JP2014150029A - パッキンの装着構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】パッキンの挟み込みの発生を防止可能なパッキンの装着構造を提供する。
【解決手段】本体部52の端面52aにパッキン11が接触した接触状態の治具51が前記ハウジング21に挿入される際に、本体部52がロックアーム31に当接して該ロックアーム31を撓ませる。
【選択図】図6B

Description

本発明は、パッキンの装着構造に関する。
ハウジングに形成された端子挿入穴内への水の浸入を防ぐために、防水部材である防水栓を挿入治具の先端部で保持した状態で、当該防水栓及び端子挿入治具の先端部を端子挿入穴に挿入し、当該先端部の側面に設けられた段部をハウジングに当接させることによって、防水栓を端子挿入穴の所定深さに位置決めして配置して、防水栓を端子挿入穴に装着する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−236247号公報
この技術によれば、所定の位置に確実に防水栓を装着することができる。また、防水部材として、防水栓である環状のパッキンをハウジングに装着する場合がある。
近年では、当該パッキンのハウジングへの装着に関して、作業性を向上したパッキンの装着構造が求められている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業性を向上したパッキンの装着構造を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るパッキンの装着構造は、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) 端子を収容する筒状の端子収容筒部と、該端子収容筒部の外周を覆うように形成された筒状のフード部と、該フード部に形成された可撓性のロックアームと、を有するハウジングと、
前記端子収容筒部と前記フード部との間から前記ハウジング内部に挿入され、前記ロックアームにより抜け止めされて、前記端子収容筒部の外周に密着して装着される環状のパッキンと、
開口側の端面が前記パッキンの形状に対応した環状に形成された筒状の本体部を有し、該本体部の少なくとも一部が、前記端面に前記パッキンが接触した接触状態で前記ハウジング内部に挿入されることにより、前記パッキンを前記端子収容筒部に装着させる治具と、
を備えるパッキンの装着構造であって、
前記接触状態の前記治具が前記ハウジングに挿入される際に、前記本体部が前記ロックアームに当接して該ロックアームを撓ませる、
こと。
(2) 上記(1)の構成のパッキンの装着構造であって、
前記本体部には、前記接触状態の前記治具が前記ハウジングに挿入される際に、前記ロックアームに当接して該ロックアームを撓ませる突部が形成されている、
こと。
(3) 上記(2)の構成のパッキンの装着構造であって、
前記突部の少なくとも一部が、前記接触状態において、前記治具の前記ハウジングに対する挿入方向において前記端面よりも前記ハウジング側に位置し、前記接触状態の前記治具が前記ハウジングに挿入される際に、前記ロックアームに当接して該ロックアームを撓ませる、
こと。
(4) 上記(3)の構成のパッキンの装着構造であって、
前記突部の少なくとも一部が、前記接触状態において、前記挿入方向において前記パッキンよりも前記ハウジング側に位置し、前記接触状態の前記治具が前記ハウジングに挿入される際に、前記ロックアームに当接して該ロックアームを撓ませる、
こと。
ところで、後述するように、環状のパッキンをハウジングに装着する場合、パッキンの挟み込みが生じることにより、作業性が低下する虞があった。
これに対して、上記(1)の構成のパッキンの装着構造では、パッキンを保持した接触状態の治具がハウジングに挿入される際に、治具の一部である本体部がロックアームに当接して当該ロックアームを撓ませる。即ち、ゴム等の弾性に優れた樹脂により形成されたパッキンのみがロックアームに当接して当該ロックアームが撓み変形されるのではなく、パッキンよりも剛性が高い樹脂により形成された治具によってもロックアームが撓み変形される。あるいは、当該治具のみによって、ロックアームが撓み変形される。これにより、パッキンの挟み込みの発生が抑制される。
したがって、上記(1)の構成のパッキンの装着構造によれば、作業性を向上したパッキンの装着構造を提供できる。
上記(2)の構成のパッキンの装着構造では、治具の本体部に形成された突部がロックアームを撓ませる。これにより、パッキンの挟み込みの発生が抑制される。
