JP2014146888A - 電子写真画像出力装置 - Google Patents

電子写真画像出力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014146888A
JP2014146888A JP2013012994A JP2013012994A JP2014146888A JP 2014146888 A JP2014146888 A JP 2014146888A JP 2013012994 A JP2013012994 A JP 2013012994A JP 2013012994 A JP2013012994 A JP 2013012994A JP 2014146888 A JP2014146888 A JP 2014146888A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
color
degrees
line
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013012994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6102281B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Igawa
博之 井川
Hideki Kamachi
英樹 釜地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013012994A priority Critical patent/JP6102281B2/ja
Priority to US14/138,312 priority patent/US8941901B2/en
Publication of JP2014146888A publication Critical patent/JP2014146888A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6102281B2 publication Critical patent/JP6102281B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/52Circuits or arrangements for halftone screening
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F5/00Screening processes; Screens therefor
    • G03F5/22Screening processes; Screens therefor combining several screens; Elimination of moiré
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/18Conditioning data for presenting it to the physical printing elements
    • G06K15/1867Post-processing of the composed and rasterized print image
    • G06K15/1872Image enhancement
    • G06K15/1881Halftoning
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4055Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern
    • H04N1/4058Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern with details for producing a halftone screen at an oblique angle

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】色安定性が向上し、色変動の少ない画像形成ができる電子写真画像出力装置とする。
【解決手段】入力された画像データに対し中間調画像を表現する万線スクリーンを有し、万線スクリーンが下記の条件(A)〜(D)を満たす。
(A)中間調画像を表現するための万線スクリーンであり、
(B)モアレの発生を抑制するため、2色間のスクリーン角を一定値以上離した万線スクリーンであり、
(C)各色スクリーン角で0度を用いない万線スクリーンであり、
(D)前記(A)〜(C)の条件で線数を選んだときに決まる各色のスクリーン角で、Y色がY、M、Cの3色の中で最も90度に近いスクリーン角とする万線スクリーンである。
【選択図】図7

Description

本発明は、万線スクリーンを有する電子写真画像出力装置に関する。
一般的に、電子写真の画像はオフセット印刷に比べ色安定性が悪いことから、さらなる色安定性の向上が求められている。電子写真の特徴の一つに画像処理があり、画像処理の一つとして万線処理が存在する。万線はスクリーン線数やスクリーン角からその特性が決まるため、モアレやジャギー、バンディング等様々な画質劣化要因に配慮しながら各色のスクリーン線数とスクリーン角が設定されている。
