JP2014145870A - リアアタッチメントレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】
倍率色収差を始めとする諸収差が良好に補正された高性能なリアアタッチメントレンズを提供すること。
【解決手段】
撮影光学系である主レンズの像面側に装着し、主レンズの焦点距離を長距離側に拡大可能なリアアタッチメントレンズにおいて、
前記リアアタッチメントレンズは屈折レンズと屈折レンズを接合した接合レンズを少なくとも一枚は有し、
前記接合レンズのうち最も物体側に配置された接合レンズの接合面に負のパワーを持つ回折光学素子を有することを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主レンズの像面側に装着し、主レンズの焦点距離を長焦点距離に拡大可能なリアアタッチメントレンズに関し、例えば銀塩フィルムカメラ、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等の撮影光学系のリアアタッチメントレンズに好適なものである。
従来から、撮影光学系である主レンズの像面側に装着し、主レンズの焦点距離を長焦点距離に拡大可能な種々のリアアタッチメントレンズが広く知られている。
このようなリアアタッチメントレンズを用いることで、主レンズの焦点距離を容易に拡大することができ、また主レンズの物体側に装着して焦点距離を拡大させるフロントアタッチメントレンズに比べて光学系全体が小型化でき有利であった。
一般にリアアタッチメントレンズはそれ自体が無収差になるように設計されていたとしても、拡大倍率が大きくなるほど、それに比例して主レンズの残存収差を拡大し画質を劣化させている。例えば拡大倍率が2倍であった場合は、単純にコマ収差や倍率色収差等の横収差は2倍に拡大され、画質が劣化する。また、球面収差や像面湾曲そして軸上色収差等の縦収差は、拡大倍率の自乗倍、つまりこの場合は4倍に拡大される。しかし、リアアタッチメントレンズの場合主レンズのFナンバーも2倍に拡大、つまり暗くなるため、単位焦点深度当たりの収差は結局は2倍に拡大され低下していくことになる。
特にリアアタッチメントレンズを使用することの多い望遠レンズでは、焦点距離が伸びるに従って、色収差が低下する傾向にある。そして、従来リアアタッチメントレンズを装着した際には、特に拡大された倍率色収差が画質劣化の主原因となっていた。この倍率色収差を良好に補正するためにリアアタッチメントレンズに強い色収差補正能力を有する回折光学素子を用いる提案が知られている。
例えば、特許文献1では主レンズの像面側に装着し、主レンズの焦点距離を長焦点距離に拡大可能なリアアタッチメントレンズにおいて近軸軸上光線よりも瞳近軸光線のレンズ内を通過する位置が比較的高い像面側に回折光学素子を用いる例が開示されている。
特開平11−183800号公報
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、倍率色収差を補正するために回折面に比較的大きなパワーを与えている。そのため回折光学素子の格子数(格子壁面の数)が増え、格子壁面で発生する不要光が多くなる傾向にある。リアアタッチメントレンズに回折光学素子を用いた場合、回折面と像面が比較的近くに存在するため、回折光学素子の格子壁面で発生した不要光は像面に到達しやすい。像面に到達する不要光は画質の劣化を招くため好ましくない。回折光学素子を用いたリアアタッチメントレンズにおいて倍率色収差を始めとする諸収差を良好に補正しながら、かつ回折光学素子の格子壁面で発生する不要光も十分に低減させることは困難であった。
そこで、本発明の目的は、倍率色収差を始めとする諸収差が良好に補正された高性能なリアアタッチメントレンズを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、撮影光学系である主レンズの像面側に装着し、主レンズの焦点距離を長距離側に拡大可能なリアアタッチメントレンズにおいて、
前記リアアタッチメントレンズは屈折レンズと屈折レンズを接合した接合レンズを少なくとも一枚は有し、
前記接合レンズのうち最も物体側に配置された接合レンズの接合面に負のパワーを持つ回折光学素子を有することを特徴としている。
本発明によれば倍率色収差を始めとする諸収差が良好に補正された高性能なリアアタッチメントレンズを提供することができる。
実施例1のリアアタッチメントレンズの断面図 実施例2のリアアタッチメントレンズの断面図 実施例3のリアアタッチメントレンズの断面図 実施例4のリアアタッチメントレンズの断面図 実施例5のリアアタッチメントレンズの断面図 撮像光学系である主レンズの断面図 主レンズに実施例1のリアアタッチメントレンズを装着した際の断面図 主レンズに実施例1のリアアタッチメントレンズを装着した際の縦収差図(無限遠合焦時) 主レンズに実施例2のリアアタッチメントレンズを装着した際の縦収差図(無限遠合焦時) 主レンズに実施例3のリアアタッチメントレンズを装着した際の縦収差図(無限遠合焦時) 主レンズに実施例4のリアアタッチメントレンズを装着した際の縦収差図(無限遠合焦時) 主レンズに実施例5のリアアタッチメントレンズを装着した際の縦収差図(無限遠合焦時) 主レンズの無限遠合焦時の縦収差図 本発明に係わる回折光学素子の説明図 本発明に係わる回折光学素子の説明図 本発明に係わる回折光学素子の説明図 本発明に係わる図14の回折光学素子の回折効率の波長依存特性の説明図 本発明に係わる図15の回折光学素子の回折効率の波長依存特性の説明図 本発明に係わる図16の回折光学素子の回折効率の波長依存特性の説明図 本発明との比較例のリアアタッチメントレンズの断面図 主レンズに本発明との比較例のリアアタッチメントレンズを装着した際の縦収差図(無限遠合焦時)
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明のリアアタッチメントレンズは、撮影光学系である主レンズの像面側に装着し、主レンズの焦点距離を長距離側に拡大する。
図1〜5は、本発明の実施形態にかかわるリアアタッチメントレンズの断面図である。
図6は、主レンズLMの断面図である。
図7は、主レンズLMに本発明の実施例1のリアアタッチメントレンズを装着した際の断面図である。
