JP7330748B2 - 放射線撮像装置、制御装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

放射線撮像装置、制御装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、放射線撮像装置、制御装置、制御方法及びプログラムに関するものである。
現在、医療画像診断や非破壊検査に用いられる放射線撮像装置として、半導体材料によって形成された平面検出器(Flat Panel Detector、以下「FPD」と略す)を備えた放射線撮像装置が普及している。このような放射線撮像装置は、例えば医療画像診断においては、一般撮影のような静止画撮影や、透視撮影のような動画撮影のデジタル撮像装置として用いられている。
また、放射線撮像装置の中には、放射線の照射線量をモニタして当該照射線量が目標値に達した場合に放射線の照射を終了させる(例えば、放射線の照射を停止させるための信号を放射線照射部に対して出力する)ものがある。この動作は、自動露光制御(Automatic Exposure Control(AEC))と称され、この動作によって、例えば放射線の過剰照射を防ぐことができる。このような放射線撮像装置として、例えば、特許文献1には、放射線検出器に、放射線画像を撮影するための複数の放射線画像撮影用画素に加えて、放射線の照射量(照射線量)を検出するための複数の放射線照射量検出用画素を備える放射線撮像装置が提案されている。一般に、FPDにおいては、正常な信号を出力しない欠損(欠陥)画素が1パネルの中に複数存在する。この点、特許文献1には、放射線照射量検出用画素に周囲に放射線画像撮影用画素を配置し、放射線照射量検出用画素の周辺の放射線画像撮影用画素の欠陥発生状況に基づいて、放射線照射量検出用画素の欠陥を判定する技術が記載されている。
特開2014-68882号公報
しかしながら、特許文献1の記載の技術では、放射線照射量検出用画素に対する欠陥判定の精度に課題がある。例えば、放射線照射量検出用画素は、当該画素に含まれるフォトダイオード等の変換素子の異常などによって、その周辺の放射線画像撮影用画素が欠損画素でない場合でも、放射線照射量検出用画素のみが欠損画素となる場合がある。
即ち、特許文献1に記載の技術では、放射線の照射線量に基づく照射線量信号を出力する複数の照射線量信号出力画素による放射線照射線量計測機能の異常の有無を効率的に且つ精度良く判定することが困難であるという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、複数の照射線量信号出力画素による放射線照射線量計測機能の異常の有無を効率的に且つ精度良く判定できる仕組みを提供することを目的とする。
本発明の放射線撮像装置は、放射線を用いた撮像を行って放射線画像を取得する放射線撮像装置であって、前記放射線の照射線量に基づく照射線量信号を出力する複数の照射線量信号出力画素を含み構成された画素領域と、前記複数の照射線量信号出力画素から出力された複数の前記照射線量信号を用いて、前記複数の照射線量信号出力画素から構成される画素群の出力異常の有無を判定する判定手段と、前記判定手段によって前記出力異常が有ると判定された前記画素群について、当該画素群を構成する前記複数の照射線量信号出力画素の中から出力異常の画素を特定する特定手段と、を有する
本発明によれば、複数の照射線量信号出力画素による放射線照射線量計測機能の異常の有無を効率的に且つ精度良く判定することができる。
本発明の第1の実施形態に係る放射線撮像装置の概略構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図1に示す放射線検出部の内部構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図2に示す画素領域の行方向の画素を照射線量信号出力画素として機能させる駆動モードの場合の動作の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図3(b)に示す照射線量信号出力画素群の出力値の読み出し回数における出力値変動量(出力値変動推移)の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図2に示す画素領域の行方向の画素を照射線量信号出力画素として機能させる駆動モードの場合の動作の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示し、図1に示す放射線検出部の内部構成の一例を示す図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。なお、以下の本発明の各実施形態の説明では、本発明に係る放射線撮像装置として、放射線の一種であるX線を用いて被写体のX線画像の撮像を行うX線撮像装置を想定した例について説明を行う。また、本発明においては、本発明に係る放射線として、上述したX線に限定されるものではなく、例えば、α線、β線、γ線等の他の放射線を適用することも可能である。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る放射線撮像装置100の概略構成の一例を示す図である。この放射線撮像装置100は、被写体Pに対して放射線(例えば、X線)Rを用いた撮像を行って、被写体Pの放射線画像(例えば、X線画像)を取得する装置である。ここで、被写体Pとしては、例えば、人体を適用することが想定されるが、本発明においては、この人体に限定されるものではなく、人体以外の物体であってもよい。
