JP2014145931A - 画像処理装置、液晶表示装置、電子機器および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、液晶表示装置、電子機器および画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2つの画素間のコントラストの低下を抑制しつつ、リバースチルトドメインの発生を抑制する。
【解決手段】補正画素選択部32は、第1方向および第2方向に配置された画素111のうち第1画素および第1画素と隣り合う第2画素に挟まれた境界であって、第1画素および第2画素の印加電圧の差がしきい値以上であるリスク境界を検出する。補正量算出部33および補正量加算部34は、第1方向および第2方向のうち第1画素および第2画素が並んでいる方向においてリスク境界から見て第1画素と同じ側にある第3画素並びにその方向においてリスク境界から見て第2画素と同じ側にある第4画素の少なくとも一方の印加電圧を、第1画素と第3画素との間の横電界および第2画素と第4画素との間の横電界の少なくとも一方を増加させるように補正をする。
【選択図】図8

Description

本発明は、液晶パネルにおける表示上の不具合を低減する技術に関する。
液晶パネルは本来、画素内における画素電極と対向電極との間の電界により液晶分子の配向状態を制御するものである。しかし、例えば液晶パネルが高精細化され、隣り合う画素間の距離が短くなると、2つの画素の画素電極間の電界(横電界)が発生し、液晶分子が意図しない向きに配向してしまう、いわゆるリバースチルトドメインが発生する場合がある。リバースチルトドメインの発生は、液晶パネルの表示品位を低下させる原因となる。特許文献1および2は、リバースチルトドメインの発生を抑えるため、隣り合う2つの画素間の印加電圧の差を小さくする補正をする技術を開示している。
特開2009−237366号公報 特開2009−104053号公報
特許文献1および2に記載された技術においては、隣り合う2つの画素の印加電圧の差を小さくする補正が行われるため、これら2つの画素間のコントラストが低下してしまうという問題があった。
これに対し本発明は、2つの画素間のコントラストの低下を抑制しつつ、リバースチルトドメインの発生を抑制する技術を提供する。
本発明は、第1方向および第2方向に配置された画素群のうち第1画素および当該第1画素と隣り合う第2画素に挟まれた境界であって、第1画素および第2画素の印加電圧の差がしきい値以上である境界を検出する境界検出手段と、前記第1方向および前記第2方向のうち前記第1画素および前記第2画素が並んでいる方向において前記境界から見て前記第1画素と同じ側にある第3画素並びに当該方向において前記境界から見て前記第2画素と同じ側にある第4画素の少なくとも一方の印加電圧を、前記第1画素と前記第3画素との間の横電界および前記第2画素と前記第4画素との間の横電界の少なくとも一方を増加させるように補正をする補正手段と、前記補正手段により補正された電圧に応じた信号を、前記画素群を有する液晶パネルを駆動する駆動回路に出力する出力手段とを有する画像処理装置を提供する。
この画像処理装置によれば、2つの画素間のコントラストの低下を抑制しつつ、リバースチルトドメインの発生を抑制することができる。
前記補正手段は、前記第3画素および前記第4画素のうち、前記第1画素および前記第2画素のうち印加電圧がより低い画素に近い画素の印加電圧を補正してもよい。
この画像処理装置によれば、低電圧側の画素を補正することにより、リバースチルトドメインの発生を抑制することができる。
前記補正手段は、前記第3画素および前記第4画素のうち、前記境界から見て前記液晶表示装置における液晶分子のチルト方位に応じて決められる一方向側の画素だけの印加電圧を補正してもよい。
この画像処理装置によれば、補正される画素の数を低減することができる。
前記補正手段は、前記第3画素および前記第4画素の両方の印加電圧を補正してもよい。
この画像処理装置によれば、第3画素および第4画素の片方のみを補正する場合と比較してより強く補正をすることができる。
前記補正手段は、前記第1画素および前記第2画素の印加電圧の差に応じて決められた補正量を用いて前記補正をしてもよい。
この画像処理装置によれば、第1画素および第2画素の印加電圧の差に応じて適切な補正をすることができる。
また、本発明は、第1方向および第2方向に配置された画素群を有する液晶パネルと、前記液晶パネルを駆動する駆動回路と、前記画素群のうち第1画素および当該第1画素と隣り合う第2画素に挟まれた境界であって、第1画素および第2画素の印加電圧の差がしきい値以上である境界を検出する境界検出手段と、前記第1方向および前記第2方向のうち前記第1画素および前記第2画素が並んでいる方向において前記境界から見て前記第1画素と同じ側にある第3画素並びに当該方向において前記境界から見て前記第2画素と同じ側にある第4画素の少なくとも一方の印加電圧を、前記第1画素と前記第3画素との間の横電界および前記第2画素と前記第4画素との間の横電界の少なくとも一方を増加させるように補正をする補正手段と、前記補正手段により補正された電圧に応じた信号を、前記駆動回路に出力する出力手段とを有する液晶表示装置を提供する。
