JP2014147681A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】保留記憶数が3個であれば(S265:yes)、読み込んだ大当り決定用乱数を小当り低確率テーブル(当り確率1/999)で当否判定する(S270)。保留記憶数が0〜2個であれば(S265:no)、読み込んだ大当り決定用乱数を小当り通常テーブル(当り確率1/100)で当否判定する(S275)。これにより、大当りと小当りに共通の開放パターンが発生した際に、それが小当りである可能性は、保留記憶が3個である場合よりも2個以下の場合の方が高い。つまり、潜伏状態に移行する際に、保留記憶の数に応じて確変に対する期待度を変化させることができる。
【選択図】 図8
Description
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、小当りを用いた新しい遊技性を遊技機に付与することを目的とする。
遊技域に始動口を備え、該始動口に入球すると乱数値を発生させ、該乱数値に基づき当否及び図柄の変動パターンを決定する主制御装置と、
該主制御装置からの当否及び図柄の変動パターンの指示に基づいて、各種演出を行うサブ制御装置と
を備える遊技機であって、
前記乱数値を複数記憶可能な保留手段と、
前記乱数値に基づき当否を判定する当否判定手段と、
該当否判定手段により大当りと判定されたことに起因して、前記遊技域に形成された大入賞口を開放させる遊技を行う大当り遊技を行う大当り遊技手段と、
前記大当り状態が終了すると、前記当否判定手段が当りと判定する確率を向上させるか否か、前記図柄の変動パターンを短縮するか否かの各設定を行なう遊技状態設定手段と、
前記当否判定手段により小当りと判定されたことに起因して、前記大入賞口を開放させる小当り遊技を行う小当り遊技手段と、
前記小当り遊技が終了すると、前記小当り遊技を発生させると判定された時の遊技状態に復帰させるための遊技状態復帰手段と
を備え、
前記大当り遊技手段は、前記乱数値に応じて前記大入賞口を複数通りの開放パターンにて開放させるものであって、該複数通りの開放パターンの少なくとも1つが、前記小当り遊技手段により発生される前記大入賞口の開放パターンと同じ共通開放パターンであり、
前記サブ制御装置は、
前記保留手段の記憶数が所定数に達していない場合は、前記大当り遊技による前記共通開放パターン、又は前記小当り遊技による開放パターンのいずれにおいても同一の共通演出表示を行い、
前記保留手段の記憶数が所定数に達している場合は、前記共通演出表示に替えて、前記大当り遊技による前記共通パターンでの開放動作か、前記小当り遊技による開放パターンによる開放動作であるかを判別可能な演出表示を行う
ことを特徴とする。
なお、大当り遊技(大当り状態)と小当り遊技(小当り状態)の違いとして、大当り遊技は役物連続作動装置が作動するのに対して、小当り遊技は役物連続作動装置が作動しない点が挙げられる。大当り遊技は、予め定められた並びにて図柄が揃うことにより予め定められた態様にて大入賞口が開放動作するが、役物連続作動装置の作動が伴うため上記開放動作が連続して行なわれる。これにより遊技球を集中的に大入賞口へ入球させることができ、入球した分の賞球を与えることができる。対して小当り遊技は、予め定められた並びにて図柄が揃うことにより予め定められた態様にて大入賞口が開放動作するが、役物連続作動装置の作動が伴わないため一度の作動で終了する。そのため大当り遊技と比較すると賞球を得るチャンスは低い遊技状態となる。
遊技域に始動口を備え、該始動口に入球すると乱数値を発生させ、該乱数値により当否及び図柄の変動パターンを決定する主制御装置と、該主制御装置からの当否及び図柄の変動パターンの指示に基づいて、各種演出を行うサブ制御装置とを備える遊技機であって、前記乱数値を複数記憶可能な保留手段と、前記乱数値により当否を判定する当否判定手段と、該当否判定手段により当りと判定されたことに起因して、前記遊技域に形成された大入賞口を開放させる大当り状態を発生させる大当り遊技発生手段と、前記大当り状態が終了すると、前記当否判定手段が当りと判定する確率を向上させるか否か、前記図柄の変動パターンを短縮するか否かの各設定を行なう遊技状態設定手段と、前記乱数値と小当り判定テーブルに基づき、小当り状態を発生させるか否かを判定する小当り判定手段と、該小当り判定手段により小当り状態を発生させると判定されたことに起因して、前記大入賞口を開放させる小当り遊技発生手段と、前記小当り状態が終了すると、前記小当り状態を発生させると判定された時の遊技状態に復帰させるための遊技状態復帰手段とを備え、前記大当り遊技発生手段は、前記乱数値に応じて前記大入賞口を複数通りの開放パターンにて開放させるものであって、該複数通りの開放パターンの少なくとも1つが、前記小当り遊技発生手段により発生される前記大入賞口の開放パターンと同じ共通開放パターンであり、前記サブ制御装置は、前記大当り状態による前記共通開放パターン、又は前記小当り状態による開放パターンいずれにおいても同一の共通演出表示を行い、前記小当り判定手段は、複数の前記小当り判定テーブルに基づいて小当り状態を発生させるか否か判定するものであり、該判定時に前記保留手段を参照し、記憶数に応じて前記小当り判定テーブルを選択して前記判定を行なうものであることを特徴とする。
