JPH10206350A - X線検査装置 - Google Patents

X線検査装置

Info

Publication number
JPH10206350A
JPH10206350A JP9011576A JP1157697A JPH10206350A JP H10206350 A JPH10206350 A JP H10206350A JP 9011576 A JP9011576 A JP 9011576A JP 1157697 A JP1157697 A JP 1157697A JP H10206350 A JPH10206350 A JP H10206350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
data
line sensor
examinee
subject
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9011576A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Sawada
良一 澤田
Mikio Wada
幹生 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP9011576A priority Critical patent/JPH10206350A/ja
Publication of JPH10206350A publication Critical patent/JPH10206350A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線強度が急速に変化する場合であっても、
X線強度の高精度な変動補正により、高精度な検査をな
しうるX線検査装置の提供 【解決手段】 被検体がコンベヤシステム3に載置さ
れ、操作部5から検査指示を与えると、演算制御手段4
は、X線発生部1よりX線が照射されると共に、コンベ
ヤシステム3を駆動状態とする。そして、被検体が2上
を移動すると、被検体の透過データが2から順次演算制
御手段4に送出され、演算制御手段4は、2端部の検出
素子のデータを用いて残りの検出素子データのX線強度
の変動補正を次式 I’mj=Imj/(I1,j ×(1−(m−1)/(f・T
int ))+I1,j+1 ×(m−1)/(f・Tint )) Imj:Jフレームにおいてラインセンサのm番目のチャ
ンネルで得られるデータTint :積分時間、f:駆動周
波数 により行った後、被検体の2次元像を合成し、異物の有
無などの検査結果を2次元像と共にTVモニタ6に表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品、非破壊検査
等に使用されるX線異物検査装置や被検体のX線像から
診断を行うX線撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、X線検出素子を一次元に配列した
ラインセンサと被検体とを相対的に移動させ、X線照射
によりラインセンサから得られるデータを合成した被検
体の2次元像に基づき当該被検体の検査を行うX線検査
装置が開発されている。
【0003】例えば、ベルトコンベア上に被検体を載せ
てX線管とラインセンサ間を移動させ、その透過像等か
ら被検体の異物を検知するX線異物検査装置や、被検体
をラインセンサとX線管との間に立たせ、ラインセンサ
を移動させることで得られた透過像から、当該被検体の
診断を行うX線撮像装置等が該当する。
【0004】かかるX線検査装置では、70KV程度の
高電圧を負荷することでX線管からX線を発生させる
が、高電圧を発生させる制御器の性能の制約などによ
り、X線強度が時間的に変動するため、被検体との相対
移動の前後でラインセンサで得られる出力にバラツキが
生じ、アーティファクトなどの発生により検査に支障を
来すこととなる。
【0005】このため、従来では、ラインセンサ両端部
に存在する検出素子の平均データで各検出素子出力を除
算することにより、かかるX線強度の変動補正がなされ
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ライン
センサによりデータを取得する場合、各検出素子で得ら
れるデータは順次シリアルに読み出され出力されるた
め、それぞれの検知データはX線入射時間わずかながら
異なるものとなる。
【0007】このため、X線強度が急激に変化する場
合、ラインセンサ端部に存在する検出素子の検知時刻と
同センサ中央部付近に存在する検出素子の検知時刻との
間に生じるX線強度の変動が無視できないものとなり、
十分なX線強度の変動補正ができず、アーティファクト
などが生じてX線検査に支障を来すという問題があっ
た。
【0008】本発明は、これらの課題を解決するために
創案されたものであって、X線強度が急速に変化する場
合であっても、X線強度の高精度な変動補正により、高
精度な検査をなしうるX線検査装置の提供を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、X線管と、これに対向して配設され多数
の検出素子からなるラインセンサを有し、前記ラインセ
ンサと被検体とを相対的に移動させ各検出素子から得ら
れたデータから当該被検体の検査を行うX線検査装置で
あって、前記ラインセンサ端部の検出素子のデータと次
時刻に当該検出素子で得られるデータから、各検出素子
毎のX線検知時刻に応じた重みづけデータを求め、当該
重みづけデータにより各検出素子で得られるデータのX
線強度の変動補正を行う演算手段を備えたことを特徴と
する。
【0010】前記前記ラインセンサ端部の検出素子のデ
ータは、被検体が通過しない部分の複数の検出素子の平
均値であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明をX線異物検査装置に応用
した場合の一実施形態を、図1〜図4に基づいて説明す
る。ここで、図1は、当該X線異物検査装置の全体概略
図であり、X線発生部1とラインセンサ2とが対向して
配設されており、ラインセンサ2に近接してコンベヤシ
ステム3が配設され、コンベヤシステム3上に被検体が
載置されてラインセンサ2上を移動するよう構成されて
いる。
【0012】そして、X線発生部1よりX線を照射した
状態で被検体がコンベヤシステム3に載せられラインセ
ンサ2上を移動することでラインセンサ2から被検体の
検知データが得られ、当該検知データの合成による被検
体の2次元像から異物検査が可能となる。
【0013】演算制御手段4は、操作部5により動作指
示を受け、X線発生部1、コンベヤシステム3に対する