この液晶表示装置によれば、2つの画素間のコントラストの低下を抑制しつつ、リバースチルトドメインの発生を抑制することができる。
さらに、本発明は、上記の液晶表示装置を有する電子機器を提供する。
この電子機器によれば、2つの画素間のコントラストの低下を抑制しつつ、リバースチルトドメインの発生を抑制することができる。
さらに、本発明は、第1方向および第2方向に配置された画素群のうち第1画素および当該第1画素と隣り合う第2画素に挟まれた境界であって、第1画素および第2画素の印加電圧の差がしきい値以上である境界を検出するステップと、前記第1方向および前記第2方向のうち前記第1画素および前記第2画素が並んでいる方向において前記境界から見て前記第1画素と同じ側にある第3画素並びに当該方向において前記境界から見て前記第2画素と同じ側にある第4画素の少なくとも一方の印加電圧を、前記第1画素と前記第3画素との間の横電界および前記第2画素と前記第4画素との間の横電界の少なくとも一方を増加させるように補正をするステップと、前記補正された電圧に応じた信号を、前記液晶パネルを駆動する駆動回路に出力するステップとを有する画像処理方法を提供する。
この画像処理方法によれば、2つの画素間のコントラストの低下を抑制しつつ、リバースチルトドメインの発生を抑制することができる。
液晶表示装置の概略構成を示す図。 画素111の等価回路を示す図。 リバースチルトドメインによる表示不具合を例示する図。 液晶素子120におけるV−T特性を例示する図。 リバースチルトドメイン発生時の液晶分子の配向状態を例示する模式図。 従来の補正を例示する図。 第1実施形態に係る液晶表示装置1の構成を示すブロック図。 画像処理回路30の構成を示すブロック図。 液晶表示装置1の動作を示すタイミングチャート。 画像処理回路30の動作を示すフローチャート。 リスク境界の検出および補正画素の選択の具体例を例示する図。 リスク境界の検出および補正画素の選択の別の例を示す図。 補正の有無による、液晶分子の配向状態の差を示す図。 リスク境界の検出および補正画素の選択の別の例を示す図。 変形例5に係るプロジェクター2100を例示する図。
1.液晶表示装置の構成と問題点
実施形態に係る装置の構成およびその動作の説明に先立ち、液晶表示装置の構成および問題点について説明する。
1−1.液晶表示装置の概略
図1は、液晶表示装置の概略構成を示す図である。この液晶表示装置は、液晶パネル100と、走査線駆動回路130と、データ線駆動回路140とを有する。
液晶パネル100は、供給される信号に応じて画像を表示する装置である。液晶パネル100は、m行n列のマトリクス状に配置された画素111を有する。画素111は、走査線駆動回路130及びデータ線駆動回路140から供給される信号に応じた光学状態を示す。液晶パネル100は、複数の画素111の光学状態を制御することにより画像を表示する。
液晶パネル100は、素子基板100aと、対向基板100bと、液晶105とを有する。素子基板100aと対向基板100bとは、一定の間隙を保って貼り合わせられている。この間隙に、液晶105が挟まれている。
素子基板100aは、対向基板100bとの対向面において、m行の走査線112およびn列のデータ線114を有する。走査線112はX(横)方向に沿って、データ線114はY(縦)方向に沿って、それぞれ設けられており、互いに絶縁されている。一の走査線112を他の走査線112と区別するときは、図において上から順に第1、第2、第3、…、第(m−1)、および第m行の走査線112という。同様に、一のデータ線114を他のデータ線114と区別するときは、図において左から順に第1、第2、第3、…、第(n−1)、第n列のデータ線114という。画素111は、X軸およびY軸に垂直な位置にある視点からみたときに、走査線112およびデータ線114の交差に対応して設けられている。
図2は、画素111の等価回路を示す図である。画素111は、TFT116と、液晶素子120と、保持容量125とを有する。液晶素子120は、画素電極118と、液晶105と、コモン電極108とを有する。画素電極118は、画素111毎に個別に設けられた電極である。コモン電極108は、すべての画素111に共通の電極である。画素電極118は素子基板100aに、コモン電極108は対向基板100bに、それぞれ設けられている。液晶105は、画素電極118およびコモン電極108に挟まれている。コモン電極108には、コモン電圧LCcomが印加される。
TFT116は、画素電極118への電圧の印加を制御するスイッチング素子の一例であり、この例では、nチャネル型の電界効果トランジスターである。TFT116は、画素111毎に個別に設けられている。第i行第j列のTFT116のゲートは第i行の走査線112に、ソースは第j列のデータ線114に、ドレインは画素電極118に、それぞれ接続されている。保持容量125は、一端が画素電極118に、他端が容量線115に、それぞれ接続されている。容量線115には、時間的に一定の電圧が印加される。
第i行の走査線112にH(High)レベルの電圧(以下「選択電圧」という)が印加されると、第i行第j列のTFT116はオン状態となり、ソースとドレインが導通する。このとき、第j列のデータ線114に、第i行第j列の画素111の階調値(データ)に応じた電圧(以下「データ電圧」という)が印加されると、データ電圧は、TFT116を介して第i行第j列の画素電極118に印加される。