発明1の遊技機ならば、例えば、小当り判定手段は、保留手段に記憶された乱数値(以下、保留記憶ともいう)の個数が少ない場合に、高い確率で小当り状態を発生させる構成にすると、保留記憶が多い状態では、保留記憶が少ない状態よりも小当りが発生しにくい。一方、請求項1に記載された限りの態様においては、大当たりによる共通開放パターンが発生する確率は、(遊技状態設定手段の影響は受けるものの)保留記憶の数の影響は受けることなく一定である。このため、前記共通開放パターンが発生した際に、それが小当りである可能性は、保留記憶が多い場合よりも少ない場合の方が高い。つまり、保留記憶の数に応じて大当たりに対する期待度を変化させることができる。この結果、「大当たりに対する期待度を高めるために、保留記憶の数が多い状態を維持する」といった新たな遊技性を遊技機に持たせることができる。また、保留記憶が多いときは、小当りの発生確率が低くなるので、効率よく遊技を進行することができる。
これとは逆に、保留記憶の個数が多い場合に、高い確率で小当り状態を発生させる構成にすると、保留が多い状態を維持すれば頻繁に小当り遊技が行われることから、大入賞口へ入賞する機会を増やすチャンスタイムのような期間を創出することが可能になる。なお、この遊技機を潜伏機能を備えたものとする場合には、共通開放パターンにて大入賞口を開放させる開放パターンの中には(共通開放パターンにて大入賞口を開放させる開放パターンが一つのみであれば、「共通開放パターンの場合には」)、該共通開放パターンの終了後に前記当否判定手段が当りと判定する確率を向上させる。このような遊技機において、保留記憶の個数に応じて確変に対する期待度を変化させることができる。この構成において、当否判定手段が当りと判定する確率が向上された状態は、予め定められた遊技条件(例えば、特定の図柄が表示されたことや、所定回数、図柄が変動されたこと等)が成立するまで続くものとするとよい。
発明1に記載の遊技機において、前記主制御装置は、前記保留手段により記憶する前記乱数値の数が変化する毎に前記サブ制御装置へ保留数情報を送信する保留数送信手段を備え、前記サブ制御装置は、前記共通演出表示を行う時に、前記保留数送信手段から指示された保留数に応じて異なる共通演出動作を実行することを特徴とする。
発明2の遊技機ならば、保留記憶の数に応じて、異なる共通演出動作を行なうので、開放パターンだけではなく、共通演出動作を見ているだけでも(共通演出動作を音声のみで行なう場合は、聞いているだけでも)、保留記憶の数に応じて大当たりに対する期待度を変化させることができる。また、保留記憶の数に応じて演出動作が変化するので、小当り判定手段が小当りを発生させると判定したときの保留記憶の数を遊技者が分からなくても、演出動作から大当たりに対する期待をすることができる。
発明1または2に記載の遊技機において、前記小当り遊技発生手段は、前記小当り判定時に選択した前記小当り判定テーブルに応じて設定された小当り遊技を行なうことを特徴とする。
なお、小当り遊技には、その前に行なわれるオープニング演出、そのオープニング演出の時間、小当り状態中に表示される画像、小当り状態中に出力される音声、小当り状態が終わる際に行なわれるエンディング演出、そのエンディング演出の時間、大入賞口を開放させる時間、大入賞口を開放させる回数等を挙げることができる。
発明3の遊技機ならば、小当り遊技発生手段は、選択された小当り判定テーブルに応じた小当り遊技を行なうので、小当りを発生させると判定したときの保留記憶の数が分からなくても、小当り遊技の内容(例えば小当り状態の前に行なわれるオープニング演出、そのオープニング演出の時間、小当り状態中に表示される画像、小当り状態中に出力される音声、小当り状態が終わる際に行なわれるエンディング演出、そのエンディング演出の時間、大入賞口を開放させる時間、大入賞口を開放させる回数等)を見ていれば、大当たりに対する期待度を変化させることができる。
[実施例1]
前枠52の上側左右及び外枠下側左右には、スピーカ66が設けられており、パチンコ機50から発生する遊技音が出力され、遊技者の趣向性を向上させる。また、遊技者の趣向性を向上させるために前枠52に遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65も複数設けられている。
