JP5665109B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
本発明は、係る課題に鑑みなされたものであり、先読み演出に対して遊技者が一層の遊技上の興味を持つことができるようにすることを目的とする。
ここで遊技状態としては、当否抽選の確率を高確率となる確変遊技状態、普通電動役物の開放時間が延長されるとともに特別図柄の平均変動時間が短縮される時短遊技状態、確変と時短がともに付与される確変時短遊技状態、および確変も時短も付与されない通常の遊技状態などが挙げられる。
なお、大当り遊技発生手段は通常、主制御装置に設けられるが、主制御装置以外の構成に設けても構わない
なお、この主旨から、演出実行手段は、これらに対する演出動作として互いに同一の先読み演出を行なうことが効果的であるが、全く同じである必要はない。異なる先読み演出としては、例えば演出動作を行なうか否かの振り分け率を変えることが考えられる。具体的には、前記大当りの場合には、60%の確率で演出動作Bを行なう(40%の確率で演出動作Bを行なわない)が、小当りの場合には30%の確率で演出動作Bを行なう(70%の確率で演出動作Bを行なわない)といったことが考えられる。
ところで、請求項2に記載の遊技機のように演出動作を互いに同一にしても、遊技者が容易に両者を判別できるケースがある。それは、遊技機が異なるラウンド数からなる複数種類の大当りを有している場合である。こうした場合には、遊技者が大当り状態を獲得した場合に、その大当りのラウンド数を遊技機が備える状態報知装置により遊技者に報知することになっている。従って遊技者はラウンド数が報知されたか否かを見ることにより、大当り(ラウンド数が報知される)か小当り(ラウンド数が報知されない)かを判別できる。換言すると、大当りの開放パターンが複数あっても、ラウンド数が同じであれば、ラウンド数を遊技者に報知しなくても良い。
このように構成された遊技機によれば、主制御装置において、演出動作を行なうか否かを判定する必要がなくなるので、主制御装置の処理負担を軽減することができる。また、演出制御装置において、演出動作を行なうか否かが判定されるので、主制御装置から当否の判定結果や開放パターンが送信されてきても、演出制御装置の処理負担状況などに応じて、本来行なうべき演出動作を割愛するといったことも可能となる。
図1に示すように、弾球遊技機の一種であるパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて構成の各部を保持する構造である。外枠51の左側上下には、ヒンジ53が設けられており、該ヒンジ53の他方側には図3に記載する内枠70が取り付けられており、内枠70は外枠51に対して開閉可能な構成になっている。
前枠52には、板ガラス61が取り外し自在に設けられており、板ガラス61の奥には図2に記載する遊技盤1が内枠70に取り付けられている。
前枠52の上側左右及び外枠下側左右には、スピーカ66が設けられており、パチンコ機50から発生する遊技音が出力され、遊技者の趣向性を向上させる。また、遊技者の趣向性を向上させるために前枠52に遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65も複数設けられている。
前枠52の下方には、上皿55と下皿63が一体に形成されている。下皿63の右側には発射ハンドル64が取り付けられており、該発射ハンドル64を時計回りに回動操作することによって発射装置(図示省略)が可動して、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
また、このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属しており、パチンコ機50には、貸出ボタン57、精算ボタン58及び残高表示器59を有するCR精算表示装置が備わっている。
遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(液晶表示装置であり疑似図柄を表示する。)の画面6aを臨ませる窓5a等を備えている。
第2始動口12は電動チューリップであり、周知の電動チューリップと同様に開閉変化するが、上方に第1始動口11があるために図示の閉鎖状態では遊技球を入球させることができない。しかし、遊技球が普通図柄作動ゲート17を通過すると行われる普通図柄抽選で当り、普通図柄表示装置7に当りの普通図柄が確定表示されると、第2始動口12は開放されて入球容易になる。