放射線撮像装置100は、図1に示すように、放射線照射部110、放射線検出部120、撮影条件設定部130、制御部140、画像処理部150、及び、表示部160を有して構成されている。
放射線照射部110は、例えば制御部140に制御に基づいて、被写体Pに向けて放射線Rを照射する。この放射線照射部110は、図1に示すように、放射線を発生する放射線発生部(例えば、X線管球)111、及び、放射線発生部111において発生した放射線Rのビームの広がり角を規定するコリメータ112を含み構成されている。
放射線検出部120は、複数の画素が絶縁基板上に行列状に配置された画素領域を含み構成されており、例えば上述したFPDである。放射線検出部120の画素領域は、放射線画像に係る画像信号を出力する複数の画像信号出力画素、及び、放射線Rの照射線量に基づく照射線量信号を出力する複数の照射線量信号出力画素を含み構成されている。画像信号出力画素から出力された画像信号や照射線量信号出力画素から出力された照射線量信号は、放射線検出部120の内部において所定の処理が行われた後、画像処理部150や制御部140に出力される。この際、本発明においては、照射線量信号出力画素と画像信号出力画素とは、放射線検出部120の画素領域において、同一の画素として構成されている態様であっても或いは異なる画素として構成されている態様であっても、適用可能である。ここで、本実施形態では、照射線量信号出力画素と画像信号出力画素とは、放射線検出部120の画素領域において、同一の画素として構成されている態様を採る。そして、本実施形態では、当該同一の画素は、駆動させるタイミングを相互に異ならせることによって照射線量信号出力画素または画像信号出力画素として機能するものとする。
撮影条件設定部130は、被写体Pに照射される放射線Rの目標線量や、放射線発生部111における管電圧等の撮影条件を設定する構成部である。撮影条件設定部130は、例えば操作者が入力した撮影条件情報に基づいて、上述した撮影条件を設定し、設定した撮影条件の情報を制御部140に送信する。
制御部140は、例えば撮影条件設定部130から送信された撮影条件の情報や放射線検出部120から取得した信号等に基づいて、放射線照射部110、放射線検出部120及び画像処理部150を制御する。例えば、制御部140は、放射線検出部120から取得した上述の照射線量信号に応じた照射線量をモニタし、当該照射線量が予め設定された目標線量に達した場合に、放射線照射部110に対して放射線Rの照射停止信号を送信する照射停止制御を行う。そして、照射停止信号を受信した放射線照射部110は、放射線Rの照射停止を行う。
また、図1に示す例では、制御部140は、判定部141、及び、特定部142を含み構成されている。判定部141は、放射線検出部120の画素領域に含み構成されている複数の照射線量信号出力画素から出力された複数の照射線量信号を用いて、複数の照射線量信号出力画素から構成される照射線量信号出力画素群の出力異常の有無を判定する。また、特定部142は、判定部141によって出力異常が有ると判定された照射線量信号出力画素群について、当該画素群を構成する複数の照射線量信号出力画素の中から出力異常の画素を特定する。ここで、制御部140の内部に構成された判定部141及び特定部142は、ソフトウェアで構成されていてもよいし、ハードウェアで構成されていてもよい。なお、図1に示す例では、放射線検出部(FPD)120の外部の制御部140に、判定部141及び特定部142を構成する態様を示しているが、本実施形態においてはこの態様に限定されるものではない。例えば、放射線検出部120の内部に、判定部141及び特定部142を構成する態様も、本実施形態に適用可能である。
また、制御部140は、特定部142によって出力異常の画素として特定された照射線量信号出力画素から出力された照射線量信号については、上述した放射線照射部110に対する放射線Rの照射停止制御における出力値としては使用しない形態を採りうる。
画像処理部150は、例えば制御部140の制御に基づいて、放射線検出部120の画素領域に含み構成されている複数の画像信号出力画素から出力された画像信号を処理して、診断に適した放射線画像の画像データを生成する。そして、画像処理部150は、生成した放射線画像の画像データを表示部160に送信する。
表示部160は、画像処理部150から送信された放射線画像の画像データを受信し、受信した放射線画像の画像データに基づく放射線画像を表示する。また、表示部160は、画像処理部150を介して制御部140から送信された各種の情報等も、必要に応じて表示する。
次に、図1に示す放射線検出部120の内部構成について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態を示し、図1に示す放射線検出部120の内部構成の一例を示す図である。以下、この図2に示す第1の実施形態における放射線検出部120を「放射線検出部120-1」と記載する。
放射線検出部120-1は、図2に示すように、画素領域121、バイアス電源122、駆動回路であるシフトレジスタ123、読出回路124、バッファ増幅器125、及び、A/D変換器126を有して構成されている。
画素領域121は、例えば絶縁基板上に複数の画素210が行列状に配置されて構成されている。ここで、図2に示す例では、説明の簡便化のために、5行×5列の画素210(具体的には、図2に示す画素210-11~画素210-55)が配置された画素領域121が示されているが、実際の画素領域121には、より多くの画素210が配置されている。例えば、17インチのFPDでは、約2800行×約2800列の画素210を有しうる。