図8〜12は主レンズLMに本発明の実施例1〜5のリアアタッチメントレンズを装着した際の、無限遠に合焦時の縦収差図である。
図13は主レンズLMの無限遠に合焦時の縦収差図である。
図1〜7及び図20のレンズ断面図において左側が物体側(前方、拡大側)、右側が像側(後方、縮小側)である。LAはリアアタッチメントレンズ、LMは主レンズを表す。iを物体側から数えたレンズ群の順番とする時、Li(i=1,2,3,・・・)は第iレンズ群を表す。SPは開口絞りであり、IPは像面である。ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮像光学系として用いる際には像面はCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当する。また銀塩フィルムカメラ用として用いる際には、像面はフィルム面に相当する。OAは光軸を表す。さらにDOEは回折光学素子を表す。
図8〜13及び図21の収差図において、d、g、C、Fは各々d線、g線、C線、F線を表す。ΔM、ΔSはそれぞれd線のメリディオナル像面、サジタル像面を表す。また歪曲収差はd線によって表している。またFnoはFナンバー、ωは半画角である。
各実施例のリアアタッチメントレンズは屈折レンズ同士の接合レンズを少なくとも1枚は有している。そしてその接合レンズのうち最も物体側に配置された物の接合面に負のパワーを持つ回折光学素子を設けている。したがって回折光学素子のパワーをφDOEとした時に、φDOEは負の値となる。
回折光学素子のパワーφDOEについて説明する。回折光学素子の位相差関数Φ(r,m)は光路差関数Ψ(r)を用いて以下の式で表される。
Φ(r,m)=(2π/mλ)×Ψ(r) ・・・(a)
Ψ(r)=C×r+C4×r+C×r+・・・+C2n×r2n ・・・(b)
なお、ここでmは回折次数、λは基準波長であり、rは光軸からの距離である。またC2i(i=1,2,・・・,n)は第2i次の位相係数である。このとき、任意の波長λ、任意の回折次数mに対する回折光学素子のパワーφDOEは以下の式で表される
φDOE=−2×C×m×λ/λ0 ・・・(c)
次に回折光学素子を用いた場合の色収差補正について説明する。一般に、硝材やプラスチック等の屈折材料のアッベ数νdと部分分散比θgFはd線、g線、C線、F線における屈折率をそれぞれN、N、N、Nとした時に以下の式で表される。
νd=(N−1)/(N−N) ・・・(d)
θgF=(N−N)/(N−N) ・・・(e)
一方、回折光学素子のアッベ数νdDOEと部分分散比θgFDOEはd線、g線、C線、F線の各波長をλ、λ、λ、λとした時に以下の式で表される。
νdDOE=λ/(λ−λ) ・・・(f)
θgFDOE=(λ−λ)/(λ−λ) ・・・(g)
これにより計算するとνdDOE=−3.45、θgFDOE=0.296となり、一般的な光学材料である硝材と比べると、強い異常分散性を持ち高い色収差補正能力を有することがわかる。
また、光学系の色収差は軸上色収差係数Lと倍率色収差係数Tを用いて以下のように表すことができる。
L=Σh ×φ/ν (j=1,2,・・・,k) ・・・(h)
T=Σh×H×φ/ν (j=1,2,・・・,k) ・・・(i)
ここでh、H、φ、νはそれぞれ光学系中の第j面における、近軸軸上光線の高さ、瞳近軸光線の高さ、屈折力、アッベ数である。上述の式(h)及び(i)は光学系中に回折光学素子が存在する場合にも成り立ち、φ、νjにそれぞれφDOEとνdDOEの値を代入すれば良い。
リアアタッチメントレンズ中に回折光学素子を配置して倍率色収差補正を行う場合について以下で説明する。
一般的にリアアタッチメントレンズ中には開口絞りはなく装着する主レンズ中に開口絞りが存在する。したがってリアアタッチメントレンズの中では近軸軸上光線の高さhも瞳近軸光線の高さHも常に正の値を取る。リアアタッチメントレンズ全系の屈折力は本質的に負であり、一般的な光学材料のアッベ数νdは常に正の値を取るため、リアアタッチメントレンズ中の前述の式(i)で表される倍率色収差係数は負の値を取りやすい。リアアタッチメントレンズ中に回折光学素子を配置した場合、回折光学素子のアッベ数は負の値を取るため、パワーφDOEも負にすれば、回折光学素子部分の倍率色収差係数は正となり、他の部分で発生する倍率色収差を低減することができる。回折光学素子のパワーが正であれば倍率色収差を低減させることができずに好ましくない。
次に回折光学素子を配置する位置についても説明する。前述の式(i)からわかるように各面で発生する倍率色収差係数は近軸軸上光線の通過する高さhと瞳近軸光線の通過高さHの積に依存する。つまり、回折光学素子を配置する場所としてはhとHの積が比較的大きくなる所であればより少ないパワーを回折光学素子に与えるだけで倍率色収差を低減することができ望ましい。しかし、リアアタッチメントレンズ中では近軸軸上光線の高さhは物体側から像面に向かって減少していくのに対して、瞳近軸光線の高さHは増加していく傾向にある。したがって、リアアタッチメントレンズ中ではhとHの積の値は大きくは変わらず、回折光学素子のパワーが同じであればどこに配置しても倍率色収差補正効果に大差はない。このように近軸的には回折光学素子のパワーが同じであれば、リアアタッチメントレンズ中のどこに回折光学素子を配置しても大差はないが、ここで同じパワーの回折光学素子をリアアタッチメントレンズの物体側と像側に配置した場合について考える。
リアアタッチメントレンズの物体側では当然瞳近軸光線の高さHは低く、近軸軸上光線の高さhは高い。像面側に配置した場合は逆になる。倍率色収差の低減を考える場合、前述の式(a)及び(b)で表される位相差関数Φ(r,m)及び光路差関数Ψ(r)中の光軸からの距離rは、瞳近軸光線の高さHで考えることもできる。今、回折光学素子のパワーが同じ場合を考えているので、単純化のために物体側と像側に配置した回折光学素子の位相係数C2iの値が全て同じでm=1(1次の回折)とする。この場合、光軸からの距離rの値が大きければ当然Φ(r,m)及びΨ(r)の絶対値は大きくなる傾向にある。Φ(r,m)やΨ(r)の値が大きいということは、回折光学素子を構成する回折格子の数もしくは輪帯数が多くなることに相当する。そして、画質を劣化させる原因となる不要光を発生させる格子壁面の数も多くなることになる。したがって、不要光を低減させるためには回折光学素子のパワーが同じ場合でも、格子壁面の数がより少なくなる物体側に回折光学素子を配置する方が好ましい。また、逆に考えると回折格子の数もしくは輪帯数の数が同じであれば、物体側にリアアタッチメントレンズを配置した方が回折光学素子にパワーをつけられることになり、その分倍率色収差をより良好に補正することができて好ましい。
