JP2014145722A - 位置測定方法及び位置測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】超音波を用いた位置情報の測定において、搬送中のワーク及び当該ワークに対する作業を行う作業部の位置関係を精度良く測定すること。
【解決手段】位置測定装置100は、光学式の第1センサ12を用いてワークWの座標位置を測定する第1位置測定部15Aと、超音波式の第2センサ14を用いて超音波受信タイミングにおける作業部13の座標位置を測定する第2位置測定部15Bと、ワークWの座標位置のうち超音波受信タイミングの近傍のタイミングで測定された複数の座標位置を抽出する第1位置抽出部15Cと、これら複数のタイミングにおける座標位置から超音波受信タイミングにおけるワークWの座標位置を補間する第1位置補間部15Dと、を含んで構成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、ワーク及び当該ワークに対する作業を行う作業装置の位置を測定する位置測定方法及び位置測定装置に関する。
自動車等を代表とする工業製品は、コンベア等の搬送装置を用いて搬送されるワークに対して作業用ロボットが組み付け、塗装等の各種作業を順次行うことで製造される。このような製造工程では、作業用ロボットをワークに対して位置合わせする必要があり、ワーク及び作業用ロボットの位置情報を適切に測定することが望まれる。
作業用ロボットの位置情報を精度良く測定するする工夫として、例えば、特許文献1が知られている。特許文献1では、測定対象の周辺に複数の超音波送受信装置を設置し、これら複数の超音波送受信装置の間の伝搬速度から測定対象周辺の環境パラメータを取り込んだ上で、測定対象から送信される超音波の速度を算出することで、外乱(温度、湿度、風等)による超音波への影響を除外して作業用ロボットの位置情報を測定する。
特開2011−38799号公報
ところで、超音波方式による位置情報の検出では、超音波の到達時間の違いを利用して位置情報を測定するため、位置情報を出力したタイミングと、当該位置情報に実際に存在したタイミング(超音波受信タイミング)との関係が、一定にならない。
このようなタイミングの相違は、ワーク及び作業用ロボットのような2つ以上の物体の位置合わせを行う場合に問題となり、2つ以上の物体を精度高く位置合わせ可能な工夫が求められる。
本発明は、このような要求に鑑みてなされたものであり、搬送中のワーク及び当該ワークに対する作業を行う作業装置の位置関係を精度良く測定可能な位置測定方法及び位置測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、夫々が独立した動作を行う第1対象物(例えば、後述のワークW)又は第2対象物(例えば、後述の作業部13)の少なくとも一方の座標位置を超音波を用いて測定するとともに、前記第1対象物及び前記第2対象物の同時刻の位置関係を取得する位置測定方法において、一定時間間隔に設定されたサンプリング周期(例えば、後述の5ms)に基づき、前記第1対象物の座標位置を測定する第1位置測定工程と、前記第2対象物に設置された超音波発信機(例えば、後述の超音波発信装置141)から発信される超音波を固定位置に設けられた3つ以上の超音波受信機(例えば、後述の超音波受信装置142)が受信するまでの時間から、超音波受信タイミングにおける前記第2対象物の座標位置を測定する第2位置測定工程と、前記第1位置測定工程で測定した前記第1対象物の座標位置のうち、前記超音波受信タイミングの近傍のタイミングで測定された複数の座標位置を抽出する第1位置抽出工程と、前記第1位置抽出工程で抽出した前記複数の座標位置から前記超音波受信タイミングにおける前記第1対象物の座標位置を補間する第1位置補間工程と、を含むことを特徴とする。
このような位置測定方法では、第2対象物が座標位置に存在した超音波受信タイミングの近傍のタイミングで測定した第1対象物の座標位置を複数抽出し、これら複数の座標位置から超音波受信タイミングにおける第1対象物の座標位置を補間する。これにより、超音波受信タイミングにおける第1対象物及び第2対象物の座標位置を把握することができ、超音波受信タイミングが一定にならない超音波を用いた場合であっても、両対象物を精度良く位置合わせすることができる。
また、前記第2位置測定工程では、前記一定時間間隔とは異なる所定時間間隔に設定されたサンプリング周期(例えば、後述の20ms)に基づき、前記超音波受信タイミングにおける前記第2対象物の座標位置を測定し、前記第1位置抽出工程では、前記所定時間間隔において前記第1位置測定工程で測定された前記第1対象物の座標位置を、前記複数の座標位置として抽出することを特徴とする。
このような位置測定方法によれば、超音波受信タイミングの近傍のタイミングを予め設定しておくことができ、処理負担を軽減することができる。
また、前記第1位置抽出工程で抽出した前記複数の座標位置の中に、前記超音波受信タイミングよりも遅いタイミングで測定された座標位置がない場合に、測定済みの前記第1対象物の座標位置から、前記超音波受信タイミング後に前記第1位置測定工程で測定される前記第1対象物の座標位置を予測する第1位置予測工程、を更に含み、前記第1位置補間工程は、前記第1位置抽出工程で抽出した前記複数の座標位置、及び前記第1位置予測工程で予測した前記座標位置に基づいて、前記超音波受信タイミングにおける前記第1対象物の座標位置を補間することを特徴とする。