従来までのスクリーンでは画質劣化が生じても見た目に判別されにくいY色(イエロー)のスクリーン角(あるいはスクリーン角度)を不安定な0度付近に割り当てることが多かった。しかしながらスクリーン角が0度付近の万線はスキャベンジ(スキャベンジについては後述する)等によりYトナー付着像が乱れ、Y色だけではなくその2次色であるR色(レッド)、G色(グリーン)の色変動が大きくなるという問題が見られていた。
特許文献1では、YCMK4色すべてにおいて万線ディザを使用し、従来とは異なるディザマトリクスの組み合わせによって色モアレが良好な画像を出力するため、Y色のスクリーン線数を200.0(lpi)、スクリーン角度を0.0(度)、C色のスクリーン線数を180.3(lpi)、スクリーン角度を146.3(度)、M色のスクリーン線数を180.3(lpi)、スクリーン角度を33.7(度)、K色のスクリーン線数を200.0(lpi)、スクリーン角度を90.0(度)に設定する技術を提案している。各色のスクリーン角を最適化することで画質を向上(モアレの発生の抑制やバンディングによる影響の最小化)させようとしているが、スキャベンジによるトナー付着像の乱れによる色変動については考慮されていない。
本発明は、バンディングやモアレだけでなく、スキャベンジによる影響も減少させるスクリーン角を各色設定することで、全色の色変動を抑えることのできる万線スクリーンを有する電子写真画像出力装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電子写真画像出力装置は、
入力された画像データに対し、中間調画像を表現する万線スクリーンを有する電子写真画像出力装置であって、前記万線スクリーンが下記の条件(A)〜(D)を満たすことを特徴とするものであり、
(A)中間調画像を表現するための万線スクリーンであり、
(B)モアレの発生を抑制するため、2色間のスクリーン角を一定値以上離した万線スクリーンであり、
(C)各色スクリーン角で0度を用いない万線スクリーンであり、
(D)前記(A)〜(C)の条件で線数を選んだときに決まる各色のスクリーン角で、Y色がY、M、Cの3色の中で最も90度に近いスクリーン角とする万線スクリーンである、ことを特徴とする。
本発明によれば、モアレやバンディングの発生を考慮しつつ、スキャベンジによるトナー付着像の乱れを抑制し、Yトナー付着像を安定させつつ、全色の色変動を改善し、色安定性向上をもたらし、色変動の少ない画像の形成を行うことができる。
600dpi 2bit デフォルトスクリーン 600dpi 4bitデフォルトスクリーン 一次転写時の逆転写によるトナー付着像の乱れ 2次転写時の転写残によるトナー付着像の乱れ 600dpi 2bit用スクリーンの変更案 600dpi 4bit用スクリーンの変更案 2bit用デフォルトスクリーンと2bit用カスタムスクリーンでのトナー付着像を示す図(A)と、600dpi 2bit用カスタムスクリーンの改善効果を示す図(B) bit用デフォルトスクリーンと4bit用カスタムスクリーンでのトナー付着像を示す図 600dpi 4bit用カスタムスクリーンの改善効果を示す図 画像形成装置の構成、動作例を示すブロック図
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。なお、以下では色について表記するときは単にY、C、M、K等のように記載する。
まずは万線スクリーンを設計する上で注意すべき画質劣化要因であるバンディング、モアレ、スキャベンジについて説明する。
<バンディング>
感光体ドラムの駆動速度のムラや、書き込み装置の振動原因で現れる副走査方向の濃度ムラの中で濃度変動の周期が0.5〜1.0mmと長周期のものをバンディングと呼ぶ。この周期は直接知覚されるような空間周波数に相当するため、バンディングの発生は著しい画質劣化の要因となる。また、スクリーン角(用紙搬送方向に対して90度をスクリーン角0度と規定)を0度にすると知覚されやすいという特徴を持つ。しかし、実際はY色のスクリーン角を0度付近にしたスクリーンを搭載する機種が多い。その理由として、Y色はM、C、K色に比べバンディングが知覚されにくい、という特徴を持つことが挙げられる。
<モアレ>
規則正しい繰り返し模様を複数重ね合わせたときに、それらの周期のずれにより視覚的に発生する縞模様のことであり、こちらもバンディング同様で知覚されやすく、著しい画質劣化要因の一つである。各色のスクリーン角が近いときに発生しやすいことが確認されており、YとC、YとMの間では発生しにくいが、YとKの間で発生しやすい、という特徴を持つ
<スキャベンジ>
電子写真では、磁性キャリアと非磁性トナーからなる2成分現像剤を内部に磁石を固定配設した現像スリーブ上に磁気的に担持させ、現像スリーブの回転により感光ドラムと現像スリーブとの間の現像領域を通過させ、感光ドラム上の静電潜像を現像し可視化する。いわゆる2成分磁気ブラシ現像方法である。そして、この2成分磁気ブラシ現像形式を用いた装置に、感光ドラムの回転方向にそって上流側と下流側に2本の現像スリーブを備えさせ、上流側の現像スリーブを用いた第1の現像工程と、下流側の現像スリーブを用いた第2の現像工程とにより、感光ドラム上の同一の静電潜像を重ねて現像して、現像性を向上させ、画像後端部の白抜け防止等を図った、多段現像方式を採用した画像形成装置が提案されている。しかしながら、上述のような現像方法を用いると、上流側の現像スリーブによって現像された感光ドラム上のトナー像のうち、ハーフトーン部のようなトナーの少ない部分が、下流側の現像スリーブによって再び現像される際に、いわゆるキャリアによる画像のスキャベンジ現象、すなわちキャリアが機械的あるいは静電気的に画像を掻きとって、画像を乱す現象が生じるという問題点がある(特許文献2参照)。また、スキャベンジは現像時にキャリアが擦る方向と直角にあたる横線(スクリーン角0度)には過剰なスキャベンジ力が働き、線が途切れ途切れになりやすいという特徴を持つ。