その後、第i行の走査線112にL(Low)レベルの電圧(以下「非選択電圧」という)が印加されると、TFT116はオフ状態になり、ソースとドレインは高インピーダンス状態となる。TFT116がオン状態のとき画素電極118に印加された電圧は、液晶素子120の容量性および保持容量125によって、TFT116がオフ状態になった後も保持される。
液晶素子120には、データ電圧とコモン電圧との電位差に相当する電圧が印加される。液晶105の分子配向状態は、液晶素子120に印加される電圧に応じて変化する。画素111の光学状態は、液晶105の分子配向状態に応じて変化する。例えば、液晶パネル100が透過型のパネルである場合、変化する光学状態は透過率である。
再び図1を参照する。走査線駆動回路130は、m本の走査線112の中から一の走査線112を順次排他的に選択する(すなわち走査線112を走査する)回路である。具体的には、走査線駆動回路130は、制御信号Yctrに従って、第i行の走査線112に、走査信号Yiを供給する。この例で、走査信号Yiは、選択される走査線112に対しては選択電圧となり、選択されない走査線112に対しては非選択電圧となる信号である。
データ線駆動回路140は、n本のデータ線114にデータ電圧を示す信号(以下「データ信号」という)を出力する回路である。具体的には、データ線駆動回路140は、画像処理回路30から供給されるデータ信号Vxを、制御信号Xctrに従ってサンプリングし、第1〜第n列のデータ線114にデータ信号X1〜Xnとして出力する。なお、本説明において電圧については、液晶素子120の印加電圧を除き、特に明記しない限り図示省略した接地電位を基準(ゼロV)として表す。
液晶パネル100に表示される画像は、所定の周期で書き換えられる。以下、この書き換えの周期を「フレーム」という。例えば、画像が60Hzで書き換えられる場合、1フレームは約16.7msecである。走査線駆動回路130が1フレームに1回、m本の走査線112を走査し、データ線駆動回路140がデータ信号を出力することにより、液晶パネル100に表示される画像が書き換えられる。
1−2.リバースチルトドメインによる表示不具合
図3は、リバースチルトドメインによる表示不具合を例示する図である。図3は、映像信号Vid−inにより示される画像が、白画素の背景上にグレー画素が連続するパターンとして描かれている例を示している。この場合、背景領域のうちパターンと隣接する部分(境界部分)において階調が白にならず中間階調になってしまうという現象が顕在化する。
この表示不具合は、液晶素子120において、横電界の影響により、印加電圧に応じた配向状態になりにくくなることが原因の一つであると考えられている。ここで、「横電界」とは、素子基板100aの面に沿った方向(XY平面に沿った方向)の電界をいう。これに対し画素電極118とコモン電極108との間に印加される電圧による電界を「縦電界」という。液晶分子の配向状態について説明する前に、まず、液晶素子120における印加電圧と透過率との関係を説明する。
図4は、液晶素子120における印加電圧と透過率との関係(V−T特性)を例示する図である。この例で、液晶105はVA方式であり、電圧無印加時において液晶素子120は黒状態(透過率ゼロ)となるノーマリーブラックモードである。印加電圧VがVbk≦V≦Vth1の範囲(以下この範囲を「電圧範囲A」という。この例ではVbk=0V)にある場合、相対透過率τは0%≦τ≦10%の範囲にある(以下この範囲を「階調範囲a」という)。印加電圧VがVth1≦V≦Vth2の範囲(以下この範囲を「電圧範囲D」という)にある場合、相対透過率τは10%≦τ≦90%の範囲にある(以下この範囲を「階調範囲d」という)。印加電圧VがVth2≦V≦Vwtの範囲(以下この範囲を「電圧範囲B」という)にある場合、相対透過率τは90%≦τ≦100%の範囲にある(以下この範囲を「階調範囲b」という)。ここでは、しきい値電圧Vth1が透過率10%相当の電圧であり、しきい値電圧Vth2が透過率90%相当の電圧である例を説明したが、しきい値電圧Vth1およびVth2はこれに限定されるものではない。
このように、液晶素子120は、縦電界すなわち画素電極118とコモン電極108との間に印加される電圧によりその透過率を制御するものであるが、液晶パネル100が小型化または高精細化されると、隣接する2つの液晶素子120間の距離が短くなり、横電界すなわち2つの画素電極118間の電界の影響が無視できなくなる。すなわち、横電界の影響により、液晶分子の配向状態が本来あるべき状態(縦電界で制御された状態)と異なった状態となってしまう領域(リバースチルトドメイン)が発生する。