このような位置測定方法によれば、超音波受信タイミングに関わらず当該超音波受信タイミング前後の第1対象物の座標位置を取得することができ、両対象物を精度良く位置合わせすることができる。
また、夫々が独立した動作を行う第1対象物(例えば、後述のワークW)又は第2対象物(例えば、後述の作業部13)の少なくとも一方の座標位置を超音波を用いて測定するとともに、前記第1対象物及び前記第2対象物の同時刻の位置関係を取得する位置測定装置(例えば、後述の位置測定装置100)において、一定時間間隔に設定されたサンプリング周期(例えば、後述の5ms)に基づき、前記第1対象物の座標位置を測定する第1位置測定部(例えば、後述の第1センサ12、第1位置測定部15A)と、前記第2対象物に設置された超音波発信機(例えば、後述の超音波発信装置141)から発信される超音波を固定位置に設けられた3つ以上の超音波受信機(例えば、後述の超音波受信装置142)が受信するまでの時間から、超音波受信タイミングにおける前記第2対象物の座標位置を測定する第2位置測定部(例えば、後述の第2センサ14、後述の第2位置測定部15B)と、前記第1位置測定部が測定した前記第1対象物の座標位置のうち、前記超音波受信タイミングの近傍のタイミングで測定された複数の座標位置を抽出する第1位置抽出部(例えば、後述の第1位置抽出部)と、前記第1位置抽出部が抽出した前記複数の座標位置から前記超音波受信タイミングにおける前記第1対象物の座標位置を補間する第1位置補間部(例えば、後述の第1位置補間部)と、を含むことを特徴とする。
また、前記第2位置測定部は、前記一定時間間隔とは異なる所定時間間隔に設定されたサンプリング周期(例えば、後述の20ms)に基づき、前記超音波受信タイミングにおける前記第2対象物の座標位置を測定し、前記第1位置抽出部は、前記所定時間間隔において前記第1位置測定部で測定された前記第1対象物の座標位置を、前記複数の座標位置として抽出することを特徴とする。
また、前記第1位置抽出部が抽出した前記複数の座標位置の中に、前記超音波受信タイミングよりも遅いタイミングで測定された座標位置がない場合に、測定済みの前記第1対象物の座標位置から、前記超音波受信タイミング後に前記第1位置測定部が測定する前記第1対象物の座標位置を予測する第1位置予測部(例えば、後述の第1位置予測部15E)、を更に含み、前記第1位置補間部は、前記第1位置抽出部が抽出した前記複数の座標位置、及び前記第1位置予測部が予測した前記座標位置に基づいて、前記超音波受信タイミングにおける前記第1対象物の座標位置を補間することを特徴とする。
この位置測定装置によれば、上記の位置測定方法の発明と同様の効果がある。
本発明によれば、超音波を用いて作業装置の座標位置を測定しつつ、搬送中のワーク及び当該ワークに対する作業を行う作業装置の位置関係を精度良く測定することができる。
本発明に係る位置測定装置を用いた搬送システムの機能構成を示す機能ブロック図である。 上記搬送システムを模式的に示す模式図である。 超音波受信タイミングと位置情報を出力するタイミングとの関係を示す図である。 本発明に係る位置測定装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 超音波受信タイミンのワーク位置情報の補間を示す図である。 本発明に係る位置測定装置の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明に係る位置測定装置の処理の流れを示すフローチャートである。 上記搬送システムの側面図である。 搬送システムの平面図である。 搬送システムを構成する作業装置の側面図である。 搬送システムを構成する作業装置の背面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、図面は、符号の向きに見るものとする。
[搬送システム30の概略]
初めに、図1及び図2を参照して、本発明を実施する搬送システム30の概略について説明する。図1は、搬送システム30の機能構成を示す機能ブロック図であり、図2は、搬送システム30を模式的に示す模式図である。
図1を参照して、搬送システム30は、ワークWに対する作業を行う作業装置1と、ワークWを搬送するワーク搬送装置2と、を含んで構成される。
なお、以下に説明するように、本実施形態では、ワークWとして塗装工程が終了した自動車の車体を用い、ワーク搬送装置2としてワークWを上方から吊るして搬送するオーバーヘッドコンベアを用いることとしている。このとき、作業装置1は、ワーク搬送装置2が搬送するワークWから塗装のために仮付けしておいたドアを取り外す作業を行う。勿論、ワークW、ワーク搬送装置2及び/又はワークに対する作業の内容は、一例に過ぎずこれに限られるものではない。
図1に示すように作業装置1は、移動部11と、第1センサ12と、作業部13と、第2センサ14と、制御部15と、を含んで構成され、ワーク搬送装置2が搬送中のワークWに対して所定の作業を行う。
