JP2018060094A - コンバータレンズおよびそれを有する撮像装置 - Google Patents

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剛一 佐久間
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【課題】 マスターレンズの焦点距離の変換とバックフォーカス拡張機能を有し、良好な光学性能を達成したコンバータレンズを提供する。【解決手段】 撮像用のマスターレンズの像側に配置されるコンバータレンズは、5枚以上のレンズで構成され、非球面を含み、前記コンバータレンズに含まれる負レンズを構成する材料の中で最も小さなアッベ数をνnminとしたとき、10<νnmin<35を満足することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、マスターレンズ系の像側に着脱可能に取り付けられ、全系の焦点距離を変位させてイメージサイズ変換を行うと共に、所定のバックフォーカスを確保しながら、小型で良好な光学性能をもつリアコンバータレンズに関するものである。
従来、放送用テレビカメラ、映画用カメラ、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、監視用カメラ、銀塩写真用カメラ等では、交換レンズと撮像装置の間に配し、交換レンズの焦点距離を長焦点化するコンバータレンズが知られている。また、異なるカメラフォーマットに対応することが可能となるコンバータレンズが知られている。(特許文献1、2)
特許文献1〜2では、色分解光学系を持つ2/3インチフォーマットカメラ専用レンズと撮像装置の間に配することで、スーパー35mmフォーマットカメラに取り付け可能となるコンバータレンズを提案している。
特開2014−170043号公報 特開2015−225204号公報
近年、テレビカメラや映画用カメラ、写真用カメラ、ビデオカメラ等の撮像装置は、高画素・高感度が望まれている。高画素化を実現するためには画素ピッチを細かくする必要があるが、これは高感度化に反するものとなり、結果大きな撮像素子を搭載した撮像装置が要求されている。一方で、ユーザーとしては既存の交換レンズ資産を利用したいという要望がある。そのため、例えば2/3インチフォーマットの交換レンズを、より大きい撮像素子を有した撮像装置に用いたいというニーズが強い。この場合、交換レンズと撮像素子の間に、交換レンズの焦点距離を長焦点化させる光学系を配置し、交換レンズのイメージサイズを拡大させる必要がある。また、小さなセンサーサイズの交換レンズのフランジバックは、より大きいセンサーサイズの交換レンズのフランジバックに比べて一般に短くなっているため、バックフォーカスの拡張も同時に必要となる。また、コンバータレンズは、交換レンズと撮像装置の間に配置されるため、全長を長くしないように、可能な限り小型であることが望ましい。
しかしながら、特許文献1、特許文献2のコンバータレンズを交換レンズに装着した場合、交換レンズが対応するセンサーサイズの変換は可能なものの、装着後のバックフォーカスは元のバックフォーカスからほとんど変化しない、または減少しており、よりバックフォーカスの長いカメラシステムに対しては適用できない。一方、レンズ枚数も多く、コンバータレンズの長さも長くなっている。
そこで本発明は、バックフォーカスを拡大させながら異なるフォーマットの交換レンズと撮像装置を組み合わせて使用でき、且つ、小型化と高い光学性能を両立したコンバータレンズの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のコンバータレンズは、撮像用のマスターレンズの像側に配置されるコンバータレンズであって、5枚以上のレンズで構成され、非球面を含み、コンバータレンズの負レンズの中で最も小さなアッベ数をνnminとしたとき、
10<νnmin<35
を満足することを特徴とする。
本発明によれば、マスターレンズの焦点距離を変位させると共に、マスターレンズのバックフォーカスを拡大する機能を有し、良好な光学性能を有したコンバータレンズが得られる。
数値実施例1の無限遠物体に合焦したときの(A)レンズ断面図、(B)コンバータレンズのみのレンズ断面図 数値実施例1の無限遠物体に合焦したときの収差図 数値実施例2の無限遠物体に合焦したときの(A)レンズ断面図、(B)コンバータレンズのみのレンズ断面図 数値実施例2の無限遠物体に合焦したときの収差図 数値実施例3の無限遠物体に合焦したときの(A)レンズ断面図、(B)コンバータレンズのみのレンズ断面図 数値実施例3の無限遠物体に合焦したときの収差図 数値実施例4の無限遠物体に合焦したときの(A)レンズ断面図、(B)コンバータレンズのみのレンズ断面図 数値実施例4の無限遠物体に合焦したときの収差図 数値実施例5の無限遠物体に合焦したときの(A)レンズ断面図、(B)コンバータレンズのみのレンズ断面図 数値実施例5の無限遠物体に合焦したときの収差図 マスターレンズの無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図 マスターレンズの無限遠物体に合焦したときの収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下に、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
本発明のコンバータレンズは、撮像用のマスターレンズの像側に配置されるコンバータレンズである。
図1(A)は本発明の実施例1(数値実施例1)のコンバータレンズに撮影用のマスターレンズ光学系を取り付け無限遠に合焦しているときのレンズ断面図である。マスターレンズ光学系は複数のレンズ群からなるズームレンズであって、所定レンズ群の間隔を変化させることでズームを行っている。(B)は本発明の実施例1(数値実施例1)のコンバータレンズのみのレンズ断面図である。像面の位置はマスターレンズ光学系に取り付けたときの位置を空気換算間隔で示している。
図2は実施例1(数値実施例1)の収差図である。但し、収差図は無限遠に合焦しているときを図示している。また、焦点距離は数値実施例の値をmm単位で表したときの値である。これは以下の各実施例において全て同じである。