以上のことから、バンディング、スキャベンジによる画質劣化とモアレの発生を防ぐには以下の点を踏まえた上で各色のスクリーン角を設計する必要がある。
(1)バンディングを防ぐために各色、スクリーン角を0度付近もしくは90度付近を使用しない
(2)スキャベンジによる色変動を防ぐためスクリーン角を0度付近にしない
(3)モアレ発生を防ぐため、各色のスクリーン角を同じような大きさにしない(特にY色とK色は接近するとモアレが発生しやすいため、注意を要する)
<実施形態1>
本発明の実施形態1を説明する。本実施形態は、バンディング、スキャベンジによる画質劣化とモアレの発生を防ぐ機能を有したスクリーン角で形成された万線スクリーンに係るものであり、以下の特徴を有する。
(1)バンディングを防ぐために各色、スクリーン角が0度付近を使用しない
(2)スキャベンジによる色変動を防ぐためスクリーン角を0度付近にしない
(3)モアレ発生を防ぐため、各色のスクリーン角を同じような大きさにしない(特にY色とK色は接近するとモアレが発生しやすいため、注意する)
この特徴について、以下に図面を用いて説明する。
本願発明の電子写真画像出力装置は、入力画像データに対して、ディザテーブルを用いて画像処理を行い、最終的に出力する画像データを生成する。図10に画像形成装置の構成、動作例をブロック図で示す。図中11は画像処理部、12はディザ処理部、13はディザテーブル、14はパルス幅変調(PMW)器、15はレーザである。そして、以下のステップでの処理を行う。各ステップを実行する箇所を図中に符号1〜5で示してある。
(1)画像処理部11に画像情報(入力データ)の入力を行う。
(2)画像処理部11で画像処理を行う。
(3)ディザ処理部12でディザテーブル13に格納されているディザパターンを参照し、ディザ処理を行う
(4)ディザ処理を施されたデータの変換を行う。
(5)変換されたデータによりレーザを用いて図示しない感光体の表面に潜像を作る。
なお、ステップ4でのデータ変換には、例えばレーザプリンタではPMW(パルス幅変調方式)を使用する。したがってパルス幅変調器14を用いるものとして図に記載しているが、その他の変調方式を用いてもよい。
そして、図示はしていないが画像を出力するために以下の処理を実行する。
(6)感光体上の潜像にトナーを付着させる。
(7)中間転写体にトナーを付着させる。
(8)紙にトナーを付着させる。
(9)トナーを定着させる
これらは周知であるので図示及び説明を省略する。
ところで万線スクリーンのスクリーン線数とスクリーン角の取りうる組み合わせは無数にある。そのため、すべての組み合わせを検証することは困難である。そこで、最も不安定なスクリーン角0度の万線スクリーンをYに使用したスクリーンに対して本願発明の実施による効果を説明する。モデルとして用いるのは以下の2種類の万線スクリーン(以後デフォルトスクリーンと呼ぶ)である。デフォルトスクリーンは600dpi 2bit出力モードと600dpi 4bit出力モードで2種類存在し(図1、図2)、それぞれ以下のスクリーン線数とスクリーン角から構成されている
<図1:600dpi 2bitデフォルトスクリーン>
Y:0度
M:27度
C:63度
K:−63度
<図2:600dpi 4bitデフォルトスクリーン>
Y:0度
M:−34度
C:34度
K:−72度
ここで、一般的な4連タンデム型の中間転写ベルトを備える電子写真を用いて調査した色が変動する要因について説明する。感光ドラム(図中、符号OPCで示した)から中間転写ベルトITBへの転写工程で以下の様な画像劣化が発生することを確認した。
<一次転写>
一度感光ドラムOPCから中間転写ベルトITBに転写されたトナーが中間転写ベルトITBの回転方向の下流側のステーションにある感光ドラムOPCと中間転写ベルトITBとの接触部を通過する際、一部が中間転写ベルトITBから感光ドラムOPCに付着する。いわゆる逆転写が起きる。このため、中間転写ベルトITBの回転方向で上流側のステーションにおいて中間転写ベルトITBに転写されたトナー像ほど逆転写により乱れを受ける回数が多い。最上流色であるYならば逆転写回数が計3回となり、トナー付着面積のばらつきが大きく、付着量のばらつきも多いことが分かった。このことは、電子写真のスクリーンがトナー付着面積により色を変えており、中間転写ベルトITB回転方向に対して上流の色ほど色変動が大きくなりやすいことを表している。
<2次転写>
図3は、一次転写時の逆転写によるトナー付着像の乱れについて示す図である。また図4は、2次転写時の転写残によるトナー付着像の乱れを示す図である。
2次転写については一般的に知られているが、中間転写ベルトITB上に2色以上のトナーを重ねて混合色を出す場合、先に中間転写ベルトITB側に転写された上流の色のトナーは一部が用紙Pに転写されずに中間転写ベルトITBに残り、色変動の要因となりやすい。例えば、2色を重ねる2次色の場合、YトナーとMトナーを重ねて表現するレッドRのY、YトナーとCトナーを重ねて表現するグリーンGのY、MトナーとCトナーを重ねて表現するBのMがベルト側の色となり得る。