上記(3)の構成のパッキンの装着構造では、治具の本体部の開口側の端面よりもハウジング側に位置する突部の少なくとも一部が、ロックアームに当接してロックアームを撓ませる。これにより、パッキンの挟み込みの発生が効果的に抑制される。
上記(4)の構成のパッキンの装着構造では、パッキンよりもハウジング側に位置する突部の少なくとも一部が、ロックアームに当接してロックアームを撓ませる。これにより、パッキンの挟み込みの発生が更に効果的に抑制される。
本発明に係るパッキンの装着構造によれば、作業性を向上したパッキンの装着構造を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、第1の実施形態に係るパッキンの装着構造が備えるコネクタ10の分解斜視図である。 図2は、コネクタ10の横断面図である。 図3は、コネクタ10の縦断面図である。 図4は、ハウジング21へ装着されるリテーナ20を説明する説明図であって、図4(a)はリテーナ20が仮係止状態であるコネクタ10を示す縦断面図であり、図4(b)はリテーナ20が本係止状態であるコネクタ10を示す縦断面図である。 図5は、ハウジング21へパッキン11を装着させる際に用いられる治具51の斜視図である。 図6Aは、ハウジング21へのパッキン11の装着過程のうちの前半部分を説明する説明図であって、図6A(a)及び図6A(b)は、それぞれハウジング21及びパッキン11及び治具51の横断面図である。 図6Bは、ハウジング21へのパッキン11の装着過程のうちの後半部分を説明する説明図であって、図6B(c)及び図6B(d)は、それぞれハウジング21及びパッキン11及び治具51の横断面図である。 図7は、第2の実施形態に係る治具51Aの斜視図である。 図8は、第2の実施形態に係る治具51Aを用いた、ハウジング21へのパッキン11の装着過程を説明する説明図であって、当該コネクタの横断面図の一部拡大図である。 図9は、比較例として示すパッキンの装着構造における治具51Bの斜視図である。 図10は、比較例として示すパッキンの装着構造におけるハウジング4へのパッキン11の装着過程を説明する説明図であって、図10(a)〜図10(c)は、それぞれハウジング21及びパッキン11及び治具51Bの横断面図である。 図11は、比較例として示すパッキンの装着構造においてパッキン11の挟み込みが生じた状態を説明する説明図としての横断面図である。 図12は、比較例として示すパッキンの装着構造においてパッキン11の装着不良が生じる過程を説明する説明図としての横断面図の一部拡大図である。
本発明に係るパッキンの装着構造の具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るパッキンの装着構造が備えるコネクタ10の分解斜視図、図2は、コネクタ10の横断面図、図3は、コネクタ10の縦断面図である。図4は、ハウジング21へ装着されるリテーナ20を説明する説明図であって、図4(a)はリテーナ20が仮係止状態であるコネクタ10を示す縦断面図であり、図4(b)はリテーナ20が本係止状態であるコネクタ10を示す縦断面図である。図5は、ハウジング21へパッキン11を装着させる際に用いられる治具51の斜視図、図6A及び図6B(以下、単に図6と称する場合がある。)は、ハウジング21へのパッキン11の装着過程を説明する説明図である。
以下、本明細書中では、図1及び図5に矢印で示すように前側、後側、上側、下側、左側、右側を規定して説明する。
本実施形態に係るパッキンの装着構造は、概略的には、パッキン11とハウジング21とを有するコネクタ10と、パッキン11を装着する際に用いられる治具51と、を備えている。
図1〜図3に示すように、コネクタ10は、パッキン11と、パッキン11が内部に挿入されて装着されるハウジング21と、を備えている。パッキン11は、ハウジング21の前端側(先端側)からハウジング21に挿入されて装着される。
このコネクタ10には、ハウジング21の後端側から電線37が接続された端子25が挿し込まれて収容される。また、このコネクタ10は、ハウジング21の前端側からリテーナ20が取り付けられる。
パッキン11は、例えば、ゴム等の弾性に優れた樹脂材料から形成された部材であり、パッキン本体部12と、つば部13と、を有している。
パッキン本体部12は、正面視矩形状の環状に形成されている。また、パッキン本体部12は、先端部の近傍に、周方向に亘って外周側へ突出するリップ部16を有している。
つば部13は、ハウジング21への挿入時におけるパッキン本体部12のハウジング21側の端部である後端部に、周方向に亘って外周側に突出するように形成されている。このつば部13には、その左右両側部に、外方へ突出する係止部18が形成されている。