1つの画素210は、入射した放射線Rを電荷に変換する変換素子S、及び、変換素子Sで発生した電荷に応じた電気信号を出力するためのスイッチ素子Tを含み構成されている。図2に示す例では、1行1列目の画素210-11に含まれる変換素子Sを「変換素子S11」として記載し、1行1列目の画素210-11に含まれるスイッチ素子Tを「スイッチ素子T11」として記載している。ここで、任意の自然数m及びnを用いて一般化して図2に示す例を説明すると、m行n列目の画素210-mnに含まれる変換素子Sを「変換素子Smn」として記載し、m行n列目の画素210-mnに含まれるスイッチ素子Tを「スイッチ素子Tmn」として記載している。
本実施形態においては、変換素子Sは、例えば、放射線Rを光電変換素子で検知可能な光に変換する波長変換体(例えば、シンチレータ)と、波長変換体で変換された光を電荷に変換する光電変換素子を含む、間接型の変換素子が用いられうる。この場合、光電変換素子は、ガラス基板などの絶縁基板上に配置され、例えばアモルファスシリコンを主材料とするMIS型のフォトダイオードが用いられてもよい。また、光電変換素子は、シリコンなどの半導体基板上に配置されたPIN型のフォトダイオードを用いてもよい。また、変換素子Sは、上述した間接型の変換素子に限定されるものではなく、放射線Rを直接、電荷に変換する直接型の変換素子が用いられてもよい。この場合、変換素子の主材料としては、例えばアモルファスセレンなどが用いられうる。図2に示された複数の変換素子Sは、放射線検出部120-1に到達した放射線Rの二次元分布を検出する。
スイッチ素子Tには、例えば、制御端子と2つの主端子とを有するトランジスタが用いられうる。本実施形態においては、スイッチ素子Tは、薄膜トランジスタ(TFT)が用いられうる。
変換素子Sの一方の電極は、スイッチ素子Tの2つの主端子の一方に電気的に接続され、変換素子Sの他方の電極は、共通のバイアス配線を介してバイアス電源122に電気的に接続される。行方向(図2において横方向)に配置されているスイッチ素子T、例えば1行目のスイッチ素子T11~T15は、制御端子が駆動配線Vg(1)に共通に電気的に接続されている。このスイッチ素子T11~T15には、シフトレジスタ123から駆動配線Vg(1)を介して、スイッチ素子T11~T15の導通状態を制御する駆動信号が与えられる。また、列方向(図2において縦方向)に配置されているスイッチ素子T、例えば1列目のスイッチ素子T11~T51は、他方の主端子が信号配線Sig1に電気的に接続されている。スイッチ素子T11~T51が導通状態である間、変換素子Sに蓄積された電荷に応じた信号が、信号配線Sig1を介して読出回路124に出力される。列方向に配置されている信号配線Sig1~Sig5は、同じ駆動配線Vgに接続された画素210から出力される信号を、並列に読出回路124に伝送する。
ここで、本実施形態では、上述したように、上述の照射線量信号出力画素と画像信号出力画素とは、放射線検出部120-1の画素領域121において、同一の画素210として構成されている態様を採りうる。この場合、図1の制御部140は、シフトレジスタ123を制御して、画素210を駆動させるタイミングを相互に異ならせることによって当該画素を上述した照射線量信号出力画素または画像信号出力画素として機能させるものとする。例えば、図1の制御部140は、撮影条件設定部130からの情報に基づいて、画素210を照射線量信号出力画素として機能させる第1の駆動モードと、画素210を画像信号出力画素として機能させる第2の駆動モードのいずれかの駆動モードを選択しうる。
シフトレジスタ123は、図1の制御部140から供給される制御信号D-CLK、DIO及びOEに応じて、スイッチ素子Tを導通状態にする導通電圧Vcomと非導通状態にする非導通電圧Vssとを含む駆動信号を、それぞれの駆動配線Vgに出力する。これによって、シフトレジスタ123は、スイッチ素子Tの導通状態及び非導通状態を制御し、画素領域121のそれぞれの画素210を駆動する。具体的に、制御信号D-CLKは、駆動回路として用いられるシフトレジスタ123のシフトクロック信号である。また、制御信号DIOは、シフトレジスタ123が転送するパルス信号である。また、制御信号OEは、シフトレジスタ123の出力端を制御する信号である。以上によって、駆動の所要時間と走査方向が設定される。
読出回路124には、画素領域121に配置された画素210から並列に出力された信号を増幅する増幅回路242が、信号配線Sigごとに設けられている。増幅回路242は、積分増幅器2421、可変増幅器2422、及び、サンプルホールド回路2423を含み構成されている。積分増幅器2421は、画素210から出力された信号を増幅する。より具体的には、積分増幅器2421は、画素210から読み出された電気信号を増幅して出力する演算増幅器、積分容量、及び、リセットスイッチを含む。積分増幅器2421は、積分容量の値を変化させることによって、増幅率を変更することが可能である。また、積分増幅器2421の演算増幅器における反転入力端子には、画素210から出力された信号が入力され、演算増幅器における正転入力端子には、基準電源241から基準電圧Vrefが入力される。また、積分増幅器2421の演算増幅器における出力端子から、増幅された信号が出力される。また、積分増幅器2421において、積分容量が、演算増幅器の反転入力端子と出力端子との間に配置される。可変増幅器2422は、積分増幅器2421から出力された信号を増幅する。サンプルホールド回路2423は、積分増幅器2421及び可変増幅器2422で増幅された信号をサンプリングし保持する。このサンプルホールド回路2423は、サンプリングスイッチ、及び、サンプリング容量を含む。また、読出回路124は、増幅回路242から並列に読み出された信号を順次出力して直列の電気信号として出力するマルチプレクサ243を含み構成されている。