複合入賞装置の下方にはアタッカー式の大入賞口13が配置され、その下方にはアウト穴15が設けられている。また、複合入賞装置の左側には第1左入賞口31と第2左入賞口32と第3左入賞口33が、右側には右入賞口34がガイドレール2bに沿うように設けられている。なお、この第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33、右入賞口34が、常時、入球率が変化しない普通入賞口である。
また、パチンコ機50の裏側には(図4も参照のこと)、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置(サブ制御装置とも呼ぶ)83、発射制御装置84、電源基板85が設けられている。
また、球タンク71の右側には、外部接続端子板78が設けられており、この外部接続端子板78より、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータ87に送られる。なお、従来はホールコンピュータ87へ信号を送信するための外部接続端子板には、盤用(遊技盤側から出力される信号をホールコンピュータ87へ出力するための端子)と枠用(枠側(前枠52、内枠70、外枠51)から出力される信号をホールコンピュータ87へ出力するための端子)の2種類を用いているが、本実施例では、一つの外部接続端子板78を介してホールコンピュータ87へ遊技状態や遊技結果を示す信号を送信している。
また、近年では演出図柄制御装置82とサブ統合制御装置83を1つの基板上に設けて、サブ統合制御装置83とする構成も多い。本実施例では分割しているが、一つにしたものでも良いし、サブ統合制御装置を音制御装置、ランプ制御装置と分割する構成でも良い。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ12a、普通図柄作動ゲート17に進入した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ17a、大入賞口13に入球した遊技球を計数するためのカウントスイッチ13a、第1左入賞口31および第2左入賞口32、第3左入賞口34に入球した遊技球を検出する左入賞口スイッチ31a、第1右入賞口33に入球した遊技球を検出する右入賞口スイッチ33aなどの検出信号が遊技盤中継端子板74を介して入力される。
本実施例では左に配置された普通入賞口が3つの構成(31、32、33)であるが、スイッチは31a1つで検出する構成である。無論、各々に対応したスイッチを設けても良い。
また主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている特別図柄表示装置9及び普通図柄表示装置7の表示、特別図柄保留記憶表示装置10及び普通図柄保留記憶表示装置8の点灯を制御する。
更に、主制御装置80は、遊技盤中継端子板74を介して大入賞口ソレノイド13bを制御することで大入賞口13の開放を制御し、普電役物ソレノイド12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。なお、普電役物とは普通電動役物(電動チューリップとも記載)を示す。
主制御装置80からの出力信号は、上記のほかにも試験信号端子や、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板78に出力されてホールメインコンピュータに送られる。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ20を稼働させて賞球を払い出させる。図4の構成では、払出制御装置81は裏配線中継端子板75と払出中継端子板76を介して払出モータ20を制御する構成である。また、本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出スイッチ21の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出スイッチ21の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
また、払出制御装置81はCRユニット端子板24(遊技球等貸出装置接続端子板とも記載する)を介してCRユニット56(遊技球等貸出装置とも記載する)と交信することで払出モータ20を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出スイッチ21に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。なお、CRユニット端子板24は精算表示装置25とも双方向通信可能に接続されており、精算表示装置25には、遊技球の貸出しを要求するための球貸スイッチ57、精算を要求するための返却スイッチ58が接続されている。