図1〜図3に示すように、ハウジング21は、例えば、プラスチック等の樹脂により成形された部材であり、前端側からパッキン11が挿入されて装着される。このハウジング21は、筒状に形成されたフード部22aを有するハウジング本体部22を備えている。このハウジング本体部22の内部には、筒状の端子収容筒部23が設けられている。
端子収容筒部23の内部には、複数のキャビティ24が形成されており、これらのキャビティ24に端子25が収容されている。端子25は、銅などの導電性金属材料から形成され、電線37に接続されている。これらの端子25に接続された電線37は、ハウジング21の後端側からハウジング21の外部に引き出される。また、電線37には、シール部材35が取り付けられており、このシール部材35がハウジング21の後端側から各キャビティ24内に嵌め込まれている。これにより、各キャビティ24は、シール部材35によってハウジング21の後端側で防水されている。また、キャビティ24には、キャビティ24の内方(図3中上方)へ突出するランス28が形成されている。そして、端子25は、キャビティ24へ挿し込まれることで、ランス28により係止され、キャビティ24に収容された状態に保持される。
ハウジング21は、端子収容筒部23の外周面が、パッキン11の挿入方向に延びる第1壁部26とされている。また、ハウジング21は、ハウジング本体部22の内部に、パッキン11の挿入方向と垂直な方向に延びてハウジング本体部22と端子収容筒部23とを繋げる第2壁部27を有している。
ハウジング21のハウジング本体部22には、そのフード部22aの左右両側部における第2壁部27の近傍に、第1壁部26側へ向かって(内方へ向かって)突出するロックアーム31が形成されている。ロックアーム31は、可撓性を有しており、後述するようにハウジング21内部に挿入されたパッキン11の抜け止めのために利用される。
そして、このハウジング21に対して、ハウジング本体部22のフード部22aと端子収容筒部23との間に形成された環状の隙間に、ハウジング21の前端側から、ハウジング21の環状の隙間内へ向かってパッキン11が挿入される。
パッキン11は、パッキン本体部12の内周面が端子収容筒部23の外周である第1壁部26に密着し、且つ、パッキン本体部12及びつば部13の後端面が第2壁部27に接触した状態でハウジング21に装着され、つば部13の係止部18がロックアーム31に係止される。これにより、パッキン11がハウジング21に組み付けられる。即ち、パッキン11は、端子収容筒部23とフード部22aとの間からハウジング21の内部に挿入され、ロックアーム31により抜け止めされて、端子収容筒部23の外周に密着して装着される。
このハウジング21に装着されるリテーナ20は、例えば、プラスチック等の合成樹脂から成形された部材で、その後端側からハウジング21の端子収容筒部23に組み付けられる。
図4(a)及び図4(b)に示すように、リテーナ20は、ハウジング21への装着方向(前後方向)における前後の異なる位置に、2つのビーク42,43を有している。また、ハウジング21の端子収容筒部23には、溝部44,45が形成されており、これらの溝部44,45は、リテーナ20の装着方向における前後の異なる位置に段部44a,45aを有している。
そして、このリテーナ20は、ハウジング21の前端側から端子収容筒部23へ組み付けられる。このとき、まず、図4(a)に示すように、装着方向前方側のビーク42が、装着方向後方側に段部44aを有する溝部44に入り込む。これにより、リテーナ20は、溝部44の段部44aにビーク42が係止され、ハウジング21に対して仮固定された仮係止状態となる。この状態からリテーナ20をハウジング21側へ更に押し込むと、図4(b)に示すように、装着方向後方側のビーク43が、装着方向前方側に段部45aを有する溝部45に入り込む。これにより、リテーナ20は、溝部45の段部45aにビーク43が係止され、ハウジング21に対して固定された本係止状態となる。本係止状態においては、リテーナ20の一部がランス28の撓み空間に入り込み、ランス28の撓みが規制されて端子25が二重係止される。
以上説明したパッキン11を備えたコネクタ10は、相手方コネクタ(図示略)のハウジング(図示略)に嵌合されて接続された際に、端子収容筒部23の各端子25に相手方コネクタの端子(図示略)が接続されて互いに導通される。
そして、相手方コネクタのハウジングにコネクタ10が嵌合されると、相手方コネクタのハウジングが、ハウジング本体部22のフード部22aとパッキン11との間に挿し込まれる。すると、パッキン11は、パッキン本体部12の外周面が相手方コネクタのハウジングに密着する。特に、パッキン本体部12の外周面に形成されたリップ部16が相手方コネクタのハウジングに押し付けられて弾性変形することにより、確実に相手方コネクタのハウジングに密着する。これにより、コネクタ10と相手方コネクタとの接続箇所が確実に防水される。