また、このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属しており、パチンコ機50には、貸出ボタン57、精算ボタン58及び残高表示器59を有するCR精算表示装置が備わっている。
遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(液晶表示装置であり擬似図柄を表示する。)の画面6aを臨ませる窓5a等を備えている。
第2始動口12は電動チューリップであり、周知の電動チューリップと同様に開閉変化するが、上方に第1始動口11があるために図示の閉鎖状態では遊技球を入球させることができない。しかし、遊技球が普通図柄作動ゲート17を通過すると行われる普通図柄抽選で当り、普通図柄表示装置7に当りの普通図柄が確定表示されると、第2始動口12は開放されて入球容易になる。なお、パチンコ機50においては第1始動口11と第2始動口12は制御上では同じものであり、いずれかに入球すると同一の特別図柄を変動させ、当りの際には全く同じ態様の特別遊技を発生可能に構成されている。
複合入賞装置13の下方にはアタッカー式の大入賞口14が配置され、その下方にはアウト穴15が設けられている。また、複合入賞装置の左側には第1左入賞口31と第2左入賞口32が、右側には第1右入賞口33と第2右入賞口34がガイドレール2bに沿うように設けられている。なお、この第1左入賞口31、第2左入賞口32、第1右入賞口33、第2右入賞口34が、常時、入球率が変化しない普通入賞口である。
また、パチンコ機50の裏側には(図4も参照のこと)、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置(サブ制御装置とも呼ぶ)83、発射制御装置84、電源基板85が設けられている。なお、発射制御装置84が描かれていないが、払出制御装置81の下に設けられている。
また、球タンク71の右側には、外部接続端子板78が設けられており、この外部接続端子板78より、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータ87に送られる。なお、従来はホールコンピュータ87へ信号を送信するための外部接続端子板には、盤用(遊技盤側から出力される信号をホールコンピュータ87へ出力するための端子)と枠用(枠側(前枠52、内枠70、外枠51)から出力される信号をホールコンピュータ87へ出力するための端子)の2種類を用いているが、本実施例では、一つの外部接続端子板78を介してホールコンピュータ87へ遊技状態や遊技結果を示す信号を送信している。
また、近年では演出図柄制御装置82とサブ統合制御装置83を1つの基板上に設けて、サブ統合制御装置83とする構成も多い。本実施例では分割しているが、一つにしたものでも良いし、サブ統合制御装置を音制御装置、ランプ制御装置と分割する構成でも良い。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ12a、普通図柄作動ゲート17に進入した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ17a、大入賞口14に入球した遊技球を計数するためのカウントスイッチ14a、第1左入賞口31および第2左入賞口32に入球した遊技球を検出する左入賞口スイッチ31a、第1右入賞口33、第2右入賞口34に入球した遊技球を検出する右入賞口スイッチ33aなどの検出信号が遊技盤中継端子板74を介して入力される。
本実施例では左に配置された普通入賞口が2つの構成(31、32)であるが、スイッチは31a1つで検出する構成である(右に配置された普通入賞口についても同様)。無論、各々に対応したスイッチを設けても良い。
また主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている特別図柄表示装置9及び普通図柄表示装置7の表示、特別図柄保留記憶表示装置18及び普通図柄保留記憶表示装置8の点灯を制御する。
更に、主制御装置80は、遊技盤中継端子板74を介して大入賞口ソレノイド14bを制御することで大入賞口14の開放を制御し、普電役物ソレノイド12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。なお、普電役物とは普通電動役物(電動チューリップとも記載)を示す。
