JP2014145564A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】 開き戸式の扉に搭載された部品と冷蔵庫本体側に搭載された部品とを電気的に接続するために設けられる接続部を破損し難くすることができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】 冷蔵庫(1)は、開口部(24)を有する冷蔵庫本体(11)と、開口部(24)の近傍に延在する軸線(J)まわりに回動可能に冷蔵庫本体(11)に連結され、開口部(24)によって規定される開口(21)を開閉する扉(12)と、冷蔵庫本体(11)に設置され、冷蔵庫本体(11)に搭載された部品(22)と電気的に接続された本体側接続部(26)と、扉(12)に設置され、かつ扉(12)に搭載された部品(35)と電気的に接続され、扉(12)の開閉に伴って本体側接続部(26)に対して離接するように配設された扉側接続部(39)とを含み、各接続部(26,39)は、軸線(J)に近接した位置に設置されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 冷蔵庫(1)は、開口部(24)を有する冷蔵庫本体(11)と、開口部(24)の近傍に延在する軸線(J)まわりに回動可能に冷蔵庫本体(11)に連結され、開口部(24)によって規定される開口(21)を開閉する扉(12)と、冷蔵庫本体(11)に設置され、冷蔵庫本体(11)に搭載された部品(22)と電気的に接続された本体側接続部(26)と、扉(12)に設置され、かつ扉(12)に搭載された部品(35)と電気的に接続され、扉(12)の開閉に伴って本体側接続部(26)に対して離接するように配設された扉側接続部(39)とを含み、各接続部(26,39)は、軸線(J)に近接した位置に設置されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、冷蔵庫に関する。
近年、冷蔵室や冷凍室の温度の設定、節電運転の設定、ならびに食品冷凍時や製氷時の運転モードの設定などが可能な冷蔵庫が普及しており、このような冷蔵庫においては、前記のような設定を行うための操作を受付け、また現在の設定状態などの情報をユーザに対して視認可能に表示する操作パネルが搭載されている。従来から、このような操作パネルは、冷蔵室を開閉するために冷蔵庫本体に回動可能に連結された開き戸式の扉に対して設けられている。
このように、扉側に、操作パネルや回路基板などの電子部品、電力によって動作する電気部品を搭載する場合には、冷蔵庫本体側に設けられた電力供給源から扉側の部品へ電力を供給するために、さらには、扉側の部品と冷蔵庫本体側に搭載された制御回路との間で信号をやり取りするために、冷蔵庫本体側の部品と扉側の部品とを電気的に接続する必要がある。
この場合、冷蔵庫本体側の部品と扉側の部品とをリード線で直接接続すると、扉の開閉動作に伴ってリード線が断線してしまうおそれがある。また、この場合には、配線作業も複雑なものとなってしまう。そこで、従来から、冷蔵庫本体側の部品と扉側の部品とを繋ぐリード線を不要にするための技術が種々提案されている(たとえば、特許文献1〜3参照)。
図6は、第1の従来技術に係る冷蔵庫の構成を示す図であり、図6(a)は冷蔵庫を側方から見た図を示し、図6(b)は冷蔵庫を上方から見た図を示している。図6に示す第1の従来技術に係る冷蔵庫は、特許文献1に記載されたものである。特許文献1に記載の第1の従来技術では、冷蔵庫本体101に扉102が取り付けられている。この第1の従来技術では、冷蔵庫本体101側に、電力供給用コイル106および信号受信用コイル107が設けられ、これらの冷蔵庫本体101側のコイルが制御基板105から扉102に向かって冷蔵庫本体101の内部を通って配線されている。また、扉102側には、電力受給用コイル109および信号送信用コイル110が設けられ、これらの扉102側のコイルが操作パネル104から冷蔵庫本体101との近接部に向かって配線されている。そして、第1の従来技術では、冷蔵庫本体101側のコイルと扉102側のコイルとの間で相互誘導作用によって電力の供受給と信号の送受信とが行われる。これによって、配線が冷蔵庫本体101および扉102の外側に出ることがなく安価で、意匠上も見栄えのよいものが得られる。