このコネクタ10において、ハウジング21にパッキン11を装着させる際には、図5に示す環状の治具51が用いられる。
この治具51は、パッキン11よりも剛性が高い、例えばプラスチックにより形成され、後側の端面52aがパッキン11の環形状に対応した環状に形成された筒状の本体部52と、この本体部52の前端側で外側に張り出した把持部53と、を有している。本体部52は、前後両端が開口した開放筒状に形成され、その後側部分がパッキン装着部54とされており、このパッキン装着部54の内側に、パッキン11のパッキン本体部12がその先端側(前端側)から嵌め込まれる。パッキン装着部54は、本体部52の前端側の部分よりも薄肉に形成されている。これにより、パッキン装着部54の内面には段部55が形成されている。パッキン装着部54は、前後方向の長さがパッキン本体部12の前後方向の長さと略同一とされている。
また、本体部52の左右の両側面からは、リブ(突部)57が突設されている。リブ57は、後面視矩形状の断面を有し、前後方向において、把持部53の後側の端面から本体部52の後側の端面52aまで延びている。
次に、治具51を用いてパッキン11をハウジング21に組み付ける組み付け過程について説明する。
図6は、ハウジング21へのパッキン11の装着過程を説明する説明図であって、図6A(a)〜図6B(d)は、それぞれハウジング21及びパッキン11及び治具51の横断面図である。以下、組み付け過程の説明に際して、組み付けに係る作業を作業者が実施する態様を説明するが、本発明の実施態様はこれに限られない。例えば、組み付けに係る作業の一部又は全てが機械装置により為される態様であってもよい。
まず、作業者は、図6A(a)に示すように、治具51にパッキン11を保持させる。具体的には、作業者は、治具51の本体部52に対して、本体部52の先端側(後端側)から、パッキン11のパッキン本体部12を先端側(前端側)から挿し込む。このようにすると、パッキン装着部54にパッキン本体部12が嵌め込まれる。これにより、パッキン11が治具51に保持され、治具51は、パッキン本体部12の先端部が段部55に当接し、且つ、つば部13の前端面が本体部52の後側の端面52aに接触した接触状態となる。
次に、作業者は、把持部53を把持して、接触状態の治具51の先端部(後端部)を、ハウジング21の先端側(前端側)からつば部13が第2壁部27に当接するまで挿し込む。この挿入過程において治具51がハウジング21の内部に挿入される際には、まず、図6A(b)に示すように、パッキン11のつば部13がロックアーム31に当接する。そして、治具51がハウジング21の内部に更に挿入されると、つば部13がロックアーム31を撓み変形させる。その後、治具51の本体部52のリブ57がロックアーム31に当接し、図6B(c)に示すように、リブ57がロックアーム31を撓み変形させた状態となる。
その後、作業者は、図6B(d)に示すように、把持部53を把持して治具51をハウジング21から引き抜く。このようにすると、治具51の本体部52がパッキン11から外れ、治具51だけがハウジング21から取り外される。治具51がハウジング21から取り外されると、ロックアーム31が撓み変形から元の状態に復帰する。これにより、パッキン11は、後端のつば部13に形成された係止部18がロックアーム31によって係止された状態となる。この結果、パッキン11は、端子収容筒部23の外周に密着した状態でハウジング21に装着される。
以上説明した組み付け過程により、各部材が組み付けられ、コネクタ10が得られる。
以上説明した第1の実施形態に係るパッキンの装着構造では、治具51がハウジング21に挿入される過程において、ゴム等の弾性に優れた樹脂により形成されたパッキン11のみがロックアーム31に当接して当該ロックアーム31が撓み変形されるのではなく、パッキン11よりも剛性が高い樹脂により形成された治具51のリブ57によってもロックアーム31が撓み変形される。このため、パッキン11の挟み込みの発生が抑制されている。
特に、第1の実施形態に係るパッキンの装着構造では、図6B(c)に示すように、治具51をハウジング21から引抜く直前の状態において、治具51のリブ57のみによってロックアーム31が撓み変形された状態となる。このため、治具51をハウジング21から引き抜く際のパッキン11の挟み込みの発生が効果的に抑制されている。
(第2の実施形態)
