JP2014145616A - X線検査装置及び方法 - Google Patents

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【課題】被検車両のみについてのX線画像を正確に取得することできるX線検査装置及び方法を提供する。
【解決手段】被検車両1が自走により乗込可能であり、搬送方向及び幅方向の長さが被検車両1よりも長く、X線を透過可能であり、かつ水平方向に延びる平板形状のパレット2を備え、そのパレット2は、X線発生装置6との間に被検車両1の一部が存在し得る位置に設けられた中央部2bと、X線発生装置6との間に被検車両1の一部が存在し得ない位置に設けられた端部2cとからなり、X線検出装置7によって中央部2bについて検出した第1のX線信号の強度から、端部2cについて第1のX線信号と同時に検出した第2のX線信号の強度を差し引くことによって、被検車両1のみを透過した場合のX線信号に該当する第3のX線信号の強度を取得し、これに基づいてX線画像を作成する画像処理装置9を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両を搭載するパレットを駆動台車により搬送しながらX線検査をするX線検査装置及び方法に関する。
コンテナ等を運搬する車両をX線検査するX線検査装置が非特許文献1に開示され、その車両を運搬する装置が、特許文献1,2に開示されている。
非特許文献1の「コンテナ貨物大型X線検査装置」は、コンテナをトラックの荷台に搭載したままX線検査する装置である。
このX線検査装置において、車両運転手は、建屋の進入ヤードに入り、所定の場所でコンテナを載せた車両(コンテナ車両)を停止させ下車する。次いで、第1搬送装置が、車両の前輪部分を持ち上げ、入口遮蔽扉が開いた後、X線検査トンネル内を自動走行し、X線検査トンネル内でコンテナ車両を開放して、第1搬送装置は進入ヤードに戻る。次に、第2搬送装置が、X線検査トンネル内で車両の前輪部分を持ち上げ、退出ヤードに向かって自動走行し、その走行中にX線発生装置からX線が照射され、コンテナ車両をX線検査するようになっている。
特許文献1の「X線検査方法」は、X線を照射する遮蔽室の下方に、台車用通路を形成し、その通路を自走する搬送台車で、車両の前輪を持ち上げて、遮蔽室を通過させるものである。
特許文献2の「搬送装置」は、X線を照射する遮蔽室の下方には台車用通路を形成せず、車両の前方から車両の前輪を持ち上げて自走する地上牽引式搬送台車である。
「コンテナ貨物大型X線検査装置」、石川島播磨技報 Vol.43 No.3 (2003−5)
特開2003−287507号公報、「X線検査方法」 特開2007−331852号公報、「搬送装置」
上述した従来のX線検査装置は、車両の前輪を持ち上げて車両の搬送を行うものである。
しかし、車両全体についてX線検査を行った場合、前輪を持ち上げているための機構部分(例えばフォーク部材)でX線を遮断されてしまい、特に小型車両では検査できない範囲が広くなり、X線検査の信頼性が低下するという問題点があった。
この問題を解決する手段として、例えば、前輪を持ち上げる機構を用いずに、被検車両をパレットに搭載してこれを駆動台車によって搬送することが考えられる。
この構成によれば、前輪を持ち上げる機構部分によってX線が遮断されることがなくなる。
一方で、パレットを用いたX線搬送装置では、被検車両はパレットに搭載されているため、X線検査によって取得したX線画像からパレットについての信号を差し引く画像処理を行う必要がある。
この画像処理については、例えば、X線検査を行う前又は行った後にパレットのみについてのX線信号を取得して、これをX線検査によって取得したX線画像から差し引いて画像処理を行うことが考えられる。
しかし、X線検査に時間を要する場合には、X線強度や温度変化等の検査環境が変化する。そのため、被検車両についてのみのX線信号を正確に取得できないという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、被検車両をパレットに搭載してこれを駆動台車によって搬送することが可能であり、X線強度や温度変化等の検査環境が変化しても被検車両のみについてのX線画像を正確に取得することができるX線検査装置及び方法を提供することにある。