しかしながら、この特許文献1に記載の第1の従来技術によれば、制御基板105と操作パネル104との間において、相互誘導作用を利用して電力の供受給や信号の送受信を
行っているので、冷蔵庫周辺に設置されている電子レンジなどの機器に起因するノイズの影響や経年による冷蔵庫の汚れ・水分の影響を受けて、誤動作を引き起こしてしまう可能性がある。そのため、誤動作を防止するために、別途ノイズ対策を施さなければならず、製造コストが増大してしまうという問題がある。
行っているので、冷蔵庫周辺に設置されている電子レンジなどの機器に起因するノイズの影響や経年による冷蔵庫の汚れ・水分の影響を受けて、誤動作を引き起こしてしまう可能性がある。そのため、誤動作を防止するために、別途ノイズ対策を施さなければならず、製造コストが増大してしまうという問題がある。
図7は、第2の従来技術に係る冷蔵庫の構成を示す図である。図7に示す第2の従来技術に係る冷蔵庫は、特許文献2に記載されたものである。特許文献2に記載の第2の従来技術では、冷蔵庫本体210の出入口212に装着された左扉213Aの開放縁に、右扉の開放縁を当てるピラー220が取り付けられ、右扉の当接面の裏側にコードヒータが配設される。コードヒータから引き出されたリード線240には磁気吸着式のプラグ241が接続され、左扉213Aの裏面の角部に形成された配線収容溝251から収容凹部252にわたって嵌められる。出入口212の上縁部の収容凹部254には、電源線250と接続されたコンセント246が嵌められる。左扉213Aが閉じられた際、コンセント246にプラグ241が正対し、磁石板249に磁性板244が磁力で吸着されて結合され、雄側電極243が挿通孔247内に進入して雌側電極と弾性的に接触する。左扉213Aを開けると、プラグ241が磁気吸引力に抗してコンセント246から離間し、雌雄の電極間の接続が断たれる。
この特許文献2に記載の第2の従来技術によれば、特許文献1に記載の第2の従来技術のような相互誘導作用ではなく、冷蔵庫本体210側および扉側のそれぞれに設けられた電極同士を物理的に接触させることによって、それぞれに設けられた部品同士を電気的に接続しているので、周辺の機器によるノイズの影響に起因する装置の誤動作を回避することは可能である。
しかしながら、特許文献2に記載の第2の従来技術に係る冷蔵庫では、扉側に装着されているプラグ241が、その扉の吊元側(扉の回動軸が設けられている側)とは反対側の端部に配設されているので、換言すれば、回動軸から大きく離れた位置に配設されているので、扉の回動に伴うプラグ241の移動速度が大きくなっている。このため、冷蔵室を閉じるために扉を回動させると、プラグ241に設けられた電極とコンセント246に設けられた電極とが大きな衝撃力で接触することとなり、プラグ241あるいはコンセント246が破損してしまうおそれがあるという問題がある。
図8は、第3の従来技術に係る冷蔵庫の構成を示す図である。図8に示す第3の従来技術に係る冷蔵庫は、特許文献3に記載されたものである。特許文献3に記載の第3の従来技術では、冷蔵庫本体306にヒンジを設けて扉308が開閉自在に取り付けられ、このヒンジを左右両方に設けて、左右どちらにも開閉できるように構成されている。第3の従来技術では、冷蔵庫本体306側に制御回路307が設けられ、扉308側に電子回路基板309が設けられており、扉308と冷蔵庫本体306との接触面に、電子回路基板309と制御回路307とを接続する端子310,311が左右方向中央部に設けられている。
特許文献3に記載の第3の従来技術においても、端子310,311が左右方向中央部に設けられているので、換言すれば、端子310,311が扉308の回動軸から離れた位置に設けられているので、冷蔵室を閉じるために扉308を回動させると、端子310,311が互いに大きな衝撃力で接触することとなり、端子310,311が破損してしまうおそれがあるという問題がある。