図3、5、7、9はそれぞれ実施例2〜5(数値実施例2〜5)における、(A)コンバータレンズに撮影用のマスターレンズ光学系を取り付け無限遠に合焦しているときのレンズ断面図、(B)コンバータレンズのみのレンズ断面図である。図4、6、8、10は実施例2〜5(数値実施例2〜5)の無限遠に合焦しているときの各収差図である。図11はマスターレンズの断面図であり、図12はマスターレンズの収差図である。図13は本発明の撮像装置の要部概略図である。
各レンズ断面図において、左方が被写体(物体)側(前方)で、且つ、撮像光学系側であり、右方が像側(後方)である。レンズ断面図において、MSは撮影用のマスターレンズ光学系であり、CVはマスターレンズ光学系と撮像面の間に配するコンバータレンズである。DGは、色分解光学系、フィルタに相当するガラスブロックである。IPは撮像面であり、光学系で形成された像を受光し、光電変換する固体撮像素子(光電変換素子)等の撮像面に相当している。
収差図において、実線はe線,二点鎖線はg線、一点鎖線はC線、間隔の長い点線はF線のメリディオナル光線である。間隔の短い点線はe線のサジタル光線である。ωは半画角、FnoはFナンバーである。
本発明のコンバータレンズは、撮像用のマスターレンズの像側に配置され、5枚以上のレンズで構成され、非球面を含み、コンバータレンズの負レンズの中で最も小さいアッベ数をνnminとしたとき、
10<νnmin<35 ・・・(1)
なる条件を満足している。
5枚以上のレンズで構成し、適切な収差分担を行うことで諸収差を良好に補正している。また、マスターレンズのバックフォーカス拡張には、コンバータレンズの主点を物体側に押し出すことが有効となる。このため、強いパワーの負レンズを物体寄りに配置する必要があるが、前記負レンズのレンズ面は曲率半径が小さくなるため、諸収差、特に球面収差、コマ収差の発生が大きくなる。非球面を導入することで、収差補正のために必要なレンズ枚数が少なくなり、小型化が可能となる。
条件式(1)は全ての負レンズの中で最も大きな分散を持つ負レンズのアッベ数を規定している。大きな分散をもつ硝材は一般に屈折率が高く、1次の色収差補正のため、正レンズにも分散が大きく、屈折率の高い硝材を選択可能となる。各レンズでの球面収差発生量を低減できるため、収差補正に必要なレンズ枚数が少なくなり、更には各レンズのレンズ面の曲率半径も緩くなるため全長(コンバータレンズの最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの距離)の短縮も可能となる。また、バックフォーカス拡張のためにコンバータレンズの主点を物体側に押し出す構成では、コンバータレンズ中の像面側で軸外光線の高さが高くなり、かつ像面側では正のパワーが強くなる。従って、短波長領域の光線はアンダー側に寄る傾向がある。条件式(1)の範囲の硝材は一般に部分分散比が大きく、特に像面寄りの負レンズの硝材に使用することで、倍率色収差の2次の色収差補正を良好に行うことができる。
条件式(1)の上限を超えると、負レンズの分散が過小となるため、倍率色収差の補正不足となり、更には必要なレンズ枚数が増え、大型化してしまう。条件式(1)の下限を超えると、負レンズが十分なパワーを持つことができず、軸上色収差と倍率色収差の双方を補正することが困難となる。
本発明のコンバータレンズにおいて、更に好ましくは、最も物体側に負レンズを有し、前記負レンズの焦点距離をf1、光軸上でコンバータレンズの第一面(最も物体側のレンズの物体側面)から物点までの距離xとしたとき
−2.5<f1/x<−0.5 ・・・(2)
なる条件を満足するのが良い。
条件式(2)において、前記コンバータレンズをマスターレンズに対して装着した場合、距離xはコンバータレンズ光学系の屈折力を持つレンズのうち最も物体側のレンズ面頂点から、マスターレンズ単独での像点までの空気換算距離に等しい。つまり、距離xはマスターレンズ単独での空気換算のバックフォーカスと、マスターレンズの最も像側のレンズ面からコンバータレンズの最も物体側のレンズ面までの空気換算距離との差に等しい。
条件式(2)を満たすことにより、マスターレンズにコンバータレンズを装着した際のバックフォーカス拡張に適した構成としている。条件式(2)の上限を超えると、最も物体側のレンズの負の屈折力が過小となり、バックフォーカスを十分に拡張することが困難となる。条件式(2)の下限を超えると、最も物体側のレンズの負の屈折力が過大となり、該レンズで発生した諸収差の補正が困難となる。
また、前記コンバータレンズにおいて、屈折力をもつ最も物体側のレンズよりも更に物体側や、屈折力をもつ最も像側のレンズよりも更に像側に、実質的に屈折力を持たないフィルタ等を追加しても良い。
本発明のコンバータレンズにおいて、更に好ましくは、コンバータレンズに含まれる負レンズを構成する材料のうち、最も小さなアッベ数の材料で構成された負レンズを除いた、残りの負レンズの材料のアッベ数平均値をνnrmnとしたとき、
1.5<νnrmn/νnmin<3.5 ・・・(3)
なる条件を満足するのが良い。
条件式(3)を満たすことにより、諸収差を抑えながら軸上色収差と倍率色収差を良好に補正することができる。条件式(3)の上限を超えると、アッベ数が大きく、かつ屈折率の低い硝材を用いた負レンズを多く配置することとなり、低屈折率のレンズを多用することになるため球面収差の良好な補正が困難となる。条件式(3)の下限を超えると、コンバータレンズ中の負レンズのアッベ数の差を十分つけられず、軸上光線と軸外光線の高さの差が大きい像寄り位置で倍率色収差の補正に有効な硝材選択ができなくなり、軸上色収差と倍率色収差を共に良好に補正することが困難となる。
本発明のコンバータレンズにおいて、更に好ましくはコンバータレンズの最終面からコンバータレンズの像点までの距離をyとしたとき、
1.3<y/x<3.0 ・・・(4)
なる条件を満足するのが良い。距離yはマスターレンズにコンバータレンズを装着したときの空気換算のバックフォーカスに等しい。