また回折光学素子は防塵性、組立作業性、機械強度を向上させるためには、接合面に配置することが好ましい。
したがって、リアアタッチメントレンズにおいては、負のパワーを持つ回折光学素子を最も物体側の接合面に配置することが、倍率色収差の低減、不要光の低減、防塵性や組立作業性の面から好ましい。
また、各実施例のリアアタッチメントレンズは、回折光学素子の有効径内における光軸からの距離rの位置での前述の式(b)で表される光路差関数の絶対値の最大値を|Ψmax(r)|とした時に以下の条件を満足することを特徴としている。
|Ψmax(r)|/(587.6×10−6) < 13 ・・・(1)
上記の式(1)の左辺は光路差をd線の波長で割ったものであり回折光学素子の輪帯数に相当する量である。輪帯数が多ければ当然回折格子の格子壁面の数も多くなり、格子壁面で発生する不要光の画質への影響が多くなる。式(1)の範囲内であれば、輪帯数そして格子壁面の数が増えすぎず、不要光の画質への影響も実用上問題ないレベルに抑えることができる。式(1)の上限を超えると不要光が多くなり好ましくない。
なお式(1)は有効径内の輪帯数で表しているが、回折光学素子において、組み付け誤差等を考慮して有効径外にも輪帯及び格子壁面が存在する場合がある。この場合有効径外の輪帯に付随した格子壁面によっても不要光が発生し画質に影響を及ぼす可能性がある。したがって、回折光学素子の外径内において格子壁面の数が上記式(1)の上限を超えなければ、有効径内外の格子壁面による不要光の影響も抑えられてなお好ましい。
さらに式(1)は以下の範囲とすることがより好ましい。
2 < |Ψmax(r)|/(587.6×10−6) < 13 ・・・(1a)
式(1a)の下限を下回ると、回折光学素子による色収差補正効果を十分に発揮できないので好ましくない。
さらに、各実施例のリアアタッチメントレンズはリアアタッチメントレンズ全系の焦点距離をfとした時に、以下の条件を満足することを特徴としている。
50 < |1/(φDOE×f)| ・・・(2)
上記の式(2)の左辺は、全系の焦点距離の逆数つまり全系の屈折力と回折光学素子のパワーの比を表している。式(2)の下限を下回ると、相対的に回折光学素子のパワーが強くなり、画質に影響を及ぼす不要光を発生しやすくなる。また倍率色収差以外の収差、特に軸上色収差を低下させてしまうため好ましくない。
さらに式(2)は以下の範囲とすることがより好ましい。
50 < |1/(φDOE×f)| < 120 ・・・(2a)
式(2a)の上限を上回ると、相対的に回折光学素子のパワーが弱くなり、十分な色収差補正効果を発揮できないので好ましくない。
また、各実施例のリアアタッチメントレンズは物体側から順に正の屈折力を有する第1群とその像側に配置され負の屈折力を有する第2群とその像側に配置される第3群から成っている。このような構成とすることで色収差を始めとする諸収差を良好に補正することができる。
以下、図1を参照して、本発明の第1の実施例による、リアアタッチメントレンズについて説明する。図1のリアアタッチメントレンズは物体側から順に正の屈折力を有する第1群、負の屈折力を有する第2群、正の屈折力を有する第3群から成っている。第1群は負レンズと正レンズの接合レンズから成り、その接合面に回折光学素子を有している。第2群は2枚の負レンズと1枚の正レンズの3枚接合レンズから成り、第3群は2組正レンズと負レンズの接合レンズから成る。実施例1の回折光学素子のパワーφDOEは−1.041×10−4であり、前述の式(1)で表される数値は5.85である。また全系の焦点距離fは−109.09である。さらに前述の式(2)で表される数値は88.02となる。
実施例1ではリアアタッチメントレンズの最も物体側の接合レンズの接合面に回折光学素子を配置することで、不要光の原因となる格子壁面の数を低減させながら図8の収差図からわかるように倍率色収差を良好に補正できている。
以下、図2を参照して、本発明の第2の実施例による、リアアタッチメントレンズについて説明する。図2のリアアタッチメントレンズは物体側から順に正の屈折力を有する第1群、負の屈折力を有する第2群、正の屈折力を有する第3群から成っている。第1群は負レンズと正レンズの接合レンズから成り、その接合面に回折光学素子を有している。第2群は2枚の負レンズと1枚の正レンズの3枚接合レンズから成り、第3群は正の単レンズと正レンズと負レンズの接合レンズから成る。実施例2の回折光学素子のパワーφDOEは−1.734×10−4であり、前述の式(1)で表される数値は12.01である。また全系の焦点距離fは−113.54である。さらに前述の式(2)で表される数値は50.78となる。
実施例2ではリアアタッチメントレンズの最も物体側の接合レンズの接合面に回折光学素子を配置することで、不要光の原因となる格子壁面の数を低減させながら図9の収差図からわかるように倍率色収差を良好に補正できている。
以下、図3を参照して、本発明の第3の実施例による、リアアタッチメントレンズについて説明する。図3のリアアタッチメントレンズは物体側から順に正の屈折力を有する第1群、負の屈折力を有する第2群、正の屈折力を有する第3群から成っている。第1群は負レンズと正レンズの接合レンズから成り、その接合面に回折光学素子を有している。第2群は2枚の負レンズと1枚の正レンズの3枚接合レンズから成り、第3群は2枚の負レンズと正レンズから成る。実施例3の回折光学素子のパワーφDOEは−1.901×10−4であり、前述の式(1)で表される数値は7.59である。また全系の焦点距離fは−91.08である。さらに前述の式(2)で表される数値は57.74となる。
実施例3ではリアアタッチメントレンズの最も物体側の接合レンズの接合面に回折光学素子を配置することで、不要光の原因となる格子壁面の数を低減させながら図10の収差図からわかるように倍率色収差を良好に補正できている。