本発明の目的は、開き戸式の扉に搭載された部品と冷蔵庫本体側に搭載された部品とを電気的に接続するために設けられる接続部を破損し難くすることができる冷蔵庫を提供することである。
本発明は、開口部を有し、予め定める部品が搭載された冷蔵庫本体と、
前記開口部の近傍に延在する軸線まわりに回動可能に前記冷蔵庫本体に連結され、前記開口部によって規定される開口を開閉する扉であって、予め定める部品が搭載された扉と、
前記冷蔵庫本体に設置され、該冷蔵庫本体に搭載された部品と電気的に接続された第1の接続部と、
前記扉に設置され、該扉に搭載された部品と電気的に接続された第2の接続部であって、前記扉の開閉に伴って前記第1の接続部に対して離接するように配設された第2の接続部とを含み、
前記第1および第2の接続部は、前記軸線に近接した位置に設置されていることを特徴とする冷蔵庫である。
前記開口部の近傍に延在する軸線まわりに回動可能に前記冷蔵庫本体に連結され、前記開口部によって規定される開口を開閉する扉であって、予め定める部品が搭載された扉と、
前記冷蔵庫本体に設置され、該冷蔵庫本体に搭載された部品と電気的に接続された第1の接続部と、
前記扉に設置され、該扉に搭載された部品と電気的に接続された第2の接続部であって、前記扉の開閉に伴って前記第1の接続部に対して離接するように配設された第2の接続部とを含み、
前記第1および第2の接続部は、前記軸線に近接した位置に設置されていることを特徴とする冷蔵庫である。
また本発明は、前記第1および第2の接続部は、前記冷蔵庫本体および前記扉のそれぞれにおいて、前記軸線の延在方向に垂直な方向の中間部よりも該軸線に近い位置に設置されていることを特徴とする。
また本発明は、前記開口部は、前記軸線に近接した位置で、該軸線に平行に延びる縁部分を有し、
前記第1の接続部は、前記縁部分に設置されていることを特徴とする。
前記第1の接続部は、前記縁部分に設置されていることを特徴とする。
また本発明は、前記扉は、閉扉状態において、前記開口部に接触するガスケットを備え、
前記第2の接続部は、前記ガスケットの内部に設置されていることを特徴とする。
前記第2の接続部は、前記ガスケットの内部に設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1および第2の接続部が、軸線に近接した位置に配置されているので、第2の接続部が軸線から遠く離れた位置に配置される場合に比べて、扉の回動に伴う第2の接続部の移動速度を遅くすることができる。したがって、開かれている状態の扉を回動させて閉じる際に、第1の接続部と第2の接続部との接点に負荷される衝撃力を可及的に低減することができ、第1および第2の接続部が破損してしまうことを防止することができる。
以下、本発明の冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
[実施例1]
図1は、本発明の実施例1に係る冷蔵庫1の構成を概略的に示す図であり、図1(a)は開扉状態の冷蔵庫1の斜視図を示し、図1(b)は閉扉状態の冷蔵庫1の正面図を示している。なお、図においては、冷蔵庫1の幅方向を矢符Xで、冷蔵庫1の高さ方向を矢符Yで、冷蔵庫1の奥行方向を矢符Zで、それぞれ示している。
図1は、本発明の実施例1に係る冷蔵庫1の構成を概略的に示す図であり、図1(a)は開扉状態の冷蔵庫1の斜視図を示し、図1(b)は閉扉状態の冷蔵庫1の正面図を示している。なお、図においては、冷蔵庫1の幅方向を矢符Xで、冷蔵庫1の高さ方向を矢符Yで、冷蔵庫1の奥行方向を矢符Zで、それぞれ示している。
本実施例1に係る冷蔵庫1は、大略的に、食品などの貯蔵物を収容可能な貯蔵室Sが形成される箱状の冷蔵庫本体11と、冷蔵庫本体11に開閉可能に取付けられる開き戸式の扉12とを含んで構成されている。
冷蔵庫本体11は、それぞれ発泡断熱材が充填された複数の壁部によって、奥行方向Zの一方側である前方側において貯蔵室Sが外部空間に開放するように、大略的に直方体状の箱形に形成されており、冷蔵庫本体11の前方側には、矩形状の開口21を規定する矩形枠状の開口部24が形成されている。