条件式(4)を満たすことにより、マスターレンズが対応するセンサーサイズの変換時に、十分なバックフォーカスを確保することが可能となる。条件式(4)の上限を超えると、マスターレンズのバックフォーカス拡張に必要なレンズ枚数が増え、小型化が困難となる。更には、コンバータレンズ内の特に負レンズのパワーが大きくなり、特に軸外諸収差を良好に補正することが困難となる。条件式(4)の下限を超えるとセンサーサイズ変換で必要となるバックフォーカスを十分に確保できない。
本発明のコンバータレンズにおいて、更に好ましくは、コンバータレンズをマスターレンズに装着したとき、前記マスターレンズと前記コンバータレンズの合成焦点距離が、前記マスターレンズの焦点距離よりも長くなることが望ましい。
前記マスターレンズと前記コンバータレンズの合成焦点距離が前記マスターレンズの焦点距離よりも短くなる場合には、前記マスターレンズのバックフォーカスを拡大しながら焦点距離を短縮することとなり、前記コンバータレンズ光学系内のレンズのパワーが大きくなりすぎるため発生する諸収差を良好に補正することが困難となる。
更に本発明のコンバータレンズの横倍率をβとしたとき、
1.5<β<4.5 ・・・(5)
なる条件を満足するのが良い。
条件式(5)を満たすことにより、マスターレンズのバックフォーカス拡張に適したレンズ構成とすることができる。条件式(5)の上限を超えると、バックフォーカス拡張と同時に横倍率も大きくするため、十分な周辺光量の確保のためには像面寄りのレンズ径が大きくなり、特にコマ収差・色収差を良好に補正することが困難となる。条件式(5)の下限を超えると、バックフォーカスの拡大と同時に横倍率が比較的小さな値となるため、前記コンバータレンズ光学系内のレンズのパワーが大きくなり、諸収差を良好に補正することが困難となる。
本発明のコンバータレンズにおいて、更に好ましくは、最も物体側に配置されたレンズの物体側及び像側のレンズ面の曲率半径をそれぞれR11、R12としたとき
−5.0<(R12+R11)/(R12−R11)<−1.0 ・・・(6)
なる条件を満足するのが良い。
条件式(6)を満たすことにより、諸収差を抑制した上でコンパクトな構成とすることができる。条件式(6)の上限を超えると、最も物体側の面に入射する軸外光線の入射角がきつくなり過ぎ、軸外諸収差を抑制することが困難となる。条件式(6)の下限を超えると、最も物体側のレンズで負のパワーを大きくしにくくなり、バックフォーカスの拡大に不利な構成となるため好ましくない。
本発明のコンバータレンズにおいて、更に好ましくは、前記コンバータレンズに含まれる正レンズを構成する材料のアッベ数の平均値をνpave、前記コンバータレンズに含まれる負レンズを構成する材料のアッベ数の平均値をνnaveとしたとき、
0.7<νpave/νnave<1.3 ・・・(7)
なる条件を満足するのが良い。
条件式(7)を満たすことにより、色収差・像面湾曲の良好な補正が可能となる。条件式(7)の上限を超えると、特に物体寄りに配置された負レンズで発生する色収差が過大となり、良好な補正が難しくなる。条件式(7)の下限を超えると、正レンズでアッベ数の小さな硝材を使用することとなるが、このような硝材は一般に屈折率が高くペッツバール和の補正が困難となり、像面湾曲を良好に補正できない。
本発明のコンバータレンズにおいて、更に好ましくは、前記コンバータレンズの全厚(光軸上での最も物体側のレンズ面頂点から最も像側のレンズ面頂点までの距離)をdとしたとき、
0.4<d/x<1.5 ・・・(8)
なる条件を満足するのが良い。
条件式(8)を満たすことにより、諸収差を抑制した上で小型化を達成できる。条件式(8)の上限を超えると、前記コンバータレンズの全長に対して光軸上でのコンバータレンズの第一面から物点までの距離xが小さくなることとなる。マスターレンズからの光束が収束に近づいた部分にコンバータレンズを配置することとなるため、特に物体側の負レンズで発生する色収差を十分に低減できなくなる。条件式(8)の下限を超えると、全長が短くなるため、使用できるレンズ枚数が少なくなり、特に色収差の低減が困難となるため好ましくない。
本発明のコンバータレンズにおいて、更に好ましくは、コンバータレンズに含まれる正レンズを構成する材料のうち、最も屈折率の小さいものをNpmin、前記コンバータレンズに含まれる負レンズを構成する材料のうち、最も屈折率の大きいものをNnmaxとしたとき、
0.65<Npmin/Nnmax<0.90 ・・・(9)
なる条件を満足するのが良い。
コンバータレンズは、イメージサイズ変換のため全体として負の屈折力となりやすく、ペッツバール和が負に大きくなりやすい。このため、条件式(9)を満たすことでペッツバール和補正のための収差分担を行っている。
条件式(9)の上限を超えると、ペッツバール和が負に大きくなるため、像面湾曲を良好に補正することができない。条件式(9)の下限を超えると、特に最も物体側のレンズで高分散材料を使用する必要が生じ、該レンズで発生する色収差を良好に補正することが困難となる。
本発明のコンバータレンズにおいて、更に好ましくは、前記コンバータレンズの最も物体側のレンズは像面側に凹の形状となるのが良い。マスターレンズのバックフォーカス拡張のためには物体寄りで軸上及び軸外光線を発散させる必要があり、最も物体側のレンズの像面側を凹の形状として光線を発散させる機能を付与することで、バックフォーカスの拡張に適した構成としている。
本発明のコンバータレンズにおいて、更に好ましくは、コンバータレンズに含まれる負レンズのうちでは、最も像側の負レンズが最も小さいアッベ数を有するのが良い。軸上光線と軸外光線の高さが大きく異なる像面側に分散の大きいレンズを配置することで、倍率色収差を良好に補正できる構成としている。
本発明のコンバータレンズにおいて、更に好ましくは、少なくとも1枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズを接合した接合レンズを、2組以上有するのが良い。色収差補正に有効な接合レンズを2組有することで、軸上色収差、倍率色収差を共に良好に補正している。
更に好ましくは条件式(1)乃至(9)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
15<νnmin<30 ・・・(1a)