図5は、リバースチルトドメイン発生時の液晶分子の配向状態を例示する模式図である。図5は、液晶パネル100を、垂直面で破断したときの断面模式図である。液晶分子は、電界に対して垂直な方向に向くように配向状態が変化する。この例では、白画素の画素電極118(Wt)と黒画素の画素電極118(Bk)との間隙で生じる電位差が、白画素の画素電極118(Wt)とコモン電極108との間で生じる電位差と同程度である上に、画素電極同士の間隙が画素電極118とコモン電極108との間隙よりも狭い。したがって、白画素の画素電極118(Wt)と黒画素の画素電極118(Bk)との間隙で生じる横電界は、白画素の画素電極118(Wt)とコモン電極108との間隙で生じる縦電界よりも強い。このような状況では、白画素の画素電極118(Wt)のうち黒画素との境界部分においては、リバースチルトドメインRvが発生する。黒画素と白画素とが隣接する領域において、横電界の影響によって、リバースチルトドメインRvが発生しやすい状況にあるということができる。
以上の説明から、リバースチルトドメインが発生する条件は以下のとおりである。
・隣接する2つの画素の印加電圧の差(電位差)がしきい値より大きい。なお、これら隣接する2つの画素のうち、より暗い階調の画素を「暗画素」といい、より明るい階調の画素を「明画素」という。黒画素および白画素は、暗画素および明画素の一例である。ノーマリーブラックの場合、暗画素の印加電圧が低く、明画素の印加電圧が高い。
上記の条件が満たされると、印加電圧が高い画素においてリバースチルトドメインが発生する。
1−3.リバースチルトドメインの抑制
リバースチルトドメインの発生を抑制するには、上記の条件が満たされなくなる補正処理を行えばよい。例えば、映像信号Vid−inが、上記の条件を満たす、隣接する2つの画素があることを示していた場合、これら2つの画素の印加電圧の差を小さくするように、印加電圧が補正される。ここで、映像信号Vid−inにより上記の条件を満たすことが示される暗画素と明画素との境界を「リスク境界」という。より具体的には、暗画素が階調範囲a(電圧範囲A)にあり、明画素が階調範囲b(電圧範囲B)にある場合、すなわち、暗画素と明画素の電圧差が(Vth2−Vth1)以上である場合、その境界はリスク境界と判断される。また、リスク境界ではない境界を「非リスク境界」という。
印加電圧の補正は、暗画素および明画素の少なくとも一方に対して行われる。すなわち、暗画素の印加電圧を上げるように補正してもよいし、明画素の電圧を下げるように補正してもよいし、その両方を行ってもよい。補正によって暗画素と明画素との印加電圧の差がしきい値を下回れば、リバースチルトドメインは発生しない。しかし、この補正には、次のような問題点がある。
図6は、従来の補正を例示する図である。この例では、横方向に連続する4つの画素について、映像信号Vid−inにより示される印加電圧が、5V、5V、2V、および2Vである。左から2番目の画素および3番目の画素の境界がリスク境界である。すなわち、左から2番目の画素が明画素であり、3番目の画素が暗画素である。この例では、暗画素と明画素との電位差を小さくする補正により、明画素の印加電圧が1V減らされ、暗画素の印加電圧が1V増やされる。この補正によれば、暗画素と明画素との電位差は減少するが、境界のコントラストが低下することにより、輪郭がぼやけてしまうという問題がある。本実施形態は、境界のコントラストを低下させずに、リバースチルトドメインを抑制する(配向不良を緩和させる)技術を提供する。
2.装置構成
図7は、第1実施形態に係る液晶表示装置1の構成を示すブロック図である。液晶表示装置1は、カラー画像を表示する装置であり、例えばプロジェクター(電子機器の一例)に用いられる。液晶表示装置1は、液晶パネル100、走査線駆動回路130、およびデータ線駆動回路140を3組と、制御回路10とを有する。各組は、それぞれ、色成分R、色成分G、および色成分Bに対応している。ここでは、図面が煩雑になるのを避けるため、1組の液晶パネル100、走査線駆動回路130、およびデータ線駆動回路140のみを図示している。
制御回路10は、上位装置から供給される映像信号Vid−inおよび同期信号Syncに応じて走査線駆動回路130およびデータ線駆動回路140を制御する信号を出力する。映像信号Vid−inは、液晶パネル100における各画素の階調値をそれぞれ指定するデジタル信号である。映像信号Vid−inは、同期信号Syncと同期して供給される。同期信号は、垂直走査信号、水平走査信号およびドットクロック信号(いずれも図示省略)を含んでいる。この例で、映像信号Vid−inの周波数は60Hzである。すなわち、映像信号Vid−inにより示される画像は、16.67ミリ秒毎に書き換えられる。
なお、映像信号Vid−inは直接的には階調値を指定するものであるが、階調値に応じて液晶素子に印加される電圧(以下「印加電圧」という)が定まるので、映像信号Vid−inは液晶素子の印加電圧を指定するものといえる。
制御回路10は、走査制御回路20と画像処理回路30とを有する。走査制御回路20は、制御信号Xctr、制御信号Yctr、制御信号Ictr等、各種の制御信号を生成して、同期信号Syncに同期して各部を制御する。画像処理回路30は、デジタルの映像信号Vid−inを処理して、各色成分毎にアナログのデータ信号Vxを出力する。映像信号Vid−inは、(m×n)個の画素の各々について、複数の色成分の階調値を示す入力映像信号の一例である。