移動部11は、制御部15の制御に従い、ワークWの搬送方向に沿って移動する。このとき、移動部11は、ワークWの搬送速度と同速度でワークWの搬送方向に沿って移動、即ちワーク搬送装置2により搬送されるワークWと同期して移動する。特に、移動部11は、同期に際してワーク搬送装置2及びワークWと接触することなく非接触の状態でワークWと同期して移動する。
図2を参照して、移動部11は、例えば、ワークWの搬送方向に平行して設けられたレール112a,112b(図9等参照、以下、夫々を区別しない場合「レール112」と呼ぶ)を移動する台車111a,111bである。なお、本実施形態では、ワークW(車体)からドアを取り外す作業を行うため、ワークWの両側に2つの台車111a,111b(以下、夫々を区別しない場合「台車111」と呼ぶ)を用いることとしている。
第1センサ12は、一定時間間隔のサンプリング周期(例えば、5ms)でワーク搬送装置2により搬送されるワークWの位置情報(座標位置)を検出する。一例として、第1センサ12は、ワークWの任意の点の位置情報を検出する光学式のセンサ装置であり、制御部15と協働することで測定した位置情報の変化からワークWに生じた振動を検出する。
ここで、図2に示すように本実施形態ではワークWの底面の任意の位置P1,P2,P3(例えば、底面に設けられた溶接用穴部近傍の3箇所)の位置情報から底面中央部である位置Pの位置情報及び振動を検出する。そこで、本実施形態では、台車111の上面にセンサ装置121a,121b,121c(以下、夫々を区別しない場合「センサ装置121」と呼ぶ)を設置し、台車111と同期して移動するワークWの下方から位置P1,P2,P3(以下、夫々を区別しない場合「位置Pn」と呼ぶ)の位置情報を検出することとしている。一例として、台車111aには、搬送方向下流側の任意の位置に位置P1の位置情報を検出するセンサ装置121aを設置し、台車111bには、搬送方向下流側の任意の位置に位置P2の位置情報を検出するセンサ装置121b、搬送方向上流側の任意の位置に位置P3の位置情報を検出するセンサ装置121cを設置することとしている。
なお、ワークWに生じた振動を除外し作業を行うためには、3軸(X,Y,Z軸)の位置情報を検出することが好ましい。そのため、本実施形態では、センサ装置121として、位置PnのZ軸(垂直方向)の位置情報を検知するレーザー変位計、及び位置PnのX,Y軸(水平面)の位置情報を検知する2Dリアルタイムカメラを用いることとしている。
作業部13は、多関節マニピュレータにより構成される作業ロボットであり、制御部15の制御の下、ワークWに対して所定の作業を行う。また、作業部13は、移動部11の上面に設置され、移動部11の移動に伴いワークWと同期して搬送方向に移動する。
ここで、図2に示すように本実施形態では、作業部13はワークWからドアを取り外す作業を行うため、ワークWの片側に2つずつ計4つのロボット131a,131b,131c,131dを設置することとしている。即ち、台車111aには、ロボット131a,131bが設置され、台車111bには、ロボット131c,131dが設置される。なお、以下では、夫々を区別しない場合には単に「ロボット131」と呼ぶ。
第2センサ14は、所定時間間隔のサンプリング周期(例えば、20ms)で作業部13の位置情報(座標位置)を検出する。一例として、第2センサ14は、作業部13の位置情報を測定するセンサ装置であり、制御部15と協働することで検出した位置情報の変化から作業部13の先端に生じた振動を検出する。
ここで、本実施形態では、作業部13の位置情報を超音波方式で検出することとしている。なお、超音波方式とは、発信装置から発信された超音波を複数(3個以上)の受信装置で受信し、夫々の受信装置までの超音波の到達時間の違いを利用して三点測量により位置情報を検出する方式である。そこで、図2に示すように、本実施形態の第2センサ14は、ロボット131夫々に設置され超音波を発信する超音波発信装置141a,141b,141c,141dと、搬送経路に沿った任意の位置に固定的に設置され超音波を受信する超音波受信装置142a,142b,142c,142dと、を含んで構成されることとしている。なお、以下、夫々を区別しない場合「超音波発信装置141」「超音波受信装置142」と呼ぶ。このとき、超音波受信装置142の夫々は3個の受信部を備え、対応する超音波発信装置141から発信された超音波を3個の受信部で受信することで、超音波発信装置141の位置情報を検出する。即ち、超音波受信装置142aは超音波発信装置141aの位置情報を検出し、超音波受信装置142bは超音波発信装置141bの位置情報を検出し、超音波受信装置142cは超音波発信装置141cの位置情報を検出し、超音波受信装置142dは超音波発信装置141dの位置情報を検出する。なお、本発明ではワークWに生じた振動をロボット131に再現させることで、ワークWに生じた振動を除外し、搬送中のワークWに対するロボット131による作業を可能にしている。そのため、超音波発信装置141は、ロボット131のうち、ワークWに対して作業を行う部分、例えばワークWを把持する把持部やワークWのボルトを緩め/締めするボルト操作部等(以下「作業部分」と呼ぶ)の近傍、好適にはロボット131の先端に設置することが好ましい。また、ロボット131が複数の作業部分を備える場合には、当該複数の作業部分の夫々の近傍に超音波発信装置141を備えることが好ましい。