−1.9<f1/x<−0.6 ・・・(2a)
1.7<νnrmn/νnmin<3.2 ・・・(3a)
1.3<y/x<2.8 ・・・(4a)
1.5<β<3.0 ・・・(5a)
−4.5<(R12+R11)/(R12−R11)<−1.1 ・・・(6a)
0.8<νpave/νnave<1.2 ・・・(7a)
0.5<d/x<1.3 ・・・(8a)
0.68<Npmin/Nnmax<0.82 ・・・(9a)
ここで、本実施例で用いている光学素子(レンズ)の材料のアッベ数νdは次の通りである。フラウンフォーファ線の、F線(486.1nm)、d線(587.6nm)、C線(656.3nm)に対する屈折率をそれぞれNF、Nd、NCとする。アッベ数νdは(a)式で定義される。
νd=(Nd−1)/(NF−NC) ・・・(a)
本発明で用いるレンズ材料のアッべ数νdは、それぞれ対象となるレンズの材料特性に関して(a)式で算出した値を採用する。
次に各実施例のマスターレンズ光学系の特徴について説明する。
第1レンズ面〜第19レンズ面がズーミングに際し固定のレンズ群であり、第7レンズ面〜第11レンズ面までがフォーカシングに際し光軸に沿って移動する。第20レンズ面〜第27レンズ面と第28レンズ面〜第38レンズ面の2つのレンズ群がズーミングに際し各々光軸に沿って移動する。第39レンズ面〜第55レンズ面がズーミングに際し固定のレンズ群であり、絞りは第39レンズ面である。第56レンズ面〜第58レンズ面がカメラ内部のプリズム等に相当する。
次に各実施例のレンズ構成の特徴について説明する。
実施例1において、コンバータレンズは第56レンズ面〜第65レンズ面である。表1に示すように数値実施例1は条件式(1)〜(9)のいずれの条件式も満足しており、結像倍率は1.60倍である。且つ、諸収差を良好に補正した高い光学性能を得ている。
実施例2において、コンバータレンズは第56レンズ面〜第65レンズ面である。表1に示すように数値実施例2は条件式(1)〜(9)のいずれの条件式も満足しており、結像倍率は1.68倍である。且つ、諸収差を良好に補正した高い光学性能を得ている。
実施例3において、コンバータレンズは第56レンズ面〜第65レンズ面である。表1に示すように数値実施例3は条件式(1)〜(9)のいずれの条件式も満足しており、結像倍率は1.70倍である。且つ、諸収差を良好に補正した高い光学性能を得ている。
実施例4において、コンバータレンズは第56レンズ面〜第65レンズ面である。表1に示すように数値実施例4は条件式(1)〜(9)のいずれの条件式も満足しており、結像倍率は1.70倍である。且つ、諸収差を良好に補正した高い光学性能を得ている。
実施例5において、コンバータレンズは第56レンズ面〜第63レンズ面である。表1に示すように数値実施例5は条件式(1)〜(9)のいずれの条件式も満足しており、結像倍率は1.80倍である。且つ、諸収差を良好に補正した高い光学性能を得ている。
各実施例の収差図においては、コンバータレンズの結像倍率に応じてスケールを変更している。
以上のように各実施例によれば、各レンズ群の屈折力配置や非球面配置等を適切に規定している。これにより、小型化で、且つ諸収差を良好に補正したコンバータレンズを得ている。
図13は実施例1〜5のコンバータレンズとマスターレンズ光学系を撮影光学系として用いた撮像装置(カメラシステム)の要部概略図である。図13において102は実施例1〜5のいずれかのコンバータレンズである。101はマスターレンズ光学系、124はカメラである。コンバータレンズ102はカメラ124に対して着脱可能となっており、マスターレンズ光学系101はコンバータレンズ102に着脱可能になっている。125はカメラ124にコンバータレンズ102とマスターレンズ光学系101を装着することで構成される撮像装置である。
マスターレンズ光学系101は第1レンズ群F、変倍部LZ、結像用の最終レンズ群Rを有している。
変倍部LZは変倍のために光軸上を移動するレンズ群が含まれている。SPは開口絞りである。114、115は各々第1レンズ群F、変倍部LZを光軸方向に駆動するヘリコイドやカム等の駆動機構である。
116〜118は駆動機構114、115および開口絞りSPを電動駆動するモータ(駆動手段)である。119〜121は、第1レンズ群Fや変倍部LZの光軸上の位置や、開口絞りSPの絞り径を検出するためのエンコーダやポテンショメータ、あるいはフォトセンサ等の検出器である。カメラ124において、109はカメラ124内の光学フィルタに相当するガラスブロック、110はマスターレンズ光学系101とコンバータレンズ102によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。
また、111、122はカメラ124、コンバータレンズ102及びマスターレンズ光学系101の各種の駆動を制御するCPUである。このように本発明のコンバータレンズをカメラに適用することにより、高い光学性能を有する撮像装置を実現している。
尚、図13ではコンバータレンズを着脱可能な構成としたが撮像装置内部に配置しても同様の効果が得られるため構わない。また、本発明のコンバータレンズはマスターレンズと色分解光学系を有する撮像装置の間に配置されるようにしても本発明の効果を享受することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
以下に本発明の実施例に対応する数値実施例を示す。各数値実施例においていずれも、iは物体側からの面の順序を示し、riは物体側より第i番目の面の曲率半径、diは物体側より第i番目の面と第i+1番目の面との間隔、ndi、νdiは第i番目の面と第i+1番目の面との間の光学部材(光学媒体)の屈折率とアッベ数である。BFは空気換算のバックフォーカスである。最後の3つの面は、フィルタ等のガラスブロックである。
非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向を正とし、Rを近軸曲率半径、kを円錐常数、A4、A6、A8、A10をそれぞれ非球面係数としたとき、次式で表している。また、「e−Z」は「×10−Z」を意味する。
Figure 2018060094
<マスターレンズ>
単位 mm