動作制御を行うと共に、ラインセンサ2から得られるデ
ータに演算処理を施し、被検体の2次元像の合成や、異
物の有無の判定などを行う。TVモニタ6は、得られた
被検体の2次元像や、異物の有無の判定結果などを表示
する。
【0014】図2は、X線発生部1とラインセンサ2の
概略を示しており、X線発生部1は、主に、X線を発生
するX線管1aと、当該X線管1aに対して高電圧を印
加する高電圧源1bからなり、また、ラインセンサ2
は、主に、入射したX線を光に変換するGd2 2 S:
Tb等からなるシンチレータシート2a’と、当該シン
チレータシート2a’で得られた光を電気信号に変換す
るフォトダイオード2a”からなるX線センサ2a、及
び各検出素子で得られた検知データを処理しシリアル信
号として出力するデータ処理部2bを備えている。
【0015】図3は、ラインセンサ2をMOS型イメー
ジセンサとして構成した場合のX線センサ2a及びデー
タ処理部2bを示す図であり、X線センサ2aは、25
6個の検出素子からなり、図2で示したように、シンチ
レータシート2a’及び256個のフォトダイオード2
a”で構成される。また、図2で示したデータ処理部2
bは、アンプ2b’とシフトレジスタ2b”から構成さ
れ、X線センサ2aの各検出素子で得られたデータはア
ンプ2b’で増幅され、シフトレジスタ2b”のスイッ
チング動作により順次シリアルデータとして出力され
る。
【0016】次に、本発明の作用を説明すると、図1に
おいて不図示の被検体がコンベヤシステム3に載置さ
れ、操作部5から検査指示が与えられると、演算制御手
段4は、X線発生部1に対してX線を照射させると共
に、コンベヤシステム3を駆動状態とする。そして、被
検体がラインセンサ2上を移動すると、被検体の透過デ
ータがラインセンサ2から順次演算制御手段4に送出さ
れ、当該演算制御手段4は、ラインセンサ2端部の検出
素子データを用いて残りの検出素子データのX線強度の
変動補正を行った後、被検体の2次元像を合成し、異物
の有無などの検査結果を2次元像と共にTVモニタ6に
表示する。
【0017】ここで、演算制御手段4でなされるX線変
動補正の動作を図4に基づいて説明する。
【0018】同図において、上図は、時間の経過と共に
X線強度Iが変動する様子を、また、中図は、各検出素
子(本実施例では全Nチャンネルとする)から検知デー
タが出力されるタイミングを、さらに、下図は、順次得
られたデータの時系列を示している。
【0019】ここで、シフトレジスタ2b”の駆動周波
数をfとするとラインセンサ2内での最大時間遅れT
は、以下の式で表せる。
【0020】 T=ラインセンサの素子数N/駆動周波数f また、ラインセンサ2で得られる一ライン毎の集合デー
タ単位をフレームとし、J番目に得られる集合データ単
位をJフレームとして、Jフレームにおいてラインセン
サのm番目のチャンネルで得られるデータをImjと表
す。
【0021】このとき、ラインセンサ2の1番目のチャ
ンネルをX線強度の変動補正用のリファレンスチャンネ
ルとし、X線照射から積分時間を含めた各チャンネルの
データ収集が終了するまでの時間をTint とすると、検
出データImjに対するX線強度変動補正は、次式によっ
て行うことができる。
【0022】I’mj=Imj/(I1,j ×(1−(m−
1)/(f・Tint ))+I1,j+1 ×(m−1)/(f
・Tint )) これにより、一フレーム内で無視できないX線の強度変
動が生じた場合であっても、同一フレーム内でX線の強
度変動が各チャンネル毎になされるため、アーティファ
クトの少ない良好な2次元像が得られる。
【0023】なお、上述した実施の形態では、レファレ
ンスチャンネルをラインセンサ2の1番目のチャンネル
として構成したが、被検体が通過する際に被検体に遮ら
れない数チャンネルの平均値をリファレンスデータとし
て用いても良い。また、X線照射時から積分のための待
ち時間がない場合、Tint =Tとなるので計算をより簡
略化できる。
【0024】さらに、上述した実施の形態では、本発明
をX線異物検査装置に実施した場合を示したが、X線撮
像装置においても同様の補正を行うことで正確なX線の
変動補正を行うことができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、一フレーム内で無視で
きないX線強度変動が生じた場合であっても、同一フレ
ーム内でX線の強度変動が各チャンネル毎になされるた
め、良好なX線変動補正がなされる。
【0026】このため、アーティファクトの少ない良好
な2次元像が得られ、X線異物の検知精度が向上すると
共に、被検体の診断を高精度になしうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるX線検査装置の全体概略図であ
る。
【図2】X線発生部及びラインセンサの概略を示す図で
ある。
【図3】ラインセンサの詳細図である。
【図4】X線変動補正の動作を示す補助図である。
【符号の説明】
1 X線発生部 2 ラインセンサ 3 コンベヤシステム 4 演算制御手段 5 操作部 6 TVモニタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管と、これに対向して配設され多数
    の検出素子からなるラインセンサを有し、前記ラインセ
    ンサと被検体とを相対的に移動させ各検出素子から得ら
    れたデータから当該被検体の検査を行うX線検査装置に
    おいて、 前記ラインセンサ端部の検出素子のデータと次時刻に当
    該検出素子で得られるデータから、各検出素子毎のX線
    検知時刻に応じた重みづけデータを求め、当該重みづけ
    データにより各検出素子で得られるデータのX線強度の
    変動補正を行う演算手段を備えたことを特徴とするX線
    検査装置。
JP9011576A 1997-01-24 1997-01-24 X線検査装置 Pending JPH10206350A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9011576A JPH10206350A (ja) 1997-01-24 1997-01-24 X線検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9011576A JPH10206350A (ja) 1997-01-24 1997-01-24 X線検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10206350A true JPH10206350A (ja) 1998-08-07