次に、図7及び図8を参照して、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係るパッキンの装着構造では、治具51に形成された突部(コネクタ10におけるリブ57)の形状がコネクタ10とは異なる。その他の点については第1の実施形態と同一であるので、同一の部材については同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、第2の実施形態に係る治具51Aの斜視図、図8は、第2の実施形態に係る治具51Aを用いた、ハウジング21へのパッキン11の装着過程を説明する説明図であって、当該コネクタの横断面図の一部拡大図である。
第2の実施形態に係る治具51Aでは、本体部52の左右の両側面に、突起(突部)59が設けられている。突起59は、後面視矩形状の断面を有し、前後方向において、本体部52の後側の端面52aよりも後方に突出し、把持部53の後側の端面から、当該突出した先端面(後端面)59aまで延びている。即ち、突起59は、前述したコネクタ10の治具51におけるリブ57が後方に更に延長された形状を有している。突起59は、本体部52の端面52aから突起59の先端面59aまでの前後方向における長さ(即ち、端面52aからの突出長さ。)が、パッキン11のつば部13の前後方向における厚みよりも長くなるように形成されている。
治具51Aを用いてパッキン11をハウジング21に組み付ける際には、まず、作業者は、図8(a)に示すように、治具51Aにパッキン11を保持させる。具体的には、作業者は、治具51Aの本体部52に対して、本体部52の先端側(後端側)から、パッキン11のパッキン本体部12を先端側(前端側)から挿し込む。このようにすると、パッキン装着部54にパッキン本体部12が嵌め込まれる。これにより、パッキン11が治具51Aに保持され、治具51Aは、パッキン本体部12の先端部が段部55に当接し、且つ、つば部13の前端面が本体部52の後側の端面52aに接触した接触状態となる。この接触状態においては、図8(a)に示すように、突起59の先端側の一部が、治具51Aのハウジング21に対する挿入方向(前後方向)において端面52aよりもハウジング21側(後側)に位置する。また、当該接触状態においては、図8(a)に示すように、突起59の先端側の一部が、前後方向においてパッキン11よりもハウジング21側に位置する。
次に、作業者は、把持部53を把持して、接触状態の治具51の先端部(後端部)を、ハウジング21の先端側(前端側)からつば部13が第2壁部27に当接するまで挿し込む。この挿入過程において治具51Aがハウジング21の内部に挿入される際には、図8(b)に示すように、治具Aの本体部52の突起59がロックアーム31に当接し、図8(c)に示すように、突起59がロックアーム31を撓み変形させた状態となる。第2の実施形態では、治具51Aの挿入過程においてパッキン11がロックアーム31に当接(接触)しない。
その後、作業者は、図8(d)に示すように、把持部53を把持して治具51Aをハウジング21から引き抜く。このようにすると、治具51Aの本体部52がパッキン11から外れ、治具51Aだけがハウジング21から取り外される。治具51Aがハウジング21から取り外されると、ロックアーム31が撓み変形から元の状態に復帰する。これにより、パッキン11は、後端のつば部13に形成された係止部18がロックアーム31によって係止された状態となる。この結果、パッキン11は、端子収容筒部23の外周に密着した状態でハウジング21に装着される。
以上説明した第2の実施形態に係るパッキンの装着構造では、治具51Aがハウジング21に挿入される過程において、パッキン11よりも剛性が高い樹脂により形成された治具51の突起59のみによってロックアーム31が撓み変形される。即ち、突起59の先端側の一部が、前後方向においてパッキン11よりも後側に位置しているために、治具51Aの挿入時には、パッキン11はロックアーム31に接触せず、突起59のみがロックアーム31に当接する。このため、パッキン11の挟み込みの発生が効果的に抑制される。
また、第2の実施形態に係るパッキンの装着構造では、上述したように、治具51Aの挿入過程においてパッキン11がロックアーム31に接触しない。このため、パッキン11にロックアーム31や治具51Aとの間で摩耗が発生し、パッキン11が削れて削りカスが発生することが防止される。
以下では、実施形態に係るパッキンの装着構造の作用及び効果を説明する。
まず、図9〜図12を参照して、比較例として示すパッキンの装着構造における課題について説明する。