以下、図4を参照して、本発明の第4の実施例による、リアアタッチメントレンズについて説明する。図4のリアアタッチメントレンズは物体側から順に正の屈折力を有する第1群、負の屈折力を有する第2群、正の屈折力を有する第3群から成っている。第1群は負レンズと正レンズの接合レンズから成り、その接合面に回折光学素子を有している。第2群は2枚の負レンズと1枚の正レンズの3枚接合レンズから成り、第3群は2枚の負レンズと2枚の正レンズから成る。実施例4の回折光学素子のパワーφDOEは−1.696×10−4であり、前述の式(1)で表される数値は7.86である。また全系の焦点距離fは−107.51である。さらに前述の式(2)で表される数値は54.84なる。
実施例4ではリアアタッチメントレンズの最も物体側の接合レンズの接合面に回折光学素子を配置することで、不要光の原因となる格子壁面の数を低減させながら図11の収差図からわかるように倍率色収差を良好に補正できている。
以下、図5を参照して、本発明の第5の実施例による、リアアタッチメントレンズについて説明する。図5のリアアタッチメントレンズは物体側から順に正の屈折力を有する第1群、負の屈折力を有する第2群、正の屈折力を有する第3群から成っている。第1群は負レンズと正レンズの接合レンズから成り、その接合面に回折光学素子を有している。第2群は2枚の負レンズと1枚の正レンズの3枚接合レンズから成り、第3群は正レンズと負レンズの接合レンズと正レンズから成る。実施例5の回折光学素子のパワーφDOEは−9.492×10−5であり、前述の式(1)で表される数値は4.00である。また全系の焦点距離fは−140.96である。さらに前述の式(2)で表される数値は74.74となる。
実施例5ではリアアタッチメントレンズの最も物体側の接合レンズの接合面に回折光学素子を配置することで、不要光の原因となる格子壁面の数を低減させながら図12の収差図からわかるように倍率色収差を良好に補正できている。
なお、各実施例において回折光の設計次数mは1であり設計波長λ0はd線の波長(587.56nm)である。さらに、各実施例において回折光学素子には光軸からの距離rの4乗以降の項を用いた非球面効果を持たせて、色収差以外の球面収差、コマ収差、像面湾曲等の諸収差も良好に補正している。
以上のように各実施例によれば、倍率色収差を始めとする諸収差が良好に補正された高性能なリアアタッチメントレンズを得ることができる。
次に、撮像光学系である主レンズの例について説明する。図6の主レンズLMはリアアタッチメントレンズを装着する主レンズの一例であり、焦点距離293.76mm、Fナンバー2.91の望遠レンズである。この望遠レンズは正の屈折力を有する第1群と負の屈折力を有する第2群と正の屈折力を有する第3群からなる。またこのレンズの第2群はフォーカス群であり、物体距離が無限から至近に近づくにつれて像面側に移動する。なおこの主レンズは本発明のリアアタッチメントレンズが装着されるレンズの一例であり、これに限定するものではない。
ここで、各実施例のリアアタッチメントレンズ内に配置された回折光学素子の構成について説明する。各実施例のリアアタッチメントレンズ内に配置された回折光学素子は光軸に対して回転対称な回折格子から成っている。
回折光学素子を構成する回折光学部の構成としては、図14に示すような空気層を挟んで2つの回折格子を積層した2積層構成のものや、同じく図15に示すような空気層を挟んで3つの回折格子を積層した3積層構成のものが適用できる。
更に、図16に示すような格子部の格子厚が同一の2つの回折格子を密着した密着2層構成のもの等が適用可能である。
図14の回折光学素子1は、基材(例えばレンズ)4上に紫外線硬化樹脂からなる第1の回折格子6を形成して、第1の素子部2を構成している。又、もう1つの基材(例えばレンズ)5上に前記と異なる紫外線硬化樹脂からなる第2の回折格子7を形成して、第2の素子部3を構成している。そして第1、第2の素子部2、3を空気層8を介して近接配置した構成になっている。
第1、第2の回折格子6、7で回折光学部(回折光学面)を構成している。これら第1、第2の素子部2、3を合わせて、1つの回折光学素子としての働きをなしている。この時、第1の回折格子6の格子部6aの格子厚はd1、第2の回折格子7の格子部7aの格子厚はd2である。
格子部6a、7aの向きは、第1の回折格子6は上から下に向かうに連れ、格子部6aの格子厚が単調減少するが、一方第2の回折格子7は上から下に向かうに連れ、格子部7aの格子厚が単調増加する方向である。また、図14に示したように入射光を左側から入れると、右斜め下方向に進むのが1次光であり、直進するのが0次光である。
図17は、図14に示す2積層構成の回折光学部における設計次数である1次回折光及び設計次数±1次である0次回折光、2次回折光の回折効率の波長依存特性である。1次項の回折効率は図の左側の縦軸で、0次光、2次光の回折効率は図の右側の縦軸で表している。
なお素子構成としては、第1の回折格子6の材料は(nd,νd)=(1.636,22.8)で格子部6aの格子厚d1=7.88μmである。第2の回折格子7の材料は(nd,νd)=(1.524,51.6)で格子部7aの格子厚d2=10.71μmである。空気間隔D=1.5μmとしている。
図17からわかるように、設計次数光(1次光)の回折効率は使用波長全域で約90%以上の高い回折効率で、不要回折次数光(0、2次光)の回折効率も使用波長全域で約5%以下と抑制されている。
図15の回折光学素子は、基材4上に紫外線硬化樹脂からなる第1の回折格子6を形成して第1の素子部2を構成している。もう1つの基材5上に前記と同じ紫外線硬化樹脂からなる第2の回折格子7を形成した後、その上に異なる紫外線効果樹脂から成る第3の回折格子9を形成し素子部3としている。そして第1の素子部2と第2の素子部3を、空気層8を介して近接配置させている。これら3つの回折格子6、7、9を合わせて、1つの回折光学部(回折光学面)としての働きをなしている。この時、第1の回折格子6の格子部6aの格子厚はd1である。第2、第3の回折格子7、9の格子部7a、9aの格子厚はd2である。格子部の向きは、第1の回折格子6及び第2の回折格子7とも上から下に向かうに連れ格子厚が単調増加する方向である。
なお、第3の回折格子9は第2の回折格子7と逆である。また、図15に示したように入射光を左側から入れると、右斜め下方向に進むのが1次光であり、直進するのが0次光である。