この読出回路124は、図1の制御部140から供給される制御信号RC、SH及びCLKに応じて、各構成要素の動作が制御される。具体的に、制御信号RCは、積分増幅器2421のリセットスイッチの動作を制御するための信号である。また、制御信号SHは、サンプルホールド回路2423の動作を制御するための信号である。また、制御信号CLKは、マルチプレクサ243の動作を制御するための信号である。
バッファ増幅器125は、マルチプレクサ243から出力された電気信号をインピーダンス変換してA/D変換器126に出力する。
A/D変換器126は、バッファ増幅器125から出力されたアナログの電気信号を、デジタルの電気信号に変換する。例えば、画素210を照射線量信号出力画素として機能させる駆動モードの場合、放射線Rの照射中、当該画素210(照射線量信号出力画素)からA/D変換器126を介して出力されるデジタルの電気信号(照射線量信号)は、例えば制御部140に供給される。また、例えば、画素210を画像信号出力画素として機能させる駆動モードの場合、放射線Rの照射後、当該画素210(画像信号出力画素)からA/D変換器126を介して出力されるデジタルの電気信号(画像信号)は、例えば画像処理部150に供給される。
図3は、本発明の第1の実施形態を示し、図2に示す画素領域121の行方向の画素210を照射線量信号出力画素として機能させる駆動モードの場合の動作の一例を示す図である。
具体的に、図3(a)には、例えばシフトレジスタ123を介した制御部140の制御によって、図2に示す画素領域121に3行の照射線量信号出力画素ライン301-1,301-2及び301-3が設定された様子を示している。ここで、照射線量信号出力画素ライン301-1~301-3は、画素領域121の連続した行に設定された態様であっても、或いは、画素領域121において所定行の間隔を空けて設定された態様であってもよい。なお、照射線量信号出力画素ライン301-1~301-3が、画素領域121において所定行の間隔を空けて設定された態様の場合には、画素領域121に行列状に設けられた画素210のうち、一部の画素210を照射線量信号出力画素として機能させる形態を採る。
図3(b)は、図3(a)に示す領域310の内部を拡大した図を示している。照射線量信号出力画素ライン301-1には、複数の照射線量信号出力画素302-1が設定されている。また、照射線量信号出力画素ライン301-2には、複数の照射線量信号出力画素302-2が設定されている。また、照射線量信号出力画素ライン301-3には、複数の照射線量信号出力画素302-3が設定されている。なお、図3(b)に示す例では、図示を簡便化するために、それぞれの照射線量信号出力画素ライン301に、2つの照射線量信号出力画素302のみを図示しているが、実際には3つ以上の照射線量信号出力画素302が設定されている。
また、図3(b)に示す例では、列方向に配置された複数の照射線量信号出力画素302-1~302-3を、照射線量信号出力画素群303として構成(設定)している。ここで、図3(b)に示す例では、照射線量信号出力画素群303が複数構成されている。具体的に、図3(b)に示す例では、領域310のうち、左から1番目の列に配置された複数の照射線量信号出力画素302-1~302-3から照射線量信号出力画素群303-1が構成され、左から2番目の列に配置された複数の照射線量信号出力画素302-1~302-3から照射線量信号出力画素群303-2が構成されている。
そして、制御部140の判定部141は、放射線Rの照射線量を検出する駆動モード時には、シフトレジスタ123及び読出回路124等を制御して、それぞれの照射線量信号出力画素群303について、それぞれの照射線量信号出力画素群303に含まれる複数の照射線量信号出力画素302-1~302-3から出力された複数の照射線量信号を用いて、出力異常の有無を判定する。
ここでは、図3(b)に示す照射線量信号出力画素群303-1の出力異常の有無を判定する場合の一例について説明する。制御部140の判定部141は、例えば放射線Rの照射時に、シフトレジスタ123及び読出回路124等を制御して、照射線量信号出力画素群303-1に含まれる複数の照射線量信号出力画素302-1~302-3から出力された複数の照射線量信号を加算した合計値を取得する。また、制御部140の判定部141は、照射線量信号出力画素群303-1の近傍に位置する照射線量信号出力画素群303-2についても、上述した照射線量信号出力画素群303-1の場合と同様の制御を行って、上述した合計値を取得する。そして、制御部140の判定部141は、上述した、照射線量信号出力画素群303-1の合計値と、照射線量信号出力画素群303-1の近傍に位置する照射線量信号出力画素群303-2の合計値との差が、予め定められた閾値範囲を外れる場合に、出力が安定していないため、照射線量信号出力画素群303-1に出力異常が有る(例えば、照射線量信号出力画素群303-1に含まれる複数の照射線量信号出力画素302-1~302-3の中に欠損画素が存在する)と判定する。なお、本実施形態では、上述した照射線量信号出力画素群303-1の合計値を照射線量信号出力画素群303-1の出力値として取得し、上述した照射線量信号出力画素群303-2の合計値を照射線量信号出力画素群303-2の出力値として取得してもよい。