一般的に4連タンデム型の電子写真の最上流にはYが用いられることが多い。そのためYは、上述のような1次転写での逆転写や2次転写での色重ね時の中間転写ベルトITBへの転写残りにより、最も上流のYが他色に比べてその色変動が起こりやすい。よって、4連タンデム型の電子写真の最大色変動を小さくするためには、最も色変動を起こしやすい最上流であるYとその2次色であるR、Gの色変動を抑えることが重要である。
バンディング、スキャベンジによる画質劣化とモアレの発生を防ぐために各色のスクリーン角を設計する際に考慮する必要があるとした前記3つの条件に、上述の条件を加えた以下の4条件満たすことで、色変動を抑える機能を有する万線スクリーンを作成することができる。
(1)バンディングを防ぐために各色、スクリーン角を0度もしくは90度を使用しない。
(2)スキャベンジによる色変動を防ぐためスクリーン角を0度付近にしない。
(3)モアレ発生を防ぐため、各色のスクリーン角を同じような大きさにしない。特にYとKは接近するとモアレが発生しやすいため、注意する。
(4)YあるいはR、Gの色変動を抑えるため、最上流色であるYはトナー付着像の安定に保つことのできる90度付近の角度を割り当てる。
上記の条件を満たすスクリーンの一例として、2bit、4bitそれぞれのスクリーンを以下のスクリーン角とした色の安定性を確認した。
<2bit customスクリーン>
図5は、600dpi 2bit用スクリーンの変更案を示す図である。
Y:0度→−27度
M:27度
C:63度
K:−63度
Yのスクリーン角を90度方向に近づけたいが、Kの角度が−63度であるため、Yを単純に90度付近にすることでYとKの間でモアレが発生するおそれがある。そこでM版を反転するだけで作成することができるという利点も併せ待つ−27度をYスクリーン角に設定する。
<4bit customスクリーン>
図6は、600dpi 4bit用スクリーンの変更案を示す図である。
Y:0度→−72度
M:−34度
C:34度
K:72度
Kの角度が72度であるため、Yのスクリーン角を90度付近に設定することができる。そこで、K版の反転が利用可能な−72度をYスクリーン角に設定する。
図7は、上述した実施形態の効果を確認するために用いた600dpi 2bitの2つのスクリーンでのトナー付着像とその効果について示す図である。なお紙種:PODグロスコート紙、画質:600dpi 2bitモード、評価項目:頁内平均基準頁内色安定性ΔE(AVE+3σ)である。
図7(A)は600dpi 2bitモードでのデフォルトスクリーン、カスタムスクリーン(本実施形態の効果確認スクリーン)におけるそれぞれ入力面積率70%でのY、Rのトナー付着像を示す。図7(A)から、デフォルトスクリーンのYはスキャベンジの影響により線が途切れ途切れになっており、トナー付着像に乱れが生じていることが確認できる。その一方で、RにおけるYの付着量はスキャベンジと逆転写の影響をともに受けたためと考えられ、Y単色時に比べ少なく、結果としてb*のばらつきが抑えられ、Rの色変動は少ない。
一方、カスタムスクリーンのYはスクリーン角変更によりスキャベンジの影響が減少することで途切れがあまり見られず、トナー付着像の乱れがデフォルトスクリーンのYに比べ少ない。しかし、Rを見てみるとしっかりとYが付着している部分としていない部分に分かれ、色変動が生じていることが確認できる。
この結果は図7(B)に示す各スクリーンの頁内色安定性からも確認できる。縦軸は頁内平均基準頁内色差ΔEの平均値+3σである。
<デフォルトスクリーン>
Y:線の途切れにより色変動が大きくなっていることから、ΔE(AVE+3σ)が大きい。
R:Yの付着量変動が小さいため、ΔE(AVE+3σ)が小さい。
<カスタムスクリーン>
Y:線の途切れの解消によりYの色変動が小さくなっており、ΔE(AVE+3σ)が小さい。
R:Yの付着量変動が大きいため、b*が安定せず、色変動が大きくなっており、ΔE(AVE+3σ)も大きい。
以上のことから、Yのスクリーン角を0度から90度方向に変更することでYの色変動を改善することができるが、その角度によってはRの色変動が悪化することが確認できる。
また前記の結果から、2次色Rと一次色Y、Mについて、一次色Yの色変動が改善しても(Mは変動なし)、2次色Rの色変動が改善しない(むしろ悪化する)ケースが存在することを確認できた。なお従来は、一次色の色変動が改善されれば、2次色の色変動も改善すると考えられていた。
<実施形態2>
図8、図9は、本発明の実施形態に係る600dpi 4bit用カスタムスクリーンの効果について説明する図ある。図8は、4bit用デフォルトスクリーンと4bit用カスタムスクリーンでのトナー付着像を示す。図9は、600dpi 4bit用カスタムスクリーンの改善効果を示す。
すなわち図8は600dpi 4bitモードでのデフォルトスクリーン、カスタムスクリーンそれぞれ入力面積率70%でのY、Rのトナー付着像を示す。2bitモードのときと異なるのはカスタムスクリーンのRのトナー付着像である。2bitカスタムスクリーンでのRはYの付着量ばらつきからb*が安定せず、色変動が大きい。しかし、4bitカスタムスクリーンではYの付着量ばらつきが抑えられ、結果、Rの色変動を抑えることに成功している。この結果は図9に示す各スクリーンの色変動の値に反映されている。図7の場合と同様に、こちらの縦軸も頁内平均基準頁内色差ΔEの平均値+3σである。
<デフォルトスクリーン>