図18は、図15に示す3積層構成の回折光学部における設計次数である1次回折光及び設計次数±1次である0次回折光、2次回折光の回折効率の波長依存特性である。1次項の回折効率は図の左側の縦軸で、0次光、2次光の回折効率は図の右側の縦軸で表している。
なお素子構成としては、第1の回折格子6の材料は(nd,νd)=(1.636,22.8)で、格子部6aの格子厚d1=2.83μmである。第2、第3の回折格子7、9の材料は(nd2−1,νd2−1)=(1.524,51.6)と(nd3−2,νd3−2)=(1.636,22.8)で格子部7a、9aの格子厚d2=7.88μmで、空気間隔D=1.5μmとしている。
図18からわかるように、図17と同様に設計次数光(1次光)の回折効率は使用波長全域で約90%以上の高い回折効率で、不要回折次数光(0、2次光)の回折効率も使用波長全域で約5%以下と抑制されている。
図16の回折光学素子は、基材4上に紫外線硬化樹脂からなる第1の回折格子6を形成して第1の素子部2を構成している。もう1つの基材5上に前記と異なる紫外線硬化樹脂からなる第2の回折格子7を形成して、第2の素子部3を構成している。第1、第2の回折格子6、7の格子部6a、7aの格子厚は同じ格子厚dであり、図16の回折光学素子は双方を密着させた構成になっている。
これら2つの回折格子を合わせて、1つの回折光学部(回折光学面)としての働きをなしている。格子部6a、7aの格子の向きは、第1の回折格子6は上から下に向かうに連れ格子厚が単調増加するが、一方第2の回折格子7は上から下に向かうに連れ格子厚が単調減少する方向である。また、図16に示したように入射光を左側から入れると、右斜め下方向に進むのが1次光であり、直進するのが0次光である。
図19は、図16に示す密着2層構成の回折光学部における設計次数である1次回折光及び設計次数±1次である0次回折光、2次回折光の回折効率の波長依存特性を示す。1次項の回折効率は図の左側の縦軸で、0次光、2次光の回折効率は図の右側の縦軸で表している。
因みに素子構成としては、第1の回折格子6の材料は(nd,νd)=(1.567,46.6)で、第2の回折格子7の材料は(nd,νd)=(1.504,16.3)である。格子部6a、7aは同一の格子厚d=9.29μmとしている。
図19からわかるように、図17、図18より設計次数光(1次光)の回折効率は使用波長全域で約99.5%以上のかなり高い回折効率で、不要回折次数光(0、2次光)の回折効率も使用波長全域で約0.05%以下とかなり抑制されている。
前述のように、本発明に用いる回折光学素子について説明したが、回折効率等の基本性能が前述の回折光学部と同等以上であれば、これらの構成に限定されるものではない。
各実施例における回折光学素子の製法としては、バイナリオプティクス形状をフォトレジストにより直接レンズ表面(基板)に回折光学部を成形して形成する方法がある。この方法によって作成した型を用いるレプリカ成形やモールド成形を行う方法が適用可能である。また、鋸状形状のキノフォームにすれば、回折効率が上がり、理想値に近い回折効率が期待できる。
なお、図14〜図16の回折光学素子は間に空気層を挟むかどうかに関わらず、2つ以上の向かい合う回折格子の山、谷の周期構造から成っている。これは図14及び図16の回折光学素子では6aと7aの回折格子の周期構造であり、図15の回折光学素子では6a、7a及び9aの周期構造がこれにあたる。図14〜図16のどのタイプの回折光学素子においても、周期構造の繰り返しパターンの最小単位が一つの輪帯にあたり、周期構造の繰り返しの数だけ輪帯が存在することになる。したがって回折光学素子内の壁面数もこの周期構造の繰り返しの数に付随したものとなる。したがって図14〜図16のどのタイプの回折光学素子においても前述の式(1)で表される輪帯数はこの周期構造の繰り返しの数となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
以下、数値実施例1〜5のリアアタッチメントレンズの具体的な数値データを表1〜5に示す。また主レンズの具体的な数値データを表6に示す。それぞれの光学系において面番号は物体側から順に数えている。Rは曲率半径、Dは面間隔、Nd、νdはそれぞれd線に対する屈折率、アッベ数を表す。
また、各実施例において回折面は面番号の後に(回折)と記している。さらに前述の(a)式の位相差関数の位相係数を与えることで表している。
なお、各位相係数における「E±XX」は「×10±XX」を意味している。
さらに、表7に前述の条件式(1)〜(2)に相当する数値を示す。
なお、数値実施例1〜5において、主レンズLMの最も像側の面からリアアタッチメントレンズLAの最も物体側の面までの光軸上の空気間隔は4.79mmに設定して収差図を出している。
また図20及び図21に、本発明との比較として、最も像側に配置された接合レンズの接合面に負のパワーを持つ回折光学素子を配置した例の、断面図と無限遠合焦時の収差図を示す。
また表8に本発明との比較として、最も像側に配置された接合レンズの接合面に負のパワーを持つ回折光学素子を配置した例の具体的データを示す。
図20のリアアタッチメントレンズは物体側から順に正の屈折力を有する第1群、負の屈折力を有する第2群、正の屈折力を有する第3群から成っている。第1群は負レンズと正レンズの接合レンズから成り、第2群は2枚の負レンズと1枚の正レンズの3枚接合レンズから成る。第3群は正の単レンズと負レンズと正レンズの接合レンズから成り、その接合面に負のパワーを持つ回折光学素子を有する。この比較例の回折光学素子のパワーφDOEは−1.775×10−4であり、前述の式(1)で表される数値は27.00である。この比較例では、前記実施例2と同程度まで色収差を補正できているが、最も像側の接合面に回折光学素子を配置しているため、実施例2と比べて回折光学素子のパワーφDOEは小さいにも関わらず輪帯数は27と多い。当然壁面の数も多くなる。したがって格子壁面で発生する不要光によるフレアもその分だけ多くなる。また、回折光学素子が比較的像面の近くに配置されているため発生した不要光は像面に容易に到達し、結局、この比較例では不要光によるフレアは実用上適さないレベルとなる。
なお、この比較例において、主レンズLMの最も像側の面からリアアタッチメントレンズLAの最も物体側の面までの光軸上の空気間隔も4.79に設定して収差図を出している。
[表1]
数値実施例1
単位 mm