開口部24は、高さ方向Yに延在している一対の縁部分24a,24bと、幅方向Xに延在している一対の縁部分24c,24dとによって矩形枠状に構成され、これら各縁部分24a〜24dの前方側の端面によって、平坦な矩形枠状の開口端面25が形成されている。この開口端面25は、奥行方向Zに垂直に延在している。
冷蔵庫本体11には、圧縮機、送風機、および冷却器(いずれも不図示)などが搭載されるとともに、冷蔵庫1の駆動を制御する制御回路基板22、および、商用電源から供給される電力を、必要とされる形態の電力に変換する電源回路基板23などの部品が搭載されている。
一方、扉12は、発泡断熱材が充填された矩形状の板状体31と、ガスケット32とを含んで構成され、その厚み方向Vに見たときの外寸が、冷蔵庫本体11の開口部24における開口端面25の外寸に略一致するように形成されている。
扉12は、ヒンジユニット13によって、冷蔵庫本体11を前方から見たときに左側に配置される縁部分24aの近傍において、該縁部分24aに平行に延在する、すなわち高さ方向Yに延在する軸線Jまわりに回動可能に冷蔵庫本体11に連結されている。
冷蔵庫本体11に形成された開口21は、扉12を、軸線Jまわりの一方側に回動させて、冷蔵庫本体11の開口部24を前方側から被覆する位置(以下、「閉塞位置」と称する)に配置することによって閉塞され、また、閉塞位置に配置されている扉12を、軸線J周りの他方側に回動させることによって開放される。
ここで、冷蔵庫本体11に連結された扉12において、厚み方向Vおよび軸線Jの延在方向(高さ方向Y)のいずれにも垂直な方向を扉幅方向Wと称し、扉12における扉幅方向Wの各端部のうち、ヒンジユニット13が連結される側、すなわち軸線Jに近い方に配置される端部を吊元側端部31aと称し、吊元側端部31aとは反対側の端部を戸先側端部31bと称する。
また、板状体31における厚み方向Vの各表面のうち、扉12が閉塞位置に配置された状態(閉扉状態)のときに、冷蔵庫本体11に臨む側の表面を背面41とし、背面41とは反対側の表面を前面42とする。
図1(b)に示すように、板状体31の前面42には、貯蔵室Sの温度の設定、節電モードなどの運転モードの設定を行うための操作を受付けるとともに、現在の設定状態、および貯蔵室Sに収容されている食品の保存状況などの情報をユーザに対して視認可能に表示する操作パネル33や、インテリア性を現出するLED(Light Emitting Diode)イルミネーション34が設けられている。
また、板状体31の内部には、操作パネル33およびLEDイルミネーション34の動作を制御するとともに、冷蔵庫本体11に搭載される制御回路基板22との間で信号をやり取りする回路基板35が埋設されており、この回路基板35には、操作パネル33をユーザが操作することによって処理された操作情報、および板状体31に設けられたセンサ(不図示)から取得された計測情報などの電子情報を蓄積するメモリ装置36と、蓄電機能を有し、蓄電した電力を操作パネル33、LEDイルミネーション34およびメモリ装置36などに供給する電力装置37とが搭載されている。操作パネル33は、たとえばLCD(liquid Crystal Display)パネルとタッチセンサとによって構成される。
この電力装置37は、コンデンサおよびバッテリなどを含んで構成され、後述するように、扉12が開けられることによって、冷蔵庫本体11側から扉12に搭載されている部品への電力の供給が遮断された場合に、予め蓄電しておいた電力を、操作パネル33、LEDイルミネーション34およびメモリ装置36などに供給するよう構成されている。
これにより、扉12が開かれている状態においても、操作パネル33およびLEDイルミネーション34は、電力装置37から供給される電力によって動作できるようになっている。同様に、メモリ装置36は、扉12が開かれている状態においてユーザにより操作パネル33が操作されたときに、電力装置37から供給される電力によって駆動して、電子情報を一時的に記憶できるようになっている。
ガスケット32は、板状体31の背面41における、閉扉状態のときに冷蔵庫本体11の開口端面25が対向する矩形枠状の領域に、該領域に沿って矩形枠状に敷設され、その内部には、磁石が埋設されている。