図8は、画像処理回路30の構成を示すブロック図である。この例で、画像処理回路30は、リスク境界の隣の画素(リスク境界を挟む画素)ではなく、その隣の画素の階調値を、リスク境界に隣接する画素と補正される画素との横電界を増やすように補正する。画像処理回路30は、遅延回路31と、補正画素選択部32と、補正量算出部33と、補正量加算部34と、D/A変換器35とを有する。なお、画像処理回路30の前段または画像処理回路30内において遅延回路31および補正画素選択部32の前段には、映像信号Vid−inにより示される階調値を、例えばLUTを参照して電圧に変換する変換部が設けられている。この例で、画像処理回路30は、電圧を示す信号に対して以下で説明する処理を行う。
遅延回路31は、リスク境界を特定するため、および補正する画素を選択(決定)するため、複数のラッチを有する。この例では、遅延回路31は、ラッチA、ラッチB、およびラッチCの3つのラッチを有する(図示略)。これらのラッチは、クロック信号CLKをトリガーとしてデータを格納(記憶)する。ラッチAは映像信号Vid−inに対して1クロック遅れたデータを格納している。ラッチBはラッチAに対して1クロック遅れたデータを格納している。ラッチCはラッチBに対して1クロック遅れたデータを格納している。ラッチAおよびラッチBは、1画素分のデータを格納する。ラッチCは、所定数の画素のデータを格納する。ラッチCがデータを格納する画素の数は、リスク境界と補正画素との位置関係に関する条件に応じて決められる。補正画素選択部32は、遅延回路31のラッチに格納されているデータを用いて、リスク境界の検出および補正される画素(以下「補正画素」という)の選択を行う。
補正量算出部33は、補正画素に対する補正量を算出する。補正量を算出するアルゴリズムはあらかじめ決められている。この例で、補正量は、明画素と暗画素との電位差に応じて算出される。具体的には、明画素と暗画素との電位差が大きくなるほど補正量が大きくなる。補正量加算部34は、算出された補正量を、データに加算する。D/A変換器35は、補正されたデータをアナログ信号に変換し、データ信号Vxとして出力する。
補正画素選択部32は、第1方向(例えば行方向)および第2方向(例えば列方向)に配置された画素111のうち第1画素(例えば暗画素)および第1画素と隣り合う第2画素(例えば明画素)に挟まれた境界であって、第1画素および第2画素の印加電圧の差がしきい値以上であるリスク境界を検出する境界検出手段の一例である。補正量算出部33および補正量加算部34は、第1方向および第2方向のうち第1画素および第2画素が並んでいる方向においてリスク境界から見て第1画素と同じ側にある第3画素並びにその方向においてリスク境界から見て第2画素と同じ側にある第4画素の少なくとも一方の印加電圧を、第1画素と第3画素との間の横電界および第2画素と第4画素との間の横電界の少なくとも一方を増加させるように補正をする補正手段の一例である。D/A変換器35は、補正された電圧に応じた信号(例えばデータ信号Vx)を、液晶パネル100を駆動するデータ線駆動回路140に出力する出力手段の一例である。画像処理回路30は、境界検出手段、補正手段、および出力手段を有する画像処理装置の一例である。
3.動作
図9は、液晶表示装置1の動作を示すタイミングチャートである。この例では、1フレームが4つのフィールドに分割される、いわゆる4倍速駆動が行われる。例えば、映像信号Vid−inにより示される画像が60Hzで更新される場合、1フレームは約16.7ミリ秒である。この場合、データ信号Vxは240Hzの信号であり、1フィールドは約4.17ミリ秒である。
各フィールドにおいて、走査線駆動回路130は、m本の走査線112を順次排他的に選択する走査信号Yiを出力する。データ線駆動回路140は、第i行の走査線112が選択されているときに、第i行第1〜n列の画素のデータ信号Vxをサンプリングし、データ信号X1〜Xnとして出力する。データ信号Vxの電圧は、奇数フィールドにおいて正極性であり、偶数フィールドにおいて負極性である。データ信号Vxの振幅の中間電位は電位Vcntである。いわゆるプッシュダウン(フィードスルー)の影響を考慮し、コモン電圧LCcomは、中間電位Vcntよりも低い値に設定されている。
図10は、画像処理回路30の動作を示すフローチャートである。図10のフローは、例えば画像処理回路30への電力の供給が開始されたことを契機として、所定の間隔で繰り返し実行される。ステップS100において、画像処理回路30の補正画素選択部32は、リスク境界を検出する。ステップS110において、補正画素選択部32は、検出されたリスク境界に応じて補正画素を選択する。ステップS120において、補正量算出部33は、補正量を算出する。ステップS130において、補正量加算部34は、印加電圧を示すデータを補正する。ステップS140において、D/A変換器35は、補正されたデータに応じた信号を出力する。
図11は、リスク境界の検出および補正画素の選択の具体例を例示する図である。ここでは、暗画素の隣の画素のみが補正され、明画素の隣の画素が補正されない、いわゆる片側補正の例を説明する。また、この例では、暗画素は、リスク境界の右側にある場合および左側にある場合のどちらの場合でも補正される。したがって、ラッチCは、4画素分のデータを格納する。例えば図11の矢印で示されるタイミングにおいて、ラッチCには、画素iから画素lまでの4画素のデータが格納されている。