面番号 R D Nd νd 光線有効径
1 113.892 2.00 1.83481 42.7 26.80
2(回折)25.983 7.85 1.62588 35.7 24.99
3 -67.284 5.65 23.84
4 -60.089 1.30 1.77250 49.6 20.02
5 17.466 10.44 1.61340 44.3 20.34
6 -24.323 1.30 1.83481 42.7 21.35
7 87.254 0.40 22.72
8 44.837 11.12 1.51823 58.9 23.79
9 -19.027 1.60 1.59282 68.7 25.26
10 -160.145 3.34 27.41
11 -34.313 1.80 1.84666 23.8 27.89
12 -60.205 5.90 1.61340 44.3 29.83
13 -24.949

非球面データ

第2面(回折面)
C2=5.20727E-05 C4=-3.42127E-07 C6=2.60440E-09 C8=-2.46989E-11
C10=7.98709E-14 C12=-8.63214E-18 C14=2.76153E-18 C16=-2.49418E-20
C18=7.81422E-23 C20=-7.15033E-26

各種データ
焦点距離 -109.09
拡大倍率 2.00
前側主点位置 -5.50
後側主点位置 -55.66

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -40.580
2 2 31.050
3 4 -17.390
4 5 18.310
5 6 -22.660
6 8 27.410
7 9 -36.580
8 11 -97.340
9 12 65.300
[表2]
数値実施例2
単位 mm