なお、ここでは、近傍に位置する照射線量信号出力画素群303-2の合計値(出力値)との比較で照射線量信号出力画素群303-1の出力異常の有無を判定する態様について説明を行ったが、本実施形態においては、この態様に限定されるものではない。本実施形態に適用可能な他の態様について、図4を用いて説明する。
放射線検出部120は、その内部の状態や使用環境により、出力値が変動することがある。図4は、本発明の第1の実施形態を示し、図3(b)に示す照射線量信号出力画素群303の出力値の読み出し回数における出力値変動量(出力値変動推移)の一例を示す図である。例えばこの図4に示された出力値の変動に鑑みて、制御部140の判定部141は、放射線Rの非照射時に、例えば図3(b)に示す照射線量信号出力画素群303-1に含まれる複数の照射線量信号出力画素302-1~302-3から出力される複数の照射線量信号に基づく出力値の変動量が、予め定められた閾値範囲を外れる場合に、照射線量信号出力画素群303-1に出力異常が有ると判定する態様も、本実施形態に適用可能である。この際、本実施形態においては、例えば、図4に示す出力値変動推移の傾き量等の係数や出力値変動推移のバラつき量を、出力値変動量として用いてもよい。
また、制御部140の特定部142は、上述したように、判定部141によって出力異常が有ると判定された照射線量信号出力画素群303について、当該画素群を構成する複数の照射線量信号出力画素302-1~302-3の中から出力異常の画素を特定する。
例えば、出力異常の画素の特定方法の一例として、以下の態様が挙げられる。
特定部142は、判定部141によって出力異常が有ると判定された照射線量信号出力画素群303に含まれる複数の照射線量信号出力画素302-1~302-3のうちの1つの照射線量信号出力画素から出力された照射線量信号の出力値と、当該1つの照射線量信号出力画素の近傍の照射線量信号出力画素から出力された照射線量信号の出力値との差が、予め定められた閾値範囲を外れる場合に、当該1つの照射線量信号出力画素を出力異常の画素として特定する。例えば、特定部142は、図3(b)に示す照射線量信号出力画素302-1の出力値と、その近傍の照射線量信号出力画素302-2の出力値との差が、予め定められた閾値範囲を外れる場合に、照射線量信号出力画素302-1を出力異常の画素として特定する。
また、例えば、出力異常の画素の特定方法の一例として、以下の態様が挙げられる。
特定部142は、判定部141によって出力異常が有ると判定された照射線量信号出力画素群303に含まれる照射線量信号出力画素302のうち、その出力値が予め定められた閾値範囲を外れる照射線量信号出力画素302を、出力異常の画素として特定する。
また、例えば、出力異常の画素の特定方法の一例として、以下の態様が挙げられる。
特定部142は、出力異常が有ると判定された照射線量信号出力画素群303に含まれる照射線量信号出力画素302のうち、放射線Rの照射時の感度が予め定められた閾値範囲を外れる照射線量信号出力画素302を、出力異常の画素として特定する。
さらに、判定部141は、図2に示す画素210を画像信号出力画素として機能させる駆動モードの場合には、複数の画像信号出力画素(210)における各画像信号出力画素から出力される信号を用いて、各画像信号出力画素ごとに出力異常の有無を判定する。本実施形態では、図3(b)に示す照射線量信号出力画素302は、駆動させるタイミングを異ならせることによって、画像信号出力画素としても使用されうる。図2に示す複数の画素210のうち、画像信号出力画素に加えて照射線量信号出力画素302としても機能する画素210は、放射線Rの照射線量を計測する場合には、画素領域121内の画像信号出力画素としてのみ機能する他の画素210とは、駆動速度、ビニング、ゲイン設定等が共通化されないことがある。そのため、放射線Rの照射線量計測を目的とした照射線量信号出力画素302の計測精度を保証するためには、判定部141による画像信号出力画素の出力異常の判定処理とは別のタイミングで、特定部142による出力異常の画素の特定処理を行うことが望ましい。ここで、制御部140の判定部141及び特定部142は、照射線量信号出力画素群303や図2に示すそれぞれの画素210の出力異常の有無を検査する検査部を構成する。また、制御部140の判定部141及び特定部142による上述した検査は、放射線撮像装置100(放射線検出部120)の出荷前及び市場において、実施することができる。放射線撮像装置100(放射線検出部120)は、使用頻度等により、画素210の出力異常(例えば、欠損画素)が増えることが想定されるため、定期的な検査の実施が望ましい。また、放射線Rの非照射条件時の検査は、放射線Rの照射条件時の検査と比べて、放射線照射部110が必要ないことから作業負担が低いため、所望のタイミングで放射線Rの非照射条件時の検査を実施することで、放射線照射線量計測機能の精度を高めてもよい。
照射線量信号出力画素302に加えて画像信号出力画素としても機能する画素210については、駆動速度、ビニング、ゲイン等が同じ共通設定であれば、放射線Rの非照射条件時の処理(検査)と放射線Rの照射条件時の処理(検査)とを、それぞれにおいて共通化できる。これにより、検査工程の時間短縮を実現することができる。