一方、冷蔵庫本体11の開口部24は、ガスケット32に埋設された磁石が吸着するように鋼板などで構成されており、扉12が閉塞位置に配置されると、ガスケット32に埋設された磁石と冷蔵庫本体11の開口部24との間で発生する磁気吸引力によって、扉12は、閉塞位置に保持される。
本実施例1では、ガスケット32は、ゴムなどの軟質材料から成っており、扉12が閉塞位置に配置されると、後述するように、前記磁気吸引力の作用によって、ガスケット32の先端部32aが弾性変形を伴って開口端面25に接触することで、ガスケット32の先端部32aと開口端面25とが密着し、貯蔵室Sが密封されて、貯蔵室S内の冷気が外部へ漏れないように構成されている。
かかる構造を有する冷蔵庫1においては、扉12側に搭載されている操作パネル33およびLEDイルミネーション34などの部品を動作させるために、冷蔵庫本体11側からこれらの部品に対して電力を供給する必要がある。また、操作パネル33に対する入力に基づいて冷蔵庫1の設定を変更するために、扉12側に搭載されている回路基板35と冷
蔵庫本体11側に搭載されている制御回路基板22との間で信号の授受を行う必要がある。そのために、扉12の開閉に伴って離接するように構成された接続部14が設けられている。
蔵庫本体11側に搭載されている制御回路基板22との間で信号の授受を行う必要がある。そのために、扉12の開閉に伴って離接するように構成された接続部14が設けられている。
接続部14は、冷蔵庫本体11に設けられ、壁部に埋設された本体内配線27によって、制御回路基板22および電源回路基板23と電気的に接続されている本体側接続部26と、扉12に設けられ、板状体31に埋設された扉内配線38によって、回路基板35と電気的に接続されている扉側接続部39とを含んで構成され、扉12が閉塞位置に配置されたときに、本体側接続部26と扉側接続部39とが物理的に接触するように、本体側接続部26は開口部24に、扉側接続部39はガスケット32に、それぞれ配設されている。
このような接続部14を備えることによって、閉扉状態においては、本体側接続部26と扉側接続部39とが物理的に接触することにより、この接続部14を介して本体内配線27と扉内配線38とが電気的に接続され、冷蔵庫本体11側から扉12側に搭載されている部品への電力の供給が可能となり、また、扉12側に搭載されている回路基板35と冷蔵庫本体11側に搭載されている制御回路基板22との間での信号の授受が可能となる。
一方、閉扉状態から扉12が開かれると、扉側接続部39が本体側接続部26から離反することにより、本体内配線27と扉内配線38とが電気的に遮断され、冷蔵庫本体11側から扉12側に搭載されている部品への電力の供給が停止し、また、扉12側に搭載されている回路基板35と冷蔵庫本体11側に搭載されている制御回路基板22との間での信号の授受が不可能となる。
そこで、前記のように、冷蔵庫本体11側から扉12側に搭載されている部品への電力の供給が停止した場合においても、該部品を動作させることができるように、蓄電機能を有する電力装置37が搭載されている。
また、扉12が開かれている状態で、ユーザにより操作パネル33に対して設定変更のための操作が行われた場合には、電力装置37から供給される電力によって操作情報がメモリ装置36に一時的に記憶され、その後、扉12が閉じられると、接続部14を介して、記憶された操作情報が制御回路基板22に伝達されるように構成されている。
本実施例1に係る冷蔵庫1は、この接続部14が配置される位置に特徴を有しており、具体的には、接続部14は、軸線Jに近接した位置に配置されている。ここで、軸線Jに近接した位置とは、扉12においては、扉幅方向Wの中間部よりも吊元側端部31a側の領域における位置のことであり、冷蔵庫本体11においては、閉扉状態において、前記吊元側端部31a側の領域に対向する領域における位置のことである。
本実施例1においては、図1に示すように、扉側接続部39は、ガスケット32において、冷蔵庫本体11の開口部24の上側の縁部分24cにおける開口端面25に接触する部分のうちの、前記中間部よりも吊元側端部31a寄りの位置に設けられ、本体側接続部26は、閉扉状態において、扉側接続部39と接触するように、開口部24の上側の縁部分24cに設けられている。