発射制御装置84は発射モータ30を制御して、遊技球を遊技領域3に遊技球を発射させる。
なお、発射制御装置84には払出制御装置81以外に発射ハンドル64からの回動量信号、タッチスイッチ28からのタッチ信号、発射停止スイッチ29から発射停止スイッチ信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
また、サブ統合制御装置83には、演出ボタン67が接続されており、遊技者が演出ボタン67を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、疑似図柄等の演出画像を画面6aに表示させる。
大当り図柄決定用乱数更新処理(S30)は「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
本実施例では、遊技球が第1始動口11、第2始動口12に入賞すると大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数、リーチ判定用乱数など複数の乱数を取得されるのだが、保留記憶できる数を第1始動口11と第2始動口12の合計で4個までとしており、保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が第1始動口11又は第2始動口12に入賞しても賞球が払出されるだけで、前記複数の乱数は保留記憶されない構成になっている。
肯定判断なら、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、特別図柄保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S105)。なお、パチンコ機50においては、大当り図柄に応じて大入賞口14の開放パターンが複数設定されている。
なお、特別図柄の保留記憶数の増減はサブ統合制御装置83を経由して演出図柄制御装置82に伝えられ、演出図柄表示装置6の画面6aにて、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数と同数の疑似保留表示がなされる。無論、疑似保留表示は必ずしも行う必要があるものではない。
この保留記憶があれば(S350:yes)、特別図柄保留記憶の中で最も古いもの読み込むとともにその特別図柄保留記憶は保留記憶から消去するため保留記憶を1減算し(S355)、確変フラグがセットされているか(高確率状態か)否かを判定する(S360)。
肯定判断であれば(S360:yes)、読み込んだ大当り決定用乱数を確変テーブルに記録されている当り値と照合し(S365)、否定判断であれば、読み込んだ大当り決定用乱数を通常テーブルに記録されている当り値と照合する(S370)。
本実施例の場合、通常確率状態時には1/350の確率で当選し、高確率遊技状態には1/35の確率で当選する。
また、外れのときは(S375:no)、次に小当りであるか判断する(S395)。判定で小当りなら(S395:yes)、小当り図柄を決定し(S400)、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定する(S405)。なお、本実施例では小当り当選時の図柄が複数存在するので図柄決定処理(S400)を行なったが、小当り図柄が1つしかない構成に対しても本発明は適用可能であり、その場合は図柄設定を行なう必要がない。
こうしてS405またはS410により変動パターンが設定されると、ハズレ設定処理を行なう(S415)。ハズレ設定処理では、時短回数または確変回数がプラスであれば、それぞれ−1する。
変動開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、特別図柄の変動表示に呼応した音声及びランプの演出制御を行い、また演出図柄制御装置82に変動開始コマンドを送る。
最初に変動パターン指定コマンドと特別図柄保留記憶表示装置10での保留記憶数表示のための図柄保留指定コマンド(図では特図保留指定)、図柄指定コマンド(図では特別図柄指定)が来た地点で演出図柄表示装置6に表示された演出図柄94が変動を開始する。
変動パターンにより指定された変動時間に達すると図柄停止コマンド(図では停止指定)が送られてきて、演出図柄94の変動を停止させる。
変動が停止すると確定時間として所定時間演出図柄の確定表示を行う。この時に現在の遊技状態を指定するために状態指定コマンドが送られる。以上が本実施例でのコマンドの出力タイミングである。
肯定判断(S450:yes)なら確定図柄を表示設定する(S455)。