Y:線の途切れにより、色変動が大きくなっているため、ΔE(AVE+3σ)が大きい。
R:Yの付着量変動が小さいため、色変動が小さくなっており、ΔE(AVE+3σ)が小さい。
<カスタムスクリーン>
Y:線の途切れの解消により、色変動が小さくなっているため、ΔE(AVE+3σ)が小さい。
R:Yのトナー付着像の現像がしっかりしているためRでのYの付着量変動が抑えられ、色変動が抑えられ、ΔE(AVE+3σ)が小さい。
以上のことから、600dpi 2bit、4bit カスタムスクリーンを検証することで以下の効果が確認できる。
(1)Yスクリーン角を0度から90度方向へ変更することでY、Gの色変動を改善することができる。
(2)Yの角度しだいではRの色変動が悪化する。
(3)Yの角度が90度に近いほうがRの色変動の悪化を抑えられる。
なお、上述したような、1次転写や2次転写のトナー付着像の変動を最も受けやすい再上流色に対して、最も安定なスクリーン角(より90度に近いスクリーン角)を割り付けることにより、1次色の最大の色変動及び2次色の色変動を小さくできる。
すなわち本発明の実施形態に係る電子写真画像出力装置では、上述の条件で線数を選んだときに決まる各色のスクリーン角で、YがY、M、C3色の中で最も90度に近いスクリーン角とする万線スクリーンを有する。そのため、Yトナー付着像を安定させつつ、全色の色変動を改善すれば、色安定性向上をもたらすことができる。
また、YがY、M、C3色の中で最も90度に近いスクリーン角である万線スクリーンを有することで、スクリーン角を90度付近にすることで、スキャベンジによって発生する線の途切れによる色変動を抑えることができる。
また、Yスクリーン角をおよそ72度以上とする万線スクリーンを有することで、Yスクリーン角がおよそ72度以下であるとRの色変動が悪化するため、Yスクリーン角をおよそ72度以上にすることでRの色変動を悪化させず、Yの色変動を抑えることができる
また、Kスクリーン角とYスクリーン角を90度方向に近い側から2つのスクリーンのどちからにそれぞれ設定する万線スクリーンを有することで、画像の乱れが4色中最も知覚しやすいKの色変動を抑え得る。
さらに、4つのスクリーン角のうち、YとKを割り当てた残りの0度に近い2つのスクリーン角に対して、RとGの色変動がRのほうが大きい場合はMのスクリーン角を大きいほうに、Gのほうが大きいときはCのスクリーン角を大きいほうに割り当てる。このことで、モアレを防ぐためのMとCをKとYに対して0度に近いスクリーン角を設定する必要がある。しかし、Yの場合と同様にその2次色に与える影響が小さくなるようにMとCのスクリーン角を割り当てて全色の色変動を抑え得る。
本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
11 :画像処理部
12 :ディザ処理部
13 :ディザテーブル
14 :パルス幅変調器
ITB :中間転写ベルト
OPC :感光ドラム
P :用紙
特開2007−156394号公報 特開平10‐171252号公報

Claims (5)

  1. 入力された画像データに対し、中間調画像を表現する万線スクリーンを有する電子写真画像出力装置であって、前記万線スクリーンが下記の条件(A)〜(D)を満たすことを特徴とする電子写真画像出力装置。
    (A)中間調画像を表現するための万線スクリーンであり、
    (B)モアレの発生を抑制するため、2色間のスクリーン角を一定値以上離した万線スクリーンであり、
    (C)各色スクリーン角で0度を用いない万線スクリーンであり、
    (D)前記(A)〜(C)の条件で線数を選んだときに決まる各色のスクリーン角で、Y色がY、M、Cの3色の中で最も90度に近いスクリーン角とする万線スクリーンである。
  2. 入力された画像データに対し、中間調画像を表現する万線スクリーンを有する電子写真画像出力装置であって、
    Y色がY、M、Cの3色の中で最も90度に近いスクリーン角とする万線スクリーンを有する、
    ことを特徴とする電子写真画像出力装置。
  3. 万線スクリーンがYのスクリーン角をおよそ72度以上とするものであることを特徴とする請求項2に記載の電子写真画像出力装置。
  4. Kのスクリーン角とYのスクリーン角を90度方向に近い側から2つのスクリーンのどちからにそれぞれ設定する万線スクリーンを有することを特徴とする請求項2に記載の電子写真画像出力装置。
  5. 4つのスクリーン角のうち、Yのスクリーン角とKのスクリーン角を割り当てた残りの0度に近い2つのスクリーン角に対して、RとGの色変動がRのほうが大きい場合はMのスクリーン角を大きいほうに、Gの色変動のほうが大きい場合はCのスクリーン角を大きいほうに割り当てたことを特徴とする請求項2に記載の電子写真画像出力装置。
JP2013012994A 2013-01-28 2013-01-28 電子写真画像出力装置 Active JP6102281B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013012994A JP6102281B2 (ja) 2013-01-28 2013-01-28 電子写真画像出力装置