制御部15は、作業装置1を統括的に制御するコントロールユニットであり、一例として、制御部15は、搬送方向に沿って作業装置1を移動するように移動部11を制御し、また、ワークWに対して所定の作業を行うように作業部13を制御する。また、制御部15は、作業装置1を制御し、同期制御、振動予測制御、及び振動再現制御を実行する。
ここで、同期制御とは、ワーク搬送装置2により搬送されるワークWと同期して移動部11を移動させる制御をいう。同期制御の方法としては適宜好適な方法を利用することができるが、本実施形態では、ワーク搬送装置2に図示しないエンコーダを設け、このエンコーダからの信号に基づいて移動部11を制御することで同期制御を行うこととしている。
また、振動予測制御とは、ワーク搬送装置2により搬送されるワークWに生じた振動を予測する制御をいう。ワーク搬送装置2により搬送されるワークWには、一定の周期性を持った振動が生じている。そこで、制御部15は、第1センサ12が検出した所定期間の振動から以後ワークWに発生する振動を予測する。なお、所定期間は、ワークWの振動の予測が可能な期間であればよく、適宜任意の期間を設定することができる。また、振動の予測後に第1センサ12が検出した振動を用いて、振動予測制御で予測した振動を補正することとしてもよい。以下、振動予測制御で予測したワークWの振動を「予測振動パターン」と呼ぶ。
また、振動再現制御とは、作業部13に対して、より詳細には作業部13としてのロボット131の作業部分に対して予測振動パターンに応じた振動を再現させる制御をいう。なお、作業部13は、移動部11により搬送方向に移動しているため、ワーク搬送装置2により搬送されるワークWとは異なる振動が生じる可能性があり、その結果、作業部13にワークWの振動を再現しようとしても、作業部13には予測振動パターンと異なる振動が生じる可能性がある。そこで、本実施形態では、振動再現制御を、振動実行制御及び振動調整制御の2段階で行うこととしている。
なお、振動実行制御とは、作業部13を予測振動パターンに応じて振動させる制御をいう。具体的には、制御部15は、作業部13に対して予測振動パターンと適合する制御信号を供給し、作業部13としてのロボット131の作業部分が予測した振動で振動するように制御する。
また、振動調整制御とは、振動実行制御により作業部13に生じた振動と、振動予測制御により予測した振動との間の相違を調整する制御である。具体的には、制御部15は、第2センサ14と協働して振動実行制御中に作業部13に生じた振動を検出し、検出した振動と予測振動パターンとを比較し、両者が一致しない場合に予測振動パターンと一致するように作業部13の振動を調整する。
ところで、超音波方式による位置情報の検出では、超音波の到達時間の違いを利用して作業部13の位置情報を検出するため、第2センサ14が位置情報を検出したタイミング(サンプリング周期)と、当該位置情報に作業部13が実際に存在したタイミング(超音波受信タイミング)との関係が、一定にならない。
この点、図3(1)を参照して、第2センサ14は、20ms毎に検出結果を出力する超音波式のセンサ装置であり、作業部13の位置情報として、20ms時に位置情報B1を出力し、40ms時に位置情報B2を出力し、60ms時に位置情報B3を出力している。ところで、作業部13は移動部11とともにワークWに同期して移動していることから、超音波を発信してから受信するまでのタイミングは、20ms、40ms、60msの夫々で異なる。即ち、20ms時には、0ms時に発信した超音波が7ms時に受信されており、超音波を発信してから7ms後の作業部13の位置情報が出力されている。また、40ms時には、20ms時に発信した超音波が29ms時に受信されており、超音波を発信してから9ms後の作業部13の位置情報が出力されている。同様に、60ms時には、40ms時に発信した超音波が56ms後に受信されており、超音波を発信してから16ms後の作業部13の位置情報が出力されている。
一方、光学式の第1センサ12では、ワークWの位置情報を検出したタイミング(サンプリング周期)と、当該位置情報にワークWが実際に存在したタイミングとの関係が、一定になる。一例として本実施形態では、図3(2)に示すように、第1センサ12は、0ms時のワークWの位置情報を5ms時に出力し、5ms時のワークWの位置情報を10ms時に出力するように、第1センサ12は、5ms前のワークWの位置情報を出力することとしている。
しかしながら、第1センサ12がワークWの位置情報を出力する一定間隔は、第2センサ14の超音波受信タイミングと一致するとは限らず、ワークWと作業部13との位置合わせの精度を向上させるためには、このような超音波受信タイミングと第1センサ12のサンプリング周期とのズレを適切に処理する必要がある。
そこで、本実施形態では、制御部15、第1センサ12及び第2センサ14により本発明に係る位置測定装置100を構成し、ワークWに対する作業部13の追従精度を向上させることとしている。