このように、本実施例1によれば、接続部14が、軸線Jに近接した位置に配置されているので、扉側接続部39が扉幅方向Wの中間部よりも戸先側端部31b側の領域に配置される場合に比べて、扉12の回動に伴う扉側接続部39の移動速度を遅くすることができる。したがって、開かれている状態の扉12を回動させて閉じる際に、本体側接続部2
6と扉側接続部39との接点に負荷される衝撃力を可及的に低減することができ、接続部14が破損してしまうことを防止することができる。
6と扉側接続部39との接点に負荷される衝撃力を可及的に低減することができ、接続部14が破損してしまうことを防止することができる。
図2は、扉12を背面41側から見た図であり、図2(a)は扉12の全体を示し、図2(b)は図2(a)におけるA部を拡大して示している。
本実施例1では、ガスケット32は、直線状に延び、長手方向の両端部44が、長手方向に対して傾斜するように切断された4本のガスケット片43a〜43dを用い、これら4本のガスケット片43a〜43dをその端部44に形成された傾斜面44a同士が接触するように矩形枠状に配置して、接触した部分をそれぞれ溶着することによって一体に形成されている。
また、板状体31の吊元側端部31aに隣接して配置されるガスケット片43aの上端部に連なるガスケット片43cには、ガスケット片43aに接触するように配置される側の端部44に、傾斜面44aから他方側の端部44に向かって窪むように三角形状に切り欠かれた切欠き45が予め形成されており、換言すれば、切欠き45が形成された端部44は「L」字状を成しており、この切欠き45によって、ガスケット片43a,43c同士を溶着したときにその溶着部分に三角形状の孔が形成される。
そして、この孔に、先端部39aが外部に露出するように扉側接続部39が設置されている。このとき、扉側接続部39は、先端部39aがガスケット32の先端部32aにおける先端面32bよりも突出しないように、より詳細には、先端部39aが厚み方向Vにおいて先端面32bよりも背面41寄りに配置されるように設置されている。すなわち、扉側接続部39は、ガスケット32の内部に設置されている。
このように、本実施例1では、扉側接続部39をガスケット32の内部に設置しているので、扉12の開閉時に、冷蔵庫1の上部から落下してくる粉塵や埃の、扉側接続部39の先端部39aへの付着を可及的に防止することができる。これにより、長期にわたる冷蔵庫1の利用に伴って、扉側接続部39の先端部39aが汚損してしまうことが防止され、扉側接続部39と本体側接続部26との接触不良の発生を防止することができる。
図3は、閉扉前後における接続部14付近を拡大して示す図であり、図3(a)は閉扉直前の接続部14付近を示し、図3(b)は閉扉状態における接続部14付近を示している。
図3(a)に示すように、本体側接続部26が設けられる開口部24の縁部分24cには、その開口端面25に対して窪んだ凹所28が形成され、その凹所28において、先端部26aが外部に露出するように本体側接続部26が設置されている。
このとき、本体側接続部26は、その先端部26aが開口端面25よりも突出しないように設置されている。すなわち、本体側接続部26は、先端部26aが、開口端面25と面一となるように、あるいは、開口端面25よりも奥行方向Zにおける後方側に配置されるように設置されている。
このように、本体側接続部26を、先端部26aが開口端面25よりも突出しないように設置しているので、扉12の開閉時に、冷蔵庫1の上部から落下してくる粉塵や埃の、本体側接続部26の先端部26aへの付着を可及的に防止することができる。これにより、長期にわたる冷蔵庫1の利用に伴って、本体側接続部26の先端部26aが汚損してしまうことが防止され、扉側接続部39と本体側接続部26との接触不良の発生を防止することができる。