本発明によれば、被検車両のX線検査をするX線検査装置であって、
前記被検車両が自走により乗込可能であり、搬送方向及び幅方向の長さが前記被検車両よりも長く、X線を透過可能であり、かつ水平方向に延びる平板形状のパレットと、
前記パレットの搬送経路の鉛直上方向に設けられ、かつ鉛直上方向から前記被検車両に対してX線を照射するX線発生装置と、
前記パレットを挟んで前記X線発生装置と対向した位置に配置され、前記パレット又は前記被検車両を透過したX線を検出するX線検出装置と、を備え、
前記パレットは、前記X線発生装置との間に前記被検車両の一部が存在し得る位置に設けられた中央部と、前記X線発生装置との間に前記被検車両の一部が存在し得ない位置に設けられた端部とからなり、
前記中央部と前記端部によるX線の減衰量は同一であり、
さらに、前記X線検出装置によって前記中央部について検出した第1のX線信号の強度から、前記端部について前記第1のX線信号と同時に検出した第2のX線信号の強度を差し引くことによって、前記被検車両のみを透過した場合のX線信号に該当する第3のX線信号の強度を取得し、これに基づいてX線画像を作成する画像処理装置と、を備える、ことを特徴とするX線検査装置が提供される。
また、本発明によれば、被検車両のX線検査をするX線検査装置を用いたX線検査方法であって、
前記被検車両が自走により乗込可能であり、搬送方向及び幅方向の長さが前記被検車両よりも長く、かつX線を透過可能であって水平方向に延びる平板形状のパレットを準備し、
(A)前記被検車両を搭載した状態の前記パレットに対して鉛直上方向からX線を照射し、
(B)前記パレットと前記X線発生装置との間に前記被検車両の一部が存在し得る部分を透過した第1のX線信号、及び前記パレットと前記X線発生装置との間に前記被検車両の一部が存在し得ない部分を透過した第2のX線信号の強度を同時に検出し、
(C)前記第1のX線信号の強度から前記第2のX線信号の強度を差し引くことによって、前記被検車両のみを透過した場合のX線信号に該当する第3のX線信号の強度を取得し、
(D)前記第3のX線信号の強度に基づいて処理を行い、前記被検車両のみを透過した場合のX線画像を作成し、
(E)前記(A)及び前記(B)によって前記X線の照射及び検出を行った搬送方向についての長さだけ前記パレットを前進させ、
(F)前記(A)から前記(E)について、前記被検車両のX線検査が全て終了するまで繰り返す、ことを特徴とするX線検査方法が提供される。
上記本発明の構成によれば、X線検出装置によって中央部について検出した第1のX線信号の強度から、端部について第1のX線信号と同時に検出した第2のX線信号の強度を差し引くことによって、被検車両のみを透過した場合のX線信号に該当する第3のX線信号の強度を取得している。
この構成によって、取得した第1のX線信号からその第1のX線信号を取得した時の第2のX線信号をその都度差し引くことが可能になる。よって、検査環境の変化に伴ってパレットのみについて取得したX線信号の結果が変化しても、被検車両のみについてのX線画像を正確に取得することができる。
本発明のX線検査装置の全体図である。 本発明のX線検査装置の側面図である。 本発明のX線検査装置の背面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して説明する。なお各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
本発明のX線検査装置は、被検車両を搭載したパレットを駆動台車によって搬送しながら、X線の垂直照射によりX線検査するものである。
図1は、本発明のX線検査装置の全体図である。この例において、本発明のX線検査装置10は、パレット2、駆動台車3、ローラコンベア4、軌道5、X線発生装置6を備える。
被検車両1は、駆動台車3によってパレット2に搭載した状態で搬送される。
この被検車両1は、コンテナ車両のような大型車両、四輪駆動車、車高の低い車(例えばスポーツカー)、低床トラック、小型車両等である。この例では、被検車両1の最大長さ19m、最大幅2.7m、最大高さ4.1mを想定している。