主制御装置80からの出力信号は、上記のほかにも試験信号端子や、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板78に出力されてホールメインコンピュータ87に送られる。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ20を稼働させて賞球を払い出させる。図4の構成では、払出制御装置81は裏配線中継端子板75と払出中継端子板76を介して払出モータ20を制御する構成である。また、本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出スイッチ21の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出スイッチ21の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
発射制御装置84は発射モータ30を制御して、遊技球を遊技領域3に遊技球を発射させる。
なお、発射制御装置84には払出制御装置81以外に発射ハンドル64からの回動量信号、タッチスイッチ28からのタッチ信号、発射停止スイッチ29から発射停止スイッチ信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
また、サブ統合制御装置83には、演出ボタン67が接続されており、遊技者が演出ボタン67を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、擬似図柄等の演出画像を画面6aに表示させる。
大当り図柄決定用乱数更新処理(S30)は「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
本実施例では、遊技球が第1始動口11、第2始動口12に入賞すると大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数、リーチ判定用乱数など複数の乱数を取得されるのだが、保留記憶できる数を第1始動口11と第2始動口12をあわせて4個までとしており、保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が第1始動口11又は第2始動口12に入賞しても賞球が払出されるだけで、前記複数の乱数は保留記憶されない構成になっている。
各出力処理(S60)では、遊技の進行に応じて主制御基板80は演出図柄制御装置82、払出制御基板81、発射制御装置84、サブ統合制御装置83、大入賞口ソレノイド14b等に対して各々出力処理を実行する。即ち、入賞確認処理(S50)により遊技盤1上の各入賞口に遊技球の入賞があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御基板81に賞球データを出力する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置83に出力する処理を、パチンコ機50に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置82にエラー信号を出力する処理を各々実行する。
肯定判断なら、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、特別図柄保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S105)。なお、パチンコ機50においては、大当り図柄に応じて大入賞口14の開放パターンが複数設定されている。
変動開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、特別図柄の変動表示に呼応した音声及びランプの演出制御を行い、また演出図柄制御装置82に変動開始コマンドを送る。
S415では、時短フラグが1か否かを判定し、1であれば(S415:yes)、時短回数が0か否かを判定する(S420)。時短回数が0であれば(S420:yes)、S425にて時短フラグを0にしてS430に進む。時短フラグが1でないとき(S415:no)又は時短回数が0ではないとき(S420:no)はそのままS430に移行する。
大入賞口14に10個入賞した場合(S750:yes)にはS760に直行し、また大入賞口14の開放時間が終了していない場合(S755:no)は小当り遊技処理を終了する。
第2の実施例について図21〜27を用いて説明する。なお、本実施例は実施例1と共通点が多いため、異なる点のみを重点的に説明する。本実施例においては図21に示すように、小当りに当選した場合に行なわれる変動パターンが、保留記憶数に応じて変更される。
前記実施例では、2ラウンド大当たりおよび小当りのオープニング時間およびエンディング時間の双方を、保留記憶の数に応じて変化させたが、どちらか一方のみ変化させても構わない。また、前記実施例では、オープニング時間およびエンディング時間の値から保留記憶の数をサブ統合制御装置83が判断していたが、S305で送信される保留個数に基づいて、保留記憶の数をサブ統合制御装置83が判断しても良い。