[位置測定装置100の詳細]
図4は、位置測定装置100の構成を示すブロック図である。位置測定装置100を構成する制御部15は、第1位置測定部15Aと、第2位置測定部15Bと、第1位置抽出部15Cと、第1位置補間部15Dと、第1位置予測部15Eと、を含んで構成される。
第1位置測定部15Aは、5ms間隔で第1センサ12から出力される位置情報に基づいて、ワークWの位置情報を測定し、図示しない記憶部に記憶する。
また、第2位置測定部15Bは、20ms間隔で第2センサ14から出力される位置情報に基づいて、超音波受信タイミングにおける作業部13の位置情報を測定し、図示しない記憶部に記憶する。なお、第2センサ14は、超音波発信装置141から発信される超音波を3つの超音波受信装置142で受信するセンサ装置であるが、超音波受信タイミングとしては適宜好適なタイミングを採用することとしてもよい。即ち、3つの超音波受信装置142のうち最も速く受信したタイミングを超音波受信タイミングとしてもよく、また、2番目に受信したタイミングを超音波受信タイミングとしてもよく、また、最後に受信したタイミングを超音波受信タイミングとしてもよく、また、3つのタイミングの平均を超音波受信タイミングとしてもよい。
第1位置抽出部15Cは、第1位置測定部15Aが測定したワークWの位置情報のうち、超音波受信タイミング近傍のタイミングで測定された複数の位置情報を記憶部から抽出する。なお、抽出する位置情報の数は必要に応じて任意に設定することとしてよいが、後述するように抽出した位置情報は、所定の回帰分析により補間するため、少なくとも3つ以上であることが好ましい。
また、超音波受信タイミング近傍のタイミングとは、超音波受信タイミングの直前又は直後の第1センサ12の出力タイミングを含む。本実施形態では、第2センサ14が20ms毎に作業部13の位置情報を出力する一方で、第1センサ12は5ms毎にワークWの位置情報を出力することとしている。そのため、第2センサ14が位置情報を出力する間に、第1センサ12は4つの位置情報を出力する。そこで、第1位置抽出部15Cは、第2センサ14が位置情報を出力する間に第1センサ12が出力したワークWの位置情報(例えば、20ms時には、5ms時、10ms時、15ms時及び20ms時に出力したワークWの位置情報)を抽出することとしてもよい。
第1位置補間部15Dは、第1位置抽出部15Cが抽出した複数の位置情報から超音波受信タイミングにおけるワークWの位置情報を補間する。補間の手法は任意であり、例えば、抽出した複数の位置情報及び当該位置情報を測定したタイミングから線形補間又は非線形補間により超音波受信タイミングにおけるワークWの位置情報を算出する。
ところで、超音波受信タイミングによっては、第1位置抽出部15Cは超音波受信タイミングよりも後のタイミングのワークWの位置情報を抽出できない場合がある。図3に戻り、60ms時には、第1位置抽出部15Cは、40ms時のワークWの位置情報A9、45ms時のワークWの位置情報10、50ms時のワークWの位置情報A11、及び55ms時のワークWの位置情報A12を抽出することになる。しかしながら、60ms時に第2センサ14から出力される作業部13の位置情報B3は、超音波受信タイミング56ms時のものであり、第1位置抽出部15Cが抽出した位置情報A9〜A12は、超音波受信タイミング(56ms)よりも前のタイミングの位置情報となってしまう。
このような場合、超音波受信タイミングにおけるワークWの位置情報の補間ができないため、第1位置予測部15Eは、測定済みのワークWの位置情報から、超音波受信タイミング後に測定されるワークWの位置情報をAR(auto−regressive)予測により算出する。
そして、第1位置補間部15Dは、第1位置予測部15Eにより予測された超音波受信タイミング後のワークWの位置情報を用いて、超音波受信タイミングにおけるワークWの位置情報を補間する。
[超音波受信タイミング時のワークWの位置情報]
続いて、図5を参照して、制御部15による超音波受信タイミング時のワークWの位置情報の算出(補間)を具体的に説明する。
図5(1)を参照して、20ms時において、第1位置抽出部15Cは、0ms時のワークWの位置情報A1、5ms時のワークWの位置情報A2、10ms時のワークWの位置情報A3、15ms時のワークWの位置情報A4を抽出する。第1位置補間部15Dは、これら抽出された情報から、例えば線形補間により超音波受信タイミング(7ms時)のワークWの位置情報Z1を算出する。
図5(2)を参照して、40ms時において、第1位置抽出部15Cは、20ms時のワークWの位置情報A5、25ms時のワークWの位置情報A6、30ms時のワークWの位置情報A7、35ms時のワークWの位置情報A8を抽出する。第1位置補間部15Dは、これら抽出された情報から、例えば非線形補間により超音波受信タイミング(29ms時)のワークWの位置情報Z2を算出する。