図3(a)に示す閉扉直前の状態から、扉12が冷蔵庫本体11へ近接する方向へさらに回動することによって閉塞位置に配置されると、前記のように、ガスケット32に埋設された磁石と冷蔵庫本体11の開口部24との間で発生する磁気吸引力の作用によって、図3(b)に示すように、ガスケット32の先端部32aが弾性変形を伴って開口端面25に接触する。これにより、ガスケット32の先端部32aと開口端面25とが密着し、貯蔵室Sが密封されて、貯蔵室S内の冷気の外部への漏出が防止される。
また、このようにガスケット32の先端部32aが弾性変形することによって、扉側接続部39の先端部39aが、ガスケット32の先端面32bと面一、あるいは先端面32bよりも突出することにより、本体側接続部26の先端部26aと扉側接続部39の先端部39aとが物理的に接触して、本体内配線27と扉内配線38とが電気的に接続されることとなる。
すなわち、本体側接続部26の先端部26aと扉側接続部39の先端部39aの配置位置は、閉扉状態におけるガスケット32の先端部32aの弾性変形を考慮して、先端部26a,39a同士が確実に接触するように決定される。
なお、本実施例1においては、本体側接続部26は、その先端部26aが開口端面25よりも後方側に配置されており、扉12が閉扉位置に配置されると、扉側接続部39の先端部39aが、縁部分24cに形成された凹所28内へ進入して、先端部26a,39a同士が接触するように構成されている。
なお、本実施例1に係る冷蔵庫1は、1枚の扉12によって片開き式に構成されているが、2枚の扉を有する両開き式(観音開き式)の冷蔵庫にも適用可能である。
[実施例2]
図4は、本発明の実施例2に係る冷蔵庫1Aの構成を概略的に示す図であり、開扉状態の冷蔵庫1Aの斜視図を示している。本実施例2に係る冷蔵庫1Aは、接続部14が配設されている位置を除き、残余の構成については、前述の実施例1に係る冷蔵庫1と同様に構成されており、同一の構成については同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。
図4は、本発明の実施例2に係る冷蔵庫1Aの構成を概略的に示す図であり、開扉状態の冷蔵庫1Aの斜視図を示している。本実施例2に係る冷蔵庫1Aは、接続部14が配設されている位置を除き、残余の構成については、前述の実施例1に係る冷蔵庫1と同様に構成されており、同一の構成については同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。
前述の実施例1に係る冷蔵庫1では、扉側接続部39は、ガスケット32において、冷蔵庫本体11の開口部24の上側の縁部分24cにおける開口端面25に接触する部分のうちの、扉幅方向Wの中間部よりも吊元側端部31a寄りの位置に設けられていたが、本実施例2に係る冷蔵庫1Aでは、扉側接続部39は、図4に示すように、ガスケット32において、冷蔵庫本体11の開口部24の左側の縁部分24aにおける開口端面25に接触する部分に設けられている。
また、本体側接続部26は、閉扉状態において、扉側接続部39と接触するように、開口部24の左側の縁部分24aに設けられている。この左側の縁部分24aは、開口部24において軸線Jに平行に延在する一対の縁部分のうち、軸線Jに近い方に配置される縁部分である。
このように、本実施例2によれば、接続部14が、前述の実施例1よりもさらに軸線Jに近接した位置に配置されているので、扉12の回動に伴う扉側接続部39の移動速度をより遅くすることができる。したがって、開かれている状態の扉12を回動させて閉じる際に、本体側接続部26と扉側接続部39との接点に負荷される衝撃力をさらに低減することができ、接続部14が破損してしまうことを確実に防止することができる。
[実施例3]
図5は、本発明の実施例3に係る冷蔵庫の構成を概略的に示す図であり、扉12における扉側接続部39付近の構造を示し、扉12の背面41側における扉側接続部39付近を拡大して示している。
図5は、本発明の実施例3に係る冷蔵庫の構成を概略的に示す図であり、扉12における扉側接続部39付近の構造を示し、扉12の背面41側における扉側接続部39付近を拡大して示している。