なお、図3に示す例では、1つの照射線量信号出力画素群303を、同列に配置された複数の照射線量信号出力画素302で構成する例について説明を行ったが、同行にある複数の照射線量信号出力画素302で構成する態様も、本実施形態に適用可能である。また、1つの照射線量信号出力画素群303を、複数の列及び複数の行に配置された複数の照射線量信号出力画素302で構成する態様も、本実施形態に適用可能であり、この態様を図5を用いて以下に説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態を示し、図2に示す画素領域121の行方向の画素210を照射線量信号出力画素として機能させる駆動モードの場合の動作の一例を示す図である。図5(a)には、画素領域121の内部の領域であって、それぞれに照射線量信号出力画素群を含む領域510-1~510-5を図示している。
図5(b)は、図5(a)に示す任意の領域510の内部を拡大した図を示している。この図5(b)の領域510には、例えばシフトレジスタ123を介した制御部140の制御によって、3行の照射線量信号出力画素ライン501-1,501-2及び501-3が設定された様子を示している。この図5(b)に示す照射線量信号出力画素ライン501-1,501-2及び501-3は、図3に示す照射線量信号出力画素ライン301-1,301-2及び301-3に対応するものである。
照射線量信号出力画素ライン501-1には、複数の照射線量信号出力画素502-1が設定されている。また、照射線量信号出力画素ライン501-2には、複数の照射線量信号出力画素502-2が設定されている。また、照射線量信号出力画素ライン501-3には、複数の照射線量信号出力画素502-3が設定されている。
そして、図5(b)に示す例では、3行×4列の照射線量信号出力画素502を、照射線量信号出力画素群503として構成(設定)している。ここで、図5(b)に示す例では、照射線量信号出力画素群503が複数構成されている。具体的に、図5(b)に示す例では、領域510の左から順番に、照射線量信号出力画素群503-1、照射線量信号出力画素群503-2、照射線量信号出力画素群503-3、照射線量信号出力画素群503-4が構成されている。
そして、図5(b)に示す場合にも、図3(b)を用いて説明したように、制御部140の判定部141は、シフトレジスタ123及び読出回路124等を制御して、それぞれの照射線量信号出力画素群503について、出力異常の有無を判定する。ここでは、図5(b)に示す照射線量信号出力画素群503-1の出力異常の有無を判定する場合の一例について説明する。判定部141は、まず、例えば放射線Rの照射時に、シフトレジスタ123及び読出回路124等を制御して、照射線量信号出力画素群503-1に含まれる複数の照射線量信号出力画素502から出力された複数の照射線量信号を加算した合計値を取得する。また、判定部141は、照射線量信号出力画素群503-1の近傍に位置する照射線量信号出力画素群503-2についても、上述した照射線量信号出力画素群503-1の場合と同様の制御を行って、上述した合計値を取得する。そして、判定部141は、上述した照射線量信号出力画素群503-1の合計値と照射線量信号出力画素群503-2の合計値との差が、予め定められた閾値範囲を外れる場合に、照射線量信号出力画素群503-1に出力異常が有ると判定する。なお、照射線量信号出力画素群503-2の出力異常の有無を判定する場合には、上述した近傍に位置する照射線量信号出力画素群503として、照射線量信号出力画素群503-1及び照射線量信号出力画素群503-3のうちの一方または両方を適用しうる。また、ここで説明した態様以外に、判定部141は、例えば図4を用いて説明した態様を用いて、照射線量信号出力画素群503の出力値の変動量が、予め定められた閾値範囲を外れる場合に、当該照射線量信号出力画素群503に出力異常が有ると判定してもよい。
以上説明した第1の実施形態に係る放射線撮像装置100では、複数の照射線量信号出力画素から出力された複数の照射線量信号を用いて、当該複数の照射線量信号出力画素から構成される照射線量信号出力画素群の出力異常の有無を判定するようにしている。
かかる構成によれば、複数の照射線量信号出力画素による放射線照射線量計測機能の異常の有無を効率的に且つ精度良く判定することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下に記載する第2の実施形態の説明では、上述した第1の実施形態と共通する事項については説明を省略し、上述した第1の実施形態と異なる事項について説明を行う。
第2の実施形態に係る放射線撮像装置の概略構成は、図1に示す第1の実施形態に係る放射線撮像装置100の概略構成と同様である。
図6は、本発明の第2の実施形態を示し、図1に示す放射線検出部120の内部構成の一例を示す図である。以下、この図6に示す第1の実施形態における放射線検出部120を「放射線検出部120-2」と記載する。また、この図6において、図2に示す構成と同様の構成については同じ符号を付しており、その詳細な説明は省略する。
放射線検出部120-2は、図6に示すように、画素領域621、バイアス電源122、駆動回路であるシフトレジスタ623、読出回路124、バッファ増幅器125、及び、A/D変換器126を有して構成されている。
上述した第1の実施形態は、同一の画素210を、駆動させるタイミングを相互に異ならせることによって、照射線量信号出力画素及び画像信号出力画素として機能させる形態であった。これに対して、第2の実施形態は、照射線量信号出力画素と画像信号出力画素とを、画素領域621において異なる画素として構成する形態である。