US14/138,312 US8941901B2 (en) 2013-01-28 2013-12-23 Electrophotographic image output device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013012994A JP6102281B2 (ja) 2013-01-28 2013-01-28 電子写真画像出力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014146888A true JP2014146888A (ja) 2014-08-14
JP6102281B2 JP6102281B2 (ja) 2017-03-29

Family

ID=51222635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013012994A Active JP6102281B2 (ja) 2013-01-28 2013-01-28 電子写真画像出力装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8941901B2 (ja)
JP (1) JP6102281B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5893057A (ja) * 1981-11-20 1983-06-02 ドクトル−インジエニエ−ル・ル−ドルフ・ヘル・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 色再現用スクフン系
JPH06105128A (ja) * 1992-09-18 1994-04-15 Fuji Xerox Co Ltd カラー画像形成装置
JPH06295114A (ja) * 1993-04-09 1994-10-21 Fuji Xerox Co Ltd カラー画像形成装置
JPH06509930A (ja) * 1992-06-05 1994-11-02 ネクスプレス ソリューションズ リミティド ライアビリティ カンパニー グレイレベル印刷方式により画像を再生する方法および装置
JPH09295427A (ja) * 1996-05-07 1997-11-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2007300390A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5258850A (en) * 1992-06-05 1993-11-02 Eastman Kodak Company Line screen design for gray scale rendering
US5953988A (en) * 1995-09-12 1999-09-21 Agfa Gevaert, N.V. Screen printing process using rotated screens
JPH10171252A (ja) 1996-12-06 1998-06-26 Canon Inc 画像形成装置
US6798539B1 (en) * 2000-10-30 2004-09-28 Xerox Corporation Method for moire-free color halftoning using non-orthogonal cluster screens
JP4127628B2 (ja) * 2002-07-05 2008-07-30 富士フイルム株式会社 プルーフ画像形成方法および装置
US7508549B2 (en) * 2004-04-30 2009-03-24 Eastman Kodak Company Method and apparatus for multi-color printing using hybrid dot-line halftone composite screens
US7839537B2 (en) * 2004-04-30 2010-11-23 Eastman Kodak Company Method and apparatus for multi-color printing using a rosette or diamond halftone screen for one or more of the colors
US20060023258A1 (en) * 2004-08-02 2006-02-02 Xerox Corporation. Method for minimizing boundary defects using halftone classes with matched harmonics
CN1892487B (zh) 2005-06-30 2010-12-29 株式会社理光 用于图像形成装置的附着量变换方法
JP4756597B2 (ja) 2005-11-09 2011-08-24 株式会社リコー 画像形成装置および方法
JP2012109796A (ja) 2010-11-17 2012-06-07 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、制御方法及びプログラム
JP2013092696A (ja) 2011-10-26 2013-05-16 Ricoh Co Ltd 画像処理方法、画像処理装置及び画像形成装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5893057A (ja) * 1981-11-20 1983-06-02 ドクトル−インジエニエ−ル・ル−ドルフ・ヘル・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 色再現用スクフン系
