッチング工程を行うことにより、短時間で、且つ容易に、ノッチの発生が抑制された孔14が形成できる。また、孔14の側壁は絶縁体膜12に対してほぼ垂直にすることができる。所望の孔14を形成した後は、基板Wを反応室21からロード/アンロード室22へ搬送する。なお、第1のエッチングガス、保護膜形成ガスや第2エッチングガスを反応室21等に導入する時に使用されるキャリアガスとしては、HeやAr等を用いることができる。
上述した例では、一枚の基板Wを処理する枚葉式の装置としたが、複数枚の基板Wを同時に処理するいわゆるバッチ型の装置としてもよい。
以下に、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
(実施例1)
図5に示すドライエッチング装置20を用い、厚さ1μmのSiOからなる絶縁体膜12と厚さ150μmで直径200mmのシリコンウエハー(Si基板13)が積層された複合体のSi基板13側の表面に、フォトリソグフラフィー法によりパターニングされたレジスト膜15を設けた基板Wに対して、下記に示す条件で、第1エッチング工程を行った。そして、この第1エッチング工程において、Fラジカルの発光量(発光強度)を下記条件でモニタリングし、Fラジカルの発光量が5%増加した時に、ガス流量制御手段36において第1のエッチングガスの流量をゼロにした。なお、第1のエッチングガスの流量をゼロにしても、反応室21内に残存する第1のエッチングガスが反応するため、第1のエッチングガスの流量をゼロすると同時にエッチング反応が終了するわけではない。実施例1においては、エッチング開始から420秒後に、Fラジカルの発光量が5%増加したため第1のエッチングガスの流量をゼロにしたところ、エッチング反応が終了したのは、エッチング開始から422秒後であった。Fラジカルの発光量をモニタリングした結果を図6に示す。ピークの解析に関しては、図4と同じであるので、説明しない。
<第1エッチング工程のエッチング条件>
エッチングガス・・・SF(275sccm)、O(40sccm)、SiF(50sccm)
エッチングガス圧力・・・15Pa
キャリアガス・・・He
キャリアガス圧力・・・1500Pa
アンテナパワー(第1高周波電源31)・・・1000W
バイアスパワー(第2高周波電源34)・・・25W
エッチングレート・・・15μm/分
開口率・・・2%
<Fラジカルのモニタリング条件>
発光モニター型式・・・SD1024F/Verity(Verity社製)
Fラジカル測定波長(発光波長)・・・712.8nm
次に、下記に示す条件で、保護膜形成工程及び第2エッチング工程からなるサイクルエッチング工程を行った。サイクルエッチング工程は、保護膜形成工程の後に第2エッチング工程を行う操作を、15回行った。15回行った後の基板の状態について、断面を10000倍の走査電子顕微鏡(SEM)で観察した。シリコンウエハーの中央部に形成したホールの断面SEM観察結果を図7(a)に、図7(a)の拡大図を図7(b)に示す。また、シリコンウエハーの周縁近傍に形成したホールの断面SEM観察結果を図7(c)に、図7(c)の拡大図を図7(d)に示す。シリコンウエハーに形成されたホールは合計240000個であり、中央部のものも周縁近傍のものも、いずれも開口部の直径50μmで深さが150μmであった。
<保護膜形成工程の保護膜形成条件>
保護膜形成ガス・・・C(30sccm)、Ar(30sccm)
保護膜形成ガス圧力・・・15Pa
アンテナパワー(第1高周波電源31)・・・1000W
バイアスパワー(第2高周波電源34)・・・0W
時間・・・10秒
<第2エッチング工程のエッチング条件>
エッチングガス・・・SF(215sccm)、O(40sccm)、SiF(80sccm)
エッチングガス圧力・・・15Pa
キャリアガス・・・He
キャリアガス圧力・・・1500Pa
アンテナパワー(第1高周波電源31)・・・1000W
バイアスパワー(第2高周波電源34)・・・35W