図6において、画素領域621に配置されている複数の画素210のうち、駆動配線Vg(d1)に接続されている画素210-23、及び、駆動配線Vg(d2)に接続されている画素210-43が、照射線量信号出力画素である。また、画素領域621に配置されている複数の画素210のうち、駆動配線Vg(1)~Vg(5)に接続されている画素210が、画像信号出力画素である。
図6(b)に示す画素領域621を、例えば、図3(b)に示す領域310に適用する場合、図6(b)に示す照射線量信号出力画素210-23を、照射線量信号出力画素群303-1に含まれる照射線量信号出力画素302-1として適用しうる。また、図6(b)に示す画素領域621を、例えば、図3(b)に示す領域310に適用する場合、図6(b)に示す照射線量信号出力画素210-43を、照射線量信号出力画素群303-1に含まれる照射線量信号出力画素302-2として適用しうる。さらに、図6(b)に示す画素領域621を、例えば、図3(b)に示す領域310に適用する場合、照射線量信号出力画素210-63(不図示)を、照射線量信号出力画素群303-1に含まれる照射線量信号出力画素302-3として適用しうる。この場合、制御部140の判定部141は、上述した第1の実施形態と同様にして、照射線量信号出力画素210-23、210-43及び210-63(不図示)を含み構成された照射線量信号出力画素群の出力異常の有無を判定する形態を採る。また、照射線量信号出力画素210-23、210-43及び210-63(不図示)を含み構成された照射線量信号出力画素群の出力異常の有無を判定する場合に、第1の実施形態で説明した、近傍に位置する照射線量信号出力画素群の合計値(出力値)との比較により判定を行う場合には、例えば、図6(b)に示す画素領域621の6列目の画素210に、図3(b)に示す照射線量信号出力画素群303-2の照射線量信号出力画素302-1に相当する照射線量信号出力画素210-26(不図示)、図3(b)に示す照射線量信号出力画素群303-2の照射線量信号出力画素302-2に相当する照射線量信号出力画素210-46(不図示)、及び、図3(b)に示す照射線量信号出力画素群303-2の照射線量信号出力画素302-3に相当する照射線量信号出力画素210-66(不図示)を設ける形態を採りうる。ここでは、画素領域621の列方向において3画素ごとに1つの照射線量信号出力画素を設ける態様を説明したが、本実施形態においてはこの態様に限定されるものではなく、他の間隔で照射線量信号出力画素を設けるようにしてもよい。
また、図6に示す例では、駆動配線Vg(d1)及び駆動配線Vg(d2)には、それぞれに1つの照射線量信号出力画素210が接続されているが、それぞれに複数の照射線量信号出力画素210が接続されていてもよい。
また、図6に示す例では、シフトレジスタ623は、駆動配線Vg(1)~Vg(5)と駆動配線Vg(d1)~Vg(d2)とを、それぞれ異なる駆動タイミングで当該駆動配線に接続された画素210を駆動させるように構成されている。
第2の実施形態では、図6に示すように、駆動配線Vg(1)~Vg(5)に接続された画像信号出力画素210と駆動配線Vg(d1)~Vg(d2)に接続された照射線量信号出力画素210とは、異なる画素として構成されている。このため、画像信号出力画素と照射線量信号出力画素は、駆動速度、ビニング、ゲイン等が共通設定ではない時には、検査工程の共通化は望ましくないため、第2の実施形態では、それぞれの画素に対する処理(検査)を共通化できない。
第2の実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様に、複数の照射線量信号出力画素による放射線照射線量計測機能の異常の有無を効率的に且つ精度良く判定することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明に含まれる。
なお、上述した本発明の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100:放射線撮像装置、110:放射線照射部、120:放射線検出部、121:画素領域、122:バイアス電源、123:シフトレジスタ、124:読出回路、125:バッファ増幅器、126:A/D変換器、130:撮影条件設定部、140:制御部、150:画像処理部、160:表示部、210:画素、241:基準電源、242:増幅回路、243:マルチプレクサ、301:照射線量信号出力画素ライン、302:照射線量信号出力画素、303:照射線量信号出力画素群、P:被写体、R:放射線

Claims (16)

  1. 放射線を用いた撮像を行って放射線画像を取得する放射線撮像装置であって、
    前記放射線の照射線量に基づく照射線量信号を出力する複数の照射線量信号出力画素を含み構成された画素領域と、
    前記複数の照射線量信号出力画素から出力された複数の前記照射線量信号を用いて、前記複数の照射線量信号出力画素から構成される画素群の出力異常の有無を判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記出力異常が有ると判定された前記画素群について、当該画素群を構成する前記複数の照射線量信号出力画素の中から出力異常の画素を特定する特定手段と、