図11には、画素aから画素sまでの連続する1行分の画素(この例では19個)のデータが示されている。画素aから画素jまでは低階調(例えば印加電圧2V)の画素であり、画素kから画素sまでは高階調(例えば印加電圧5V)の画素である。補正画素選択部32は、ラッチAおよびラッチBのデータを参照する。ラッチBはラッチAよりも1クロック遅れているので、同じタイミングでデータを参照すると隣り合う2つの画素の印加電圧を参照することになる。例えば図11において矢印で示したタイミングにおいてデータを参照すると、画素kおよび画素jの印加電圧を参照することになる。補正画素選択部32は、これら隣り合う2つの画素の印加電圧から、これら2つの画素の間の境界がリスク境界であるか、すなわち、これら2つの画素の印加電圧の差がしきい値以上であるか判断する。
これら2つの画素の間の境界がリスク境界であると判断された場合、補正画素選択部32は、ラッチBの画素が暗画素であるか判断する。ラッチBの画素が暗画素であると判断された場合、補正画素選択部32は、ラッチCにおいて最も古いデータの画素を、補正画素として選択する。図11の例では、画素kと画素jの印加電圧の差がしきい値以上であり、画素jが暗画素である。したがって、このタイミングにおいてラッチCに格納されている画素iから画素lのデータのうち最も古いデータに相当する画素iが、補正画素として選択される。
図12は、リスク境界の検出および補正画素の選択の別の例を示す図である。この例も、図11の例と同様に片側補正である。画素aから画素jまでは高階調(例えば印加電圧5V)の画素であり、画素kから画素sまでは低階調(例えば印加電圧2V)の画素である。ラッチAのデータおよびラッチBのデータからこれら2つの画素の間の境界がリスク境界であると判断された場合において、ラッチBの画素が暗画素でない(すなわちラッチBの画素が明画素である)と判断された場合、補正画素選択部32は、ラッチCにおいて最も新しいデータの画素を、補正画素として選択する。図12の例では、画素kと画素jの印加電圧の差がしきい値以上であり、画素kが暗画素である。したがって、このタイミングにおいてラッチCに格納されている画素iから画素lのデータのうち最も新しいデータに相当する画素lが、補正画素として選択される。
図13は、補正の有無による、液晶分子の配向状態の差を示す図である。この例では、リスク境界周辺の4つの画素における液晶分子の配向状態が示されている。図13の上段は補正なしの例を、下段は本実施形態(片側補正)による補正ありの例を、それぞれ示している。補正なしの場合、リスク境界を挟む明画素および暗画素においてリバースチルトドメインが発生し、リスク境界付近に黒い部分が発生してしまっている。一方、補正ありの場合、明画素と暗画素との間の横電界そのものは緩和されていないものの、暗画素と園隣の画素(図13の右端の画素)との間に発生した横電界により、暗画素において、液晶分子の配向状態を(リバースチルトドメインによる配向不良を打ち消す向きに)押し戻す作用が働く。これにより、暗画素自体の印加電圧を補正する場合と比較してコントラストの低下を抑えつつ、液晶分子の配向不良に起因する表示不良を低減することができる。
図14は、リスク境界の検出および補正画素の選択の別の例を示す図である。ここでは、暗画素の隣および明画素の隣の画素の両方が補正される、いわゆる両側補正の例を説明する。したがって、ラッチCは、4画素分のデータを格納する。例えば図14の矢印で示されるタイミングにおいて、ラッチCには、画素iから画素lまでの4画素のデータが格納されている。補正画素選択部32は、ラッチAおよびラッチBに格納されているデータから、これら2つの画素の間の境界がリスク境界であるか、すなわち、これら2つの画素の印加電圧の差がしきい値以上であるか判断する。ラッチAのデータおよびラッチBのデータからこれら2つの画素の間の境界がリスク境界であると判断された場合、補正画素選択部32は、ラッチCにおいて最も古いデータの画素および最も新しいデータの画素を、補正画素として選択する。図14の例では、画素kと画素jの印加電圧の差がしきい値以上である。したがって、このタイミングにおいてラッチCに格納されている画素iから画素lのデータのうち最も古いデータに相当する画素iおよび最も新しいデータに相当する画素lが、補正画素として選択される。
4.変形例
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下の変形例のうち2つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。
4−1.変形例1
補正画素選択部32が補正画素を選択する条件は、実施形態で説明したものに限定されない。例えば、実施形態で説明した条件に加え、液晶分子のチルト方位を考慮して以下の条件が追加されてもよい。
・リスク境界において、印加電圧が高い画素が、印加電圧の低い画素に対して、チルト方位の上流側に位置する。
この条件を追加することにより、補正が行われる画素が、リバースチルトドメインが発生する確率がより高いものに絞り込まれ、映像信号Vid−inにより示される元の画像からの変更が多すぎることによる画質の低下を抑制することができる。