JPH06509930A (ja) * 1992-06-05 1994-11-02 ネクスプレス ソリューションズ リミティド ライアビリティ カンパニー グレイレベル印刷方式により画像を再生する方法および装置
JPH06105128A (ja) * 1992-09-18 1994-04-15 Fuji Xerox Co Ltd カラー画像形成装置
JPH06295114A (ja) * 1993-04-09 1994-10-21 Fuji Xerox Co Ltd カラー画像形成装置
JPH09295427A (ja) * 1996-05-07 1997-11-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2007300390A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20140211266A1 (en) 2014-07-31
JP6102281B2 (ja) 2017-03-29
US8941901B2 (en) 2015-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5712684B2 (ja) 色処理装置及びプログラム
JP5533069B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム
JP5046917B2 (ja) 画像形成装置
JP2007170883A (ja) テストチャート、画像データ、画像形成装置、及び画像形成方法
US8917425B2 (en) Image processing apparatus for executing halftone processing, image processing system, image processing method, program product, and computer-readable storage medium
JP6102281B2 (ja) 電子写真画像出力装置
US20170061265A1 (en) Image processing apparatus, image processing method and storage medium
US7796150B2 (en) Image forming apparatus with multi-color dot image formation
JP2006195054A (ja) 画像形成装置、現像器の制御方法
JP2009037138A (ja) 画像形成装置、カラー画像形成装置
JP5954621B2 (ja) 画像処理方法及び画像形成装置
US8345312B2 (en) Method of printing a text with an apparatus using channels
JP6064405B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体
JP2013201534A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2007210183A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP4274769B2 (ja) 画像データの圧縮装置及び方法
JP2006020181A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像形成方法及びそのプログラム
JP2015024513A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP2017044883A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2009258220A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム、及びこのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP4452639B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラム、および記録媒体
JP3737593B2 (ja) 画像形成装置
JP4709061B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法、制御プログラム
JP2014112805A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP4963685B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161101

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20161214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170213

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6102281

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151