なお、この例においては、被検車両1は、乗込位置(図示しない)において自走によってパレット2に乗り込み、X線検査終了後に退出位置(図示しない)において自走によって退出することを想定している。
パレット2は、この例においては、被検車両1が自走によりその上に乗込可能であり、搬送方向及び幅方向の長さが被検車両1よりも長く、かつX線を透過可能であって水平方向に延びる平板形状のパレットを想定している。このパレット2は、乗込位置(図示しない)から退出位置(図示しない)までの間、被検車両1を搭載して搬送する。
この構成を有することによって、X線検査装置10では、前輪を持ち上げるための機構部分を用いる必要がないために、この機構部分によってX線は遮断されてしまうことがない。また、パレット2の搬送方向及び幅方向の長さが被検車両1よりも長く、かつ平板形状に延びているため、後述するように、X線検出装置7によって取得した第1のX線信号からその第1のX線信号を取得した時の第2のX線信号を差し引くことが可能になる。よって、X線出力の変化に関わらず被検車両についてのX線画像を正確に取得することができる。
なお、この例においては、床面からパレット2の上面までは一定の高さがあるため、被検車両1は、斜面を有する乗り込み装置(図示しない)を用いることによってパレット2の上部に乗り込むものを想定している。
駆動台車3は、パレット2と搬送方向前方において連結しており、パレット2を搬送方向に向けて水平移動させるためのものである。駆動台車3は、この例においては、搬送方向前方からパレット2を牽引しているが、パレット2と搬送方向後方において連結し、搬送方向後方からパレット2を押進するものであってもよい。
なお、駆動台車3は、後述する軌道5に案内されて前進又は後退するものであってもよい。
ローラコンベア4は、少なくとも乗込位置から退出位置までの間、被検車両1の搬送方向に平行にかつ水平になるように設置されている。
また、この例においては、被検車両1の車輪部分の鉛直下方向に少なくともその一部が位置するために、少なくとも2本設けられている。
この構成によって、パレット2におけるローラコンベア4によって支えられていない部分に被検車両1の全重量が集中することが防止することにより、パレット2の破損を避けることが可能になる。
なお、被検車両1のトレッド(車輪中心間距離)は、例えば日本では大型車両の場合、約1800mmから約1900mmであるため、2本のローラコンベア4は、このトレッド間隔で設置されていることが好ましく、さらにそれぞれ2本以上(合計4本以上)のローラコンベア4を設置する構成であってもよい。
さらに、それぞれのローラコンベア4は、パレット2を下方向から搬送可能に支持する複数のローラが搬送方向に向けて間隔を隔てて配置されている。
ローラは、この例においては、土台(図示しない)に取り付けられたシャフト(図示しない)によって回転可能に軸支されたローラであり、被検車両1の搬送方向に向けて複数取り付けられている。
この構成によって、平板上のパレット2をローラコンベア4の上に設置することが可能になり、被検車両1はそのパレット2に乗りこんだ状態で搬送することが可能になる。
また、この例においては、図1のようにパレット2の幅方向端部について下端部が二つに分割しているガイド装置2aが設けられており、また、ローラコンベア4の幅方向外方には、ローラコンベア4と平行して延びる軌道5が設けられている。
この構成によって、軌道5とガイド装置2aとは嵌合することが可能になるため、パレット2は軌道5と平行姿勢を保ちながら被検車両1を搬送することが可能になる。
なお、X線検査装置10が故障した場合等、被検車両1がパレット2を介さずにローラコンベア4の上を走行する場合に備えて、ローラ同士の間隔にブロック材(図示しない)を設置して、パレット2を介さない状態であっても被検車両1がローラコンベア4の上を走行することができる構成であってもよい。
図2は、本発明のX線検査装置の側面図であり、図3は、本発明のX線検査装置の背面図である。この例において、本発明のX線検査装置10は、X線発生装置6、X線検出装置7、検査室8を備える。
X線発生装置6は、パレット2の搬送経路の鉛直上方向に設けられ、かつ鉛直上方向から被検車両1に対してX線6aを照射するためのものである。