また、保留記憶の数に応じて、大入賞口を開放させる時間および開放回数の少なくとも一方を変化させてもよい。こうすると、大当たりや小当りを発生させると判定したときの保留記憶の数が分からなくても、大入賞口14を開放させる時間および開放回数の開放パターンのうち、小当り遊技発生手段が保留記憶数に応じ変化させる方(両者である可能性あり)を見ていれば、保留記憶の数に応じて確変に対する期待度を変化させることができる。
本発明の参考例について図28〜31を用いて説明する。本参考例も実施例1と共通点が多いため、異なる点を重点的に説明する。参考例のパチンコ機50は、転落抽選機能を搭載した遊技機となっている。転落抽選機能を有した機種としては、例えば特開2005−296076号公報に記載されたものがあるが、こうした機種においては、大当たりになる確率がどこまで継続するか把握することができず、望外に高確率が継続した時の喜びが味わえるという利点よりも、1変動ごとに当選確率が転落してしまうのではないかという強い緊張感に苛まれるという欠点が目立つ機種であった。
参考例のパチンコ機50における当否判定処理では、特別電動役物が作動中ではなく(S200:no)、特別図柄が変動中でなく(S205:no)、確定図柄の表示中でもなければ(S210:no)、図8に示した処理に代えて、図28および図29に示す処理を実行する。図8の処理との違いは、確変フラグが1だった場合(S1510:yes)に、転落抽選処理(S1515)を行う点である。転落抽選に落選した場合(S1520:no)は、図8と同様、読み込んだ大当り決定用乱数を確変テーブルに記録されている当り値と照合し(S1545)、大当たりか否かを判定する(S245)。転落抽選に当選した場合(S1520:yes)は、確変フラグを0にし(S1525)、時短フラグが1か否かを判定する(S1530)。肯定判断であれば(S1530:yes)、時短フラグを0にして(S1535)、読み込んだ大当り決定用乱数を通常テーブルに記録されている当り値と照合する(S1540)。時短フラグが1ではない場合(S1530)は、S1540に直行する。なお、S245以降の処理は、図8と全く同じである。
また、逆に保留記憶数が少ないほど転落抽選の確率を低くすれば、開放延長機能が作動している場合は転落し易くなるが持玉を維持、遊技スピードを早くすることができ(実質時短遊技と同じような状態になりやすくなる)、開放延長機能が作動していない時は持玉は減少、遊技スピードは遅いままだが、確率変動の作動状態が維持されやすい状態で遊技することができるようになる。
このように、記憶数により転落確率を変更することにより、今までにない遊技性を遊技者に提供することができる。なお、サブ制御装置は、転落判定テーブルの変更と共に転落演出の内容を変更することも考えられる。
6a : 画面 、 11 : 第1始動口
12 : 第2始動口 、 50 : パチンコ機
80 : 主制御装置 、 83 : サブ統合制御装置
Claims (1)
- 遊技域に始動口を備え、該始動口に入球すると乱数値を発生させ、該乱数値に基づき当否及び図柄の変動パターンを決定する主制御装置と、
該主制御装置からの当否及び図柄の変動パターンの指示に基づいて、各種演出を行うサブ制御装置と
を備える遊技機であって、
前記乱数値を複数記憶可能な保留手段と、
前記乱数値に基づき当否を判定する当否判定手段と、
該当否判定手段により大当りと判定されたことに起因して、前記遊技域に形成された大入賞口を開放させる遊技を行う大当り遊技を行う大当り遊技手段と、
前記大当り状態が終了すると、前記当否判定手段が当りと判定する確率を向上させるか否か、前記図柄の変動パターンを短縮するか否かの各設定を行なう遊技状態設定手段と、
前記当否判定手段により小当りと判定されたことに起因して、前記大入賞口を開放させる小当り遊技を行う小当り遊技手段と、
前記小当り遊技が終了すると、前記小当り遊技を発生させると判定された時の遊技状態に復帰させるための遊技状態復帰手段と
を備え、
前記大当り遊技手段は、前記乱数値に応じて前記大入賞口を複数通りの開放パターンにて開放させるものであって、該複数通りの開放パターンの少なくとも1つが、前記小当り遊技手段により発生される前記大入賞口の開放パターンと同じ共通開放パターンであり、
前記サブ制御装置は、
前記保留手段の記憶数が所定数に達していない場合は、前記大当り遊技による前記共通開放パターン、又は前記小当り遊技による開放パターンのいずれにおいても同一の共通演出表示を行い、
前記保留手段の記憶数が所定数に達している場合は、前記共通演出表示に替えて、前記大当り遊技による前記共通パターンでの開放動作か、前記小当り遊技による開放パターンによる開放動作であるかを判別可能な演出表示を行う
ことを特徴とする遊技機。
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