図5(3)を参照して、60ms時において、第1位置抽出部15Cは、40ms時のワークWの位置情報A9、45ms時のワークWの位置情報A10、50ms時のワークWの位置情報A11、55ms時のワークWの位置情報A12を抽出する。このとき、超音波受信タイミングは56ms時であり、抽出した位置情報A12よりも後のタイミングであるため、第1位置予測部15Eは、位置情報A9〜A12に基づいて、60ms時のワークWの位置情報A13´を予測する。そして、第1位置補間部15Dは、抽出した情報及び予測した情報から、例えば非線形補間により超音波受信タイミング(56ms時)のワークWの位置情報Z3を算出する。
[位置測定装置100の動作]
続いて、図6及び図7を参照して、位置測定装置100の動作について説明する。
図6を参照して、制御部15(第2位置測定部15B)は、第2センサ14から出力される情報に基づいて、超音波受信タイミングにおける作業部13の位置情報を測定し(ステップST1)、続いて、超音波受信タイミング及び測定した位置情報を保存する(ステップST2)。続いて、制御部15は、図7で後述する第1センサ測定を実行し(ステップST3)、処理を終了する。
図7を参照して、ステップST3の第1センサ測定について説明する。初めに、制御部15(第1位置測定部15A)は、第1センサ12から出力される情報に基づいて、一定時間間隔(5ms)毎のワークWの位置情報を測定し(ステップST31)、測定した位置情報及び測定したタイミングを保存する(ステップST32)。
続いて、制御部15(第1位置抽出部15C)は、ステップST2で保存した超音波受信タイミングを取得し(ステップST33)、当該超音波受信タイミングの近傍のタイミングで測定されたワークWの位置情報を複数抽出する(ステップST34)。
続いて、制御部15(第1位置補間部15D)は、抽出した複数のワークWの位置情報に対して所定の回帰分析を行い、超音波受信タイミングにおけるワークWの位置情報を補間し(ステップST35)、その結果を第1センサ12の測定値として出力する(ステップST36)。
このように、本発明に係る位置測定装置100は、超音波受信タイミングにおける作業部13の位置情報を測定するとともに、この超音波受信タイミングの近傍のタイミングで測定したワークWの複数の位置情報から超音波受信タイミングにおけるワークWの位置情報を補間する。これにより、超音波受信タイミングという同時刻におけるワークW及び作業部13の位置情報を把握することができ、到達時間の相違を前提に位置情報を測定する超音波方式を用いた場合であっても、ワークW及び作業部13を精度良く位置合わせすることができる。
このとき、第1センサ12のサンプリング周期が超音波を用いる第2センサ14のサンプリング周期よりも短い場合には、第2センサ14が作業部13の位置情報を測定する間に測定したワークWの位置情報を抽出する構成とすることで、抽出するワークWの位置情報を予め設定しておくことができ、処理負担を軽減することができる。
また、超音波受信タイミングよりも後のタイミングで測定したワークWの位置情報が存在しない場合には、超音波受信タイミングよりも前に測定されたワークWの位置情報から超音波受信タイミングよりも後のタイミングで測定されるワークWの位置情報を予測することで、超音波受信タイミング前後の第1対象物の座標位置を取得することができ、両対象物を精度良く位置合わせすることができる。
[搬送システム30の具体的構成]
続いて、本発明に係る位置測定装置100を利用した搬送システム30の一実施形態を、図8〜図11を参照して説明する。図8は搬送システム30の側面図であり、図9は搬送システム30の平面図である。また、図10は搬送システム30を構成する作業装置1の側面図であり、図11は作業装置1の背面図である。
図8及び図9を参照して、搬送システム30は、ワークWに対する作業を行う作業装置1と、ワークWを搬送するワーク搬送装置2と、を含んで構成される。図中A−B地点間は、ワークWに対して作業を行うステーションを示している。
ワーク搬送装置2は、自動車の車体(ワークW)の製造ラインの一部を構成するものであり、本実施形態ではオーバーヘッドコンベアである。具体的には、ワーク搬送装置2は、搬送経路に沿って設けられた支持レール21と、支持レール21に吊り下げられて移動するハンガ22と、を含んで構成される。また、支持レール21には、図示しないチェーンが設けられており、当該チェーンが支持レール21に案内されて移動することで、ハンガ22が牽引される。
図9に示すように、作業装置1は、前述の移動部11としての台車111及びレール112を含んで構成される。レール112は、ワークWの搬送経路に沿って設けられ、台車111の移動を規制する。また、台車111は、図示せぬモータを備え、制御部15から供給されるパルス信号に従いレール112上をA地点からB地点まで移動する。具体的には、台車111は、A地点からワークWとの同期を開始し、B地点まで移動する。その後、B地点に到着すると当該ワークWとの同期を解除し、A地点まで移動し、次のワークWとの同期を開始する。なお、図8及び図9では、前後のワークWの間隔及びA−B地点間の距離を説明の都合上適宜簡略化して図示している。
また、A−B地点間の所定の位置には、前述の第2センサ14の一部を構成する超音波受信装置142が設置されている。超音波受信装置142の夫々は、ロボット131の作業部分に取り付けられた超音波発信装置141(図10参照)から発信された超音波を3箇所の受信部で受信し、当該作業部分の位置情報を取得する。