S485では条件装置作動開始処理により、大当りフラグをセットする。続くS490にて役物連続作動装置を作動させ、S495にて大当り開始演出処理を行なうと、特別遊技処理(図12)を行なう。
S515では、時短フラグが1か否かを判定し、1であれば(S515:yes)、時短回数が0か否かを判定する(S520)。時短回数が0であれば(S520:yes)、S525にて時短フラグを0にしてS530に進む。時短フラグが1でないとき(S515:no)又は時短回数が0ではないとき(S520:no)はそのままS530に移行する。
S530では、確定表示させた特別図柄が小当りになる組み合わせ(配列)か否かを判定する。小当りになる組み合わせであれば(S530:yes)、特別電動役物の作動を開始させ(S535)、S540にて小当り開始演出処理を行なうと、特別遊技処理(図12)を実行する。
S780では、次回の遊技状態で時短を設定するか否かを判定する。時短を設定する場合(S780:yes)は、時短回数を設定し(S785)、時短フラグを1に設定し(S790)、大当り終了コマンドをサブ統合制御装置83に送信する処理(S795)を行なって特別遊技処理を終了する。時短フラグを1にすると本実施例では特別図柄の平均変動時間短縮、普通電動役物12の開放延長機能をセットし、時短回数カウンタの値をセットする。時短を設定しない場合(S780:no)はそのまま特別遊技処理を終了する。なお、確定図柄が2ラウンド大当り図柄であった場合には、S780でnoと判定されて時短は設定されない。ただし時短中に確定図柄が2ラウンド大当り図柄であった場合には、S780でyesと判定され、時短状態が維持される。以上が特別遊技処理である。
大入賞口13に6個入賞した場合(S850:yes)にはS865に直行し、また大入賞口13の開放時間が終了していない場合(S855:no)は小当り遊技処理を終了する。
先読み演出実行抽選処理の内容を説明するために、先読み図柄指定コマンドと先読み演出との関係を図21(b)に示す。図7の先読み判定処理のS210にて先読み図柄指定コマンドAが送信された場合は、サブ統合制御装置83は、20%の確率で先読み演出Bを行い、80%の確率で先読み演出を行わない。先読み演出実行抽選処理(S1005)では、このような割合で先読み演出Bを行うか否かを抽選する。同様にして、S215にて先読み図柄指定コマンドBが送信された場合は、サブ統合制御装置83は、35%の確率で先読み演出Aを行い、65%の確率で先読み演出を行わない。S225にて先読み図柄指定コマンドCが送信された場合は、サブ統合制御装置83は、50%の確率で先読み演出Aを行い、50%の確率で先読み演出を行わない。S230にて先読み図柄指定コマンドDが送信された場合は、サブ統合制御装置83は、1%の確率で先読み演出Aを行い、1%の確率で先読み演出Bを行い、98%の確率で先読み演出を行わない。
図23(a)のように大きく表示された犬のキャラクタ96は、図23(b)のように画面6aの右上に小さく表示され、大当りが確定した場合には、図23(c)のように犬のキャラクタ96が笑って大当りが発生する旨を遊技者に告知する。
一方、先読み演出Bは図23(a)に符号97で示すようなもので、特別図柄の通常の保留表示である○印の中に☆が表示される。前述したように、先読み演出Bが行なわれるのは先読み図柄指定コマンドAまたは先読み図柄指定コマンドDをサブ統合制御装置83が受信したとき(正確には更に先読み演出実行抽選処理(S1005)により「先読み演出を行なう」と判定されたとき)であり、これらはそれぞれ開放パターンAの大当り又ははずれの場合に受信されるものである。つまり、☆が保留表示されると、遊技者は「15ラウンドの大当りになるかもしれない」と判断することができる。
第2実施例について図24〜28を用いて説明する。なお、本実施例は第1実施例と共通点が多いため、異なる点のみを重点的に説明する。図24は、小当り遊技処理の一部を示すフローチャートであり、第1実施例の図18に示したフローチャートに対応するものである。本図に示す処理が起動されると、S1100にて小当りインターバル時間が経過したか否かを判定する。小当りインターバル時間が経過している場合(S1100:yes)にはS1105にて大入賞口13に6個入賞したか否かを判定する。大入賞口13に6個入賞していない場合(S1105:no)は、S1110にて小当り開放カウンタが9か否かを判定する。小当り開放カウンタが9の場合(S1110:yes)は、小当り終了演出処理(S1115)を行なって小当り遊技処理を終了する。小当り開放カウンタが9ではない場合(S1110:no)は、大入賞口開放処理(S1120)を行なって小当り遊技処理を終了する。なお、S1105で大入賞口13に6個入賞していると判定された場合(S1105:yes)には、S1115に直行し、またS1100で小当りインターバル時間が経過していないと判定された場合は、そのまま小当り遊技処理を終了する。図18のフローチャートと異なる点は、大入賞口13が9回開く(S1110)点である。