面番号 R D Nd νd 光線有効径
1 202.352 1.80 1.83481 42.7 27.00
2(回折)42.651 5.80 1.58144 40.8 25.00
3 -56.713 7.22 25.00
4 -42.867 1.40 1.77250 49.6 25.00
5 16.108 14.18 1.65412 39.7 25.00
6 -16.476 1.40 1.80400 46.6 25.00
7 74.883 0.15 26.00
8 50.297 5.27 1.51742 52.4 28.00
9 -74.572 3.05 29.00
10 -33.884 1.40 1.84666 23.9 30.00
11 -71.275 7.21 1.51742 52.4 32.00
12 -22.626

非球面データ

第2面(回折面)
C2=8.67244E-05 C4=-2.80246E-07 C6=7.90635E-10 C8=-7.10862E-12
C10=1.72704E-14 C12=0.00000E+00 C14=0.00000E+00 C16=.00000E+00
C18=.00000E+00 C20=.00000E+00

各種データ
焦点距離 -113.54
拡大倍率 2.00
前側主点位置 -7.74
後側主点位置 -56.17

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -64.350
2 2 43.090
3 4 -15.000
4 5 15.040
5 6 -16.680
6 8 58.900
7 10 -77.620
8 11 60.990
[表3]
数値実施例3
単位 mm

面番号 R D Nd νd 光線有効径
1 77.804 1.40 1.83481 42.7 26.56
2(回折)20.736 10.33 1.59551 39.2 24.59
3 -50.273 2.48 22.98
4 -59.688 1.40 1.77250 49.6 20.36
5 15.398 15.98 1.65412 39.7 20.61
6 -13.867 1.20 1.77250 49.6 21.82
7 -78.061 1.68 23.60
8 -33.806 1.60 1.84666 23.9 23.74
9 117.641 0.15 26.06
10 88.456 10.83 1.61340 44.3 26.67
11 -21.668 0.15 29.15
12 -55.705 1.70 1.59240 68.3 28.86
13 2290.478

非球面データ

第2面(回折面)
C2=9.50688E-05 C4=-4.15251E-07 C6=-1.81183E-09 C8=1.44538E-11
C10=-5.91010E-14 C12=0.00000E+00 C14=0.00000E+00 C16=0.00000E+00
C18=0.00000E+00 C20=0.00000E+00

各種データ
焦点距離 -91.08
拡大倍率 2.00
前側主点位置 3.55
後側主点位置 -33.47

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -34.030
2 2 26.190
3 4 -15.720
4 5 14.230
5 6 -22.010
6 8 -30.870
7 10 29.480
8 12 -94.200
[表4]
数値実施例4
単位 mm

面番号 R D Nd νd 光線有効径
1 96.755 2.30 1.83481 42.7 26.68
2(回折)21.265 6.72 1.59551 39.2 24.45
3 -60.976 4.87 23.96
4 -65.610 1.40 1.77250 49.6 20.29
5 15.299 15.85 1.65412 39.7 20.75
6 -15.639 1.20 1.77250 49.6 22.33
7 -126.455 0.76 24.10
8 -68.311 4.34 1.69895 30.1 24.21
9 -32.298 0.87 25.36
10 -26.914 1.60 1.84666 23.9 25.39
11 112.870 0.60 28.42
12 104.771 10.36 1.65412 39.7 29.55
13 -23.750 0.150 31.600
14 -169.907 1.7 1.7725 49.6 31.3
15 205.093

非球面データ

第2面(回折面)
C2=8.48072E-05 C4=-2.82766E-07 C6=-1.17467E-09 C8=4.91580E-13
C10=1.02029E-14 C12=0.00000E+00 C14=0.00000E+00 C16=0.00000E+00
C18=0.00000E+00 C20=0.00000E+00

各種データ
焦点距離 -107.51
拡大倍率 2.00
前側主点位置 -4.65
後側主点位置 -49.84

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -32.920
2 2 27.430
3 4 -15.940
4 5 14.830
5 6 -23.210
6 8 83.510
7 10 -25.530
8 12 30.570
9 14 -120.050
[表5]
数値実施例5
単位 mm

面番号 R D Nd νd 光線有効径
1 71.979 1.50 1.83481 42.7 26.55
2(回折)27.102 6.87 1.62588 35.7 24.98
3 -105.936 6.31 23.71
4 -81.798 1.30 1.83481 42.7 19.37
5 15.104 13.72 1.65412 39.7 19.41
6 -18.107 1.30 1.80400 46.6 20.81
7 43.325 2.34 22.60
8 47.406 7.77 1.58144 40.8 25.75
9 -28.366 1.60 2.00069 25.5 26.83
10 -113.449 2.38 29.02
11 -43.631 9.91 1.61340 44.3 29.63
12 -23.457 33.88

非球面データ

第2面(回折面)
C2=4.74615E-05 C4=-1.28576E-07 C6=-4.26971E-09 C8=5.08563E-11
C10=-1.24307E-13 C12=-6.94536E-16 C14=-2.14585E-18 C16=-6.52855E-20
C18=1.35899E-21 C20=-4.80003E-24

各種データ
焦点距離 -140.96
拡大倍率 2.00
前側主点位置 -21.44
後側主点位置 -89.82

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -52.610
2 2 35.300
3 4 -15.180
4 5 15.050
5 6 -15.730
6 8 31.720
7 9 -38.160
8 11 69.680
[表6]
主レンズ
単位 mm