面データ
面番号i ri di ndi vdi 有効径
1* 17634.271 4.70 1.69680 55.5 183.19
2 109.899 46.92 152.38
3 -201.325 4.50 1.69680 55.5 151.93
4 1829.577 0.15 155.00
5 283.523 12.64 1.80518 25.4 158.03
6 2167.464 5.15 157.76
7 -2805.896 18.49 1.48749 70.2 157.47
8 -196.467 0.20 157.29
9 -1000.469 4.40 1.80518 25.4 149.49
10 603.998 16.55 1.48749 70.2 146.78
11 -307.782 32.56 146.03
12 315.156 17.48 1.48749 70.2 155.94
13 -596.320 0.15 156.09
14 191.137 4.40 1.80518 25.4 155.18
15 118.065 0.39 149.21
16 119.291 35.44 1.48749 70.2 149.24
17 -534.941 0.15 148.58
18* 200.940 12.13 1.62041 60.3 141.59
19 826.607 (可変) 140.30
20 129.425 1.50 1.88300 40.8 52.29
21 64.705 6.90 48.69
22 -200.592 1.50 1.72916 54.7 47.84
23 41.776 10.46 1.84666 23.8 43.43
24 -106.134 1.50 1.72916 54.7 42.53
25 86.715 6.25 41.00
26 -81.264 1.50 1.88300 40.8 40.91
27 227.627 (可変) 41.93
28 600.754 6.75 1.62041 60.3 51.99
29 -114.148 0.15 52.85
30 117.668 11.71 1.48749 70.2 53.85
31 -75.558 0.09 53.66
32 -76.874 1.60 1.80518 25.4 53.57
33 -134.820 0.15 53.89
34 86.226 1.60 1.80518 25.4 52.65
35 48.805 10.30 1.48749 70.2 50.88
36 2324.271 0.15 50.18
37 94.553 6.65 1.62041 60.3 49.18
38 -6865.358 (可変) 47.86
39(絞り) ∞ 3.42 29.98
40 -46.195 1.50 1.77250 49.6 29.29
41 36.572 7.11 1.78472 25.7 28.98
42 -43.549 1.50 1.77250 49.6 28.89
43 69.864 5.93 28.57
44 -41.024 19.74 1.77250 49.6 28.98
45 -41.228 8.40 37.08
46 -195.562 4.78 1.62041 60.3 37.58
47 -59.391 0.20 37.84
48 277.984 1.80 1.88300 40.8 36.81
49 37.998 7.73 1.48749 70.2 35.68
50 -82.491 0.20 35.71
51 81.354 8.17 1.48749 70.2 34.96
52 -31.106 1.80 1.83400 37.2 34.70
53 -201.103 0.20 35.02
54 180.091 6.65 1.48749 70.2 34.93
55 -40.373 2.00 34.74
56 ∞ 33.00 1.60859 46.4 60.00
57 ∞ 13.20 1.51633 64.2 60.00
58 ∞ 12.00 60.00
像面 ∞
非球面データ
第1面
K = 1.68492e+004 A 4= 2.64785e-008 A 6=-1.47610e-012 A 8= 8.96960e-017 A10=-3.30657e-021