図9は、比較例として示すパッキンの装着構造における治具51Bの斜視図である。図10は、比較例として示すパッキンの装着構造におけるハウジング21へのパッキン11の装着過程を説明する説明図であって、図10(a)〜図10(c)は、それぞれハウジング21及びパッキン11及び治具51Bの横断面図である。図11は、比較例として示すパッキンの装着構造においてパッキン11の挟み込みが生じた状態を説明する説明図としての横断面図、図12は、比較例として示すパッキンの装着構造においてパッキン11の装着不良が生じる過程を説明する説明図としての横断面図の一部拡大図である。
比較例として示すパッキンの装着構造は、治具51Bの形状が上述した実施形態に係るパッキンの装着構造とは異なる。その他の点については上述した実施形態と同一であるので、同一の部材については同一の符号を付して説明を省略する。
比較例として示すパッキンの装着構造における治具51Bでは、本体部52の左右の両側面に、突部が設けられておりず、当該両側面は平坦に形成されている。比較例として示すパッキンの装着構造においても、上述した実施形態の場合と同様に、図10(a)〜図10(c)に示すように、環状に形成されたパッキン11は、つば部13に形成された係止部18がハウジング21のロックアーム31に係止されることにより、ハウジング21に組み付けられる。
しかしながら、比較例として示すパッキンの装着構造においては、図11に示すように、パッキン11がロックアーム31と治具51Bの外周面との間に挟まれた状態である、挟み込みが生じる場合がある。
パッキン11に挟み込みが生じると、図12(a)及び図12(b)に示すように、治具51Bがハウジング21に対して最奥部まで挿し込まれた後でハウジング21から抜き取られてもロックアーム31が撓み変形から正常に復帰できず、パッキン11がロックアーム31と端子収容筒部23の外周面との間に挟まれた状態となり、パッキン11の装着不良が生じてしまう虞がある。
また、パッキン11に挟み込みが生じると、ロックアーム31及び治具51Bの外周面との間における摩耗によりパッキン11が削れて削りカスが発生し、当該削りカスが端子25の相手方端子との接続箇所に付着することにより、導通不良が生じてしまう虞がある。
以上説明したように、比較例として示すパッキンの装着構造では、パッキンの挟み込みが生じることにより、装着不良が発生して作業性が低下したり、導通不良が発生する虞があった。
これに対して、実施形態に係るパッキンの装着構造は、端子25を収容する筒状の端子収容筒部23と、該端子収容筒部23の外周を覆うように形成された筒状のフード部22aと、該フード部22aに形成された可撓性のロックアーム31と、を有するハウジング21と、前記端子収容筒部23と前記フード部22aとの間から前記ハウジング21内部に挿入され、前記ロックアーム31により抜け止めされて、前記端子収容筒部23の外周に密着して装着される環状のパッキン11と、開口側の端面52aが前記パッキン11の形状に対応した環状に形成された筒状の本体部52を有し、該本体部52の少なくとも一部が、前記端面52aに前記パッキン11が接触した接触状態で前記ハウジング21内部に挿入されることにより、前記パッキン11を前記端子収容筒部23に装着させる治具51(51A)と、を備えている。そして、前記接触状態の前記治具51(51A)が前記ハウジング21に挿入される際に、前記本体部52が前記ロックアーム31に当接して該ロックアーム31を撓ませる。
これにより、比較例として示すパッキンの装着構造のように、ゴム等の弾性に優れた樹脂により形成されたパッキン11のみがロックアーム31に当接して当該ロックアーム31が撓み変形されるのではなく、パッキン11よりも剛性が高い樹脂により形成された治具51(51A)によってもロックアーム31が撓み変形される。これにより、パッキンの挟み込みの発生が抑制され、装着不良の発生が抑制される。
この結果、実施形態に係るパッキンの装着構造によれば、作業性を向上したパッキンの装着構造を提供できる。
また、実施形態に係るパッキンの装着構造では、前記本体部52には、前記接触状態の前記治具51(51A)が前記ハウジング21に挿入される際に、前記ロックアーム31に当接して該ロックアーム31を撓ませる突部(リブ57、突起59)が形成されている。
これにより、パッキンの挟み込みの発生が抑制される。
また、第2の実施形態に係るパッキンの装着構造では、突起59の少なくとも一部が、前記接触状態において、前記治具51Aの前記ハウジング21に対する挿入方向(前後方向)において前記端面52aよりも前記ハウジング21側に位置し、前記接触状態の前記治具51Aが前記ハウジング21に挿入される際に、前記ロックアーム31に当接して該ロックアーム31を撓ませる。
これにより、パッキンの挟み込みの発生が効果的に抑制される。