面番号 R D Nd νd 光線有効径
1 ∞ 5.00 1.51633 64.1 102.97
2 ∞ 1.00 102.49
3 136.414 18.29 1.49700 81.5 100.93
4 -330.549 9.99 99.68
5 94.444 12.19 1.49700 81.5 86.04
6 1409.657 3.01 84.31
7 -405.730 5.38 1.80400 46.6 84.09
8 111.785 4.60 77.66
9 71.868 14.00 1.43387 95.1 75.91
10 -2718.032 2.67 74.53
11 50.736 6.01 1.48749 70.2 64.26
12 39.142 24.53 57.33
13 285.337 5.090 1.847 23.900 48.000
14 -123.824 2.50 1.91082 35.3 47.28
15 97.713 40.91 44.53
16(絞り) ∞ 9.00 33.42
17 600.000 2.00 1.80518 25.4 31.51
18 48.590 5.35 1.88300 40.8 31.87
19 -407.733 1.50 31.98
20 136.413 4.37 1.84666 23.9 32.04
21 -109.939 1.80 1.61772 49.8 31.82
22 50.452 3.69 30.99
23 -150.663 1.80 1.80400 46.6 31.06
24 72.080 3.69 31.83
25 134.438 8.00 1.80000 29.8 33.77
26 -38.407 2.00 1.84666 23.9 34.55
27 -293.784 7.26 36.17
28 75.902 6.00 1.60311 60.6 40.86
29 -651.564 8.00 41.01
30 ∞ 2.00 1.51633 64.1 50.00
31 ∞ 50.00

各種データ
焦点距離 293.76
Fナンバー 2.91
画角(ω)° 4.21
像高 21.64
レンズ全長 275.41
BF 53.79

入射瞳位置 476.54
射出瞳位置 -67.24
前側主点位置 57.35
後側主点位置 -239.97

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 0.000
2 3 196.850
3 5 203.050
4 7 -108.500
5 9 161.620
6 11 -423.230
7 13 102.580
8 14 -59.640
9 17 -65.770
10 18 49.440
11 20 72.490
12 21 -55.740
13 23 -60.420
14 25 38.130
15 26 -52.370
16 28 113.070
17 30 0.000
[表8]
比較例
単位 mm

面番号 R D Nd νd 光線有効径
1 142.389 1.50 1.83481 42.7 27.00
2 24.692 8.30 1.59551 39.2 25.00
3 -53.884 6.66 25.00
4 -44.305 1.40 1.77250 49.6 25.00
5 17.546 10.83 1.65412 39.7 25.00
6 -22.834 1.40 1.80400 46.6 25.00
7 80.000 0.15 26.00
8 46.257 4.20 1.65412 39.7 28.00
9 -350.772 4.95 29.00
10 -40.039 1.40 1.84666 23.9 30.00
11(回折)-169.197 7.11 1.51742 52.4 32.00
12 -24.598

非球面データ

第11面(回折面)
C2=8.87474E-05 C4=-1.62581E-07 C6=8.08851E-10 C8=-3.25158E-12
C10=3.81518E-15 C12=0.00000E+00 C14=0.00000E+00 C16=0.00000E+00
C18=0.00000E+00 C20=0.00000E+00

各種データ
焦点距離 -103.91
拡大倍率 2.00
前側主点位置 -2.93
後側主点位置 -46.56

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -35.990
2 2 29.600
3 4 -16.110
4 5 16.970
5 6 -21.960
6 8 62.740
7 10 -61.570
8 11 55.190
LA リアアタッチメントレンズ
LM 主レンズ
L1 光学系の第1群
L2 光学系の第2群
L3 光学系の第3群
DOE 回折光学素子
OA 光軸
SP 開口絞り
IP 像面
d d線
g g線
C C線
F F線
ΔM メリディオナル像面
ΔS サジタル像面
1:回折光学素子
2:第1の素子部
3:第2の素子部
4:第1の素子部を形成する基材
5:第2の素子部を形成する基材
6:第1の回折格子
7:第2の回折格子
8:空気層
9:第3の回折格子
D:空気間隔
d1:第1の回折格子の格子部の格子厚
d2:第2の回折格子の格子部の格子厚

Claims (5)

  1. 撮影光学系である主レンズの像面側に装着し、主レンズの焦点距離を長距離側に拡大可能なリアアタッチメントレンズにおいて、
    前記リアアタッチメントレンズは屈折レンズと屈折レンズを接合した接合レンズを少なくとも一枚は有し、
    前記接合レンズのうち最も物体側に配置された接合レンズの接合面に負のパワーを持つ回折光学素子を有することを特徴とするリアアタッチメントレンズ。
  2. 前記回折光学素子の有効径内における光軸からの距離rの位置での光路差関数の絶対値の最大値を|Ψmax(r)|とした時に以下の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のリアアタッチメントレンズ。
    |Ψmax(r)|/(587.6×10−6) < 13
  3. 前記リアアタッチメントレンズ全系の焦点距離をfとした時に、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のリアアタッチメントレンズ。
    50 < |1/(φDOE×f)|
  4. 物体側より順に正の屈折力を有する第1群とその像側に配置され負の屈折力を有する第2群とその像側に配置される後群を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のリアアタッチメントレンズ。
  5. 前記第1群は負レンズと正レンズの接合レンズからなり、前記第2群は2枚の負レンズと1枚の正レンズの3枚接合レンズからなり、前記第3群は少なくとも1枚の正レンズと負レンズを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のリアアタッチメントレンズ。
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