第18面
K =-1.44619e-001 A 4=-7.46282e-009 A 6=-2.04300e-013 A 8= 1.70939e-017 A10=-3.75331e-021

焦点距離 6.70
Fナンバー 1.50
半画角 39.38
像高 5.50
レンズ全長 589.19
BF 46.17

d19 3.93
d27 173.49
d38 1.30
d58 15.00

入射瞳位置 107.96
射出瞳位置 331.64
前側主点位置 114.80
後側主点位置 8.30

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 120.59 216.39 131.11 72.76
2 20 -30.00 29.61 13.82 -6.54
3 28 50.00 39.16 11.50 -15.21
4 39 40.05 127.33 45.82 13.33

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -158.05
2 3 -258.94
3 5 400.19
4 7 430.89
5 9 -462.89
6 10 419.32
7 12 424.19
8 14 -390.58
9 16 203.02
10 18 423.07
11 20 -147.30
12 22 -47.09
13 23 36.24
14 24 -64.95
15 26 -67.27
16 28 154.56
17 30 95.98
18 32 -222.86
19 34 -141.09
20 35 101.76
21 37 149.80
22 40 -26.09
23 41 26.13
24 42 -34.36
25 44 258.69
26 46 135.12
27 48 -49.73
28 49 54.33
29 51 47.13
30 52 -44.05
31 54 68.10
32 56 0.00
33 57 0.00