また、第2の実施形態に係るパッキンの装着構造では、突起59の少なくとも一部が、前記接触状態において、前記挿入方向において前記パッキン11よりも前記ハウジング21側に位置し、前記接触状態の前記治具51Aが前記ハウジング21に挿入される際に、前記ロックアーム31に当接して該ロックアーム31を撓ませる。即ち、治具51Aのみによってロックアーム31が撓み変形される。
これにより、パッキンの挟み込みの発生が更に効果的に抑制される。
また、これにより、治具51Aの挿入過程においてパッキン11がロックアーム31に接触しない。このため、パッキン11にロックアーム31や治具51Aとの間で摩耗が発生し、パッキン11が削れて削りカスが発生することが防止される。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
例えば、第2の実施形態に係るコネクタでは、突起59は、本体部52の端面52aから突起59の先端面59aまでの前後方向における長さ(即ち、端面52aからの突出長さ。)が、パッキン11のつば部13の前後方向における厚みよりも長くなるように形成されている構成としたが、当該突出長さが、つば部13の厚みよりも短くなるように形成されいても構わない。この場合、突起59は、接触状態において、治具51Aのハウジング21に対する挿入方向(前後方向)において端面52aよりもハウジング21側に位置する部分を有するが、パッキン11のつば部13の後端面よりもハウジング21側に位置する部分を有しない。
また、本実施形態では、リブ57及び突起59は、本体部52の左右の両側面から突設されている構成としたが、治具51(51A)のハウジング21に対する挿入過程のいずれかの時点において本体部52の一部がロックアーム31に当接して該ロックアーム31を撓ませる構成であればよく、例えば、突部が本体部52の後側の端面52aから後方に向けて突設されている構成でもよいし、本体部52の筒状側面自体がロックアーム31に当接する構成であっても構わない。
また、本実施形態では、治具51の本体部52の略全てがハウジング21の内部に挿入されることにより、パッキン11が端子収容筒部23に装着される構成としたが、本体部52の後側の一部がハウジング21の内部に挿入される構成であっても構わない。
また、本実施形態では、治具51が開放筒状に形成されている構成としたが、後端側のみが開口した筒状に形成されている構成としても構わない。
10 コネクタ
11 パッキン
12 パッキン本体部
13 つば部
21 ハウジング
22a フード部
23 端子収容筒部
25 端子
31 ロックアーム
51、51A 治具
52 本体部
52a 端面
53 把持部
57 リブ(突部)
59 突起(突部)

Claims (4)

  1. 端子を収容する筒状の端子収容筒部と、該端子収容筒部の外周を覆うように形成された筒状のフード部と、該フード部に形成された可撓性のロックアームと、を有するハウジングと、
    前記端子収容筒部と前記フード部との間から前記ハウジング内部に挿入され、前記ロックアームにより抜け止めされて、前記端子収容筒部の外周に密着して装着される環状のパッキンと、
    開口側の端面が前記パッキンの形状に対応した環状に形成された筒状の本体部を有し、該本体部の少なくとも一部が、前記端面に前記パッキンが接触した接触状態で前記ハウジング内部に挿入されることにより、前記パッキンを前記端子収容筒部に装着させる治具と、
    を備えるパッキンの装着構造であって、
    前記接触状態の前記治具が前記ハウジングに挿入される際に、前記本体部が前記ロックアームに当接して該ロックアームを撓ませる、
    ことを特徴とするパッキンの装着構造。
  2. 前記本体部には、前記接触状態の前記治具が前記ハウジングに挿入される際に、前記ロックアームに当接して該ロックアームを撓ませる突部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のパッキンの装着構造。
  3. 前記突部の少なくとも一部が、前記接触状態において、前記治具の前記ハウジングに対する挿入方向において前記端面よりも前記ハウジング側に位置し、前記接触状態の前記治具が前記ハウジングに挿入される際に、前記ロックアームに当接して該ロックアームを撓ませる、
    ことを特徴とする請求項2に記載のパッキンの装着構造。
  4. 前記突部の少なくとも一部が、前記接触状態において、前記挿入方向において前記パッキンよりも前記ハウジング側に位置し、前記接触状態の前記治具が前記ハウジングに挿入される際に、前記ロックアームに当接して該ロックアームを撓ませる、
    ことを特徴とする請求項3に記載のパッキンの装着構造。
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