    を有することを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記画素領域には、前記画素群が複数構成されており、
    前記判定手段は、複数の前記画素群のうちの1つの画素群から出力された前記複数の照射線量信号を加算した合計値と、前記複数の画素群のうち、前記1つの画素群の近傍の画素群から出力された前記複数の照射線量信号を加算した合計値との差が、予め定められた閾値範囲を外れる場合に、前記1つの画素群に前記出力異常が有ると判定することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 前記判定手段は、前記放射線の非照射時に、前記画素群から出力される前記複数の照射線量信号に基づく出力値の変動量が、予め定められた閾値範囲を外れる場合に、当該画素群に前記出力異常が有ると判定することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  4. 前記特定手段は、前記複数の照射線量信号出力画素のうちの1つの照射線量信号出力画素から出力された前記照射線量信号の出力値と、前記複数の照射線量信号出力画素のうち、前記1つの照射線量信号出力画素の近傍の照射線量信号出力画素から出力された前記照射線量信号の出力値との差が、予め定められた閾値範囲を外れる場合に、前記1つの照射線量信号出力画素を前記出力異常の画素として特定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記特定手段は、前記複数の照射線量信号出力画素のうち、前記照射線量信号の出力値が予め定められた閾値範囲を外れる照射線量信号出力画素を、前記出力異常の画素として特定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  6. 前記特定手段は、前記複数の照射線量信号出力画素のうち、前記放射線の照射時の感度が予め定められた閾値範囲を外れる照射線量信号出力画素を、前記出力異常の画素として特定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  7. 前記特定手段によって前記出力異常の画素として特定された前記照射線量信号出力画素から出力された前記照射線量信号は、前記照射線量に係る前記画素群の出力値としては使用されないことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  8. 前記画素領域は、前記放射線画像に係る画像信号を出力する複数の画像信号出力画素を更に含み構成されており、
    前記判定手段は、前記複数の画像信号出力画素における各画像信号出力画素から出力される信号を用いて、前記各画像信号出力画素ごとに出力異常の有無を更に判定することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  9. 前記照射線量信号出力画素と前記画像信号出力画素とは、前記画素領域において同一の画素として構成されており、
    前記同一の画素は、駆動させるタイミングを相互に異ならせることによって、前記照射線量信号出力画素または前記画像信号出力画素として機能することを特徴とする請求項に記載の放射線撮像装置。
  10. 記照射線量信号出力画素を前記画像信号出力画素と同じ駆動速度および同じゲインで駆動させている場合には、前記画像信号出力画素と前記照射線量信号出力画素は、前記放射線の非照射条件時における処理と前記放射線の照射条件時における処理とをそれぞれにおいて共通化できることを特徴とする請求項またはに記載の放射線撮像装置。
  11. 前記照射線量信号出力画素と前記画像信号出力画素とは、前記画素領域において異なる画素として構成されていることを特徴とする請求項に記載の放射線撮像装置。
  12. 記画像信号出力画素と当該画像信号出力画素とは異なる画素として構成されている前記照射線量信号出力画素とは、それぞれの画素に対する処理を共通化できないことを特徴とする請求項11に記載の放射線撮像装置。
  13. 前記判定手段は、前記画素領域を含むFPDの内部または外部に構成されていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  14. 放射線を用いた撮像を行って放射線画像を取得する放射線撮像装置が有する複数の照射線量信号出力画素から出力された複数の照射線量信号を用いて、前記複数の照射線量信号出力画素から構成される画素群の出力異常の有無を判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記出力異常が有ると判定された前記画素群について、当該画素群を構成する前記複数の照射線量信号出力画素の中から出力異常の画素を特定する特定手段と、
    を有することを特徴とする制御装置。
  15. 放射線を用いた撮像を行って放射線画像を取得する放射線撮像装置が有する複数の照射線量信号出力画素から出力された複数の照射線量信号を用いて、前記複数の照射線量信号出力画素から構成される画素群の出力異常の有無を判定し、前記出力異常が有ると判定された前記画素群について、当該画素群を構成する前記複数の照射線量信号出力画素の中から出力異常の画素を特定することを特徴とする制御方法。
  16. 請求項15に記載の制御方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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