<数値実施例1>
単位 mm

面データ
面番号i ri di ndi vdi 有効径
56* 135.282 1.50 1.43875 94.7 30.10
57 23.086 10.00 27.89
58 -34.727 1.20 1.72916 54.7 27.90
59 53.329 6.86 1.59270 35.3 29.60
60 -88.568 1.31 30.78
61 60.819 5.30 1.51742 52.4 33.05
62 -90.837 0.30 32.99
63 55.279 7.10 1.48749 70.2 32.71
64 -48.704 1.20 2.00100 29.1 32.31
65 -104.920 20.52 32.47
66 ∞ 40.00 1.60859 46.4 40.00
67 ∞ 10.00 1.51633 64.2 40.00
68 ∞ 10.00 40.00
像面 ∞

非球面データ
第56面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.26669e-006 A 6= 2.05581e-010 A 8= 1.01230e-012

焦点距離 10.72
Fナンバー 2.40
半画角 39.38
像高 8.80
レンズ全長 642.31
BF 61.93

入射瞳位置 107.96
射出瞳位置 4223.64
前側主点位置 118.70
後側主点位置 -0.72

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
32 56 -63.55
33 58 -28.55
34 59 56.81
35 61 70.94
36 63 54.15
37 64 -91.06
38 66 0.00
39 67 0.00
<数値実施例2>
単位 mm

面データ
面番号i ri di ndi vdi 有効径
56 165.815 1.50 1.49700 81.5 30.52
57 32.689 3.79 28.74
58 184.285 1.20 1.95375 32.3 28.84
59 24.349 7.57 1.78472 25.7 28.71
60* -88.512 2.48 28.80
61 -57.891 8.24 1.61405 55.0 28.33
62 -22.581 1.20 1.95375 32.3 28.20
63 -847.965 0.30 29.44
64 60.632 5.35 1.57135 53.0 30.67
65 -51.023 16.00 30.72
66 ∞ 45.00 1.60859 46.4 40.00
67 ∞ 5.00 1.51633 64.2 40.00
68 ∞ 10.00 40.00
像面 ∞

非球面データ
第60面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.98949e-006 A 6=-1.83412e-009 A 8=-3.62132e-012

焦点距離 11.26
Fナンバー 2.52
半画角 26.04
像高 5.50
レンズ全長 634.45
BF 57.21

入射瞳位置 107.96
射出瞳位置 -344.61
前側主点位置 118.86
後側主点位置 -1.26

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
32 56 -81.99
33 58 -29.31
34 59 24.85
35 61 55.13
36 62 -24.16
37 64 49.13
38 66 0.00
39 67 0.00
<数値実施例3>
単位 mm

面データ
面番号i ri di ndi vdi 有効径
56 125.661 1.50 1.72916 54.7 30.40
57 27.772 5.49 28.73
58 -243.713 1.20 1.81600 46.6 28.97
59 30.698 7.63 1.76182 26.5 29.56
60 -820.991 0.30 30.12
61 241.663 6.55 1.80518 25.4 30.79
62 -34.812 1.20 1.95906 17.5 30.32
63 -159.688 0.88 29.91
64 41.434 5.83 1.51742 52.4 30.42
65* 200.041 15.00 29.96
66 ∞ 50.00 1.60859 46.4 40.00
67 ∞ 5.00 1.51633 64.2 40.00
68 ∞ 16.97 40.00
像面 ∞

非球面データ

第65面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.20182e-006 A 6= 7.57491e-010 A 8=-4.01062e-012

焦点距離 11.39
Fナンバー 2.55
半画角 39.38
像高 9.35
レンズ全長 642.47
BF 66.28

入射瞳位置 107.96
射出瞳位置 -493.73
前側主点位置 119.09
後側主点位置 5.58

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
32 56 -49.00
33 58 -33.18
34 59 38.65
35 61 37.85
36 62 -46.02
37 64 99.29
<数値実施例4>
単位 mm

面データ
面番号i ri di ndi vdi 有効径
56 46.272 1.50 1.72916 54.7 29.67
57 23.564 8.67 27.59
58 -56.801 1.20 1.72916 54.7 27.78
59 34.535 5.76 1.66680 33.0 29.96
60 -191.106 0.51 30.85
61 36.410 8.02 1.57501 41.5 33.41
62 290.319 3.48 33.12
63 -137.020 4.75 1.51742 52.4 33.05
64 -36.559 1.20 1.95906 17.5 32.97
65* -51.958 5.00 33.52
66 ∞ 50.00 1.60859 46.4 40.00
67 ∞ 5.00 1.51633 64.2 40.00
68 ∞ 18.00 40.00
像面 ∞

非球面データ
第65面
K = 0.00000e+000 A 4=-6.84842e-008 A 6= 1.01061e-009 A 8=-9.64313e-013

焦点距離 11.39
Fナンバー 2.55
半画角 39.38
像高 9.35
レンズ全長 638.02
BF 57.32

入射瞳位置 107.96
射出瞳位置 -457.07
前側主点位置 119.07
後側主点位置 6.61

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
32 56 -67.45
33 58 -29.16
34 59 44.01
35 61 71.17
36 63 94.41
37 64 -131.99
38 66 0.00
39 67 0.00
<数値実施例5>
単位 mm