なお、チルト方位とは、液晶素子120にゼロVの電圧を印加した状態(初期配向状態)における、画素電極118の側から平面視したときの、Y軸(データ線114)からの液晶分子の傾きの方向をいう。また、液晶分子は、初期配向状態において画素電極118(素子基板100a)に対しても傾いている。素子基板100aの基板法線を基準にした液晶分子の傾きをチルト角という。チルト方位について、液晶分子の素子基板100aに近い方を上流側、素子基板100aから遠い方を下流側という。例えば、チルト方位が45°であり、画素電極118の側から平面視したとき素子基板100aの法線に対して液晶分子が右上方向(X軸正方向かつY軸負方向)に傾いている場合、左下がチルト方位の上流側であり、右上がチルト方位の下流側である。
4−2.変形例2
補正画素は、リスク境界の暗画素または明画素の1つ隣の画素に限定されない。暗画素および明画素が並んでいる方向において、リスク境界から見て暗画素と同じ側にある画素(暗画素から2画素以上先の画素)またはリスク境界から見て明画素と同じ側にある画素(明画素から2画素以上先の画素)が補正画素として選択されてもよい。なお、例えば、暗画素の2つ隣の画素を補正画素とする場合、ラッチBとラッチCとの間にもう1段、ラッチDを設ける必要がある。ラッチDは、ラッチBから1クロック遅れたデータを格納する。ラッチCは、ラッチDから1クロック遅れたデータを格納する。この場合ラッチCは、6画素分のデータを格納する。
4−3.変形例3
補正量算出部33および補正量加算部34による補正の詳細は、実施形態で説明したものに限定されない。図12の例では、補正画素の印加電圧を2Vから3Vに増加させる補正が行われたが、補正画素の印加電圧を2Vから1Vに減少させる補正が行われてもよい。別の例で、補正量は、暗画素と明画素との電位差によらず一定であってもよい。さらに別の例で、補正は、元のデータに補正量を加算するものではなく、元のデータに係数を乗算するものであってもよい。
4−4.変形例4
画像処理回路30の具体的構成は、実施形態で説明したものに限定されない。特に、リスク境界を検出する具体的手法および検出したリスク境界に応じて階調値を補正する具体的手法は、実施形態で説明したものに限定されない。実施形態においては、補正画素選択部32が、リスク境界を検出する機能および補正画素を選択する機能を有していたが、補正画素選択部32とは別の構成要素が、リスク境界を検出する機能を有していてもよい。例えば、画像処理回路30は、行方向および列方向の両方におけるリスク境界を検出するため、画素毎のデータを記憶するフレームメモリーを有していてもよい。
4−5.変形例5
図15は、変形例5に係るプロジェクター2100を例示する図である。プロジェクター2100は、液晶表示装置1を用いた電子機器の一例である。プロジェクター2100において、液晶パネル100がライトバルブとして用いられている。この図に示されるように、プロジェクター2100の内部には、ハロゲンランプ等の白色光源を有するランプユニット2102が設けられている。ランプユニット2102から射出された投射光は、内部に配置された3枚のミラー2106および2枚のダイクロイックミラー2108によってR(赤)色、G(緑)色、B(青)色の3原色に分離される。分離された投射光は、各原色に対応するライトバルブ100R、100Gおよび100Bにそれぞれ導かれる。なお、B色の光は、他のR色やG色と比較すると光路が長いので、その損失を防ぐために、入射レンズ2122、リレーレンズ2123および出射レンズ2124を有するリレーレンズ系2121を介して導かれる。
プロジェクター2100において、液晶パネル100を含む液晶表示装置が、R色、G色、B色のそれぞれに対応して3組設けられている。ライトバルブ100R、100Gおよび100Bの構成は、上述した液晶パネル100と同様である。R色、G色、B色のそれぞれの原色成分の階調レベルを指定するに映像信号がそれぞれ外部上位回路から供給されて、ライトバルブ100R、100Gおよび100がそれぞれ駆動される。ライトバルブ100R、100G、100Bによってそれぞれ変調された光は、ダイクロイックプリズム2112に3方向から入射する。そして、ダイクロイックプリズム2112において、R色およびB色の光は90度に屈折し、G色の光は直進する。したがって、各原色の画像が合成された後、スクリーン2120には、投射レンズ群2114によってカラー画像が投射される。
なお、ライトバルブ100R、100Gおよび100Bには、ダイクロイックミラー2108によって、R色、G色、B色のそれぞれに対応する光が入射するので、カラーフィルタを設ける必要はない。また、ライトバルブ100R、100Bの透過像は、ダイクロイックプリズム2112により反射した後に投射されるのに対し、ライトバルブ100Gの透過像はそのまま投射される。したがって、ライトバルブ100R、100Bによる水平走査方向は、ライトバルブ100Gによる水平走査方向と逆向きにして、左右を反転させた像を表示する構成となっている。
液晶表示装置1が用いられる電子機器としては、図10に例示したプロジェクターの他にも、テレビジョンや、ビューファインダー型・モニタ直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、デジタルスチルカメラ、携帯電話機、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。