図5に示す実施例3では、ガスケット32は、直線状に延び、長手方向の両端部44が、長手方向に対して垂直となるように切断された4本のガスケット片43a〜43dが用いられ、これら4本のガスケット片43a〜43dを、図2に示す例と同様に、その端部44同士が接触するように矩形枠状に配置して、接触した部分をそれぞれ溶着することによって一体に形成されている。
また、板状体31の吊元側端部31aに隣接して配置されるガスケット片43aの上端部に連なるガスケット片43cには、ガスケット片43aに接触するように配置される側の端部44に、その端面46から他方側の端部44に向かって窪むように矩形状に切り欠かれた切欠き45Aが予め形成されており、換言すれば、切欠き45Aが形成された端部44は「コ」字状を成しており、この切欠き45Aによって、ガスケット片43a,43c同士を溶着したときにその溶着部分に矩形状の孔が形成される。なお、切欠き45Aが形成される端部44の形状は、「コ」字状に限らず、「U」字状であってもよい。
そして、この孔に、先端部39aが露出するように扉側接続部39が設置されている。このとき、扉側接続部39は、図2に示す例と同様に、先端部39aがガスケット32の先端部32aにおける先端面32bから突出しないように、より詳細には、先端部39aが厚み方向Vにおいて先端面32bよりも背面41寄りに配置されるように設置されている。すなわち、扉側接続部39は、ガスケット32の内部に設置されている。
扉側接続部39付近の構造を、このように構成した場合であっても、図2に示す例と同様に、扉12の開閉時に、冷蔵庫1の上部から落下してくる粉塵や埃の、扉側接続部39の先端部39aへの付着を可及的に防止することができる。これにより、長期にわたる冷蔵庫1の利用に伴って、扉側接続部39の先端部39aが汚損してしまうことが防止され、扉側接続部39と本体側接続部26との接触不良の発生を防止することができる。
1 冷蔵庫
11 冷蔵庫本体
12 扉
13 ヒンジユニット
21 開口
24 開口部
25 開口端面
26 本体側接続部
31 板状体
32 ガスケット
39 扉側接続部
11 冷蔵庫本体
12 扉
13 ヒンジユニット
21 開口
24 開口部
25 開口端面
26 本体側接続部
31 板状体
32 ガスケット
39 扉側接続部
Claims (4)
- 開口部を有し、予め定める部品が搭載された冷蔵庫本体と、
前記開口部の近傍に延在する軸線まわりに回動可能に前記冷蔵庫本体に連結され、前記開口部によって規定される開口を開閉する扉であって、予め定める部品が搭載された扉と、
前記冷蔵庫本体に設置され、該冷蔵庫本体に搭載された部品と電気的に接続された第1の接続部と、
前記扉に設置され、該扉に搭載された部品と電気的に接続された第2の接続部であって、前記扉の開閉に伴って前記第1の接続部に対して離接するように配設された第2の接続部とを含み、
前記第1および第2の接続部は、前記軸線に近接した位置に設置されていることを特徴とする冷蔵庫。 - 前記第1および第2の接続部は、前記冷蔵庫本体および前記扉のそれぞれにおいて、前記軸線の延在方向に垂直な方向の中間部よりも該軸線に近い位置に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
- 前記開口部は、前記軸線に近接した位置で、該軸線に平行に延びる縁部分を有し、
前記第1の接続部は、前記縁部分に設置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。 - 前記扉は、閉扉状態において、前記開口部に接触するガスケットを備え、
前記第2の接続部は、前記ガスケットの内部に設置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の冷蔵庫。
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-
2013
- 2013-01-30 JP JP2013015644A patent/JP2014145564A/ja active Pending
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