面データ
面番号i ri di ndi vdi 有効径
56 74.485 1.50 1.88300 40.8 30.45
57 28.399 5.84 28.77
58* -156.952 1.20 1.81600 46.6 29.15
59 27.006 8.00 1.76182 26.5 28.91
60 -146.338 0.30 28.88
61* 40.645 8.59 1.51742 52.4 29.31
62 -62.330 1.20 1.92286 18.9 28.59
63 -225.947 15.00 28.28
64 ∞ 55.00 1.60859 46.4 40.00
65 ∞ 5.00 1.51633 64.2 40.00
66 ∞ 15.49 40.00
像面 ∞

非球面データ

第58面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.25840e-006 A 6= 1.36667e-008 A 8=-1.60684e-011

第61面
K = 0.00000e+000 A 4= 9.34020e-006 A 6=-1.80054e-008 A 8= 2.46498e-011

焦点距離 12.06
Fナンバー 2.70
半画角 39.38
像高 9.90
レンズ全長 640.15
BF 67.91


入射瞳位置 107.96
射出瞳位置 -289.18
前側主点位置 119.54
後側主点位置 3.43

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
32 56 -52.48
33 58 -28.01
34 59 30.27
35 61 48.72
36 62 -92.46
37 64 0.00
38 65 0.00
Figure 2018060094
MS : マスターレンズ
CV : コンバータレンズ
DG : ガラスブロック

Claims (15)

  1. 撮像用のマスターレンズの像側に配置されるコンバータレンズであって、5枚以上のレンズで構成され、非球面を含み、前記コンバータレンズに含まれる負レンズを構成する材料の中で最も小さなアッベ数をνnminとしたとき、
    10<νnmin<35
    を満足することを特徴とするコンバータレンズ。
  2. 最も物体側に負の屈折力を持つレンズを有し、前記レンズの焦点距離をf1、光軸上での前記コンバータレンズの最も物体側の面から物点までの距離をxとしたとき、
    −2.5<f1/x<―0.5
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のコンバータレンズ。
  3. 前記コンバータレンズに含まれる負レンズのうち、最も小さなアッベ数の材料で構成された負レンズを除いた、残りの負レンズを構成する材料のアッベ数の平均値をνnrmnとしたとき、
    1.5<νnrmn/νnmin<3.5
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のコンバータレンズ。
  4. 光軸上で前記コンバータレンズの最も物体側の面から物点までの距離をx、前記コンバータレンズの最も像側の面から前記コンバータレンズの像点までの距離をyとしたとき、
    1.3<y/x< 3.0
    を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコンバータレンズ。
  5. 前記コンバータレンズを前記マスターレンズに装着したとき、前記マスターレンズと前記コンバータレンズの合成焦点距離が、前記マスターレンズの焦点距離よりも長くなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコンバータレンズ。
  6. 前記コンバータレンズを前記マスターレンズに取り付けたときの前記コンバータレンズの結像倍率をβとしたとき、
    1.5<β<4.5
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のコンバータレンズ。
  7. 前記コンバータレンズで最も物体側のレンズの物体側及び像側のレンズ面の曲率半径をそれぞれR11、R12としたとき
    −5.0<(R12+R11)/(R12−R11)<−1.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のコンバータレンズ。
  8. 前記コンバータレンズに含まれる正レンズを構成する材料のアッベ数の平均値をνpave、前記コンバータレンズに含まれる負レンズを構成する材料のアッベ数の平均値をνnaveとしたとき、
    0.7<νpave/νnave<1.3
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のコンバータレンズ。
  9. 前記コンバータレンズの光軸上での全厚をd、光軸上での前記コンバータレンズの最も物体側の面から物点までの距離をx、としたとき、
    0.4<d/x<1.5
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のコンバータレンズ。
  10. 前記コンバータレンズに含まれる正レンズを構成する材料のうち最も屈折率の小さいものをNpmin、前記コンバータレンズに含まれる負レンズを構成する材料のうち最も屈折率の大きいものをNnmaxとしたとき、
    0.65<Npmin/Nnmax<0.90
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のコンバータレンズ。
  11. 最も物体側のレンズは像面側に凹の形状であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のコンバータレンズ。
  12. 前記コンバータレンズに含まれる負レンズにおいては、最も像側に配置された負レンズが最も小さいアッベ数を有する、ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のコンバータレンズ。
  13. 正レンズと負レンズを含む接合レンズを、2つ以上有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のコンバータレンズ。
  14. 前記マスターレンズと色分解光学系を持つ撮像装置の間に配置されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載のコンバータレンズ。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載のコンバータレンズと固体撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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