4−6.他の変形例
実施形態においては、リスク境界の検出や補正処理は印加電圧を示すデータに対して行われたが、階調値を示すデータに対してこれらの処理が行われてもよい。
液晶105は、VA液晶に限定されない。TN液晶等、VA液晶以外の液晶が用いられてもよい。また、液晶105は、ノーマリーホワイトモードの液晶であってもよい。
実施形態で説明したパラメーター(例えば、階調数、フレーム周波数、画素数など)および信号の極性やレベルはあくまで例示であり、本発明はこれに限定されない。
1…液晶表示装置、10…制御回路、20…走査制御回路、30…画像処理回路、31…遅延回路、32…補正画素選択部、33…補正量算出部、34…補正量加算部、35…D/A変換器、100…液晶パネル、105…液晶、108…コモン電極、111…画素、112…走査線、114…データ線、115…容量線、116…TFT、118…画素電極、120…液晶素子、125…保持容量、130…走査線駆動回路、140…データ線駆動回路、2100…プロジェクター、2102…ランプユニット、2106…ミラー、2108…ダイクロイックミラー、2112…ダイクロイックプリズム、2114…投射レンズ群、2120…スクリーン、2122…入射レンズ、2123…リレーレンズ、2124…出射レンズ

Claims (8)

  1. 第1方向および第2方向に配置された画素群のうち第1画素および当該第1画素と隣り合う第2画素に挟まれた境界であって、第1画素および第2画素の印加電圧の差がしきい値以上である境界を検出する境界検出手段と、
    前記第1方向および前記第2方向のうち前記第1画素および前記第2画素が並んでいる方向において前記境界から見て前記第1画素と同じ側にある第3画素並びに当該方向において前記境界から見て前記第2画素と同じ側にある第4画素の少なくとも一方の印加電圧を、前記第1画素と前記第3画素との間の横電界および前記第2画素と前記第4画素との間の横電界の少なくとも一方を増加させるように補正をする補正手段と、
    前記補正手段により補正された電圧に応じた信号を、前記画素群を有する液晶パネルを駆動する駆動回路に出力する出力手段と
    を有する画像処理装置。
  2. 前記補正手段は、前記第3画素および前記第4画素のうち、前記第1画素および前記第2画素のうち印加電圧がより低い画素に近い画素の印加電圧を補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記補正手段は、前記第3画素および前記第4画素のうち、前記境界から見て前記液晶表示装置における液晶分子のチルト方位に応じて決められる一方向側の画素だけの印加電圧を補正する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記補正手段は、前記第3画素および前記第4画素の両方の印加電圧を補正する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記補正手段は、前記第1画素および前記第2画素の印加電圧の差に応じて決められた補正量を用いて前記補正をする
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 第1方向および第2方向に配置された画素群を有する液晶パネルと、
    前記液晶パネルを駆動する駆動回路と、
    前記画素群のうち第1画素および当該第1画素と隣り合う第2画素に挟まれた境界であって、第1画素および第2画素の印加電圧の差がしきい値以上である境界を検出する境界検出手段と、
    前記第1方向および前記第2方向のうち前記第1画素および前記第2画素が並んでいる方向において前記境界から見て前記第1画素と同じ側にある第3画素並びに当該方向において前記境界から見て前記第2画素と同じ側にある第4画素の少なくとも一方の印加電圧を、前記第1画素と前記第3画素との間の横電界および前記第2画素と前記第4画素との間の横電界の少なくとも一方を増加させるように補正をする補正手段と、
    前記補正手段により補正された電圧に応じた信号を、前記駆動回路に出力する出力手段と
    を有する液晶表示装置。
  7. 請求項6に記載の液晶表示装置を有する電子機器。
  8. 第1方向および第2方向に配置された画素群のうち第1画素および当該第1画素と隣り合う第2画素に挟まれた境界であって、第1画素および第2画素の印加電圧の差がしきい値以上である境界を検出するステップと、
    前記第1方向および前記第2方向のうち前記第1画素および前記第2画素が並んでいる方向において前記境界から見て前記第1画素と同じ側にある第3画素並びに当該方向において前記境界から見て前記第2画素と同じ側にある第4画素の少なくとも一方の印加電圧を、前記第1画素と前記第3画素との間の横電界および前記第2画素と前記第4画素との間の横電界の少なくとも一方を増加させるように補正をするステップと、
    前記補正された電圧に応じた信号を、前記液晶パネルを駆動する駆動回路に出力するステップと
    を有する画像処理方法。
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