エッチング時間・・・10秒
エッチングレート・・・3μm/分
図7に示すように、本発明のエッチング方法を行った実施例1においては、第1エッチング工程においてFラジカルをモニタリングすることにより絶縁体膜が露出し始めた時にエッチングを終了させたため、ノッチが発生しなかった。また、ホールの壁面は、ほぼ垂直であった。そして、第1エッチング工程で一気にエッチングをしているため、第1エッチング工程及びサイクルエッチング工程にかかる時間は、合計720秒と大変短かった。これは、後述するサイクルエッチング工程のみで実施例1と同じ基板Wをエッチングした場合と比べて、37%の短縮であった。さらに、サイクルエッチング工程の回数も少ないため、保護膜形成ガスとエッチングガスとの切り替え回数も少なく、容易にエッチングを行うことができた。
一方、サイクルエッチング工程のみを行うと所望の深さの孔を得るために時間がかかり(1140秒)、また、第1エッチング工程のみを行うと、ノッチが発生するという問題や垂直な壁面を有する孔が作り難いという問題が生じた。
本発明によれば、ノッチの発生が抑制された深孔を短時間で容易に形成することができるので、TSV等の半導体装置の分野等で利用可能である。
1 ガラス基板 2 絶縁体膜
3 基板 4 深孔
5 レジスト膜 6 ノッチ
12 絶縁体膜 13 Si基板
14 孔 15 レジスト膜
16 保護膜 20 ドライエッチング装置
21 反応室 22 ロード/アンロード室
23 真空ポンプ 24 シャワープレート
25 円筒状側壁 26 プラズマ発生室
27a、27b、27c 磁場コイル 28 アンテナコイル
30、33 マッチングボックス 31 第1高周波電源
32 基板電極 34 第2高周波電源
35 天板 36 ガス流量制御手段
37 ガス源 38 チラー 41 ラジカル発光量測定器 42 制御手段

Claims (3)

  1. 絶縁体膜上に設けられたSi基板のエッチング方法であって、
    SFガスとOガスとSiFガスとを含む第1のエッチングガスを分解して発生させたプラズマ中のラジカルでSi基板をエッチングすることにより、Si基板に、中心部分が前記絶縁体膜に達するまで孔を形成する第1エッチング工程と、
    形成された孔の内部に保護膜形成ガスにより保護膜を形成する保護膜形成工程、及びFを含む第2のエッチングガスを分解して発生させたプラズマ中のラジカルで前記保護膜が形成された孔をエッチングすることにより前記中心部分の周辺部分をエッチングする第2エッチング工程を交互に繰り返すサイクルエッチング工程と、を有し、
    前記第1エッチング工程において、第1のエッチングガスを分解して発生させたプラズマ中の少なくとも一種のラジカルの発光量をモニタリングし、このモニタリングしているラジカルの発光量が増加した時に前記第1エッチング工程におけるエッチングを終了させることを特徴とするエッチング方法。
  2. 前記第1エッチング工程においてモニタリングするラジカルが、Fラジカル、酸素ラジカル、ケイ素ラジカル及び硫黄ラジカルから選択される少なくとも一種であることを特徴とする請求項1に記載するエッチング方法。
  3. 請求項1又は2に記載するラジカルエッチング方法を行うエッチング装置であって、
    Si基板が載置される反応室と、
    前記第1のエッチングガスを前記反応室に供給する第1のエッチングガス供給手段と、
    前記保護膜形成ガスを前記反応室に供給する保護膜形成ガス供給手段と、
    前記第2のエッチングガスを前記反応室に供給する第2のエッチングガス供給手段と、
    前記第1のエッチングガス及び第2のエッチングガスを分解してプラズマを発生させるプラズマ発生手段と、
    前記第1エッチング工程においてラジカルの発光量をモニタリングするラジカルモニタリング手段と、を備えることを特徴とするエッチング装置。
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