また、図10及び図11に示すように、台車111の上面には、前述の第1センサ12としてのセンサ装置121、前述の作業部13としてのロボット131、及び前述の制御部15としてのコントロールユニット151が設置されている。
センサ装置121は、台車111の上面のうちワークWの下方の位置に設置され、ワークWの底面の任意の位置Pnの位置情報を取得する。例えば、センサ装置121は、上方に向けて所定のレーザー光を照射することでワークWの底面までの距離を測定し、また、センサ装置121は、ワークWの底面の任意の位置Pnを観測することで位置Pnの水平方向の移動量を測定する。そして、センサ装置121は、このワークWの底面までの距離及び水平方向の移動量から位置Pnの3軸方向、即ち3次元上の位置情報を取得する。
ロボット131は、台車111の上面に設置され、台車111と同期搬送中のワークWに対して側面から所定の作業を行う作業ロボットである。また、ロボット131は、複数の関節が独立して回転動作する多関節マニピュレータにより構成される作業ロボットであり、先端の任意の位置に超音波発信装置141を備える。なお、先端の任意の位置とは、ワークWに対して作業を行う作業部分の近傍であり、当該作業部分による作業の妨げにならない位置である。
この超音波発信装置141は、超音波受信装置142とともに前述の第2センサ14を構成するものであり、対応する超音波受信装置142に対して超音波を発信することで、超音波発信装置141が設置された部分の位置情報及び位置情報の変化(即ち、振動)を検出可能に構成される。
コントロールユニット151は、作業装置1を統括的に制御、即ち台車111の移動やロボット131の動作等を制御する。なお、コントロールユニット151は、1又は複数の装置により構成することができ、例えば台車111及びロボット131と対応する数の装置を設けることとしてもよく、また1の装置のみで台車111及びロボット131を制御することとしてもよい。
また、コントロールユニット151は、ワーク搬送装置2に設けられた図示せぬエンコーダからの信号に基づいてワークWを吊るしたハンガ22の位置情報を特定し、この位置情報に基づいて前述の同期制御、即ちワークWと同期して移動するように台車111の移動を制御する。また、コントロールユニット151は、センサ装置121が所定期間にわたりワークWの振動を検出すると、検出した所定期間の振動に基づいて前述の振動予測制御、即ち以後ワークWに生じる予測振動パターンを予測する。また、コントロールユニット151は、振動予測制御で予測した予測振動パターンに基づいて振動再現制御、即ちワークWの予測振動パターンと一致するようにロボット131を振動させる。このとき、コントロールユニット151は、超音波発信装置141及び超音波受信装置142と協働してロボット131の振動を測定しておき、ロボット131の振動が予測振動パターンと異なる場合には、一致するようにロボット131の振動を調整する。
このような搬送システム30において、本発明に係る位置測定装置100を適用することで、ワークWとロボット131との位置合わせを精度良く行うことができ好適である。
以上、本実施形態に係る搬送システム30について説明した。なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、上記実施形態では、移動部11として台車111及びレール112を例にとって説明したが、移動部11はこれに限られるものではなく、その他の構成により実現することとしてもよい。このとき、移動部11は、ワークWに対して作業を行う作業部13、即ちロボット131の先端に設けられた作業部分が、搬送方向に沿ってワークWと同期していれば足りる。即ち、移動部11は、上記実施形態のように作業部13が設置された台車111のように作業部13自体を移動させる構成としてもよく、作業部13自体は移動せずワークWに対して作業を行う作業部分のみが移動する構成としてもよい。作業部分のみが移動する構成としては、任意の位置に固定的に設置され、所定の長さのアームを供える作業用ロボットが挙げられる。このような作業用ロボットは、自身は移動しないものの、アームを伸縮あるいは関節を屈伸することで作業部分をA−B地点間で移動可能に構成される。
また、上記実施形態では、第1センサ12は、ワークWの底面の任意の3点(位置P1,P2,P3)から位置Pの位置情報を検出することとしているが、これに限られるものではなく、必要に応じて3点以上の位置から位置Pの位置情報を検出することとしてもよい。
また、第1センサ12は、ワークWに生じた振動を検出できれば足り、上記実施形態のようなセンサ装置121に限られず、他の構成により実現することとしてもよい。例えば、ワークWをカメラ等の撮像装置により撮像し、撮像した動画像を解析することでワークWに生じた振動を検出することとしてもよい。