第3実施例について図29〜37を用いて説明する。なお、本実施例も第1実施例と共通点が多いため、異なる点のみを重点的に説明する。図29は、第3実施例のパチンコ機50の遊技盤を示すもので、第1実施例のパチンコ機50との違いは、右入賞口34の右上にも大入賞口を備えている点である。この第2大入賞口14は普通電動役物型をしている。このように第1大入賞口13及び第2大入賞口14を備えていることに合わせて、電気的構成も図30に示すように、第1大入賞口ソレノイド13b及び第2大入賞口ソレノイド14bが、遊技盤中継端子板74を介して主制御装置80に接続された構成となっている。
なお、S1610の時短時の先読み演出の振り分けについては図示しないが、先読み図柄指定コマンドAを受信したときには20%の確率で先読み演出Aを行い、80%の確率で先読み演出を行なわないようにされており、先読み図柄指定コマンドB〜Eを受信したときには先読み演出を全く行なわず、先読み図柄指定コマンドFを受信したときには1%の確率で先読み演出Aを行い、99%の確率で先読み演出を行なわないようにされている。
先読み演出Bは図35(b)に符号98で示すようなもので、特別図柄の通常の保留表示である○印が図35(a)とは異なる犬のキャラクタに変わる。前述したように、先読み演出Bが行なわれるのは、先読み図柄指定コマンドC,D,E,Fのいずれかをサブ統合制御装置83が受信したとき(正確には更に先読み演出実行抽選処理により「先読み演出を行なう」と判定されたとき)であり、これらは開放パターンC〜Gの大当り、小当り、又ははずれの場合に受信される。はずれの場合を除き、これらはいずれも第2大入賞口14を用いた大当りまたは小当りが行なわれる場合である。
また、犬のキャラクタ97(先読み演出A)が保留表示されると、遊技者は「第1大入賞口13が開閉される大当りになるかもしれない」と判断することができる。犬のキャラクタ98(先読み演出B)が保留表示されると、遊技者は「第2大入賞口14が開閉される大当りになるかもしれない」と判断することができる。また、図36(a)のように犬のキャラクタ96(先読み演出C)が画面6aに表示されると、遊技者は「犬がカットイン表示されたから、ある程度の出球が期待できる」と判断することができる。そして図37(a)の犬のキャラクタ96(先読み演出D)が画面6aに表示されると、遊技者は「第2大入賞口14の開放回数が段階的に増えていくかもしれない」と期待することができる。このように先読み演出の違いにより、様々な期待を遊技者に抱かせることができる。
前記実施例のパチンコ機50では、いずれも小当りを有する構成であったが、小当りのないパチンコ機に適用しても構わない。大当りの開放パターンが複数存在する仕様であれば、本発明は適用可能である。また、小当りの開放パターンが複数ある機種に適用しても構わない。
前記先読み演出は、カットイン予告および保留予告であったが、これらに代えて(またはこれらに加えて)連続予告を行なう構成としてもよい。また、パチンコ機を可動物を備える構成として、この可動物を動かしたり、スピーカ66から音を出したりすることにより先読み演出を行なう構成としてもよい。
6a : 画面 、 11 : 第1始動口
12 : 第2始動口 、 13 : (第1)大入賞口
14 : 第2大入賞口 、 50 : パチンコ機
80 : 主制御装置 、 83 : サブ統合制御装置
Claims (5)
- 遊技域に始動口を備え、該始動口に入球すると乱数値を発生させ、該乱数値により当否及び図柄の変動態様を決定する弾球遊技機であって、
前記乱数値を複数記憶可能な保留手段と、
前記乱数により当否を判定する当否判定手段と、
該当否判定手段により当りと判定された際には、該乱数に対応する前記図柄の変動の後、前記遊技域に形成された大入賞口を開放させる大当り遊技発生手段と、
前記始動口入賞時に取得した前記乱数の値に基づき、該乱数値に対応する前記図柄の変動に先んじた演出動作を行うか否かを判定する先読み演出判定手段と、
該先読み演出判定手段により前記演出動作を行なうと判定された際には該演出動作を行なう演出実行手段と を備えた弾球遊技機において、
前記大入賞口は前記遊技域に複数形成されており、
前記大当り遊技発生手段は、前記乱数値に応じて前記複数の大入賞口の何れかを開放させるものであり、