Family

ID=11781751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9011576A Pending JPH10206350A (ja) 1997-01-24 1997-01-24 X線検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10206350A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002131247A (ja) * 2000-10-25 2002-05-09 Anritsu Corp X線異物検出装置
JP2004125715A (ja) * 2002-10-07 2004-04-22 Yamato Scale Co Ltd X線異物検査装置の感度校正方法及び感度校正装置
JP2006071423A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Ishida Co Ltd X線検査装置
JP2012181028A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Yokogawa Electric Corp 放射線検査装置
JP2014145616A (ja) * 2013-01-28 2014-08-14 Ihi Inspection & Instrumentation Co Ltd X線検査装置及び方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002131247A (ja) * 2000-10-25 2002-05-09 Anritsu Corp X線異物検出装置
JP2004125715A (ja) * 2002-10-07 2004-04-22 Yamato Scale Co Ltd X線異物検査装置の感度校正方法及び感度校正装置
JP2006071423A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Ishida Co Ltd X線検査装置
JP4669250B2 (ja) * 2004-09-01 2011-04-13 株式会社イシダ X線検査装置
JP2012181028A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Yokogawa Electric Corp 放射線検査装置
JP2014145616A (ja) * 2013-01-28 2014-08-14 Ihi Inspection & Instrumentation Co Ltd X線検査装置及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7268354B2 (en) Method for operation of a counting radiation detector with improved linearity
US20050078793A1 (en) X-ray diagnosis apparatus
JP5486620B2 (ja) 骨塩定量分析方法および骨塩定量分析システム、並びに記録媒体
JP2004344249A (ja) 放射線撮影装置、放射線撮影方法、放射線撮影プログラム及び記録媒体
US7460643B2 (en) Radiographic apparatus and radiation detection signal processing method
EP1426009B1 (en) X-ray-tomographic imaging apparatus and method with non-destructive read-out solid-state image pickup device
JPWO2003000136A1 (ja) X線画像診断装置及びx線画像データの補正方法
EP0955009B1 (en) Radiographic apparatus
US20040156481A1 (en) Radiographic apparatus
EP1987771A1 (en) Radiation image pickup device and method of processing radiation detecting signal
JP6887812B2 (ja) 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
US20100135455A1 (en) Digital integration with detector correction
JP4366177B2 (ja) 保持画像アーティファクトを補正する方法及び装置
JPH07171142A (ja) 放射線診断装置
JPH10206350A (ja) X線検査装置
EP1990003A1 (en) Radiation image pick-up device and radiation detecting signal processing method
JP4772998B2 (ja) 半導体x線検出器の光導線性fetによって誘引されるオフセットの簡単な測定手段
US7075090B2 (en) Radiological imaging apparatus and radiological imaging method
JPH05217689A (ja) X線撮影装置およびx線撮影方法
EP1524515A1 (en) X-ray analysis apparatus
JP2020185342A (ja) 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP7330748B2 (ja) 放射線撮像装置、制御装置、制御方法及びプログラム
JP2009131563A (ja) X線ct装置
JP3308629B2 (ja) X線ラインセンサ透視装置
JP2000278611A (ja) ディジタル式検出器のスキャン電荷補償方法および装置