また、例えば、ワークWを搬送するハンガ22に加速度センサ、角速度センサ、地磁気センサ等の各種センサを取り付けることで、ハンガ22の振動を検出し、当該ハンガ22の振動をワークWの振動として用いることとしてもよい。また、これら加速度センサ等の各種センサをワークW自身に取り付けることで、ワークWに生じた振動を検出することとしてもよい。このような構成であっても既存の製造ラインに対する変更は最小限ですみ、既存設備を好適に利用することができる。
100…位置測定装置
12…第1センサ
14…第2センサ
15…制御部
15A…第1位置測定部
15B…第2位置測定部
15C…第1位置抽出部
15D…第1位置補間部
15E…第1位置予測部
13…作業部
W…ワーク

Claims (6)

  1. 夫々が独立した動作を行う第1対象物又は第2対象物の少なくとも一方の座標位置を超音波を用いて測定するとともに、前記第1対象物及び前記第2対象物の同時刻の位置関係を取得する位置測定方法において、
    一定時間間隔に設定されたサンプリング周期に基づき、前記第1対象物の座標位置を測定する第1位置測定工程と、
    前記第2対象物に設置された超音波発信機から発信される超音波を固定位置に設けられた3つ以上の超音波受信機が受信するまでの時間から、超音波受信タイミングにおける前記第2対象物の座標位置を測定する第2位置測定工程と、
    前記第1位置測定工程で測定した前記第1対象物の座標位置のうち、前記超音波受信タイミングの近傍のタイミングで測定された複数の座標位置を抽出する第1位置抽出工程と、
    前記第1位置抽出工程で抽出した前記複数の座標位置から前記超音波受信タイミングにおける前記第1対象物の座標位置を補間する第1位置補間工程と、
    を含むことを特徴とする位置測定方法。
  2. 前記第2位置測定工程では、前記一定時間間隔とは異なる所定時間間隔に設定されたサンプリング周期に基づき、前記超音波受信タイミングにおける前記第2対象物の座標位置を測定し、
    前記第1位置抽出工程では、前記所定時間間隔において前記第1位置測定工程で測定された前記第1対象物の座標位置を、前記複数の座標位置として抽出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置測定方法。
  3. 前記第1位置抽出工程で抽出した前記複数の座標位置の中に、前記超音波受信タイミングよりも遅いタイミングで測定された座標位置がない場合に、測定済みの前記第1対象物の座標位置から、前記超音波受信タイミング後に前記第1位置測定工程で測定される前記第1対象物の座標位置を予測する第1位置予測工程、を更に含み、
    前記第1位置補間工程は、前記第1位置抽出工程で抽出した前記複数の座標位置、及び前記第1位置予測工程で予測した前記座標位置に基づいて、前記超音波受信タイミングにおける前記第1対象物の座標位置を補間する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の位置測定方法。
  4. 夫々が独立した動作を行う第1対象物又は第2対象物の少なくとも一方の座標位置を超音波を用いて測定するとともに、前記第1対象物及び前記第2対象物の同時刻の位置関係を取得する位置測定装置において、
    一定時間間隔に設定されたサンプリング周期に基づき、前記第1対象物の座標位置を測定する第1位置測定部と、
    前記第2対象物に設置された超音波発信機から発信される超音波を固定位置に設けられた3つ以上の超音波受信機が受信するまでの時間から、超音波受信タイミングにおける前記第2対象物の座標位置を測定する第2位置測定部と、
    前記第1位置測定部が測定した前記第1対象物の座標位置のうち、前記超音波受信タイミングの近傍のタイミングで測定された複数の座標位置を抽出する第1位置抽出部と、
    前記第1位置抽出部が抽出した前記複数の座標位置から前記超音波受信タイミングにおける前記第1対象物の座標位置を補間する第1位置補間部と、
    を含むことを特徴とする位置測定装置。
  5. 前記第2位置測定部は、前記一定時間間隔とは異なる所定時間間隔に設定されたサンプリング周期に基づき、前記超音波受信タイミングにおける前記第2対象物の座標位置を測定し、
    前記第1位置抽出部は、前記所定時間間隔において前記第1位置測定部で測定された前記第1対象物の座標位置を、前記複数の座標位置として抽出する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の位置測定装置。
  6. 前記第1位置抽出部が抽出した前記複数の座標位置の中に、前記超音波受信タイミングよりも遅いタイミングで測定された座標位置がない場合に、測定済みの前記第1対象物の座標位置から、前記超音波受信タイミング後に前記第1位置測定部が測定する前記第1対象物の座標位置を予測する第1位置予測部、を更に含み、
    前記第1位置補間部は、前記第1位置抽出部が抽出した前記複数の座標位置、及び前記第1位置予測部が予測した前記座標位置に基づいて、前記超音波受信タイミングにおける前記第1対象物の座標位置を補間する、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の位置測定装置。

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