また、X線検出装置7は、パレット2を挟んでX線発生装置と対向した位置に配置され、パレット2又は被検車両1を透過したX線6aを検出するためのものである。
図2において、X線発生装置6、X線検出装置7及び被検車両1の搬送経路は、検査室8の中に設けられており、搬入位置及び搬出位置付近に開閉可能に設けられた遮蔽扉(図示しない)を閉めることによって、密閉した状態でX線検査を行う。
X線発生装置6から発生したX線6aは、この例においては、図2のように幅方向に延びる直線形状であり、検査室8の一部に設けられたスリット8a、8bを通過して被検車両1に照射するようになっている。
この構成によって、パレット2を幅方向について横断しながらX線検査を行うことが可能になるため、後述する中央部2b及び端部2cを同時に検査することが可能になる。
なお、この例において、X線6aはスリット8a、8bを通過しているが、スリットが1つのみからなる構成であってもよい。
また、図2において、ローラコンベア4及び軌道5は、X線発生装置6とX線検出装置との間におけるX線6aの通過経路に隙間4a、5aを有している。
この構成によって、X線検出装置7が検出するX線6aがローラコンベア4や軌道5によって遮蔽されることを防止することが可能になる。
図3は、本発明のX線検査装置の背面図である。
X線検出装置7は、この例において、X線発生装置6を中心とした円弧形状を有している。
この構成によって、X線発生装置6から発生したX線6aに対してX線検出装置7が正対することになり、X線発生装置6からX線検出装置7までのX線6aの各通過径路の距離が等しくなるため、X線6aのX線信号の強度を正確に検出することが可能になる。
また、この例においてパレット2は、X線発生装置6との間に被検車両1の一部が存在し得る位置に設けられた中央部2bと、X線発生装置6との間に被検車両1の一部が存在し得ない位置に設けられた端部2cとからなるようになっている。
そのため、中央部2bを透過したX線6aについては被検車両1とパレット2の両方について透過したものであり、端部2cを透過したX線6aについてはパレット2のみを透過したものであることになる。
よって、X線検出装置7によって中央部2bについて検出した第1のX線信号の強度から、端部2cについて第1のX線信号と同時に検出した第2のX線信号の強度を差し引くことによって、被検車両1のみを透過した場合のX線信号に該当する第3のX線信号の強度を取得することが可能になる。
なお、ここで中央部2bと端部2cによるX線の減衰量は同一である必要がある。
この構成によって、第1のX線信号からその第1のX線信号を取得した時の第2のX線信号を差し引くことが可能になる。よって、X線出力の変化に関わらず被検車両1についてのX線画像を正確に取得することができる。
特に、X線検査におけるX線出力は常に一定ではないため、例えば、被検車両1が大型車両である場合には、その先端部分の検査時と後端部分の検査時とでX線発生装置6によるX線出力が異なっている場合がある。そのため、取得した第1のX線信号に対して、異なった時間に取得した第2のX線信号の強度を差し引いてしまうと、被検車両1のみについての正確なX線画像を取得することができない。
しかし、本発明においては、上記構成を有することによって、取得した第1のX線信号に対しては、同時に取得した第2のX線信号の強度を差し引いて第3のX線信号を取得するため、正確なX線画像を取得することが可能になる。
本発明のX線検査は、具体的には以下の手順でX線検査を行う。
(1)X線発生装置6によって、被検車両1を搭載した状態のパレット2に対して鉛直上方向からX線6aを照射し、
(2)パレット2とX線発生装置6との間に被検車両1の一部が存在し得る部分を透過した第1のX線信号、及びパレット2とX線発生装置6との間に被検車両1の一部が存在し得ない部分を透過した第2のX線信号の強度を同時に検出し、
(3)第1のX線信号の強度から第2のX線信号の強度を差し引くことによって、前記被検車両のみを透過した場合のX線信号に該当する第3のX線信号の強度を取得し、
(4)第3のX線信号の強度に基づいて処理を行い、被検車両1のみを透過した場合のX線画像を作成し、