前記先読み演出判定手段は、前記始動口入賞時に取得した前記乱数を、該乱数に対応する図柄変動が開始される前に参照し、その当否を判定した結果および該判定に用いられた前記乱数値に対応して開放される大入賞口に基づき、該乱数値に対応する前記図柄の変動に先んじた演出動作を行うか否かを判定するものである
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 遊技域に始動口を備え、該始動口に入球すると乱数値を発生させ、該乱数値により当否及び図柄の変動態様を決定する弾球遊技機であって、
前記乱数値を複数記憶可能な保留手段と、
前記乱数により当否を判定する当否判定手段と、
該当否判定手段により当りと判定された際には、該乱数に対応する前記図柄の変動の後、前記遊技域に形成された大入賞口を開放させる大当り遊技発生手段と、
前記始動口入賞時に取得した前記乱数の値に基づき、該乱数値に対応する前記図柄の変動に先んじた演出動作を行うか否かを判定する先読み演出判定手段と、
該先読み演出判定手段により前記演出動作を行なうと判定された際には該演出動作を行なう演出実行手段と
を備えた弾球遊技機において、
前記保留手段に記憶された前記乱数に基づいて小当り遊技を発生させるか否かを判定する小当り判定手段と、
該小当り判定手段により前記小当り遊技を発生させると判定された際には、該乱数に対応する前記図柄の変動の後、前記大入賞口を開放させる小当り遊技発生手段と、
前記始動口入賞時に取得した前記乱数の値に基づいて前記小当り遊技発生手段が前記小当り遊技を発生させるか否かを、該乱数の値に対応する前記図柄の変動に先んじて判定する小当り先読み手段と、
を備え、
前記大当り遊技発生手段は、前記乱数値に応じて前記大入賞口を複数通りの開放パターンにて開放させるものであって、前記複数通りの開放パターンの少なくとも1つが、前記小当り遊技発生手段により発生される前記大入賞口の開放パターンと同じ開放パターンを始めに行なった後、該開放パターンよりも遊技者に有利な開放パターンとなる発展型開放パターンであり、
前記先読み演出判定手段は、前記始動口入賞時に取得した前記乱数を、該乱数に対応する図柄変動が開始される前に参照し、その当否を判定した結果および該判定に用いられた前記乱数値に対応する前記開放パターンに基づき、該乱数値に対応する前記図柄の変動に先んじた演出動作を行うか否かを判定するものであり、
更に、前記小当り先読み手段による判定結果に基づき、前記乱数値に対応する前記図柄の変動に先んじた演出動作を行うか否かを判定するものであって、前記小当り遊技発生手段により小当りが発生される際と、前記大当り遊技発生手段により前記発展型開放パターンにて前記大入賞口が開放される際には、それぞれ行なうか否かを判定する前記演出動作が互いに同じである
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 前記大当り遊技発生手段により発生される全ての開放パターンは、複数回の開放動作を1ラウンドとすること及び1回の開放動作の時間を一定としないことの少なくとも一方が設定されていることにより、ラウンド数が全て同じにされていること
を特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。 - 前記演出実行手段は、当該弾球遊技機の遊技状態に応じて、前記演出動作の内容を決定するものである
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の弾球遊技機。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の弾球遊技機において、
少なくとも、前記保留手段と、前記当否判定手段を備えた主制御装置と、
少なくとも、前記演出実行手段と、前記先読み演出判定手段とを備えた演出制御装置と、
を有し、
前記主制御装置は、前記当否判定手段による前記乱数の判定結果と、該乱数に対応する前記開放パターンとを前記演出制御装置に送信し、
前記先読み演出判定手段は、前記主制御装置から受信した前記判定結果および前記開放パターンから、乱数値に対応する前記図柄の変動に先んじた演出動作を行うか否かを判定するものであることを特徴とする弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009227815A JP5665109B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
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