(5)上記(1)から(4)までによってX線6aの照射及び検出を行った搬送方向についての長さだけパレット2を前進させ、
(6)上記(1)から(5)までの手順について、被検車両1のX線検査が全て終了するまで繰り返す。
なお、上記方法において、上記(1)〜(3)及び(5)を行うことによって、被検車両1の第3のX線信号を全て取得した後に、上記(4)を行うことによって、被検車両1のみを透過した場合のX線画像をまとめて作成する方法であってもよい。
本発明によれば、上記構成によって、第1のX線信号からその第1のX線信号を取得した時の第2のX線信号を差し引くことが可能になる。よって、X線出力の変化に関わらず被検車両についてのX線画像を正確に取得することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更することができることは勿論である。
1 被検車両、2 パレット、
2a ガイド装置、2b 中央部、2c 端部、
3 駆動台車、4 ローラコンベア、4a 隙間、
5 軌道、5a 隙間、
6 X線発生装置、6a X線、7 X線検出装置、
8 検査室、8a、8b スリット、9 画像処理装置、
10 X線検査装置

Claims (2)

  1. 被検車両のX線検査をするX線検査装置であって、
    前記被検車両が自走により乗込可能であり、搬送方向及び幅方向の長さが前記被検車両よりも長く、X線を透過可能であり、かつ水平方向に延びる平板形状のパレットと、
    前記パレットの搬送経路の鉛直上方向に設けられ、かつ鉛直上方向から前記被検車両に対してX線を照射するX線発生装置と、
    前記X線発生装置を中心とした円弧形状を有しており、前記パレットを挟んで前記X線発生装置と対向した位置に配置され、前記パレット又は前記被検車両を透過したX線を検出するX線検出装置と、を備え、
    前記パレットは、前記X線発生装置との間に前記被検車両が存在し得る位置に設けられた中央部と、前記X線発生装置との間に前記被検車両が存在し得ない位置に設けられた端部とからなり、
    前記中央部と前記端部によるX線の減衰量は同一であり、
    さらに、前記X線検出装置によって前記中央部について検出した第1のX線信号の強度から、前記端部について前記第1のX線信号と同時に検出した第2のX線信号の強度を差し引くことによって、前記被検車両のみを透過した場合のX線信号に該当する第3のX線信号の強度を取得し、これに基づいてX線画像を作成する画像処理装置を備える、ことを特徴とするX線検査装置。
  2. 被検車両のX線検査をするX線検査装置を用いたX線検査方法であって、
    前記被検車両が自走により乗込可能であり、搬送方向及び幅方向の長さが前記被検車両よりも長く、かつX線を透過可能であって水平方向に延びる平板形状のパレットを準備し、
    (A)前記被検車両を搭載した状態の前記パレットに対して鉛直上方向からX線を照射し、
    (B)前記パレットと前記X線発生装置との間に前記被検車両が存在し得る部分を透過した第1のX線信号、及び前記パレットと前記X線発生装置との間に前記被検車両が存在し得ない部分を透過した第2のX線信号の強度を同時に検出し、
    (C)前記第1のX線信号の強度から前記第2のX線信号の強度を差し引くことによって、前記被検車両のみを透過した場合のX線信号に該当する第3のX線信号の強度を取得し、
    (D)前記第3のX線信号の強度に基づいて処理を行い、前記被検車両のみを透過した場合のX線画像を作成し、
    (E)前記(A)及び前記(B)によって前記X線の照射及び検出を行った搬送方向についての長さだけ前記パレットを前進させ、
    (F)前記(A)から前記(E)について、前記被検車両のX線検査が全て終了するまで繰り返す、ことを特徴とするX線検査方法。
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JPN6016026545; 萬代 新一: '「コンテナ貨物用大型X線検査装置」' RADIOISOTOPES Vol.52, No.11, 20031115, pp.649-654, 社団法人日本アイソトープ協会 *

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